JPH06291522A - 導波管ストリップライン変換器 - Google Patents

導波管ストリップライン変換器

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Publication number
JPH06291522A
JPH06291522A JP7841693A JP7841693A JPH06291522A JP H06291522 A JPH06291522 A JP H06291522A JP 7841693 A JP7841693 A JP 7841693A JP 7841693 A JP7841693 A JP 7841693A JP H06291522 A JPH06291522 A JP H06291522A
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JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
substrate
carrier
adhesive
strip line
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7841693A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kudo
憲一 工藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH06291522A publication Critical patent/JPH06291522A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば、ミリ波帯の無線装置に使用する導波
管ストリップライン変換器に関し、導波管ストリップラ
イン変換器が形成された基板を筐体に接着剤で接着する
際の作業効率の向上を図ることを目的とする。 【構成】 ストリップライン部分とアンテナ部分とから
なるアンテナパターン4が表面に形成された基板3と、
導波管14とを有する導波管ストリップライン変換器にお
いて、キャリア2を設け、該アンテナ部分が該キャリア
より所定長だけ突出する様に該基板をキャリア上に配置
して接着剤で相互接着し、該所定長だけ突出した突出部
分31を該導波管内に挿入するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ミリ波帯の無
線装置に使用する導波管ストリップライン変換器に関す
るものである。
【0002】従来より、40GHz 帯以上の周波数帯では、
基板上にアンテナパターンを形成し、その基板を導波管
内に突出させて導波管ストリップライン変換器を構成し
ている。ここで、上記の基板を筐体へ実装する際には導
電性接着剤等を用いるが、接着剤で接着する際の作業効
率の向上を図ることが必要である。
【0003】
【従来の技術】図6は従来例の構成図で、(a) は導波管
ストリップライン変換器が挿入された導波管を電波の進
行方向に切断した時の断面図、(b) は(a) のX-X´断面
図である。また、図7は図6(a) のA 点近傍の拡大図
で、(a) は接着剤が適量の場合、(b) は接着剤が余分の
場合である。
【0004】以下、図7を参照して図6の動作を説明す
る。先ず、図6(b) に示す様に、基板12の表面にアンテ
ナ部分131 とストリップライン部分132 とからなるT 字
形のアンテナパターン13を形成し、アンテナ部分を矩形
導波管14の中に挿入すると共に、図6(a) に示す様に、
矩形導波管の開口部141 を短絡用ブロック15で塞ぐ。こ
の時、基板の裏側に導電性接着剤等16を塗布して、図示
しない筐体と接着して固定するが、導波管内部の基板の
裏側の導体面は剥がして変換特性が劣化しない様にす
る。
【0005】これにより、例えば、図6(b) のストリッ
プライン部分132 を伝搬してきた40GHz 帯以上の波はア
ンテナ部分131 を介して導波管内に入り、紙面後方に伝
搬する。なお、図6(b) 中のストリップライン部分の他
端は図示しない回路部分と接続されている。また、アン
テナ部分の挿入長、短絡面からの距離は予め実験的また
は計算で求めた値になっている。
【0006】さて、上記の様に基板に接着剤を塗布して
筐体に接着する際、40GHz 帯以上では導波管(60GHzでは
約4mm ×2mm ) 、基板( 幅が約2mm, 厚さが約0.2mm)共
に寸法が小さい為に接着に高度な技術が要求されてい
る。例えば、 顕微鏡下で基板の裏面を出し、針状のもので裏面に
接着剤を塗布する。 ピンセットで摘んで接着すべき箇所( 筐体) の所に
持っていき、押しつけて接着するが、この時、接着剤16
が希望しない所に流れない様にしなければならない( 図
7(a) 参照) 。
【0007】若し、図7(b) に示す様に、接着剤が導波
管内にはみ出すと、アンテナパターンとの間に余分な容
量成分が入り、変換周波数が設計値よりも低くなる等の
不具合が生ずる。しかし、この様な状態になっていて
も、接着部分が基板の裏側で、しかも導波管内部の為に
目視できず、特性を測定するまで不具合の判断がつか
ず、測定後に接着し直すなど作業を行わなければならな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、接着剤が
導波管内にはみ出していても接着部分が基板の裏側であ
り、しかも導波管内部の為に目視できず、特性を測定す
るまで不具合の判断がつかず、測定後に接着し直すなど
作業を行わなければならない。これにより、作業効率が
悪化すると云う課題がある。
【0009】本発明は導波管ストリップライン変換器が
形成された基板を筐体に接着剤で接着する際の作業効率
の向上を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図で、(a) は導波管ストリップライン変換器が挿入され
た導波管を電波の進行方向に切断した時の断面図、(b)
は(a) のX-X´断面図である。
【0011】図中、2はキャリア、3は基板、14は導波
管、31は突出部分である。第1の本発明は、ストリップ
ライン部分とアンテナ部分とからなるアンテナパターン
が表面に形成された基板と、導波管とを有する導波管ス
トリップライン変換器にキャリアを設け、アンテナ部分
がキャリアより所定長だけ突出する様に基板を、キャリ
ア上に配置して接着剤で相互接着し、所定長だけ突出し
た突出部分を導波管内に挿入する構成にした。
【0012】第2の本発明は、上記の突出部分側のキャ
リアの端部に、余分の接着材が停留できる程度の段差を
設ける様にした。第3の本発明は、上記のキャリアに、
導波管の開口面と同一形状の貫通孔を設け、アンテナ部
分が貫通孔に含まれる様に基板を貫通孔に架設した。
【0013】
【作用】第1の本発明は、アンテナパターンを形成した
基板をキャリアに接着剤で接着してから筐体に実装する
様にした。これにより、接着が容易になると共に、接着
状態は実装したものを裏返えせば目視確認できるので、
基板を筐体に接着剤で接着する際の作業効率の向上が図
られる。
【0014】第2の本発明は、接着剤を多少、余分に塗
布しても導波管内に流れない様にする為、キャリアの端
部に段差を設けて余分の接着剤を溜める様にした。第3
の本発明は、導波管の開口面と同一形状の貫通孔を設
け、アンテナ部分が貫通孔に含まれる様に基板を貫通孔
に架設した。これにより、基板がキャリアから突出せ
ず、破損の可能性がなくなる。
【0015】
【実施例】図2は第1の本発明の実施例の構成図で、図
2(a)-はキャリア説明図の一例、はアンテナパター
ンを形成した基板説明図の一例、図2(b)-はキャリア
に基板を実装した実装図で上から見た図、はを下か
ら見た図である。図3は第1の本発明を適用した受信部
の実装図の一例である。
【0016】また、図4は第2の本発明の実施例の構成
図で、(a) はキャリア端部の説明図、(b) はキャリアに
基板を実装した時の実装説明図、図5は第3の本発明の
実施例の構成図で、(a) は上から見たキャリアの説明
図、(b) は(a) の X-X´断面図、(c) は(a) のキャリア
に基板を実装した時の実装説明図、(d) は(c) の X-X´
断面図である。
【0017】以下、図2〜図5の説明を行うが、上記で
詳細説明した部分に対しては概略説明し、本発明の部分
について詳細説明する。図2(a) において、の金属製
キャリア21の表面中程に導電性接着剤を塗布しておき、
のアンテナパターン41が表面に形成された基板31を上
記表面中程に載せて接着する。これにより、図2(b)-
, に示す様に、上から見れば基板上に形成したアン
テナ部分がキャリアから突出し、下から見れば接着剤21
1 がキャリアから外に流れ出したか否かが容易に目視で
きる。なお、キャリアの上下の穴はキャリアを筐体に固
定する際に使用するものである。
【0018】図3はアンテナパターン部( 即ち、導波管
ストリップライン変換器) 、増幅部、周波数変換部を同
一のキャリアに搭載したもので、図中の51, 52は接続用
リボン、53, 54は単体部分を調整する際に使用するポー
ト、55, 56はスタブである。
【0019】さて、アンテナパターン部からミリ帯の信
号が接続用リボン51, 容量素子C を介してFET に入力す
ると、このFET は増幅して接続用リボン52を介してミキ
サに送出する。ミキサには局発信号を印加しているので
ミリ波帯の信号は周波数変換されて外部に取り出され
る。
【0020】なお、増幅部のみを試験する時はポート53
と接続リボン51、ポート54と接続リボン52をそれぞれ接
続し、ポート53から信号を印加してポート54から信号を
取り出せばよい。この様に、ポートを利用して必要な各
部を試験した後、全体を接続した総合のチェックを行う
ことにより、導波管ストリップライン変換器の特性が多
少ばらついていても、それを補正することができる。
【0021】図4(a), (b)において、キャリア22の中程
に設けた溝のアンテナ部分側端部に、例えば、1 mm程度
の段差 221を設ける。そして、裏面に接着剤222 を塗布
した基板32を溝に嵌め込んだ時、余分の接着剤222 は段
差に停留する様にした。これにより、導波管内に接着剤
が流れ出る可能性が減少する。
【0022】図5において、(a), (b)に示す様に、キャ
リア23に導波管の開口面と同一形状の貫通孔231 を設け
る。そして、(c), (d)に示す様に、基板上に形成したア
ンテナ部分43がこの貫通孔に含まれる様に基板33を貫通
孔に架設して接着剤で固定する。
【0023】なお、図に示す様に基板がキャリアから突
出することはないので、第1,第2の実施例と異なり、
基板を誤って破損する可能性がなくなる。また、図5
(c) のキャリアに紙面上側に設けた短絡用ブロック( 図
示せず) と、紙面下側に設けた導波管( 図示せず) が接
続されるが、導波管の開口面と上記の貫通孔は一致して
いる。
【0024】即ち、キャリアと云う小さな筐体に基板を
接着する際、作業性が向上すると共に、接着状態も視認
可能となる。また、第3の実施例では導波管開口部と同
一の貫通孔をキャリアに構成し、その上を跨ぐ様に基板
を接着するので、基板を破損する可能性がなくなる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に本発明は、導波
管ストリップライン変換器が形成された基板を筐体に接
着剤で接着する際の作業効率の向上が図れると云う効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図で、(a) は導波管ストリッ
プライン変換器が挿入された導波管を、電波の進行方向
に切断した時の断面図、(b) は(a) のX-X´断面図であ
る。
【図2】第1の本発明の実施例の構成図で、図2(a)-
はキャリア説明図の一例、はアンテナパターンを形成
した基板説明図の一例、図2(b)-はキャリアに基板を
実装した実装図で上から見た図、はを下から見た図
である。
【図3】第1の本発明を適用した受信部の実装図の一例
である。
【図4】第2の本発明の実施例の構成図で、(a) はキャ
リア端部の説明図、(b) はキャリアに基板を実装した時
の実装説明図である。
【図5】第3の本発明の実施例の構成図で、(a) は上か
ら見たキャリアの説明図、(b)は(a) の X-X´断面図、
(c) は(a) のキャリアに基板を実装した時の実装説明
図、(d) は(c) の X-X´断面図である。
【図6】従来例の構成図で、(a) は導波管ストリップラ
イン変換器が挿入された導波管を電波の進行方向に切断
した時の断面部、(b) は(a) のX-X´断面図である。
【図7】図6(a) のA 点近傍の拡大図で、(a) は接着剤
が適量の場合、(b) は接着剤が余分の場合である。
【符号の説明】
2 キャリア 3 基板 4 アンテナパターン 14 導波管 31 突出部分 221 段差 231 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップライン部分とアンテナ部分と
    からなるアンテナパターン(4) が表面に形成された基板
    (3) と、導波管(14)とを有する導波管ストリップライン
    変換器において、 キャリア(2) を設け、 該アンテナ部分が該キャリアより所定長だけ突出する様
    に該基板をキャリア上に配置して接着剤で相互接着し、
    該所定長だけ突出した突出部分(31)を該導波管内に挿入
    する構成にしたことを特徴とする導波管ストリップライ
    ン変換器。
  2. 【請求項2】 上記の突出部分側のキャリアの端部に、
    余分の接着材が停留できる程度の段差(221) を設ける様
    にした請求項1の導波管ストリップライン変換器。
  3. 【請求項3】 上記のキャリアに、該導波管の開口面と
    同一形状の貫通孔(231) を設け、該アンテナ部分が該貫
    通孔に含まれる様に基板(33)を該貫通孔に架設した請求
    項1の導波管ストリップライン変換器。
JP7841693A 1993-04-06 1993-04-06 導波管ストリップライン変換器 Withdrawn JPH06291522A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7841693A JPH06291522A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 導波管ストリップライン変換器

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JP7841693A JPH06291522A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 導波管ストリップライン変換器

Publications (1)

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JPH06291522A true JPH06291522A (ja) 1994-10-18

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ID=13661443

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JP7841693A Withdrawn JPH06291522A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 導波管ストリップライン変換器

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JP (1) JPH06291522A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0671422A1 (en) * 1994-02-09 1995-09-13 Bayer Corporation Coating compositions containing polyisocyanates and aldimines which have improved storage stability
JP2020137030A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 アンリツ株式会社 導波管−伝送線路変換器

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704