JPH06291422A - 光半導体素子 - Google Patents

光半導体素子

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JPH06291422A
JPH06291422A JP10024893A JP10024893A JPH06291422A JP H06291422 A JPH06291422 A JP H06291422A JP 10024893 A JP10024893 A JP 10024893A JP 10024893 A JP10024893 A JP 10024893A JP H06291422 A JPH06291422 A JP H06291422A
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film
optical
thin film
optical semiconductor
face
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Hiroyoshi Kishi
博義 岸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】Al23、AlN、Si34などを用いなが
ら、高耐久性と0.1%以下の反射率を実現した光学膜
を端面に持つ光半導体素子である。 【構成】端面に光学膜を施した光半導体素子1である。
光学膜は、2層の誘電体薄膜2、3の組み合わせからな
り、端面側の第1の薄膜1は、窒化アルミニウム、窒化
シリコンから選ばれる少なくとも1種の材料からなり、
第1の薄膜2上に形成される第2の薄膜3は、酸化アル
ミニウムの材料からなる。また、光学膜は、窒化アルミ
ニウム、窒化シリコンから選ばれる少なくとも1種の材
料と、酸化アルミニウムの材料との膜からなる。前者の
材料の組成濃度は、端面側が大きく、膜厚方向に徐々に
組成濃度が減少し、かつ後者の酸化アルミニウムの組成
濃度は、端面側が小さく、膜厚方向に徐々に組成濃度が
増加している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムなどに
用いられる光信号を直接増幅する為の高帯域半導体光増
幅器等である、端面に、保護性能を有しかつ無反射コー
ティングの光学膜などを持つ光半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体光増幅器は、図10に示す
様に、基板200上形成された上下クラッド層205、
206に挟まれた活性層202を含む半導体レーザ構造
201を有し、そのへき開端面に無反射(AR)コーテ
ィング203a、203bを施すことによって、電流2
04の注入で高い内部ゲインを与えた場合にもレーザ発
振が抑えられる様な構造を有している。
【0003】このARコーティングの良否は半導体光増
幅器の性能を左右し、入力波長スペクトルに対するゲイ
ンの増減(ゲインリップル)を抑えるにはARコーティ
ングの反射率を低く抑える必要がある。ゲインリップル
を2dBとした場合の単一通過ゲインGとARコーティ
ングの反射率Rとの条件は G・R≦0.1 で与えられる。例えば、ゲイン20dBとした場合の反
射率はR≦0.1%となる。
【0004】こうした反射率Rを低減し波長スペクトル
に対するゲインリップルを解消した光増幅器は、多波長
多重化信号の光増幅に有用であり、進行波型光増幅器と
称される。
【0005】ARコーティング203a、203bの形
成手段としては、通常図5に示した様に、へき開端面に
所望の屈折率を有する誘電体膜をλ/4(λは光波長)
の厚さで堆積している。ここでの所望の屈折率は、用い
る半導体材料、導波路構造で異なるが、GaAs/Al
GaAs系のレーザにおいては、最適屈折率の値はおお
よそn≒1.85である。
【0006】また、上記GaAs/AlGaAs系の半
導体レーザ素子は、その端面の界面準位の存在により、
レーザ光吸収による温度上昇が生じ、雰囲気の酸素によ
って端面の酸化が促進され、素子の破壊が生じる。その
ため素子端面には保護性能を有する膜を積層する必要が
あるが、一方、GaAsと保護膜材料との熱膨張係数が
違いすぎると、熱応力により半導体素子の活性層内に転
移が発生し、素子が劣化することもある。
【0007】従来、上記保護膜としては、GaAsと熱
膨張係数がほぼ等しいAl23が使用されていた。ま
た、AlNやSi34も、酸化防止の保護膜として光デ
ィスク等に使用されている。更に、高屈折率の材料と低
屈折率の材料との混合により屈折率を制御して、無反射
コーティングを開示した例もある。その他、2層膜以上
の多層膜構成にした例もある。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記従来
例のAl23単層では、Al23の屈折率が小さい
(1.63〜1.66)ので、Rを0.1%以下にする
ことは無理である。また、AlN、Si34は屈折率が
大きい(2.0〜2.2)ので、それぞれの単層では、
Rを0.1%以下にはできない。更に、GaAsとの熱
膨張係数の違いにより、半導体レーザ活性層内に格子欠
陥を生じさせる問題がある。
【0009】高屈折率の材料と低屈折率の材料との混合
層の場合は、その組み合わせにおいて、酸化物を使用す
ると、遊離酸素による端面への影響があり、非酸化物を
使用すると、保護性能の他にGaAsとの熱膨張係数の
問題を解決しなければならない。更に、Rを0.1%以
下にするには、GaAs/AlGaAs系のレーザで
は、最適屈折率の値が約1.85であるため、混合層の
屈折率nを1.80≦n≦1.90の範囲にしなければ
ならない。
【0010】多層膜構成の場合は、各層に用いる材料の
屈折率、保護性能、熱膨張係数等を考慮する必要があ
る。例えば、素子端面側の第1の薄膜にAl23、第2
の薄膜にAlNあるいはSi34を用いた2層膜の場
合、膜厚制御によりRを低く設計でき、また比較的耐久
性能も良いが、それでもまだ充分でない。これは、素子
に接しているAl23からの遊離酸素の影響が皆無でな
いこと、またAl23はGaAsとの密着性に問題があ
り、多層にして膜厚が厚くなると、レーザ素子端面から
剥離が生じること等の理由による。
【0011】よって、本発明の目的は、Al23、Al
N、Si34などを用いながら上記課題を解決した端面
に光学膜を持つ光半導体素子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明においては、Ga
As/AlGaAs系の半導体レーザ素子の端面保護膜
兼光学膜などとして、高耐久性と0.1%以下の反射率
を実現した素子などを提供する。
【0013】即ち、本発明の第1の形態では、端面に光
学膜を施した光半導体素子において、該光学膜は、2層
の誘電体薄膜の組み合わせからなり、該光半導体素子端
面側の第1の薄膜は、窒化アルミニウム、窒化シリコン
から選ばれる少なくとも1種の材料からなり、該第1の
薄膜上に形成される第2の薄膜は、酸化アルミニウムの
材料からなることを特徴とする。また、前記第1の薄膜
は、窒化アルミニウム、窒化シリコンから選ばれる少な
くとも1種の材料と酸化アルミニウムとの混合材料から
なる膜であり、第2の薄膜は、酸化アルミニウムの材料
からなる膜であることを特徴とする。
【0014】また、本発明の第2の形態では、端面に光
学膜を施した光半導体素子において、該光学膜は、窒化
アルミニウム、窒化シリコンから選ばれる少なくとも1
種の材料と、酸化アルミニウムの材料との膜からなり、
該窒化アルミニウム、窒化シリコンから選ばれる少なく
とも1種の材料の組成濃度は、光半導体素子端面側が大
きく、膜厚方向に徐々に組成濃度が減少し、かつ酸化ア
ルミニウムの組成濃度は、光半導体素子端面側が小さ
く、膜厚方向に徐々に組成濃度が増加していることを特
徴とする。
【0015】具体的には、入出力端面に無反射コーティ
ングをなす光学膜を施した半導体レーザ構造を有する半
導体光増幅器において、該光学膜は、2層の誘電体薄膜
の組み合わせからなり、まず、第1の組み合わせは、半
導体レーザ構造端面側の第1の薄膜が、AlN、Si3
4から選ばれる少なくとも1種の材料からなる膜であ
り、第2の薄膜がAl23の材料からなる膜である。ま
た、第2の組み合わせは、第1の薄膜がAlN、Si3
4から選ばれる少なくとも1種の材料とAl23との
混合材料からなる膜であり、第2の薄膜がAl23の材
料からなる膜である。
【0016】また、具体的には、入出力端面に反射防止
の光学膜を施した半導体レーザ構造を有する半導体光増
幅器において、該光学膜は、AlN、Si34から選ば
れる少なくとも1種の材料と、Al23の材料との膜か
らなり、該AlN、Si34から選ばれる少なくとも1
種の材料の組成濃度は、半導体レーザ構造端面側が大き
く、膜厚方向に徐々に組成濃度が減少し、かつAl23
の組成濃度は、半導体レーザ構造端面側が小さく、膜厚
方向に徐々に組成濃度が増加している傾斜組成となって
いる。
【0017】
【実施例】まず、本発明の第1の形態の光学膜材料を用
いた半導体光増幅器の実施例を斜視図である図1に示
す。基本構造となる半導体レーザ構造は、リッジ型レー
ザ1が用いられていて、へき開面は、2層の光学膜材料
2、3から成る。次に、半導体レーザデバイスの構成と
作製方法について説明する。
【0018】図2において、21はn型GaAs基板、
22はn型AlxGa1-xAsクラッド層(Al混晶比x
=0.3)、23はGaAs活性層、24はp型Alx
Ga1-xAs(x=0.3)クラッド層、25はp+キャ
ップ層である。これらのエピタキシャル膜は分子線エピ
タキシャル(MBE)法或いは有機金属熱分解(MO−
CVD)法などによって堆積、形成される。この後、フ
ォトリソグラフィによるリッジ部のパターニング後、反
応性イオンビームエッチング(RIBE)法によって、
幅2〜3μm、深さ0.3〜0.4μmのリッジ部を形
成する。更に、SiNx膜26を堆積した後、キャップ
部25からの電流注入を可能とする窓開けを行い、上面
及び下面にAu膜を堆積しアロイ化を行ってオーミック
電極27、28の形成を行う。
【0019】上記のプロセスが終了したレーザウエハ
は、バー状あるいはチップ状にへき開され、上記の光学
膜材料構成によるコーティング処理が行われる。コーテ
ィングの層構成を示す図3において、2は第1の薄膜で
あり、3は第2の薄膜である。
【0020】まず、第1の組み合わせとして、屈折率
2.0の材料を第1の薄膜2、Al23(屈折率1.6
3〜1.66)を第2の薄膜3とした場合は、Rが0.
1%以下を満たすためには、第1の薄膜2の膜厚は60
0〜800Å、Al23の膜厚3は500〜800Åの
範囲が望ましい。また、屈折率2.2の材料を第1の薄
膜2とした場合は、同様の条件で、第1の薄膜2の膜厚
は480〜620Å、Al23の膜厚は750〜950
Åの範囲が望ましい。
【0021】上記の場合、第1の薄膜2として、Al
N、Si34あるいはその混合物を使用すると、酸素や
水分に対する保護性能は充分であり、かつ2層の熱膨張
係数は、第2の薄膜3としてAl23(熱膨張係数5.
60×10-6deg-1)を使用するため、2層膜として
は、GaAsの値(5.73×10-6deg-1)に近い
値(5〜7×10-6deg-1)となって、熱応力に起因
する半導体素子の劣化が生じることもない。また、素子
端面との密着性もAl23が直接接していないので問題
がない。
【0022】以上の結果、半導体レーザ素子の端面保護
膜兼光学膜として、高耐久性と0.1%以下の反射率を
実現した素子を提供できる。
【0023】第2の組み合わせとして、屈折率1.95
の材料を第1の薄膜2、Al23を第2の薄膜3とした
場合は、Rが0.1%以下を満たすためには、第1の薄
膜2の膜厚は650〜950Å、Al23の膜厚は25
0〜700Åの範囲が望ましい。
【0024】また、屈折率1.90の材料を第1の薄膜
2とした場合は、同様の条件で、第1の薄膜2の膜厚は
700〜1100Å、Al23の膜厚は100〜600
Åの範囲が望ましい。
【0025】上記の場合、第1の薄膜2をAlN、Si
34とAl23の混合物とすることにより、まず、熱膨
張係数をよりGaAsに近い値にすることが可能とな
り、次に、Al23の量に上限を設けることにより、A
23からの遊離酸素の影響をなくすことが可能とな
る。耐久性試験の結果、第1の薄膜2のAl23の量
は、40mol%以下が望ましく、その時の第1の薄膜
2の屈折率は1.90よりも大きくなる。この時の熱膨
張係数は、5〜6.5×10-6deg-1となる。また、
素子端面との密着性も、Al23の量に上限を設けたこ
とにより、耐久性試験の結果からも問題はない。
【0026】以上の結果、第2の組み合わせでも、半導
体レーザ素子の端面保護膜兼光学膜として、高耐久性
と、0.1%以下の反射率を実現した素子を提供でき
る。
【0027】本実施例においては、各材料の半導体レー
ザ素子端面への積層は、スパッタ法、電子ビーム蒸着法
等の通常の真空製膜法が適用できる。
【0028】AlNの場合は、AlNをターゲットとし
て、スパッタガスをArあるいはAr+N 2の混合ガス
等を用いたり、Alをターゲットとして、スパッタガス
をAr+N2やAr+NH3等を用いたりして製膜でき
る。
【0029】Si34の場合も同様に、Si34をター
ゲットとして、ArあるいはAr+N2をスパッタガス
に用いたり、Siをターゲットとして、Ar+N2、A
r+NH3等を用いて製膜できる。
【0030】AlNとSi34の混合物は、上記のそれ
ぞれのターゲットを用いた同時スパッタ法や、あらかじ
め、AlNとSi34を焼結して形成したターゲットを
用いる方法もある。
【0031】Al23は、Al23をターゲットとし
て、ArあるいはAr+O2をスパッタガスに用いた
り、Alをターゲットとして、Ar+O2をスパッタガ
スとして用いたスパッタ法や、Al23を用いた電子ビ
ーム蒸着法が簡便である。
【0032】Al23と、AlN、Si34との混合物
を積層する場合は、同時スパッタ法で積層するのが簡便
であるが、その時は、スパッタガスはArのみか、少な
くともO2を含まないガスを用いるのが素子へのダメー
ジが少なくて良い。
【0033】こうして、半導体レーザ端面に2層膜を形
成した半導体光増幅器は、ゲインリップルの測定によ
り、反射率0.1%以下を実現できる。図1に示すよう
に、半導体光増幅器を閾値電流より少し小さい定電流注
入状態とし、外部からレンズ或いは光ファイバーによっ
て光波4を入力させ、半導体光増幅器に結合させること
により、増幅光波5を得ることができる。こうして内部
ゲイン20〜30dBを達成している。
【0034】図7は、上記実施例のデバイスを、波長多
重送受信システムに適用した場合のシステム概念図であ
る。同図において、10は上記の光増幅器、11は送信
部、12は受信部、13、14は夫々合波、分波器、1
5は伝送光ファイバである。こうした構成により、波長
830nm及び840nmの信号を多重化し、光増幅器
10で高ゲイン、低リップルで増幅し、100Mbps
以上の伝送速度でクロストークのない信号の授受が可能
となる。
【0035】以上に述べたような、光通信システムなど
に用いられる光信号を直接増幅する為の高帯域半導体光
増幅器の入出力端面の無反射コーティング膜材料を、以
下、実施例として詳細に記述する。
【0036】図3に示すような半導体レーザデバイスの
両端面に、第1の薄膜2としてAlNを、第2の薄膜3
としてAl23を積層した。真空装置は2元同時スパッ
タも可能な高周波スパッタ装置を使用し、ターゲットと
して125mmφのAlNとAl23を使用した。到達
真空度は、5×10-6torr以下、スパッタ電力は2
00W〜1KW、スパッタガス圧は1〜10×10-6
orr、スパッタガス種はArあるいはAr:N2=5
0:50の(Ar+N2)の混合ガスを用いた。積層し
た膜の屈折率は、スパッタガス圧、製膜速度、スパッタ
ガス種等で多少制御可能である。表1に第1の薄膜2の
AlNの屈折率(n1)、膜厚(d1)、スパッタガス種
(SP1)と第2の薄膜3のAl23の屈折率
(n2)、膜厚(d2)、スパッタガス種(SP2)及
び、2層を積層した時の反射率(R)と、耐久性能の結
果を示す。耐久性能は、半導体レーザの出力を20mW
とし、70°Cの環境下に3000時間放置した時の半
導体レーザへの注入電流値の変化により評価した。注入
電流値がほぼ0に低下した場合と、注入電流値が初期注
入電流値の2倍以上必要になった場合を素子の故障とみ
なし、その故障数によって、○印:故障数、全品の1割
以下、△印:故障数、全品の3割以下、×印:故障数、
全品の3割超と表す。
【0037】
【表1】 表1の結果、第1の薄膜2としてAlN、第2の薄膜3
としてAl23の組み合わせにより、反射率0.1%以
下を達成し、かつ耐久性能も良好であることがわかる。
【0038】次に、第1の薄膜2としてSi34、第2
の薄膜3としてAl23を積層するために、ターゲット
として、AlNの代わりにSi34を使用する以外、本
発明の第1の形態の実施例1〜6と同様にして、実施例
7〜12の各層の屈折率(n1、n2)、膜厚(d1
2)、スパッタガス種(SP1、SP2)、反射率
(R)、耐久性能の結果を表2に示す。
【0039】
【表2】 表2の結果、第1の薄膜2としてSi34、第2の薄膜
3としてAl23の組み合わせにより、反射率0.1%
以下を達成し、かつ耐久性能も良好であることがわか
る。
【0040】続いて、実施例1〜6におけるAlNター
ゲットの代わりに、AlN:Si34=50:50の混
合焼結体ターゲットAlN−Si34を使用し、それ以
外は、実施例1〜6と同様にして、実施例13〜15の
各層の屈折率(n1、n2)、膜厚(d1、d2)、スパッ
タガス種(SP1、SP2)、反射率(R)、耐久性能
の結果を表3に示す。
【0041】比較例として、第1の薄膜としてAl
23、第2の薄膜として、AlN、Si34、AlN−
Si34を用いたときの各種のデータも表3に示す。
【0042】
【表3】 表1〜3の結果、比較例1〜3のように、第1薄膜に、
Al23を使用すると、R≦0.1%を達成でき、耐久
性能も悪くないが、本発明の第1の形態の実施例1〜1
5のように、第1薄膜にAlN、Si34あるいは両方
の混合物を用いた方が、更に耐久性能が向上することが
わかる。
【0043】更に、実施例1〜6におけるAlNターゲ
ットとAl23ターゲットを用いてスパッタガス種をA
rとする2元同時スパッタにより、AlNとAl23
混合物を第1の薄膜2とし、かつAlNターゲットとA
23ターゲットに投入するスパッタ電力比を変えるこ
とにより、AlNとAl23の混合比を変化させた以外
は、実施例1〜6と同様に行った実施例16、17につ
いて、各種の2層膜を積層して評価した結果を表4に示
す。
【0044】
【表4】 表4の結果、第1の薄膜2としてのAlNとAl23
混合膜は、Al23の量が40mol%以下で、かつ屈
折率が1.90より大きいとき、耐久性能が良いことが
わかった(比較例4参照)。
【0045】更に、実施例16、17と同様にして、S
34ターゲットとAl23ターゲット、AlNとSi
34混合ターゲット(実施例13〜15と同様)とAl
23ターゲットを用いた。スパッタガス種をArとする
2元同時スパッタにより、それぞれSi34とAl23
の混合物、AlNとSi34とAl23の混合物を第1
の薄膜2とした実施例18〜21について、各種2層膜
を評価した結果を表5に示す。
【0046】
【表5】 表5の結果、第1の薄膜2としてのSi34とAl23
の混合膜あるいはAlNとSi34とAl23の混合膜
は、Al23の量が40mol%以下で、かつ屈折率が
1.90より大きいとき、耐久性能が良いことがわかっ
た(比較例5、6参照)。
【0047】次に、本発明の第2の形態の光学膜材料を
用いた半導体光増幅器の実施例の斜視図を図4に示す。
基本構造となる半導体レーザ構造は上記の実施例と同じ
で、リッジ型レーザ101が用いられていて、へき開面
は、傾斜組成の光学膜材料102、103から成る。半
導体レーザデバイスの構成と作製方法について説明す
る。
【0048】図5において、121はn型GaAs基
板、122はn型AlxGa1-xAsクラッド層(Al混
晶比x=0.3)、123はGaAs活性層、124は
p型AlxGa1-xAs(x=0.3)クラッド層、12
5はp+キャップ層である。これらのエピタキシャル膜
は分子線エピタキシャル(MBE)法或いは有機金属熱
分解(MO−CVD)法などによって堆積、形成され
る。この後、フォトリソグラフィによるリッジ部のパタ
ーニング後、反応性イオンビームエッチング(RIB
E)法によって幅2〜3μm、深さ0.3〜0.4μm
のリッジ部を形成する。更に、図6に示す様に、SiN
x膜126を堆積した後、キャップ部125からの電流
注入を可能とする窓開けを行い、上面及び下面にAu膜
を堆積しアロイ化を行ってオーミック電極127、12
8の形成を行う。
【0049】上記のプロセスが終了したレーザウェハ
は、バー状あるいはチップ状にへき開され、本発明の第
2の形態の光学膜材料構成によるコーティング処理が行
われる。
【0050】コーティングの層構成を示す図5におい
て、102、103は傾斜組成の膜である。傾斜組成膜
102、103を構成するAlN、Si34から選ばれ
る少なくとも1種の材料は、非酸化物であり、雰囲気か
らの酸素や水分から半導体端面を保護する性能が高い保
護膜となる。また、同じく傾斜組成膜102、103を
構成するAl23は、熱膨張係数(5.60×10-6
eg-1)がGaAsの値(5.73×10-6deg-1
に近く、熱応力に起因する半導体素子の劣化が生じるこ
とがない材料である。
【0051】この両方の材料を混合、しかも傾斜組成と
することにより、傾斜組成膜102、103の平均屈折
率nを1.80≦n≦1.90とすることができて、端
面反射率を0.1%以下にできる。かつAl23からの
遊離酸素の端面側への影響を、端面側の組成濃度を、A
lN、Si34から選ばれる少なくとも1種の材料の組
成濃度を大きく、Al23の組成濃度を小さくすること
により防止でき、更に、傾斜組成膜102、103の平
均熱膨張係数をGaAsに近い値(5〜7×10-6de
-1)にすることができる。また、素子端面との密着性
も、端面側のAl23濃度が小さいので問題がない。
【0052】図8は、本発明の第2の形態の実施例の傾
斜組成膜102、103の製膜法及び製膜装置を簡略に
示す図である。61は、AlN、Si34から選ばれる
少なくとも1種の材料から成るターゲット、62はAl
23から成るターゲット、63は端面に傾斜組成膜を積
層する半導体素子、64は半導体素子63のホルダー基
板、65は半導体素子63の移動方向、66は隔壁板で
ある。
【0053】2つのターゲットを同時にスパッタできる
2元同時スパッタ装置を用いて、半導体素子63を移
動、回転可能な状態で、ターゲット61に近い方から、
矢印65に示す方向に移動して、製膜は、移動に従っ
て、ターゲット61の材料組成が徐々に減少し、ターゲ
ット62の材料(Al23)組成が徐々に増加する。
【0054】傾斜組成膜の各々の材料の組成は、各ター
ゲットに投入する電力や、スパッタガス圧、スパッタガ
ス種、基板間距離等で決まる各々の製膜速度と、半導体
素子63の移動速度、隔壁板66の高さ、各ターゲット
61、62の配置等で制御可能である。そして、傾斜組
成膜の平均屈折率nをあらかじめ測定しておいて、1.
80≦n≦1.90のとき、反射率Rを0.1%以下に
することが可能となる。
【0055】本実施例においては、各材料の半導体レー
ザ素子端面への傾斜組成膜の積層は、スパッタ法以外に
電子ビーム蒸着法等の通常の真空製膜法が適用できる。
【0056】AlNの場合は、AlNをターゲットとし
て、スパッタガスをArあるいはAr+N2の混合ガス
等を用いて製膜できる。
【0057】Si34の場合も同様に、Si34をター
ゲットとして、ArあるいはAr+N2をスパッタガス
に用いて製膜できる。
【0058】AlNとSi34の混合物は、上記のそれ
ぞれのターゲットを用いた同時スパッタ法や、あらかじ
め、AlNとSi34を焼結して形成したターゲットを
用いる方法もある。
【0059】Al23は、Al23をターゲットとし
て、ArあるいはAr+O2をスパッタガスに用いた
り、Alをターゲットとして、Ar+O2をスパッタガ
スとして用いたスパッタ法や、Al23を用いた電子ビ
ーム蒸着法が簡便である。
【0060】こうして、半導体レーザ端面に傾斜組成膜
を形成した半導体光増幅器は、ゲインリップルの測定に
より、反射率0.1%以下を実現でき、図4に示すよう
に、半導体光増幅器を閾値電流より少し小さい定電流注
入状態とし、外部からレンズ或いは光ファイバーによっ
て光波104を入力させ、半導体光増幅器に結合させる
ことにより、増幅光波105を得ることができる。こう
して内部ゲイン20〜30dBを達成している。
【0061】この実施例も図7に示す波長多重送受信シ
ステムに適用でき、高ゲイン、低リップルで増幅し、1
00Mbps以上の伝送速度でクロストークのない信号
の授受が可能となる。
【0062】以上に述べたような、光通信システムなど
に用いられる光信号を直接増幅する為の高帯域半導体光
増幅器の入出力端面の保護膜兼反射防止膜の傾斜組成膜
を、実例として、以下に詳細に記述する。
【0063】図8に示すような2元同時スパッタも可能
な高周波スパッタ装置において、ターゲット61は12
5mmφのSi34、ターゲット62は同サイズのAl
23を使用した。
【0064】到達真空度は5×10-6torr以下、ス
パッタ電力は200W〜1KW、スパッタガス圧は1〜
10×10-3torr、スパッタガス種はArを用い
た。
【0065】半導体レーザデバイス63を基板ホルダー
64に設置して、基板ホルダー64を矢印65に示す方
向にゆっくり回転させながら、Si34とAl23の傾
斜組成膜を半導体レーザの端面に積層した。この時のS
34ターゲットとAl23ターゲットへの投入スパッ
タ電力Pを変えることで、3種類の傾斜組成膜を積層し
た(本発明の第2の形態の実施例1〜3)。各傾斜組成
膜の平均屈折率n、膜厚d、反射率Rを表6に示す。ま
た、この傾斜組成膜をXPS(軟X線光電子分光法)に
より膜厚方向に分析した。測定した元素の測定軌道は、
Si2p、Al2pである。上記本発明の第2の形態の実施
例1の測定結果を、横軸にレーザ端面からの距離、縦軸
にSi2p、Al2pから換算したSi34、Al23の量
からのSi34の組成化をとって、図9に示す。
【0066】耐久性能は、半導体レーザの出力を20m
Wとし、70°Cの環境下に3000時間放置した時の
半導体レーザへの注入電流値の変化により評価した。上
記本発明の第1の形態の場合と同じに、注入電流値がほ
ぼ0に低下した場合と、注入電流値が初期値の2倍以上
必要になった場合を素子の故障とみなし、その故障数に
よって、○印:故障数、全品の1割以下、△印:故障
数、全品の3割以下、×印:故障数、全品の3割超とす
る。
【0067】なお、比較例として半導体レーザデバイス
を隔壁板66の上方の位置に設置して、基板ホルダーを
回転させないで積層したSi34とAl23の混合膜の
結果も表6に示す(比較例1)。XPSの測定結果は図
9に表す。
【0068】
【表6】 以上の結果、Si34とAl23との傾斜組成膜は、容
易に端面反射率0.1%以下を達成でき、かつ耐久性能
も上記混合膜より向上することがわかった。
【0069】本発明の第2の形態の実施例1〜3におけ
るSi34ターゲットの代わりにAlNターゲットを用
いた以外、同様な手順で、AlNとAl23の傾斜組成
膜を積層し、その結果を実施例4〜6として表7に示
す。比較例2は、比較例1と同様にして、AlNとAl
23の混合膜である。
【0070】
【表7】 以上の結果、AlNとAl23の傾斜組成膜は、容易に
端面反射率0.1%以下を達成でき、かつ耐久性能も上
記混合膜より向上することがわかった。
【0071】更に、本発明の第2の形態の実施例1〜3
におけるSi34ターゲットの代わりに、Si34:A
lN=50:50の混合焼結体ターゲットSi34−A
lNを用いた以外、同様な手順で、Si34−AlNの
傾斜組成膜を積層し、その結果を実施例7〜9として表
8に示す。比較例3は、比較例1と同様にして、Si3
4−AlNとAl23のの混合膜である。
【0072】
【表8】 以上の結果、Si34とAlNの混合材料と、Al23
との傾斜組成膜は、容易に端面反射率0.1%以下を達
成でき、かつ耐久性能も、上記混合膜(Si34とAl
NとAl23)より向上することがわかった。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体レーザ構造などの光半導体素子の端面に、特定の
材料及び組成からなる2層の光学膜材料を積層すること
により、水分や酸素による端面酸化を押さえられる。更
に、半導体レーザなどの素子と2層膜の熱膨張係数の違
いによる素子の劣化を押さえることにより、耐久性能を
向上させると共に、2層膜のそれぞれの膜厚、屈折率を
適宜選ぶことにより、端面反射率を0.1%以下にする
ことが可能になる。
【0074】また、以上説明したように、本発明によれ
ば、半導体レーザ構造などの光半導体素子の端面に、特
定の材料の傾斜組成膜を積層することにより、酸素や水
分による端面酸化を押さえられる。更に、半導体レーザ
と傾斜組成膜の熱膨張係数の違いによる素子の劣化を押
さえることにより、耐久性能を向上させると共に、傾斜
組成膜の平均屈折率、膜厚を適宜選ぶことにより、端面
反射率を0.1%以下にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態の実施例である光学膜材料
を用いた半導体光増幅器の斜視図である。
【図2】図1の光学膜材料を用いる半導体レーザデバイ
スの横断面図である。
【図3】図1の光学膜材料を用いた半導体レーザデバイ
スの縦断面図である。
【図4】本発明の第2の形態の実施例である光学膜材料
を用いた半導体光増幅器の斜視図である。
【図5】図4の光学膜材料を用いる半導体レーザデバイ
スの縦断面図である。
【図6】図4の光学膜材料を用いた半導体レーザデバイ
スの横断面図である。
【図7】光通信システムにより波長多重化伝送を行う例
のブロック図である。
【図8】本発明の第2の形態の傾斜組成膜を積層する製
膜装置の簡略図である。
【図9】本発明の第2の形態の傾斜組成膜のXPSによ
る測定例を示す図である。
【図10】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、10、101 リッジ型半導体光増幅器 2 第1の薄膜 3 第2の薄膜 4、104 入力光 5、105 増幅光波 11 送信部 12 受信部 13 合波器 14 分波器 15 伝送光ファイバ 21、121 基板 22、24、122、124 クラッド層 23、123 活性層 25、125 キャップ層 27、28、127、128 電極 61、62 ターゲット 63 半導体素子 64 ホルダー基板 65 半導体素子の移動方向 66 隔壁板 102、103 傾斜組成膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面に光学膜を施した光半導体素子にお
    いて、該光学膜は、2層の誘電体薄膜の組み合わせから
    なり、該光半導体素子端面側の第1の薄膜は、窒化アル
    ミニウム、窒化シリコンから選ばれる少なくとも1種の
    材料からなり、該第1の薄膜上に形成される第2の薄膜
    は、酸化アルミニウムの材料からなることを特徴とする
    光半導体素子。
  2. 【請求項2】 入出力端面に無反射コーティングをなす
    光学膜を施した半導体レーザ構造を有する半導体光増幅
    器であることを特徴とする請求項1記載の光半導体素
    子。
  3. 【請求項3】 前記第1の薄膜は、窒化アルミニウム、
    窒化シリコンから選ばれる少なくとも1種の材料と酸化
    アルミニウムとの混合材料からなる膜であり、第2の薄
    膜は、酸化アルミニウムの材料からなる膜であることを
    特徴とする請求項1記載の光半導体素子。
  4. 【請求項4】 前記第1の薄膜の屈折率は、1.90よ
    り大きく、かつ酸化アルミニウム量が40mol%以下
    であることを特徴とする請求項3記載の光半導体素子。
  5. 【請求項5】 端面に光学膜を施した光半導体素子にお
    いて、該光学膜は、窒化アルミニウム、窒化シリコンか
    ら選ばれる少なくとも1種の材料と、酸化アルミニウム
    の材料との膜からなり、該窒化アルミニウム、窒化シリ
    コンから選ばれる少なくとも1種の材料の組成濃度は、
    光半導体素子端面側が大きく、膜厚方向に徐々に組成濃
    度が減少し、かつ酸化アルミニウムの組成濃度は、光半
    導体素子端面側が小さく、膜厚方向に徐々に組成濃度が
    増加していることを特徴とする光半導体素子。
  6. 【請求項6】 入出力端面に反射防止の光学膜を施した
    半導体レーザ構造を有する半導体光増幅器であり、前記
    光学膜が傾斜組成の膜であることを特徴とする請求項5
    記載の光半導体素子。
  7. 【請求項7】 前記傾斜組成の膜の平均屈折率nは、
    1.80≦n≦1.90の範囲であることを特徴とする
    請求項5記載の光半導体素子。
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