JPH06291392A - 光ファイバ増幅器 - Google Patents
光ファイバ増幅器Info
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- JPH06291392A JPH06291392A JP5079706A JP7970693A JPH06291392A JP H06291392 A JPH06291392 A JP H06291392A JP 5079706 A JP5079706 A JP 5079706A JP 7970693 A JP7970693 A JP 7970693A JP H06291392 A JPH06291392 A JP H06291392A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- edf
- light
- polarization
- signal light
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- Lasers (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 利得・雑音特性が良好で経済性に優れた光フ
ァイバ増幅器を提供する。 【構成】 希土類元素をドープした希土類ドープ光ファ
イバ26,27,28,29に、励起光源22,23か
らの励起光を入射すると共に信号光Lsを入射し、信号
光Lsを直接増幅する光ファイバ増幅器において、希土
類ドープ光ファイバ26、27、28、29が、信号光
Lsの波長帯で単一偏波動作する希土類ドープ偏波面保
存光ファイバであることを特徴としている。
ァイバ増幅器を提供する。 【構成】 希土類元素をドープした希土類ドープ光ファ
イバ26,27,28,29に、励起光源22,23か
らの励起光を入射すると共に信号光Lsを入射し、信号
光Lsを直接増幅する光ファイバ増幅器において、希土
類ドープ光ファイバ26、27、28、29が、信号光
Lsの波長帯で単一偏波動作する希土類ドープ偏波面保
存光ファイバであることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ増幅器に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】エルビウム(Er3+)ドープ光ファイバ
増幅器(以下EDFAという)は、1.55μm帯で3
0dB以上の高利得、100mW近い高出力が得られ、
量子限界の雑音指数(Noise Figure、以下NFという)
である3dBに近い低雑音が実現可能な増幅器である。
このEDFAは中継増幅器、ブースタ増幅器及び前置増
幅器としての応用が期待されている。
増幅器(以下EDFAという)は、1.55μm帯で3
0dB以上の高利得、100mW近い高出力が得られ、
量子限界の雑音指数(Noise Figure、以下NFという)
である3dBに近い低雑音が実現可能な増幅器である。
このEDFAは中継増幅器、ブースタ増幅器及び前置増
幅器としての応用が期待されている。
【0003】図6は従来のEDFAの概略図である。
【0004】同図において、1は1.48μm帯(或い
は0.98μm帯)の励起光Leとしてのレーザ光を発
生する励起用半導体レーザであり、2は信号光Lsが入
力される信号入力端子である。3は信号光Lsと励起光
Leとを合波する光合分波カプラ(以下WDMカプラと
いう)であり、4a、4bは光を一方向へ透過させる光
アイソレータであり、5はエルビウムがドープされたエ
ルビウムドープ光ファイバ(以下EDFという)であ
る。6は光学フィルタであり、7は増幅された信号光L
sを出力するための信号出力端子である。
は0.98μm帯)の励起光Leとしてのレーザ光を発
生する励起用半導体レーザであり、2は信号光Lsが入
力される信号入力端子である。3は信号光Lsと励起光
Leとを合波する光合分波カプラ(以下WDMカプラと
いう)であり、4a、4bは光を一方向へ透過させる光
アイソレータであり、5はエルビウムがドープされたエ
ルビウムドープ光ファイバ(以下EDFという)であ
る。6は光学フィルタであり、7は増幅された信号光L
sを出力するための信号出力端子である。
【0005】このEDFAは、波長1.55μm帯の信
号光Lsが信号入力端子に入力されると、信号光Lsが
WDM3で励起光Leと合波され、EDF5で光増幅さ
れ、光学フィルタ6で励起光成分及び増幅された自然放
出光成分(Amplified Spontaneous Emission, 以下AS
Eという)が除去された後信号出力端子7から出力され
る。尚、光アイソレータ4a、4bはEDF5が発振す
るのを防止するためのものである。尚、このEDFAは
励起用半導体レーザ1がEDF5の前方(入力側)に配
置されているため前方向励起型EDFAと呼ばれてい
る。
号光Lsが信号入力端子に入力されると、信号光Lsが
WDM3で励起光Leと合波され、EDF5で光増幅さ
れ、光学フィルタ6で励起光成分及び増幅された自然放
出光成分(Amplified Spontaneous Emission, 以下AS
Eという)が除去された後信号出力端子7から出力され
る。尚、光アイソレータ4a、4bはEDF5が発振す
るのを防止するためのものである。尚、このEDFAは
励起用半導体レーザ1がEDF5の前方(入力側)に配
置されているため前方向励起型EDFAと呼ばれてい
る。
【0006】図7は従来の他のEDFAの概略図であ
る。
る。
【0007】図6に示したEDFAとの相違点は、励起
用半導体レーザ1がEDF5の後方(出力側)に配置さ
れ、EDF5に後方から励起光Leを供給している点で
ある(後方向励起型EDFA)。
用半導体レーザ1がEDF5の後方(出力側)に配置さ
れ、EDF5に後方から励起光Leを供給している点で
ある(後方向励起型EDFA)。
【0008】この後方向励起型EDFAも前述の前方向
励起型EDFAと同様に、信号光Lsが入力端子2に入
力されると、信号光Lsと励起光LeとがWDM3で合
波し、EDF5で光増幅された後信号出力端子7から出
力するようになっている。
励起型EDFAと同様に、信号光Lsが入力端子2に入
力されると、信号光Lsと励起光LeとがWDM3で合
波し、EDF5で光増幅された後信号出力端子7から出
力するようになっている。
【0009】図8は従来の他のEDFAの概略図であ
る。
る。
【0010】図6に示したEDFAとの相違点は、励起
用半導体レーザ1a、1bがEDF5の前方及び後方に
配置され、EDF5内に双方向から励起光Leを供給す
る点である(双方向励起型EDFA)。
用半導体レーザ1a、1bがEDF5の前方及び後方に
配置され、EDF5内に双方向から励起光Leを供給す
る点である(双方向励起型EDFA)。
【0011】この双方向励起型EDFAは、励起用半導
体レーザ1aからのレーザ光がWDM3a及び光アイソ
レータ4aを介してEDF5に供給されると共に、励起
用半導体レーザ1bからのレーザ光がWDM3b及び光
アイソレータ4bを介してEDF5に供給される。信号
光Lsが入力端子2に入力されるとEDF5で光増幅さ
れた後信号出力端子7から出力するようになっている。
体レーザ1aからのレーザ光がWDM3a及び光アイソ
レータ4aを介してEDF5に供給されると共に、励起
用半導体レーザ1bからのレーザ光がWDM3b及び光
アイソレータ4bを介してEDF5に供給される。信号
光Lsが入力端子2に入力されるとEDF5で光増幅さ
れた後信号出力端子7から出力するようになっている。
【0012】図9は従来のさらに他のEDFAの概略図
である。
である。
【0013】図6に示したEDFAとの相違点は、光サ
ーキュレータ8とミラー9とを用いて、EDF5内に双
方向から励起光Leを供給する点である(反射双方向励
起型EDFA)。
ーキュレータ8とミラー9とを用いて、EDF5内に双
方向から励起光Leを供給する点である(反射双方向励
起型EDFA)。
【0014】このEDFAは、励起用半導体レーザ1か
らレーザ光が発生すると、WDM3を介してEDF5内
を通過した後EDF5の他端に設けられたミラー9で反
射されて再度EDF5に入力される。
らレーザ光が発生すると、WDM3を介してEDF5内
を通過した後EDF5の他端に設けられたミラー9で反
射されて再度EDF5に入力される。
【0015】一方、入力端子2に入力された信号光Ls
は光サーキュレータ8の一方の出力端を介してWDM3
に入力され、EDF5内で光増幅された後ミラー9で反
射されて再度EDF5内を通過すると共に光増幅され、
光サーキュレータ8の一方の出力端を介して光サーキュ
レータ8の他方の出力端子から信号出力端子7に出力さ
れるようになっている。
は光サーキュレータ8の一方の出力端を介してWDM3
に入力され、EDF5内で光増幅された後ミラー9で反
射されて再度EDF5内を通過すると共に光増幅され、
光サーキュレータ8の一方の出力端を介して光サーキュ
レータ8の他方の出力端子から信号出力端子7に出力さ
れるようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ED
FAの利得・雑音特性の解析が活発に行われている。小
信号領域では信号光Lsと逆方向に伝搬するASE(A
SE−、ASEマイナスと呼ぶ)が増幅されてEDF5
の入射端で支配的になり、飽和により反転分布状態を劣
化、つまり入射側での自然放出光係数が劣化し、その結
果EDFA全体のNFが劣化する等の知見が得られてい
る(山下真司、大越孝敬、“光ファイバ増幅器の特性解
析”、電子情報通信学会技術研究報告、OCS92-27,199
2)。
FAの利得・雑音特性の解析が活発に行われている。小
信号領域では信号光Lsと逆方向に伝搬するASE(A
SE−、ASEマイナスと呼ぶ)が増幅されてEDF5
の入射端で支配的になり、飽和により反転分布状態を劣
化、つまり入射側での自然放出光係数が劣化し、その結
果EDFA全体のNFが劣化する等の知見が得られてい
る(山下真司、大越孝敬、“光ファイバ増幅器の特性解
析”、電子情報通信学会技術研究報告、OCS92-27,199
2)。
【0017】また、従来のEDFAに使用されている光
アイソレータ4a、4bは、基本的に二つの偏光子の間
に光非相反点作用を有するファラデー回転素子を挿入し
た構造で、一方向性があり、反射戻り光を遮断する機能
を有する。長波長帯(1.3〜1.5μm)の光アイソ
レータ4a、4bには、ファラデー回転素子としてヴェ
ルデ定数が大きなイットリウム・アイアン・ガーネット
(YIG)の結晶が、また偏光子として一般に水晶・方
解石等のバルク型偏光子が用いられている。
アイソレータ4a、4bは、基本的に二つの偏光子の間
に光非相反点作用を有するファラデー回転素子を挿入し
た構造で、一方向性があり、反射戻り光を遮断する機能
を有する。長波長帯(1.3〜1.5μm)の光アイソ
レータ4a、4bには、ファラデー回転素子としてヴェ
ルデ定数が大きなイットリウム・アイアン・ガーネット
(YIG)の結晶が、また偏光子として一般に水晶・方
解石等のバルク型偏光子が用いられている。
【0018】ところが、YIGやバルク型偏光子はそれ
自体高価であり、さらに光ファイバとYIGやバルク型
偏光子を光結合するためにレンズを用いた高度な光軸合
わせ技術が必要となるため、光アイソレータ4a、4b
の価格も高価となっている。また、バルク型偏光子は耐
環境性に劣り、固定法等に問題が残る。従って、EDF
Aにおいて低価格化及び高信頼性化を図るには、使用す
る光アイソレータ4a、4bの個数が限られてしまう。
自体高価であり、さらに光ファイバとYIGやバルク型
偏光子を光結合するためにレンズを用いた高度な光軸合
わせ技術が必要となるため、光アイソレータ4a、4b
の価格も高価となっている。また、バルク型偏光子は耐
環境性に劣り、固定法等に問題が残る。従って、EDF
Aにおいて低価格化及び高信頼性化を図るには、使用す
る光アイソレータ4a、4bの個数が限られてしまう。
【0019】また、従来のバルク型偏光子を用いた光ア
イソレータ4a、4bは、EDFAの励起光Leとなる
波長1.48μm帯の光に対しても反射戻り光を遮断す
る機能を有しているので、後方励起型EDFAや双方向
励起型EDFAのEDFの途中に光アイソレータ4a、
4bを挿入した場合には信号光Lsと逆方向に伝搬する
励起光Leは光アイソレータ4a、4bを通過する際に
大きな損失となる。従ってEDF5の途中に光アイソレ
ータ4a、4bを挿入するという方法は前方向励起型E
DFAにしか適用することができない。
イソレータ4a、4bは、EDFAの励起光Leとなる
波長1.48μm帯の光に対しても反射戻り光を遮断す
る機能を有しているので、後方励起型EDFAや双方向
励起型EDFAのEDFの途中に光アイソレータ4a、
4bを挿入した場合には信号光Lsと逆方向に伝搬する
励起光Leは光アイソレータ4a、4bを通過する際に
大きな損失となる。従ってEDF5の途中に光アイソレ
ータ4a、4bを挿入するという方法は前方向励起型E
DFAにしか適用することができない。
【0020】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、利得・雑音特性が良好で経済性に優れた光ファイバ
増幅器を提供することにある。
し、利得・雑音特性が良好で経済性に優れた光ファイバ
増幅器を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、希土類元素をドープした希土類ドープ光フ
ァイバに、励起光源からの励起光を入射すると共に信号
光を入射し、信号光を直接増幅する光ファイバ増幅器に
おいて、希土類ドープ光ファイバが、信号光の波長帯で
単一偏波動作する希土類ドープ偏波面保存光ファイバで
あるものである。
に本発明は、希土類元素をドープした希土類ドープ光フ
ァイバに、励起光源からの励起光を入射すると共に信号
光を入射し、信号光を直接増幅する光ファイバ増幅器に
おいて、希土類ドープ光ファイバが、信号光の波長帯で
単一偏波動作する希土類ドープ偏波面保存光ファイバで
あるものである。
【0022】
【作用】本発明の光ファイバ増幅器は、光増幅用の希土
類ドープ光ファイバとして、信号光の波長帯域で単一偏
波動作する希土類ドープ光ファイバを用いたことにあ
り、信号光と異なる偏波状態のASEの伝送損失を高損
失とすることでASEを抑圧し、それによってEDFA
の利得・雑音特性を改善したものである。
類ドープ光ファイバとして、信号光の波長帯域で単一偏
波動作する希土類ドープ光ファイバを用いたことにあ
り、信号光と異なる偏波状態のASEの伝送損失を高損
失とすることでASEを抑圧し、それによってEDFA
の利得・雑音特性を改善したものである。
【0023】また、本発明の光ファイバ増幅器は単一偏
波波動動作する希土類ドープ光ファイバの途中にファラ
デー回転素子を挿入したものであり、このファラデー回
転素子と単一偏波動作する希土類ドープ光ファイバによ
り光ファイバ中を伝搬する信号光と同一偏波面の戻り光
を抑圧し、それによってEDFAの利得・雑音特性を改
善したものである。
波波動動作する希土類ドープ光ファイバの途中にファラ
デー回転素子を挿入したものであり、このファラデー回
転素子と単一偏波動作する希土類ドープ光ファイバによ
り光ファイバ中を伝搬する信号光と同一偏波面の戻り光
を抑圧し、それによってEDFAの利得・雑音特性を改
善したものである。
【0024】図2は本発明の作用を説明するため、1.
55μm帯で単一偏波動作するEDFの直交する2つの
偏波モードの損失波長特性を示す図であり、横軸が波長
を示し、縦軸が損失を示している。実線で示す特性曲線
L1 はX偏波を示し、破線で示す特性曲線L2 はY偏波
を示している。
55μm帯で単一偏波動作するEDFの直交する2つの
偏波モードの損失波長特性を示す図であり、横軸が波長
を示し、縦軸が損失を示している。実線で示す特性曲線
L1 はX偏波を示し、破線で示す特性曲線L2 はY偏波
を示している。
【0025】同図より波長が1.50μm以上になると
Y偏波の光の損失は急激に増大するのに対し、X偏波の
光の損失は約1.60μm以上になるまでは略「0」で
あるのがわかる。従って1.55μm帯で単一偏波動作
するEDFは1.50μmから1.60μmまでの波長
範囲を利用して偏光子として機能させることができる。
Y偏波の光の損失は急激に増大するのに対し、X偏波の
光の損失は約1.60μm以上になるまでは略「0」で
あるのがわかる。従って1.55μm帯で単一偏波動作
するEDFは1.50μmから1.60μmまでの波長
範囲を利用して偏光子として機能させることができる。
【0026】図3は本発明の作用を説明するためのED
Fの断面構造を示す図である。
Fの断面構造を示す図である。
【0027】EDFは4層構造をなす楕円ジャケット型
光ファイバであり、断面が円形のコア10と、コア10
の周囲に設けられた断面が円形のクラッド11と、クラ
ッド11の周囲に設けられ断面がX軸方向に長軸を有す
る楕円形の楕円ジャケット12と、楕円ジャケット12
の周囲に設けられたサポート13とで形成されている。
光ファイバであり、断面が円形のコア10と、コア10
の周囲に設けられた断面が円形のクラッド11と、クラ
ッド11の周囲に設けられ断面がX軸方向に長軸を有す
る楕円形の楕円ジャケット12と、楕円ジャケット12
の周囲に設けられたサポート13とで形成されている。
【0028】コア10、クラッド11、楕円ジャケット
12及びサポート13の各ガラス組成は例えば以下のよ
うになっている。
12及びサポート13の各ガラス組成は例えば以下のよ
うになっている。
【0029】コア10はEr3+−Al−GeO2 −Si
O2 、クラッドはSiO2 、楕円ジャケットはP2 O5
−B2 O3 −SiO2 、サポートはSiO2 である。モ
ード複屈折率は8×10-4のEDFを直径80mmのボ
ビンに350m巻いて1.55μm帯で単一偏波波動作
させた。EDFは、波長1.53μm以上の領域では主
軸(楕円ジャケットの長軸方向)に直交した偏波モード
(Y偏波モード)が大きな損失を受けて減衰するため
に、EDF出射時における偏波モードが主軸に平行なX
偏波モードとなり、偏光子として機能する。EDFに入
射する1.55μm帯の信号光の偏波面の向きを主軸と
一致させれば、信号光は低損失で光ファイバを伝搬す
る。しかし、EDFを伝搬するASEは偏波面の方向が
ランダムであるから、ASEのほとんどの成分は大きな
損失を受けて消光される。
O2 、クラッドはSiO2 、楕円ジャケットはP2 O5
−B2 O3 −SiO2 、サポートはSiO2 である。モ
ード複屈折率は8×10-4のEDFを直径80mmのボ
ビンに350m巻いて1.55μm帯で単一偏波波動作
させた。EDFは、波長1.53μm以上の領域では主
軸(楕円ジャケットの長軸方向)に直交した偏波モード
(Y偏波モード)が大きな損失を受けて減衰するため
に、EDF出射時における偏波モードが主軸に平行なX
偏波モードとなり、偏光子として機能する。EDFに入
射する1.55μm帯の信号光の偏波面の向きを主軸と
一致させれば、信号光は低損失で光ファイバを伝搬す
る。しかし、EDFを伝搬するASEは偏波面の方向が
ランダムであるから、ASEのほとんどの成分は大きな
損失を受けて消光される。
【0030】一方、波長1.48μmの励起光に対して
はEDFは単一偏波動作しないので偏波面の方向に係わ
らず低損失である。
はEDFは単一偏波動作しないので偏波面の方向に係わ
らず低損失である。
【0031】ファラデー回転素子を挟んで対向する2本
の単一偏波動作するEDFの主軸の向きは45度(ファ
ラデー回転素子による偏光面の回転方向に)回転して固
定される。そしてファラデー回転素子は通過する1.5
5μm帯の信号光の偏波面の回転角が45度となるよう
に、寸法及び磁場の強度を調整する。このようにするこ
とで入力側EDFの主軸を伝搬してきた1.55μm帯
の光はファラデー回転素子を通過した後、出力側EDF
の主軸に損失無く入射される。
の単一偏波動作するEDFの主軸の向きは45度(ファ
ラデー回転素子による偏光面の回転方向に)回転して固
定される。そしてファラデー回転素子は通過する1.5
5μm帯の信号光の偏波面の回転角が45度となるよう
に、寸法及び磁場の強度を調整する。このようにするこ
とで入力側EDFの主軸を伝搬してきた1.55μm帯
の光はファラデー回転素子を通過した後、出力側EDF
の主軸に損失無く入射される。
【0032】しかし、信号光と逆方向に出力側EDFの
主軸を伝搬してきた1.55μm帯の反射戻り光及びA
SEはファラデー回転素子を通過した後、入力側EDF
の主軸と直交する方向に入射されるため大きな損失を受
けて消光される。
主軸を伝搬してきた1.55μm帯の反射戻り光及びA
SEはファラデー回転素子を通過した後、入力側EDF
の主軸と直交する方向に入射されるため大きな損失を受
けて消光される。
【0033】一方、信号光と逆方向に伝搬する波長1.
48μmの光は偏波面の向きに係わらず損失は受けない
ため、後方励起型EDFAや双方向励起型EDFAにも
適用可能である。
48μmの光は偏波面の向きに係わらず損失は受けない
ため、後方励起型EDFAや双方向励起型EDFAにも
適用可能である。
【0034】単一偏波動作する光ファイバとしては、楕
円ジャケット型或いはパンダ型のような応力付与型、楕
円コアのような非軸対称コア型等の偏波面保存光ファイ
バがある。
円ジャケット型或いはパンダ型のような応力付与型、楕
円コアのような非軸対称コア型等の偏波面保存光ファイ
バがある。
【0035】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0036】図1は本発明の光ファイバ増幅器の一実施
例の概略図である。
例の概略図である。
【0037】同図において20は信号光Lsを受ける信
号入力端子であり、21は入力した信号光Lsの光路を
2つに分割する入力側光ビームスプリッタである。22
は励起光としてのレーザ光Leaを発生する励起用半導
体レーザであり、23は励起光としてのレーザ光Leb
を発生する励起用半導体レーザである。24は入力側光
ビームスプリッタ21で分割された一方の信号光Lsa
と励起光Leaとを合波するWDMカプラであり、25
は分割された他方の信号光Lsbと励起光Lebとを合
波するWDMカプラである。26、27は入力側単一偏
波動作EDFであり、28、29は出力側偏波動作ED
Fである。30はファラデー効果を利用して入力した光
の偏波面を回転するファラデー回転素子であり、31は
ファラデー回転素子30に磁場を与えるための円筒形状
の永久磁石である。32は2つの光路を通ってきた光を
合波する出力側ビームスプリッタであり、33は光学フ
ィルタ、34は増幅された信号光Lsを出力する信号出
力端子である。
号入力端子であり、21は入力した信号光Lsの光路を
2つに分割する入力側光ビームスプリッタである。22
は励起光としてのレーザ光Leaを発生する励起用半導
体レーザであり、23は励起光としてのレーザ光Leb
を発生する励起用半導体レーザである。24は入力側光
ビームスプリッタ21で分割された一方の信号光Lsa
と励起光Leaとを合波するWDMカプラであり、25
は分割された他方の信号光Lsbと励起光Lebとを合
波するWDMカプラである。26、27は入力側単一偏
波動作EDFであり、28、29は出力側偏波動作ED
Fである。30はファラデー効果を利用して入力した光
の偏波面を回転するファラデー回転素子であり、31は
ファラデー回転素子30に磁場を与えるための円筒形状
の永久磁石である。32は2つの光路を通ってきた光を
合波する出力側ビームスプリッタであり、33は光学フ
ィルタ、34は増幅された信号光Lsを出力する信号出
力端子である。
【0038】入力側単一偏波動作EDF26、27の出
射端26a、27aと、出力側単一偏波動作EDF2
8、29の入射端28a、29aとはそれぞれファラデ
ー回転素子30を挟んで主軸の向きが45度回転するよ
うに固定されている。尚、偏光ビームスプリッタ21、
28及びWDMカプラ24、25は、バルク型、光導波
路型、光ファイバ型等があるが現状で最も低損失で光フ
ァイバとの結合損失が小さく、しかも戻り光が少ない光
ファイバ型を用いるのが望ましい。
射端26a、27aと、出力側単一偏波動作EDF2
8、29の入射端28a、29aとはそれぞれファラデ
ー回転素子30を挟んで主軸の向きが45度回転するよ
うに固定されている。尚、偏光ビームスプリッタ21、
28及びWDMカプラ24、25は、バルク型、光導波
路型、光ファイバ型等があるが現状で最も低損失で光フ
ァイバとの結合損失が小さく、しかも戻り光が少ない光
ファイバ型を用いるのが望ましい。
【0039】また、ファラデー回転素子30の表面、両
EDF26、27の入出力端面は反射防止処理を施すこ
とが望ましい。また、ファラデー回転素子30は薄膜状
やボール状でなく、コア−クラッドからなる光導波路、
或いはコア−クラッドガラス母材を線引きした光ファイ
バであってもよい。
EDF26、27の入出力端面は反射防止処理を施すこ
とが望ましい。また、ファラデー回転素子30は薄膜状
やボール状でなく、コア−クラッドからなる光導波路、
或いはコア−クラッドガラス母材を線引きした光ファイ
バであってもよい。
【0040】次に実施例の作用を述べる。
【0041】励起用半導体レーザ(波長1.48μm)
22からのレーザ光LeaはWDMカプラ24に入力
し、単一偏波動作EDF26を前方(図の左側)から励
起する。励起用半導体レーザ(波長1.48μm)23
からのレーザ光LebもWDMカプラ25に入力し、単
一偏波動作EDF27を前方から励起する。
22からのレーザ光LeaはWDMカプラ24に入力
し、単一偏波動作EDF26を前方(図の左側)から励
起する。励起用半導体レーザ(波長1.48μm)23
からのレーザ光LebもWDMカプラ25に入力し、単
一偏波動作EDF27を前方から励起する。
【0042】信号入力端子20に入力された波長1.5
5μm帯の信号光Lsは、入力側偏光ビームスプリッタ
21によって直交する2つの直線偏光の信号光Lsa、
Lsbに分離された後、それぞれWDMカプラ24、2
5で励起光Lea、Lebと合波する。合波した光はそ
れぞれ入力側単一偏波動作EDF26、27の主軸に入
射する。入力側単一偏波動作EDF26、27で増幅さ
れた信号光Lsa、Lsbは、ファラデー回転素子30
を通過する際、偏光面の向きが45度回転され、それぞ
れ出力側偏波動作EDF28、29の主軸に結合されて
さらに増幅される。増幅された2つの信号光Lsc、L
sdは出力側偏光ビームスプリッタ32によって合成さ
れた後、光学フィルタ33で励起光Lea、Leb成分
が除去されて信号出力端子34から出力される。
5μm帯の信号光Lsは、入力側偏光ビームスプリッタ
21によって直交する2つの直線偏光の信号光Lsa、
Lsbに分離された後、それぞれWDMカプラ24、2
5で励起光Lea、Lebと合波する。合波した光はそ
れぞれ入力側単一偏波動作EDF26、27の主軸に入
射する。入力側単一偏波動作EDF26、27で増幅さ
れた信号光Lsa、Lsbは、ファラデー回転素子30
を通過する際、偏光面の向きが45度回転され、それぞ
れ出力側偏波動作EDF28、29の主軸に結合されて
さらに増幅される。増幅された2つの信号光Lsc、L
sdは出力側偏光ビームスプリッタ32によって合成さ
れた後、光学フィルタ33で励起光Lea、Leb成分
が除去されて信号出力端子34から出力される。
【0043】このとき信号光Ls(Lsa、Lsb、L
sc、Lsd)と逆方向に伝搬するASEの中で信号光
Lsと異なる偏波状態のASEは伝送損失が大きいため
消光する。さらに、信号光Lsと同一の偏波状態のAS
Eはファラデー回転素子30を通過した後入射側EDF
26、27の主軸と直交する方向に入射されるため高損
失となり消光する。
sc、Lsd)と逆方向に伝搬するASEの中で信号光
Lsと異なる偏波状態のASEは伝送損失が大きいため
消光する。さらに、信号光Lsと同一の偏波状態のAS
Eはファラデー回転素子30を通過した後入射側EDF
26、27の主軸と直交する方向に入射されるため高損
失となり消光する。
【0044】図4(a)は図1に示した光ファイバ増幅
器の入力信号パワーに対する雑音指数の特性を示す図で
あり、横軸が入力信号パワーを示し、縦軸がNF(雑音
指数)を示している。図4(b)は図1に示した光ファ
イバ増幅器の入力信号パワーに対する利得の特性を示す
図であり、横軸が入力信号パワーを示し、縦軸が利得を
示している。
器の入力信号パワーに対する雑音指数の特性を示す図で
あり、横軸が入力信号パワーを示し、縦軸がNF(雑音
指数)を示している。図4(b)は図1に示した光ファ
イバ増幅器の入力信号パワーに対する利得の特性を示す
図であり、横軸が入力信号パワーを示し、縦軸が利得を
示している。
【0045】図4(a)及び(b)において「●」は信
号光Lsの波長が1535nmの場合、「○」は信号光
Lsの波長が1553nmの場合の測定結果を示してい
る。
号光Lsの波長が1535nmの場合、「○」は信号光
Lsの波長が1553nmの場合の測定結果を示してい
る。
【0046】ここで、入力側EDF及び出力側EDFの
光ファイバ長さはそれぞれ50m及び340mであり、
それぞれ40mm及び80mmのボビンに巻付けられて
1.55μm帯で単一偏波動作するようにしてある。E
r濃度は約44ppmである。利得及びNFは光スペク
トラムアナライザを用いて光学的に測定した。尚、比較
のために従来型(通常のEDF390mの入射端側に光
アイソレータを設けた構成)の特性(「■」は信号光L
sの波長が1535nmの場合、「□」は信号光Lsの
波長が1553nmの場合をそれぞれ示す)も図5
(a)、(b)に合わせて記載してある。
光ファイバ長さはそれぞれ50m及び340mであり、
それぞれ40mm及び80mmのボビンに巻付けられて
1.55μm帯で単一偏波動作するようにしてある。E
r濃度は約44ppmである。利得及びNFは光スペク
トラムアナライザを用いて光学的に測定した。尚、比較
のために従来型(通常のEDF390mの入射端側に光
アイソレータを設けた構成)の特性(「■」は信号光L
sの波長が1535nmの場合、「□」は信号光Lsの
波長が1553nmの場合をそれぞれ示す)も図5
(a)、(b)に合わせて記載してある。
【0047】同図より、従来に比べて利得・雑音特性と
もに大きく改善されているのがわかる。
もに大きく改善されているのがわかる。
【0048】図5は図1に示したファラデー回転素子部
の他の構成例の側面図を示す図である。
の他の構成例の側面図を示す図である。
【0049】波長1μm以上のファラデー回転素子では
通常YIG系材料が用いられており、現在Bi置換YI
Gが最も大きなファラデー回転能を有している。波長
1.0〜1.6μmで250〜1000度/cm程度で
あるから、偏波面を45度回転させるにはファラデー回
転素子の厚さは200〜500μmの長さとなる。
通常YIG系材料が用いられており、現在Bi置換YI
Gが最も大きなファラデー回転能を有している。波長
1.0〜1.6μmで250〜1000度/cm程度で
あるから、偏波面を45度回転させるにはファラデー回
転素子の厚さは200〜500μmの長さとなる。
【0050】この結果、ファラデー回転素子を挟んで信
号光入力側EDFと出力側EDFには数百μmのギャッ
プが生じることとなる。2本のEDF間のギャップ部分
における光の広がりによる損失(回折損失)を低減する
には、例えば以下のような方法がある。
号光入力側EDFと出力側EDFには数百μmのギャッ
プが生じることとなる。2本のEDF間のギャップ部分
における光の広がりによる損失(回折損失)を低減する
には、例えば以下のような方法がある。
【0051】(a)信号光入力側EDF40の出射端4
0a及び出力側EDF41の入射端41aを熱処理し、
コア42、43のドーパントを拡散させることにより、
モードフィールド径(MFD)を拡大する方法(同図
(a))。
0a及び出力側EDF41の入射端41aを熱処理し、
コア42、43のドーパントを拡散させることにより、
モードフィールド径(MFD)を拡大する方法(同図
(a))。
【0052】同図において、44は固定基板であり、固
定基板44上の凹部にファラデー回転素子45が配置さ
れ、その両側に信号光入力側EDF40と出力側EDF
41とが対向して固定されている。MFDを2〜3倍に
拡大することで、回折損失は大幅に低減する。尚、この
方法はM.Shiraishi et al.:J.Lightwave Technol.,vol
8,p1151(1990)に記載されている。
定基板44上の凹部にファラデー回転素子45が配置さ
れ、その両側に信号光入力側EDF40と出力側EDF
41とが対向して固定されている。MFDを2〜3倍に
拡大することで、回折損失は大幅に低減する。尚、この
方法はM.Shiraishi et al.:J.Lightwave Technol.,vol
8,p1151(1990)に記載されている。
【0053】(b)ファラデー回転素子をボールレンズ
にしたものを用いる方法(同図(b))。
にしたものを用いる方法(同図(b))。
【0054】同図において、固定基板46の凹部のボー
ルレンズ47が配置され、その両側に信号光入力側ED
F48と出力側EDF49とが対向して固定されてい
る。光学の分野でよく知られているように、半径rのボ
ールレンズ47の焦点距離f(球の中心からの距離)は
数1で表される。
ルレンズ47が配置され、その両側に信号光入力側ED
F48と出力側EDF49とが対向して固定されてい
る。光学の分野でよく知られているように、半径rのボ
ールレンズ47の焦点距離f(球の中心からの距離)は
数1で表される。
【0055】
【数1】f=nr/2(n−1) 従って、この場合ギャップ部分の間隔Dは結合効率が良
くなるように2fに設定される。
くなるように2fに設定される。
【0056】このような方法をとることで、ファラデー
回転素子45、47を挿入したことによる過剰損失は
0.3dB以下に抑えられる。
回転素子45、47を挿入したことによる過剰損失は
0.3dB以下に抑えられる。
【0057】以上において本実施例によれば、光増幅用
の希土類ドープ光ファイバとして、信号光の波長帯域で
単一偏波動作する希土類ドープ光ファイバを用いたこと
にあり、信号光と異なる偏波状態のASEの伝送損失を
高損失とすることでASEを抑圧したので、利得・雑音
特性が良好で経済性に優れた光ファイバ増幅器を実現す
ることができる。すなわち、EDFの途中にファラデー
回転素子を挿入するだけで利得・雑音特性を改善するこ
とができ、またバルク型偏光子を使用せず、高度な光軸
合わせ作業も無いことなどからEDFAの低価格化にも
効果がある。
の希土類ドープ光ファイバとして、信号光の波長帯域で
単一偏波動作する希土類ドープ光ファイバを用いたこと
にあり、信号光と異なる偏波状態のASEの伝送損失を
高損失とすることでASEを抑圧したので、利得・雑音
特性が良好で経済性に優れた光ファイバ増幅器を実現す
ることができる。すなわち、EDFの途中にファラデー
回転素子を挿入するだけで利得・雑音特性を改善するこ
とができ、またバルク型偏光子を使用せず、高度な光軸
合わせ作業も無いことなどからEDFAの低価格化にも
効果がある。
【0058】尚、本実施例では前方向励起方式のEDF
Aの場合で説明したが、これに限定されるものではな
く、後方向励起方式或いは双方向励起方式のEDFAに
適用してもよい。また、本実施例では励起光の波長が
1.48μmの場合で説明したが、これに限定されず、
励起光の波長が0.98μmであってもよい。さらにま
た、図6に示した前方向励起方式のEDFAにおいて、
EDFを本発明の1.55μm帯で単一偏波動作するE
DFに置き換えてEDFAを作製しても同様の効果が得
られる。
Aの場合で説明したが、これに限定されるものではな
く、後方向励起方式或いは双方向励起方式のEDFAに
適用してもよい。また、本実施例では励起光の波長が
1.48μmの場合で説明したが、これに限定されず、
励起光の波長が0.98μmであってもよい。さらにま
た、図6に示した前方向励起方式のEDFAにおいて、
EDFを本発明の1.55μm帯で単一偏波動作するE
DFに置き換えてEDFAを作製しても同様の効果が得
られる。
【0059】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0060】利得・雑音特性が良好で経済性に優れた光
ファイバ増幅器が実現できる。
ファイバ増幅器が実現できる。
【図1】本発明の光ファイバ増幅器の一実施例の概略図
である。
である。
【図2】本発明の作用を説明するため、1.55μm帯
で単一偏波動作するEDF(エルビウムドープ光ファイ
バ)の直交する2つの偏波モードの損失波長特性を示す
図である。
で単一偏波動作するEDF(エルビウムドープ光ファイ
バ)の直交する2つの偏波モードの損失波長特性を示す
図である。
【図3】本発明の作用を説明するためのEDFの断面構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図4】(a)は図1に示した光ファイバ増幅器の入力
信号パワーに対する雑音指数の特性を示す図であり、
(b)は図1に示した光ファイバ増幅器の入力信号パワ
ーに対する利得の特性を示す図である。
信号パワーに対する雑音指数の特性を示す図であり、
(b)は図1に示した光ファイバ増幅器の入力信号パワ
ーに対する利得の特性を示す図である。
【図5】図1に示したEDFAのファラデー回転素子部
の他の構成例の側面図を示す図である。
の他の構成例の側面図を示す図である。
【図6】従来のEDFA(エルビウムドープ光ファイバ
増幅器)の概略図である。
増幅器)の概略図である。
【図7】従来の他のEDFAの概略図である。
【図8】従来の他のEDFAの概略図である。
【図9】従来のさらに他のEDFAの概略図である。
22、23 励起光源 26、27、28、29 希土類ドープ光ファイバ 30 ファラデー回転素子 31 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/17 8934−4M
Claims (2)
- 【請求項1】 希土類元素をドープした希土類ドープ光
ファイバに、励起光源からの励起光を入射すると共に信
号光を入射し、該信号光を直接増幅する光ファイバ増幅
器において、前記希土類ドープ光ファイバが、前記信号
光の波長帯で単一偏波動作する希土類ドープ偏波面保存
光ファイバであることを特徴とする光ファイバ増幅器。 - 【請求項2】 前記希土類ドープ偏波面保存光ファイバ
の途中にファラデー回転素子が挿入されていることを特
徴とする請求項1に記載の光ファイバ増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079706A JPH06291392A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 光ファイバ増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079706A JPH06291392A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 光ファイバ増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06291392A true JPH06291392A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13697657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5079706A Pending JPH06291392A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 光ファイバ増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06291392A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007510182A (ja) * | 2003-10-30 | 2007-04-19 | コーニング インコーポレイテッド | 単一偏波光ファイバレーザ及び増幅器 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP5079706A patent/JPH06291392A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007510182A (ja) * | 2003-10-30 | 2007-04-19 | コーニング インコーポレイテッド | 単一偏波光ファイバレーザ及び増幅器 |
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