JPH06290415A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH06290415A
JPH06290415A JP7463793A JP7463793A JPH06290415A JP H06290415 A JPH06290415 A JP H06290415A JP 7463793 A JP7463793 A JP 7463793A JP 7463793 A JP7463793 A JP 7463793A JP H06290415 A JPH06290415 A JP H06290415A
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JP
Japan
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head core
thickness
spacer
core
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP7463793A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
Kazuyuki Kikuchi
和之 菊池
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドコア笠厚の薄型化、または、ボビン厚
さの薄型化を行うことなく、ヘッドコア高さの違いに対
応できる磁気ヘッド装置を得ることを目的とする。 【構成】 コイルを巻回したコイルボビン5を設置する
ヘッドコア1と、このヘッドコア1に密着し、磁路を形
成するバックコア6とを有するフロッピーディスクドラ
イブ用の磁気ヘッド装置において、このヘッドコア1の
ヘッドコア笠部10と、このコイルボビン5の間に所要
の厚さのスペーサ12を介在させる磁気ヘッド装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スクドライブ用の磁気ヘッドに適用して好適な磁気ヘッ
ド装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
フロッピーディスクドライブ用の磁気ヘッド(FDD用
磁気ヘッド)としては、コイルを巻回したコイルボビン
を設置するヘッドコアと、このヘッドコアに密着し、磁
路を形成するバックコアとを有する磁気ヘッド装置が用
いられてきた。
【0003】図6は、従来の磁気ヘッド装置の一例を示
したものである。この磁気ヘッド装置は、ジンバルがま
だ接着されていない状態のものであり、また、シールド
リングも設置していない状態のものである。
【0004】ここで、1はヘッドコアであり、薄板状の
フェライト部材をセラミック部材でサンドイッチ状に挟
み込んだ構造となっている。このヘッドコア1の、図面
上、下側に位置するヘッドコア笠部10において、その
下面はフロッピーディスクとの摺動面となっている。ヘ
ッドコア1の上には、図面上、奥側に3本のマスク部足
2があり、これらの上面は接着剤を介してジンバルと接
着することになる。
【0005】また、ヘッドコア1には、図面上、手前側
に3本のチップ部足4がある。これらは、奥側のフェラ
イト材と手前側のセラミック材からなり、また、これら
の上面はマスク部足2と同じように接着剤を介してジン
バルと接着することになる。
【0006】これらのチップ部足のうち、真ん中にある
チップ部足4には、記録再生(R/W)用ギャップ(左
側)と消去(Er)用ギャップ(右側)が作られてい
る。
【0007】チップ部足4のうち両側のものには、R/
W用のコイルボビン5(左側)とEr用のコイルボビン
5(右側)が、それぞれコイルボビン5の四角状の孔に
貫通して設置してある。
【0008】チップ部足4の奥側には、E型バックコア
6が設置してあり、押さえ用バネ7を利用して、E型バ
ックコア6とチップ部足4が密着するようになってい
る。このE型バックコアは、真ん中のチップ部足4と両
側の2本のチップ部足4のそれぞれの間に磁路ができる
ようにしたものである。
【0009】また、図面上、奥側には、ピボット受け3
がマスク部足2(真ん中)を挟むように設置してある。
このピボット受け3は、ジンバルのダメージを緩和する
ために設けたものである。
【0010】次に、上で説明した磁気ヘッド装置を組み
立てる順序を、図7を参照しながら述べることにする。
【0011】まず、ヘッドコア1の3本のマスク部足2
のうち真ん中のマスク部足2に沿って、ピボット受け3
を、挿入する。
【0012】次に、3本のチップ部足4のうち両側にあ
る2本のチップ部足4のそれぞれにR/W用のコイルボ
ビンおよびEr用のコイルボビンを挿入する。
【0013】次に、各コイルボビン5の中心部にある角
孔の中で、E型バックコア6の3本の足が、ヘッドコア
1の3本のチップ部足4にそれぞれ密着するようにし、
この密着を維持するために押さえバネ7により固定す
る。
【0014】このように組み立てた磁気ヘッド装置の断
面を示したのが図8である。
【0015】ここで、Hはヘッドコア厚さを示すもので
あり、そのほか、Tはヘッドコア笠厚を、Lはボビン厚
さ(樹脂部分のみの厚さを表したものであり、端子金具
寸法は除いたものである。)をそれぞれ示すものであ
る。
【0016】従来まで、主流であったヘッドコア高さH
が2.7mmの磁気ヘッドについて、このヘッドコア高
さHと、ヘッドコア笠厚T及びボビン厚さLとの関係を
示したのが以下の式である。
【0017】ヘッドコア高さH(2.7mm)=ヘッド
コア笠厚T(0.9mm)+ボビン厚さL(1.7m
m)+α(0.1mm)
【0018】ここで、αは、部品のばらつき、組立上の
ばらつきを含めた設計ギャップ分である。
【0019】従来の構成をもとにして、ヘッド高さHの
薄型化をする場合について説明する。
【0020】上式において、ヘッドコア高さHを例え
ば、2.5mm、2.3mm、2.1mmと薄くする場
合のヘッドコア笠厚T、ボビン厚さLの関係は、従来の
組立構成からすると、以下のように考えられる。なお、
この時の設計ギャップ分 α=0.1mmは一定とす
る。 H=2.5mmの場合、T=0.9mm、L=1.5m
m またはT=0.7mm、L=1.7mm H=2.3mmの場合、T=0.7mm、L=1.5m
m またはT=0.5mm、L=1.7mm H=2.1mmの場合、T=0.7mm、L=1.3m
m またはT=0.5mm、L=1.5mm
【0021】このように、従来の磁気ヘッドコアにおい
ては、ヘッドコア笠厚T及びボビン高さLにより、ヘッ
ドコア高さHが決まっているため、ヘッド高さHの違い
に対応させる時は、ヘッドコア笠厚Tの薄肉化、及びボ
ビン高さLの薄型化が必要であり、これらのものを新規
に製作する必要性が生じてくる。
【0022】すなわち、従来の磁気ヘッド装置は、ヘッ
ドコア笠厚Tの薄型化、若しくは、ボビン厚さLの薄型
化、あるいは、ヘッドコア高さHによっては、両方を行
わなくてはヘッド高さHの違いに対応できないという問
題点があった。
【0023】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、ヘッドコア笠厚の薄型化、または、ボビン
厚さの薄型化を行うことなく、ヘッドコア高さの違いに
対応できる磁気ヘッド装置を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッド装置
は、例えば図1に示すように、コイルを巻回したコイル
ボビン5を設置するヘッドコア1と、このヘッドコア1
に密着し、磁路を形成するバックコア6とを有するフロ
ッピーディスクドライブ用の磁気ヘッド装置において、
このヘッドコア1のヘッドコア笠部10と、このコイル
ボビン5の間に所要の厚さのスペーサ12を介在させる
ものである。
【0025】
【作用】本発明の磁気ヘッド装置によれば、ヘッドコア
1のヘッドコア笠部10と、コイルボビン5の間に所要
の厚さのスペーサ12を介在させることにより、ヘッド
コア笠厚の薄型化、または、ボビン厚さの薄型化を行う
ことなく、ヘッドコア高さの違いに対応できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明磁気ヘッド装置の一実施例につ
いて図1〜図5を参照しながら説明しよう。
【0027】なお、以下に参照する図面において、上述
の図6〜図8に示したものと対応するものには同一の符
号を付けてその詳細な説明は省略する。
【0028】図1は、本例磁気ヘッド装置の全体の斜視
図を示したものである。
【0029】ここで、図6で説明したような従来の磁気
ヘッド装置と比較して、本例の磁気ヘッド装置の特徴と
するものは、ヘッドコア笠部10とコイルボビン5との
間にスペーサー12を設けたことであり、これによりボ
ビン全体の厚さをヘッドコア高さHにより、スペーサ1
2の厚さを可変させることにより対応することができ
る。
【0030】本例の磁気ヘッド装置の組立方法は、図3
に示すとおりである。組立方法は、従来の磁気ヘッド装
置の組立方法とほとんど同じであるが、違うところは、
ヘッドコア1にピボット受け3を挿入する前に、図4に
その詳細を示すようなスペーサ12を、その中央にある
四角孔にチップ部足4の真ん中のものを貫通するところ
にある。
【0031】図2に示すように、ヘッドコア笠厚を
T’、ボビン厚さをL’、スペーサー厚さをZとし、ま
た、上述した式と同様にα=0.1mmとする。
【0032】ここで、これらの値とヘッドコアH’の値
との関係式は以下のようになる。
【0033】H’=T’+L’+α+Z
【0034】ヘッドコア高さH’が2.1mm、2.3
mm、2.5mm、2.7mmとなった場合、表1のよ
うにすることができる。
【0035】
【表1】
【0036】まず、表1の(a)の場合について説明す
る。
【0037】ここで、ヘッドコアとしては、ヘッドコア
高さH’が2.7mmで、ヘッドコア笠厚T’が0.7
mmのものを作製する。
【0038】次に、ヘッドコア高さH’が2.5mm、
2.3mm、2.1mmのものを作る。このためには、
上で述べたヘッドコアのチップ部足4とマスク部足3の
端面を削ることにより作製する。すなわち、削る幅は、
それぞれ0.2mm、0.4mm、0.6mmとすれば
良いことになる。
【0039】コイルボビン5は、表1にも示すように、
ボビン厚さL’が1.3mmのものを1種類だけ作製す
る。
【0040】スペーサ12は、厚さZがそれぞれ0.6
mm、0.4mm、及び0.2mmの3種類のものを作
製する。
【0041】このように、1種類のヘッドコアを作製す
れば良く、またコイルボビンも1種類だけ作製すれば良
いことになる。
【0042】ボビンの金型は、高さが変わった場合、形
状が複雑なため、型の流用は非常に難しい。
【0043】これに引き替え、スペーサは形状が簡単で
あり、高さ方向の変更であれば、同じ金型でも成形が可
能である。
【0044】本来、3つの新たな金型が必要であるが、
本例によれば、ボビン用の新規な金型を作製する必要が
なく、その分コストを軽減することができる。
【0045】すなわち、本例によれば、磁気ヘッドを作
製するのに必要な全体の加工費を低く抑制することがで
き、大きなコスト節約の効果がある。
【0046】次に、表1の(b)の場合について説明す
る。
【0047】この場合は、ヘッドコアとしては、ヘッド
コア高さH’が2.3mmで、ヘッドコア笠厚T’が
0.7mmのものと、ヘッドコア高さH’が2.7mm
で、ヘッドコア笠厚T’が0.9mmのものの2種類を
作製する。
【0048】さらに、上述のヘッドコアのチップ部足及
びマスク部足をそれぞれ0.2mm削ったものも作製す
る。
【0049】コイルボビン5は、(a)の場合と同じ
く、厚さL’が1.3mmのものを1種類だけ用意す
る。
【0050】スペーサ12は、表1にも示すように、
0.2mmのもの1種類だけを作製する。
【0051】このように、本例においては、コイルボビ
ンは、共用のため、(a)の場合と同様にコスト節約効
果がある。また、スペーサも1種のみとし、部品種類を
3種から1種に抑えることができ、単品コストの低減に
効果がある。
【0052】なお、表1に示した寸法は、一例であり、
上述の式が成り立つ条件下では、種々の寸法組み合わせ
でも可能である。
【0053】スペーサは、金型摩耗性及び成形性、価格
の面から金属ではなく樹脂とし、機械的性質にも優れ、
フロッピーヘッドの従来組立部品でもピボット受けで使
用し、実績のあるPPSとした。
【0054】また、スペーサの材質としては、パーマロ
イ、フェライトなどを用いることにより、漏れ磁束の遮
断をすることもできる。
【0055】スペーサの他の実施例として、図5にその
例を示す。このように、スペーサをピボット受けと一体
化すれば、構成部品の部品点数を削減できるとともに、
組立工数も削減することができる。
【0056】以上のことから、本例によれば、あらかじ
め、薄型に設計したボビンコイルを共用使用し、ヘッド
コア笠部とボビンコイルの間に、スペーサを組み込むこ
とにより、ヘッドコア高さ(2.1mm〜2.7mm)
の調整がスペーサのみでできる。また、コイルボビンの
共用化、ヘッドコア笠厚の統一化により、高さの違いに
よるコストを低減させることができる。また、ピボット
受けと一体化とした場合、部品点数は現行通りで、組み
立て工数及びコスト低減になる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘッドコア笠部とボビンコイルの間に、スペーサを組み
込むことにより、ヘッドコア高さの調整がスペーサのみ
でできる。また、コイルボビンの共用化、ヘッドコア笠
厚の統一化により、高さの違いによるコストを低減させ
ることができる。また、ピボット受けと一体化とした場
合、部品点数は現行通りで、組み立て工数及びコスト低
減になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明磁気ヘッド装置の例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明磁気ヘッド装置の断面図である。
【図3】本発明磁気ヘッド装置の組立構成図である。
【図4】本例で用いるスペーサの斜視図である。
【図5】ピボット受け一体型スペーサの例を示す斜視図
である。
【図6】従来の磁気ヘッド装置の例を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の磁気ヘッド装置の組立構成図である。
【図8】従来の磁気ヘッド装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドコア 3 ピボット受け 5 コイルボビン 6 E型バックコア 7 押さえバネ 10 ヘッドコア笠部 12 スペーサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回したコイルボビンを設置す
    るヘッドコアと、該ヘッドコアに密着し、磁路を形成す
    るバックコアとを有するフロッピーディスクドライブ用
    の磁気ヘッド装置において、 上記ヘッドコアのヘッドコア笠部と、上記コイルボビン
    の間に所要の厚さのスペーサを介在させることを特徴と
    する磁気ヘッド装置。
JP7463793A 1993-03-31 1993-03-31 磁気ヘッド装置 Pending JPH06290415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7463793A JPH06290415A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 磁気ヘッド装置

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JP7463793A JPH06290415A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 磁気ヘッド装置

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JPH06290415A true JPH06290415A (ja) 1994-10-18

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ID=13552929

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JP7463793A Pending JPH06290415A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 磁気ヘッド装置

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