JPH0629017Y2 - 植物の誘引具 - Google Patents

植物の誘引具

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JPH0629017Y2
JPH0629017Y2 JP1987150616U JP15061687U JPH0629017Y2 JP H0629017 Y2 JPH0629017 Y2 JP H0629017Y2 JP 1987150616 U JP1987150616 U JP 1987150616U JP 15061687 U JP15061687 U JP 15061687U JP H0629017 Y2 JPH0629017 Y2 JP H0629017Y2
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JP
Japan
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plant
linear
stem
linear members
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幹也 藤井
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は胡瓜、トマト、メロン等の植物をハウス栽培す
るときに使用される植物誘引具に関する。
〔従来の技術〕
植物を栽培するときに、植物を支えるための支柱が用い
られていたが、それに代わって植物栽培用ハウス内に張
られたワイヤーから紐を吊り下げ、それに植物の茎を縛
り付ける所謂、誘引栽培が多用されるようになってき
た。これは、従来の支柱を用いるより、ワイヤーと紐だ
けであるためコストが安くなり、又、栽培後の処理が簡
単であるという利点がある。
しかしながら、誘引栽培に於いても次のような問題点が
あった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
すなわち、ワイヤーに吊り下がった紐を植物の茎に縛り
付ける作業はきわめて煩わしいものである。植物が生育
して茎が伸びてくると、ワイヤーに沿って誘引紐の位置
をずらせると共に、茎の支持位置を変更して茎の根本側
を畝上に這わせ、植物の背丈があまり高くならないよう
にしなければならない。
植物が、成長するごとに茎を縛っている紐を解いて、再
びしっかりと結ぶ作業は手間がかかり、簡単な鉤などで
止めてもはずれたり、植物に実が付くと鉤では支えきれ
なくなる等の問題があった。本考案は以上の問題に鑑み
てなされたもので、茎が外れる心配がなく、しかも何度
でも簡単に茎の支持位置を変更できる誘引具を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の誘引具は次のような
構成としたものであって、すなわちバネ性を備え、且つ
互いに沿う状態で配置された一対の細長い線状部材の一
端には針金や紐等を結ぶ連結部が設けられ、他端は間隔
を隔てて対向されており、該他端には、植物の茎を挟脱
するための上記線状部材に対して略直角で折り曲げられ
平面視で閉じ状態が略円形状を呈する包持部材が設けら
れており、前記一対の細長い線状部材の他端を近接させ
た状態で該両線状部材に掛け渡された縮間部材が該線状
部材に沿って摺動自在となしたものである。
〔作用〕
本考案の構成によると、バネ性を備えた線状部材の一方
の端は互いに沿った状態であって、他端間隔を隔てて対
向されているものであるから、該線状部材間に掛け渡さ
れた縮間部材を該部材に沿って上下に摺動することによ
って一対の線状部材は、一方の端が開いたり閉じたりす
るものであり、それに伴って線状部材の先端に設けられ
た植物の茎を挟脱するための包持部材も開閉自在とな
る。従って、開いた状態の時に植物の茎を包持部材間に
入れ、縮間部材を他方に移動させれば、線状部材は互い
に接近して包持部材の先端が平面視で閉じ状態が略円形
状を呈するため、茎の断面形状に近い状態で周囲を取り
囲んで支持される。茎を支持している位置を変更したい
時は縮間部材を前回の操作とは逆に、下方から上方へ、
すなわち包持部材に近い位置にある縮間部材を包持部材
から遠ざける位置に移動させれは、バネ性を備えている
線状部材はバネの力で自然に開いて、支持されている茎
は包持部材から外れる。そして、再び支持したい茎の位
置を包持部材に入れ、縮間部材を移動させれば別の茎が
支持される。
以上のように、本考案の構成によると、極めて簡単な操
作で、自由に植物の茎を支持する位置を変更することが
でき、包持部材の先端が平面視で閉じ状態が略円形とな
るので、茎の周囲を囲んで確実に支持することができる
ものである。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の実施例による誘引具1を示
している。
第1図において、誘引具1は一対の細長い線状部材2,
2とその両端に連設する連結部5と一対の包持部材3,
3と線状部材2,2を摺動する縮間部材4とから成って
いる。
線状部材2はバネ性を備えているものであって、硬銅線
やピアノ線等が好適に使用されるが、他にアルミや他の
金属線や棒状のものでも良い。連結部5は線状部材の上
部に位置し、紐等を結んで誘引具を吊り下げるためのも
のである。
連結部5は、第1図では細長い環状となっているが必ず
しもこのような形である必要はなく、誘引具を吊り下げ
るための紐が縛りやすい形であればどんな形状でもよ
い。
線状部材2の先端に設けられている包持部材3は第1
図,第2図に於いては、線状部材2の先に曲げ加工が施
され、平面視で閉じ状態が略円形状を呈するように成形
されている。
包持部材3は植物の茎をしっかり掴むためのもので、線
状部材2に対して略直角の位置になるように折り曲げら
れている。
線状部材2に付属的に設けられている縮間部材4は一対
の線状部材間に掛け渡され、線状部材を一つに結束して
いるものであり、線状部材に沿って上下に摺動するよう
になっている。
縮間部材4は線状部材の上を滑り且つ耐摩耗性にすぐ
れ、破損しにくいものが良い。例えば、硬質合成樹脂や
バネ鋼などが好適である。
第1図は縮間部材4が線状部材2の上方にあり、一対の
線状部材2,2は互いに離れた状態、換言すればV字状
に開脚状態となっており、包持部材3,3も互いに離れ
ている。一対の線状部材2,2はバネによって常にこの
ような開脚状態を保持するように予め形成されている。
そして第2図は、線状部材2,2の下方に縮間部材4が
位置しており、該縮間部材4によって開脚状態になって
いた線状部材2,2が閉脚状態となったものを示してい
る。
包持部材3,3の先端30,30は第3図に第2図の平
面視図を示すように、閉じ状態で互いに接触し、包持部
材3,3は略円形を形成し、この円形で茎の周囲を取り
囲んだ状態として植物を支持誘引するのである。
第4図及び第5図は、本考案の他の実施例であって第4
図は包持部材3として平面視で閉じ状態が円形状を呈
し、合成樹脂製の成形体が使用されており、該成形体に
線状部材2が一体的に取り付けられている。
第5図は線状部材2が角型の鋼材であって、縮間部材4
はバネ状の金属が使用されているものである。又、誘引
具1を吊り下げる紐を結ぶ係止部5は鉤状となしたもの
である。第6図は本考案の誘引具1の使用例を示す概略
図であって、6はハウス(不図示)内に張設されたワイ
ヤーである。該ワイヤー6に紐7が垂れ下がっている。
紐7は細い針金やポリエチレンの結束紐等が使用され
る。この垂れ下がった紐7に本考案の誘引具1を吊り下
げるのである。第7図は紐7に誘引具1を吊り下げるた
めに紐を連結部5に結んだ状態を示す部分斜視図であ
る。
このように、誘引具1が紐7によって吊り下げられる
と、植物の茎9を手でもって、その適当な位置を誘引具
1の包持部材内に配置させ、縮間部材を下方に摺動さ
せ、茎を誘引具が掴んだら紐7を第6図の矢印×方向に
少し移動させ植物の支持具合を調節する。
植物は上へ上へと成長するが実を結ばない根本部や、実
を結び終えた部分を畝に沿わせて、実を結ぶ部分を人が
作業するのに適した位置に移動させながら栽培するた
め、誘引具1を吊るした紐は矢印×の方向へ次々と移動
させてゆくものである。また、その移動の度に茎の支持
位置は適当に変更されるのである。
〔効果〕
本考案の構成によると、バネ性を備えた線状部材を用い
バネの反発力を利用して茎の周囲を直接支持する平面視
で閉じ状態が円形状の包持部材を開き、閉じる時に縮間
部材を移動するもので、縮間部材を上下動させるという
きわめて簡単な動作で茎の周囲を支持でき、植物の成長
に伴って誘引具の移動や茎の支持位置をたびたび変更す
るときの手間と時間を大幅に節減でき、農作業の省力化
にすこぶる貢献できるという効果を奏するものである。
又、本考案の誘引具はその構成部材が線状部材からなる
ものであり、材質的な経済的メリットの他に成形が簡単
で、線材に防錆処理さえ施していれば長期間使用でき、
破損する心配がないという長所を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す斜視図、第3
図は第2図の誘引具の平面図、第4図及び第5図は本考
案の他の実施例を示す斜視図、第6図は本考案の誘引具
の使用状態を示す概略図、第7図は本考案の誘引具を紐
で結束した部分を示す部分斜視図である。 1…誘引具、2…線状部材、3…包持部、 4…縮間部材、5…係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バネ性を備え、且つ互いに沿う状態で配置
    された一対の細長い線状部材の一端に針金や紐等を結ぶ
    連結部が設けられ、該線状部材の他端は間隔を隔てて対
    向されていると共に、その先端に植物の茎を挟脱するた
    めの上記線状部材に対して略直角に折り曲げられて平面
    視で閉じ状態が略円形状を呈する包持部材が設けられて
    おり、前記一対の細長い線状部材の他端を近接させた状
    態で該両線状部材に架け渡された縮間部材が該線状部材
    に沿って摺動自在となっていることを特徴とする植物の
    誘引具。
JP1987150616U 1987-09-30 1987-09-30 植物の誘引具 Expired - Lifetime JPH0629017Y2 (ja)

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JP1987150616U JPH0629017Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 植物の誘引具

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JP1987150616U JPH0629017Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 植物の誘引具

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Publication Number Publication Date
JPS6456643U JPS6456643U (ja) 1989-04-10
JPH0629017Y2 true JPH0629017Y2 (ja) 1994-08-10

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ID=31423921

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228300Y2 (ja) * 1971-04-26 1977-06-28
JPS5353724Y2 (ja) * 1974-12-12 1978-12-22
CH661679A5 (fr) * 1985-02-20 1987-08-14 Outils Dumont Mfg Sa Brucelles a serrage et a desserrage automatiques.

Also Published As

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JPS6456643U (ja) 1989-04-10

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