JPH06290046A - 仮説推論の知識入力方法 - Google Patents
仮説推論の知識入力方法Info
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- JPH06290046A JPH06290046A JP5079471A JP7947193A JPH06290046A JP H06290046 A JPH06290046 A JP H06290046A JP 5079471 A JP5079471 A JP 5079471A JP 7947193 A JP7947193 A JP 7947193A JP H06290046 A JPH06290046 A JP H06290046A
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- hypothesis
- input
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 仮説推論の知識表現方法を体系化し、知識入
力を行うための表形式のエディターを使用することによ
り、知識の入力・編集を効率的に行うことを可能とす
る。 【構成】 仮説推論を用いたエキスパートシステムの知
識表現方法を、推論制御知識、動的知識、静的知識,仮
説の生成,削除を行う動的仮説知識、仮説の静的状態を
記述する静的仮説知識の5種類に体系化し、それぞれに
ついて、知識を入力するための汎用的な表形式のエディ
ター画面(ファクト、定数、外部関数、仮説、メタルー
ル、ルール)を表示し、該エディター画面に表示した欄
宛に入力された情報を読み込み編集する。 【効果】 これにより、知識の入力・編集が容易にでき
るようになり仮説推論を用いたエキスパートシステムの
開発効率が向上する。
力を行うための表形式のエディターを使用することによ
り、知識の入力・編集を効率的に行うことを可能とす
る。 【構成】 仮説推論を用いたエキスパートシステムの知
識表現方法を、推論制御知識、動的知識、静的知識,仮
説の生成,削除を行う動的仮説知識、仮説の静的状態を
記述する静的仮説知識の5種類に体系化し、それぞれに
ついて、知識を入力するための汎用的な表形式のエディ
ター画面(ファクト、定数、外部関数、仮説、メタルー
ル、ルール)を表示し、該エディター画面に表示した欄
宛に入力された情報を読み込み編集する。 【効果】 これにより、知識の入力・編集が容易にでき
るようになり仮説推論を用いたエキスパートシステムの
開発効率が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、鉄鋼業におけ
る通板計画や原料ヤード配置計画等の仮説推論を用いた
計画スケジュール作成用エキスパートシステムを構築す
る上での、知識表現方法および知識入力編集方法に関す
るものである。計算機の専門知識を知らない現場の操業
者が自らの持つ専門知識をエキスパートシステムに入力
したい場合、エキスパートシステムの開発効率,品質,
保守性の向上を図りたい場合に利用すると有用である。
る通板計画や原料ヤード配置計画等の仮説推論を用いた
計画スケジュール作成用エキスパートシステムを構築す
る上での、知識表現方法および知識入力編集方法に関す
るものである。計算機の専門知識を知らない現場の操業
者が自らの持つ専門知識をエキスパートシステムに入力
したい場合、エキスパートシステムの開発効率,品質,
保守性の向上を図りたい場合に利用すると有用である。
【0002】
【従来の技術】前向き推論のエキスパートシステムの知
識入力を表形式のエディターで行えるようにする技術は
すでに存在する(特開平04−190425号公報)。
それは、エキスパートシステムの知識表現方法を、推論
制御知識,動的知識,静的知識、および不確実な知識の
4種類に体系化し、それぞれについて知識を入力するた
めの表形式のエディター画面(ルール,メタルール,フ
レーム,ファクト,フアジー,定数,確信度付きデー
タ,外部関数)を使用し知識の入力編集を行う技術であ
る。一方、仮説推論の知識入力を表形式のエディターで
行えるようにする技術は存在せず、仮説推論の知識入力
をする際には、通常、AI言語によりフリーフォーマッ
トで知識入力を行なっていた。
識入力を表形式のエディターで行えるようにする技術は
すでに存在する(特開平04−190425号公報)。
それは、エキスパートシステムの知識表現方法を、推論
制御知識,動的知識,静的知識、および不確実な知識の
4種類に体系化し、それぞれについて知識を入力するた
めの表形式のエディター画面(ルール,メタルール,フ
レーム,ファクト,フアジー,定数,確信度付きデー
タ,外部関数)を使用し知識の入力編集を行う技術であ
る。一方、仮説推論の知識入力を表形式のエディターで
行えるようにする技術は存在せず、仮説推論の知識入力
をする際には、通常、AI言語によりフリーフォーマッ
トで知識入力を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、仮説推論を用い
たエキスパートシステムを構築する場合、知識表現のレ
ベルが低く、柔軟性に欠けており、エキスパートシステ
ムの開発効率,品質および保守性で問題が生じていた。
また、AI言語の文法が複雑で、高度なAIに関する専
門知識を要し、計算機の専門家以外の人が使いこなすの
は困難で、システム開発及び変更に効率よく、またきめ
細かに対処できない問題もあった。
たエキスパートシステムを構築する場合、知識表現のレ
ベルが低く、柔軟性に欠けており、エキスパートシステ
ムの開発効率,品質および保守性で問題が生じていた。
また、AI言語の文法が複雑で、高度なAIに関する専
門知識を要し、計算機の専門家以外の人が使いこなすの
は困難で、システム開発及び変更に効率よく、またきめ
細かに対処できない問題もあった。
【0004】この発明は、従来のエキスパートシステム
の知識入力方法を改良して、仮説推論の知識入力も行え
るようにし、上述のような問題を取り除くことを目的と
する。
の知識入力方法を改良して、仮説推論の知識入力も行え
るようにし、上述のような問題を取り除くことを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、仮説推論を
用いたエキスパートシステムの知識表現方法を、推論制
御知識、動的知識、静的知識、仮説の状態の更新および
仮説の生成,削除を行う動的仮説知識、および、仮説の
静的状態を記述する静的仮説知識の5種類に体系化し、
それぞれについて、知識を入力するための汎用的な表形
式のエディター画面を表示し、該エディター画面に表示
した欄宛に入力された情報を読み込み編集する。
用いたエキスパートシステムの知識表現方法を、推論制
御知識、動的知識、静的知識、仮説の状態の更新および
仮説の生成,削除を行う動的仮説知識、および、仮説の
静的状態を記述する静的仮説知識の5種類に体系化し、
それぞれについて、知識を入力するための汎用的な表形
式のエディター画面を表示し、該エディター画面に表示
した欄宛に入力された情報を読み込み編集する。
【0006】
【作用】すなわち、仮説推論を用いたエキスパートシス
テムの知識表現方法を、推論制御知識、動的知識、静的
知識、仮説の状態の更新および仮説の生成,削除を行う
動的仮説知識、および、仮説の静的状態を記述する静的
仮説知識に体系化し、それぞれについて知識を入力す
る。
テムの知識表現方法を、推論制御知識、動的知識、静的
知識、仮説の状態の更新および仮説の生成,削除を行う
動的仮説知識、および、仮説の静的状態を記述する静的
仮説知識に体系化し、それぞれについて知識を入力す
る。
【0007】推論制御知識としては、メタルールエディ
ター画面よりルールの実行制御手順を入力・編集する。
動的知識としては、ルールエディター画面より静的知識
を操作する方法に関する規則(ルール)を入力・編集す
る。静的知識としては、ファクトエディター画面より、
事実,ワークデータ等を記述する宣言的知識を、定数エ
ディター画面より定数を記述する宣言的知識を、外部関
数エディター画面よりルールで使用する外部関数の定義
を入力・編集する。動的仮説知識としてはルールエディ
ター画面により、静的仮説知識の集合からなる仮説の更
新,生成,削除に関する規則(ルール)を入力・編集す
る。静的仮説知識としては仮説エディター画面より、仮
説として使用する事実,ワークデータ等を記述する宣言
的知識を入力・編集する。
ター画面よりルールの実行制御手順を入力・編集する。
動的知識としては、ルールエディター画面より静的知識
を操作する方法に関する規則(ルール)を入力・編集す
る。静的知識としては、ファクトエディター画面より、
事実,ワークデータ等を記述する宣言的知識を、定数エ
ディター画面より定数を記述する宣言的知識を、外部関
数エディター画面よりルールで使用する外部関数の定義
を入力・編集する。動的仮説知識としてはルールエディ
ター画面により、静的仮説知識の集合からなる仮説の更
新,生成,削除に関する規則(ルール)を入力・編集す
る。静的仮説知識としては仮説エディター画面より、仮
説として使用する事実,ワークデータ等を記述する宣言
的知識を入力・編集する。
【0008】表形式のエディター画面に、ユーザが日常
使う言葉(日本語)で埋めていくので、文法は簡潔で容
易になり、AIに関する高度な知識を不要にした。エデ
ィター画面は、マルチウィンドウ,マウス,カラーグラ
フィックスの環境で動作するので、知識入力・編集作業
を効率的に行える。したがって、知識の表現レベルが高
くなり、知識入力,編集が容易になった。
使う言葉(日本語)で埋めていくので、文法は簡潔で容
易になり、AIに関する高度な知識を不要にした。エデ
ィター画面は、マルチウィンドウ,マウス,カラーグラ
フィックスの環境で動作するので、知識入力・編集作業
を効率的に行える。したがって、知識の表現レベルが高
くなり、知識入力,編集が容易になった。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。この
実施例は、エキスパ−トシステム開発用計算機により、
加熱及び薬品処理を行うラインにおける製品の処理順序
を仮説推論を用いて決定するものである。該ラインは設
備制御用コンピュ−タで稼働および処理パラメ−タが制
御され、該設備制御用コンピュ−タはその上位のプロセ
スコンピュ−タにより制御デ−タを受ける。該プロセス
コンピュ−タに、エキスパ−トシステム開発用計算機に
より決定された製品の処理順序が設定され、これに基づ
いてプロセスコンピュ−タが、制御デ−タを生成して設
備制御コンピュ−タに与える。又は、設備制御用コンピ
ュ−タの上位のプロセスコンピュ−タに、エキスパ−ト
システムオンライン実行用プロセスコンピュ−タが接続
され、該エキスパ−トシステムオンライン実行用プロセ
スコンピュ−タに、エキスパ−トシステム開発用計算機
により決定された製品の処理順序が設定され、これに基
づいてエキスパ−トシステムオンライン実行用プロセス
コンピュ−タが、制御デ−タを生成して、設備制御コン
ピュ−タの上位のプロセスコンピュ−タに与える。以下
に説明する、仮説推論を用いたエキスパートシステムの
知識入力編集・表現方法は、上記エキスパ−トシステム
開発用計算機において実施されるものである。 なお、
仮説推論を用いたエキスパートシステムを構築する場
合、仮説推論のみを使用するのではなく、通常、前向き
推論と仮説推論を併用してシステム構築を行う。この実
施例の前向き推論に関する部分(ファクト,定数,外部
関数,メタルール)は、特開平04−190245号公
報に開示したものと同様である。
実施例は、エキスパ−トシステム開発用計算機により、
加熱及び薬品処理を行うラインにおける製品の処理順序
を仮説推論を用いて決定するものである。該ラインは設
備制御用コンピュ−タで稼働および処理パラメ−タが制
御され、該設備制御用コンピュ−タはその上位のプロセ
スコンピュ−タにより制御デ−タを受ける。該プロセス
コンピュ−タに、エキスパ−トシステム開発用計算機に
より決定された製品の処理順序が設定され、これに基づ
いてプロセスコンピュ−タが、制御デ−タを生成して設
備制御コンピュ−タに与える。又は、設備制御用コンピ
ュ−タの上位のプロセスコンピュ−タに、エキスパ−ト
システムオンライン実行用プロセスコンピュ−タが接続
され、該エキスパ−トシステムオンライン実行用プロセ
スコンピュ−タに、エキスパ−トシステム開発用計算機
により決定された製品の処理順序が設定され、これに基
づいてエキスパ−トシステムオンライン実行用プロセス
コンピュ−タが、制御デ−タを生成して、設備制御コン
ピュ−タの上位のプロセスコンピュ−タに与える。以下
に説明する、仮説推論を用いたエキスパートシステムの
知識入力編集・表現方法は、上記エキスパ−トシステム
開発用計算機において実施されるものである。 なお、
仮説推論を用いたエキスパートシステムを構築する場
合、仮説推論のみを使用するのではなく、通常、前向き
推論と仮説推論を併用してシステム構築を行う。この実
施例の前向き推論に関する部分(ファクト,定数,外部
関数,メタルール)は、特開平04−190245号公
報に開示したものと同様である。
【0010】図1に、エキスパ−トシステム開発用計算
機における処理の概要を示す。まず対象とする問題毎に
知識名、バージョン等の知識ベース登録1−1を行う。
次に静的知識(ファクト,定数,外部関数定義),静的
仮説知識(仮説)の入力編集1−2を行う。これらは、
動的知識および動的仮説知識(もし 〜ならば 〜どうす
る,もの 〜という仮説があれば 〜どうする。という形
式のルール)で使用される。次に動的知識,動的仮説知
識の構造,推論方法を決める推論制御知識(メタルー
ル)の入力編集1−3を行う。最後に動的知識,動的仮
説知識(ルール)の入力編集1−4を行い、エキスパー
トシステムを構築する。なお、動的知識,動的仮説知識
で用いない上記静的知識は定義する必要はない。
機における処理の概要を示す。まず対象とする問題毎に
知識名、バージョン等の知識ベース登録1−1を行う。
次に静的知識(ファクト,定数,外部関数定義),静的
仮説知識(仮説)の入力編集1−2を行う。これらは、
動的知識および動的仮説知識(もし 〜ならば 〜どうす
る,もの 〜という仮説があれば 〜どうする。という形
式のルール)で使用される。次に動的知識,動的仮説知
識の構造,推論方法を決める推論制御知識(メタルー
ル)の入力編集1−3を行う。最後に動的知識,動的仮
説知識(ルール)の入力編集1−4を行い、エキスパー
トシステムを構築する。なお、動的知識,動的仮説知識
で用いない上記静的知識は定義する必要はない。
【0011】次に各段階に於ける知識の詳細な入力,編
集方法について説明する。計算機のエキスパートシステ
ム構築用ソフトウェアを起動すると図2に示す全体シス
テム管理画面をCRT上に表示する。オペレ−タがそれ
に示された項目を指定すると、図3,図4あるいは図5
に示す、指定された項目の細目画面を表示する。すなわ
ち、図2に示す全体システム管理画面で項目を指定する
ことにより、以降説明する知識ベースの登録(図中 知
識ベース編集)及び知識の入力,編集(図中 エディタ
ー)を選択,起動するとともに、AI言語への変換ソフ
トウェアの起動,構築したエキスパートシステムの検
証,テスト機能などを選択し起動する事が出来る。
集方法について説明する。計算機のエキスパートシステ
ム構築用ソフトウェアを起動すると図2に示す全体シス
テム管理画面をCRT上に表示する。オペレ−タがそれ
に示された項目を指定すると、図3,図4あるいは図5
に示す、指定された項目の細目画面を表示する。すなわ
ち、図2に示す全体システム管理画面で項目を指定する
ことにより、以降説明する知識ベースの登録(図中 知
識ベース編集)及び知識の入力,編集(図中 エディタ
ー)を選択,起動するとともに、AI言語への変換ソフ
トウェアの起動,構築したエキスパートシステムの検
証,テスト機能などを選択し起動する事が出来る。
【0012】知識ベース登録: 図1 1−1 全体システム管理画面(図2)の知識ベース編集を選択
すると知識ベース編集画面( 図6)が表示される;本
画面の“知識ベース登録”を選択し、知識ベース名(本
件の例では“test1”)、バージョンNO(知識の新旧
を数字で表現したもの。本例では1.0)、及びグローバ
ル群番号(プロセスコンピュータとオンラインで推論結
果等を受渡しするためのファイル群に番号を割付たもの
でデバッグ用とプロコン実機用の2つを本実施例では指
定可能)を入力し登録する。登録後、終了を選択し、本
画面を終了させる。
すると知識ベース編集画面( 図6)が表示される;本
画面の“知識ベース登録”を選択し、知識ベース名(本
件の例では“test1”)、バージョンNO(知識の新旧
を数字で表現したもの。本例では1.0)、及びグローバ
ル群番号(プロセスコンピュータとオンラインで推論結
果等を受渡しするためのファイル群に番号を割付たもの
でデバッグ用とプロコン実機用の2つを本実施例では指
定可能)を入力し登録する。登録後、終了を選択し、本
画面を終了させる。
【0013】静的知識,静的仮説知識の入力,編集:
図1 1−2 静的知識,静的仮説知識の表現方法として、(1)仮説,
(2)ファクト,(3)定数,(4)外部関数定義 の4種類
を使用する。これらの知識は、後述する動的知識,動的
仮説知識(ルール)で参照又は、書換えられる知識の名
称及びその初期値等を定義するものである。
図1 1−2 静的知識,静的仮説知識の表現方法として、(1)仮説,
(2)ファクト,(3)定数,(4)外部関数定義 の4種類
を使用する。これらの知識は、後述する動的知識,動的
仮説知識(ルール)で参照又は、書換えられる知識の名
称及びその初期値等を定義するものである。
【0014】(1)仮説 このエディターは仮説推論を行う上で新たに設定したも
のであり、仮説として使用するファクト(仮説ファク
ト)の集合を定義する。仮説ファクトとは、仮説として
使用する様々な知識の事象を「 〜の 〜が 〜である」
という形式で表現したものである。仮説として定義され
たファクト名,フィールド名,値等は、後述するルール
内の条件部「もし 〜の 〜が 〜という仮説があれば」
で特定された仮説に対して参照され、ルール実行部の
「 〜の 〜を 〜する」で書き換え(更新,削除,生
成)られて、仮説を制御するデータとして使用される。
図3の画面の「仮説」の項目を指定すると、図10に示
す仮説エディター画面が表示されるので、この画面によ
り入力する。本画面は、 1)表形式にて知識データを入力する機能部分 区分,仮説ファクト,仮説フィールド,数,属性,値,
メモ欄 2)上記項目毎の入力方法及び編集方法を選択,指示す
る機能部分 図10の1の部分 3)入力または表示する画面のページを選択,指示する
機能部分 図10の2の部分 4)ユーザにシステムのメッセージを表示する機能部分 メッセージ欄 5)データを入力後、その文法のエラー等合理性チェッ
クの有無を指定する機能部分 チェック欄 で構成され、知識データは以下の項目を入力する。
のであり、仮説として使用するファクト(仮説ファク
ト)の集合を定義する。仮説ファクトとは、仮説として
使用する様々な知識の事象を「 〜の 〜が 〜である」
という形式で表現したものである。仮説として定義され
たファクト名,フィールド名,値等は、後述するルール
内の条件部「もし 〜の 〜が 〜という仮説があれば」
で特定された仮説に対して参照され、ルール実行部の
「 〜の 〜を 〜する」で書き換え(更新,削除,生
成)られて、仮説を制御するデータとして使用される。
図3の画面の「仮説」の項目を指定すると、図10に示
す仮説エディター画面が表示されるので、この画面によ
り入力する。本画面は、 1)表形式にて知識データを入力する機能部分 区分,仮説ファクト,仮説フィールド,数,属性,値,
メモ欄 2)上記項目毎の入力方法及び編集方法を選択,指示す
る機能部分 図10の1の部分 3)入力または表示する画面のページを選択,指示する
機能部分 図10の2の部分 4)ユーザにシステムのメッセージを表示する機能部分 メッセージ欄 5)データを入力後、その文法のエラー等合理性チェッ
クの有無を指定する機能部分 チェック欄 で構成され、知識データは以下の項目を入力する。
【0015】区分 ユーザーがデータのグ
ルーピングをしたり、画面の視認性を向上するために任
意に番号を入力する。省略しても可; ファクト名 知識の名称「 〜の」にあたるもの
でユーザーが任意に入力する; フィールド名 知識の項目「 〜の 〜が」にあたる
もので、ファクト名と一組で使用する; フィールド要素 フィールド名に配列を指定する事が
でき、その際に配列の要素番号を指定する; フィールド配列数 配列のもつ要素の数を入力する。
ルーピングをしたり、画面の視認性を向上するために任
意に番号を入力する。省略しても可; ファクト名 知識の名称「 〜の」にあたるもの
でユーザーが任意に入力する; フィールド名 知識の項目「 〜の 〜が」にあたる
もので、ファクト名と一組で使用する; フィールド要素 フィールド名に配列を指定する事が
でき、その際に配列の要素番号を指定する; フィールド配列数 配列のもつ要素の数を入力する。
【0016】属性 値の属性(“整数”,
“実数”,“文字列”又は“整数ファイル”,“実数ファ
イル”,“文字列ファイル”)を入力する; 値 知識の初期値となる値を入力する;
空白とした場合、本システムであらかじめ決めている初
期値がセットされる;後述する定数名(先頭に“!”を
付加し入力)も使用可能である;また、プロセスコンピ
ュータからの入力も所定のファイルを経由して可能であ
り、その場合属性欄に“〇〇〇ファイル”を指定する; メモ ユーザーが、注釈を残したい場合に
入力する。 (2)ファクト 前向き推論で使用する様々な知識の事象を「 〜の 〜
が 〜である」という形式で表現したものでファクトエ
ディター画面(図12)より入力する。画面構成は仮説
エディターと同様である。ファクトとして定義されたフ
ァクト名,フィールド名,値等は、後述するルール内の
条件部「もし 〜の 〜が 〜であれば」で参照され、
ルール実行部「 〜の 〜を 〜する」で書換えられて
(更新,削除,生成)ルールの実行を制御するデータと
して使用される。図12はその入力例であり、object等
の諸元を定義している。objectのidを1,tempを100と
する等、ファクトの名称及び初期値を設定している。
“実数”,“文字列”又は“整数ファイル”,“実数ファ
イル”,“文字列ファイル”)を入力する; 値 知識の初期値となる値を入力する;
空白とした場合、本システムであらかじめ決めている初
期値がセットされる;後述する定数名(先頭に“!”を
付加し入力)も使用可能である;また、プロセスコンピ
ュータからの入力も所定のファイルを経由して可能であ
り、その場合属性欄に“〇〇〇ファイル”を指定する; メモ ユーザーが、注釈を残したい場合に
入力する。 (2)ファクト 前向き推論で使用する様々な知識の事象を「 〜の 〜
が 〜である」という形式で表現したものでファクトエ
ディター画面(図12)より入力する。画面構成は仮説
エディターと同様である。ファクトとして定義されたフ
ァクト名,フィールド名,値等は、後述するルール内の
条件部「もし 〜の 〜が 〜であれば」で参照され、
ルール実行部「 〜の 〜を 〜する」で書換えられて
(更新,削除,生成)ルールの実行を制御するデータと
して使用される。図12はその入力例であり、object等
の諸元を定義している。objectのidを1,tempを100と
する等、ファクトの名称及び初期値を設定している。
【0017】(3)定数 知識の中で事象の基準値など定まった値を定数名として
定義し、仮説ファクト,ファクト,ルール等他の知識で
定数名で引用できる。定数エディター 図14より入力
する。画面構成は仮説エディターと同様である。本エデ
ィターで定数を定義することで管理の一元性を保つ事が
でき、また、本画面で値を変更するだけでファクト,ル
ール等で引用している値が一括して変更されるため開発
効率も向上する。図14はその入力例であり、 “nullint”は、整数型で -999 “sup3”は、実数型で 1200.0 尚、他画面で本値を引用する場合は、“!sup3”の様に
先頭に“!”を付加し、定数名で引用する。
定義し、仮説ファクト,ファクト,ルール等他の知識で
定数名で引用できる。定数エディター 図14より入力
する。画面構成は仮説エディターと同様である。本エデ
ィターで定数を定義することで管理の一元性を保つ事が
でき、また、本画面で値を変更するだけでファクト,ル
ール等で引用している値が一括して変更されるため開発
効率も向上する。図14はその入力例であり、 “nullint”は、整数型で -999 “sup3”は、実数型で 1200.0 尚、他画面で本値を引用する場合は、“!sup3”の様に
先頭に“!”を付加し、定数名で引用する。
【0018】(4)外部関数定義 動的知識,動的仮説知識(ルール)の実行部に於て、ユ
ーザーが作成したサブルーチンをコールしたい場合に、
そのサブルーチンの属性を図16に示す外部関数定義エ
ディター画面により定義する。画面の構成は、仮説と同
様である;図16は、その入力例であり、“kadourit
u”はC言語で作成され、入力に整数の引数が2ヶある
事を定義している。“average”はFORTRANで作
成され入力に実数の引数が2ヶあり、結果は関数名その
ものに実数型で返される事を示す。“locate”はC言語
で作成され入力に整数の引数2ヶと文字列の引数が1ヶ
あり、結果を文字列データとして返す事を定義してい
る。“average”及び“locate”はルール実行部にて、
外部サブルーチンとして、コールされる。
ーザーが作成したサブルーチンをコールしたい場合に、
そのサブルーチンの属性を図16に示す外部関数定義エ
ディター画面により定義する。画面の構成は、仮説と同
様である;図16は、その入力例であり、“kadourit
u”はC言語で作成され、入力に整数の引数が2ヶある
事を定義している。“average”はFORTRANで作
成され入力に実数の引数が2ヶあり、結果は関数名その
ものに実数型で返される事を示す。“locate”はC言語
で作成され入力に整数の引数2ヶと文字列の引数が1ヶ
あり、結果を文字列データとして返す事を定義してい
る。“average”及び“locate”はルール実行部にて、
外部サブルーチンとして、コールされる。
【0019】推論制御知識入力,編集(以下、メタルー
ル):図1 1−3 メタルールとは後述する動的知識,動的仮説知識(ルー
ル)をいくつかの知識群にまとめ、あるいは分けて、そ
の知識群の単位で推論の実行順序を制御するためのもの
である;知識群の実行制御の方法として、メタルールエ
ディター画面 図19にて、あらかじめ決めておく方法
とルール内で実行中に知識群を切り替える方法があり両
者の併用も可能である;図19にメタルールエデイター
画面を示す。画面の構成は、仮説と同様であり、入力項
目は、知識群の実行順序の指定(本実施例では、行の上
から下へ実行する),知識群の名称,及び競合解消法を
指定する。なお、区分,メモは、仮説エディターと同様
である;知識群の切り替えタイミングは、推論実行中当
該知識群の中で成立するルールがない時、または後述す
るルール内で他の知識群がコールされた(開始操作)場
合である;図19はその入力例であり本知識ベース“te
st1”は3つの知識群よりり構成される。
ル):図1 1−3 メタルールとは後述する動的知識,動的仮説知識(ルー
ル)をいくつかの知識群にまとめ、あるいは分けて、そ
の知識群の単位で推論の実行順序を制御するためのもの
である;知識群の実行制御の方法として、メタルールエ
ディター画面 図19にて、あらかじめ決めておく方法
とルール内で実行中に知識群を切り替える方法があり両
者の併用も可能である;図19にメタルールエデイター
画面を示す。画面の構成は、仮説と同様であり、入力項
目は、知識群の実行順序の指定(本実施例では、行の上
から下へ実行する),知識群の名称,及び競合解消法を
指定する。なお、区分,メモは、仮説エディターと同様
である;知識群の切り替えタイミングは、推論実行中当
該知識群の中で成立するルールがない時、または後述す
るルール内で他の知識群がコールされた(開始操作)場
合である;図19はその入力例であり本知識ベース“te
st1”は3つの知識群よりり構成される。
【0020】動的知識,動的仮説知識入力編集: 図1
1−4 既述した静的知識,静的仮説知識が推論の初期値などを
定義するのに対し、動的知識,動的仮説知識は推論の本
体となる知識である。その形式は、仮説推論の場合、条
件部「もの 〜の 〜が 〜という仮説が有れば」、実
行部「 〜の 〜を どうする」という形式となり、前
向き推論の場合は、条件部「もの 〜の 〜が 〜であ
れば」、実行部「 〜の 〜をどうする」という形式で
表現する。仮説推論の場合も前向き推論の場合も同一の
ルールエディター画面(図21+図22)より入力す
る。
1−4 既述した静的知識,静的仮説知識が推論の初期値などを
定義するのに対し、動的知識,動的仮説知識は推論の本
体となる知識である。その形式は、仮説推論の場合、条
件部「もの 〜の 〜が 〜という仮説が有れば」、実
行部「 〜の 〜を どうする」という形式となり、前
向き推論の場合は、条件部「もの 〜の 〜が 〜であ
れば」、実行部「 〜の 〜をどうする」という形式で
表現する。仮説推論の場合も前向き推論の場合も同一の
ルールエディター画面(図21+図22)より入力す
る。
【0021】動的知識,動的仮説知識の入力方法:ルー
ルエディター画面からルールの属性及びルールの内容を
定義する。 (1)ルール属性定義 ルール単位に当該ルール名,知識群名,優先度及び注釈
を残したい場合、メモ欄を入力する。図21+図22
は、その入力例であり、知識群名は、“roop"、ルール
名は“roop2"、優先度は定数 !lower1 となっている; (2)ルール内容定義 仮説推論の場合は、条件部「もし 〜という仮説があれ
ば」,実行部「 〜をどうする」で構成され、前向き推論の
場合は、条件部「もし 〜であれば」,実行部「 〜をど
うする」より構成される。条件部又は、実行部がないル
ールの記述は不可である。
ルエディター画面からルールの属性及びルールの内容を
定義する。 (1)ルール属性定義 ルール単位に当該ルール名,知識群名,優先度及び注釈
を残したい場合、メモ欄を入力する。図21+図22
は、その入力例であり、知識群名は、“roop"、ルール
名は“roop2"、優先度は定数 !lower1 となっている; (2)ルール内容定義 仮説推論の場合は、条件部「もし 〜という仮説があれ
ば」,実行部「 〜をどうする」で構成され、前向き推論の
場合は、条件部「もし 〜であれば」,実行部「 〜をど
うする」より構成される。条件部又は、実行部がないル
ールの記述は不可である。
【0022】条件部 実行部を実行するのに必要な仮説およびファクトの制約
条件ないし、判定条件を記述する。本条件部が成立した
場合に実行部を実行する。以下その記述要領について説
明する;フレーム名(ファクト名) 判定する仮説ファク
トおよびファクトを記述する。仮説推論の場合は、仮説
機能の記述を示す@仮説によって、仮説を特定する条件
を区切る。第2行目以降は、同一フレームの場合は本項
目は、空白でも良い; スロット名(フィールド名) 上記に対応するフィールド
を記述する。 インデックス またファクトで配列要素を
引用する場合は“インデックス”欄にその要素番号を指
定する。
条件ないし、判定条件を記述する。本条件部が成立した
場合に実行部を実行する。以下その記述要領について説
明する;フレーム名(ファクト名) 判定する仮説ファク
トおよびファクトを記述する。仮説推論の場合は、仮説
機能の記述を示す@仮説によって、仮説を特定する条件
を区切る。第2行目以降は、同一フレームの場合は本項
目は、空白でも良い; スロット名(フィールド名) 上記に対応するフィールド
を記述する。 インデックス またファクトで配列要素を
引用する場合は“インデックス”欄にその要素番号を指
定する。
【0023】値 判定すべく値を次の形式で記述す
る;整数,実数,文字列,定数名(先頭に‘!'を付
加)変数(先頭に‘?'を付加)及びシステムのデフォ
ルト値(記号Nulli等)を記述可;変数の場合はある値
をその変数に束縛する(あてはめる)事を意味する;仮
説推論の場合は、仮説の最初の行に仮説を示すポインタ
変数を記述する。この仮説ポインタは、ルール実行部に
記述した操作をどの仮説に対して行うのか明記するため
のもので各仮説に1対1で対応している。この仮説ポイ
ンタは、ルール条件部に記述した仮説のファクトの状態
に合致した仮説が存在したときに取得される。
る;整数,実数,文字列,定数名(先頭に‘!'を付
加)変数(先頭に‘?'を付加)及びシステムのデフォ
ルト値(記号Nulli等)を記述可;変数の場合はある値
をその変数に束縛する(あてはめる)事を意味する;仮
説推論の場合は、仮説の最初の行に仮説を示すポインタ
変数を記述する。この仮説ポインタは、ルール実行部に
記述した操作をどの仮説に対して行うのか明記するため
のもので各仮説に1対1で対応している。この仮説ポイ
ンタは、ルール条件部に記述した仮説のファクトの状態
に合致した仮説が存在したときに取得される。
【0024】演算子 “以上”,“以下”,“より大”,
“未満”を指定できる。
“未満”を指定できる。
【0025】入力がない場合は等しいという意味であ
る; 接続子 各行間の接続関係を指定する;“であり”,
“である”,“とし”,“とする”、“でなく”,“でな
い”,“かつ”,“または”,“が存在しない”のうちど
れが1つを1行毎に指定する;“でなく”,“でない”
は否定の意を表し、“かつ”,“または”条件間の接続
関係を表す。“が存在しない”は条件に記述したファク
トが一つも存在しない場合にルールが成立する事を意味
する;また、仮説推論の場合は、仮説の最初の行は空白
とし、最後の行は“という仮説有”,“という仮説無”
のいずれかを記述する。
る; 接続子 各行間の接続関係を指定する;“であり”,
“である”,“とし”,“とする”、“でなく”,“でな
い”,“かつ”,“または”,“が存在しない”のうちど
れが1つを1行毎に指定する;“でなく”,“でない”
は否定の意を表し、“かつ”,“または”条件間の接続
関係を表す。“が存在しない”は条件に記述したファク
トが一つも存在しない場合にルールが成立する事を意味
する;また、仮説推論の場合は、仮説の最初の行は空白
とし、最後の行は“という仮説有”,“という仮説無”
のいずれかを記述する。
【0026】計算式 条件部及び実行部にて使用してい
る変数に対して、その変数を制約する計算式を使う事が
できる;変数名=式というフォームで構成し、右辺は四
則演算+,−,*,/及びカッコ( )記号を用いて通
常の数式表現で記述する;また右辺には、定数名(先頭
に‘!'を付加)及びライブラリー関数も使用する事が
出来る; 図9は入力例である。@仮説で囲まれた部分にその仮説
を特定する条件を記述する。そして、この条件に合致し
た仮説がポインタ変数?vp1 により取得される。
る変数に対して、その変数を制約する計算式を使う事が
できる;変数名=式というフォームで構成し、右辺は四
則演算+,−,*,/及びカッコ( )記号を用いて通
常の数式表現で記述する;また右辺には、定数名(先頭
に‘!'を付加)及びライブラリー関数も使用する事が
出来る; 図9は入力例である。@仮説で囲まれた部分にその仮説
を特定する条件を記述する。そして、この条件に合致し
た仮説がポインタ変数?vp1 により取得される。
【0027】実行部 条件部が成立した場合に実行する内容を記述する。記述
要領は、条件部とほぼ同様であるが、操作欄で“仮説生
成”,“仮説削除”,“更新”,“削除”,“生成”,“コ
ール”,“表示”,“開始”を選択指定することで、下記
機能を実行出来る; 1)仮説ファクト,ファクトのデータの操作 仮説ファクト,ファクトの値の“更新”及びその“削
除”又は、新しいファクト,仮説ファクトの“生成” 2)仮説の生成及び削除 3)システムであらかじめ準備している標準サブルーチ
ンの“コール” 4)ユーザーが作成したサブルーチン(外部サブルーチ
ン)の“コール” 5)ファクト,仮説ファクトデータ等のコンソールへの
“表示” 6)他,知識群への実行権の切換え“開始”。
要領は、条件部とほぼ同様であるが、操作欄で“仮説生
成”,“仮説削除”,“更新”,“削除”,“生成”,“コ
ール”,“表示”,“開始”を選択指定することで、下記
機能を実行出来る; 1)仮説ファクト,ファクトのデータの操作 仮説ファクト,ファクトの値の“更新”及びその“削
除”又は、新しいファクト,仮説ファクトの“生成” 2)仮説の生成及び削除 3)システムであらかじめ準備している標準サブルーチ
ンの“コール” 4)ユーザーが作成したサブルーチン(外部サブルーチ
ン)の“コール” 5)ファクト,仮説ファクトデータ等のコンソールへの
“表示” 6)他,知識群への実行権の切換え“開始”。
【0028】以下機能別にその記述要領及び作用につい
て説明する; 1)仮説ファクト,ファクトのデータ操作 操作欄が“更新”の場合、対象とする仮説ファクト,フ
ァクト名及びフィールド名(配列要素の場合インデック
スを指定)及び更新する値を指定する。尚、変数を使用
する場合は、条件部又は計算式等で束縛されている必要
がある;“生成”の場合、仮説ファクト名,ファクト名
(配列要素の場合インデックスを指定)及び値を指定す
る。実行する新しいファクトデータを生成する;“削
除”の場合、仮説ファクト名,ファクト名を指定する。
ルールが実行すると、指定されたファクトデータそのも
のを消去する(関連するスロットデータ全てを消去す
る);図21+図22にその例を記述している。
て説明する; 1)仮説ファクト,ファクトのデータ操作 操作欄が“更新”の場合、対象とする仮説ファクト,フ
ァクト名及びフィールド名(配列要素の場合インデック
スを指定)及び更新する値を指定する。尚、変数を使用
する場合は、条件部又は計算式等で束縛されている必要
がある;“生成”の場合、仮説ファクト名,ファクト名
(配列要素の場合インデックスを指定)及び値を指定す
る。実行する新しいファクトデータを生成する;“削
除”の場合、仮説ファクト名,ファクト名を指定する。
ルールが実行すると、指定されたファクトデータそのも
のを消去する(関連するスロットデータ全てを消去す
る);図21+図22にその例を記述している。
【0029】2)仮説の生成及び削除 操作欄が“仮説生成”の場合、指定された仮説(条件部
によって取得した仮説ポインタによって指定)のコピー
を作る。“仮説削除”の場合は、指定された仮説を削除
する;図21+図22にその例を示している。ルール r
oop2 では、条件部で取得された仮説 ?vp1 の中に新
たな仮説を生成している(仮説のコピーを作ってい
る)。そして新たに作成した仮説の仮説ファクト orde
r の id の値と penaltyの count の値を更新し
ている。そして、もとの仮説(親仮説)の仮説ファクト
pair の値を更新している。ルールroop14 では、条
件部で指定された仮説を実行部で削除している。
によって取得した仮説ポインタによって指定)のコピー
を作る。“仮説削除”の場合は、指定された仮説を削除
する;図21+図22にその例を示している。ルール r
oop2 では、条件部で取得された仮説 ?vp1 の中に新
たな仮説を生成している(仮説のコピーを作ってい
る)。そして新たに作成した仮説の仮説ファクト orde
r の id の値と penaltyの count の値を更新し
ている。そして、もとの仮説(親仮説)の仮説ファクト
pair の値を更新している。ルールroop14 では、条
件部で指定された仮説を実行部で削除している。
【0030】3)標準サブルーチンのコール処理 操作欄が“コール”の場合、本システム内で標準で準備
しているサブルーチンで本実施例では以下を準備してい
る。尚、記述要領はファクトの項に“%標準”、フィー
ルドの項に下記サブルーチン名,値の項に引数,操作欄
に“コール”と指定する。
しているサブルーチンで本実施例では以下を準備してい
る。尚、記述要領はファクトの項に“%標準”、フィー
ルドの項に下記サブルーチン名,値の項に引数,操作欄
に“コール”と指定する。
【0031】4)ユーザー作成の外部サブルーチンのコ
ール処理 操作欄が“コール”の場合、ユーザーが作成したFOR
TRAN及びC言語のサブルーチンをコールする事が出
来る。記述要領は、ファクトの項に“%外部”,フィー
ルドの項にサブルーチン名、値の項に引数、操作欄に
“コール”と指定する。あらかじめ外部関数エディター
にて引数の属性等を定義しておく必要がある。引数は、
整数,実数,文字列,定数名,変数が使用出来、複数あ
る場合は‘,’で区切って記述する。
ール処理 操作欄が“コール”の場合、ユーザーが作成したFOR
TRAN及びC言語のサブルーチンをコールする事が出
来る。記述要領は、ファクトの項に“%外部”,フィー
ルドの項にサブルーチン名、値の項に引数、操作欄に
“コール”と指定する。あらかじめ外部関数エディター
にて引数の属性等を定義しておく必要がある。引数は、
整数,実数,文字列,定数名,変数が使用出来、複数あ
る場合は‘,’で区切って記述する。
【0032】5)仮説ファクト,ファクトデータ等のコ
ンソール表示 操作欄が“表示”の場合、仮説ファクト,ファクトの値
をCRTのコンソールウィンドウ上に表示する事が出来
る。記述要領は、ファクトの項に仮説ファクトおよびフ
ァクトをフィールドの項にフィールド名を指定する。操
作欄は“表示”を指定する。尚、値欄は不用である。
ンソール表示 操作欄が“表示”の場合、仮説ファクト,ファクトの値
をCRTのコンソールウィンドウ上に表示する事が出来
る。記述要領は、ファクトの項に仮説ファクトおよびフ
ァクトをフィールドの項にフィールド名を指定する。操
作欄は“表示”を指定する。尚、値欄は不用である。
【0033】6)他知識群への実行権の切換え 操作欄が“開始”の場合、通常メタルールで定義した順
で知識群が実行されるがルール実行部で指定する知識群
を実行する事が出来る。尚、指定した知識群を実行した
あとは、他のルールで変更されない限りメタルールで定
義している当該知識群以降の知識群が順を追って実行さ
れる。記述要領は、ファクトの項に起動する知識群名を
指定し、操作欄に“開始”と指定する。
で知識群が実行されるがルール実行部で指定する知識群
を実行する事が出来る。尚、指定した知識群を実行した
あとは、他のルールで変更されない限りメタルールで定
義している当該知識群以降の知識群が順を追って実行さ
れる。記述要領は、ファクトの項に起動する知識群名を
指定し、操作欄に“開始”と指定する。
【0034】以上、仮説推論を用いたエキスパートシス
テムの知識の入力,編集方法について説明したが、入力
および編集された知識のプロセス生成,推論実行,知識
の検証,オンライン用プロセス生成機能なども計算機の
うえで既にシステム化を完了している。
テムの知識の入力,編集方法について説明したが、入力
および編集された知識のプロセス生成,推論実行,知識
の検証,オンライン用プロセス生成機能なども計算機の
うえで既にシステム化を完了している。
【0035】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば仮説推
論を用いたエキスパートシステムを構築し、また保守す
るうえで、 1)高度なエキスパートシステムに関するAI言語等の
専門知識を要さず、容易に仮説推論を用いた計画型エキ
スパートシステムを構築でき、そのソフトウェア生産
性,保守性が大幅に向上する、 2)従来のツールに仮説推論機構を持たせることによ
り、高度でより応用的な計画型システムを開発できる、 という効果である。尚、図23および図24図に、開発
効率について従来のAI言語でのシステム構築例と比較
した一例を示す。
論を用いたエキスパートシステムを構築し、また保守す
るうえで、 1)高度なエキスパートシステムに関するAI言語等の
専門知識を要さず、容易に仮説推論を用いた計画型エキ
スパートシステムを構築でき、そのソフトウェア生産
性,保守性が大幅に向上する、 2)従来のツールに仮説推論機構を持たせることによ
り、高度でより応用的な計画型システムを開発できる、 という効果である。尚、図23および図24図に、開発
効率について従来のAI言語でのシステム構築例と比較
した一例を示す。
【図1】 本発明を実施するエキスパ−トシステム開発
用計算機における、エキスパ−トシステムへの知識の入
力,編集手順を示すフローチヤートである。
用計算機における、エキスパ−トシステムへの知識の入
力,編集手順を示すフローチヤートである。
【図2】 エキスパ−トシステム開発用計算機のCRT
に表示する知識入力・編集のための全体表示画面を示す
平面図である。
に表示する知識入力・編集のための全体表示画面を示す
平面図である。
【図3】 図2に示す項目「エデッタ」を指定したとき
の表示画面を示す平面図である。
の表示画面を示す平面図である。
【図4】 図2に示す項目「ユ−ティリティ」を指定し
たときの表示画面を示す平面図である。
たときの表示画面を示す平面図である。
【図5】 図2に示す項目「知識ベ−ス名」を指定した
ときの表示画面を示す平面図である。
ときの表示画面を示す平面図である。
【図6】 図2に示す項目「知識ベ−ス」を指定したと
きの表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集にお
ける本願発明の一実施例の表示画面の一具体例を示した
もので、知識ベース編集画面の入力例である。
きの表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集にお
ける本願発明の一実施例の表示画面の一具体例を示した
もので、知識ベース編集画面の入力例である。
【図7】 図6の表示画面の項目「知識ベ−スコピ−」
を指定したときの表示画面を示す平面図である。
を指定したときの表示画面を示す平面図である。
【図8】 図6の表示画面の項目「知識ベ−ス登録」を
指定したときの表示画面を示す平面図である。
指定したときの表示画面を示す平面図である。
【図9】 図6の表示画面の項目「知識ベ−ス削除」を
指定したときの表示画面を示す平面図である。
指定したときの表示画面を示す平面図である。
【図10】 図3に示す項目「仮説」を指定したときの
表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集における
仮説エディター画面の入力具体例を示す。
表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集における
仮説エディター画面の入力具体例を示す。
【図11】 図10に示す属性欄を入力しようとした場
合の表示画面を示す平面図である。
合の表示画面を示す平面図である。
【図12】 図3に示す項目「ファクト」を指定したと
きの表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集にお
けるファクトエディター画面の入力具体例を示す。
きの表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集にお
けるファクトエディター画面の入力具体例を示す。
【図13】 図12の属性欄を入力しようとした場合の
表示画面を示す平面図である。
表示画面を示す平面図である。
【図14】 図3に示す項目「定数」を指定したときの
表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集における
定数エディター画面の入力具体例を示す。
表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集における
定数エディター画面の入力具体例を示す。
【図15】 図14の属性欄を入力しようとした場合の
表示画面を示す平面図である。
表示画面を示す平面図である。
【図16】 図3に示す項目「外部関数」を指定したと
きの表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集にお
ける外部関数エディター画面の入力具体例を示す。
きの表示画面を示す平面図であり、知識入力・編集にお
ける外部関数エディター画面の入力具体例を示す。
【図17】 図16の属性欄を入力しようとした場合の
表示画面を示す平面図である。
表示画面を示す平面図である。
【図18】 図16の属性欄を入力しようとした場合の
表示画面を示す平面図である。
表示画面を示す平面図である。
【図19】 図3に示す項目「メタルール」を指定した
ときに表示される画面を示し、知識入力・編集における
メタルールエディター画面の入力具体例を示す。
ときに表示される画面を示し、知識入力・編集における
メタルールエディター画面の入力具体例を示す。
【図20】 図19の競合解消欄を入力しようとした場
合の表示画面を示す平面図である。
合の表示画面を示す平面図である。
【図21】 図3に示す項目「ルール」を指定し更にそ
れによって表示されたルールリストより指定することに
より表示される画面を示す平面図であり、知識入力・編
集におけるルールエディター画面の入力具体例である。
れによって表示されたルールリストより指定することに
より表示される画面を示す平面図であり、知識入力・編
集におけるルールエディター画面の入力具体例である。
【図22】 図3に示す項目「ルール」を指定し更にそ
れによって表示されたルールリストより指定することに
より表示される画面を示す平面図であり、知識入力・編
集におけるルールエディター画面の入力具体例である。
図21の分割線(仮想線)DLと図22の分割線DLを
重ね合せることにより、一画面の全体が完成する。
れによって表示されたルールリストより指定することに
より表示される画面を示す平面図であり、知識入力・編
集におけるルールエディター画面の入力具体例である。
図21の分割線(仮想線)DLと図22の分割線DLを
重ね合せることにより、一画面の全体が完成する。
【図23】 従来のAI言語でのスシテム構築と本願発
明によるシステム構築の、開発期間を示すグラフであ
り、図中「開発ツ−ル」が本願発明を使用した場合を示
す。
明によるシステム構築の、開発期間を示すグラフであ
り、図中「開発ツ−ル」が本願発明を使用した場合を示
す。
【図24】 従来のAI言語でのスシテム構築と本願発
明によるシステム構築の、開発効率を示すグラフであ
り、図中「開発ツ−ル」が本願発明を使用した場合を示
す。
明によるシステム構築の、開発効率を示すグラフであ
り、図中「開発ツ−ル」が本願発明を使用した場合を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 谷 功 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内 (72)発明者 三 浦 隆 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】仮説推論を用いたエキスパートシステムの
知識表現方法を、推論制御知識、動的知識、静的知識、
仮説の状態の更新および仮説の生成,削除を行う動的仮
説知識、および、仮説の静的状態を記述する静的仮説知
識の5種類に体系化し、それぞれについて、知識を入力
するための汎用的な表形式のエディター画面を表示し、
該エディター画面に表示した欄宛に入力された情報を読
み込み編集する、仮説推論の知識入力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079471A JPH06290046A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 仮説推論の知識入力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079471A JPH06290046A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 仮説推論の知識入力方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06290046A true JPH06290046A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13690808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5079471A Withdrawn JPH06290046A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 仮説推論の知識入力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06290046A (ja) |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP5079471A patent/JPH06290046A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |