JPH06289510A - 立体観察用スクリーン - Google Patents
立体観察用スクリーンInfo
- Publication number
- JPH06289510A JPH06289510A JP5098462A JP9846293A JPH06289510A JP H06289510 A JPH06289510 A JP H06289510A JP 5098462 A JP5098462 A JP 5098462A JP 9846293 A JP9846293 A JP 9846293A JP H06289510 A JPH06289510 A JP H06289510A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- main body
- lens
- lenticular
- lenticular plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プロジェクタからスクリーンの側部に向けて照
射される光が、レンチキュラー板のレンズに対して大き
く斜め方向からは入射しないようにして、スクリーンの
明るさを均一にする。 【構成】レンチキュラー板からなるスクリーン本体2の
投影側左右端部の前面に、前記レンチキュラー板2のレ
ンズ50に沿うカット80を有し、スクリーン本体中央
に相対する投影位置からの光をスクリーン本体に対して
直角方向に送り出すフレネルレンズ8を設けた。
射される光が、レンチキュラー板のレンズに対して大き
く斜め方向からは入射しないようにして、スクリーンの
明るさを均一にする。 【構成】レンチキュラー板からなるスクリーン本体2の
投影側左右端部の前面に、前記レンチキュラー板2のレ
ンズ50に沿うカット80を有し、スクリーン本体中央
に相対する投影位置からの光をスクリーン本体に対して
直角方向に送り出すフレネルレンズ8を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンチキュラー板を使用
して投影画像が専用の眼鏡などを用いることなく立体視
できるようにした立体観察用スクリーンに関するもので
ある。
して投影画像が専用の眼鏡などを用いることなく立体視
できるようにした立体観察用スクリーンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から視差を有する二以上の画像を投
影し、この投影画像を立体画像として観察できるように
した装置があり、その観察する方法としては専用の特殊
メガネを着用して観察する方法が一般的であった。この
ような投影画像の観察では専用の特殊メガネを着用しな
ければならない点が欠点である。また、液晶シャッター
方式の専用メガネを着用する場合では画像が暗く見え、
チラツキも生じるといった欠点を有している。そして、
偏光メガネ方式にて観察する方法も提案されているがや
はり前述した同様の欠点を有していた。
影し、この投影画像を立体画像として観察できるように
した装置があり、その観察する方法としては専用の特殊
メガネを着用して観察する方法が一般的であった。この
ような投影画像の観察では専用の特殊メガネを着用しな
ければならない点が欠点である。また、液晶シャッター
方式の専用メガネを着用する場合では画像が暗く見え、
チラツキも生じるといった欠点を有している。そして、
偏光メガネ方式にて観察する方法も提案されているがや
はり前述した同様の欠点を有していた。
【0003】これらの不具合からレンチキュラー板を用
いた立体観察用スクリーンが着目されている。図3に示
すようにこの立体観察用スクリーン1には、観察位置か
らの距離に応じてレンズのピッチ、厚さ、曲率が設定さ
れたレンチキュラー板をスクリーン本体2とし、その背
面に拡散板3を配置した反射型のものがあり、所定の間
隔を取って配列された複数のプロジェクタ(投影機器)
4から視差を持った画像がスクリーン本体2に投影さ
れ、その投影画像それぞれがスクリーン本体2のレンチ
キュラー板によって分割圧縮された収束像となって前記
拡散板3に立体視できる合成画像として構成され、観察
者はスクリーン1の前方から合成画像を見ることにより
立体視できるようにしたものである(なお、図中aは観
察領域を示す)。また、立体観察用スクリーン1には、
図4に示すように透過型のものもあり、これは、プロジ
ェクタ4からの距離に応じてレンズのピッチ、厚さ、曲
率が設定された投影側レンチキュラー部5と観察位置か
らの距離に応じてレンズのピッチ、厚さ、曲率が設定さ
れた観察側レンチキュラー部6とを有するスクリーン板
によってスクリーン本体2を構成し(レンズのピッチは
同一とする)、その投影側レンチキュラー部5と観察用
レンチキュラー部6との間に拡散部7を設けたものであ
る。そして、複数のプロジェクタ4から視差を持った画
像がスクリーン本体2に投影され、その投影画像それぞ
れがスクリーン本体2の投影側レンチキュラー部5によ
って分割圧縮された収束像となって前記拡散部7に立体
視できる合成画像として構成され、観察者は観察用レン
チキュラー部6から前記合成画像を見ることにより立体
視できるようにしたものである。
いた立体観察用スクリーンが着目されている。図3に示
すようにこの立体観察用スクリーン1には、観察位置か
らの距離に応じてレンズのピッチ、厚さ、曲率が設定さ
れたレンチキュラー板をスクリーン本体2とし、その背
面に拡散板3を配置した反射型のものがあり、所定の間
隔を取って配列された複数のプロジェクタ(投影機器)
4から視差を持った画像がスクリーン本体2に投影さ
れ、その投影画像それぞれがスクリーン本体2のレンチ
キュラー板によって分割圧縮された収束像となって前記
拡散板3に立体視できる合成画像として構成され、観察
者はスクリーン1の前方から合成画像を見ることにより
立体視できるようにしたものである(なお、図中aは観
察領域を示す)。また、立体観察用スクリーン1には、
図4に示すように透過型のものもあり、これは、プロジ
ェクタ4からの距離に応じてレンズのピッチ、厚さ、曲
率が設定された投影側レンチキュラー部5と観察位置か
らの距離に応じてレンズのピッチ、厚さ、曲率が設定さ
れた観察側レンチキュラー部6とを有するスクリーン板
によってスクリーン本体2を構成し(レンズのピッチは
同一とする)、その投影側レンチキュラー部5と観察用
レンチキュラー部6との間に拡散部7を設けたものであ
る。そして、複数のプロジェクタ4から視差を持った画
像がスクリーン本体2に投影され、その投影画像それぞ
れがスクリーン本体2の投影側レンチキュラー部5によ
って分割圧縮された収束像となって前記拡散部7に立体
視できる合成画像として構成され、観察者は観察用レン
チキュラー部6から前記合成画像を見ることにより立体
視できるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記したレン
チキュラー板からなる立体観察用スクリーンにおいて、
プロジェクタ4からスクリーン本体の左右側部側に向け
て照射された光は、その側部に位置する各レンズに対し
て大きく斜め方向から入射し、そして観察側へも大きく
斜め方向外方に出射することになるため、適正な観察位
置から見た場合のスクリーン左右側部の輝度が低下する
ことになる。これによって、スクリーン本体の中央部分
か側部に対して明るくなってホットスポット気味とな
る。また、側部に向けて出射された光の一部が鏡面反射
のようにして側方に反射するようにもなり、これらのこ
とからスクリーン全体が均一の明るさにならないという
不都合があった。
チキュラー板からなる立体観察用スクリーンにおいて、
プロジェクタ4からスクリーン本体の左右側部側に向け
て照射された光は、その側部に位置する各レンズに対し
て大きく斜め方向から入射し、そして観察側へも大きく
斜め方向外方に出射することになるため、適正な観察位
置から見た場合のスクリーン左右側部の輝度が低下する
ことになる。これによって、スクリーン本体の中央部分
か側部に対して明るくなってホットスポット気味とな
る。また、側部に向けて出射された光の一部が鏡面反射
のようにして側方に反射するようにもなり、これらのこ
とからスクリーン全体が均一の明るさにならないという
不都合があった。
【0005】そこで本発明は上記した事情に鑑み、プロ
ジェクタからスクリーンの側部に向けて照射される光
が、レンチキュラー板のレンズに対して大きく斜め方向
からは入射しないようにすることを課題とし、スクリー
ンの明るさを均一にすることを目的とする。
ジェクタからスクリーンの側部に向けて照射される光
が、レンチキュラー板のレンズに対して大きく斜め方向
からは入射しないようにすることを課題とし、スクリー
ンの明るさを均一にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
考慮してなされたもので、レンチキュラー板からなるス
クリーン本体の投影側左右端部の前面に、前記レンチキ
ュラー板のレンズに沿うカットを有し、スクリーン本体
中央に相対する投影位置からの光をスクリーン本体に対
して直角方向に送り出すフレネルレンズを設けたことを
特徴とする立体観察用スクリーンを提供して、上記した
課題を解消するものである。
考慮してなされたもので、レンチキュラー板からなるス
クリーン本体の投影側左右端部の前面に、前記レンチキ
ュラー板のレンズに沿うカットを有し、スクリーン本体
中央に相対する投影位置からの光をスクリーン本体に対
して直角方向に送り出すフレネルレンズを設けたことを
特徴とする立体観察用スクリーンを提供して、上記した
課題を解消するものである。
【0007】
【作用】本発明においては、プロジェクタから照射され
てフレネルレンズに達した光は、このフレネルレンズに
よりスクリーン本体側に送られ、スクリーン本体に対し
て適正に入射して反射しないようになる。
てフレネルレンズに達した光は、このフレネルレンズに
よりスクリーン本体側に送られ、スクリーン本体に対し
て適正に入射して反射しないようになる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明を透過型のスクリーンに対して
実施した例により図1と図2に基づいて説明する。な
お、図3と図4に示す従来例と構成が重複する部分は同
符号を付してその説明を省略する。すなわち、本発明は
スクリーン本体2における投影側レンチキュラー部5の
左右端部の前面に、投影側レンチキュラー部5のレンズ
50に沿う断面プリズム状のカット(光路変更素子)8
0を有するフレネルレンズ8を設け、このフレネルレン
ズ8は、スクリーン本体中央に相対する位置として設定
された投影位置Aからの光を投影側レンチキュラー部5
に対して直角に入射するように設けられているものであ
り、各プロジェクタ4からの光は、スクリーン本体2の
左右側部においても各レンズに対して大きく斜め方向か
ら入るようなことが無くなる(図2参照)。なお、上記
した実施例は透過型のものであるが、本発明はこれに限
定されるものではなく反射型のスクリーン本体の側部前
面側にフレネルレンズを配置した構成も含まれるもので
ある。
実施した例により図1と図2に基づいて説明する。な
お、図3と図4に示す従来例と構成が重複する部分は同
符号を付してその説明を省略する。すなわち、本発明は
スクリーン本体2における投影側レンチキュラー部5の
左右端部の前面に、投影側レンチキュラー部5のレンズ
50に沿う断面プリズム状のカット(光路変更素子)8
0を有するフレネルレンズ8を設け、このフレネルレン
ズ8は、スクリーン本体中央に相対する位置として設定
された投影位置Aからの光を投影側レンチキュラー部5
に対して直角に入射するように設けられているものであ
り、各プロジェクタ4からの光は、スクリーン本体2の
左右側部においても各レンズに対して大きく斜め方向か
ら入るようなことが無くなる(図2参照)。なお、上記
した実施例は透過型のものであるが、本発明はこれに限
定されるものではなく反射型のスクリーン本体の側部前
面側にフレネルレンズを配置した構成も含まれるもので
ある。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の立体観察
用スクリーンは、レンチキュラー板からなるスクリーン
本体の投影側左右端部の前面に、前記レンチキュラー板
のレンズに沿うカットを有し、スクリーン本体中央に相
対する投影位置からの光をスクリーン本体に対して直角
方向に送り出すフレネルレンズを設けたことを特徴とす
るものである。これによって、各プロジェクタからスク
リーン本体の側部側に向けて出射された光は、フレネル
レンズによりスクリーン本体に対して大きく斜め方向か
ら入射することが無くなって、スクリーン本体の側部の
輝度が低下せずに全体が均一の明るさになるとともに、
側部側での画像がシャープに構成されて全体の画質が向
上する。そして、立体視可能領域が拡大することから、
多くの観察者にて立体視を観察することができるように
なるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
用スクリーンは、レンチキュラー板からなるスクリーン
本体の投影側左右端部の前面に、前記レンチキュラー板
のレンズに沿うカットを有し、スクリーン本体中央に相
対する投影位置からの光をスクリーン本体に対して直角
方向に送り出すフレネルレンズを設けたことを特徴とす
るものである。これによって、各プロジェクタからスク
リーン本体の側部側に向けて出射された光は、フレネル
レンズによりスクリーン本体に対して大きく斜め方向か
ら入射することが無くなって、スクリーン本体の側部の
輝度が低下せずに全体が均一の明るさになるとともに、
側部側での画像がシャープに構成されて全体の画質が向
上する。そして、立体視可能領域が拡大することから、
多くの観察者にて立体視を観察することができるように
なるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明に係る立体観察用スクリーンの一実施例
を一部切り欠いて示す説明図である。
を一部切り欠いて示す説明図である。
【図2】一実施例を概略的に示す説明図である。
【図3】従来例の説明図で、(イ)は反射型のスクリー
ンを用いた画像投影を示し、(ロ)は反射型の立体観察
用スクリーンを示す。
ンを用いた画像投影を示し、(ロ)は反射型の立体観察
用スクリーンを示す。
【図4】同じく従来例の説明図で、(イ)は透過型のス
クリーンを用いた画像投影を示し、(ロ)は透過型の立
体観察用スクリーンを示す。
クリーンを用いた画像投影を示し、(ロ)は透過型の立
体観察用スクリーンを示す。
1…立体観察用スクリーン 2…スクリーン本体 3…拡散板 4…プロジェクタ 5…投影側レンチキュラー部 6…観察側レンチキュラー部 7…拡散部 8…フレネルレンズ 80…カット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 浩武 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 山田 千彦 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】レンチキュラー板からなるスクリーン本体
の投影側左右端部の前面に、前記レンチキュラー板のレ
ンズに沿うカットを有し、スクリーン本体中央に相対す
る投影位置からの光をスクリーン本体に対して直角方向
に送り出すフレネルレンズを設けたことを特徴とする立
体観察用スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5098462A JPH06289510A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 立体観察用スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5098462A JPH06289510A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 立体観察用スクリーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06289510A true JPH06289510A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14220364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5098462A Pending JPH06289510A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 立体観察用スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06289510A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014115447A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Toshiba Corp | 画像表示装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5098462A patent/JPH06289510A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014115447A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Toshiba Corp | 画像表示装置 |
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