JPH06289306A - 光電変換手段及びそれを用いた光走査装置 - Google Patents

光電変換手段及びそれを用いた光走査装置

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JPH06289306A
JPH06289306A JP5098930A JP9893093A JPH06289306A JP H06289306 A JPH06289306 A JP H06289306A JP 5098930 A JP5098930 A JP 5098930A JP 9893093 A JP9893093 A JP 9893093A JP H06289306 A JPH06289306 A JP H06289306A
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JP
Japan
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photoelectric conversion
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fluorescent substance
light
fluorescence
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JP5098930A
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English (en)
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Jun Koide
小出  純
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光束を光電変換素子の分光感度分布のピーク
波長付近の蛍光に変換して、該蛍光を光電変換すること
により、入力光束を効率良く光電変換し、出力信号を得
ることのできる光電変換手段及び、該光電変換手段を用
いて同期信号を検出し、高精度に光走査できるようにし
た光走査装置を提供すること。 【構成】 光束を受光して蛍光を発する蛍光物質と該蛍
光を電気信号に変換する光電変換素子とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電変換手段及びそれ
を用いた光走査装置に関し、特に光源からの光束を光電
変換素子の分光感度分布のピーク波長付近の蛍光に変換
し、該蛍光を光電変換することにより、例えば光走査装
置の同期信号を検出するようにしたレーザービームプリ
ンターやマルチレーザービームプリンタ等に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、Si、GaAs系の半導体を用い
た光電変換素子は可視域から赤外域にかけての分光感度
分布を有し、そのピーク波長が約900〜1000nm
付近に存在するものが量産されている。これらの光電変
換素子において、可視領域での光センシングの場合、感
度が最も良い波長帯で光電変換を行なうのではなく、分
光感度分布のすそ領域において光電変換を行なってい
た。
【0003】また、可視タイプと呼ばれる光センサーに
おいて、可視光を利用したい場合にはセンサーの光入射
側に赤外線吸収フィルター又は赤外線反射フィルターを
配して、分光感度分布を可視領域に設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記光電変換手段にお
いて、黒体輻射による自然光の光センシングでは波長帯
域が広域である為、波長積分光のフォトエネルギーが大
きくなり、光電変換後の出力が大きくとれるのでS/N
比はある程度良い。
【0005】しかしながらレーザー光等の狭帯域波長に
対しての光センシング出力や、高速にスイッチング、又
は光センサーを通過する光に関しての出力は装置の設計
状態によっては非常に小さくなってしまう。
【0006】この結果、半導体素子の暗電流に出力電流
が埋もれてしまいS/N比が非常に悪くなってしまうと
いう問題点があった。
【0007】また微弱光に対してフォトマルチプライヤ
等のアバランジェ電子増幅によればセンシングが可能で
あるが装置として非常に高価なものとなってしまうとい
う問題点があった。
【0008】本発明は、光源からの光束を光電変換素子
の分光感度分布のピーク波長付近の蛍光に変換して、該
蛍光を光電変換することにより、入力光束を効率良く光
電変換し、出力信号を得ることのできる光電変換手段及
び、該光電変換手段を用いて同期信号を検出し、高精度
に光走査できるようにした光走査装置の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光電変換手段は
光束を受光して蛍光を発する蛍光物質と該蛍光を電気信
号に変換する光電変換素子とを有することを特徴として
いる。
【0010】特に、前記蛍光物質は可視から紫外の光束
を受けて赤色又は赤外領域の蛍光を発することや、前記
蛍光物質は燐光を発する物質であること、前記光電変換
手段はSi又はGaAsを基材としてドーピングを行な
ったPN接合型又はPIN接合型のダイオードであるこ
と、前記蛍光物質は透明部材の表面に展着させたもので
あること等を特徴としている。
【0011】更に、前記透明部材は平行平板又はレンズ
であることや、前記レンズは少なくとも蛍光物質を展着
したレンズ面に対して反対側のレンズ面に曲率を有する
こと、前記蛍光物質は反射部材の表面に展着させたもの
であること、前記蛍光物質はガラスまたは透明樹脂に混
入させたものであること、前記蛍光物質からの蛍光を光
ファイバーで前記光電変換素子へ導光したこと、等を特
徴としている。
【0012】また本発明の光走査装置は、光源手段から
の光束を光偏向器で偏向し被走査面上を光走査する際、
該光源手段からの光束を光偏向器を介して受光する光電
変換手段を設け、該光電変換手段からの出力信号を利用
して、該光走査のタイミングを調整する光走査装置にお
いて、該光電変換手段が該光源手段からの光束を受光し
て蛍光を発する蛍光物質と、該蛍光物質からの蛍光を光
電変換する光電変換素子とを有することを特徴としてい
る。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。図中、Laは光源からの光束であり、紫外線や比較
的短波長の可視光(例えば波長550nm程度の緑色
光)で例えばレーザー光等、狭帯域の光束である。
【0014】1はSiのPIN型のフォトダイオード
(光電変換素子)であり、光電変換の際の分光感度分布
のピーク波長を900nm付近に有している。
【0015】2は光束Laに対して透明な平行平板であ
り、フォトダイオード1側の面に蛍光物質3が展着され
ている。
【0016】蛍光物質3は光束Laにより励起され、略
同時に(実際には数10ピコ秒遅れると言われてい
る。)蛍光Lbを発する物質であり光束Laによる入力
信号を蛍光Lbによる信号に変換している。該蛍光物質
3は例えば、ペリレン、アントアントレン、3−メチル
コラントレン等よりなっている。
【0017】本実施例の光電変換手段4は、光源からの
光束Laを受光して蛍光物質3がフォトダイオード1の
分光感度分布のピーク波長付近の蛍光を放出し、該蛍光
Lbをフォトダイオード1で光電変換している。
【0018】これよりフォトダイオード1の光束Laに
対する感度が低くても、光束Laによる入力信号を効率
よく光電変換でき、S/N比の高い出力信号を得ること
ができる。
【0019】図2は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。
【0020】本実施例では図1の実施例1と比べ、平行
平板2に替えてレンズ5を用いた点が異り、その他の構
成は略同じである。
【0021】レンズ5は光入射側の面5aに蛍光物質3
が展着されており、これと対向する射出側の面5bは曲
率を有している。
【0022】本実施例において射出面5bは入射面(蛍
光面)5aに焦点を有し、蛍光物質3から発散放射する
蛍光Lbを略平行光としている。
【0023】これより、蛍光物質3からの蛍光Lbをフ
ォトダイオード1に効率良く導光し、入射する光束La
を、より効率良く出力信号に変換している。
【0024】図3は本発明の実施例3の要部概略図であ
る。
【0025】本実施例は図1の実施例1と比べ、平行平
板2に替えて反射板6を用いた点が異なり、その他の構
成は略同じである。
【0026】6は反射板であり、反射面6a上に蛍光物
質3が展着されている。
【0027】本実施例では蛍光物質3を反射面6a上に
設けており、後方に発光した蛍光Lbも反射面6aで反
射して前方(フォトダイオード1方向)に放射させるこ
とで、入射する光束Laを、より効率良く出力信号に変
換している。
【0028】図4は、本発明の実施例4の要部概略図で
ある。
【0029】本実施例は図1の実施例1と比べて、光フ
ァイバーを用いて蛍光を導光している点が異なりその他
の構成は略同じである。
【0030】7は光ファイバーであり、蛍光物質3から
の蛍光をフォトダイオード1へ導光している。
【0031】本実施例では蛍光物質3を設けた平行平板
2とフォトダイオード1とを光ファシイバー7でカップ
リングしており、蛍光物質3からの蛍光を該光ファイバ
ー7を介してフォトダイオード1に導光している。
【0032】光ファイバー7は蛍光物質3に近接させて
設けることが容易であり、蛍光物質3より発散放射する
蛍光を効率良くフォトダイオード1に導光でき、入射す
る光束Laを、より効率良く出力信号に変換している。
【0033】図5は本発明の実施例5の光電変換手段を
用いた光走査装置の要部概略図である。
【0034】本実施例では図1の光電変換手段4を用い
て光走査の同期信号を得ている。
【0035】図5において、光源手段11(可視又は紫
外域の光束を発する半導体レーザーダイオード等)より
出射した発散光束はコリメーターレンズ12によって平
行光束とされ、副走査方向にのみ屈折力を持つシリンド
リカルレンズ13によって線状に集光され、回転多面鏡
よりなる光偏向器14の偏向反射面14aに線状光束と
して入射する。
【0036】偏向反射面14aに入射した光束は、反射
偏向されf−θ特性を有する走査レンズ15,16に入
射する。
【0037】走査レンズ15,16に入射した光束は集
光され感光ドラム等の像担持体の表面(被走査面)17
上に光スポットを形成する。
【0038】そして光偏向器14を回転軸Pを軸に矢印
a方向に回転させることにより被走査面17上を矢印1
0方向に光走査している。
【0039】本実施例においては、光偏向器14で偏向
された光束Laを走査レンズ15,16を介して、被走
査面17に対し光走査の開始側に設けた反射ミラー18
で反射し、スリット19を介して光電変換手段4に入射
させ、該光電変換手段4で前述の如く光電変換して同期
信号を得ている。
【0040】そして、該同期信号に基づいて画像書き込
みのタイミングの調整等を行なっている。
【0041】これらの構成により、本実施例はS/N比
の高い同期信号が得られ、良好なる光走査を行なうこと
ができる。
【0042】尚、本発明において蛍光物質から放射され
る蛍光は励起を遮断した後の残光が無い、或は短いもの
だけに限らず、所謂燐光のように残光の長いものを用い
ても良い。
【0043】図6は入力光束に対する残光の長さを示し
た説明図であり、図中曲線cは光源からの光束、曲線a
は図1の蛍光物質3が曲線cで示す光束により励起され
たときの蛍光、曲線bはアズレンやNジメチルアニリン
等の蛍光物質が曲線cで示す光束により励起されたとき
の燐光である。
【0044】同図に示すように、曲線aの蛍光は残光が
殆ど無く、曲線cの光束の強度変化に略追従して強度が
変化する。一方燐曲線bで示す光は曲線cで示す入力光
束に対して立ち上がりが遅れ、寿命も長い。このような
燐光を放射する蛍光物質を用いて光電変換手段を構成す
ることによっても、光束による入力信号と光電変換後の
出力信号との間のディレイタイムが蛍光に比べ異なるだ
けで蛍光と同様に同期信号として用いることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、光源からの光束を光電
変換素子の分光感度分布のピーク波長付近の蛍光に変換
して、該蛍光を光電変換することにより、入力光束を効
率良く光電変換し、出力信号を得ることのできる光電変
換手段及び、該光電変換手段を用いて同期信号を検出
し、高精度に光走査できるようにした光走査装置を達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図。
【図2】 本発明の実施例2の要部概略図。
【図3】 本発明の実施例3の要部概略図。
【図4】 本発明の実施例4の要部概略図。
【図5】 本発明の実施例5の要部概略図。
【図6】 入射光及び蛍光の光強度−時間特性図
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 平行平板 3 蛍光物質 4 光電変換手段 5 レンズ 6 反射板 7 光ファイバー 11 光源手段 12 コリメーターレンズ 13 シリンドリカルレンズ 14 光偏向器 15,16 走査レンズ 17 被走査面 18 反射ミラー 19 スリット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束を受光して蛍光を発する蛍光物質と
    該蛍光を電気信号に変換する光電変換素子とを有するこ
    とを特徴とした光電変換手段。
  2. 【請求項2】 前記蛍光物質は可視から紫外の光束を受
    けて赤色又は赤外領域の蛍光を発することを特徴とした
    請求項1の光電変換手段。
  3. 【請求項3】 前記蛍光物質は燐光を発する物質である
    ことを特徴とした請求項1の光電変換手段。
  4. 【請求項4】 前記光電変換手段はSi又はGaAsを
    基材としてドーピングを行なったPN接合型又はPIN
    接合型のダイオードであることを特徴とした請求項1の
    光電変換手段。
  5. 【請求項5】 前記蛍光物質は透明部材の表面に展着さ
    せたものであることを特徴とした請求項1の光電変換手
    段。
  6. 【請求項6】 前記透明部材は平行平板又はレンズであ
    ることを特徴とする請求項1の光電変換手段。
  7. 【請求項7】 前記レンズは少なくとも蛍光物質を展着
    したレンズ面に対して反対側のレンズ面に曲率を有する
    ことを特徴とした請求項6の光電変換手段。
  8. 【請求項8】 前記蛍光物質は反射部材の表面に展着さ
    せたものであることを特徴とした請求項1の光電変換手
    段。
  9. 【請求項9】 前記蛍光物質はガラスまたは透明樹脂に
    混入させたものであることを特徴とした請求項1の光電
    変換手段。
  10. 【請求項10】 前記蛍光物質からの蛍光を光ファイバ
    ーで前記光電変換素子へ導光したことを特徴とする請求
    項1の光電変換手段。
  11. 【請求項11】 光源手段からの光束を光偏向器で偏向
    し被走査面上を光走査する際、該光源手段からの光束を
    光偏向器を介して受光する光電変換手段を設け、該光電
    変換手段からの出力信号を利用して、該光走査のタイミ
    ングを調整する光走査装置において、該光電変換手段が
    該光源手段からの光束を受光して蛍光を発する蛍光物質
    と、該蛍光物質からの蛍光を光電変換する光電変換素子
    とを有することを特徴とする光電変換手段を有した光走
    査装置。
JP5098930A 1993-03-31 1993-03-31 光電変換手段及びそれを用いた光走査装置 Pending JPH06289306A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9142790B2 (en) 2011-07-25 2015-09-22 Samsung Electronics Co., Ltd. PhotoSensor and photodiode therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9142790B2 (en) 2011-07-25 2015-09-22 Samsung Electronics Co., Ltd. PhotoSensor and photodiode therefor

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