JPH06288947A - 熱量計ボンブの自動洗浄方法 - Google Patents
熱量計ボンブの自動洗浄方法Info
- Publication number
- JPH06288947A JPH06288947A JP7200893A JP7200893A JPH06288947A JP H06288947 A JPH06288947 A JP H06288947A JP 7200893 A JP7200893 A JP 7200893A JP 7200893 A JP7200893 A JP 7200893A JP H06288947 A JPH06288947 A JP H06288947A
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- JP
- Japan
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- bomb
- lid
- cleaning
- cleaned
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱量の自動測定装置に使用される熱量計ボ
ンブのボンブ本体とボンブ蓋とを、同一位置でともに洗
浄することができる熱量計ボンブの自動洗浄方法を提供
する。 【構成】 発熱量測定を終了したボンブ７を上下に開
き、筒状の横カバー11をボンブ本体7aとボンブ蓋7bとの
間に位置させる。この横カバー11に設けられたボンブ本
体洗浄用ノズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14により両者
を洗浄するが、横カバー11の内部に発熱線保護用のカバ
ー16が設けられており、またボンブ蓋7bは発熱線15より
も低い位置から洗浄されるので、同一位置において発熱
線15を濡らすことなく洗浄が可能である。
ンブのボンブ本体とボンブ蓋とを、同一位置でともに洗
浄することができる熱量計ボンブの自動洗浄方法を提供
する。 【構成】 発熱量測定を終了したボンブ７を上下に開
き、筒状の横カバー11をボンブ本体7aとボンブ蓋7bとの
間に位置させる。この横カバー11に設けられたボンブ本
体洗浄用ノズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14により両者
を洗浄するが、横カバー11の内部に発熱線保護用のカバ
ー16が設けられており、またボンブ蓋7bは発熱線15より
も低い位置から洗浄されるので、同一位置において発熱
線15を濡らすことなく洗浄が可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、各種物質の発熱量の自
動測定装置に使用されている熱量計ボンブの自動洗浄方
法に関するものである。
動測定装置に使用されている熱量計ボンブの自動洗浄方
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】発熱量の測定には、被測定物をボンブに
封入して高圧酸素を充填したうえ水槽に入れ、ボンブ内
部の点火線に電流を通じて被測定物を燃焼させる方法が
採用されている。このような発熱量測定を終了したボン
ブの内面には灰などのよごれが付着するため、従来の人
手による発熱量測定法では、１回の測定毎に人手により
ボンブの内面を清掃していた。
封入して高圧酸素を充填したうえ水槽に入れ、ボンブ内
部の点火線に電流を通じて被測定物を燃焼させる方法が
採用されている。このような発熱量測定を終了したボン
ブの内面には灰などのよごれが付着するため、従来の人
手による発熱量測定法では、１回の測定毎に人手により
ボンブの内面を清掃していた。
【０００３】また、発熱量測定の工程の一部を自動化し
た発熱量の自動測定装置も開発されているが、この場合
には構造の単純なボンブ本体のみを洗浄位置へ移動させ
てノズルによって洗浄しており、水をかけることができ
ない発熱線等を備えた複雑な構造のボンブ蓋について
は、自動的に洗浄する方法がなかった。このために何度
も使用すると灰などのよごれがこびり付き、電極部の漏
電、Ｏリングの損傷、測定誤差の増大等のおそれがあっ
た。
た発熱量の自動測定装置も開発されているが、この場合
には構造の単純なボンブ本体のみを洗浄位置へ移動させ
てノズルによって洗浄しており、水をかけることができ
ない発熱線等を備えた複雑な構造のボンブ蓋について
は、自動的に洗浄する方法がなかった。このために何度
も使用すると灰などのよごれがこびり付き、電極部の漏
電、Ｏリングの損傷、測定誤差の増大等のおそれがあっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、余分のスペースを必要とせずにボン
ブ本体とボンブ蓋とをともに洗浄することができる熱量
計ボンブの自動洗浄方法を提供するために完成されたも
のである。
の問題点を解決し、余分のスペースを必要とせずにボン
ブ本体とボンブ蓋とをともに洗浄することができる熱量
計ボンブの自動洗浄方法を提供するために完成されたも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、発熱量測定を終了したボンブを
上下に開き、上方から落下する水滴からボンブ蓋の発熱
線を保護するためのカバーを内部に備えた筒状の横カバ
ーをボンブ本体とボンブ蓋との間に位置させ、ボンブ蓋
を発熱線よりも低い位置からノズルにより洗浄すると同
時に、ボンブ本体をも洗浄することを特徴とするもので
ある。
めになされた本発明は、発熱量測定を終了したボンブを
上下に開き、上方から落下する水滴からボンブ蓋の発熱
線を保護するためのカバーを内部に備えた筒状の横カバ
ーをボンブ本体とボンブ蓋との間に位置させ、ボンブ蓋
を発熱線よりも低い位置からノズルにより洗浄すると同
時に、ボンブ本体をも洗浄することを特徴とするもので
ある。
【０００６】
【作用】本発明によれば、ボンブ本体とボンブ蓋とを上
下に開いたうえでそれぞれの部分をノズルにより同時に
洗浄する。このとき上方のボンブ本体の洗浄水が下方の
ボンブ蓋の発熱線にかかることを横カバーの内部のカバ
ーが防止している。またボンブ蓋を洗浄するノズルは発
熱線よりも低い位置から洗浄を行う。このために発熱線
を濡らしたり、発熱線を切断したりすることなく、ボン
ブ本体とボンブ蓋とを同一位置で同時に洗浄することが
でき、余分のスペースを必要としない利点がある。
下に開いたうえでそれぞれの部分をノズルにより同時に
洗浄する。このとき上方のボンブ本体の洗浄水が下方の
ボンブ蓋の発熱線にかかることを横カバーの内部のカバ
ーが防止している。またボンブ蓋を洗浄するノズルは発
熱線よりも低い位置から洗浄を行う。このために発熱線
を濡らしたり、発熱線を切断したりすることなく、ボン
ブ本体とボンブ蓋とを同一位置で同時に洗浄することが
でき、余分のスペースを必要としない利点がある。
【０００７】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図１は発熱量の自動測定装置の全体を示
すもので、１は熱量測定部、２は高圧酸素出入部、３は
ボンブ開閉及び洗浄部である。熱量測定部１は水槽４と
開閉機構を備えた水槽蓋５とを備えており、高圧酸素出
入部２は高圧酸素注入用及び排出用のノズル６を備えて
いる。７はボンブであり、下端にボンブ用チャック８を
備えた上下移送シリンダ９と、この上下移送シリンダ９
を水平方向に移動させる左右移送シリンダ10とによっ
て、これらの３つの位置の間を移動されるようになって
いる。
細に説明する。図１は発熱量の自動測定装置の全体を示
すもので、１は熱量測定部、２は高圧酸素出入部、３は
ボンブ開閉及び洗浄部である。熱量測定部１は水槽４と
開閉機構を備えた水槽蓋５とを備えており、高圧酸素出
入部２は高圧酸素注入用及び排出用のノズル６を備えて
いる。７はボンブであり、下端にボンブ用チャック８を
備えた上下移送シリンダ９と、この上下移送シリンダ９
を水平方向に移動させる左右移送シリンダ10とによっ
て、これらの３つの位置の間を移動されるようになって
いる。
【０００８】さて発熱量測定を終了したボンブ７は熱量
測定部１の水槽４からボンブ用チャック８により取り出
され、高圧酸素出入部２において内部の燃焼ガスが排出
される。次にボンブ７はボンブ開閉及び洗浄部３へ移動
され、ボンブ本体7aに対してボンブ蓋7bを回転させるこ
とにより両者を分離させ、図２に示すようにボンブ本体
7aを上方に移動させる。
測定部１の水槽４からボンブ用チャック８により取り出
され、高圧酸素出入部２において内部の燃焼ガスが排出
される。次にボンブ７はボンブ開閉及び洗浄部３へ移動
され、ボンブ本体7aに対してボンブ蓋7bを回転させるこ
とにより両者を分離させ、図２に示すようにボンブ本体
7aを上方に移動させる。
【０００９】次に、筒状の横カバー11を横方向からスイ
ングさせてボンブ本体7aとボンブ蓋7bとの間に位置させ
る。図２に示すように、横カバー11は洗浄水が周囲に飛
散することを防止するための円筒状の本体12に、ボンブ
本体洗浄用ノズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14とを取り
付けたものである。更に本体12の内部には、上方から落
下する水滴からボンブ蓋7bの発熱線15を保護するための
傘状のカバー16が設けられている。この傘状のカバー16
は上方から落下してきた水を周囲に導き、横カバー11の
下方へ排出させるためのものである。
ングさせてボンブ本体7aとボンブ蓋7bとの間に位置させ
る。図２に示すように、横カバー11は洗浄水が周囲に飛
散することを防止するための円筒状の本体12に、ボンブ
本体洗浄用ノズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14とを取り
付けたものである。更に本体12の内部には、上方から落
下する水滴からボンブ蓋7bの発熱線15を保護するための
傘状のカバー16が設けられている。この傘状のカバー16
は上方から落下してきた水を周囲に導き、横カバー11の
下方へ排出させるためのものである。
【００１０】このように横カバー11をボンブ本体7aとボ
ンブ蓋7bとの間に位置させたのち、ボンブ本体洗浄用ノ
ズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14とから洗浄水を噴出さ
せてボンブ本体7aとボンブ蓋7bとを同時に洗浄する。上
記したように、ボンブ本体洗浄用ノズル13から落下して
くる水は傘状のカバー16によって遮られるのでボンブ蓋
7bの発熱線15を濡らすことがなく、またボンブ蓋洗浄用
ノズル14は図３に示すように発熱線15よりも低い位置か
ら洗浄を行うので、やはり発熱線15を濡らすことがな
い。またノズルの洗浄水の力で発熱線15を切断したり、
変形したりすることがない。なお、図４に示すように実
施例ではボンブ蓋洗浄用ノズル14を120 °間隔で３組設
けておき、各ノズルからの洗浄水が完全にボンブ蓋7bの
上面を覆うようにしておく。なお、ボンブ蓋洗浄用ノズ
ル14を１個のみとして、ボンブ蓋7bを回転させる方法を
取ることも可能である。
ンブ蓋7bとの間に位置させたのち、ボンブ本体洗浄用ノ
ズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14とから洗浄水を噴出さ
せてボンブ本体7aとボンブ蓋7bとを同時に洗浄する。上
記したように、ボンブ本体洗浄用ノズル13から落下して
くる水は傘状のカバー16によって遮られるのでボンブ蓋
7bの発熱線15を濡らすことがなく、またボンブ蓋洗浄用
ノズル14は図３に示すように発熱線15よりも低い位置か
ら洗浄を行うので、やはり発熱線15を濡らすことがな
い。またノズルの洗浄水の力で発熱線15を切断したり、
変形したりすることがない。なお、図４に示すように実
施例ではボンブ蓋洗浄用ノズル14を120 °間隔で３組設
けておき、各ノズルからの洗浄水が完全にボンブ蓋7bの
上面を覆うようにしておく。なお、ボンブ蓋洗浄用ノズ
ル14を１個のみとして、ボンブ蓋7bを回転させる方法を
取ることも可能である。
【００１１】このようにして洗浄が完了したら、ボンブ
本体洗浄用ノズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14とから乾
燥用の空気を噴出させ、水気を除去する。そして横カバ
ー11を元の待機位置までスイングさせたうえでボンブ蓋
7bの電極17、17間に電圧を加えて発熱線15を発熱させ、
この部分を完全に乾燥させる。これは発熱線15は直接洗
浄水がかからなくても、しぶき等により水分が付着する
場合があり、この水分を完全に飛ばすために行う。
本体洗浄用ノズル13とボンブ蓋洗浄用ノズル14とから乾
燥用の空気を噴出させ、水気を除去する。そして横カバ
ー11を元の待機位置までスイングさせたうえでボンブ蓋
7bの電極17、17間に電圧を加えて発熱線15を発熱させ、
この部分を完全に乾燥させる。これは発熱線15は直接洗
浄水がかからなくても、しぶき等により水分が付着する
場合があり、この水分を完全に飛ばすために行う。
【００１２】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の熱量計
ボンブの自動洗浄方法によれば、ボンブ本体とボンブ蓋
とをともに自動洗浄することができるので、灰などのよ
ごれの付着に起因するトラブルをなくすることができ
る。また発熱線を濡らすことなく同一位置においてボン
ブ本体とボンブ蓋との洗浄ができるので、余分なスペー
スを必要としない利点がある。
ボンブの自動洗浄方法によれば、ボンブ本体とボンブ蓋
とをともに自動洗浄することができるので、灰などのよ
ごれの付着に起因するトラブルをなくすることができ
る。また発熱線を濡らすことなく同一位置においてボン
ブ本体とボンブ蓋との洗浄ができるので、余分なスペー
スを必要としない利点がある。
【図１】発熱量の自動測定装置の全体を示す正面図であ
る。
る。
【図２】筒状の横カバーとボンブ本体及びボンブ蓋の関
係を説明する断面図である。
係を説明する断面図である。
【図３】ボンブ蓋の洗浄状態を説明する断面図である。
【図４】ボンブ蓋の洗浄状態を説明する平面図である。
７ ボンブ 7a ボンブ本体 7b ボンブ蓋 11 横カバー 13 ボンブ本体洗浄用ノズル 14 ボンブ蓋洗浄用ノズル 15 発熱線 16 発熱線保護用のカバー
フロントページの続き (72)発明者 清家 捷二 愛知県名古屋市緑区太子２丁目167番地の １ (72)発明者 石田 順彦 愛知県名古屋市緑区旭出２丁目611番地１ (72)発明者 曽田 孝則 愛知県岡崎市康生町347番地８
Claims (1)
- 【請求項１】 発熱量測定を終了したボンブを上下に開
き、上方から落下する水滴からボンブ蓋の発熱線を保護
するためのカバーを内部に備えた筒状の横カバーをボン
ブ本体とボンブ蓋との間に位置させ、ボンブ蓋を発熱線
よりも低い位置からノズルにより洗浄すると同時に、ボ
ンブ本体をも洗浄することを特徴とする熱量計ボンブの
自動洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7200893A JP2726371B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 熱量計ボンブの自動洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7200893A JP2726371B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 熱量計ボンブの自動洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06288947A true JPH06288947A (ja) | 1994-10-18 |
| JP2726371B2 JP2726371B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13476962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7200893A Expired - Fee Related JP2726371B2 (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 熱量計ボンブの自動洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2726371B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107543911A (zh) * | 2017-09-11 | 2018-01-05 | 长沙开元仪器股份有限公司 | 一种氧弹装配清洗装置及煤质化验系统 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP7200893A patent/JP2726371B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107543911A (zh) * | 2017-09-11 | 2018-01-05 | 长沙开元仪器股份有限公司 | 一种氧弹装配清洗装置及煤质化验系统 |
| CN107543911B (zh) * | 2017-09-11 | 2021-04-30 | 长沙开元仪器有限公司 | 一种氧弹装配清洗装置及煤质化验系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2726371B2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971121 |
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