JPH0628739A - テープ再生装置 - Google Patents

テープ再生装置

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JPH0628739A
JPH0628739A JP4182641A JP18264192A JPH0628739A JP H0628739 A JPH0628739 A JP H0628739A JP 4182641 A JP4182641 A JP 4182641A JP 18264192 A JP18264192 A JP 18264192A JP H0628739 A JPH0628739 A JP H0628739A
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JP
Japan
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motor
tape
plate
main
gear
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JP4182641A
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English (en)
Inventor
Shinichi Saito
慎一 斉藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータの出力軸の回転方向を逆転させることな
く磁気記録テープの走行方向を素早く逆転させることが
出来てモータの寿命を短縮することがなく、しかも部品
点数が増加せず製造コストの上昇や外形寸法の増大等の
欠点を生じさせることがないテープ再生装置を提供する
ことである。 【構成】動力伝達手段14,20,44,38,34,
36,40,26aがモータ12の回転に応じて動作し
テープ巻き戻し時にモータの動力をキャプスタン18及
び巻き戻しリール軸26に伝達してこれらを異なる方向
に回転させ、制御手段112,92,110,54,4
8,52,18a,24aがテープ再生時にモータをテ
ープ巻き戻し時と同方向に回転させたままでモータから
巻き戻しリール軸への動力伝達を阻止するとともにモー
タの動力をキャプスタンばかりでなく巻き取りリール軸
24にも伝達しこれらを同じ方向に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テープに記録されて
いる情報を再生するテープ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したテープ再生装置としてはテープ
レコーダが比較的良く知られている。従来のテープレコ
ーダでは、プレイ(再生)モードまたはレコード(録
音)モードとリワインド(早巻き戻し)モードとの間で
動作モードを切り替え磁気記録テープの走行方向を逆転
させるばかりでなく磁気記録テープに対して磁気ヘッド
及びピンチローラを接離させなければならない場合に
は、例えば実開平4−58809号公報及び実開平4−
39830号公報から良く知られている如く、モータを
出力軸の回転方向を逆転させるよう電気的に制御すると
同時にプランジャ・ソレノイド駆動手段により磁気ヘッ
ド及びピンチローラを磁気記録テープに対して接離させ
ている。
【0003】ここでモータの出力軸の回転方向が逆転さ
れるとモータの出力軸からの回転力が伝達されているキ
ャプスタンの回転方向も逆転され、キャプスタンに揺動
自在に取り付けられキャプスタンと同軸の駆動小歯車に
噛み合う1つまたは2つの遊星歯車を回転自在に支持し
ている揺動レバーが1つまたは2つの遊星歯車との間に
作用する摩擦力によりキャプスタンの回転方向と同じ方
向に回動し、1つの遊星歯車または2つの遊星歯車の中
のいずれか一方を巻取リール軸駆動歯車または巻き戻し
リール軸駆動歯車に噛み合わせることにより巻取リール
軸または巻き戻しリール軸にモータの出力軸からの回転
力を伝達する。そして回転力が伝達された巻取リール軸
及び巻き戻しリール軸のいずれか一方が回転力が伝達さ
れていない巻取リール軸及び巻き戻しリール軸の他方か
ら磁気記録テープを巻き上げる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気記録テープの走行
方向を逆転させる為にモータの出力軸の回転方向を逆転
させなければならないこのような従来のテープレコーダ
では、上記出力軸の回転方向を逆転させる毎に一方向へ
の上記出力軸の回転が一旦停止された後に他方向への回
転が開始されるので、磁気記録テープの走行方向を逆転
させるのに比較的多くの時間を必要としている。
【0005】磁気記録テープに録音された音声を再生し
ながらタイプ入力またはワープロ入力する為にタイピス
トまたは秘書により欧米で広く使用されているトランス
クライバ装置はテープレコーダの一種であるが、再生し
た音声を聞き逃したりタイプ入力またはワープロ入力に
誤りがないかを調べる為にプレイモードとリワインドモ
ードの繰り返しが足踏み式スイッチにより頻繁に行われ
る。
【0006】この場合、磁気記録テープの走行方向を逆
転させるのに上述した如く比較的多くの時間を必要とし
ている従来のテープレコーダのような構成では、タイプ
入力またはワープロ入力に要する時間の中に比較的多く
の無駄な時間が含まれてしまう。
【0007】モータの出力軸の回転方向を逆転させるの
に必要な時間(即ち、磁気記録テープの走行方向を逆転
させるのに必要な時間)を短縮する為に電源の極性の切
り替え速度を早くすることが従来から広く考えられてい
るが、モータの寿命が短かくなるという欠点を生じさせ
ている。
【0008】また磁気記録テープの走行方向を逆転させ
るのに必要な時間を短縮する為に、プレイモード時また
はレコードモード時の如く一定速度で磁気記録テープを
走行させるのに必要な一定速度で回転するキャプスタン
の駆動用の定速度モータの他にファストフォワード(早
送り)モードやリワインドモード時の如く上記一定速度
より早く磁気記録テープを走行させる為に巻取リール軸
または巻き戻しリール軸を高速度で回転駆動する高速度
モータを採用したトランスクライバ装置も広く知られて
いる。しかしながらこの場合には、部品点数が増え、そ
の結果として製造及び組み立てに要する時間の増加、即
ち製造コストの上昇、や外形寸法の増大等の欠点を生じ
させている。
【0009】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、モータの出力軸の回転方向を逆転させるこ
となく磁気記録テープの走行方向を素早く逆転させるこ
とが出来てモータの寿命を短縮することがなく、しかも
部品点数が増加せず製造コストの上昇や外形寸法の増大
等の欠点を生じさせることがないテープ再生装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
為に、この発明のテープ再生装置は、モータの回転に応
じて動作しテープ巻き戻し時にモータからの動力をキャ
プスタン軸及び巻き戻しリールに伝達してキャプスタン
軸と巻き戻しリールを異なる方向に回転させる動力伝達
手段と、テープ再生時にモータをテープ巻き戻し時と同
方向に回転させたままでモータから巻き戻しリールへの
動力伝達を阻止するとともにモータからの動力を巻き取
りリールに伝達しキャプスタン軸と巻き取りリールとを
同じ方向に回転させる制御手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0011】
【作用】このように構成されたことを特徴とするこの発
明に従ったテープ再生装置では、モータの回転に応じて
動作する動力伝達手段がテープ巻き戻し時にモータから
の動力をキャプスタン軸及び巻き戻しリールに伝達して
キャプスタン軸とは異なる方向に巻き戻しリールを回転
させ、テープ再生時には制御手段がモータをテープ巻き
戻し時と同方向に回転させたままでモータから巻き戻し
リールへの動力伝達を阻止するとともにモータからの動
力を巻き取りリールに伝達してキャプスタン軸と巻き取
りリールとを同じ方向に回転させる。
【0012】
【実施例】以下この発明の一実施例を添付図面を参照し
ながら説明する。
【0013】[構造の説明]図1にはこの発明の一実施
例に係るテープ再生装置の一種であるトランスクライバ
装置の主たる機構部分の全てがテープカセットが装填さ
れていない時の状態で示されており、図2には図1の機
構部分を分かり易く示す為に基板10の裏側に位置する
動力伝達機構が主として示され、そして図3には図1の
機構部分を分かり易く示す為に基板10の表側に位置す
る動作制御機構が主として示されている。
【0014】図1及び図2に特に良く示す如く、基板1
0は、副水平面部10aと、図1及び図2において副水
平面部10aよりも手前側に位置する主水平面部10b
と、副水平面部10a及び主水平面部10bを繋いでい
る略垂直な中間垂直面部10cと、を備えている。
【0015】副水平面部10aの左側には出力軸12a
を副水平面部10aから略垂直下方に突出させたモータ
12が取り付けられており、出力軸12aには出力プー
リ14が同心的に固定されている。
【0016】主水平面部10bの中央よりもやや下方に
は軸受け16により主水平面部10bに対して略垂直な
状態で回転自在にキャプスタン18が支持されており、
主水平面部10bの裏側に突出しているキャプスタン1
8の裏側端部にはキャプスタン歯車18a及びフライホ
イール20がキャプスタン歯車18aをフライホイール
20よりも主水平面部10bの近傍に配置した状態で同
心的に固定されている。
【0017】主水平面部10bの表側表面においてキャ
プスタン18の左右に所定距離離間した位置には、この
トランスクライバ装置で使用される図示しないテープカ
セットの一種であるいわゆるマイクロカセットの為の1
対のカセット位置決めピン22が主水平面部10bに対
して略垂直に固定されている。
【0018】主水平面部10bの中央よりもやや上方に
は左右1対の巻取リール軸24及び巻き戻しリール軸2
6が主水平面部10bに対して略垂直な状態で回転自在
に取り付けられている。巻取リール軸24及び巻き戻し
リール軸26の夫々には公知のスリップ機構を介して巻
取リール歯車24a及び巻き戻しリール歯車26aが同
心的に取り付けられており、巻取リール歯車24a及び
巻き戻しリール歯車26aは主水平面部10bにこれら
を収容するよう形成されている大きな中央開口28内で
主水平面部10bと略同じ水準に位置している。
【0019】中央開口28内には1対の巻取リール軸2
4及び巻き戻しリール軸26の中間位置の上方に主水平
面部10bから略水平に突出した支持板30も配置され
ている。
【0020】支持板30には中央開口28を介し主水平
面部10bの裏側に主水平面部10bに対して略垂直に
突出した回転中心軸32が固定されていて、回転中心軸
32には支持板30から1対の巻取リール軸24及び巻
き戻しリール軸26の中間位置に向かい延出した副揺動
板34が水平状態で揺動自在に取り付けられているとと
もに、小歯車36及び中間プーリ38が小歯車36を副
揺動板34に接近させた状態で相互に一体的に回転自在
に取り付けられている。
【0021】副揺動板34の延出端部には、1対の巻取
リール軸24及び巻き戻しリール軸26の1対の巻取リ
ール歯車24a及び巻き戻しリール歯車26aと同じ水
準で揺動歯車40が回転自在に取り付けられており、揺
動歯車40は小歯車36に噛合して小歯車36の遊星歯
車を構成している。
【0022】図1及び図2に示す如く副揺動板34の延
出端部が1対の巻取リール軸24及び巻き戻しリール軸
26の中間位置に向かい延出している時には上記延出端
部の揺動歯車40は1対の巻取リール軸24及び巻き戻
しリール軸26の1対の巻取リール歯車24a及び巻き
戻しリール歯車26aの両者から離間しているが、1対
の巻取リール歯車24a及び巻き戻しリール歯車26a
は副揺動板34が揺動した時の揺動歯車40の移動軌跡
内に位置している。
【0023】副揺動板34の延出端部と揺動歯車40と
の間にはそれらの間に適度な摩擦が生じるようグリース
等の潤滑油が塗布されていて、これにより副揺動板34
は揺動歯車40の回転方向に追従する。
【0024】副揺動板34には中央開口28中を左右方
向に水平に突出した1対の水平突起42a,42bと下
方のキャプスタン18に向かい水平に突出した1個の下
方突起42cとが形成されている。
【0025】モータ12の出力プーリ14とキャプスタ
ン18のフライホイール20の夫々の外周面の溝には弾
性を有した動力伝達ベルト44が掛け渡されていて、動
力伝達ベルト44には出力プーリ14とフライホイール
20との間で中間プーリ38の外周面の溝が外側から押
し当てられている。
【0026】副揺動板34が取り付けられている支持板
30には図面の手前側に向かい折り曲げられた立ち上げ
部30aが形成されており、立ち上げ部30aの突出端
面は1対のテ−プカセット位置決めピン22の基端部に
形成されされている段部22aととともにテープカセッ
ト装着基準面を構成している。
【0027】即ち、この実施例のトランスクライバ装置
に装填されるテープカセットはその1対のリールハブを
1対の巻取リール軸24及び巻き戻しリール軸26に被
着させるとともにその1対のテ−プカセット位置決め孔
に1対のテ−プカセット位置決めピン22を、そしてま
たそのキャプスタン挿入孔にキャプスタン18を挿入さ
せた後に上記テープカセット装着基準面に一方の平面が
当接するまで基板10の主水平面部10bに向かい押圧
されることによりトランスクライバ装置中の所定のテ−
プカセット装着位置に所定の姿勢で装填される。
【0028】なお基板10の中間垂直面部10cには、
図1に示す如く、支持板30の手前側まで突出しキャプ
スタン18の側に向かい折り曲げられたテープカセット
保持ばね46が取り付けられている。テープカセット保
持ばね46はテ−プカセット装着位置に所定の姿勢で装
填された図示しないテープカセットをキャプスタン18
の側に向かい押圧し1対のテ−プカセット位置決め孔の
周縁の一部を1対のテ−プカセット位置決めピン22に
押し当てることにより、上記所定の姿勢を安定させる。
【0029】基板10の主水平面部10bの表側表面に
はキャプスタン18の軸受け16に上記表側表面に沿い
揺動自在に取り付けられた主揺動板48が配置されてお
り、主揺動板48は左側のテ−プカセット位置決めピン
22の近傍まで延出している。主揺動板48の延出端部
には主水平面部10bに形成された小窓50を介して主
水平面部10bの裏側まで突出した回転中心軸48aが
固定されていて、回転中心軸48aには水平面部10b
の裏側でキャプスタン歯車18aに噛合したアイドラ歯
車52が回転自在に取り付けられている。
【0030】主揺動板48が揺動した時のアイドラ歯車
52の移動軌跡内には巻取リール歯車24aが位置して
おり、主水平面部10bの表側表面で主揺動板48の上
に配置された主揺動板制御レバー54により揺動が制御
される。
【0031】主揺動板制御レバー54はキャプスタン1
8から上方に向かい基板10の中間垂直面部10cを越
えて副水平面部10bの表側表面上まで延出している。
主揺動板制御レバー54は主水平面部10bに略垂直状
態に固定された移動案内ピン56及びキャプスタン18
の軸受け16に上下方向に所定距離延出した自身の案内
孔または案内溝を被着させることにより上下方向への移
動を案内されるようになっており、また移動案内ピン5
6に取り付けられたワッシャ56aにより主水平面部1
0bの表側表面からの浮き上がりを防止されている。
【0032】主揺動板制御レバー54の下端部には右方
に突出したばね掛け腕58が形成されていて、ばね掛け
腕58は主水平面部10bに形成された縦長のばね収容
窓60中に突出している。縦長のばね収容窓60中には
さらに主揺動板制御レバー54のばね掛け腕58よりも
下方でばね収容窓60の周縁に形成された基板ばね掛け
腕62が突出しており、主揺動板制御レバー54はばね
収容窓60中で自身のばね掛け腕58と基板ばね掛け腕
62との間に掛け渡された引っ張りコイルばね64の付
勢力により上下方向への移動の下端位置に保持されてい
る。
【0033】主揺動板制御レバー54の下端部にはさら
に左方に向け突出した主揺動板係合腕66と主揺動板係
合腕66の上方に隣接して形成された主揺動板係合開口
68とが形成されており、主揺動板係合腕66は延出端
部が主水平面部10bに向かい折り曲げられて主揺動板
48の下縁に係合され、主揺動板係合開口68の上縁に
は主揺動板48の上縁に形成されている係合立ち上げ片
70が当接している。
【0034】主揺動板制御レバー54に対する主揺動板
48のこのような係合により主揺動板制御レバー54の
上下移動に応じて主揺動板48が上下方向に揺動される
ので、主揺動板制御レバー54が上述した如く上下方向
への移動の下端位置に保持されている場合には主揺動板
48もまた上下方向への揺動の下端位置に保持されてア
イドラ歯車52を図1及び図2に示す如く巻取リール歯
車24aの下方に離間させている。
【0035】基板10の主水平面部10bの表側表面で
右側のテ−プカセット位置決めピン22の周辺には消去
ヘッド板72が配置されている。消去ヘッド板72は主
水平面部10bに略垂直状態に固定された移動案内ピン
74に上下方向に所定距離延出した自身の案内孔72a
を被着させるとともに主水平面部10bに形成されて上
下方向に所定距離延出した案内孔76に自身の案内突起
78を挿入させることにより上下方向への移動を案内さ
れるようになっており、また移動案内ピン74に取り付
けられたワッシャ74aにより主水平面部10bの表側
表面からの浮き上がりを防止されている。
【0036】消去ヘッド板72の下端部には電磁消去ヘ
ッド80が取り付けられている。電磁消去ヘッド80は
トランスクライバ装置の図示しない電気回路により電磁
消去ヘッドとして機能するか、またはそれが当接する磁
気記録テープから頭出し信号を検知するよう機能するか
選択的に制御される。
【0037】消去ヘッド板72の略中央には右側のテ−
プカセット位置決めピン22が挿通された消去ヘッド板
位置決め開口72bが形成されている。消去ヘッド板位
置決め開口72bは基板10の主水平面部10bに形成
されている小窓82に対向しており、小窓82中には主
水平面部10bの裏側表面に左右方向に延出した回転中
心線84の回りで回転自在に取り付けられた消去ヘッド
係止レバー86の係止突起86aが突入されている。消
去ヘッド係止レバー86にはさらに、係止突起86aよ
りも小窓82から主水平面部10bの表側表面へと大き
く突出したテープカセット検出突起86bが形成されて
いる。テープカセット検出突起86bの頂面は1対のテ
−プカセット位置決めピン22の基端部に形成されてい
る段部22aが構成しているテープカセット装着基準面
よりも主水平面部10bの表側表面から遠くに位置して
いる。
【0038】消去ヘッド係止レバー86は図示しない付
勢手段により係止突起86aを小窓82から主水平面部
10bの表側表面へと突出させるよう常に付勢されてい
て、図1及び図2において係止突起86aは消去ヘッド
板72の消去ヘッド板位置決め開口72bの左右方向延
出縁部に係合している。
【0039】消去ヘッド板72の案内突起78には主水
平面部10bの裏側で主水平面部10bの裏側表面との
間に引っ張りコイルばね88が張り渡されていて、引っ
張りコイルばね88の付勢力は消去ヘッド板72を上方
に付勢しているが、消去ヘッド板72の消去ヘッド板位
置決め開口72bに対する消去ヘッド係止レバー86の
係止突起86aの上述した如き係合が図1及び図2に示
す位置からの消去ヘッド板72の移動を阻止している。
【0040】消去ヘッド板72はさらにばね収容窓60
中に主揺動板制御レバ−54のばね掛け腕58よりも上
方で突出したばね掛け腕87を有している。
【0041】基板10の主水平面部10bの裏側表面の
左側縁部にはプランジャ89aを下方に突出させた副プ
ランジャ・ソレノイド駆動手段89が取り付けられてお
り、主水平面部10bの左側縁部にはプランジャ89a
の突出端部に対応して切り欠き90が形成されている。
【0042】図1及び図3に示す如く、基板10の主水
平面部10bの表側表面で右側のテ−プカセット位置決
めピン22と主揺動板制御レバー54との間には主水平
面部10bの下端から上端まで延出した録再ヘッド板9
2が配置されている。録再ヘッド板92は消去ヘッド板
72の略左半分及び上端部と重複しており、キャプスタ
ン18の下方でピンチローラ94を回転自在に支持して
いる。
【0043】録再ヘッド板92は、消去ヘッド板72の
上端部の為の移動案内ピン74に上下方向に延出した案
内孔92aを被着させるとともに主水平面部10bの下
端部の略中央の案内孔76に向かい切り下げられた案内
突起96を案内孔76中で消去ヘッド板72の案内突起
78の下方に挿入させることにより上下方向に所定の距
離だけ移動自在となっており、また移動案内ピン74の
ワッシャ74aおよび主水平面部10bから切り起こさ
れ録再ヘッド板92の左端部の左縁上に折り曲げられた
切り起こし片98により主水平面部10bの表側表面か
らの浮き上がりを防止されている。
【0044】録再ヘッド板92上でピンチローラ94と
消去ヘッド板72上の消去ヘッド80との間には録再ヘ
ッド100が公知のアジマス調整機構102を介して取
り付けられている。アジマス調整機構102は、固定ね
じ102aにより図示しないスペーサ部材を挟持した状
態で録再ヘッド板92上に固定されて固定ねじ102a
から右方向に延出し延出部の中間位置で録再ヘッド10
0を支持したばね板102bと、ばね板102bの延出
部の延出端に係合し図示されない圧縮コイルばねを挟持
した状態で録再ヘッド板92上に螺合されたアジマス調
整ねじ102cと、により概略構成されている。
【0045】録再ヘッド板92はばね収容窓60中に消
去ヘッド板72のばね掛け腕87よりも上方で突出した
ばね掛け腕104を有しており、このばね掛け腕104
と消去ヘッド板72のばね掛け腕87との間にばね収容
窓60中で掛け渡された引っ張りコイルばね106の付
勢力により上下方向所定距離移動範囲の下端位置に付勢
されている。
【0046】録再ヘッド板92はさらに右側の巻き戻し
リール軸26の上方で副揺動板34の右縁に向かい突出
した副揺動板揺動規制突起108を有しているととも
に、上端部にねじりコイルばね110を基板10の副水
平面部10a上に水平状態に突出させた状態で保持して
いる。ねじりコイルばね110はコイル部に録再ヘッド
板92の上端部の係合突起92bが挿通され、一端部が
係合突起92bの右側で上記上端部の上縁に係合される
とともに他端部が係合突起92bの左方に上記上端部の
上縁に沿い延出し上記上端部の上縁に形成されているも
う一つの係合突起92cに上方から係合されている。
【0047】ねじりコイルばね110の上記他端部は基
板10の副水平面部10aの表側表面の右半部に配置さ
れた主プランジャ・ソレノイド駆動手段112の下方に
突出したプランジャ112aの突出端部の全周溝112
bに係合されている。プランジャ112aの突出端部に
はさらにプランジャ112aがソレノイド112cに吸
引された時に防音ストッパとして機能するゴム円環部材
112dが取り付けられている。
【0048】ねじりコイルばね110の上記他端部の延
出端には主揺動板制御レバー54の上端部に副水平面部
10aの表側表面に向けて折り曲げられた係合片54a
が上方から対向している。
【0049】基板10の主水平面部10bの裏側表面の
左側縁部の副プランジャ・ソレノイド駆動手段89のプ
ランジャ89aの突出端部には、主水平面部10bの表
側表面の左側縁に沿い配置された副揺動板揺動規制レバ
ー114から上記左側縁部の切り欠き90に突入された
係合片114aが係合されている。
【0050】副揺動板揺動規制レバー114はさらに左
側の巻取リール軸24と主揺動板48との間をキャプス
タン18の上方まで右方に延出しており、この右方延出
端部は基板10の主水平面部10bの表側表面と主揺動
板制御レバー54との間に位置している。
【0051】副揺動板揺動規制レバー114の上記右方
延出端部には副揺動板34の下方突起42cの直下まで
さらに延出した副揺動板係合突起114bが形成されて
いる。
【0052】副揺動板揺動規制レバー114は上下方向
に延出した自身の案内孔114cに主水平面部10bの
表側表面の移動案内ピン116が挿入されるとともに上
記右方延出端部に形成されているもう一つの案内孔11
4dに主揺動板制御レバー54の為の移動案内ピン56
が挿入されることにより上下方向に所定の距離だけ移動
自在となっている。そして、移動案内ピン116のワッ
シャ116aおよび移動案内ピン56のワッシャ56a
により基板10の主水平面部10bの表側表面からの浮
き上がりが防止されている。
【0053】副揺動板揺動規制レバー114は係合片1
14aと主水平面部10bの裏側表面との間に掛け渡さ
れた引っ張りコイルばね118により下方に付勢されて
おり、引っ張りコイルばね118の付勢力により上下方
向の移動範囲における下端位置に保持されている。
【0054】図1乃至図3を参照しながら上述したこの
発明の一実施例に係るテープ再生装置の一種であるトラ
ンスクライバ装置の主たる機構部分の全てはテープカセ
ットが装填されていない時の状態であったが、次には上
記トランスクライバ装置にテープカセットが装填された
後に種々の動作モードが設定された場合の上記主たる機
構部分の全ての状態を残りの図4乃至図8を参考にしな
がら順次説明する。
【0055】[スタンバイモード設定状態]上述した如
く構成されているこの発明の一実施例に従ったテープ再
生装置の一種であるトランスクライバ装置において、図
示しないテープカセット(この実施例では前述した如く
いわゆるマイクロカセット)が所定の装着姿勢で装填さ
れ図示しないテープカセットの一平面がカセット装着面
である1対のカセット位置決めピン22の1対の段部2
2aと基板10の主水平面部10bの上端部の略中央の
支持板30の立ち上げ部30aとに当接されると、図示
しないテープカセットの一平面が消去ヘッド板72の消
去ヘッド板位置決め開口72b内に主水平面部10bの
裏面側から大きく突出しているテープカセット検出部8
6bを上記裏面側に向かい押圧する。
【0056】これにより消去ヘッド係止レバー86は図
示しない付勢手段の付勢力に抗して回転中心線84の回
りでテープカセット検出部86bを上記裏面側に向かい
移動させるよう回動し、その結果として消去ヘッド板7
2の消去ヘッド板位置決め開口72bの左右方向縁に対
する消去ヘッド係止レバー86の係止突起86aの係合
が解除され、消去ヘッド板72は自身の案内突起78と
基板10の主水平面部10bの裏側表面との間に張り渡
されている引っ張りコイルばね88の付勢力により上昇
し、図4に示す如く消去ヘッド板72の上下方向移動範
囲の上端位置まで移動する。
【0057】上述した如く所定の装着姿勢で装填された
図示しないテープカセット中の磁気記録テープは、1対
の巻取リール軸24及び巻き戻しリール軸26に被着さ
れた図示しない1対のリールハブの間でキャプスタン1
8の下方近傍を左右方向に延出するよう配置され、図4
において参照符号120により指摘されている。
【0058】この磁気記録テープ120に対して上端位
置に移動された消去ヘッド板72上の消去ヘッド80が
当接する。
【0059】消去ヘッド板72が上端位置まで移動した
ことにより、基板10の主水平面部10bのばね収容窓
60中で消去ヘッド板72のばね掛け腕87と録再ヘッ
ド板92のばね掛け腕104との間に張り渡されている
引っ張りコイルばね106の付勢力が解消され録再ヘッ
ド板92も上下方向移動範囲の下端位置からわずかに移
動するが録再ヘッド板92上の録再ヘッド100及びピ
ンチローラ94は磁気記録テープ120の下方に位置し
磁気記録テープ120に接触していない。
【0060】図示しないテープカセットが上述した如く
所定の装着姿勢でトランスクライバ装置に装填されただ
けではトランスクライバ装置の図示しない電気回路は作
動せず、従ってモータ12は出力軸12aをいずれの方
向にも回転させないので磁気記録テープ120もいずれ
の方向にも走行せず、また消去ヘッド80や録再ヘッド
100は動作しない。基板10上の上述した以外の種々
の構成部材も動作しない。
【0061】図4に示されたこのような状態はスタンバ
イモード設定状態である。
【0062】[スタンバイモード設定状態からプレイ又
はレコードモード設定状態への移行]次にトランスクラ
イバ装置の図示しない外装ハウジング上の図示しないプ
レイ釦またはレコード釦か足踏み式遠隔操作スイッチの
図示しないプレイ釦またはレコード釦が操作されると、
主プランジャ・ソレノイド駆動手段112に通電される
と同時にモータ12にも出力軸12aを矢印Fで示す時
計回り方向へと所定の速度で回転させるよう通電され
る。
【0063】通電された主プランジャ・ソレノイド駆動
手段112はプランジャ112aを自身の内部に向かい
吸引し、これにより録再ヘッド板92は基板10の主水
平面部10bのばね収容窓60中で消去ヘッド板72の
ばね掛け腕87と録再ヘッド板92のばね掛け腕104
との間に張り渡されている引っ張りコイルばね106の
付勢力に抗して上方に移動する。
【0064】録再ヘッド板92がその所定の上下方向移
動範囲の上端位置に到達する前にピンチローラ94は、
図5に示す如く、磁気記録テープ120をキャプスタン
18に押圧しキャプスタン18と協働して磁気記録テー
プ120を挟持する。
【0065】モータ12の出力軸12aの矢印Fで示す
時計回り方向への所定の速度での回転は図1および図2
に示されていた基板10の裏側表面の動力伝達機構によ
りキャプスタン18及び基板10の主水平面部10bの
中央開口28中の小歯車36に伝達され、キャプスタン
18はモータ12の出力軸12aと同じ矢印Fで示す時
計回り方向へ所定の速度で回転を開始し、小歯車36は
出力軸12aとは逆に矢印Rで示す反時計回り方向へ所
定の速度で回転を開始する。
【0066】小歯車36のこの回転は副揺動板34に回
転自在に支持され小歯車36に噛み合っている揺動歯車
40に矢印Fで示す時計回り方向への回転を生じさせ
る。揺動歯車40のこの回転は副揺動板34に小歯車3
6の回転中心軸32の回りに小歯車36と同じ方向に回
転する回転力を発生させるが、主プランジャ・ソレノイ
ド駆動手段112により上述した如く上方に移動された
録再ヘッド板92の副揺動板揺動規制突起108が、図
5に示されている如く、副揺動板34の右縁に当接する
ので副揺動板34の右方への揺動が阻止され、この結果
として副揺動板34に回転可能に支持されている揺動歯
車40は右側の巻取リール軸歯車26aへの噛み合いを
阻止される。
【0067】モータ12の出力軸12aと同じ方向に所
定の速度で回転を開始しているキャプスタン18はピン
チローラ94と協働して挟持するようになった磁気記録
テープ120の左方への所定の速度での走行を開始さ
せ、この走行は右側の巻き戻しリール軸26が揺動歯車
40及び巻き戻しリール軸歯車26aを介してモータ1
2の出力軸12aから回転力が伝達されず自由に回転す
ることにより許容される。
【0068】なお図5に示す如く、ピンチローラ94が
キャプスタン18と協働して磁気記録テープ120を挟
持した直後で録再ヘッド板92がその所定の上下方向移
動範囲の上端位置に到達する前では、録再ヘッド板92
のねじりコイルばね110の左方に延びた他端部の延出
端が主揺動板制御レバ−54の上方延出端の係合片54
に接触しただけかまたは接触する直前であり、主揺動板
48はその上下方向移動範囲の下端位置に保持されたま
まである。
【0069】即ち、ピンチローラ94がキャプスタン1
8と協働して磁気記録テープ120を挟持した直後で録
再ヘッド板92がその所定の上下方向移動範囲の上端位
置に到達する前では、主揺動板48に支持されたアイド
ラ歯車52は左側の巻取リール軸歯車24aに噛み合っ
ておらず、キャプスタン歯車18aからアイドラ歯車5
2及び巻取リール軸歯車24aを介してモータ12の出
力軸12aからの回転力は巻取リール軸24に伝達され
ていない。
【0070】従ってこの段階ではピンチローラ94とキ
ャプスタン18に挟持されこれらにより左方へ所定の速
度で走行を開始された磁気記録テープ120は、今だ回
転を開始していない巻取リール軸24上の図示しないリ
ールハブに巻き取られず、巻取リール軸24上の図示し
ないリールハブとキャプスタン18との間で弛み始め
る。
【0071】図5の状態において録再ヘッド板92上の
録再ヘッド100は消去ヘッド80と同様に磁気記録テ
ープ120に当接され、図示しないテープカセット中の
テープパッド122に磁気記録テープ120を押圧す
る。そして、上述した如く図示しないプレイ釦が操作さ
れた時には消去ヘッド80は動作せず録再ヘッド100
は再生ヘッドとして機能し、図示しないレコード釦が操
作された時には消去ヘッド80は消去ヘッドとして機能
され録再ヘッド100は録音ヘッドとして機能する。
【0072】即ち、ピンチローラ94がキャプスタン1
8と協働して磁気記録テープ120を挟持した直後で録
再ヘッド板92がその所定の上下方向移動範囲の上端位
置に到達する前でも、磁気記録テープ120が左方へ所
定の速度で走行を開始されると同時に磁気記録テープ1
20からの音声の再生や磁気記録テープ120への録音
が開始される。
【0073】基板10上の上述した以外の種々の構成部
材は動作しない。図5は図4のスタンバイモード設定状
態から次に説明するプレイまたはレコードモード設定状
態へ移行する途中の状態を示している。
【0074】[プレイまたはレコードモード設定状態]
上述した如く図示しないプレイ釦またはレコード釦が操
作された時には、通電された主プランジャ・ソレノイド
駆動手段112はプランジャ112aをプランジャ11
2aの突出端部に取り付けられたゴム円環部材112d
がソレノイド112cの端面に当接させるまで吸引す
る。
【0075】図5に示す如くキャプスタン18にピンチ
ローラ94が押圧された後の録再ヘッド板92はそれ以
上上方に移動することは出来ないので、その後の主プラ
ンジャ・ソレノイド駆動手段112のプランジャ112
aはゴム円環部材112dがソレノイド112cの端面
に当接させるまで上端部のねじりコイルばね110の左
方に延出した他端部のみを上方に引く。
【0076】この結果増大するねじりコイルばね110
の弾性力はキャプスタン18に対するピンチローラ94
の押圧力を所定の値まで増大させ、キャプスタン18と
ピンチローラ94による磁気記録テープ120の所定の
走行速度の安定を確保する。
【0077】図5に示す略水平な位置において主揺動板
制御レバ−54の上端部の係合片54aに接触または接
近していたねじりコイルばね110の他端部は、主プラ
ンジャ・ソレノイド駆動手段112のプランジャ112
aにより上述した如くさらに上方に引かれることによ
り、図6に示す如く、主揺動板制御レバ−54の上端部
の係合片54aに上方に向かう力を付加し、主揺動板制
御レバ−54は基板10の主水平面部10bのばね収容
窓60中で主水平面部10bの基板ばね掛け腕62と主
揺動板制御レバ−54の下端部のばね掛け腕56との間
に張り渡されている引っ張りコイルばね64の付勢力に
抗して上方に移動する。
【0078】主揺動板制御レバ−54が図4及び図5に
示された位置から上方に移動されることにより主揺動板
制御レバ−54の下端部の主揺動板係合腕66が主揺動
板48を上方に押し上げ、主揺動板48のアイドラ歯車
52を図6に示す如く左側の巻取リール軸歯車24aに
噛み合わせる。
【0079】図示しないプレイ釦またはレコード釦が操
作された時に出力軸12aを矢印Fで示す時計回り方向
へ回転を開始させたモータ12の回転力は、図1及び図
2に示されているた基板10の裏側表面の動力伝達機構
によりキャプスタン18及びキャプスタン歯車18aを
介してアイドラ歯車52まで既に伝達されていて、アイ
ドラ歯車52は矢印Rで示す反時計回り方向に所定の速
度で回転している。
【0080】この為に、アイドラ歯車52に噛み合わさ
れた巻取リール軸歯車24aはアイドラ歯車52を介し
てモータ12の回転力を受取り矢印Fで示す時計回り方
向に所定の速度で回転を開始する。
【0081】図5の状態でピンチローラ94とキャプス
タン18に挟持されこれらにより左方へ所定の速度で走
行を開始されていたが回転を開始していなかった巻取リ
ール軸24上の図示しないリールハブには巻き取られ
ず、巻取リール軸24上の図示しないリールハブとキャ
プスタン18との間で弛み始めていた磁気記録テープ1
20は、図6の状態で所定の速度で回転を開始した巻取
リール軸24上の図示しないリールハブに巻き取られ
る。
【0082】このような図6の状態はプレイモードまた
はレコードモード設定状態である。図5の状態は図4に
示されたスタンバイモード設定状態から図6のプレイモ
ードまたはレコードモード設定状態へ移行する途中の状
態であり、図5の状態は上記移行する途中に一瞬しか現
れないので、図5の状態で巻取リール軸24上の図示し
ないリールハブとキャプスタン18との間で弛み始めて
いた磁気記録テープ120がいわゆるテープジャミング
を生じさせることがない。
【0083】[ストップモード設定状態]次にトランス
クライバ装置の図示しない外装ハウジング上の図示しな
いストップ釦か足踏み式遠隔操作スイッチの図示しない
ストップ釦が操作されると、最初に副プランジャ・ソレ
ノイド駆動手段89に通電され、次に主プランジャ・ソ
レノイド駆動手段112への通電が停止され、モータ1
2への通電は所定の時間だけ維持される。また消去ヘッ
ド80及び録再ヘッド100の両者は動作を停止され
る。
【0084】通電された副プランジャ・ソレノイド駆動
手段89はプランジャ89aを吸引し、これにより副揺
動板揺動規制レバー114を引っ張りコイルばね118
の付勢力に抗して所定の上下方向移動範囲の上端位置ま
で移動される。この結果、副揺動板揺動規制レバー11
4の右方延出端部の上端の副揺動板係合突起114b
は、図7に示す如く、副揺動板34の下方突起42cの
右縁に隣接する位置に配置される。
【0085】通電が停止された主プランジャ・ソレノイ
ド駆動手段112のプランジャ112aは、録再ヘッド
板92の上端部のねじりコイルばね110の左方に延出
した他端部が図6に示され斜め上方位置から図4に示さ
れたスタンバイモード設定状態における水平位置まで自
身の弾性力により復帰するとともに基板10の主水平面
部10bのばね収容窓60中で消去ヘッド板72のばね
掛け腕87と録再ヘッド板92のばね掛け腕104との
間に張り渡されている引っ張りコイルばね106の付勢
力により録再ヘッド板92が図4に示されたスタンバイ
モード設定状態の位置まで下方に移動されるのに伴いソ
レノイド112cから下方に引き出される。
【0086】図4に示されたスタンバイモード設定状態
の位置に復帰された録再ヘッド板92上のピンチローラ
94は、図7に示す如く、キャプスタン18及び磁気記
録テープ120から下方に離間される。
【0087】また図4に示されたスタンバイモード設定
状態の水平な位置に復帰されたねじりコイルばね110
の左方に延出した他端部は主揺動板制御レバ−54の上
端部の係合片54aから下方に離間し、よって主揺動板
制御レバ−54もまた基板10の主水平面部10bのば
ね収容窓60中で主水平面部10bの基板ばね掛け腕6
2と主揺動板制御レバ−54の下端部のばね掛け腕58
との間に張り渡されている引っ張りコイルばね64の付
勢力により図4に示されたスタンバイモード設定状態の
時の自身の上下方向における下端位置まで復帰する。
【0088】主揺動板制御レバ−54の下端位置への復
帰は主揺動板制御レバ−54の下端部の主揺動板係合開
口68の左右方向縁による主揺動板48の係合立ち上げ
片70の下方への押圧を生じさせ、この結果として主揺
動板48はキャプスタン18の回りで反時計回り方向に
回動しアイドラ歯車52を左側の巻き取りリール軸歯車
24aから下方に離間させる。
【0089】前述した如く、所定の時間だけ通電が維持
されているモータ12は矢印Fで示す時計回り方向への
所定の速度での回転を所定の時間だけ維持しており、こ
の結果としてキャプスタン18の矢印Fで示す時計回り
方向への所定の速度での回転や基板10の主水平面部1
0bの中央開口28中の小歯車36の矢印Rで示す反時
計回り方向への所定の速度での回転も上記所定の時間だ
け維持される。
【0090】キャプスタン18の上記回転は主揺動板4
8上のアイドラ歯車52が左側の巻取リール軸歯車24
aから下方に離間されていることによりキャプスタン歯
車18a及びアイドラ歯車52を介して巻取リール軸歯
車24aに伝達されることがない。
【0091】また小歯車36の上記回転は副揺動板34
に回転自在に支持され小歯車36に噛み合っている揺動
歯車40に矢印Fで示す時計回り方向への回転を生じさ
せ、揺動歯車40のこの回転は副揺動板34に小歯車3
6の回転中心軸32の回りに小歯車36と同じ方向に回
転する回転力を発生させるが、副揺動板34の下方突起
42cの右縁に上述した如く上端位置に配置された副揺
動板揺動規制レバー114の右方延出端部の上端の副揺
動板係合突起114bが、図7に示す如く、隣接して配
置されていて、副揺動板34の右方への回転を阻止し、
この結果として副揺動板34に回転可能に支持されてい
る揺動歯車40が右側の巻き戻しリール軸歯車26aへ
噛み合うことを阻止している。
【0092】このように、小歯車36の上記回転もまた
巻き戻しリール軸歯車26aに対する揺動歯車40の噛
み合いが阻止されていることにより巻き戻しリール軸歯
車26aに伝達されない。
【0093】よって図示しないストップ釦が操作された
図7の状態では、所定の時間だけモータ12が出力軸1
2aを矢印Fで示す時計回り方向へ所定の速度で回転さ
せているにもかかわらず図示しないテープカセット中の
磁気記録テープ120は右側の巻き戻しリール軸歯車2
6aと左側の巻取リール軸歯車24aとの間でこれら巻
き戻しリール軸歯車26aや巻取リール軸歯車24aや
キャプスタン18とピンチローラ94の協働により走行
されることはない。
【0094】このような図7の状態はストップモード設
定状態である。
【0095】ストップモード設定状態で上記所定の時間
が経過すれば、モータ12に対する通電及び副プランジ
ャ・ソレノイド駆動手段89に対する通電は停止され
る。この結果、副プランジャ・ソレノイド駆動手段89
のプランジャ89aは副揺動板揺動規制レバー114と
ともに引っ張りコイルばね118の付勢力により所定の
上下方向移動範囲の下端位置まで復帰され、右方延出端
部の上端の副揺動板係合突起114bは副揺動板34の
下方突起42cの右側から下方に移動された図4に示さ
れていたスタンバイモード設定状態が設定される。
【0096】ストップモード設定状態で上記所定の時間
内に再度図示しないプレイ釦またはレコード釦が操作さ
れると、主プランジャ・ソレノイド駆動手段112に再
度通電され、また上述した如く図示しないプレイ釦が操
作された時には消去ヘッド80は動作せず録再ヘッド1
00は再生ヘッドとして機能し、図示しないレコード釦
が操作された時には消去ヘッド80は消去ヘッドとして
機能され録再ヘッド100は録音ヘッドとして機能す
る。
【0097】そして図6に示されたプレイモード設定状
態またはレコードモード設定状態が再現される。この場
合、副プランジャ・ソレノイド駆動手段89への通電は
維持され、次回のストップモード設定状態に備える。
【0098】[リワインドモード設定状態]図6に示さ
れたプレイモード設定状態またはレコードモード設定状
態の間、またはこれらプレイモード設定状態またはレコ
ードモード設定状態において図7に示されている如く副
揺動板揺動規制レバー114がその上端位置に配置され
ている間、さらには図7に示されている如きストップモ
ード設定状態の間に、トランスクライバ装置の図示しな
い外装ハウジング上の図示しないリワインド(早巻き戻
し)釦か足踏み式遠隔操作スイッチの図示しないリワイ
ンド釦が操作されると、主プランジャ・ソレノイド駆動
手段112に対する通電が行なわれていれば主プランジ
ャ・ソレノイド駆動手段112に対する通電がまず最初
に停止されるともに録再ヘッド100の動作も停止され
る。次には副プランジャ・ソレノイド駆動手段89に通
電されていれば副プランジャ・ソレノイド駆動手段89
に対する通電も停止される。
【0099】従って、主プランジャ・ソレノイド駆動手
段112により駆動されていた録再ヘッド板92や主揺
動板制御レバ−54、そして副プランジャ・ソレノイド
駆動手段112により駆動されていた副揺動板揺動規制
レバ−114は、図4に示されたスタンバイモード設定
状態の時の位置へと順次復帰される。
【0100】これにより、図8に示す如く、録再ヘッド
板92上のピンチローラ94はキャプスタン18及び磁
気記録テープ120から下方に離間し、また録再ヘッド
板92上の録再ヘッド100も磁気記録テープ120か
ら下方に離間する。さらに、主揺動板制御レバー54に
より揺動を制御される主揺動板48上のアイドラ歯車5
2は対応する左側の巻取リール軸歯車24aから下方に
離間し、またさらには副揺動板揺動規制レバ−114の
右方延出端部の上端の副揺動板係合突起114bは副揺
動板34の下方突起42cの右側から下方に移動され
る。
【0101】これにより左側の巻取リール軸歯車24a
には矢印Fで示す方向に所定の速度で回転しているモー
タ12の出力軸12aからの回転力がキャプスタン18
や主揺動板48上のアイドラ歯車52を含む図1及び図
2に示された動力伝達機構を介して伝達されず、ピンチ
ローラ94と協働しないキャプスタン18からは磁気記
録テープ120に上記回転力が伝達されない。
【0102】しかしながら、図1及び図2に示された動
力伝達機構及び基板10の主水平面部10bの中央開口
28中の小歯車36を介してモータ12の出力軸12a
からの回転力が伝達され矢印Fで示す時計回り方向に回
転している揺動歯車40を支持している副揺動板34が
揺動歯車40の回転にともなって右方に回動しようとす
ることは副揺動板34の下方突起42cの右縁から下方
に移動された副揺動板揺動規制レバー114の右方延出
端部の上端の副揺動板係合突起114bにより規制され
ないので、揺動歯車40は図8に示す如く右側の巻き戻
しリール軸歯車26aに噛み合い、右側の巻き戻しリー
ル軸歯車26aにモータ12の出力軸12aからの回転
力を伝達し右側の巻き戻しリール軸歯車26aを矢印R
で示す反時計回り方向に回転させる。
【0103】これにより右側の巻き戻しリール軸26上
の図示しないリールハブは上述した如くモータ12の出
力軸12aからの回転力が伝達されていない左側の巻取
リール軸24上の図示しないリールハブから磁気記録テ
ープ120を巻き取る。
【0104】この時、副揺動板34の右方突起42bは
基板10の主水平面部10bの中央開口28の右縁に当
接することにより右側の巻き戻しリール軸歯車26aに
対する揺動歯車40の噛み合いが過度になり相互に食い
付くのを防止している。
【0105】また図示しないリワインド釦が操作された
時、スタンバイモード設定状態の位置にあり磁気記録テ
ープ120に接触している消去ヘッド80は磁気記録テ
ープ120に予め記録されていた頭出し信号等の種々の
動作制御信号を検出するよう機能され、上述した如く左
側の巻取リール軸24上の図示しないリールハブから右
側の巻き戻しリール軸26上の図示しないリールハブへ
と巻き取られている磁気記録テープ120から予め記録
されていた頭出し信号等の種々の動作制御信号を検出す
る。
【0106】このような図8に示した状態は、リワイン
ドモード設定状態である。
【0107】[ファストフォワードモード設定状態]図
6に示されたプレイモード設定状態またはレコードモー
ド設定状態の間、またはこれらプレイモード設定状態ま
たはレコードモード設定状態において図7に示されてい
る如く副揺動板揺動規制レバー114がその上端位置に
配置されている間、さらには図7に示されている如きス
トップモード設定状態の間、またさらには図8に示され
ている如きリワインドモード設定状態の間に、トランス
クライバ装置の図示しない外装ハウジング上の図示しな
いファストフォワード(早送り)釦か足踏み式遠隔操作
スイッチの図示しないファストフォワード釦が操作され
ると、モ−タ12は出力軸12aの矢印Fで示す時計回
り方向への回転を一旦停止させ、次に出力軸12aを矢
印Rで示す反時計回り方向へ所定の速度で回転を開始さ
せる。
【0108】これ以外の状況は図8に示されている如き
リワインドモード設定状態と同じである。
【0109】モ−タ12が出力軸12aを矢印Rで示す
反時計回り方向へ所定の速度で回転を開始させたことに
より、図1及び図2に示された動力伝達機構及び基板1
0の主水平面部10bの中央開口28中の小歯車36を
介してモータ12の出力軸12aからの回転力が伝達さ
れ矢印Rで示す反時計回り方向に回転している揺動歯車
40を支持している副揺動板34は揺動歯車40の回転
にともなって左方に回動し、揺動歯車40を左側の巻取
リール軸歯車24aに噛み合わせ、左側の巻取リール軸
歯車24aにモータ12の出力軸12aからの回転力を
伝達し左側の巻取リール軸歯車24aを時計回り方向に
回転させる。
【0110】これにより左側の巻取リール軸24上の図
示しないリールハブは上述した如くモータ12の出力軸
12aからの回転力が伝達されていない右側の巻き戻し
リール軸26上の図示しないリールハブから磁気記録テ
ープ120を巻き取る。
【0111】この時、副揺動板34の左方突起42aは
基板10の主水平面部10bの中央開口28の左縁に当
接することにより左側の巻取リール軸歯車24aに対す
る揺動歯車40の噛み合いが過度になり相互に食い付く
のを防止する。
【0112】また図示しないファストフォワード釦が操
作された時、スタンバイモード設定状態の位置にあり磁
気記録テープ120に接触している消去ヘッド80は磁
気記録テープ120に予め記録されていた頭出し信号等
の種々の動作制御信号を検出するよう機能され、上述し
た如く右側の巻き戻しリール軸26上の図示しないリー
ルハブから左側の巻取リール軸24上の図示しないリー
ルハブへと巻き取られている磁気記録テープ120から
予め記録されていた頭出し信号等の種々の動作制御信号
を検出する。
【0113】このような状態は図示されていないが、フ
ァストフォワードモード設定状態である。
【0114】[エジェクトモード設定状態]スタンバイ
モード設定状態において、この発明の一実施例に係るト
ランスクライバ装置の図示しない外装ハウジング上のエ
ジェクト釦が押圧されると、図4に示すスタンバイモー
ド設定状態の位置にある消去ヘッド板72は基板10の
主水平面部10bの裏側で裏側表面との間に掛け渡され
ている引っ張りコイルばね88の付勢力に抗して図1に
示す初期位置へと復帰され、これにともない消去ヘッド
板72と基板10の主水平面部10bのばね収容窓60
中で引っ張りコイルばね106により連結されている録
再ヘッド板92もまた引っ張りコイルばね106の付勢
力により図1に示す初期位置へと復帰される。
【0115】消去ヘッド板72が初期位置に復帰される
ことにより消去ヘッド係止レバー86もまた図示しない
付勢手段の付勢力により図1に示す如く消去ヘッド板7
2の消去ヘッド板位置決め開口72b中に突出し、テー
プカセット検出突起86aにより図示しないテープカセ
ットをトランスクライバ装置の所定の装填位置から持ち
上げながら係止突起86bを消去ヘッド板72の消去ヘ
ッド板位置決め開口72bの左右方向縁に図1に示す如
く係止させて消去ヘッド板72を初期位置に保持する。
【0116】なお上述したこの発明の一実施例に係るト
ランスクライバ装置では、出力プーリ14,フライホイ
ール20,動力伝達ベルト44,中間プーリ38,副揺
動板34,小歯車36,揺動歯車40,そして巻き戻し
リール軸歯車26aがこの発明の構成要素である動力伝
達手段に含まれており、また主プランジャ・ソレノイド
駆動手段112,録再ヘッド板92,ねじりコイルばね
110,主揺動板制御レバー54,主揺動板48,アイ
ドラ歯車52,キャプスタン歯車18a,そして巻取リ
ール軸歯車24aがこの発明の構成要素である制御手段
に含まれている。
【0117】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明のテープ再
生装置によれば、モータの出力軸の回転方向を逆転させ
ることなく磁気記録テープの走行方向を素早く逆転させ
ることが出来てモータの寿命を短縮することがなく、し
かも部品点数が増加せず製造コストの上昇や外形寸法の
増大等の欠点を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のテープ再生装置の一実施例に係るト
ランスクライバ装置の主たる機構部分の全てをテープカ
セットが装填されていない時の状態で示す平面図。
【図2】図1のトランスクライバ装置の基板の裏側の動
力伝達機構を主として示す平面図。
【図3】図1のトランスクライバ装置の基板の表側の動
作制御機構を主として示す平面図。
【図4】図1のトランスクライバ装置にテープカセット
が装填されスタンバイモードが設定された状態において
基板の表側の動作制御機構を主として示す平面図。
【図5】図1のトランスクライバ装置にテープカセット
が装填されスタンバイモードからプレイモードまたはレ
コードモードへと移行する途中の状態において基板の表
側の動作制御機構を主として示す平面図。
【図6】図1のトランスクライバ装置にテープカセット
が装填されプレイモードまたはレコードモードが設定さ
れた状態において基板の表側の動作制御機構を主として
示す平面図。
【図7】図1のトランスクライバ装置にテープカセット
が装填されプレイモードまたはレコードモードが一旦設
定された後にストップモードが設定された状態において
基板の表側の動作制御機構を主として示す平面図。
【図8】図1のトランスクライバ装置にテープカセット
が装填されリワインドモードが設定された状態において
基板の表側の動作制御機構を主として示す平面図。
【符号の説明】
10…基板、12…モータ、14…出力プーリ(動力伝
達手段)、18…キャプスタン、18a…キャプスタン
歯車(制御手段)、20…フライホイール(動力伝達手
段)、22…カセット位置決めピン、24…巻取リール
軸、24a…巻取リール軸歯車(制御手段)、26…巻
き戻しリール軸、26a…巻き戻しリール軸歯車(動力
伝達手段)、28…中央開口、30…支持板、34…副
揺動板(動力伝達手段)、36…小歯車(動力伝達手
段)、38…中間プーリ(動力伝達手段)、40…揺動
歯車(動力伝達手段)、44…動力伝達ベルト(動力伝
達手段)、48…主揺動板(制御手段)、52…アイド
ラ歯車(制御手段)、54…主揺動板制御レバー(制御
手段)、72…消去ヘッド板、80…電磁消去ヘッド、
89…副プランジャ・ソレノイド駆動手段、92…録再
ヘッド板(制御手段)、94…ピンチローラ、100…
録再ヘッド、110…ねじりコイルばね(制御手段)、
112…主プランジャ・ソレノイド駆動手段(制御手
段)、114…副揺動板揺動規制レバー、120…磁気
記録テープ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転に応じて動作しテープ巻き
    戻し時にモータからの動力をキャプスタン軸及び巻き戻
    しリールに伝達してキャプスタン軸と巻き戻しリールを
    異なる方向に回転させる動力伝達手段と、 テープ再生時にモータをテープ巻き戻し時と同方向に回
    転させたままでモータから巻き戻しリールへの動力伝達
    を阻止するとともにモータからの動力を巻き取りリール
    に伝達しキャプスタン軸と巻き取りリールとを同じ方向
    に回転させる制御手段と、 を備えたことを特徴とするテープ再生装置。
  2. 【請求項2】 動力伝達手段が、モータの出力軸に同心
    的に固定された出力輪と、キャプスタン軸に同心的に固
    定された入力輪と、出力輪と入力輪との間に掛け渡され
    出力輪から入力輪へと回転力を伝達する回転力伝達ベル
    トと、出力輪と入力輪との間で回転力伝達ベルトに外側
    から押圧され回転力伝達ベルトから回転力の伝達を受け
    てモータの出力軸及びキャプスタン軸とは反対の方向に
    回転する中間輪と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のテープ再生装
    置。
  3. 【請求項3】 動力伝達手段が、中間輪に固定され中間
    輪とともに回転する中間歯車と、中間輪の回転中心の回
    りに揺動自在に取り付けられ中間輪の回転方向に対応し
    て回動する揺動レバーと、揺動レバーに回転自在に設け
    られているとともに中間歯車に噛合した遊星歯車と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載のテープ再生装
    置。
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