JPH0628717U - 雨滴センサ - Google Patents

雨滴センサ

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JPH0628717U
JPH0628717U JP6519892U JP6519892U JPH0628717U JP H0628717 U JPH0628717 U JP H0628717U JP 6519892 U JP6519892 U JP 6519892U JP 6519892 U JP6519892 U JP 6519892U JP H0628717 U JPH0628717 U JP H0628717U
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JP
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raindrop
light
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glass
light receiving
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Application number
JP6519892U
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English (en)
Inventor
藤 雄 伊
藤 勝 加
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外形をコンパクトにすることができる雨滴セ
ンサを提供する。 【構成】 発光素子3から受光素子6までの光路内に少
なくとも1つの屈折素子7、8を配設した雨滴センサ
1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は雨が降ってきたことを検出してワイパを自動的に作動するのに利用 される雨滴センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、雨が降ってきたことを検出してワイパを自動的に作動する雨滴センサと しては、例えば実開昭63−69661号公報において記載されているものが知 られている。
【0003】 上記公報に記載されている雨滴センサを示す図3において、雨滴センサ50は 、発光素子51から出射された雨滴検出用光α50がガラス20の表面20aで ガラス20内に反射し、反射した反射光α51を受光素子52で受ける。
【0004】 発光素子51よりの雨滴検出用光α50はガラス20の裏面20bまで直進す るため、発光素子51は雨滴検出用光α50がガラス20の裏面20bに対して 入射角θ50となるように傾斜させた状態で配置されている。
【0005】 また、受光素子52で受光する反射光α51もガラス20の裏面20bから直 進するため、受光素子52は、反射光α51がガラス20の裏面20bに対して 屈折角θ51となるように傾斜させた状態で配置されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の雨滴センサ50では、雨滴検出用光α50がガラス20の裏面 20bに対して入射角θ50となるような傾斜状態で発光素子51を配置してい るとともに、受光素子52も反射光α51がガラス20の裏面20bに対して屈 折角θ52となるような傾斜状態で配置しているため、入射角θ50と反射角θ 51を設定した状態で発光素子51から受光素子52までの距離を小さくするこ とが難しく、それによって、雨滴センサ50全体の外形が大きくなる可能性を有 するという問題点があり、この問題点を解決することが課題となっていた。
【0007】
【考案の目的】
この考案に係わる雨滴センサは、外形をコンパクトにすることができる雨滴セ ンサを提供することを目的としている。
【0008】
【考案の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる雨滴センサは、発光素子から受光素子までの光路内に少なく とも1つの屈折素子を配設した構成としたことを特徴としており、より好ましい 実施態様において発光素子および受光素子をケースに一体的に収容しているとと もに、ケースに屈折素子を設けていることを特徴としている。
【0010】
【考案の作用】
この考案に係わる雨滴センサにおいて、発光素子からの雨滴検出用光は、受光 素子で受光されるまで屈折素子によって屈折しながら進行する光路を形成する。 それ故、発光素子と受光素子とを離隔させて配置する必要がなくなる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案に係わる雨滴センサの一実施例を図1および図2に基いて説明 する。
【0012】 図示する雨滴センサ1は、ウインドシールドガラスであるガラス10の裏面1 0bの近傍に配置されており、ケース2内の一方側寄りに発光素子3が収容され ている。
【0013】 発光素子3は、ケース2内の一方の側壁2a寄りに取付けられているとともに 外部端子3a、3bがケース2内の基板4に設けられている回路5に電気的に接 続されているため、前記回路5から所定の電流が外部端子3a、3bに供給され ると、放射部3cからガラス10の裏面10bに対して直交する方向の雨滴検出 用光α1をケース2内に放射する。
【0014】 また、ケース2内の他方の側壁2b寄りには受光素子6が取付けられている。 受光素子6は、前記他方の側壁2b寄りに取付けられているとともに外部端子6 a、6bが基板4の回路5に設けられている制御部5aに電気的に接続されてい るため、ケース2内でガラス10の裏面10bに対して直交する方向から受光部 6cに照射された前記雨滴検出用光α1のエネルギに対応した電子を励起して前 記外部端子6a、6bを通し前記制御部5aに転送する。
【0015】 そして、前記回路5に設けられている制御部5aは、受光素子6から転送され た出力電流を増幅・整形したうえで、予め設定したスレッショルドレベルとの比 較を行なう。増幅・整形されたレベルが前記スレッショルドレベルよりも低い値 になると、雨が降ってきたことの認識をしてケース2の外側に設けた外部接続配 線5bからワイパ作動用電流を出力する。このワイパ作動用電流によって図示し ないワイパを作動させる。
【0016】 一方、ケース2の天壁2cは、ガラス10の裏面10bに対して平行状態で配 置されており、この天壁2cに屈折素子であるプリズム7、8が発光素子3から 受光素子6までの光路内において取付けられている。
【0017】 第1のプリズム7は、発光素子3の放射部3cに対応して配置されており、ケ ース2の一方の側壁2aから他方の側壁2b側に行くに従って図中の下方に向け て傾斜している入射面7aを有するとともに、放射面7bがガラス10の裏面1 0bに対して平行になっている。
【0018】 第2のプリズム8は、受光素子6の受光部6cに対応して配置されており、ガ ラス10の裏面10bに対して平行な入射面8aを有するとともに、ケース2の 他方の側壁2bから一方の側壁2a側に行くに従って図中の下方に向けて傾斜し ている放射面8bを有する。
【0019】 ここで、第1のプリズム7は、発光素子3からの雨滴検出用光α1を入射面7 aによって屈折角θ1で受光素子6寄りに向けて屈折させるとともに放射面7b によって屈折角θ2で受光素子6寄りの空気中に屈折させてから、ガラス10の 裏面10bに対して入射角θ3で入射させた後、ガラス10の表面10aに設定 した雨滴検出点Aに向けて入射角θ4で進行させる。
【0020】 また、第2のプリズム8は、前記雨滴検出点Aにおいて反射角θ5で反射しガ ラス10の裏面10bから屈折角θ6で空気中に屈折した雨滴検出用光α1を入 射面8aによって屈折角θ7で発光素子3寄りに屈折させてから、放射面8bに よって屈折角θ8で発光素子3寄りに屈折させた後、受光素子6の受光部6cに 向けて進行させる。
【0021】 それ故、雨滴検出用光α1は、雨滴検出点Aを介し、第1のプリズム7によっ て受光素子6寄りに屈折され且つ第2のプリズム8によって発光素子3寄りに屈 折された光路を形成する。
【0022】 このような構造をなす雨滴センサ1は、図示しないメインスイッチをオン切換 えした状態で、図1に示すように、雨が降っていないと、発光素子3からの雨滴 検出用光α1は、第1のプリズム7の入射面7aによって屈折角θ1で受光素子 6寄りに屈折し、第1のプリズム7の放射面7bによって屈折角θ2で受光素子 6寄りの空気中に屈折してからガラス10の裏面10bに対し入射角θ3で入射 して雨滴検出点Aに向け入射角θ4で進行する。
【0023】 雨滴検出点Aに向けて進行した雨滴検出用光α1は、雨滴検出点Aに雨滴の付 着がないため、反射角θ5で反射し、ガラス10の裏面10bから屈折角θ6で 空気中に屈折する。
【0024】 屈折角θ6で空気中に屈折した雨滴検出用光α1は、第2のプリズム8の入射 面8aによって屈折角θ7で発光素子3寄りに屈折し、第2のプリズム8の放射 面8bによって屈折角θ8で発光素子3寄りに屈折してから受光素子6で受光さ れる。
【0025】 このとき、発光素子3からの雨滴検出用光α1は雨滴検出点Aにおいて光量の ほとんどが反射するため、受光素子6に照射される光のレベルが高く、それによ って、制御部5aはスレッショルドレベルよりも高いレベルを検知してワイパ作 動用電流を出力しない。
【0026】 そこで、図2に示すように、雨が降り出して雨滴検出点Aに雨滴Rが付着する と、雨滴検出点Aにおいてガラス10の表面10aに雨滴Rの層が形成される。
【0027】 そして、雨滴Rが付着するまで雨滴検出点10aにおいて反射していた雨滴検 出用光α1は屈折角θ9で雨滴R内に屈折する光α2と反射角θ5でガラス10 内に反射する光α3とに分散する。
【0028】 雨滴検出点Aにおいて反射角θ5でガラス10内に反射した光α3は、第2の プリズム8の入射面8a、放射面8bを介して受光素子6によって受光され、雨 滴検出点Aにおいて雨滴R内に屈折角θ9で屈折した光α2は、雨滴R内を通っ てから雨滴Rの外面を介し雨滴Rの外側に放射する光α4と雨滴Rの外面におい て雨滴R内に反射する光α5とに分散する。
【0029】 雨滴Rの外面において雨滴R内に反射した光α5は、ガラス10の表面10a において屈折角θ10で雨滴R内からガラス10内に屈折し、ガラス10の裏面 10bにおいて屈折角θ11で空気中に放射される。雨滴R内からガラス10内 を通って空気中に放射された光α5の光路は、雨滴R内を通ったことによって受 光素子6で受ける雨滴検出用光α1に一致せずに、第2のプリズム8の入射面8 aに向けて進行するものとならないため、受光素子6で受ける雨滴検出用光α1 のレベルを下げる。
【0030】 受光素子6で受ける雨滴検出用光α1のレベルが下がることによって、受光素 子6からの出力電流も下がり、制御部5aがスレッショルドレベルよりも低いレ ベルによってワイパ作動用電流を出力するため、ワイパを作動させる。
【0031】 雨が降り終わり、雨滴検出点Aに雨滴Rが付着しなくなると、発光素子3から の雨滴検出用光α1は、ほぼ全部の光量が受光素子6によって受光されるため、 受光素子6の受光レベルが高くなり、制御部5aはスレッショルドレベルよりも 高いレベルを検知してワイパ作動用電流の出力を中止し、ワイパを停止させるも のとなる。
【0032】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わる雨滴センサは、上記した構成とし たことから、発光素子と受光素子とを接近させて配置できるため、外形をコンパ クトにすることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる雨滴センサの一実施例の雨の
ない状態の概要図である。
【図2】図1に示した雨滴センサの雨のある状態の概要
図である。
【図3】従来の雨滴センサの説明図である。
【符号の説明】
1 雨滴センサ 3 発光素子 5a 制御部 6 受光素子 7、8 屈折素子 10 ガラス A 雨滴検出点 R 雨滴 α1 雨滴検出用光

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨滴検出用光を放射する発光素子と、 ガラスの雨滴検出点で反射した前記雨滴検出用光を受け
    て当該雨滴検出用光のレベルに対応した検出信号を発生
    する受光素子を備え、ガラスの表面に付着した雨滴をガ
    ラスの裏面で非接触により検出する雨滴センサにおい
    て、 前記受光素子から受光素子までの光路内に少なくとも1
    つの屈折素子を配設したことを特徴とする雨滴センサ。
  2. 【請求項2】 発光素子および受光素子をケースに一体
    的に収容しているとともに、前記ケースに屈折素子を設
    けている請求項1に記載の雨滴センサ。
JP6519892U 1992-09-18 1992-09-18 雨滴センサ Pending JPH0628717U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088403A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Panasonic Corp 赤外線センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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