JPH0628700U - 吸引器用ピアスチップ - Google Patents

吸引器用ピアスチップ

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JPH0628700U
JPH0628700U JP6213192U JP6213192U JPH0628700U JP H0628700 U JPH0628700 U JP H0628700U JP 6213192 U JP6213192 U JP 6213192U JP 6213192 U JP6213192 U JP 6213192U JP H0628700 U JPH0628700 U JP H0628700U
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JP
Japan
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tip
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aspirator
test tube
stopper
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JP6213192U
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照明 伊藤
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照明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】試験管内の試料を栓を取り外さずに吸引して分
取・分注するための吸引器用ピアスチップを提供するこ
と。 【構成】液体試料Xを分取・分注するための吸引器16
の先端開口部18に基端部を着脱自在に結合されるチッ
プ本体20と、このチップ本体20の先端部に植設され
た穴開き針22と、上記チップ本体20の内部に設けら
れ吸引器16の開口部18から穴開き針22の穴部に通
じる流路24とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばコルク栓等によって蓋された試験管内の液体試料を分取し、 これを他の試験管等へ分注するために吸引器の先端に取付けて用いられる吸引器 用ピアスチップに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、試験管内の液体試料を分取し、これを他の試験管等に分注する場合、 ピペット等の吸引器を用いた方法が広く採用されている。例えば、遠心分離した 血液から目的の血液成分を分取するときは、試験管を固定し、栓を取り外し、吸 引器の開口部を試験管内の試料に挿入し、ピペット等により所定量だけ吸引する 。しかし、この方法では栓を取り外す際に栓の裏側に付着した試料が周囲や手を 汚染する虞があり、衛生上問題があった。また、不純物が試験管内の試料に混入 し、正確な試料の分析ができなくなる虞もあった。
【0003】 ところで、大量に血液検査を行なうような病院等では、作業効率を高めるため に、最近ではこのような作業を自動化した装置が用いられている。試験管の固定 、栓の取り外し、吸引器の挿入、試料の吸引等全ての作業が自動化されれば、作 業の能率化は勿論のこと、衛生上の問題も解決される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の自動化された分取・分注装置にあっては、次のような問題 があった。すなわち、分取・分注作業のうち試験管を蓋している栓を取り外す過 程では、栓を取り外す際に必要な力が栓の材質や周囲の温度等によって変化する ため、複雑な機構を必要とした。このため、装置の大型化や高価格化を避け難い という問題があった。
【0005】 そこで本考案は、栓を取り外すための複雑で高価な装置を用いることなく、効 率よく、かつ衛生的に液体試料の分取・分注を行うことのできる吸引器用ピアス チップを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、本考案では次のような手段を講じた 。すなわち、液体試料を分取・分注するための吸引器の先端開口部に基端部を着 脱自在に結合されるチップ本体と、このチップ本体の先端部に植設された穴開き 針と、前記チップ本体の内部に設けられ前記吸引器の開口部から前記穴開き針の 穴部に通じる流路とを備えるようにした。
【0007】
【作用】
上記手段を講じた結果、次のような作用が生じる。チップ本体の先端に固定さ れた穴開き針を、コルクやゴム等で形成された試験管の栓に貫通させて液体試料 に到達させ得るので、栓を取り外すことなく試験管内の試料を分取でき、これを 他の容器へ分注することができる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係るピアスチップを取り付けた分取・分注装置の構 成を示す図である。
【0009】 この実施例に係る分取・分注装置10は、液体試料Xの入ったコルク栓11に よって蓋された試験管12を固定する固定装置13と、負圧吸引力を発生する負 圧吸引力発生装置14と、この負圧吸引力発生装置14にチューブ15を介して 接続された吸引器16と、吸引器16から分注される液体試料Xを収容するため の容器17とから構成されている。そして、吸引器16の先端部に設けられた開 口部18には、ピアスチップ19が着脱自在に取り付けられている。このピアス チップ19は図2の(a)(b)に示すように構成されている。
【0010】 同図において20はプラスチック等で形成されたチップ本体を示している。チ ップ本体20の基端部すなわち図中上端部には、吸引器16に結合するための結 合部21が形成されている。また、チップ本体20の先端部には穴開き針22が 植設されている。そして、チップ本体20内には前記吸引器16の開口部18か ら穴開き針22の穴部23に通じる流路24が設けられている。
【0011】 このように構成された分取・分注装置10は次のように作動する。液体試料X の入った試験管12を固定装置13によって固定した状態において、ピアスチッ プ19が取り付けられた吸引器16の先端を矢印Uで示すように試験管12の栓 11に近づけ、ピアスチップ19の穴開き針22の先端を栓11の中心に突き刺 す。そして、そのまま穴開き針22の先端を試験管12内の液体試料Xの内部ま で挿入する。続いて、負圧吸引力発生装置14を作動させ、破線矢印Vで示すよ うに液体試料Xを所定量だけ吸引保持する。しかるのちピアスチップ19を所定 位置に設置されている容器17の位置まで移動させ、負圧吸引力発生装置14を 逆作動させて液体試料Xを矢印Wで示す如く容器17に吐出分注する。 このように本実施例によれば、栓11を取り外すことなく、液体試料Xを試験 管12から分取でき、これを他の容器17へ分注することができる。
【0012】 なお、本考案は上述した一実施例に限定されるものではない。すなわち、上述 した実施例では遠心分離した血液成分を分取・分注する場合を例示したが、血液 以外の試料について実施することもできる。また、負圧吸引力発生装置14の代 りに手動のポンプ等を用いてもよい。このほか本考案の要旨を逸脱しない範囲で 種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、試験管等の栓を取り外すことなく試験管内の液体試料を分取 することができるので、栓を取り外すための複雑で高価な装置を用いることなく 、効率よく、かつ衛生的に液体試料の分取・分注を行なうことのできる吸引器用 ピアスチップを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るピアスチップを組み込
んだ分取・分注装置の構成を示す図。
【図2】同実施例に係るピアスチップの斜視図および要
部拡大断面図。
【符号の説明】
10…分取・分注装置 11…栓 12…試験管 13…固定装置 14…負圧吸引力発生装置 16…吸引器 19…ピアスチップ 20…チップ本体 21…結合部 22…穴開き針 24…流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体試料を分取・分注するための吸引器の
    先端開口部に基端部を着脱自在に結合されるチップ本体
    と、このチップ本体の先端部に植設された穴開き針と、
    前記チップ本体の内部に設けられ前記吸引器の開口部か
    ら前記穴開き針の穴部に通じる流路とを備えてなること
    を特徴とする吸引器用ピアスチップ。
JP6213192U 1992-09-03 1992-09-03 吸引器用ピアスチップ Pending JPH0628700U (ja)

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JP6213192U JPH0628700U (ja) 1992-09-03 1992-09-03 吸引器用ピアスチップ

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JP6213192U JPH0628700U (ja) 1992-09-03 1992-09-03 吸引器用ピアスチップ

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JPH0628700U true JPH0628700U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13191221

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JP6213192U Pending JPH0628700U (ja) 1992-09-03 1992-09-03 吸引器用ピアスチップ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018071648A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 東京応化工業株式会社 継手部材、キャピラリーユニット及びスクリーニング装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244213U (ja) * 1988-09-20 1990-03-27

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