JPH06286938A - 樹脂板と成形プレートの剥離方法 - Google Patents
樹脂板と成形プレートの剥離方法Info
- Publication number
- JPH06286938A JPH06286938A JP7452893A JP7452893A JPH06286938A JP H06286938 A JPH06286938 A JP H06286938A JP 7452893 A JP7452893 A JP 7452893A JP 7452893 A JP7452893 A JP 7452893A JP H06286938 A JPH06286938 A JP H06286938A
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- JP
- Japan
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- plate
- movable shaft
- resin
- resin plate
- arm
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂板を成形プレートから剥離するに際し、
可動軸の昇降距離を短縮して剥離を行うことができる。 【構成】 上下に昇降する可動軸(9)の上昇にともな
ってこの可動軸(9)に対して直角から鋭角に変位する
アーム(3)を左右に枢着し、このアーム(3)の下面
に吸着パット(4)を取り付けた剥離装置の吸着パット
(4)で長方形の樹脂板(1)の長辺(7)に沿った両
端部(8)を吸着した後、可動軸(9)を上昇させる。
可動軸の昇降距離を短縮して剥離を行うことができる。 【構成】 上下に昇降する可動軸(9)の上昇にともな
ってこの可動軸(9)に対して直角から鋭角に変位する
アーム(3)を左右に枢着し、このアーム(3)の下面
に吸着パット(4)を取り付けた剥離装置の吸着パット
(4)で長方形の樹脂板(1)の長辺(7)に沿った両
端部(8)を吸着した後、可動軸(9)を上昇させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂板と成形プレート
の剥離方法に関し、具体的には、成形プレート間にプリ
プレグを挟んだ被圧体を熱圧成形することによって得ら
れた樹脂製積層板をこの成形プレートから剥離するのに
有用なものである。
の剥離方法に関し、具体的には、成形プレート間にプリ
プレグを挟んだ被圧体を熱圧成形することによって得ら
れた樹脂製積層板をこの成形プレートから剥離するのに
有用なものである。
【0002】
【従来の技術】成形プレート間にプリプレグを挟んだ被
圧体を熱圧成形することによって得られた樹脂製積層板
を、この成形プレートから剥離する際、上下に昇降する
可動軸の下端に取り付けられたアームの下側の吸着パッ
トで樹脂板の表面を吸着して樹脂板を持ち上げる方法が
知られている。しかし、この吸着パットで持ち上げて剥
離する方法は、成形圧により樹脂板と成形プレートの間
が真空となるために、樹脂板と成形プレートの密着力が
強力であるので樹脂板の端部は成形プレートから剥離で
きても中央部の剥離を完結するためには可動軸の上下の
昇降距離を増長する必要があった。
圧体を熱圧成形することによって得られた樹脂製積層板
を、この成形プレートから剥離する際、上下に昇降する
可動軸の下端に取り付けられたアームの下側の吸着パッ
トで樹脂板の表面を吸着して樹脂板を持ち上げる方法が
知られている。しかし、この吸着パットで持ち上げて剥
離する方法は、成形圧により樹脂板と成形プレートの間
が真空となるために、樹脂板と成形プレートの密着力が
強力であるので樹脂板の端部は成形プレートから剥離で
きても中央部の剥離を完結するためには可動軸の上下の
昇降距離を増長する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上下に昇降
する可動軸の上昇にともなってこの可動軸に対して直角
から鋭角に変位する基板を枢着し、この基板の下面に吸
着パットを取り付けた剥離装置の吸着パットを用いて樹
脂板を成形プレートから剥離するに際し、可動軸の昇降
距離を短縮しても中央部の剥離を完結することができる
樹脂板と成形プレートの剥離方法を提供することにあ
る。
する可動軸の上昇にともなってこの可動軸に対して直角
から鋭角に変位する基板を枢着し、この基板の下面に吸
着パットを取り付けた剥離装置の吸着パットを用いて樹
脂板を成形プレートから剥離するに際し、可動軸の昇降
距離を短縮しても中央部の剥離を完結することができる
樹脂板と成形プレートの剥離方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂板と成
形プレートの剥離方法は、上下に昇降する可動軸(9)
の上昇にともなって、この可動軸(9)に対して直角か
ら鋭角に変位するアーム(3)を枢着し、このアーム
(3)の下面に吸着パット(4)を取り付けた剥離装置
の吸着パット(4)で長方形の樹脂板(1)の長辺
(7)に沿った両端部(8)を吸着した後、可動軸
(9)を上昇させることを特徴とする。
形プレートの剥離方法は、上下に昇降する可動軸(9)
の上昇にともなって、この可動軸(9)に対して直角か
ら鋭角に変位するアーム(3)を枢着し、このアーム
(3)の下面に吸着パット(4)を取り付けた剥離装置
の吸着パット(4)で長方形の樹脂板(1)の長辺
(7)に沿った両端部(8)を吸着した後、可動軸
(9)を上昇させることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によると、上昇にともなって可動軸
(9)に対して直角から鋭角に変位するアーム(9)を
枢着し、このアーム(9)の下面に吸着パット(4)を
取り付けた剥離装置の吸着パット(4)で長方形の樹脂
板(1)の長辺(7)に沿った両端部(8)を吸着した
後、可動軸(9)を上昇させると、吸着パット(4)で
吸着された樹脂板(1)の両端部(8)から剥離が始ま
る。この場合、剥離が始まる樹脂板(1)の両端部は、
長方形の樹脂板(1)の長辺(7)に沿った両端部
(8)であるから、短辺(11)に沿った両端部を吸着
した場合と比べて、樹脂板(1)の中央部(10)が成
形プレート(2)から完全に剥離するまでの可動軸
(9)の昇降距離を短縮することができる。
(9)に対して直角から鋭角に変位するアーム(9)を
枢着し、このアーム(9)の下面に吸着パット(4)を
取り付けた剥離装置の吸着パット(4)で長方形の樹脂
板(1)の長辺(7)に沿った両端部(8)を吸着した
後、可動軸(9)を上昇させると、吸着パット(4)で
吸着された樹脂板(1)の両端部(8)から剥離が始ま
る。この場合、剥離が始まる樹脂板(1)の両端部は、
長方形の樹脂板(1)の長辺(7)に沿った両端部
(8)であるから、短辺(11)に沿った両端部を吸着
した場合と比べて、樹脂板(1)の中央部(10)が成
形プレート(2)から完全に剥離するまでの可動軸
(9)の昇降距離を短縮することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の方法を一実施例に係る図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の方法を実施するのに使用す
る剥離装置の一例を示す正面図である。
る剥離装置の一例を示す正面図である。
【0008】本発明の方法によって成形プレート(2)
から剥離される樹脂板は、例えば積層板(1)で、長方
形に制限される。この積層板(1)の一例を挙げると、
基材に熱硬化性樹脂を含浸し、半硬化したプリプレグを
加熱加圧により基材中の樹脂を硬化させた積層板が挙げ
られる。上記基材は、例えば、紙、ガラス等の無機繊
維、織布、不織布が用いられ、この基材に含浸する熱硬
化性樹脂はフェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド、フッ素樹脂
等の単独、変成物、混合物等が用いられる。これらプリ
プレグは、時には銅、アルミニウム、鉄、ニッケル、亜
鉛等の金属箔を重ね合わせ、成形プレート(2)と交互
に挟んだ被圧体を熱盤間で加熱加圧される。上記成形プ
レート(2)は積層板より剛性が高い、厚さ1〜5mm
のステンレス、鉄、アルミニウム、ニッケル等の単独、
合金からなる鏡板が用いられる。加熱加圧の条件は熱硬
化性樹脂の種類、配合等により異なる。
から剥離される樹脂板は、例えば積層板(1)で、長方
形に制限される。この積層板(1)の一例を挙げると、
基材に熱硬化性樹脂を含浸し、半硬化したプリプレグを
加熱加圧により基材中の樹脂を硬化させた積層板が挙げ
られる。上記基材は、例えば、紙、ガラス等の無機繊
維、織布、不織布が用いられ、この基材に含浸する熱硬
化性樹脂はフェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド、フッ素樹脂
等の単独、変成物、混合物等が用いられる。これらプリ
プレグは、時には銅、アルミニウム、鉄、ニッケル、亜
鉛等の金属箔を重ね合わせ、成形プレート(2)と交互
に挟んだ被圧体を熱盤間で加熱加圧される。上記成形プ
レート(2)は積層板より剛性が高い、厚さ1〜5mm
のステンレス、鉄、アルミニウム、ニッケル等の単独、
合金からなる鏡板が用いられる。加熱加圧の条件は熱硬
化性樹脂の種類、配合等により異なる。
【0009】図1に示すごとく、剥離装置は、上下に昇
降する可動軸(9)を有する。この可動軸(9)の下部
に基盤(5)を有する。この基盤(5)には、可動軸の
上昇にともなってこの可動軸(9)に対して枢軸(6)
を中心にして直角から鋭角に変位するアーム(3)を枢
着し、このアーム(3)の下面に吸着パット(4)が設
けられている。
降する可動軸(9)を有する。この可動軸(9)の下部
に基盤(5)を有する。この基盤(5)には、可動軸の
上昇にともなってこの可動軸(9)に対して枢軸(6)
を中心にして直角から鋭角に変位するアーム(3)を枢
着し、このアーム(3)の下面に吸着パット(4)が設
けられている。
【0010】吸着パット(4)で吸着される積層板
(1)は,平面形状が長方形の板であって、かつ吸着さ
れる部位は長方形の積層板(1)の長辺(7)に沿った
両端部(8)である。すなわち、可動軸(9)に対して
直角のアーム(3)の下面に取り付けられた吸着パット
(4)で長方形の積層板(1)の長辺(7)に沿った両
端部(8)を吸着した後、可動軸(9)を上昇させる
と、アーム(3)は可動軸(9)に対して直角から鋭角
の方位に変位する。アーム(3)のこの変位により、図
示の如く、積層板(1)は,長辺(7)に沿った両端部
(8)から剥離が始まり、弓形を経由し、中央部(1
0)の剥離が完結して積層板の剥離が終了する。この場
合、短辺(11)に沿った両端部を吸着した場合と比べ
て、積層板の中央部(10)が成形プレートから完全に
剥離するまでの可動軸(9)の昇降距離は短縮する。
(1)は,平面形状が長方形の板であって、かつ吸着さ
れる部位は長方形の積層板(1)の長辺(7)に沿った
両端部(8)である。すなわち、可動軸(9)に対して
直角のアーム(3)の下面に取り付けられた吸着パット
(4)で長方形の積層板(1)の長辺(7)に沿った両
端部(8)を吸着した後、可動軸(9)を上昇させる
と、アーム(3)は可動軸(9)に対して直角から鋭角
の方位に変位する。アーム(3)のこの変位により、図
示の如く、積層板(1)は,長辺(7)に沿った両端部
(8)から剥離が始まり、弓形を経由し、中央部(1
0)の剥離が完結して積層板の剥離が終了する。この場
合、短辺(11)に沿った両端部を吸着した場合と比べ
て、積層板の中央部(10)が成形プレートから完全に
剥離するまでの可動軸(9)の昇降距離は短縮する。
【0011】
【発明の効果】本発明の樹脂板と成形プレートの剥離方
法によると、樹脂板(1)を成形プレート(2)から剥
離するに際し、可動軸(9)の昇降距離を短縮して剥離
を行うことができる。
法によると、樹脂板(1)を成形プレート(2)から剥
離するに際し、可動軸(9)の昇降距離を短縮して剥離
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するのに使用する剥離装置
の一例を示す正面図である。
の一例を示す正面図である。
1 樹脂板 2 成形プレート 3 アーム 4 吸着パット 9 可動軸
Claims (1)
- 【請求項1】上下に昇降する可動軸(9)の上昇にとも
なってこの可動軸(9)に対して直角から鋭角に変位す
るアーム(3)を枢着し、このアーム(3)の下面に吸
着パット(4)を取り付けた剥離装置の吸着パット
(4)で長方形の樹脂板(1)の長辺(7)に沿った両
端部(8)を吸着した後、可動軸(9)を上昇させるこ
とを特徴とする樹脂板と成形プレートの剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7452893A JPH06286938A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 樹脂板と成形プレートの剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7452893A JPH06286938A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 樹脂板と成形プレートの剥離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286938A true JPH06286938A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13549902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7452893A Pending JPH06286938A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 樹脂板と成形プレートの剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286938A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002182010A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層体の剥離方法及び剥離装置 |
JP2012240808A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Lintec Corp | 剥離装置および剥離方法 |
JP2013056774A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-03-28 | Asahi Glass Co Ltd | 電子デバイスの製造方法 |
CN104875345A (zh) * | 2015-05-22 | 2015-09-02 | 亿和精密工业(苏州)有限公司 | 一种新型取料治具 |
CN108957946A (zh) * | 2017-05-18 | 2018-12-07 | 苏州光舵微纳科技股份有限公司 | 一种软模板脱模机构 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP7452893A patent/JPH06286938A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002182010A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層体の剥離方法及び剥離装置 |
JP4484356B2 (ja) * | 2000-12-11 | 2010-06-16 | 大日本印刷株式会社 | 積層体の剥離方法及び剥離装置 |
JP2013056774A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-03-28 | Asahi Glass Co Ltd | 電子デバイスの製造方法 |
JP2012240808A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Lintec Corp | 剥離装置および剥離方法 |
CN104875345A (zh) * | 2015-05-22 | 2015-09-02 | 亿和精密工业(苏州)有限公司 | 一种新型取料治具 |
CN108957946A (zh) * | 2017-05-18 | 2018-12-07 | 苏州光舵微纳科技股份有限公司 | 一种软模板脱模机构 |
CN108957946B (zh) * | 2017-05-18 | 2021-07-20 | 苏州光舵微纳科技股份有限公司 | 一种软模板脱模机构 |
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