JPH0628691B2 - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JPH0628691B2
JPH0628691B2 JP11879689A JP11879689A JPH0628691B2 JP H0628691 B2 JPH0628691 B2 JP H0628691B2 JP 11879689 A JP11879689 A JP 11879689A JP 11879689 A JP11879689 A JP 11879689A JP H0628691 B2 JPH0628691 B2 JP H0628691B2
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乾二郎 本郷
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、除塵装置に関し、主として薬液又は水洗浄方
式によって行う脱臭装置の前処理用として使われる。
[従来の技術] 臭気ガスに粉塵を含む場合、脱臭装置の洗浄用スプレー
ノズルが早晩詰まり、脱臭装置の機能を失うに至る。ス
プレーノズルが詰まらないようにオリフィスサイズを大
きくするとスプレー効果が減殺され、また、脱臭装置に
送られる前の臭気ガスから一般的に用いられているガス
サイクロン装置で除塵しても、それだけでは適切なオリ
フィスサイズを持つ効率の良いスプレーノズルを詰まら
せないようにすることは、サイクロンの性能上困難であ
り、ろ過方式や電気集塵方式を採用するのはコストが高
く付く。
そこで、ごみ処理場、ビル、大勢の人が集まる施設など
では多くの場合燃焼方式の脱臭(ごみ焼却を兼ねて)が
行われているが、ダストピット、ごみ選別所、ベルトコ
ンベア部、焼却炉のホッパー周辺部等の臭気を発散する
場所では、他の方式の脱臭が必要である。その様な場所
では、コストが安く且つ効果的な薬液又は水洗浄方式の
脱臭が行えればもっとも好都合なのであるが、臭気ガス
に粉塵を含むため、やむを得ずコストの高い活性炭吸着
方式を採るか、又は全然処理を行わずに放散させ、公害
発生源となるにまかせている。
[発明が解決しようとする課題] 薬液又は水洗浄方式の脱臭装置は、ごみ処理場やビル等
におけるように、臭気ガスの中に大小の粉塵が相当多量
に含まれていると、これが処理液中に取り込まれ、この
処理液が循環使用される場合、早晩洗浄ノズルが目詰ま
りし、脱臭不能になってしまう。この洗浄ノズルの清掃
・交換などの仕事を頻繁に行うのは並大抵のことではな
く、時間・労力・金銭の多大の損失を伴う。そこでこの
様な脱臭装置の前処理として、臭気ガスを外気に放散す
ることなく除塵を行う必要がある。本発明は、主として
かかる除塵を安いコストで効率よく行える装置を提供せ
んとするものである。
[課題を解決するための手段] 除塵装置は、両端にガス導入口及びガス送出口が開口
し、この導入口と送出口との間にスプレーノズルが設け
られ、このスプレーノズルと前記送出口との間に除塵ス
クリーンが設けられたデダスター部とこのデダスター部
の下方に位置しこれと気密に結合しデダスター部で落下
した粉塵を含む水が流入する除塵水槽とから成るものと
し、除塵水槽は、隔壁で仕切られた3つの室を有し、第
1室と第2室との間の隔壁には連絡孔が穿たれ、第2室
と第3室の間の隔壁には通水路が設けられ、デダスター
部で落下した粉塵を含む水が最初に流入する第1室は、
堰板と、堰板を越流した水及び浮上塵のみを外部へ排出
する排出口とを有し、堰板の上縁は隔壁上縁より下方且
つ連絡孔より上方に位置し、第2室には、連絡孔から通
水路への途中に1枚以上の上り板の粉塵粒子沈降傾斜板
が設けられ、第3室には、ポンプを介して前記スプレー
ノズルと連絡する処理水出口が設けられ、通水路から処
理水出口への途中に1枚以上の上り坂の粉塵粒子沈降傾
斜板が設けられ、各室の最低部にはバルブ付ドレーンが
開口しており、除塵水槽内に臨出する給水口から給水し
て堰板から水を越流させ続けることにより除塵水槽内は
外気と隔絶されるものとする。
[作用] デダスター部で落下した粉塵を含む水は、流入口から除
塵水槽の第1室に流入する。
流入した水の水面に浮上した粉塵は、給水口からの連続
給水により堰板を越流し、排出口から外部に排出され
る。このときの給水量は、給水に応じて堰板を越流する
水量が排出口を水封するのに必要な十分水量とする。
水の主流は、連絡孔から第2室に流入し、粉塵粒子沈降
傾斜板に当たって粉塵の一部は沈降する。更に、粉塵粒
子沈降傾斜板を通過した水は通水路を通って第3室に流
入し、この室内の粉塵粒子沈降傾斜板に当たって粉塵の
残部のほとんどが沈降する。沈降した粉塵は適時に各室
のバルブ付ドレーンから排出される。
第3室でほとんど完全に除塵された水は処理水出口から
ポンプを介してスプレーノズルに送られる。以下、同様
の過程が繰り返される。
[実施例] 50は除塵装置で、51はデダスター部、12はその下
方に位置しこれと気密に結合しデダスター部で落下した
粉塵を含む水が流入する除塵水槽である。
デダスター部51は、両端にガス導入口1及びガス送出
口2が開口し、この間にガス導入口1の方から順次、整
流スクリーン7、スプレーノズル4、除塵スクリーン
5、デミスター10が配置される。スプレーノズル4及
び除塵スクリーン5の組合せは必要に応じて複数とする
ことがあり、又、ガス導入以前にガスサイクロンにより
一次除塵を行ってもよい。
除塵水槽12は、本体53及びその蓋部54から成り、
隔壁で仕切られた3つの室41、42、43を有する。
16は第1室と第2室との間の隔壁71に穿たれた3個
の連絡孔で、第1室と第2室とを連絡する。
第2室と第3室の間の隔壁72の上隅は四角堰状に切り
欠かれて通水路18が形成されている。
蓋部54には粉塵水の流入口52が穿たれており、11
はこの流入口52と気密に結合する流入管である。本体
53に蓋部54を嵌合させた使用状態において、流入口
52は第1室41の上部に開口する。これにより、デダ
スター部で落下した粉塵を含む水は最初に第1室41に
流入する。
第1室41は、堰板13と、堰板13を越流した水及び
浮上塵のみを外部へ排出する排出口55を有する排出管
14とを有する。
Hは堰板13の上縁の刃形で、隔壁71の上縁より下方
に、且つ、連絡孔16より上方に位置する。
第2室42には、連絡孔16から通水路18への途中に
4枚の上り坂の粉塵粒子沈降傾斜板17が設けられてい
る。
21は第3室43に設けられた処理水出口で、第3室内
の処理水はここからポンプによりスプレーノズル4に送
られる。そしてこの第3室43には、通水路18から処
理水出口21への途中に4枚の上り坂の粉塵粒子沈降傾
斜板19が設けられている。
以上では、第2室は単一の部屋から成るが、勿論、水に
含まれる塵の量が多いような場合は、第2室を複数の部
屋に仕切り、各部屋の入口から出口への途中に上り坂の
粉塵粒子沈降傾斜板を設けてもよい。
各室41、42、43の床面は傾斜しており、最低部に
はバルブ付ドレーン31、32、33が開口する。
15は第3室43内に臨出する給水口である。勿論、給
水口は第1室や第2室に臨出するようにしても構わな
い。給水口15から給水して堰板から水を越流させ続け
ることにより除塵水槽内は外気と隔絶される。
なお、90は点検用蓋、91は水位調節及び低水位警告
用電極座である。
ガス導入口1よりデダスター部51に導入された原ガス
は整流スクリーン7にぶつかり、原ガス中の比較的大粒
のごみは大部分がスクリーン7の前面に落下し、ガス導
入口1の下部に堆積する。
次いで、ガスは除塵スクリーン5の前面でスプレーノズ
ル4により水洗浄され、微粉塵を含むごみは殆ど総て落
下し、デミスター10の下に落ちた水と一緒に流入管1
1に導かれ、流入口52から除塵水槽12の第1室41
に流入する。
流入した水は第6図矢印F方向に流れ、水面に浮上した
浮上塵は堰板13の上縁の刃形Hを越流し、排出口55
から外部に排出される。ここで排出された水量に見合う
量の水道水等が、第3室43に臨出する給水口15から
連続補給され、排水管14を水封すると同時に槽内の水
位Lを一定に保つ。
水の主流は、連絡孔16から第2室42に流入し、粉塵
粒子沈降傾斜板17に当たって粉塵の一部は沈降する。
更に、粉塵粒子沈降傾斜板17の上部、下部又は間隙を
通過した水は通水路18を越流し第3室43に流入し、
粉塵粒子沈降傾斜板19に当たって粉塵の残部のほとん
どが沈降する。沈降した粉塵はバルブ付ドレーン31、
32、33から適時に排出される。
第3室43でほとんど完全に除塵された水は、処理水出
口21からボンプを介してスプレーノズル4に圧送され
る。以下、同様の過程が繰り返される。
導入口1の下部に堆積したごみは、装置点検の際に点検
口8から取り出される。
なお、本実施例の臭気ガス処理量は100Nm3/分であ
るが、それに対する循環水量は120/分、浮上塵排
出用連続給水量は12/分以下、大きさは開口1,5
66mm、奥行き1.275mm(除塵水槽部は820mm×
820mm)、全高2,973mmで、処理ガス量当りの設
置容積が極めて少ない。
[発明の効果] 本発明の除塵装置を使えば、臭気ガスなどの未処理ガス
を外気中に放散することなく、安いコストで除塵を効果
的に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は除塵装置の一部切欠正面図、第2図はその除塵
水槽の本体の正面図、第3図は同I−I線矢視図、第4
図は同II−II線矢視図、第5図は同III−III線矢視図、
第6図は同平面図、第7図は蓋部の平面図、第8図は同
正面図である。 1……ガス導入口、2……ガス送出口、4……スプレー
ノズル、5……除塵スクリーン、、7……整流スクリー
ン、8……点検口、10……デミスター、11……流入
管、12……除塵水槽、13……堰板、14……排出
管、15……給水口、16……連絡孔、17……粉塵粒
子沈降傾斜板、18……通水路、19……粉塵粒子沈降
傾斜板、21……処理水出口、31、32、33……バ
ルブ付ドレーン、41……第1室、42……第2室、4
3……第3室、50……除塵装置、51……デダスター
部、52……流入口、53……本体、54……蓋部、5
5……排出口、70……隔壁、71……隔壁、72……
隔壁、H……刃形、L……水位。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端にガス導入口及びガス送出口が開口
    し、この導入口と送出口との間にスプレーノズルが設け
    られ、このスプレーノズルと前記送出口との間に除塵ス
    クリーンが設けられたデダスター部とこのデダスター部
    の下方に位置しこれと気密に結合しデダスター部で落下
    した粉塵を含む水が流入する除塵水槽とから成り、該除
    塵水槽は、隔壁で仕切られた3つの室を有し、第1室と
    第2室との間の隔壁には連絡孔が穿たれ、第2室と第3
    室の間の隔壁には通水路が設けられ、デダスター部で落
    下した粉塵を含む水が最初に流入する第1室は、堰板
    と、堰板を越流した水及び浮上塵のみを外部へ排出する
    排出口とを有し、堰板の上縁は隔壁上縁より下方且つ連
    絡孔より上方に位置し、第2室には、連絡孔から通水路
    への途中に1枚以上の上り板の粉塵粒子沈降傾斜板が設
    けられ、第3室には、ポンプを介して前記スプレーノズ
    ルと連絡する処理水出口が設けられ、通水路から処理水
    出口への途中に1枚以上の上り板の粉塵粒子沈降傾斜板
    が設けられ、各室の最低部にはバルブ付ドレーンが開口
    しており、除塵水槽内に臨出する給水口から給水して堰
    板から水を越流させ続けることにより除塵水槽内は外気
    と隔絶されることを特徴とする除塵装置。
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