JPH06286700A - 惑星面観測装置 - Google Patents

惑星面観測装置

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JPH06286700A
JPH06286700A JP7271493A JP7271493A JPH06286700A JP H06286700 A JPH06286700 A JP H06286700A JP 7271493 A JP7271493 A JP 7271493A JP 7271493 A JP7271493 A JP 7271493A JP H06286700 A JPH06286700 A JP H06286700A
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JP
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satellite
light guiding
light
planet
guiding means
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JP7271493A
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Sueo Onaka
末雄 大仲
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 惑星の赤道上空に静止、または惑星周辺の軌
道を周回してスピン回転する衛星に搭載され、衛星のス
ピン回転を利用して惑星面を走査する惑星面観測装置に
関し、走査効率を高めることを目的とする。 【構成】 衛星2がスピン回転している間に、衛星2に
搭載された光案内手段4が、衛星2のスピン回転方向と
は反対方向に相対的に回転する。したがって、光案内手
段4は、衛星2のスピン回転速度と自身の相対的回転速
度との差の回転速度で、スピン回転方向の走査を行うこ
とになる。この差の回転速度が、スピン回転速度よりも
低くなるように設定することにより、視野を走査する時
間が長くなって走査効率が高くなり、したがって、惑星
面の画像をより鮮明に得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、惑星の赤道上空に静止
してスピン回転する衛星に搭載された惑星面観測装置に
関し、特に衛星のスピン回転を利用して惑星面を走査す
る惑星面観測装置に関する。
【0002】地球の気象観測等を目的に地球表面の撮影
を行う人工衛星は、通常、赤道上空36,000kmの
軌道に静止されて、そこから撮影した画像を約25分に
1枚ずつ地上に送信している。
【0003】
【従来の技術】図7は従来の静止気象衛星の概略構造を
示す図である。すなわち、衛星101は、光学集光系、
光電変換装置等からなる観測機器102や、入射口10
1aを通して地球から入射した光を反射する走査鏡10
3等を有している。観測機器102内の光電変換装置は
単素子またはリニアアレイ状に並べられた複数の素子か
ら構成されて、後述の方法により走査鏡103が走査動
作を行なうことにより、この光電変換装置に地球表面の
各部からの光が入力する。観測機器102では、結像部
を含んだ光電変換装置に入力された信号を走査鏡103
の走査動作に合わせて2次元信号として地上に送信す
る。
【0004】走査鏡103を走査動作させるには、軸1
03aまたは軸103bを中心にして走査鏡103を回
転または振動(往復運動)させて東西方向に走査する方
式では、この東西方向の1回の走査終了毎に、軸103
cを中心にして走査鏡103を僅か回転させて、南北方
向に走査する。ただし、ここで、軸103aが地球の南
北方向を向いているものとする。以下の説明でも、これ
を前提にして説明する。
【0005】なお、静止衛星でなく低軌道衛星の場合、
軸103cを中心にした走査鏡103の回転は行わず、
衛星の進行方向を、図の場合ならば南北方向にすること
により、南北方向の走査を行うこともあり、また、特定
の地点を観測したりするために軸103cの回転角度を
指定制御することもある。さらに、上記走査において、
軸103aと軸103cとを入れ替えた状態で走査する
こともある。
【0006】このように、走査鏡103を地球表面に対
して2次元走査するべく操作制御することにより地球画
像を得ている。一方、以上の所謂3軸安定型衛星に比
し、姿勢精度や姿勢安定度が良いことから、スピン安定
型衛星が静止気象衛星として用いられることが多い。ス
ピン衛星は、1分間に100回転位のスピン回転をする
ようになっている。こうしたスピン衛星の場合は、上記
の軸103aまたは軸103bを中心にした走査鏡10
3の回転または振動は行わず、代わりに観測機器および
走査鏡を衛星のスピン軸上に配置して衛星自体のスピン
回転を利用して東西方向の走査を行うようにしている。
【0007】こうした走査をスピン走査と呼ぶ。ここで
走査とは、地表の瞬時視野(IFOV;instantenous f
ield of view)から放射された光が観測機器に入射する
が、その入射の次には隣接の瞬時視野からの放射光が入
射するようにして、目的とする視野(FOV;field of
view )を全部嘗め尽くすことをいう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のような
スピン走査では、走査鏡の東西方向の走査速度は、衛星
のスピン回転速度と同じであるから、衛星が1回転する
間に視野を走査する時間比率は僅かである。例えば、静
止衛星の場合、地球の視野は約20度であるから、走査
効率は約1/18(=20/360)である。この走査
効率とは、衛星が1回スピンするに要する時間に対す
る、その間に行われる視野走査の時間の比率である。
【0009】観測装置が地球画像をより鮮明に得るため
には、この走査効率を高めることが有効な対策となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、走
査効率を高めた惑星面観測装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、上記目的を達成
するために提案された本発明の原理を説明する図であ
る。図中、惑星1の赤道上空に静止、または惑星1の周
辺の軌道を周回してスピン回転する衛星2に搭載された
本発明の惑星面観測装置は、入射する光画像信号を電気
信号に変換する、結像部を含んだ光電変換手段3と、衛
星2のスピン回転軸と同一線上に回転軸を有し、惑星1
の表面からの入射光を反射して光電変換手段3へ導く光
案内手段4と、光案内手段4を、光案内手段4の回転軸
を中心に衛星2のスピン回転方向と反対方向へ回転させ
る回転駆動手段5とを備える。
【0011】
【作用】以上の構成により、図1において、衛星2がス
ピン回転している間に、衛星2に搭載された光案内手段
4が、衛星2のスピン回転方向とは反対方向に相対的に
回転する。したがって、光案内手段4は、衛星2のスピ
ン回転速度と自身の相対的回転速度との差の回転速度
で、スピン回転方向の走査を行うことになる。この差の
回転速度が、スピン回転速度よりも低くなるように設定
することにより、視野を走査する時間が長くなって走査
効率が高くなり、したがって、惑星面の画像をより鮮明
に得ることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、図2は、スピン回転をする静止気象衛星の
外観図である。衛星は、太陽電池パネル11で覆われた
本体部、Sバンドパラボラアンテナ12、UHFヘリカ
ルアンテナ13、USBオムニアンテナ14等から構成
されるとともに、地球からの光信号を入射するための入
射口15を備えている。
【0013】図3は、こうした静止気象衛星に搭載され
る本発明の第1の実施例装置の構成を示す図である。す
なわち、回転角速度ωでスピン回転する衛星本体20の
スピン回転軸20a上の位置に、光学集光系、光電変換
装置等からなる観測機器21を設置する。観測機器21
の光学集光系の光軸がスピン回転軸20aと一致するよ
うに配置し、その光軸上に光電変換装置を配置する。光
電変換装置は単素子またはリニアアレイ状に並べられた
複数の素子から構成される。なお、衛星本体20は、ス
ピン回転軸20aが地球の南北方向を向くように姿勢制
御され、また地球に対し静止した位置に保持される。
【0014】さらに、衛星本体20のスピン回転軸20
aの上に走査鏡22を配置する。走査鏡22は、衛星本
体20の入射口20bから入射する光を反射して観測機
器21へ導くためのものであり、スピン回転軸20aと
同一線上に回転軸23aを有する回転駆動装置23によ
って回転されるようになっている。回転駆動装置23は
衛星本体20に固定され、図示しない制御装置により駆
動制御される。回転駆動装置23の回転駆動力は連結支
持棒24を介して走査鏡22に伝達される。なお、図示
を省略したが、走査鏡22は、連結支持棒24の先端部
を軸にして、地球からの入射光の光軸に平行な平面で回
転(矢印22a方向)できるように構成されており、こ
れにより、走査鏡22は南北方向に回転可能であり、走
査鏡22を後述のように東西方向に走査する度に南北方
向に僅か回転して南北方向の走査が行われる。また、衛
星本体20の入射口20bは東西方向に長い開口となる
ように構成される。
【0015】つぎに、回転駆動装置23による走査鏡2
2の回転駆動について説明する。回転駆動装置23は、
衛星本体20に対する相対的回転を、スピン回転と反対
方向に回転角速度ωM で行う。これにより、走査鏡22
の絶対的回転速度、即ち走査鏡22の東西方向の走査回
転角速度は(ω−ωM )となる。すなわち、衛星本体2
0が回転角速度ωでスピン回転しながら、走査(東西方
向)だけは角速度(ω−ωM )で行なっていることにな
り、走査効率が向上する。
【0016】この場合の走査効率を算出してみる。ま
ず、衛星の視野角度をθとしたときに、1回のスピンの
間に走査が行われ得る時間Tは、次式(1)で表され
る。
【0017】
【数1】 T=θ/(ω−ωM ) ・・・(1) 一方、衛星本体20が1回のスピンを行うに要する時間
Toは、次式(2)で表される。
【0018】
【数2】 To=2π/ω ・・・(2) したがって、T/Toである走査効率ηは、次式(3)
のようになる。
【0019】
【数3】 η=(θ/2π)〔ω/(ω−ωM )〕 ・・・(3) ここで、ωM =0、即ち走査鏡が衛星と一体に回転する
従来装置の場合、の走査効率をηo とすると、ηo =θ
/2πであるから、上記式(3)は次のようになる。
【0020】
【数4】 η=ηo /〔1−(ωM /ω)〕 ・・・(4) この式において、例えばηo =1/18(θ=0.34
9rad=20°),ωM =(7/9)ωとすると、η
=1/4となり、走査効率は従来の1/18よりも格段
と高まることになる。
【0021】なお、回転駆動装置23による上記反対方
向への相対角速度ωM の回転は、衛星本体20がスピン
回転して、入射口20bの進行側の端が地球輪郭の一方
に向く直前から開始され、それによって東西方向の走査
が行われる。そして、この東西方向の走査が地球輪郭の
他方に至ると、回転駆動装置23は今までと同じ方向に
高速回転して走査鏡22を一周させて所定回転位置まで
回転させ、そこで次の東西方向の走査開始に同期させる
ようにする。あるいは、東西方向の走査が地球輪郭の他
方に至ると、回転駆動装置23は反対方向、即ちスピン
回転と同じ方向に回転して(往復運動)、走査鏡22を
所定回転位置まで回転させ、そこで次の東西方向の走査
開始に同期させるようにする。このようにして、衛星本
体20が回転角速度ωでスピン回転しながら、走査鏡2
2による東西方向の走査だけは角速度(ω−ωM )で行
なうことができる。
【0022】図4は、図2の静止気象衛星に搭載される
本発明の第2の実施例装置の構成を示す図である。すな
わち、回転角速度ωでスピン回転する衛星本体30のス
ピン回転軸30aの位置に、光学集光系、光電変換装置
等からなる観測機器31を設置する。観測機器31の光
学集光系の光軸がスピン回転軸30aと一致するように
配置し、その光軸上に光電変換装置を配置する。光電変
換装置は単素子またはリニアアレイ状に並べられた複数
の素子から構成される。なお、衛星本体30は、スピン
回転軸30aが地球の南北方向を向くように姿勢制御さ
れ、また地球に対し静止した位置に保持される。
【0023】さらに、衛星本体30のスピン回転軸30
aの上に、後述の第2の走査鏡33から入射する光を反
射して観測機器31へ導くための第1の走査鏡32を配
置する。第1の走査鏡32は、図示を省略したが、地球
からの入射光の光軸に平行な平面上で回転(矢印32a
方向)できるように構成されており、これにより、東西
方向に回転可能であり、第2の走査鏡33を後述のよう
に東西方向に走査する度に南北方向に僅か回転して南北
方向の走査が行われる。なお、この第1の走査鏡32は
スピン回転軸30aを中心とした回転はできず、衛星本
体30に固定された状態になっており、衛星本体30と
一体にスピン回転をする。
【0024】一方、第2の走査鏡33は、衛星本体30
の入射口30bから入射する光を反射して第1の走査鏡
32へ導くための鏡であり、両面鏡となっている。この
第2の走査鏡33は、スピン回転軸30aに平行な回転
軸33aを中心に、回転駆動装置34によって回転され
る。回転軸33aはスピン回転軸30aから離れた位置
にあり、衛星本体30に固定されている。回転駆動装置
34は衛星本体30に固定され、図示しない制御装置に
より駆動制御される。なお、衛星本体30の入射口30
bは東西方向に長い開口となるように構成される。
【0025】つぎに、回転駆動装置34による第2の走
査鏡33の回転駆動について説明する。回転駆動装置3
4は衛星本体30に対する相対的回転を、スピン回転と
反対方向に回転角速度ωM /2で行う。この回転による
第2の走査鏡33の位置姿勢を図5を参照して説明す
る。
【0026】図5は走査鏡33の回転と衛星本体30の
スピン回転との関係を示す図であり、図4の矢印35方
向から見た図である。図中、例えば、回転位置(30
A)において−10度方向のからの入射光が第2の走査
鏡33で反射され、45度方向に変換されて第1の走査
鏡32へ入るとする。
【0027】次に、衛星本体30がスピン回転角速度ω
で回転して回転位置(30B)に行くと、その間に第2
の走査鏡33がスピン回転と反対方向に回転角速度ωM
/2で回転するから、第2の走査鏡33は破線33bで
示した位置から実線33cで示した位置へ回転する。回
転位置(30B)では、NADIR方向(地球の中心方
向)からの入射光が第2の走査鏡33で反射され、90
度方向に変換されて第1の走査鏡32へ入る。さらに、
衛星本体30および第2の走査鏡33の同様の回転によ
り、回転位置(30C)に行くと、10度方向からの入
射光が第2の走査鏡33で反射され、135度方向に変
換されて第1の走査鏡32へ入る。
【0028】また、回転位置(30D)に行くと、−1
0度方向からの入射光が、第2の走査鏡33の今までと
反対側の面で反射されて第1の走査鏡32へ入る。同様
にして、回転位置(30E)では0度方向のからの入射
光が、回転位置(30F)では10度方向のからの入射
光が第1の走査鏡32へ入る。
【0029】以上のように第2の走査鏡33の両面を用
いることにより、第2の実施例装置の走査効率ηは2倍
となる。この第2の実施例装置の走査効率ηを次式
(5)で示す。
【0030】
【数5】 η=2ηo /〔1−(ωM /ω)〕 ・・・(5) このように、第2の実施例では、第1の実施例に比べ、
走査効率ηが2倍になるが、それ以外に、電気信号に変
換された画像に捩じれが生じないという特徴がある。す
なわち、観測機器31の光電変換装置において、複数の
光電変換素子を走査方向に直角になるように配列して入
力光信号を効率よく検出することを行なった場合に、第
1の実施例のような、スピン軸に対し傾斜した走査鏡2
2を回転させて走査する装置で同様な複数素子による検
出を行なった場合では、配列された素子の端に行く程、
入射画像が歪められて電気信号として出力されてしまう
のに対し、第2の実施例では、第2の走査鏡33がスピ
ン軸に対し平行であるので、入射画像が歪められること
なく電気信号として出力される。
【0031】なお、第2の実施例において、第1の走査
鏡32の設置位置と第2の走査鏡33の設置位置とを入
れ替えてもよい。すなわち、地球からの入射光を、スピ
ン回転軸上に位置してスピン回転と反対方向に回転する
第2の走査鏡に導き、反射した光をスピン回転軸から離
れた位置に固定された第1の走査鏡に導き、そして、同
様にスピン回転軸から離れた位置に固定された観測機器
に導くようにしてもよい。
【0032】図6は各実施例装置において実現する走査
時間の例を示す図である。(A)は衛星本体がスピン回
転を1回行う間の時間(周期)Toを示し、左から右へ
時間経過があるとする。また中央でNADIR方向に走
査鏡が向くものとする。例えば衛星が1分間に100回
転すると、時間Toは0.6秒である。
【0033】(B)は、走査鏡が衛星と一体に回転する
従来装置における衛星のスピン回転1回当たりの走査時
間Tを示す。通常、Toの約1/18である。これをT
1(=To/18)とする。
【0034】(C)は、第1の実施例における衛星のス
ピン回転1回当たりの走査時間Tを示す。例えば、ωM
=(3/4)ωとすると、上記式(4)からη=4ηo
となるから、T=4T1である。
【0035】(D)は、第2の実施例における衛星のス
ピン回転1回当たりの走査時間Tを示す。例えば、ωM
=(7/9)ωとすると、上記式(5)からη=9ηo
となるから、T=9T1である。図中の30A〜30F
で示す時点は図5の回転位置(30A)〜(30F)に
対応する。
【0036】以上のように、第1の実施例、第2の実施
例とも、衛星のスピン回転1回当たりの走査時間Tが増
大し、走査効率ηが向上する。上記各実施例では、地球
の静止軌道上の衛星に搭載された観測装置を説明した
が、本発明は地球に限定されるものではなく、他の惑星
や月等の静止軌道上の衛星に搭載された観測装置に対し
ても適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、衛星の
スピン回転軸と同一線上に回転軸を有し、惑星の表面か
らの入射光を反射して光電変換手段へ導く光案内手段
を、光案内手段の回転軸を中心に衛星のスピン回転方向
と反対方向へ回転させるようにする。これにより、走査
効率が高くなり、したがって、惑星面の画像をより鮮明
に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】スピン静止気象衛星の外観図である。
【図3】第1の実施例装置の構成を示す図である。
【図4】第2の実施例装置の構成を示す図である。
【図5】走査鏡と衛星本体との位置関係を示す図であ
る。
【図6】各実施例において実現する走査時間を示す図で
ある。
【図7】従来の静止気象衛星の構造図である。
【符号の説明】
1 惑星 2 衛星 3 光電変換手段 4 光案内手段 5 回転駆動手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 惑星(1)の赤道上空に静止、または惑
    星(1)周辺の軌道を周回してスピン回転する衛星
    (2)に搭載された惑星面観測装置において、 入射する光画像信号を電気信号に変換する、結像部を含
    んだ光電変換手段(3)と、 衛星(2)のスピン回転軸と同一線上に回転軸を有し、
    惑星(1)面からの入射光を反射して前記光電変換手段
    (3)へ導く光案内手段(4)と、 前記光案内手段(4)を、前記光案内手段(4)の回転
    軸を中心に前記衛星(2)のスピン回転方向と反対方向
    へ回転させる回転駆動手段(5)と、 を有することを特徴とする惑星面観測装置。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動手段(5)は、前記光案内
    手段(4)の前記反対方向への回転を、前記光案内手段
    (4)を経由して前記光電変換手段(3)に前記惑星
    (1)から光が入射したときに行うように構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の惑星面観測装置。
  3. 【請求項3】 惑星の赤道上空に静止してスピン回転す
    る衛星に搭載された惑星面観測装置において、 入射する光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、 衛星のスピン回転軸上に位置して前記衛星と一体に回転
    し、入射した光を反射して前記光電変換手段へ導く第1
    の光案内手段と、 前記衛星のスピン回転軸から所定距離だけ離れた前記衛
    星の所定位置に前記スピン回転軸と平行な回転軸を有
    し、惑星面からの入射光を反射して前記第1の光案内手
    段へ導く第2の光案内手段と、 前記第2の光案内手段を、前記第2の光案内手段の回転
    軸を中心に前記衛星のスピン回転方向と反対方向へ回転
    させる回転駆動手段と、 を有することを特徴とする惑星面観測装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の光案内手段は、両面反射が可
    能な鏡から構成されることを特徴とする請求項3記載の
    惑星面観測装置。
  5. 【請求項5】 前記回転駆動手段は、前記第2の光案内
    手段の前記反対方向への回転を、前記光第2の案内手段
    に前記惑星から光が入射したときに行うように構成され
    ることを特徴とする請求項3記載の惑星面観測装置。
  6. 【請求項6】 惑星の赤道上空に静止してスピン回転す
    る衛星に搭載された惑星面観測装置において、 入射する光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、 衛星のスピン回転軸から所定距離だけ離れた前記衛星の
    所定位置に位置して前記衛星と一体に回転し、入射した
    光を反射して前記光電変換手段へ導く第1の光案内手段
    と、 前記衛星のスピン回転軸と同一線上に回転軸を有し、惑
    星面からの入射光を反射して前記第1の光案内手段へ導
    く第2の光案内手段と、 前記第2の光案内手段を、前記第2の光案内手段の回転
    軸を中心に前記衛星のスピン回転方向と反対方向へ回転
    させる回転駆動手段と、 を有することを特徴とする惑星面観測装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の光案内手段は、両面反射が可
    能な鏡から構成されることを特徴とする請求項6記載の
    惑星面観測装置。
  8. 【請求項8】 前記回転駆動手段は、前記第2の光案内
    手段の前記反対方向への回転を、前記光第2の案内手段
    に前記惑星から光が入射したときに行うように構成され
    ることを特徴とする請求項6記載の惑星面観測装置。
JP7271493A 1993-03-31 1993-03-31 惑星面観測装置 Withdrawn JPH06286700A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022178098A (ja) * 2021-05-19 2022-12-02 三菱電機株式会社 観測システム、観測衛星、地上設備およびプログラム
CN117346735A (zh) * 2023-12-04 2024-01-05 北京空间飞行器总体设计部 一种行星表面勘测方法及系统

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