JPH0628624U - 傾斜計 - Google Patents

傾斜計

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JPH0628624U
JPH0628624U JP6413392U JP6413392U JPH0628624U JP H0628624 U JPH0628624 U JP H0628624U JP 6413392 U JP6413392 U JP 6413392U JP 6413392 U JP6413392 U JP 6413392U JP H0628624 U JPH0628624 U JP H0628624U
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JP
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fixed
inclinometer
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Withdrawn
Application number
JP6413392U
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Inventor
孝 斉藤
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Taisei Co Ltd
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Taisei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定方向に位置させるための重錘が固定され
る回動部材の揺動を早く減衰させ、また測定誤差を最小
限に抑える。 【構成】 フレーム2の全面に磁石12Aが固着される
主アーム8を備え、一方フレーム2の後面には主フレー
ムと同位置に磁石12Aと吸着するように磁石12Bが
固着される副アーム11を備えており、この副アーム1
1はフレーム2に密着するシリコンオイル18が封入さ
れたダンパーボックス15内に備えられる。 これによ
り主アーム8の揺動を早く減衰させることができ、更に
主アーム8と副アーム11とが同調するので測定誤差を
最小限に抑えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は傾斜計に係わり、特に傾斜角の測定時に安定した測定値を短時間に 表示させる傾斜計に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、傾斜計には磁石を傾斜に応じて振り子のように振らせ、2つの磁気セン サによってその磁石の磁力を読み、その値を傾斜量に変化させる傾斜計と、発光 素子と受光素子とを用いて例えば発光ダイオードとフォトトランジスタの組合せ 、またはフォトインタラプタ等を使用し、傾斜角に応じてその相互位置を変化さ せる傾斜計とがある。
【0003】 磁気センサを用いる傾斜計は図5に示すように、磁石51が固定された重錘5 2と、この重錘52を傾斜計50の上端部から吊持する懸吊線53と、磁石51 からの磁力を検出させる磁気センサ54、54′とから構成される。 この傾斜計50が水平な所に載置されている場合には、磁石51が固定された 重錘52は懸吊線53に吊持されているので、傾斜計50の両端部に設置された 磁気センサ54、54′間に位置するが、例えば傾斜計50が右傾斜した場合、 重錘52は懸吊線53に吊持されていることにより、その吊持方向は鉛直方向に 一致しているので、重錘52は右側の設置された磁気センサ54に近接すること になる。また傾斜計50が左傾斜した場合には重錘52は左側の設置された磁気 センサ54′に近接することになる。従って右側のセンサ54と左側のセンサ5 4′とが重錘52に固定された磁石51の磁力の強弱を検出することにより、そ の値をA/D変換回路等で角度に換算し傾斜角として表示計(図示せず)に表示 させることができる。
【0004】 しかし、このような磁気センサ54、54′を用いる傾斜計50にあっては、 使用に伴い磁石51の経時変化が大きくなったり、或いは高温により磁石51に 特性変化が生じ温度特性が悪くなったり、また、使用した磁石51が前述のよう に品質低下を起こさなくとも磁石51自体は振動、衝撃に弱いので、使用環境に よってかなり測定誤差を生じる可能性があった。更に傾斜計50を傾斜させると 懸吊線53に固定された重錘52は揺動するので、すぐには減衰させることがで きず、表示計に安定した傾斜角度を瞬時に表示させることができなかった。
【0005】 また、発光素子と受光素子とを用いる傾斜計も重力の作用を利用したものが大 半で、磁気センサを用いる傾斜計と同様、傾斜により重錘が揺動するので、すぐ には減衰させることができなかった。
【0006】
【目的】
本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、常に鉛 直方向に配向させるための重錘が固定される回動部材の揺動を早く減衰させ、ま た測定誤差を最小限に抑える傾斜計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する本考案の傾斜計は、フレームと、フレームに回動自 在に軸支された回動部材と、回動部材に固定され回動部材を常に鉛直方向に配向 させるための重錘と、回動部材に対するフレームの傾斜を検出するための検出手 段とを備えた傾斜計において、回動部材に対向してフレームに回動自在に軸支さ れた副回動部材と、回動部材と副回動部材とを同調させる同調手段と、副回動部 材のフレームに対する揺動を減衰する減衰手段とを備えており、このような同調 手段は、回動部材及び副回動部材にそれぞれ固定され、吸引状態に相対配置され た磁石であり、また減衰手段は、副回動部材の少なくとも一部を収納する筐体で あって、且つ液体が密閉された筐体である。
【0008】
【作用】
フレームを中心に回動部材とこの回動部材に対向させた副回動部材とを、それ ぞれの回動部材に固定された磁石の吸引作用により同調させ、且つこの副回動部 材を液体が密封された筐体に収納する。このような傾斜計を傾斜すると回動部材 は揺動を起こそうとするが、磁石の吸引作用により同調する副回動部材が揺動す る時に、筐体内に密封された液体が副回動部材に抵抗を与えるので、この回動部 材の揺動を早く減衰させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明する。 本考案の傾斜計は図1(a)、(b)に示すように、傾斜計の構成部品が搭載 されるフレーム2と、重力の作用によって常に鉛直線上に位置する回動部材であ る主アーム8及び副回動部材である副アーム11と、この主アーム8及び副アー ム11を同調させる同調手段である磁石12A、12Bと、傾斜検出部材として 検出手段である抵抗体6が固着される抵抗体用基板5と、副アーム11の揺動を 減衰させる減衰手段であるダンパーボックス15とを備えている。
【0010】 主アーム8の一端には磁石12Aが固着された重錘10Aがネジ25で固定さ れ、この主アーム8の他端には抵抗体6上を摺動させて抵抗値を変化させる接触 端子9が固定される。一方、副アーム11の一端には主アーム8と副アーム11 とをフレーム2へ設置した時に、主アーム8に固定された磁石12Aと吸引する ように、磁石12Bが固着された重錘10Bがネジ25で固定される。
【0011】 フレーム2の前面にはシャフト取付板2aが固着され、またフレーム2の後面 にはシャフト取付板2aと同位置にシャフト取付板2bが固着される。このシャ フト取付板2aにはベアリング16を介してシャフト13Aが挿入され、またシ ャフト取付板2bにもベアリング16を介してシャフト13Bが挿入される。 このような前面のシャフト13Aには重錘10Aがフレーム2に接触しないよ うに主アーム8をネジ等にて固定し、更にシャフト押え14Aをベアリング16 を介してシャフト13Aに挿入し、シャフト取付板2a及びシャフト押え14A 間にスペーサカラー17Aを介装して、このシャフト押え14Aをボルト24で 固定する。同様に後面のシャフト13Bにも副アーム11に固定された重錘10 Bがフレーム2に接触しないように副アーム11をネジ等にて固定させ、更にシ ャフト押え14Bをベアリング16を介してシャフト13Bに挿入し、シャフト 取付板2b及びシャフト押え14B間にスペーサカラー17Bを介装して、この シャフト押え14Bをボルト24で固定する。これにより主アーム8と副アーム 11とは別々のシャフト13A、シャフト13Bに挿入されているので独立して 回動可能であるが、磁石12A、12Bの吸引作用によってこの主アーム8及び 副アーム11は同調することになる。
【0012】 抵抗体用基板5はネジ19とナット20とでフレーム2の上部に固定される。 更にフレーム2には所定の位置にボルト21が挿入され、このボルト21に接触 端子押え7とスプリング23とを挿入してナット22を螺着させ、抵抗体用基板 5に固着された抵抗体6上を摺動する主アーム8に固定された接触端子9が、抵 抗体6から離脱しないようにナット22を調整する。
【0013】 ダンパーボックス15は副アーム11等を覆うようにフレーム2の後面下部に 密着させており、このダンパーボックス15内には比較的粘度の高い液体、例え ばシリコンオイル18が充填されている。このシリコンオイル18は副アーム1 1が揺動する時に抵抗を与え、その揺動を制限させることができるので、副アー ム11に固定された磁石12Bと主アーム8に固定された磁石12Aとが吸引し ていることから主アーム8の揺動を早く減衰させることができる。
【0014】 尚、電気回路等が設置されている箇所とシリコンオイル18が封入されている ダンパーボックス15とは別々になっているので、電気回路等がシリコンオイル 18で浸漬される心配がない。 このような主アーム8等が備えられるフレーム2はベースプレート3にボルト 27で固定される挟持板4に、ベースプレート3に対して垂直に挟持されてボル ト26とナット(図示せず)で固定される。また、このフレーム2には表示部が 備えられるカバー(図示せず)が主アーム8等を覆うように固定されている。
【0015】 以上のように構成された傾斜計1の動作について説明する。 傾斜計1を例えば図2(a)に示すように右側に傾斜した斜面に載置すると、 主アーム8はシャフト13Aに回動自在に軸着されているので回動と同時に揺動 を起こそうとする。しかし、フレーム2の後面下部に設けらた例えばシリコンオ イル18が封入されたダンパーボックス15内に備えられた副アーム11と主ア ーム8とは、各々固着されている磁石12A、12Bの吸引作用により同調する ので、シリコンオイル18の抵抗で揺動を早く減衰させることができる副アーム 11に同調して主アーム8の揺動も早く減衰させることができる。また、抵抗体 6と主アーム8に固定された接触端子9との機械的な接触抵抗が大きい場合でも 、主アーム8が副アーム11と同調しているのでこの接触抵抗を吸収できる。こ れにより傾斜角度の測定誤差はほとんど生じることはない。
【0016】 この時、抵抗体6と接触端子9とで測定される抵抗値は抵抗値・電圧変換回路 で電圧に変換され、更にこの電圧をオペアンプで増幅及び補正する。増幅及び補 正された電圧はA/D変換回路でデジタル信号に変換され、このデジタル信号は LCD、LED用駆動回路に送出されてLCD、LEDにて測定した傾斜角度を デジタル表示させる。また、図2(b)に示すように左側に傾斜した斜面に載置 すると、接触端子9と抵抗体6との接触する位置が図2(a)の場合とは異なる ことにより抵抗値を変化させ、その傾斜角度をデジタル表示させる。
【0017】 尚、本実施例によればアナログ量をデジタル量に変換させて傾斜角度をデジタ ル表示させていたが、アナログ方式の状態で傾斜角度を表示させてもよい。その ような構成を図3、図4に示す。 図3は傾斜計の検出及び表示部を示すもので、重力の作用によって常に鉛直線 上に位置し且つスイッチ部材として接触端子91が固定される主アーム81と、 スイッチ部材としてスイッチ用パターン61が固着されるプリント基板(PCB )51と、接触端子91とスイッチ用パターン61との接触により点灯する複数 のLED31と、主アーム81等が設置されるフレーム21とを備えている。ス イッチ用パターン61は等間隔で複数に分割されており、接触端子91が接触す るとその箇所の接触端子91と導通しているLED31を点灯させる。これによ り主アーム81の回動により所定のLED31を点灯させ傾斜角度を表示させる 。
【0018】 また図4(a)、(b)は傾斜計の表示部を示すもので、主アーム82に備え られたLED42(指針)が固定される指針アーム82aを回動させることによ り、傾斜計のフレーム22に設置された目盛板41上を、発光するLED42( 指針)が回動することにより直接傾斜角度が表示される。 尚、本考案の傾斜計は勾配計や水準器にも利用することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上の実施例からも明らかなように、本考案の傾斜計によればフレームを中心 に回動部材とこの回動部材に対向させた副回動部材とを、それぞれの回動部材に 固定された磁石の吸引作用により同調させ、且つこの副回動部材を液体が密封さ れた筐体に収納したので、回動部材の揺動を早く減衰させることができ、また測 定誤差を最小限に抑えることができる。
【0020】 これにより構造が簡単でしかも正確に傾斜角度を表示させることができるので 、安価で高精度な傾斜計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の傾斜計の一実施例を示す全体図で、
(a)は正面図で、(b)は(a)のA−A断面図。
【図2】本考案の傾斜計の動作図。
【図3】本考案の傾斜計の他の実施例を示す正面図。
【図4】本考案の傾斜計の他の実施例を示す全体図で、
(a)は正面図で、(b)は(a)のB−B断面図。
【図5】従来の傾斜計を示す断面図。
【符号の説明】
2a、2b…シャフト取付板 10A、10B…重錘 8…主アーム 11…副アーム 12A、12B…磁石 13A、13B…シャフト 14A、14B…シャフト押え 15…ダンパーボックス 16…ベアリング 17A、17B…スペーサカラー 18…シリコンオイル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、前記フレームに回動自在に軸
    支された回動部材と、前記回動部材に固定され前記回動
    部材を常に鉛直方向に配向させるための重錘と、前記回
    動部材に対する前記フレームの傾斜を検出するための検
    出手段とを備えた傾斜計において、前記回動部材に対向
    して前記フレームに回動自在に軸支された副回動部材
    と、前記回動部材と前記副回動部材とを同調させる同調
    手段と、前記副回動部材の前記フレームに対する揺動を
    減衰する減衰手段とを備えたことを特徴とする傾斜計。
  2. 【請求項2】前記同調手段は、前記回動部材及び前記副
    回動部材にそれぞれ固定され、吸引状態に相対配置され
    た磁石であることを特徴とする請求項1記載の傾斜計。
  3. 【請求項3】前記減衰手段は、前記副回動部材の少なく
    とも一部を収納する筐体であって、且つ液体が密閉され
    た筐体であることを特徴とする請求項1記載の傾斜計。
JP6413392U 1992-09-14 1992-09-14 傾斜計 Withdrawn JPH0628624U (ja)

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JP6413392U JPH0628624U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 傾斜計

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JP6413392U JPH0628624U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 傾斜計

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JP6413392U Withdrawn JPH0628624U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 傾斜計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116678382A (zh) * 2023-08-03 2023-09-01 四川交通职业技术学院 一种基于人工智能的桥梁安全检测装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116678382A (zh) * 2023-08-03 2023-09-01 四川交通职业技术学院 一种基于人工智能的桥梁安全检测装置
CN116678382B (zh) * 2023-08-03 2023-10-03 四川交通职业技术学院 一种基于人工智能的桥梁安全检测装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306