JPH0628609U - 光学式近接センサ - Google Patents

光学式近接センサ

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JPH0628609U
JPH0628609U JP6975792U JP6975792U JPH0628609U JP H0628609 U JPH0628609 U JP H0628609U JP 6975792 U JP6975792 U JP 6975792U JP 6975792 U JP6975792 U JP 6975792U JP H0628609 U JPH0628609 U JP H0628609U
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JP
Japan
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light
light emitting
emitting unit
proximity sensor
section
Prior art date
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Application number
JP6975792U
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English (en)
Inventor
清光 石川
義之 寺田
智広 山口
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の光学式近接センサにおいては、発光部
と受光部とが接近して配置される場合などには、筐体内
での乱反射などにより発光部からの光が受光部に直接に
達する漏洩光を生ずるものとなり、被測定物に反射した
光が漏洩光にマスキングされ検出感度が低下する問題点
を生じていた。 【構成】 本考案により、受光部3にはこの受光部3の
みを照射し発光部2と逆相の光信号を発する補正用発光
部4が設けられ、該補正用発光部4の出力は前記発光部
3からの漏洩光に応ずる光量とされている光学式近接セ
ンサ1としたことで、発光部2からの漏洩光を補正用発
光部4でキャンセルし、漏洩光により反射光がマスキン
グされるのを防止して検出感度を向上させ課題を解決す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の後部など運転者が直接に目視できない位置に設けられて障害 物の検出を行うなどの目的で使用される近接センサに関するものであり、詳細に は検出手段として赤外線など光学手段を用いる近接センサに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の光学式近接センサ90の構成の例を示すものが図4であり、被 測定物(図示は省略する)に光線を照射する例えば赤外発光LEDによる発光部 91と、該発光部91から照射された光線が前記した被測定物に反射した反射光 を受光する受光部92とから成り、この受光部92で受信された信号により被測 定物の有無及び距離などが判定されるものとされている。
【0003】 このときに、前記発光部91から照射される光は、受光部92に達した時点で の外光との識別を可能とするために、例えば所定間隔のパルス波などとして変調 され、これにより例えば太陽光など通常には直流的である外光と識別し、昼間時 においても被測定物の検出を可能とするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した光学式近接センサ90を自動車などに取付を図る場合には自動車生産 ラインでの工程などが考慮され、例えば発光部91と受光部92とのユニット化 など取付に簡便な構成が要求されるものとなり、前記発光部91と受光部92と を同一の筐体93に収納するなど接近して配置せざるを得ないものとなり、これ により前記発光部91及び受光部92の前面を保護する透過板94も共用される ものとなる。
【0005】 しかしながら、このように発光部91と受光部92とを接近して配置した場合 には、例えば前記筐体93内での乱反射或いは前記透過板94での内面反射によ り発光部91からの光が受光部92に直接に達する漏洩光を生ずるものとなり、 前記した被測定物に反射した光が微弱である場合には前記漏洩光にマスキングさ れ検出が不能となり検出精度が低下する問題点を生じ、この点の解決が課題とさ れるものとなっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、被測定物に 変調光を照射する発光部と、前記被測定物からの前記変調光の反射光を受光する 受光部とから成り、前記発光部と受光部とが接近して設置された光学式近接セン サにおいて、前記受光部にはこの受光部のみを照射し前記発光部と逆相の光信号 を発する補正用発光部が設けられ、該補正用発光部の出力は前記発光部からの漏 洩光に応ずる光量とされていることを特徴とする光学式近接センサを提供するこ とで、前記した漏洩光によるマスキングの発生を防止して課題を解決するもので ある。
【0007】
【実施例】
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。 図1に符号1で示すものは光学式近接センサであり、この光学式近接センサ1 には被測定物(図示は省略してある)に変調光を照射する発光部2と、前記被測 定物からの前記変調光の反射光を受光する受光部3とから成るものである点は従 来例のものと同様であるが、本考案により前記受光部3には補正用発光部4が設 けられるものとされている。
【0008】 以下に、上記した本考案の構成について更に詳細に説明を行えば、先ず、前記 補正用発光部4は前記発光部2と同様に赤外発光LEDなどにより構成されるが 、このときに補正用発光部4からの発光は前記発光部2のみを照射するものとさ れて、前記発光部2のように光学式近接センサ1の外部に向けて光を放射するこ とのないものとされている。
【0009】 また、前記補正用発光部4は図2に回路図で示すように前記発光部2に印加さ れる信号波形Sがインバータ5で反転される反転波形Pとされ、前記信号波形S と反転波形Pとは図3に示すように一方が出力しているときには他の一方は出力 せず、一方に出力がないときには他の一方に出力を生ずる相補の関係とされ、加 えて、前記補正用発光部4には例えば直列に可変抵抗器6が挿入されて、その発 光量が無段階に調整可能な構成とされている
【0010】 上記の構成とされた光学式近接センサ1は先ず前記補正用発光部4が消灯され 且つ被測定物がない状態で発光部2の点灯が行われ、受光部3からの交流(パル ス)出力の測定が行われる。若しも、このときに受光部3から発光部2同期する 交流出力が生じていれば、これは発光部2からの光が筐体7の内面で乱反射する こと、或いは透過板8の内面反射により生ずる漏洩光(図1参照)と判定できる ので、この時点で補正用発光部4を点灯させる。
【0011】 その後に前記可変抵抗器6で補正用発光部4の出力を調整していくと、前記し た発光部2からの漏洩光の光量と補正用発光部4からの光量とが一致すると相補 の関係にある両者は加算により交流分を失うものとなるので、前記受光部3から の出力は直流となり、例えば太陽光など変調が行われていない外光による出力と 同等なものとなるので、ハイパスフィルタなどにより分離可能なものとなる。
【0012】 従って、上記の状態に可変抵抗器6の固定を行えば、受光部3からの漏洩光は 補正用発光部4からの発光でキャンセルできるものとなり、このときに補正用発 光部4からの発光は受光部3の信号波形Sをインバータ5で反転した反転波形P で行っていることで完全な相補の関係にあり、完全なキャンセルが行えるものと 成る。
【0013】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案により、受光部にはこの受光部のみを照射し発光 部と逆相の光信号を発する補正用発光部が設けられ、該補正用発光部の出力は前 記発光部からの漏洩光に応ずる光量とされている光学式近接センサとしたことで 、発光部と受光部とが近接して設けられることで生じ易い発光部からの漏洩光を 補正用発光部でキャンセルし、前記した漏洩光により反射光がマスキングされる のを防止して検出感度を向上させ、この種の光学式近接センサの性能向上に優れ た効果を奏するものである。
【0014】 また、前記補正用発光部に与える信号を前記発光部に印加される信号の反転波 形としたことで、両信号の相補の関係を完全なものとし、完全なキャンセルが行 えるものとして上記の作用、効果を一層に確実なものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る光学式近接センサの一実施例を
示す断面図である。
【図2】 同じ実施例の電気配線の例を示す回路図であ
る。
【図3】 同じく出力波形を示すグラフである。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……光学式近接センサ 2……発光部 3……受光部 4……補正用発光部 5……インバータ 6……可変抵抗器 7……筐体 8……透過板 S……信号波形 P……反転波形

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に変調光を照射する発光部と、
    前記被測定物からの前記変調光の反射光を受光する受光
    部とから成り、前記発光部と受光部とが接近して設置さ
    れた光学式近接センサにおいて、前記受光部にはこの受
    光部のみを照射し前記発光部と逆相の光信号を発する補
    正用発光部が設けられ、該補正用発光部の出力は前記発
    光部からの漏洩光に応ずる光量とされていることを特徴
    とする光学式近接センサ。
JP6975792U 1992-09-10 1992-09-10 光学式近接センサ Pending JPH0628609U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009131914A2 (en) * 2008-04-24 2009-10-29 Honeywell International Inc. Photonic proximity sensor and scalable photonic sensing system
JP2014145636A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Tokyo Parts Ind Co Ltd 物体検知装置

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