JPH06286050A - 金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム及びその製造方法 - Google Patents

金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム及びその製造方法

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JPH06286050A
JPH06286050A JP4129590A JP12959092A JPH06286050A JP H06286050 A JPH06286050 A JP H06286050A JP 4129590 A JP4129590 A JP 4129590A JP 12959092 A JP12959092 A JP 12959092A JP H06286050 A JPH06286050 A JP H06286050A
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heat
film
shrinkable
polypropylene film
metallized
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JP4129590A
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Yoshimichi Funabashi
善通 船橋
Kazuo Fuchigami
一雄 渕上
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Honshu Paper Co Ltd
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Honshu Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質の高い金属光沢と熱収縮特性とを兼備す
るポリプロピレン樹脂の金属化フィルムと該金属化フィ
ルムを的確に得る方法とを提供することを目的とする。 【構成】 非熱収縮性ポリプロピレンフィルムからなる
基材フィルムと該基材フィルムの片側表面に形成されて
いる金属蒸着層とからなる金属化ポリプロピレンフィル
ムと、該金属化ポリプロピレンフィルムの少なくとの金
属蒸着層面に対して、ドライラミネート方式による接着
剤層を介して積層されている縦,横のそれぞれの熱収縮
率が30%以上でしかも厚さが前記金属化フィルムの厚
さの2倍以上の熱収縮性ポリプロピレンフィルムとによ
る金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム、及び、その製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてシュリンク包装
体を得る際の包装用フィルムとしての用途を有する金属
蒸着層を有する熱収縮性フィルム及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】金属光沢による高級イメージを与える意
匠性と光遮蔽性や電磁波遮蔽性等を有する包装材料とし
て、熱可塑性合成樹脂フィルムに金属蒸着層を形成した
金属化フィルムが利用されている。また、タイトな包装
体が手軽に得られることから、熱収縮性ポリプロピレン
樹脂フィルムによるシュリンク包装用の包装材料が広く
利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の金属
蒸着層を有する金属化フィルムの特性と、ポリプロピレ
ン樹脂による熱収縮性フィルムの熱収縮特性とを兼備す
る包装材料を得る目的で、熱収縮性ポリプロピレン樹脂
フィルムに金属蒸着層を形成すると、金属蒸着工程で受
ける加熱によってポリプロピレン樹脂フィルムが収縮し
ていまい、熱収縮特性と金属蒸着層の金属光沢とが共に
損なわれ、高品質の金属光沢と熱収縮特性とを兼備する
金属化フィルムが得られない。
【0004】これに対して本発明は、高品質の金属光沢
と熱収縮特性とを兼備する金属蒸着層を有する熱収縮性
フィルム及び該金属蒸着層を有する熱収縮性フィルムを
的確に得る方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の金属蒸
着層を有する熱収縮性フィルムは、非熱収縮性ポリプロ
ピレンフィルムからなる基材フィルムと該基材フィルム
の片側表面に形成されている金属蒸着層とからなる金属
化ポリプロピレンフィルムと、縦,横のそれぞれの熱収
縮率が30%以上の熱収縮性ポリプロピレンフィルムと
の積層フィルムからなるもので、前記金属化フィルムの
金属蒸着層面に対して、ドライラミネート方式による接
着剤層を介して、前記金属化ポリプロピレンフィルムの
厚さの2倍以上の厚さを有する熱収縮性ポリプロピレン
フィルムが積層されているものである。
【0006】請求項2の発明の金属蒸着層を有する熱収
縮性フィルムは、非熱収縮性ポリプロピレンフィルムか
らなる基材フィルムと該基材フィルムの片側表面に形成
されている金属蒸着層とからなる金属化ポリプロピレン
フィルムと、縦,横のそれぞれの熱収縮率が30%以上
の熱収縮性ポリプロピレンフィルムとの積層フィルムか
らなるもので、前記金属化ポリプロピレンフィルムの
上,下に対して、それぞれにドライラミネート方式によ
る接着剤層を介して、前記金属化ポリプロピレンフィル
ムの厚さの2倍以上の厚さを有する熱収縮性ポリプロピ
レンフィルムが積層されているものである。
【0007】請求項3の発明の金属蒸着層を有する熱収
縮性フィルムの製造方法は、非熱収縮性ポリプロピレン
フィルムからなる基材フィルムの片側表面に金属蒸着層
を形成することによって、金属化ポリプロピレンフィル
ムを得る工程と、該金属化ポリプロピレンフィルムの少
なくとも金属蒸着層面に対して、縦,横のそれぞれの熱
収縮率が30%以上で、かつ、厚さが前記金属化ポリプ
ロピレンフィルムの厚さの2倍以上の熱収縮性ポリプロ
ピレンフィルムを、ドライラミネート方式で積層する工
程とにより、金属蒸着層を有する熱収縮性フィルムを得
ることからなる。
【0008】前記構成による本発明の金属蒸着層を有す
る熱収縮性フィルム及びその製造方法において、金属化
ポリプロピレンフィルムにおける基材フィルムとして利
用される非熱収縮性ポリプロピレンフィルムは、例え
ば、ポリプロピレン樹脂の押出しフィルムを、縦方向に
対して120〜160℃で4〜7倍、横方向に対して1
40〜170℃で7〜12倍程度に延伸し、続いて、1
40〜170℃で横方向に5〜15%程度の弛緩熱処理
を行なうことによって得られるもので、通常は、縦,横
のそれぞれの熱収縮率が5%以下、好ましくは2%以下
のものが利用される。
【0009】なお、非熱収縮性ポリプロピレンフィルム
からなる基材フィルムには、該フィルムへの金属蒸着層
の形成に先立って、金属蒸着層の形成予定面をコロナ放
電処理等の接着性改良処理に付しておくことが好まし
い。
【0010】基材フィルムをなす非熱収縮性ポリプロピ
レンフィルムや、金属化フィルムに積層される熱収縮性
ポリプロピレンフィルムの熱収縮率は、各フィルムを1
20℃のグリセリン液中に20秒間浸漬させたときの熱
収縮率であり、本各発明で積層部材として使用する熱収
縮性ポリプロピレンフィルムは、その縦,横の熱収縮率
が30%以上であることによって特定されるのに対し
て、基材フィルムをなす非熱収縮性ポリプロピレンフィ
ルムとしては、前記した通り、その縦,横の熱収縮率が
5%以下、好ましくは2%以下のが利用される。
【0011】基材フィルムをなす非熱収縮性ポリプロピ
レンフィルムの片面における金属蒸着層は、アルミニウ
ム,クロム,ニッケル,銀,錫,その他の金属や合金等
により、厚さ0.01〜1μ程度に形成される。
【0012】金属化フィルムに積層される縦,横のそれ
ぞれの熱収縮率が30%以上の熱収縮性ポリプロピレン
フィルムには、所謂インフレーションオリエンテッドフ
ィルムや、ロールとテンターとによる同時または逐次2
軸延伸フィルムが利用され、シュリンク包装体の包装用
フィルムとして利用されている従来の熱収縮性ポリプロ
ピレンフィルムをそのまま使用し得る。
【0013】金属化フィルムにおける基材フィルムとし
ての非熱収縮性ポリプロピレンフィルム及び金属化フィ
ルムに積層される熱収縮性ポリプロピレンフィルムに
は、ポリプロピレンホモポリマー,α・オレフィンとポ
リプロピレンとの共重合体,さらにはこれらの混合樹脂
によるフィルム等が利用される。なお、これらのポリプ
ロピレンフィルムには、滑り特性を付与するための滑剤
等の添加剤が混合されていても良い。
【0014】金属化フィルムと熱収縮性ポリプロピレン
フィルムとの積層は、ドライラミネート方式で行なわれ
る。金属化フィルムの少なくとも金属蒸着層面に積層さ
れる熱収縮性ポリプロピレンフィルムに対して、例え
ば、酢酸ビニル系,塩化ビニル系,エポキシ系等の樹脂
を有機溶剤に溶解させた接着剤を、グラビアコーティン
グ,リバースロールコーティング,ディップコーティン
グ,エアナイフコーティング,ドクターブレード方式等
によって適用し、接着剤中に含まれている有機溶剤をオ
ーブンを利用して乾燥させた後、該熱収縮性ポリプロピ
レンフィルムの接着剤の塗布面に金属化フィルムの金属
蒸着層を接当,圧着することにより、金属化フィルムと
熱収縮性ポリプロピレンフィルムとを積層させる。
【0015】なお、金属化フィルムの非金属蒸着層面に
熱収縮性ポリプロピレンフィルムを積層する場合にも、
前記と同様の積層方法が利用される。
【0016】
【作用】請求項1の発明は、非熱収縮性ポリプロピレン
フィルムからなる基材フィルムと該基材フィルムの片側
表面に形成されている金属蒸着層とからなる金属化ポリ
プロピレンフィルムの金属蒸着層面と、縦,横のそれぞ
れの熱収縮率が30%以上でかつ金属化ポリプロピレン
フィルムの厚さの2倍以上の厚さを有する熱収縮性ポリ
プロピレンフィルムとが、ドライラミネート方式による
接着剤層を介して積層されてなる積層フィルムからなる
ものである。
【0017】前記構成による本発明の金属蒸着層を有す
る熱収縮性フィルムは、金属光沢を現出させる金属蒸着
層が、非熱収縮性ポリプロピレンフィルムからなる基材
フィルムに対して形成されているので、基材フィルムに
対する金属蒸着層の形成工程での加熱によって基材フィ
ルム自体が収縮するようなことが無く、したがって、高
度の金属光沢を呈する金属化フィルムとなる。
【0018】また、本発明の金属蒸着層を有する熱収縮
性フィルムは、熱収縮性ポリプロピレンフィルムが積層
される金属化フィルムとして、該熱収縮性ポリプロピレ
ンフィルムの厚さの1/2以下の厚さのものが選択され
ているため、該金属化フィルムの剛性が極力抑えられて
おり、また、金属化フィルムと熱収縮性ポリプロピレン
フィルムとの間がドライラミネート方式によって貼着さ
れていることから、これらの両者の間は極く少量の固形
成分をなす接着剤を介して積層されている。
【0019】したがって、本発明の金属蒸着層を有する
熱収縮性フィルムが加熱を受けたときには、縦,横のそ
れぞれの熱収縮率が30%以上の熱収縮性ポリプロピレ
ンフィルムの熱収縮特性が、前記金属化フィルムの剛性
や、金属化フィルムと熱収縮性ポリプロピレンフィルム
との間に介在する接着剤の存在等によって抑制されるよ
うなことが無く、熱収縮性ポリプロピレンフィルムの熱
収縮特性に追随して金属化フィルムが熱収縮する。この
ため、所定のシュリンク包装体を得るに必要とされるに
十分な熱収縮特性が具備される。
【0020】請求項2の発明は、非熱収縮性ポリプロピ
レンフィルムからなる基材フィルムと該基材フィルムの
片側表面に形成されている金属蒸着層とからなる金属化
ポリプロピレンフィルムの上,下両面と、縦,横のそれ
ぞれの熱収縮率が30%以上でかつ金属化ポリプロピレ
ンフィルムの厚さの2倍以上の厚さを有する熱収縮性ポ
リプロピレンフィルムとが、ドライラミネート方式によ
る接着剤層を介して積層されてなる積層フィルムからな
るものである。
【0021】この請求項2の発明の金属蒸着層を有する
熱収縮性フィルムにおいても、請求項1の発明の金属蒸
着層を有する熱収縮性フィルムの場合と同様に、品質の
良好な金属光沢と所定のシュリンク包装体を得るに必要
とされる十分な熱収縮特性とが達成される。
【0022】また、請求項1の発明の金属蒸着層を有す
る熱収縮性フィルムの場合には、基材フィルム面が熱シ
ール面としての熱シール特性を有していないことから、
熱シール部を形成する際には、熱収縮性ポリプロピレン
フィルム面同士を接当させて熱シールする所謂合掌貼り
によるシール部を形成しなければならないという制約を
受けるが、請求項2の発明の金属蒸着層を有する熱収縮
性フィルムの場合には、基材フィルムに対してそれぞれ
反対側に積層されている熱収縮性ポリプロピレンフィル
ム面がいずれも熱シール特性を有していることから、前
述の所謂合掌貼りによるシール部の形成は勿論のこと、
基材フィルムに対してそれぞれ反対側に積層されている
熱収縮性ポリプロピレンフィルム面同士を接当させて熱
シールする重ね貼りによっても熱シール部を形成するこ
とができる。
【0023】請求項3の発明の金属蒸着層を有する熱収
縮性フィルムの製造方法は、非熱収縮性ポリプロピレン
フィルムからなる基材フィルムと該基材フィルムの片側
表面に金属蒸着層を形成することにより、金属化ポリプ
ロピレンフィルムを得る工程と、該金属化ポリプロピレ
ンフィルムの少なくとも金属蒸着層面に対して、縦,横
のそれぞれの熱収縮率が30%以上で、かつ、厚さが金
属化ポリプロピレンフィルムの厚さの2倍以上の熱収縮
性ポリプロピレンフィルムを、ドライラミネート方式で
積層する工程とからなるもので、請求項1または請求項
2の発明の金属蒸着層を有する熱収縮性フィルムが、容
易かつ的確に得られる。
【0024】
【実施例】本発明の金属蒸着層を有する熱収縮性フィル
ム及びその製造方法の具体的な構成を製造実施例に基づ
いて説明する。
【0025】実施例1 基材フィルムの製造 酸化防止剤が配合されているアイソタクチックポリプロ
ピレンホモポリマー「FA135:昭和電工 (株) (M
FI;2.2g/10分)」をTダイを具備する押出し
機で押出し、40℃のキャストロールで成形することに
より、厚さ200μのポリプロピレン原反を得た。
【0026】次いで、前記原反をロール延伸法によって
125℃で縦方向に5倍に延伸し、続いて、テンター延
伸法によって160℃で横方向に8倍に延伸し、さら
に、165℃で7%の収縮を与える熱処理を行なった後
に、フィルムの片面にコロナ放電処理を施すことによ
り、厚さ5μの非熱収縮性ポリプロピレンフィルム
[a]からなる基材フィルムを得た。
【0027】なお、非熱収縮性ポリプロピレンフィルム
[a]の熱収縮率は、縦(押し出し方向)2%,横1%
であり、コロナ放電処理面(金属蒸着層の形成予定面)
の濡れ張力は38dyne/cmである。
【0028】金属化フィルムの製造 前述の非熱収縮性ポリプロピレンフィルム[a]のコロ
ナ放電処理面に、真空蒸着機を利用して、1×10-5
orrにてアルミニウムの蒸着を行ない、厚さ0.1μ
のアルミニウム蒸着層を形成することにより、金属化フ
ィルム[b]を得た。
【0029】熱収縮性ポリプロピレンフィルムの製造 酸化防止剤が配合されているエチレン・プロピレンラン
ダムコポリマー「FG110A:昭和電工 (株) (MF
I;1.8g/10分,エチレン含有量4.8重量
%)」を250℃で溶融し、230℃に保持した環状ダ
イスから押し出し、続いて10℃の水で冷却することに
より、厚さ240μのチューブ状ポリプロピレン原反を
得た。
【0030】次いで、前記原反をチューブラー式延伸装
置に導き、延伸温度90〜130℃にて縦(押し出し方
向)4.5倍,横4.5倍に延伸した後、フラット化
し、さらに、押し出し方向に平行にカットして2枚重ね
のフィルムにしてから80℃のロール状熱処理装置で熱
処理し、さらに、フィルムの片面に対してコロナ放電処
理を施すことにより、厚さ12μ、縦,横の熱収縮率が
それぞれ40%の熱収縮性ポリプロピレンフィルム
[c]を得た。
【0031】金属蒸着層を有する熱収縮性フィルムの製
造 前述の厚さ12μの熱収縮性ポリプロピレンフィルム
[c]の片面に、ドライラミネート系接着剤を塗布した
後、該接着剤中の溶剤をオーブンによって蒸発させ、次
いで、前記接着剤の塗布面に先の金属化フィルム[b]
を、該金属化フィルム[b]の金属蒸着層面と熱収縮性
ポリプロピレンフィルム[c]における接着剤の塗布面
とが接当するようにして貼着し、本発明の1実施例品で
ある金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム(1) を得た。
【0032】この金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム
(1) には、アルミニウムの蒸着層による美麗な金属光沢
が現出されており、しかも、長さ方向の熱収縮率と幅方
向の熱収縮率とが共に35%であり、シュリンク包装体
を得る際の包装材料に必要とされるに十分な熱収縮率を
有していた。
【0033】
【効果】本発明の金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム
は、美麗な金属光沢を呈し、しかも、シュリンク包装体
を得る際の包装材料に必要とされるに十分な熱収縮率を
有するものであることから、例えば、シャンペン等の瓶
全体を、該瓶全体の高さに比較して十二分に長い筒状の
熱収縮性フィルムで囲繞し、瓶底部のみを熱収縮して包
装するようにすれば、瓶底部のみがシュリンク包装によ
り緊締状態で包装される。これを陳列棚に陳列すると、
外部から視認される部分にはすなわち瓶底部を除く部分
には、熱収縮させる前の美麗な金属光沢がそのまま現出
され、内容物の付加価値を高め得る高級イメージの意匠
特性を有する包装体が容易に得られる。
【0034】したがって、本発明の金属蒸着層を有する
熱収縮性フィルムによれば、高級イメージを与える包装
体が容易に得られることから、実用面での効果に優れた
作用が奏される。
【0035】また、本発明の金属蒸着層を有する熱収縮
性フィルムの製造方法によれば、前記特性を有する金属
蒸着層を有する熱収縮性フィルムが、確実にしかも容易
に得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非熱収縮性ポリプロピレンフィルムか
    らなる基材フィルムと該基材フィルムの片側表面に形成
    されている金属蒸着層とからなる金属化ポリプロピレン
    フィルムの金属蒸着層面に、ドライラミネート方式によ
    る接着剤層を介して縦,横のそれぞれの熱収縮率が30
    %以上の熱収縮性ポリプロピレンフィルムが積層されて
    なる積層フィルムからなり、しかも、前記熱収縮性ポリ
    プロピレンフィルムの厚さが、前記金属化ポリプロピレ
    ンフィルムの厚さの2倍以上とされていることを特徴と
    する金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム。
  2. 【請求項2】 非熱収縮性ポリプロピレンフィルムか
    らなる基材フィルムと該基材フィルムの片側表面に形成
    されている金属蒸着層とからなる金属化ポリプロピレン
    フィルムの上,下に、それぞれにドライラミネート方式
    による接着剤層を介して縦,横のそれぞれの熱収縮率が
    30%以上の熱収縮性ポリプロピレンフィルムが積層さ
    れてなる積層フィルムからなり、しかも、前記熱収縮性
    ポリプロピレンフィルムのそれぞれの厚さが、前記金属
    化ポリプロピレンフィルムの厚さの2倍以上とされてい
    ることを特徴とする金属蒸着層を有する熱収縮性フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 非熱収縮性ポリプロピレンフィルムか
    らなる基材フィルムの片側表面に金属蒸着層を形成する
    ことにより、金属化ポリプロピレンフィルムを得た後、
    該金属化ポリプロピレンフィルムの少なくとも金属蒸着
    層面に対して、縦,横のそれぞれの熱収縮率が30%以
    上で、かつ、厚さが前記金属化ポリプロピレンフィルム
    の厚さの2倍以上の熱収縮性ポリプロピレンフィルム
    を、ドライラミネート方式で積層することを特徴とする
    金属蒸着層を有する熱収縮性フィルムの製造方法。
JP4129590A 1992-04-22 1992-04-22 金属蒸着層を有する熱収縮性フィルム及びその製造方法 Pending JPH06286050A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003520740A (ja) * 2000-01-31 2003-07-08 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 包装用熱収縮性ヒートシール性ポリマーフィルム

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