JPH06286028A - 少なくとも一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法 - Google Patents
少なくとも一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法Info
- Publication number
- JPH06286028A JPH06286028A JP5100494A JP10049493A JPH06286028A JP H06286028 A JPH06286028 A JP H06286028A JP 5100494 A JP5100494 A JP 5100494A JP 10049493 A JP10049493 A JP 10049493A JP H06286028 A JPH06286028 A JP H06286028A
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- tapered
- heating
- corners
- cylindrical body
- tubular body
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 少なくとも一端をテーパ状とした中空筒体を
極めて低コストで製造する簡便な製造方法を提供する。 【構成】 シート状の材料を二つに折り曲げ、相対向す
る側端を相互に加熱融着し、中空筒体のテーパ状端に対
応する二つの角部31を加熱によりそれぞれ斜めに切除
すると共に融着してなる第一段階と、当該材料20をそ
の中心線を中心として回動させた状態で平らに押圧し、
中空筒体のテーパ状端に対応する前記と異なる位置にお
ける二つの角部31を加熱によりそれぞれ斜めに切除す
ると共に融着してなる第二段階とよりなる、少なくとも
一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法。
極めて低コストで製造する簡便な製造方法を提供する。 【構成】 シート状の材料を二つに折り曲げ、相対向す
る側端を相互に加熱融着し、中空筒体のテーパ状端に対
応する二つの角部31を加熱によりそれぞれ斜めに切除
すると共に融着してなる第一段階と、当該材料20をそ
の中心線を中心として回動させた状態で平らに押圧し、
中空筒体のテーパ状端に対応する前記と異なる位置にお
ける二つの角部31を加熱によりそれぞれ斜めに切除す
ると共に融着してなる第二段階とよりなる、少なくとも
一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一端をテー
パ状とした合成樹脂等の中空筒体の製造方法に関するも
のである。本発明の方法により製造される中空筒体は、
例えばびんのカバー、包装用筒、菓子や果物の包装容
器、使い捨ての漏斗等として用いられる。図3は本発明
の方法により製造される中空筒体1をビールびん2のカ
バーとして使用した事例を示す。この事例におけるビー
ルびん2のカバーは、ビールびんをテーブル上等に載置
したときにビールびん外面の結露によりビールびんの外
面だけでなくビールびんを載置したテーブル等の上面も
濡れてしまうことを防止すると共にビールびんの保冷、
保護、装飾等のためにビールびんを覆わせるカバーであ
る。
パ状とした合成樹脂等の中空筒体の製造方法に関するも
のである。本発明の方法により製造される中空筒体は、
例えばびんのカバー、包装用筒、菓子や果物の包装容
器、使い捨ての漏斗等として用いられる。図3は本発明
の方法により製造される中空筒体1をビールびん2のカ
バーとして使用した事例を示す。この事例におけるビー
ルびん2のカバーは、ビールびんをテーブル上等に載置
したときにビールびん外面の結露によりビールびんの外
面だけでなくビールびんを載置したテーブル等の上面も
濡れてしまうことを防止すると共にビールびんの保冷、
保護、装飾等のためにビールびんを覆わせるカバーであ
る。
【0002】
【従来の技術】少なくとも一端をテーパ状とした中空筒
体は、従来より大掛かりな機械装置を用いて成形されて
きた。
体は、従来より大掛かりな機械装置を用いて成形されて
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな中空筒体を成形する機械装置は極めて高価であるだ
けでなく種々の形状を有する中空筒体を少量ずつ製造す
る際には不向きでありコスト高になるという問題があ
る。本発明は、このような問題を解決し、少なくとも一
端をテーパ状とした中空筒体を極めて低コストで製造す
る簡便な製造方法を提供しようとしてなされたものであ
る。
うな中空筒体を成形する機械装置は極めて高価であるだ
けでなく種々の形状を有する中空筒体を少量ずつ製造す
る際には不向きでありコスト高になるという問題があ
る。本発明は、このような問題を解決し、少なくとも一
端をテーパ状とした中空筒体を極めて低コストで製造す
る簡便な製造方法を提供しようとしてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明はシート状の材料を折り曲げて角部のカット
とシールを行なうようにした製造方法を提供するもので
ある。即ち、本発明は、シート状の材料を二つに折り曲
げ、相対向する側端を相互に加熱融着し、中空筒体のテ
ーパ状端に対応する二つの角部を加熱によりそれぞれ斜
めに切除すると共に融着してなる第一段階と、当該材料
をその中心線を中心として回動させた状態で平らに押圧
し、中空筒体のテーパ状端に対応する前記と異なる位置
における二つの角部を加熱によりそれぞれ斜めに切除す
ると共に融着してなる第二段階とよりなる、少なくとも
一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法を提供するも
のである(請求項1)。
に、本発明はシート状の材料を折り曲げて角部のカット
とシールを行なうようにした製造方法を提供するもので
ある。即ち、本発明は、シート状の材料を二つに折り曲
げ、相対向する側端を相互に加熱融着し、中空筒体のテ
ーパ状端に対応する二つの角部を加熱によりそれぞれ斜
めに切除すると共に融着してなる第一段階と、当該材料
をその中心線を中心として回動させた状態で平らに押圧
し、中空筒体のテーパ状端に対応する前記と異なる位置
における二つの角部を加熱によりそれぞれ斜めに切除す
ると共に融着してなる第二段階とよりなる、少なくとも
一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法を提供するも
のである(請求項1)。
【0005】前記第二段階は複数回行なってもよい(請
求項2)。
求項2)。
【0006】
【作用】第一段階においてシート状の材料を二つに折り
曲げ、相対向する側端を相互に加熱融着したときには、
材料は円筒体を平らに押圧した如き形状となる。更に第
一段階において中空筒体のテーパ状端に対応する二つの
角部を加熱によりそれぞれ斜めに切除すると共に融着し
たときには、材料は当該端が緩やかなテーパ状となる。
第二段階において材料をその中心線を中心として回動さ
せた状態で平らに押圧し、中空筒体のテーパ状端に対応
する前記と異なる位置における二つの角部を加熱により
それぞれ斜めに切除すると共に融着したときには、材料
は当該端が第一段階よりも急なテーパ状となる。この状
態で材料の押圧を解除して材料を筒状にすれば、一端を
テーパ状とした中空筒体ができる。第一段階と第二段階
における角部の切除と融着は接合部を加熱することによ
り一挙に行なわれる。即ち、角部を接合すべき線に沿っ
て加熱融着させることにより、切断と融着が同時に行な
われる。また、上下両端をテーパ状とした中空筒体を製
造する際には、第一段階と第二段階における角部の切除
と融着を上下両端について行なえばよい。本発明におけ
る材料の切除と融着は、簡単な加熱融着装置により行な
われる。
曲げ、相対向する側端を相互に加熱融着したときには、
材料は円筒体を平らに押圧した如き形状となる。更に第
一段階において中空筒体のテーパ状端に対応する二つの
角部を加熱によりそれぞれ斜めに切除すると共に融着し
たときには、材料は当該端が緩やかなテーパ状となる。
第二段階において材料をその中心線を中心として回動さ
せた状態で平らに押圧し、中空筒体のテーパ状端に対応
する前記と異なる位置における二つの角部を加熱により
それぞれ斜めに切除すると共に融着したときには、材料
は当該端が第一段階よりも急なテーパ状となる。この状
態で材料の押圧を解除して材料を筒状にすれば、一端を
テーパ状とした中空筒体ができる。第一段階と第二段階
における角部の切除と融着は接合部を加熱することによ
り一挙に行なわれる。即ち、角部を接合すべき線に沿っ
て加熱融着させることにより、切断と融着が同時に行な
われる。また、上下両端をテーパ状とした中空筒体を製
造する際には、第一段階と第二段階における角部の切除
と融着を上下両端について行なえばよい。本発明におけ
る材料の切除と融着は、簡単な加熱融着装置により行な
われる。
【0007】前記第二段階を複数回行なったときには、
中空筒体のテーパ状端は水平断面が円形に近くなる。
中空筒体のテーパ状端は水平断面が円形に近くなる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は一端(上端)をテーパ状端12とした中
空筒体11を示す。図2は上下両端をテーパ状端14、
15とした中空筒体13を示す。
明する。図1は一端(上端)をテーパ状端12とした中
空筒体11を示す。図2は上下両端をテーパ状端14、
15とした中空筒体13を示す。
【0009】以下、一端(上端)をテーパ状とした中空
筒体11を製造する方法について説明する。本発明の製
造方法は第一段階と第二段階とよりなる。
筒体11を製造する方法について説明する。本発明の製
造方法は第一段階と第二段階とよりなる。
【0010】[第一段階]符号20は本発明において使
用されるシート状の材料である。このシート状の材料2
0は接合する部分を加熱して融着する加熱融着法に適し
た合成樹脂等の長方形状のシートである(図4)。この
シート状の材料20を中央部にて二つに折り曲げ、相対
向する側端21、21を相互に加熱融着させて接合する
(図5)。符号23は融着による接合部を示す。それと
同時に中空筒体11のテーパ状端12に対応する二つの
角部25、25を加熱によりそれぞれ斜めに切除すると
共に融着する(図6)。符号27は融着による接合部を
示す。角部25、25の切除と融着は接合部27、27
を加熱融着する作業により一挙に行なわれる。また、側
端21、21における接合部23の融着と一方の角部2
5における切断と融着(接合部27)は連続的に行なう
ことができる。
用されるシート状の材料である。このシート状の材料2
0は接合する部分を加熱して融着する加熱融着法に適し
た合成樹脂等の長方形状のシートである(図4)。この
シート状の材料20を中央部にて二つに折り曲げ、相対
向する側端21、21を相互に加熱融着させて接合する
(図5)。符号23は融着による接合部を示す。それと
同時に中空筒体11のテーパ状端12に対応する二つの
角部25、25を加熱によりそれぞれ斜めに切除すると
共に融着する(図6)。符号27は融着による接合部を
示す。角部25、25の切除と融着は接合部27、27
を加熱融着する作業により一挙に行なわれる。また、側
端21、21における接合部23の融着と一方の角部2
5における切断と融着(接合部27)は連続的に行なう
ことができる。
【0011】[第二段階]次に、当該材料20をその中
心線30を中心として回動させた状態(図6)で平らに
押圧する(図7)。中空筒体11のテーパ状端12に対
応する前記と異なる位置における二つの角部31、31
を加熱によりそれぞれ斜めに切除すると共に融着する。
符号33は融着による接合部を示す。角部31、31の
切除と融着は、第一段階における角部25、25の場合
と同様に、接合部33、33を加熱融着する作業により
一挙に行なわれる。
心線30を中心として回動させた状態(図6)で平らに
押圧する(図7)。中空筒体11のテーパ状端12に対
応する前記と異なる位置における二つの角部31、31
を加熱によりそれぞれ斜めに切除すると共に融着する。
符号33は融着による接合部を示す。角部31、31の
切除と融着は、第一段階における角部25、25の場合
と同様に、接合部33、33を加熱融着する作業により
一挙に行なわれる。
【0012】[第二段階の繰り返し]必要に応じて、第
二段階を複数回繰り返してもよい。
二段階を複数回繰り返してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート状の材料を加熱融着させることにより、少なくと
も一端をテーパ状とした中空筒体を容易に製造すること
ができる。しかも、使用する装置は簡単な加熱融着装置
のみでよく、大掛かりな機械装置は一切不要である。従
って、中空筒体の製造コストを低減させることができ、
特に種々の形状を有する中空筒体を少量ずつ製造する際
に極めて有利である。
シート状の材料を加熱融着させることにより、少なくと
も一端をテーパ状とした中空筒体を容易に製造すること
ができる。しかも、使用する装置は簡単な加熱融着装置
のみでよく、大掛かりな機械装置は一切不要である。従
って、中空筒体の製造コストを低減させることができ、
特に種々の形状を有する中空筒体を少量ずつ製造する際
に極めて有利である。
【図1】一端(上端)をテーパ状端とした中空筒体を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】上下両端をテーパ状端とした中空筒体を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】一端(上端)をテーパ状端とした中空筒体をビ
ールびんのカバーとして使用した事例を示す断面図であ
る。
ールびんのカバーとして使用した事例を示す断面図であ
る。
【図4】シート状の材料を示す斜視図である。
【図5】シート状の材料を二つに折り曲げた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】第一段階において角部を切除すると共に融着し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図7】第二段階において材料をその中心線を中心とし
て回動させた状態で平らに押圧した状態を示す斜視図で
ある。
て回動させた状態で平らに押圧した状態を示す斜視図で
ある。
【図8】第二段階において角部を切除すると共に融着し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
1 中空筒体 2 ビールびん 11 中空筒体 12 テーパ状端 13 中空筒体 14 テーパ状端 15 テーパ状端 20 材料 21 側端 23 接合部 25 角部 27 接合部 30 中心線 31 角部 33 接合部
Claims (2)
- 【請求項1】 シート状の材料を二つに折り曲げ、相対
向する側端を相互に加熱融着し、中空筒体のテーパ状端
に対応する二つの角部を加熱によりそれぞれ斜めに切除
すると共に融着してなる第一段階と、当該材料をその中
心線を中心として回動させた状態で平らに押圧し、中空
筒体のテーパ状端に対応する前記と異なる位置における
二つの角部を加熱によりそれぞれ斜めに切除すると共に
融着してなる第二段階とよりなる、少なくとも一端をテ
ーパ状とした中空筒体の製造方法。 - 【請求項2】 前記第二段階を複数回行なうようにした
ことを特徴とする請求項1の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5100494A JPH06286028A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 少なくとも一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5100494A JPH06286028A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 少なくとも一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286028A true JPH06286028A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14275487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5100494A Pending JPH06286028A (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 少なくとも一端をテーパ状とした中空筒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286028A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2623012A (en) * | 2021-07-27 | 2024-04-03 | Hitachi High Tech Corp | Multicapillary electrophoresis device |
-
1993
- 1993-04-01 JP JP5100494A patent/JPH06286028A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2623012A (en) * | 2021-07-27 | 2024-04-03 | Hitachi High Tech Corp | Multicapillary electrophoresis device |
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