JPS5925659B2 - 紙製容器の製造方法 - Google Patents
紙製容器の製造方法Info
- Publication number
- JPS5925659B2 JPS5925659B2 JP55147469A JP14746980A JPS5925659B2 JP S5925659 B2 JPS5925659 B2 JP S5925659B2 JP 55147469 A JP55147469 A JP 55147469A JP 14746980 A JP14746980 A JP 14746980A JP S5925659 B2 JPS5925659 B2 JP S5925659B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge
- container
- bottom plate
- paper
- forming body
- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は紙製容器の製造方法に係り、更に詳述すれば
底の形成に工夫をこらした紙製自立容器の製造方法に関
するものである。
底の形成に工夫をこらした紙製自立容器の製造方法に関
するものである。
紙製自立容器の代表的なものとしては紙製コップやアイ
スクリームあるいはジャム容器がある。
スクリームあるいはジャム容器がある。
この種紙製容器の製造に当つては、一般に紙製の一面に
ポリエチレンラミネート加工した複合紙を扇形に裁断し
た材料紙の両端を対接せしめこの部分を加工加圧するこ
とにより前記−面に付着せしめたポリエチレン皮膜を融
解させて接着し、両端が異径をなす筒状の容器素材を形
成した後、前記容器素体の大径部縁を外側にカールさせ
てカール縁を小径部縁を底板の周囲の折曲げ縁を抱き込
むように内側に折返し、この部分を前記と同様加熱加圧
して底板を容器本体に取付けると云う方法が用いられて
いる。したがつて、加工工程が多く熟練工でないと加工
効率が上らず高価なものになつてしまうと云う欠点があ
つた。この発明は上述した欠点を除去することを目的と
するもので、その特徴とするところは一面にポリエチレ
ンテレフタレートの如くに熱融解性の樹脂皮膜を形成せ
しめた複合紙を扇形に裁断した材料紙の小径の弧状縁側
に山形の切込みを形成すると共に前記弧状縁近傍に二条
の折目を施した後、前記皮膜形成面を内側にして円錐状
にカールさせ、その側縁を若干量重合させて、この重合
部分を加熱加圧することにより、截頭円錐状の容器形成
体を形成し、前記形成体の大径の開口部縁を外側にカー
ルさせてカール縁を作り、成形金型の中央に明けられた
真空引き孔を介して金型の凹部内に底板を吸着保持した
後、前記容器形成体を頂面に凹部を有する前記成形金型
上に覆せ、小径の開口縁側を前記折目に添つて容器形成
体内にL字状に折込み、山形形成縁を押型にて底板に加
熱加圧して接着せしめてリム部分に底板を取付けるよう
にしたことを特徴とする紙製容器の製造方法を提供する
ものである。
ポリエチレンラミネート加工した複合紙を扇形に裁断し
た材料紙の両端を対接せしめこの部分を加工加圧するこ
とにより前記−面に付着せしめたポリエチレン皮膜を融
解させて接着し、両端が異径をなす筒状の容器素材を形
成した後、前記容器素体の大径部縁を外側にカールさせ
てカール縁を小径部縁を底板の周囲の折曲げ縁を抱き込
むように内側に折返し、この部分を前記と同様加熱加圧
して底板を容器本体に取付けると云う方法が用いられて
いる。したがつて、加工工程が多く熟練工でないと加工
効率が上らず高価なものになつてしまうと云う欠点があ
つた。この発明は上述した欠点を除去することを目的と
するもので、その特徴とするところは一面にポリエチレ
ンテレフタレートの如くに熱融解性の樹脂皮膜を形成せ
しめた複合紙を扇形に裁断した材料紙の小径の弧状縁側
に山形の切込みを形成すると共に前記弧状縁近傍に二条
の折目を施した後、前記皮膜形成面を内側にして円錐状
にカールさせ、その側縁を若干量重合させて、この重合
部分を加熱加圧することにより、截頭円錐状の容器形成
体を形成し、前記形成体の大径の開口部縁を外側にカー
ルさせてカール縁を作り、成形金型の中央に明けられた
真空引き孔を介して金型の凹部内に底板を吸着保持した
後、前記容器形成体を頂面に凹部を有する前記成形金型
上に覆せ、小径の開口縁側を前記折目に添つて容器形成
体内にL字状に折込み、山形形成縁を押型にて底板に加
熱加圧して接着せしめてリム部分に底板を取付けるよう
にしたことを特徴とする紙製容器の製造方法を提供する
ものである。
以下この発明を図に示す一実施例について詳述する。こ
の発明は第1図a−gに示すように一面にポリエチレン
テレフタレートの如く熱融解性の樹脂皮膜2を形成せし
めた複合紙を第1図aに示すように扇形に裁断した材料
紙1の小径の弧状縁側に山形の切込み3を形成すると共
に前記弧状縁近傍に二条の折目4a,4bを施した後前
記皮膜形成面を内側にして円錐状にカールさせ、その側
縁5a,5bを若干量重合させて、この重合部分を加熱
加圧することにより第1図bに示すように裁頭円錐状の
容器形成体6を形成し、第1図cに示すように前記形体
の大径の開口部縁を外側にカールさせてカール縁7を作
り、しかる後に第1図dに示すようにこの容器形成体6
を頂面に凹部12を有する成形金型11上に覆せ前記凹
部内に底板を成形金型11の真空引き孔14を介して金
型11の凹部12内に吸着保持させ第1図eに示すよう
に小径の開口縁側を前記折目4a,4bに添つて容器形
成体内にL字状に折込み、山形形成縁を第1図fに示す
ように押型Bにて底板8に加熱加圧して接着せしめて底
付きの紙製容器10を得る。
の発明は第1図a−gに示すように一面にポリエチレン
テレフタレートの如く熱融解性の樹脂皮膜2を形成せし
めた複合紙を第1図aに示すように扇形に裁断した材料
紙1の小径の弧状縁側に山形の切込み3を形成すると共
に前記弧状縁近傍に二条の折目4a,4bを施した後前
記皮膜形成面を内側にして円錐状にカールさせ、その側
縁5a,5bを若干量重合させて、この重合部分を加熱
加圧することにより第1図bに示すように裁頭円錐状の
容器形成体6を形成し、第1図cに示すように前記形体
の大径の開口部縁を外側にカールさせてカール縁7を作
り、しかる後に第1図dに示すようにこの容器形成体6
を頂面に凹部12を有する成形金型11上に覆せ前記凹
部内に底板を成形金型11の真空引き孔14を介して金
型11の凹部12内に吸着保持させ第1図eに示すよう
に小径の開口縁側を前記折目4a,4bに添つて容器形
成体内にL字状に折込み、山形形成縁を第1図fに示す
ように押型Bにて底板8に加熱加圧して接着せしめて底
付きの紙製容器10を得る。
次に第1図gに示すように容器10を成形金型11の中
央に明けられた空気吹出し兼真仝引き孔14より圧縮空
気を吹出し、完成容器を金型11より外すことにより第
2図に示すように糸敷縁9ならびにカール縁7を備えた
自立容器が得られる。
央に明けられた空気吹出し兼真仝引き孔14より圧縮空
気を吹出し、完成容器を金型11より外すことにより第
2図に示すように糸敷縁9ならびにカール縁7を備えた
自立容器が得られる。
尚実施例においては円錐状容器の例を示したが、両端の
直径が等しい円筒状の素加工容器あるいは角筒の素加工
容器等でも同様の方法で容器の底板の取付が可能である
。以上述べたようにこの発明は一面にポリエチレンテレ
フタレートの如く熱融解性の樹脂皮膜2を形成せしめた
複合紙を扇形に裁断した材料紙1の小径の弧状縁側に山
形の切込み3を形成すると共に前記弧状縁近傍に二条の
折目4a,4bを施した後、前記皮膜形成面を内側にし
て円錐状にカールさせ、その側縁5a,5bを若干量重
合させて、この重合部分を加熱加圧することにより、裁
頭円錐状の容器形成体を形成し、前記形成体6の大径の
開口部縁を外側にカールさせてカール縁7を作り、成形
金型11の中央に明けられた真空引き孔14を介して金
型の凹部12内に底板を吸着保持した後、前記容器形成
体6を頂面に凹部12を有する前記成形金型11上に覆
せ、小径の開口縁側を前記折目4a,4bに添つて容器
形成体内にL字状に折込み、山形形成縁を押型Bにて底
板8に加熱加圧して接着せしめてリム部分に底板を取付
けるようにしたので、容器としての底部の加工が極めて
簡単にでき別に形成した底を付ける従来の場合に比し、
加工が連続的かつ自動的にでき、しかも水洩れが生じな
い一体底となり、安価に構成できる等の効果を有する。
直径が等しい円筒状の素加工容器あるいは角筒の素加工
容器等でも同様の方法で容器の底板の取付が可能である
。以上述べたようにこの発明は一面にポリエチレンテレ
フタレートの如く熱融解性の樹脂皮膜2を形成せしめた
複合紙を扇形に裁断した材料紙1の小径の弧状縁側に山
形の切込み3を形成すると共に前記弧状縁近傍に二条の
折目4a,4bを施した後、前記皮膜形成面を内側にし
て円錐状にカールさせ、その側縁5a,5bを若干量重
合させて、この重合部分を加熱加圧することにより、裁
頭円錐状の容器形成体を形成し、前記形成体6の大径の
開口部縁を外側にカールさせてカール縁7を作り、成形
金型11の中央に明けられた真空引き孔14を介して金
型の凹部12内に底板を吸着保持した後、前記容器形成
体6を頂面に凹部12を有する前記成形金型11上に覆
せ、小径の開口縁側を前記折目4a,4bに添つて容器
形成体内にL字状に折込み、山形形成縁を押型Bにて底
板8に加熱加圧して接着せしめてリム部分に底板を取付
けるようにしたので、容器としての底部の加工が極めて
簡単にでき別に形成した底を付ける従来の場合に比し、
加工が連続的かつ自動的にでき、しかも水洩れが生じな
い一体底となり、安価に構成できる等の効果を有する。
図はいずれもこの発明の一実施例を示すもので、第1図
a〜第1図gは素材紙より容器完成までの加工手順の説
明図、第2図は自立容器の完成時の立面図である。 1・・・・・・材料紙、3・・・・・・山形の切込み、
4a,4b・・・・・・折目、7・・・・・・カール縁
、8・・・・・・底板、9・・・・・・糸敷底、10・
・・・・・紙製容器、11・・・・・・成形金型、12
・・・・・・凹部、13・・・・・・押型、14・・・
・・・空気吹出し兼真空引き孔。
a〜第1図gは素材紙より容器完成までの加工手順の説
明図、第2図は自立容器の完成時の立面図である。 1・・・・・・材料紙、3・・・・・・山形の切込み、
4a,4b・・・・・・折目、7・・・・・・カール縁
、8・・・・・・底板、9・・・・・・糸敷底、10・
・・・・・紙製容器、11・・・・・・成形金型、12
・・・・・・凹部、13・・・・・・押型、14・・・
・・・空気吹出し兼真空引き孔。
Claims (1)
- 1 一面に熱融解性の樹脂皮膜2を形成せしめた複合紙
を扇形に裁断した材料紙1の小径の弧状縁側に山形の切
込み3を形成すると共に前記弧状縁近傍に二条の折目4
a、4bを施した後、前記皮膜形成面を内側にして円錐
状にカールさせ、その側縁5a、5bを若干量重合させ
て、この重合部分を加熱加圧することにより、裁頭円錐
状の容器形成体6を形成し、この形成体6の大径の開口
部縁を外側にカールさせてカール縁7を作り、成形金型
11の中央に明けられた真空引き孔14を介して金型1
1の凹部12内に底板8を真空引きして吸着保持し、前
記容器形成体6を前記成形金型11上に覆せ、小径の開
口縁側を前記折目4a、4bに添つて容器形成体内にL
字状に折込み、山形形成縁を押型Bにて底板8に加熱加
圧して接着せしめてリム部分に底板8を取付けるように
したことを特徴とする紙製容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55147469A JPS5925659B2 (ja) | 1980-10-21 | 1980-10-21 | 紙製容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55147469A JPS5925659B2 (ja) | 1980-10-21 | 1980-10-21 | 紙製容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5770637A JPS5770637A (en) | 1982-05-01 |
JPS5925659B2 true JPS5925659B2 (ja) | 1984-06-20 |
Family
ID=15431081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55147469A Expired JPS5925659B2 (ja) | 1980-10-21 | 1980-10-21 | 紙製容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925659B2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-21 JP JP55147469A patent/JPS5925659B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5770637A (en) | 1982-05-01 |
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