JPH06285819A - アブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性天然繊維を主原料とする成型ボード - Google Patents

アブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性天然繊維を主原料とする成型ボード

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JPH06285819A
JPH06285819A JP5105044A JP10504493A JPH06285819A JP H06285819 A JPH06285819 A JP H06285819A JP 5105044 A JP5105044 A JP 5105044A JP 10504493 A JP10504493 A JP 10504493A JP H06285819 A JPH06285819 A JP H06285819A
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  • Building Environments (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] アブラヤシ油を搾油するアブラヤシ果実の育
成基幹果球で、含油率が微量の空果房を主原料として採
取する植物繊維主要素材とし、撥水性、遮水性でかつ、
通気性を有し、更に、硬直性で成型自在な植物質の集合
体である成型ボードとすることを目的とする。 [構成] アブラヤシ油を搾油するアブラヤシ果実の単
果の数多を外周に付ける中心の空果房と称する、殆どが
繊維質の集合体である果球を、その果実繊維を素材と成
し、該空果房を乾燥させ、更に、これを解繊し、チップ
状にカットした材料に、接着剤を添加し、かつ、混練し
て、これを任意設定形状のボード体となるように圧縮加
熱成型し、撥水性および遮水性、通気性、更に難燃性な
らびに剛直性とを具備するアブラヤシ繊維及びジュート
繊維等あるいはこれらに木材のチップを混入した植物性
天然繊維を主原料とする成型ボード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アブラヤシ油を搾採
するアブラヤシ果実の数多を外周のほぼ全面に、球状と
なるように、球面を形成し、該果実の各々が連なる中心
の空果房と称する果球の繊維を活用して防水性、撥水
性、通気性を備え、かつ、難燃性と強靱な剛性を有する
成型ボードに関するものである。
【0002】
【技術的背景】建築資材の一種として、無機質繊維を主
要素とし、断熱を目的とした材料、主にグラスウール、
ロックウール、その他現在では、まだ、一般的ではない
が、セラミックウール等が使用されており、これらは、
その素材特性の断熱作用の効率が認められて、現在は大
量に使用されていて、しかも通気性、不燃性、吸音効果
等さまざまな利点があることによって、これらの材料を
直接あるいは板状に成型したものが多用化されている。
【0003】このように上記無機質繊維を主要素とした
素材は、多くの利点があるものの、その反面、欠点も共
存している。
【0004】その欠点とは、通気性作用において、繊維
そのものが細く、層体全体が緻密となり、従って、通気
路径が微細で、高湿度の気体を通過させれば気体と水分
とが分離し、通気性効果を発揮する微細な連通気孔に水
分がとどまる現象が認められ、これを寒冷地の住宅構築
の断熱材として用いた場合に内部結露現象をを生じさせ
るか、または滞留した水分が凍結するなどして、これら
に伴いさまざまな弊害を及ぼしている。
【0005】
【従来の技術】通気性を備えたボートとして、グラスウ
ール、ロックウール、セラミックウール等の無機質繊維
に接着剤を添加し、これを圧縮成型したものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】断熱効果を期待して、
建設資材の補助材として用いられているグラスウール、
ロックウール場合によってセラミックウール等の無機質
繊維を基調とし、更にその後の開発によって緒特性を併
用させることにより、建築物、構築物の満足させる資材
として、これら無機質繊維を用いる形態は二通り出現
し、その例として、最も多用化されているのが前記無機
質繊維の集合体をそのまま使用する例、他は前記素材を
板状に成型した剛体であり、更に前者と後者とを併用す
る例もある。
【0007】前者の場合、その目的を、断熱効果ばかり
でなく、通気性をも期待し、層成形態に形成することか
ら、通気性のある被覆材で無機質繊維を被覆して用いる
ものであるが、この被覆材は布状(メッシュ形成フィル
ム)あるいは紙質状の柔軟材が最も多用化されており、
このような被覆材で包設した断熱材は、その柔軟被覆材
により径時的に孕み現象を呈し、外側に設けた通気層を
閉鎖する事態が発生し、これらの事象と前記無機質繊維
層特性の微細通気路における滞水性とが相俟って、該現
象の悪循環的作用により結露現象を発生させたり、ま
た、滞留した水分が凍結して目詰まり現象を生じさせる
ような状態が最近になって判明してきた。
【0008】また、前記の無機質繊維を素材とした成型
体材の場合は、前記したように繊維自体に吸水性がない
ので、通過気体の含水率と、被通気路の微細孔径と、温
度との平衡が破られると、該被通気路中に滞水現象が生
じ、これらにより、結果的に結露作用、または凍結現象
に繋がるものである。
【0009】無機質繊維、特にグラスウールおよびロッ
クウールの単位繊維は、その断面径がともに約7ミクロ
ン程度と細く、かつ、該長さは前者で70ないし100
ミリ、また、後者は30ミリ程度で、これらの資質によ
り、ボード成型時点での絡み合い作用が低く、勢い多量
の接着剤を用いる結果となる。
【0010】このように無機質繊維の単位繊維径が微細
なものであるから、形成される通気路径も該単位繊維の
径に準じて細径となり、これに加えて多量の接着剤使用
で、気体の透過率も低く、通過気体において、高湿度の
場合は、微細な通路によって水分と気体とが分離され、
かつ、分離された水分が微細径路に残留する滞留現象が
生じて、その透過率の低さを更に増長させる悪循環に到
らしめる。
【0011】これら無機質繊維の単体繊維径に比し、ア
ブラヤシ果実の空果房繊維の単体繊維径は最大でも30
ミクロン程度もある不均一であり、しかも、カール状の
天然繊維で、かつ、その長さは200ミリ程度もあり、
これを解繊して使用するものであり、その絡み合いも強
く、更にこれを圧縮成型するものであるから、使用する
接着剤の量も、所望するボードの成型の種類に応じて、
自在に設定することができ、従って、主なる期待事項と
し、かつ、剛直性をも所望する場合には接着剤の種類、
ならびにその使用量率設定することによってその目的を
達成させることができる。
【0012】この発明は、前記のように、天然植物繊維
を主素材として、主目的とする通気性、撥水性、遮水性
ならびに設定強度の剛直性等を得ることができるように
したことを目的とするものである。
【0013】
【主要素材の背景】本発明の成型ボードの主素材である
アブラヤシの果実繊維の採取原は、アブラヤシ油を搾油
する小径果実の数多を果球全体の外周全面に密生させて
いる中心に位置する空果房と称される果体で、この空果
房は搾油の対象とはならないものであり、搾取対象とな
る果実の育成基幹の一種で、その組成のほとんどが繊維
質で構成され、微小の油分を含有するものの、商業的搾
油対象となる程の含油率は備えていない。
【0014】前記の空果房自体、従来は、その利用価値
は、ほとんど無に等しく、また、当該、アブラヤシ果実
からアブラヤシ油を搾油する思想ならびに技術、そして
その商業化されてからまだ日は浅く、従って、商業化さ
れるようになった現在、前記空果房は、無用の長物で、
どちらかといえば、邪魔ものの産業廃棄物視されたもの
であるが、純粋な植物であるので、無害であることか
ら、その投棄場所としてアブラヤシ育成圃場を選択し、
自然形態の肥料としていたものであるが、該アブラヤシ
の増産に伴い、大量に産出される結果、その処分に困窮
し、手間のかかる焼却処分に頼らざるを得なくなり、こ
れによって産出された灰を肥料に利用されるようになる
が、それでもまだ、多量に出る廃棄量に対処するため、
これを燃料として利用することに着眼し、現在ではその
一部を商業化された発電に利用している状態であるが、
その他の商業的利用は全くなされていない。
【0015】アブラヤシからの搾油生産は、近年急上昇
とする、その原因は、搾油率が植物中では、現在では第
一位あること、東南アジアの南洋諸島がその育成倍地で
あるため、高温多湿地栽培で、その育成が容易であるば
かりか、育成に要する年月が速い点、採算効率が高い
点、等が挙げられるが、副産物である前記空果房もその
生産に比例して大量に産出されるようになってきてい
る。
【0016】アブラヤシ空果房の繊維の単体は、剛性度
が高く、かつ、最大の断面径が30ミクロン程度、そし
てその毛足、即ち、長さも平均して200ミリ程度を確
保できることから、これを解繊することにより、その絡
み合いも高度なものを期待し得るものである。
【0017】
【主なる用途の背景】前記のような主要素材をもって構
成される本発明のボードは、その主要素材特性によっ
て、比較的大なる断面径の通気路が得られるので、これ
を壁体構造における断熱層形成の構造部材として用いた
場合に、水分の滞留現象が生じないので、従前の結露を
危惧した使用懸念を払拭して用いることができる。
【0018】特にこの発明のボードは、用いようとする
目的に沿って、通気性に重点を置くならば、接着剤の種
類ならびにその使用量等を任意に設定することにより、
通気性を具備し、かつ、剛性、難燃性、任意所望面積
で、更に、軽量な薄板を得ることができるので、図10
に開示したような、断熱壁体構造における防風層に用い
ることができ、これによって、従来の通気性フィルム等
の柔軟材からなる防風層に代替できるので、狭い通気層
での孕み現象による通気層閉鎖など、また、無機質繊維
製板の防風層に見られる結露作用ならびに滞留水分によ
る凍結現象をも回避できるものである。
【0019】また他方、従来一般的に多用されているコ
ンクリート型枠の合板に代替して、廉価な本発明ボード
を用いることにより、水分を遮断し、通気性のみを期待
する最適材として供給でき、更に、含水による腐食現象
も来さないことから、本願ボードの特性を長期間劣化さ
せずに、その特徴を維持できるので、数倍の使用期間を
得ることができる。
【0020】更に本願ボードは、成型体であるので任意
設定する形状の成型を、使用する型によって同一成型体
を大量生産することを可能にする。
【0021】本発明のボードは実質的植物繊維を、その
主要素材とするものであるから、釘打ち、穿孔、ボル
ト、ネジ止め等を可能にし、これらに対応する支持力強
度も大であり、かつまた、場合により切断、接合等も容
易にできるので、従前の木材と何ら変わりなく、かつ、
廉価に使用できるものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成させるための手段として、第1の発明は、主に、
南洋諸島に生息し、かつ、栽培されるアブラヤシ果実に
おいて、採油する果実の単果の数多を外周に付ける中心
の空果房と称する、殆どが繊維質の集合体である果球
を、その果実繊維を素材と成し、該空果房を乾燥させ、
更に、これを解繊し、チップ状にカットした材料に、接
着剤を添加し、かつ、混練して、これを任意設定形状の
ボード体となるように圧縮加熱成型し、防水性と通気
性、更に難燃性ならびに剛直性とを具備してなるもので
ある。
【0023】第2の発明は、アブラヤシの空果房繊維に
ジュート繊維を混入したものを主要素材としてなるもの
である。
【0024】第3の発明は、アブラヤシの空果房繊維に
木材のチップを混入したものを主要素材としてなるもの
である。
【0025】第4の発明は、アブラヤシの空果房繊維に
ジュート繊維ならびに木材のチップを混入したものを主
要素材としてなるものである。
【0026】第5の発明は、表裏両面を平滑にした平面
ボードとするものである。
【0027】第6の発明は、一面を平滑にし、他面に、
設定形状の凹所を凹設した非平滑面を有する凹凸片面ボ
ードとするものである。
【0028】第7の発明は、両面に設定形状の凹所を凹
設し、非平滑面にした凹凸両面ボードとするものであ
る。
【0029】第8の発明は、凹凸片面ボードもしくは凹
凸両面ボードの複数を重層接合し、層成中部空洞を有す
る中空ボードとするものである。
【0030】第9の発明は、凹凸両面ボードを中層と
し、その表裏両面に平面ボード、凹凸片面ボード、凹凸
両面ボードのいずれかを選択的に用い、これを貼接した
積層ボードとするものである。
【0031】第10の発明は、単層ボードもしくは積層
ボードに、その表裏を貫通する貫通孔を穿設してなるも
のである。
【0032】第11の発明は、植物質天然繊維を主素材
とする成型ボードの平面に、前記植物質天然繊維と異質
で、かつ、通気性がある物質を層成し、全層が通気層と
なるものである。
【0033】第12の発明は、通気可能なボードを壁体
断熱構造の防風層として使用するものである。
【0034】
【作用】これら主素材の植物繊維の量に対し、接着剤の
種類、添加量ならびに圧縮力等の製法については、本願
と直接関係がないので、その詳細についてはこれを省略
するが、圧縮加熱成型加工された植物繊維ボードは、微
細径で、かつ、連続した通気孔を具備するものであるか
ら、撥水性、遮水性を有し、かつ、気体のみの流通を許
し、また、目的に沿った剛性、厚さ、強度、気体透過量
等任意設定値ならびに任意形状を得ることができる。
【0035】
【実施例】次に、この発明の実施例を図とともに説明す
れば、図1は、植物繊維ボードの拡大断面図の一部を示
すもので、1は植物繊維、2は、接着剤、3は、微細径
孔通気路である。
【0036】本発明の主素材中に、前記した植物繊維の
他に木材のチップを混入することもある。
【0037】成型形状は、基本的に表裏両面を平滑にし
た平面ボード10で、これら平面ボード10の他に、一
面を角形、半球形、溝形あるいは不特定の凹所7を凹設
した非平滑面4を有する凹凸片面ボード11の場合もあ
る。
【0038】また、両面に凹所7を凹設した非平滑面4
を有する凹凸両面ボード12の場合もある。
【0039】そしてまた、凹凸片面ボード11もしくは
凹凸両面ボード12の複数を重層接合し、層成中部空洞
5を有する中空ボード13とするものである。
【0040】更に、前記凹凸片面ボード11の非平滑面
4に平面ボード10を重層形成した凹凸複面ボード14
にする場合もある。
【0041】更にまた、前記凹凸両面ボード12を中層
とし、その表裏両面に平面ボード10を貼接し、空洞5
を設けた積層ボード15とする場合もある。
【0042】また更に、前記、平面ボード10、凹凸片
面ボード11、凹凸複面ボード14および積層ボード1
4のそれぞれの形態のボードにおいて、表裏を貫通する
貫通孔6を穿設する場合もある。
【0043】以上のように構成した前記各形態の植物繊
維ボードに、該植物繊維の主素材と異質の素材で形成さ
れた通気孔を有する板状体または層状体を合体積層する
ことも任意である。
【0044】次に、図10において開示した使用例の断
熱構造壁体20の参考図について説明すれば、21は内
装材、22は防湿層、23は断熱材、24は本願発明の
成型ボードを用いた防風層、25は防風層24を透過し
た通気の少々路である通気層、26は外装材を示すもの
である。
【0045】また図11に開示した使用例は、コンクリ
ート型枠事例を示すもので、30はコンクリート31を
打設したコンクリート躯体を示し、32は本発明の成型
ボードを用いた型枠である。
【0046】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
植物繊維、特に、主に、パーム油を搾採する数多の果実
の中心に位置する空果房の繊維をそのまま主要素材とし
て形成した成型ボードを、各繊維間に形成された微細径
な連続気孔は通気に富み、かつ、撥水性であり、更に剛
性に富み、また、成型体であるから、所望する形状を造
形できる。
【0047】更に、使用する接着剤を選定することによ
り、素材自体は可燃性であっても、難燃性に再加工する
ことなく、そのまま期待することができ、撥水性、通気
性、剛直性、任意成型加工を所望するボードに最適であ
り、かつまた、釘打ち、ネジ止め等を可能にし、かつ、
これらに対応する支持力を具備し、更に、切断、接着等
の再加工を可能とする効果あるものである。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】 植物繊維ボードの部分的拡大断面図、
【図2】 平面ボードの断面図、
【図3】 凹凸片面ボードの断面図、
【図4】 凹凸両面ボードの断面図、
【図5】 中空ボードの断面図、
【図6】 凹凸複面ボードの断面図、
【図7】 積層ボードの断面図、
【図8】 貫通孔を穿設した平面ボードの断面図、
【図9】 植物繊維ボードの面に異質素材よりなる板状
体を積層した場合を想定した植物繊維ボードの断面図、
【図10】 断熱構造壁体の参考断面図、
【図11】 コンクリート型枠の参考断面図。
【0049】
【符号の説明】
【1】 植物繊維、
【2】 接着剤、
【3】 微細径孔通気路、
【4】 非平滑面、
【5】 空洞、
【6】 貫通孔、
【7】 凹所、
【10】 平面ボード、
【11】 凹凸片面ボード、
【12】 凹凸両面ボード、
【13】 中空ボード、
【14】 凹凸複面ボード、
【15】 積層ボード
【20】 断熱構造壁体、
【21】 内装材、
【22】 防湿層、
【23】 断熱材、
【24】 防風層、
【25】 通気層、
【26】 外装材、
【30】 コンクリート躯体、
【31】 コンクリート、
【32】 型枠。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主に、南洋諸島に生息し、かつ、栽培さ
    れるアブラヤシ果実において、採油する果実の単果の数
    多を外周に付ける中心の空果房と称する、殆どが繊維質
    の集合体である果球を、その果実繊維を素材と成し、該
    空果房を乾燥させ、更に、これを解繊し、チップ状にカ
    ットした材料に、接着剤を添加し、かつ、混練して、こ
    れを任意設定形状のボード体となるように圧縮加熱成型
    し、防水性と通気性、更に難燃性ならびに剛直性とを具
    備してなることを特徴とするアブラヤシ繊維及びジュー
    ト繊維等の植物性天然繊維を主原料とする成型ボード。
  2. 【請求項2】 アブラヤシの空果房繊維にジュート繊維
    を混入したものを主要素材としてなることを特徴とする
    請求項1記載のアブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植
    物性天然繊維を主原料とする成型ボード。
  3. 【請求項3】 アブラヤシの空果房繊維に木材のチップ
    を混入したものを主要素材としてなることを特徴とする
    請求項1記載のアブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植
    物性天然繊維を主原料とする成型ボード。
  4. 【請求項4】 アブラヤシの空果房繊維にジュート繊維
    ならびに木材のチップを混入したものを主要素材として
    なることを特徴とする請求項1、2および3記載のアブ
    ラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性天然繊維を主原
    料とする成型ボード。
  5. 【請求項5】 表裏両面を平滑にした平面ボードとする
    ことを特徴とする請求項1、2、3および4記載のアブ
    ラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性天然繊維を主原
    料とする成型ボード。
  6. 【請求項6】 一面を平滑にし、他面に、設定形状の凹
    所を凹設した非平滑面を有する凹凸片面ボードとするこ
    とを特徴とする請求項1、2、3および4記載のアブラ
    ヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性天然繊維を主原料
    とする成型ボード。
  7. 【請求項7】 両面に設定形状の凹所を凹設し、非平滑
    面にした凹凸両面ボードとすることを特徴とする請求項
    1、2、3および4記載のアブラヤシ繊維及びジュート
    繊維等の植物性天然繊維を主原料とする成型ボード。
  8. 【請求項8】 凹凸片面ボードもしくは凹凸両面ボード
    の複数を重層接合し、層成中部空洞を有する中空ボード
    とすることを特徴とする請求項1、2、3、4および5
    記載のアブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性天然
    繊維を主原料とする成型ボード。
  9. 【請求項9】 凹凸両面ボードを中層とし、その表裏両
    面に平面ボード、凹凸片面ボード、凹凸両面ボードのい
    ずれかを選択的に用い、これを貼接した積層ボードとす
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6およ
    び7記載のアブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性
    天然繊維を主原料とする成型ボード。
  10. 【請求項10】 単層ボードもしくは積層ボードに、そ
    の表裏を貫通する貫通孔を穿設してなることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8および9記載
    のアブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性天然繊維
    を主原料とする成型ボード。
  11. 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10記載の植物質天然繊維を主素材とする成型
    ボードの平面に、前記植物質天然繊維と異質で、かつ、
    通気性がある物質を層成し、全層が通気層となることを
    特徴とするアブラヤシ繊維及びジュート繊維等の植物性
    天然繊維を主原料とする成型ボード。
  12. 【請求項12】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、記載の通気可能なボードを壁体断
    熱構造の防風層とすることを特徴とするアブラヤシ繊維
    及びジュート繊維等の植物性天然繊維を主原料とする成
    型ボード。
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