JPH06285581A - ラジアル回転リング成形機 - Google Patents
ラジアル回転リング成形機Info
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- JPH06285581A JPH06285581A JP9873593A JP9873593A JPH06285581A JP H06285581 A JPH06285581 A JP H06285581A JP 9873593 A JP9873593 A JP 9873593A JP 9873593 A JP9873593 A JP 9873593A JP H06285581 A JPH06285581 A JP H06285581A
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- ring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形後のリングの外径精度の向上を図り、ま
た、リングの断面の一部に欠肉が生じるのを防いで、複
雑な断面形状の成形を可能にする。 【構成】 リング素材Ｗの外周側面を挟圧鍛造する円形
内周側面を備えた環状金型９を水平方向移動自在及び回
転自在に設け、該環状金型９の円形内周側面にリング素
材Ｗの外周側面を所定の断面形状に加圧成形する金型
（９ａ）を形成し、リング素材Ｗの内周側面を挟圧鍛造
するマンドレル１２を昇降自在及び回転自在に設け、該
マンドレル１２の円形外周側面にリング素材Ｗの内周側
面を所定の断面形状に加圧成形する金型１２ａを形成し
た構成よりなる。
た、リングの断面の一部に欠肉が生じるのを防いで、複
雑な断面形状の成形を可能にする。 【構成】 リング素材Ｗの外周側面を挟圧鍛造する円形
内周側面を備えた環状金型９を水平方向移動自在及び回
転自在に設け、該環状金型９の円形内周側面にリング素
材Ｗの外周側面を所定の断面形状に加圧成形する金型
（９ａ）を形成し、リング素材Ｗの内周側面を挟圧鍛造
するマンドレル１２を昇降自在及び回転自在に設け、該
マンドレル１２の円形外周側面にリング素材Ｗの内周側
面を所定の断面形状に加圧成形する金型１２ａを形成し
た構成よりなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、小径厚肉素材を大径
薄肉リングに成形するリング成形機の改良に係り、特
に、成形後のリングの外径精度の向上を図り、リングの
断面の一部に欠肉が生じるを防いで、複雑な断面形状の
成形を可能にするラジアル回転リング成形機に関するも
のである。
薄肉リングに成形するリング成形機の改良に係り、特
に、成形後のリングの外径精度の向上を図り、リングの
断面の一部に欠肉が生じるを防いで、複雑な断面形状の
成形を可能にするラジアル回転リング成形機に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、小径厚肉素材の鋼材から大径薄肉
のリング製品を鍛造により成形する場合には、例えば、
図５に示すような構成を有しているリング成形機を用い
て行われている。
のリング製品を鍛造により成形する場合には、例えば、
図５に示すような構成を有しているリング成形機を用い
て行われている。
【０００３】即ち、図５に示す従来のリング成形機は、
加圧ロール５１、マンドレル５２、外径保持ロール５３
などから構成されていて、他のプレス機により中央に孔
があけられているリング素材の小径厚肉素材Ｗ0 を成形
台上に載せ、マンドレル５２を小径厚肉素材Ｗ0 の中央
孔に挿入した後、回転する加圧ロール５１を小径厚肉素
材Ｗ0 の外周面に押圧させて、マンドレル５２と回転す
る加圧ロール５１とによって内外から小径厚肉素材Ｗ0
を挟圧し、マンドレル５２を回転する加圧ロール５１側
に移動させることによって、リング素材の小径厚肉素材
Ｗ0 を大径薄肉リング製品Ｗ1 に鍛造成形させている。
加圧ロール５１、マンドレル５２、外径保持ロール５３
などから構成されていて、他のプレス機により中央に孔
があけられているリング素材の小径厚肉素材Ｗ0 を成形
台上に載せ、マンドレル５２を小径厚肉素材Ｗ0 の中央
孔に挿入した後、回転する加圧ロール５１を小径厚肉素
材Ｗ0 の外周面に押圧させて、マンドレル５２と回転す
る加圧ロール５１とによって内外から小径厚肉素材Ｗ0
を挟圧し、マンドレル５２を回転する加圧ロール５１側
に移動させることによって、リング素材の小径厚肉素材
Ｗ0 を大径薄肉リング製品Ｗ1 に鍛造成形させている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来のリング成形機を用いてリングを成形すると、成形
後のリングの外径にバラツキが生じ易く、成形後のリン
グの外径の精度を高めることができなかった。
従来のリング成形機を用いてリングを成形すると、成形
後のリングの外径にバラツキが生じ易く、成形後のリン
グの外径の精度を高めることができなかった。
【０００５】また、成形後のリング断面の一部に欠肉
（欠けたり空洞の状態）が生じ易く、このため、リング
の内外周面を複雑な断面形状に成形することが困難であ
る等の欠点もあった。
（欠けたり空洞の状態）が生じ易く、このため、リング
の内外周面を複雑な断面形状に成形することが困難であ
る等の欠点もあった。
【０００６】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、成形後のリングの外径精度の向上を図
り、また、リングの断面の一部に欠肉が生じるのを防い
で、複雑な断面形状の成形を可能にするラジアル回転リ
ング成形機を提供することにある。
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、成形後のリングの外径精度の向上を図
り、また、リングの断面の一部に欠肉が生じるのを防い
で、複雑な断面形状の成形を可能にするラジアル回転リ
ング成形機を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項１の発明は、リング素材の外周側面を挟圧
鍛造する円形内周側面を備えた環状金型を水平方向移動
自在及び回転自在に設け、該環状金型の円形内周側面に
リング素材の外周側面を所定の断面形状に加圧成形する
金型を形成し、リング素材の内周側面を挟圧鍛造するマ
ンドレルを昇降自在及び回転自在に設け、該マンドレル
の円形外周側面にリング素材の内周側面を所定の断面形
状に加圧成形する金型を形成した構成よりなるものであ
る。
めに、請求項１の発明は、リング素材の外周側面を挟圧
鍛造する円形内周側面を備えた環状金型を水平方向移動
自在及び回転自在に設け、該環状金型の円形内周側面に
リング素材の外周側面を所定の断面形状に加圧成形する
金型を形成し、リング素材の内周側面を挟圧鍛造するマ
ンドレルを昇降自在及び回転自在に設け、該マンドレル
の円形外周側面にリング素材の内周側面を所定の断面形
状に加圧成形する金型を形成した構成よりなるものであ
る。
【０００８】また、請求項２の発明は、リング素材の外
周側面を挟圧鍛造する円形内周側面を備えた環状金型を
水平方向移動自在及び回転自在に設け、該環状金型の円
形内周側面にリング素材の外周側面を所定の断面形状に
加圧成形する金型を形成し、リング素材の内周側面を挟
圧鍛造するマンドレルを昇降自在及び回転自在に設け、
該マンドレルの円形外周側面にリング素材の内周側面を
所定の断面形状に加圧成形する金型を形成し、金型の上
部のマンドレルの外周側面に、加圧鍛造中のリング素材
の材料の一部が上方に逃げるのを防ぐマンドレルつば部
を突出形成し、加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が
下方に逃げるのを防ぐノックアウト軸を環状金型の下部
側に設けた構成よりなるものである。
周側面を挟圧鍛造する円形内周側面を備えた環状金型を
水平方向移動自在及び回転自在に設け、該環状金型の円
形内周側面にリング素材の外周側面を所定の断面形状に
加圧成形する金型を形成し、リング素材の内周側面を挟
圧鍛造するマンドレルを昇降自在及び回転自在に設け、
該マンドレルの円形外周側面にリング素材の内周側面を
所定の断面形状に加圧成形する金型を形成し、金型の上
部のマンドレルの外周側面に、加圧鍛造中のリング素材
の材料の一部が上方に逃げるのを防ぐマンドレルつば部
を突出形成し、加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が
下方に逃げるのを防ぐノックアウト軸を環状金型の下部
側に設けた構成よりなるものである。
【０００９】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、請求項１，２の発明では、リ
ング素材を環状金型の内周面内に入れ、マンドレルを昇
降させてリング素材の孔内にマンドレルを挿通させ、環
状金型を回転させながら、水平方向に移動させて、マン
ドレルの金型が形成された円形外周側面と回転する環状
金型の金型が形成された円形内周側面とによってリング
素材を内外から挟圧しながら、リング素材の小径厚肉素
材から大径薄肉リング製品に加工成形して、大径薄肉リ
ング製品の外周側面が環状金型の円形内周側面の全域に
密着する状態になった時点で環状金型の水平移動を止め
て、環状金型を元の位置まで戻すことによって、大径薄
肉リング製品の外径を環状金型の円形内周の内径と一致
させることができ、均一な外径を有するリング製品を加
工成形することができるように作用し、請求項２の発明
では、更に、加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が上
下方向に逃げるのを防いで、リングの断面の一部に欠肉
が生じるのを防止し、複雑な断面形状の成形を可能にす
るように作用する。
うに作用する。すなわち、請求項１，２の発明では、リ
ング素材を環状金型の内周面内に入れ、マンドレルを昇
降させてリング素材の孔内にマンドレルを挿通させ、環
状金型を回転させながら、水平方向に移動させて、マン
ドレルの金型が形成された円形外周側面と回転する環状
金型の金型が形成された円形内周側面とによってリング
素材を内外から挟圧しながら、リング素材の小径厚肉素
材から大径薄肉リング製品に加工成形して、大径薄肉リ
ング製品の外周側面が環状金型の円形内周側面の全域に
密着する状態になった時点で環状金型の水平移動を止め
て、環状金型を元の位置まで戻すことによって、大径薄
肉リング製品の外径を環状金型の円形内周の内径と一致
させることができ、均一な外径を有するリング製品を加
工成形することができるように作用し、請求項２の発明
では、更に、加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が上
下方向に逃げるのを防いで、リングの断面の一部に欠肉
が生じるのを防止し、複雑な断面形状の成形を可能にす
るように作用する。
【００１０】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図１はラジアル回
転リング成形機の一部切り欠き側断面図、図２はラジア
ル回転リング成形機の側面図、図３はラジアル回転リン
グ成形機の平面図、図４はラジアル回転リング成形機の
概略部分拡大側断面図である。
明をより具体的に説明する。ここで、図１はラジアル回
転リング成形機の一部切り欠き側断面図、図２はラジア
ル回転リング成形機の側面図、図３はラジアル回転リン
グ成形機の平面図、図４はラジアル回転リング成形機の
概略部分拡大側断面図である。
【００１１】図において、ラジアル回転リング成形機１
は、成形後のリングの外径精度の向上を図り、しかもリ
ングの断面の一部に欠肉が生じるのを防いで、複雑な断
面形状の成形を可能にするリング成形機である。このラ
ジアル回転リング成形機１を構成する水平基盤２の上面
には、支持盤３が水平方向に移動自在に設けられてい
る。
は、成形後のリングの外径精度の向上を図り、しかもリ
ングの断面の一部に欠肉が生じるのを防いで、複雑な断
面形状の成形を可能にするリング成形機である。このラ
ジアル回転リング成形機１を構成する水平基盤２の上面
には、支持盤３が水平方向に移動自在に設けられてい
る。
【００１２】水平基盤２の側部にはリング素材Ｗを後述
の環状金型９に搬入するための搬入台２ａが側方に突出
形成されており、搬入台２ａ上にはリング素材Ｗを後述
の環状金型９上に押し出す押出器２ｂが取り付けられて
いる。更に、水平基盤２上には支持盤３の移動方向にレ
ール２ｃが敷設されており、支持盤３の下部に取り付け
られた車輪３ａがこのレール２ｃ上を転動することによ
って、支持盤３は水平方向に移動するようになってい
る。
の環状金型９に搬入するための搬入台２ａが側方に突出
形成されており、搬入台２ａ上にはリング素材Ｗを後述
の環状金型９上に押し出す押出器２ｂが取り付けられて
いる。更に、水平基盤２上には支持盤３の移動方向にレ
ール２ｃが敷設されており、支持盤３の下部に取り付け
られた車輪３ａがこのレール２ｃ上を転動することによ
って、支持盤３は水平方向に移動するようになってい
る。
【００１３】また、水平基盤２の端部には支持盤３を水
平方向に移動させる水平シリンダ機構４が設けられ、水
平シリンダ機構４の伸縮する図示しないピストンロッド
の先端が支持盤３の後端部に連結されており、支持盤３
は水平シリンダ機構４のピストンロッドの伸縮によって
水平方向に進退移動する機構になっている。
平方向に移動させる水平シリンダ機構４が設けられ、水
平シリンダ機構４の伸縮する図示しないピストンロッド
の先端が支持盤３の後端部に連結されており、支持盤３
は水平シリンダ機構４のピストンロッドの伸縮によって
水平方向に進退移動する機構になっている。
【００１４】水平方向に移動する支持盤３には回転基盤
５が水平回りに回転自在に設けられている。回転基盤５
は円筒形状をしており、回転基盤５の外周側面と支持盤
３との間には例えばベアリングが円周状に装着されてい
て、回転基盤５はベアリングを介して支持盤３に水平回
りに回転自在に支持されている。ベアリングは上下に配
置されており、上下のベアリングの間には環状歯車５ａ
が配置されている。この環状歯車５ａは回転基盤５の外
周に一体的に外装されている。
５が水平回りに回転自在に設けられている。回転基盤５
は円筒形状をしており、回転基盤５の外周側面と支持盤
３との間には例えばベアリングが円周状に装着されてい
て、回転基盤５はベアリングを介して支持盤３に水平回
りに回転自在に支持されている。ベアリングは上下に配
置されており、上下のベアリングの間には環状歯車５ａ
が配置されている。この環状歯車５ａは回転基盤５の外
周に一体的に外装されている。
【００１５】回転基盤５の環状歯車５ａと噛み合って動
力を伝達する駆動歯車６が支持盤３に設けられている。
駆動歯車６は水平回りに回転駆動し、この駆動歯車６の
中央には伝動軸６ａが一体的に連結されている。伝動軸
６ａは上方に垂直に延びていて、上方に設置された駆動
モータ７に図示しない減速機などを介して連動連結され
ている。
力を伝達する駆動歯車６が支持盤３に設けられている。
駆動歯車６は水平回りに回転駆動し、この駆動歯車６の
中央には伝動軸６ａが一体的に連結されている。伝動軸
６ａは上方に垂直に延びていて、上方に設置された駆動
モータ７に図示しない減速機などを介して連動連結され
ている。
【００１６】駆動モータ７は上部支持盤８上に下向きに
設置されている。上部支持盤８はその下方に位置する支
持盤３に一体的に連結されていて、支持盤３が水平移動
するとこれと一体となって水平移動し、駆動モータ７及
び伝動軸６ａも同様に一体となって移動する。
設置されている。上部支持盤８はその下方に位置する支
持盤３に一体的に連結されていて、支持盤３が水平移動
するとこれと一体となって水平移動し、駆動モータ７及
び伝動軸６ａも同様に一体となって移動する。
【００１７】円筒形状の回転基盤５の中空な上部には円
形の環状金型９が水平に取り付けられている。この環状
金型９がボルトなどによって一時的に固定されている
が、ボルトを外すことによって、別の環状金型９と簡単
に交換することができるようになっている。
形の環状金型９が水平に取り付けられている。この環状
金型９がボルトなどによって一時的に固定されている
が、ボルトを外すことによって、別の環状金型９と簡単
に交換することができるようになっている。
【００１８】環状金型９の中央には円形の金型孔９ａが
形成されている。金型孔９ａは後述のマンドレル１２と
協働してリング素材Ｗの小径厚肉素材の外周側面を挟圧
鍛造して、大径薄肉リング製品に成形する金型で、金型
孔９ａの円形内周側面に金型が形成されている。大径薄
肉リング製品の種類に応じて種々の断面形状を有する金
型孔９ａが形成された環状金型９が用意されている。
形成されている。金型孔９ａは後述のマンドレル１２と
協働してリング素材Ｗの小径厚肉素材の外周側面を挟圧
鍛造して、大径薄肉リング製品に成形する金型で、金型
孔９ａの円形内周側面に金型が形成されている。大径薄
肉リング製品の種類に応じて種々の断面形状を有する金
型孔９ａが形成された環状金型９が用意されている。
【００１９】環状金型９の金型孔９ａの上方には上部保
持枠１０が昇降自在に取り付けられている。上部保持枠
１０は、水平基盤２の端部に一体に形成された側部基盤
１１の上部から水平方向に張り出した上部フレーム１１
ａの先端に、昇降自在に取り付けられている。上部保持
枠１０の上方には上部昇降シリンダ機構１０ａが下向き
に設けられていて、この上部昇降シリンダ機構１０ａに
よって上部保持枠１０は昇降する機構になっている。
持枠１０が昇降自在に取り付けられている。上部保持枠
１０は、水平基盤２の端部に一体に形成された側部基盤
１１の上部から水平方向に張り出した上部フレーム１１
ａの先端に、昇降自在に取り付けられている。上部保持
枠１０の上方には上部昇降シリンダ機構１０ａが下向き
に設けられていて、この上部昇降シリンダ機構１０ａに
よって上部保持枠１０は昇降する機構になっている。
【００２０】上部保持枠１０を先端に取り付けた上部フ
レーム１１ａは、側部基盤１１の上部に上下方向に回動
自在に取り付けられている。又上部フレーム１１ａの後
端には、この上部フレーム１１ａを上下方向に回動させ
るシリンダ機構１１ｂの伸縮するピストンロッドの先端
が連結されている。シリンダ機構１１ｂは側部基盤１１
の外側面に取り付けられている。
レーム１１ａは、側部基盤１１の上部に上下方向に回動
自在に取り付けられている。又上部フレーム１１ａの後
端には、この上部フレーム１１ａを上下方向に回動させ
るシリンダ機構１１ｂの伸縮するピストンロッドの先端
が連結されている。シリンダ機構１１ｂは側部基盤１１
の外側面に取り付けられている。
【００２１】また、上部フレーム１１ａの先端側の上部
には螺合されたストッパー１１ｃが設けられている。ス
トッパー１１ｃは後述するマンドレル１２の昇降を調整
するためのものであり、ストッパー１１ｃの高さを調整
することによってマンドレル１２の昇降を調整する機構
になっている。
には螺合されたストッパー１１ｃが設けられている。ス
トッパー１１ｃは後述するマンドレル１２の昇降を調整
するためのものであり、ストッパー１１ｃの高さを調整
することによってマンドレル１２の昇降を調整する機構
になっている。
【００２２】上部保持枠１０の内部は中空になってい
て、中空内部の下部側にはマンドレル装着盤１０ｂが回
転自在に内装されている。マンドレル装着盤１０ｂの下
部の回転中心部は中空部となっており、この中空部にマ
ンドレル１２の上部側が内挿されている。マンドレル１
２は上部保持枠１０が昇降することによって一体となっ
て昇降する機構になっている。また、マンドレル１２は
マンドレル装着盤１０ｂ及び後記のノックアウト軸装着
盤１３ｂが回転することによって一体となって回転する
機構になっている。
て、中空内部の下部側にはマンドレル装着盤１０ｂが回
転自在に内装されている。マンドレル装着盤１０ｂの下
部の回転中心部は中空部となっており、この中空部にマ
ンドレル１２の上部側が内挿されている。マンドレル１
２は上部保持枠１０が昇降することによって一体となっ
て昇降する機構になっている。また、マンドレル１２は
マンドレル装着盤１０ｂ及び後記のノックアウト軸装着
盤１３ｂが回転することによって一体となって回転する
機構になっている。
【００２３】マンドレル１２はその上部が、マンドレル
装着盤１０ｂの回転中心部を上下に貫通して内挿されて
いる延長ボルト１０ｃの下部に螺合されて連結されてい
る。マンドレル１２は延長ボルト１０ｃを取り外すこと
によって別のマンドレル１２と簡単に交換できるように
なっている。
装着盤１０ｂの回転中心部を上下に貫通して内挿されて
いる延長ボルト１０ｃの下部に螺合されて連結されてい
る。マンドレル１２は延長ボルト１０ｃを取り外すこと
によって別のマンドレル１２と簡単に交換できるように
なっている。
【００２４】マンドレル１２の円形外周側面には金型１
２ａが形成されている。マンドレル１２の円形外周側面
に形成された金型１２ａは、前述の環状金型９と協働し
てリング素材Ｗの小径厚肉素材の内周側面を挟圧鍛造し
て、大径薄肉リング製品に成形する金型で、大径薄肉リ
ング製品の種類に応じて種々の断面形状を有する金型１
２ａが形成されたマンドレル１２が用意されている。
２ａが形成されている。マンドレル１２の円形外周側面
に形成された金型１２ａは、前述の環状金型９と協働し
てリング素材Ｗの小径厚肉素材の内周側面を挟圧鍛造し
て、大径薄肉リング製品に成形する金型で、大径薄肉リ
ング製品の種類に応じて種々の断面形状を有する金型１
２ａが形成されたマンドレル１２が用意されている。
【００２５】マンドレル１２の金型１２ａが形成された
箇所の上部にはマンドレルつば部１２ｂが形成されてい
る。マンドレルつば部１２ｂはマンドレル１２の外周側
面に突出しており、突出したマンドレルつば部１２ｂの
下面は平面状に形成されている。マンドレルつば部１２
ｂは後述するノックアウト軸１４と協働して、つまり、
マンドレルつば部１２ｂの下面とノックアウト軸１４の
上面とで、加圧鍛造中のリング素材Ｗの材料の一部が上
下方向に逃げるのを防ぎ、成形後のリング断面の一部に
欠肉が生じるのを防ぐ。
箇所の上部にはマンドレルつば部１２ｂが形成されてい
る。マンドレルつば部１２ｂはマンドレル１２の外周側
面に突出しており、突出したマンドレルつば部１２ｂの
下面は平面状に形成されている。マンドレルつば部１２
ｂは後述するノックアウト軸１４と協働して、つまり、
マンドレルつば部１２ｂの下面とノックアウト軸１４の
上面とで、加圧鍛造中のリング素材Ｗの材料の一部が上
下方向に逃げるのを防ぎ、成形後のリング断面の一部に
欠肉が生じるのを防ぐ。
【００２６】環状金型９の金型孔９ａの下方には下部保
持枠１３が昇降自在に取り付けられている。下部保持枠
１３は、水平基盤２の下方に貫通して昇降自在に取り付
けられている。下部保持枠１３の下方には２基の下部昇
降シリンダ機構１３ａが、水平基盤２の下方に凹状に延
設された一対の下部突出片２ｄの側面にそれぞれ上向き
に取り付けられていて、この２基の下部昇降シリンダ機
構１３ａによって下部保持枠１３は昇降する機構になっ
ている。
持枠１３が昇降自在に取り付けられている。下部保持枠
１３は、水平基盤２の下方に貫通して昇降自在に取り付
けられている。下部保持枠１３の下方には２基の下部昇
降シリンダ機構１３ａが、水平基盤２の下方に凹状に延
設された一対の下部突出片２ｄの側面にそれぞれ上向き
に取り付けられていて、この２基の下部昇降シリンダ機
構１３ａによって下部保持枠１３は昇降する機構になっ
ている。
【００２７】下部保持枠１３の内部は中空になってい
て、中空内部の上部側にはノックアウト軸装着盤１３ｂ
が回転自在に内装されている。ノックアウト軸装着盤１
３ｂの上部にはノックアウト軸１４が一体的に装着され
ている。ノックアウト軸１４の上面は平面状になってお
り、この平面状の上面には加工成形されるリング素材Ｗ
の小径厚肉素材が載置される。このノックアウト軸１４
の上面の回転中心部は下向きに穴が形成されて中空部と
なっており、この中空部にマンドレル１２の下部側が内
挿されて支持される。マンドレル１２は前記の回転自在
に内装されたマンドレル装着盤１０ｂ及びノックアウト
軸装着盤１３ｂを通じて回転自在になっている。
て、中空内部の上部側にはノックアウト軸装着盤１３ｂ
が回転自在に内装されている。ノックアウト軸装着盤１
３ｂの上部にはノックアウト軸１４が一体的に装着され
ている。ノックアウト軸１４の上面は平面状になってお
り、この平面状の上面には加工成形されるリング素材Ｗ
の小径厚肉素材が載置される。このノックアウト軸１４
の上面の回転中心部は下向きに穴が形成されて中空部と
なっており、この中空部にマンドレル１２の下部側が内
挿されて支持される。マンドレル１２は前記の回転自在
に内装されたマンドレル装着盤１０ｂ及びノックアウト
軸装着盤１３ｂを通じて回転自在になっている。
【００２８】ノックアウト軸１４はノックアウト軸装着
盤１３ｂにボルトによって一時的に固定連結されてい
る。ノックアウト軸１４は、マンドレル１２が交換され
ると、交換されたマンドレル１２に対応できる別のノッ
クアウト軸１４と簡単に交換できるようになっている。
盤１３ｂにボルトによって一時的に固定連結されてい
る。ノックアウト軸１４は、マンドレル１２が交換され
ると、交換されたマンドレル１２に対応できる別のノッ
クアウト軸１４と簡単に交換できるようになっている。
【００２９】次に、上記実施例の構成に基づく作用につ
いて以下説明する。ラジアル回転リング成形機１の駆動
モータ７を駆動させると、駆動モータ７の駆動力は伝動
軸６ａを通じて駆動歯車６に伝達され、駆動歯車６と噛
み合っている環状歯車５ａは回転し、環状歯車５ａが外
装されている回転基盤５は回転する。回転基盤５の上部
に取り付けられている環状金型９は、回転基盤５と一体
となって回転する。
いて以下説明する。ラジアル回転リング成形機１の駆動
モータ７を駆動させると、駆動モータ７の駆動力は伝動
軸６ａを通じて駆動歯車６に伝達され、駆動歯車６と噛
み合っている環状歯車５ａは回転し、環状歯車５ａが外
装されている回転基盤５は回転する。回転基盤５の上部
に取り付けられている環状金型９は、回転基盤５と一体
となって回転する。
【００３０】ところで、リング素材Ｗの小径厚肉素材を
加圧成形するために、リング素材Ｗの小径厚肉素材をラ
ジアル回転リング成形機１に装着する場合、マンドレル
１２は上昇しており、環状金型９は常時回転している。
また、ノックアウト軸１４の上面は環状金型９の金型孔
９ａを挿通して環状金型９の上面まで上昇している。こ
のとき、環状金型９の回転中心とマンドレル１２及びノ
ックアウト軸１４の回転中心は一致している。
加圧成形するために、リング素材Ｗの小径厚肉素材をラ
ジアル回転リング成形機１に装着する場合、マンドレル
１２は上昇しており、環状金型９は常時回転している。
また、ノックアウト軸１４の上面は環状金型９の金型孔
９ａを挿通して環状金型９の上面まで上昇している。こ
のとき、環状金型９の回転中心とマンドレル１２及びノ
ックアウト軸１４の回転中心は一致している。
【００３１】そして、リング素材Ｗの小径厚肉素材が押
出器２ｂによって押し出され、ノックアウト軸１４の上
面に小径厚肉素材の中空孔の中心をノックアウト軸１４
の回転中心に一致させて搬入載置されると、上昇してい
たマンドレル１２の下端側が下降して小径厚肉素材の中
空孔に挿入される。マンドレル１２の下降は上部昇降シ
リンダ機構１０ａが上部保持枠１０を下降させることに
よって実行される。マンドレル１２が小径厚肉素材の中
空孔に挿入されると、ノックアウト軸１４はマンドレル
１２と同じ速度で下降し始める。ノックアウト軸１４の
下降は下部昇降シリンダ機構１３ａが下部保持枠１３を
下降させることによって実行される。
出器２ｂによって押し出され、ノックアウト軸１４の上
面に小径厚肉素材の中空孔の中心をノックアウト軸１４
の回転中心に一致させて搬入載置されると、上昇してい
たマンドレル１２の下端側が下降して小径厚肉素材の中
空孔に挿入される。マンドレル１２の下降は上部昇降シ
リンダ機構１０ａが上部保持枠１０を下降させることに
よって実行される。マンドレル１２が小径厚肉素材の中
空孔に挿入されると、ノックアウト軸１４はマンドレル
１２と同じ速度で下降し始める。ノックアウト軸１４の
下降は下部昇降シリンダ機構１３ａが下部保持枠１３を
下降させることによって実行される。
【００３２】上面にリング素材Ｗの小径厚肉素材が載置
されたノックアウト軸１４の上面が環状金型９の下面高
さまで下降したところで、ノックアウト軸１４の下降は
停止する。ノックアウト軸１４の下降の停止は、下部保
持枠１３を下降させる下部昇降シリンダ機構１３ａを停
止させることにより行われる。
されたノックアウト軸１４の上面が環状金型９の下面高
さまで下降したところで、ノックアウト軸１４の下降は
停止する。ノックアウト軸１４の下降の停止は、下部保
持枠１３を下降させる下部昇降シリンダ機構１３ａを停
止させることにより行われる。
【００３３】一方、マンドレル１２は小径厚肉素材の所
定の断面形状位置になる箇所まで下降を続けた後に停止
される。マンドレル１２の下降の停止は、上部保持枠１
０を下降させる上部昇降シリンダ機構１０ａを停止させ
ることにより行われる。
定の断面形状位置になる箇所まで下降を続けた後に停止
される。マンドレル１２の下降の停止は、上部保持枠１
０を下降させる上部昇降シリンダ機構１０ａを停止させ
ることにより行われる。
【００３４】続いて水平シリンダ機構４を作動させて、
水平基盤２を前方側に水平移動させて、回転中の環状金
型９を前方側に移動させる。環状金型９を前方側に移動
させることによって、環状金型９の回転中心とマンドレ
ル１２及びノックアウト軸１４の回転中心をずらす。
水平基盤２を前方側に水平移動させて、回転中の環状金
型９を前方側に移動させる。環状金型９を前方側に移動
させることによって、環状金型９の回転中心とマンドレ
ル１２及びノックアウト軸１４の回転中心をずらす。
【００３５】環状金型９を前方に移動させると、環状金
型９の金型孔９ａの内周側面がリング素材Ｗの小径厚肉
素材の外周側面に当接し、小径厚肉素材を前方側に押し
出す。前方側に押し出されたリング素材Ｗの小径厚肉素
材は前方に移動し、小径厚肉素材の中空孔を挿通してい
るマンドレル１２の外周側面に中空孔の内周側面が当接
すると、小径厚肉素材の前方への移動は止まり、小径厚
肉素材はマンドレル１２の外周側面と金型孔９ａの内周
側面とによって内外から挟圧される。
型９の金型孔９ａの内周側面がリング素材Ｗの小径厚肉
素材の外周側面に当接し、小径厚肉素材を前方側に押し
出す。前方側に押し出されたリング素材Ｗの小径厚肉素
材は前方に移動し、小径厚肉素材の中空孔を挿通してい
るマンドレル１２の外周側面に中空孔の内周側面が当接
すると、小径厚肉素材の前方への移動は止まり、小径厚
肉素材はマンドレル１２の外周側面と金型孔９ａの内周
側面とによって内外から挟圧される。
【００３６】そして、挟圧されたリング素材Ｗの小径厚
肉素材はその外周側面が当接している金型孔９ａが環状
金型９の回転で回転しているため、小径厚肉素材は回転
する環状金型９の金型孔９ａと一体となって回転する。
また、小径厚肉素材の中空孔の内周側面に当接している
マンドレル１２は小径厚肉素材に回転に連動して回転す
る。マンドレル１２の回転はマンドレル装着盤１０ｂ及
びノックアウト軸装着盤１３ｂが回転自在となっている
ことによって円滑になされる。
肉素材はその外周側面が当接している金型孔９ａが環状
金型９の回転で回転しているため、小径厚肉素材は回転
する環状金型９の金型孔９ａと一体となって回転する。
また、小径厚肉素材の中空孔の内周側面に当接している
マンドレル１２は小径厚肉素材に回転に連動して回転す
る。マンドレル１２の回転はマンドレル装着盤１０ｂ及
びノックアウト軸装着盤１３ｂが回転自在となっている
ことによって円滑になされる。
【００３７】リング素材Ｗの小径厚肉素材を回転させて
いる環状金型９の前方への移動を続けると、マンドレル
１２と環状金型９の金型孔９ａに挟圧されている小径厚
肉素材は回転しながら次第に大径薄肉リング製品に加工
成形されて行く。このとき、図４に図示するように、マ
ンドレル１２の上部つば部１２ｂの下面とノックアウト
軸１４の上面で、マンドレル１２と金型孔９ａ間に挟圧
されているリング素材Ｗの挟圧部を上下で拘束すること
により、上下方向へのリング素材Ｗの材料の逃げを防止
し、所定の内外形状に材料を充填させ、リング断面の一
部に欠肉が生じるのを防止する。
いる環状金型９の前方への移動を続けると、マンドレル
１２と環状金型９の金型孔９ａに挟圧されている小径厚
肉素材は回転しながら次第に大径薄肉リング製品に加工
成形されて行く。このとき、図４に図示するように、マ
ンドレル１２の上部つば部１２ｂの下面とノックアウト
軸１４の上面で、マンドレル１２と金型孔９ａ間に挟圧
されているリング素材Ｗの挟圧部を上下で拘束すること
により、上下方向へのリング素材Ｗの材料の逃げを防止
し、所定の内外形状に材料を充填させ、リング断面の一
部に欠肉が生じるのを防止する。
【００３８】そして、加工成形された大径薄肉リング製
品の外周側面の全周面が環状金型９の金型孔９ａの内周
側面の全域に完全に密着する状態になった時点で、環状
金型９の前方移動を停止させ、水平シリンダ機構４のピ
ストンロッドを後退させて、環状金型９を後方側に移動
させて元の位置、つまり、環状金型９の回転中心とマン
ドレル１２及びノックアウト軸１４の回転中心が一致す
る箇所まで戻す。
品の外周側面の全周面が環状金型９の金型孔９ａの内周
側面の全域に完全に密着する状態になった時点で、環状
金型９の前方移動を停止させ、水平シリンダ機構４のピ
ストンロッドを後退させて、環状金型９を後方側に移動
させて元の位置、つまり、環状金型９の回転中心とマン
ドレル１２及びノックアウト軸１４の回転中心が一致す
る箇所まで戻す。
【００３９】環状金型９を元の位置まで戻した後、マン
ドレル１２及びノックアウト軸１４を上昇させる。上部
昇降シリンダ機構１０ａ及び下部昇降シリンダ機構１３
ａの各ピストンロッドを上昇させることによって実行さ
れる。ノックアウト軸１４の上昇によって、ノックアウ
ト軸１４の上面に載置されている大径薄肉リング製品は
環状金型９の金型孔９ａ内を上昇する。そして、ノック
アウト軸１４の上面が環状金型９の上面まで上昇したと
ころで、ノックアウト軸１４の上昇を停止する。このと
き、大径薄肉リング製品は金型孔９ａから完全に抜け出
る。
ドレル１２及びノックアウト軸１４を上昇させる。上部
昇降シリンダ機構１０ａ及び下部昇降シリンダ機構１３
ａの各ピストンロッドを上昇させることによって実行さ
れる。ノックアウト軸１４の上昇によって、ノックアウ
ト軸１４の上面に載置されている大径薄肉リング製品は
環状金型９の金型孔９ａ内を上昇する。そして、ノック
アウト軸１４の上面が環状金型９の上面まで上昇したと
ころで、ノックアウト軸１４の上昇を停止する。このと
き、大径薄肉リング製品は金型孔９ａから完全に抜け出
る。
【００４０】ノックアウト軸１４の停止に対して、マン
ドレル１２は引き続き上昇させて、マンドレル１２の下
端が大径薄肉リング製品の中空孔から抜け出るまで上昇
を続ける。マンドレル１２が大径薄肉リング製品の中空
孔から完全に抜け出て、所定の高さまで上昇したところ
で、マンドレル１２の上昇を停止する。
ドレル１２は引き続き上昇させて、マンドレル１２の下
端が大径薄肉リング製品の中空孔から抜け出るまで上昇
を続ける。マンドレル１２が大径薄肉リング製品の中空
孔から完全に抜け出て、所定の高さまで上昇したところ
で、マンドレル１２の上昇を停止する。
【００４１】マンドレル１２の停止後、大径薄肉リング
製品をノックアウト軸１４から搬出することによって、
１個のリングの加工成形作業は完了する。その後は、別
の小径厚肉素材が再び、ノックアウト軸１４上にセット
されて、以下同様な加工成形作業が続けられる。
製品をノックアウト軸１４から搬出することによって、
１個のリングの加工成形作業は完了する。その後は、別
の小径厚肉素材が再び、ノックアウト軸１４上にセット
されて、以下同様な加工成形作業が続けられる。
【００４２】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
ものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【００４３】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
１，２の発明に係るラジアル回転リング成形機によれ
ば、リング素材の外周側面を挟圧鍛造する円形内周側面
を備えた環状金型を水平方向移動自在及び回転自在に設
け、該環状金型の円形内周側面にリング素材の外周側面
を所定の断面形状に加圧成形する金型を形成し、リング
素材の内周側面を挟圧鍛造するマンドレルを昇降自在及
び回転自在に設け、該マンドレルの円形外周側面にリン
グ素材の内周側面を所定の断面形状に加圧成形する金型
を形成したことにより、環状金型の金型孔によって成形
後のリングがこれ以上大きくなるのを確実に阻止するこ
とができ、これによって、成形後のリングの外径精度の
向上を図ることができる。
１，２の発明に係るラジアル回転リング成形機によれ
ば、リング素材の外周側面を挟圧鍛造する円形内周側面
を備えた環状金型を水平方向移動自在及び回転自在に設
け、該環状金型の円形内周側面にリング素材の外周側面
を所定の断面形状に加圧成形する金型を形成し、リング
素材の内周側面を挟圧鍛造するマンドレルを昇降自在及
び回転自在に設け、該マンドレルの円形外周側面にリン
グ素材の内周側面を所定の断面形状に加圧成形する金型
を形成したことにより、環状金型の金型孔によって成形
後のリングがこれ以上大きくなるのを確実に阻止するこ
とができ、これによって、成形後のリングの外径精度の
向上を図ることができる。
【００４４】また、請求項２の発明によれば、環状金型
の金型孔とマンドレル並びにマンドレルつば部とノック
アウト軸の協働によって、加圧鍛造中のリング素材の材
料の一部が上下方向に逃げるの防ぎ、成形後のリングの
断面の一部に欠肉が生じるのを防ぐことができ、これに
よって、複雑な断面形状の成形を可能にすることができ
る等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
の金型孔とマンドレル並びにマンドレルつば部とノック
アウト軸の協働によって、加圧鍛造中のリング素材の材
料の一部が上下方向に逃げるの防ぎ、成形後のリングの
断面の一部に欠肉が生じるのを防ぐことができ、これに
よって、複雑な断面形状の成形を可能にすることができ
る等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
【図１】この発明の実施例を示すラジアル回転リング成
形機の一部切り欠き側断面図である。
形機の一部切り欠き側断面図である。
【図２】この発明の実施例を示すラジアル回転リング成
形機の側面図である。
形機の側面図である。
【図３】この発明の実施例を示すラジアル回転リング成
形機の平面図である。
形機の平面図である。
【図４】この発明の実施例を示すラジアル回転リング成
形機の概略部分拡大側断面図である。
形機の概略部分拡大側断面図である。
【図５】従来装置の概略平面図である。
１ ラジアル回転リング成形機 ２ 水平基盤 ２ａ 搬入台 ２ｂ 押出器 ２ｃ レール ２ｄ 下部突出片 ３ 支持盤 ３ａ 車輪 ４ 水平シリンダ機構 ５ 回転基盤 ５ａ 環状歯車 ６ 駆動歯車 ６ａ 伝動軸 ７ 駆動モータ ８ 上部支持盤 ９ 環状金型 ９ａ 金型孔 １０ 上部保持枠 １０ａ 上部昇降シリンダ機構 １０ｂ マンドレル装着盤 １１ 側部基盤 １１ａ 上部フレーム １１ｂ シリンダ機構 １１ｃ ストッパー １２ マンドレル １２ａ 金型 １２ｂ マンドレルつば部 １３ 下部保持枠 １３ａ 下部昇降シリンダ機構 １３ｂ ノックアウト軸装着盤 １４ ノックアウト軸 Ｗ リング素材
Claims (2)
- 【請求項１】 リング素材の外周側面を挟圧鍛造する円
形内周側面を備えた環状金型を水平方向移動自在及び回
転自在に設け、該環状金型の円形内周側面にリング素材
の外周側面を所定の断面形状に加圧成形する金型を形成
し、リング素材の内周側面を挟圧鍛造するマンドレルを
昇降自在及び回転自在に設け、該マンドレルの円形外周
側面にリング素材の内周側面を所定の断面形状に加圧成
形する金型を形成したことを特徴とするラジアル回転リ
ング成形機。 - 【請求項２】 リング素材の外周側面を挟圧鍛造する円
形内周側面を備えた環状金型を水平方向移動自在及び回
転自在に設け、該環状金型の円形内周側面にリング素材
の外周側面を所定の断面形状に加圧成形する金型を形成
し、リング素材の内周側面を挟圧鍛造するマンドレルを
昇降自在及び回転自在に設け、該マンドレルの円形外周
側面にリング素材の内周側面を所定の断面形状に加圧成
形する金型を形成し、金型の上部のマンドレルの外周側
面に、加圧鍛造中のリング素材の材料の一部が上方に逃
げるのを防ぐマンドレルつば部を突出形成し、加圧鍛造
中のリング素材の材料の一部が下方に逃げるのを防ぐノ
ックアウト軸を環状金型の下部側に設けたことを特徴と
するラジアル回転リング成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9873593A JPH06285581A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ラジアル回転リング成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9873593A JPH06285581A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ラジアル回転リング成形機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06285581A true JPH06285581A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14227772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9873593A Pending JPH06285581A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ラジアル回転リング成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06285581A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002081119A1 (en) * | 2001-04-04 | 2002-10-17 | Skf Industrie S.P.A. | A cold rolling method and apparatus for forming annular pieces |
| ITTO20120266A1 (it) * | 2012-03-26 | 2013-09-27 | Skf Ab | Metodo per la realizzazione di un inserto in acciaio per un anello esterno di un cuscinetto di rotolamento, in particolare di una unità mozzo ruota |
| ITTO20120267A1 (it) * | 2012-03-26 | 2013-09-27 | Skf Ab | Attrezzatura per la realizzazione per rullaturura di un elemento anulare di forma complessa, in particolare un inserto in acciaio per un anello esterno di un cuscinetto di rotolamento |
| CN112339331A (zh) * | 2020-08-27 | 2021-02-09 | 天津市天锻压力机有限公司 | 金属旋转挤压液压机的旋转系统及挤压成型方法 |
| CN117600388A (zh) * | 2023-11-22 | 2024-02-27 | 冠县中圆轴承有限公司 | 轴承生产用锻压碾扩自动转运机械手及其转运使用方法 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9873593A patent/JPH06285581A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002081119A1 (en) * | 2001-04-04 | 2002-10-17 | Skf Industrie S.P.A. | A cold rolling method and apparatus for forming annular pieces |
| US6968720B2 (en) | 2001-04-04 | 2005-11-29 | Skf Industrie S.P.A. | Cold rolling method and apparatus for forming annular pieces |
| ITTO20120266A1 (it) * | 2012-03-26 | 2013-09-27 | Skf Ab | Metodo per la realizzazione di un inserto in acciaio per un anello esterno di un cuscinetto di rotolamento, in particolare di una unità mozzo ruota |
| ITTO20120267A1 (it) * | 2012-03-26 | 2013-09-27 | Skf Ab | Attrezzatura per la realizzazione per rullaturura di un elemento anulare di forma complessa, in particolare un inserto in acciaio per un anello esterno di un cuscinetto di rotolamento |
| EP2644297A1 (en) * | 2012-03-26 | 2013-10-02 | Aktiebolaget SKF | Equipment for manufacturing by rolling a complex shape annular element, in particular a steel insert for an outer ring of a rolling bearing |
| CN103357799A (zh) * | 2012-03-26 | 2013-10-23 | Skf公司 | 轧制制造复杂形状环形元件的设备 |
| CN112339331A (zh) * | 2020-08-27 | 2021-02-09 | 天津市天锻压力机有限公司 | 金属旋转挤压液压机的旋转系统及挤压成型方法 |
| CN112339331B (zh) * | 2020-08-27 | 2022-11-22 | 天津市天锻压力机有限公司 | 金属旋转挤压液压机的旋转系统及挤压成型方法 |
| CN117600388A (zh) * | 2023-11-22 | 2024-02-27 | 冠县中圆轴承有限公司 | 轴承生产用锻压碾扩自动转运机械手及其转运使用方法 |
| CN117600388B (zh) * | 2023-11-22 | 2024-06-04 | 冠县中圆轴承有限公司 | 轴承生产用锻压碾扩自动转运机械手及其转运使用方法 |
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