JPH06285063A - 超音波トランスデューサとその製造方法 - Google Patents

超音波トランスデューサとその製造方法

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JPH06285063A
JPH06285063A JP9874193A JP9874193A JPH06285063A JP H06285063 A JPH06285063 A JP H06285063A JP 9874193 A JP9874193 A JP 9874193A JP 9874193 A JP9874193 A JP 9874193A JP H06285063 A JPH06285063 A JP H06285063A
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日出夫 安達
Yukihiko Sawada
之彦 沢田
Takenao Fujimura
毅直 藤村
Katsuhiro Wakabayashi
勝裕 若林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着層を一切用いず、裁断工程を必要とせず
製造し、性能を向上させて、大幅なコスト低減を実現す
る。 【構成】 絶縁基板23上に下部電極16を噴射堆積に
より形成する。同様にして、下部電極16上に圧電体薄
膜17,上部電極18および音響整合層35を順次形成
する。絶縁基板23下に噴射堆積によりダンピング層2
2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用または非破壊検
査用超音波診断装置に用いられる超音波トランスデュー
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波トランスデューサの構造
は、「医用超音波機器ハンドブック」,コロナ社,p1
86等に示されるように、ダンピング層の上に絶縁層を
介して両面に電極を形成したPZT圧電セラミックス薄
片を接着し、更に音響整合層を接着していた。また、ア
レイ状トランスデューサの場合は、特開昭54−131
380号公報および「医用超音波機器ハンドブック」,
コロナ社,p187等に示されるように、これをダイシ
ングソーを用いて切断し、隣接した圧電振動子片間の音
響的クロストークが起こらないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術における構造・製法では以下に記載するいくつか
の欠点がある。第1の欠点は、最近の動作周波数の高域
化というニーズ対応から来るものである。即ち、動作周
波数の高域化は圧電振動子や音響整合層の薄肉化を必要
とする。従来は圧電セラミックス板を研磨することによ
り薄片化を図ってきたが、動作周波数が50MHz以上
になると、圧電セラミックス板の厚みが極めて薄くな
り、電極形成,分極および接着のいずれにおいても、割
れ易く、また完全に割れないまでもマイクロクラックの
発生の為の特性劣化を招き、分留まりの低下を来すこと
になる。
【0004】第2の欠点は、接着剤を用いることからく
るものである。即ち動作周波数が高域化するにつれ、接
着剤層の厚さが圧電素子層の厚さに対して無視できなく
なり、音響送受特性が低下し、高域化による分解能の向
上という本来の目的を損なわせてしまう。図29は、小
型超音波トランスデューサの従来構造でありダンピング
層91,絶縁体92,両面に電極93,94の付いた圧
電体95および音響整合層兼レンズ96の間がいずれも
接着剤97で接合されている。
【0005】第3の欠点は、アレイ構造を実現しようと
する時に起こるものである。即ち、従来は一般に精密切
断砥石を用いて各圧電振動子片に分離していたが、この
方法では切断する時に用いる水流圧の切断圧によって、
加工中に切断または切断中の圧電振動子片を遺失してし
まうという問題であり、多素子のアレイ型の場合は特に
起こり易く、分留まりを大幅に低下させる原因となる。
また、同心円構造のアレイ型の場合はレーザビームによ
って同心円構造を実現すると言う方法があるが、この方
法では熱歪が残り特性の劣化を来すという欠点がある。
【0006】また、圧電セラミックスは通常原料粉体と
有機バインダーとを混練し、これをプレスまたはブレー
ドキャスト法により成形した後に、加熱してバインダー
を除き、その後焼成している。この方法によった場合、
バインダーが抜けたあとが焼成後にポア(空孔)とな
り、機械的な強度が低下することから、前述したような
圧電セラミックスの加工中・分極中の破断の原因とな
る。また、バインダーの除去が完全ではなかった場合、
焼成時にバインダーの炭素成分がCOとなって抜けてゆ
くため、結果として酸化物である圧電セラミックスを還
元してしまう。このため、圧電セラミックスの材質が変
化してしまい、特性が設計通りにならなくなるという問
題がある。
【0007】上記問題点は、圧電セラミックス板を薄片
研磨法で製造していた。また、層状にする手段として接
着剤を用いて積層していた。さらに、アレイ化する手段
としてダイシングソーやレーザ加工機を用いていた。ま
た、有機バインダーを用いて圧電セラミックスを製造し
ていたという製造手段を用いていることに原因があるこ
とは明白であり、これらのいずれの製造手段も要しない
製法が望まれていた。
【0008】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されたもので、有機バインダーを使用す
ることなく圧電セラミックスを製造するとともに、接着
を用いず、また裁断工程を必要とすることなく、高性能
なトランスデューサを高分留まりで生産できる超音波ト
ランスデューサとその製造方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、圧
電素子,音響整合層およびダンピング層を基本構成要素
とする超音波トランスデューサにおいて、その構造を、
最下層をダンピング層とし、該ダンピング層と、該ダン
ピング層の上に形成された絶縁層と、該絶縁層上のダン
ピング層が形成された面と反対側の面上に下部電極材料
と圧電素子材料と上部電極材料とを全て超微粉の状態で
噴射堆積することによって形成された圧電素子部と、該
圧電素子部上に音響整合層材料を超微粉の状態で噴射堆
積することによって形成された音響整合層とした。
【0010】本発明では、基本的にノズルから加熱した
基板に超微粒子の状態で噴射堆積することにより電極お
よび圧電体層等を積層形成するという手法を用いてい
る。この手法について、以下に解説する。ノズルから基
板に超微粒子の状態で電極および圧電体層等を噴射堆積
する製造方法の原理を図1〜図3に示す。この製造方法
は公知の手法であり、特開平4−188503号公報
や、賀集:「超微粒子のガス・デポジション」、真空v
ol.35,No.7,1992,pp649−pp6
53等で開示されている。
【0011】上記手法は、超微粒子生成室2で生成また
は準備した超微粒子1を搬送管3を通じて搬送ガス4に
より成膜室に導き、ノズル5から高速で基板6上に噴射
させることにより、ノズル出射端形状に対応したパター
ンを有した厚さ数μm〜数十μmの膜7を、直接的に高
精度で成膜できるという手法である。この手法の特徴と
しては、多元素の混合均一膜が得られる。また、マスク
を使用せずにパターン形成が可能である。さらに、膜形
成速度が大きい。また、膜密度制御が可能である。さら
に、低温膜形成が可能であるということが挙げられてい
る。
【0012】金属電極成膜時は、抵抗加熱法・誘導加熱
法・アーク加熱法・誘導プラズマ加熱法・レーザ加熱法
等で金属を加熱して蒸発させ、これと不活性ガス原子と
の衝突で超微粒子を生成し、搬送管に不活性ガスである
搬送ガスとともに導入し、ノズルから基板に向けて噴射
する。一方、圧電膜形成は超微粒子生成室にアルコキシ
ド法で準備した、例えばPZT超微粒子粉を置き、搬送
ガスでこの超微粉を舞い上がらせ、舞い上がった超微粉
を搬送ガスで搬送管に導入し、ノズルから基板に向けて
噴射する。
【0013】この手法においては、超微粉は金属・ガラ
ス・セラミックス・プラスチックのいずれでもよく、ま
た基板についても同様の材質が利用できる。さらに、こ
の手法はノズルを複数準備すれば異種の材料の薄膜また
は厚膜積層を一挙に実施できるという特徴も有してい
る。
【0014】従って、複数のノズル(例えば3本)を一
定の間隔で並び配置させ、配置した方向に基板を移動す
ることにより、3層の積層薄膜が得られる。また、2本
のノズルで基板を往復移動させても3層の積層薄膜を得
ることができる。この場合、形成される膜のパターン・
厚さ等の形状は、微粒子の搬送条件と各々のノズルの形
状と移動速度とにより決定される。このため任意の形状
を噴射堆積のみで加工することができる。
【0015】また、超音波トランスデューサを構成する
各層は、接着層を介在することなく形成される。さら
に、超音波トランスデューサの形状は、形成後に研磨・
切断工程を必要とすることなく、任意の形状に加工され
る。
【0016】
【実施例1】図4〜図9は本実施例を示し、図4は超音
波トランスデューサの斜視図、図5〜図9は加工プロセ
スを示す側面図である。本実施例は、圧電素子17,音
響整合層35,ダンピング槽22を基本構成要素とする
超音波トランスデューサ11である。その構造は、最下
層をダンピング層22とし、該ダンピング層22と、該
ダンピング層22の上に形成された絶縁層23と、該絶
縁層23上のダンピング層22が形成された面と反対側
の面上に下部電極16と圧電素子17と上部電極18と
を全て超微粉の状態の材料を噴射堆積することによって
形成された圧電素子部と、該圧電素子部上に音響レンズ
材料を超微粉の状態で噴射堆積することによって形成さ
れた音響整合層35とした。
【0017】以上の構成から成る超音波トランスデュー
サ11は、まず絶縁基板23を加熱し、その上面にノズ
ル12から下部電極用超微粒子19を噴射堆積して下部
電極16を形成する。続いて、下部電極16上にノズル
13から圧電体薄膜用超微粒子20を噴射堆積し、圧電
体薄膜17を形成する。これを500℃〜1000℃の
酸素雰囲気中で熱処理する。その後、ノズル14から上
部電極用超微粒子21を噴射堆積して上部電極18を形
成し、更にノズル33から音響整合層用超微粒子34を
噴射堆積して音響整合層35の層状化成膜を行う。
【0018】最後にダンピング層22を絶縁基板の圧電
体形成側と反対側に噴射堆積法により形成する。この
時、超微粒子製造方法は粉末状モノマーのピロメリット
酸二無水物(PMDA)およびオキシアニリン(OD
A)を同量蒸発皿に入れ、かつタングステンを別の蒸発
室で蒸発させ、これらを搬送管で結合して同一のノズル
に導き基板に噴射堆積させる。この方法で、ポリイミド
樹脂とタングステン金属粒子の混合堆積膜からなるダン
ピング層が得られる。
【0019】本実施例によれば、超音波トランスデュー
サを構成する各層の間に接着層が介在しないため、この
部分におけるインピーダンスの不整合やこれに基づく反
射が生じない。因って、高感度・短パルス幅の超音波ト
ランスデューサを得ることができるとともに、高信頼性
の超音波トランスデューサを分留りよく製造することが
できる。
【0020】尚、本実施例における各層の平面形状・厚
さ等は、ノズルの形状・噴射条件を制御することにより
任意に決定できる。このため、超音波トランスデューサ
の平面形状は、方形・円形等の単純なものに限定される
ことはなく、任意の形状とすることができる。また、同
一形状であれば、複数の発振周波数の超音波トランスデ
ューサは、同一の装置で圧電材料超微粒子および音響整
合層材料超微粒子の堆積量を変化させることにより、容
易に製造できる。
【0021】さらに、材料用超微粒子には樹脂,ガラ
ス,セラミック,金属等の任意の材質が使用可能である
ため、音響整合層用のノズルおよび材料超微粒子を複数
用いることにより、多層の音響整合層を持つ超音波トラ
ンスデューサを形成することが可能であることは明らか
であろう。ダンピング層に関しても同様であり、多層の
ダンピング層の加工もまた容易である。
【0022】また、本実施例においては、上下面の電極
を両方とも噴射堆積法により形成したが、蒸着・メッキ
・スパッタ・焼き付け等の旧来の手法により形成するこ
とも可能であることは言うまでもない。同様に、ダンピ
ング層および音響整合層を噴射堆積法で形成している
が、これも注型等の旧来の手法で形成することもまた可
能である。
【0023】圧電素子についても全く同様であり、数M
Hzのクラスの超音波トランスデューサに関しては圧電
素子の厚さを厚くすることができ、前述した様な周波数
帯域の高域化に伴う問題点を無視できるため、本案で示
す手法により圧電素子以外の部材を構成することによ
り、接着層によるロスや信頼性の低下が無い高性能の超
音波トランスデューサを容易に製造することができる。
【0024】
【実施例2】図10は本実施例を示す側面図である。本
実施例は、基本的には前記実施例1と同様であり、相違
点について述べる。本実施例は、圧電素子17・音響整
合層35・ダンピング層22を基本構成要素とする超音
波トランスデューサである。その構造は、最下層の基板
37上にダンピング層22・絶縁層36・下部電極16
・圧電体薄膜17・上部電極18・音響整合層35の順
に積層した構造とした。ただし絶縁層36は、ダンピン
グ層22と下部電極16との電位が異なる場合について
のみ必要であり、両者の電位が等しい場合は絶縁層36
を省略することができる。
【0025】以上の構成から成る超音波トランスデュー
サは、まず絶縁基板37を加熱し、ダンピング層22を
噴射堆積法により形成する。続いて、ダンピング層22
の上面に、絶縁層36・下部電極16・圧電体薄膜17
を順に噴射堆積により形成し、熱処理を行った後、更に
上面について上部電極材料・音響整合層材料を順に噴射
堆積により形成する。
【0026】絶縁層36は、Al2 3 ・PZT等のセ
ラミックスや各種ガラスおよびポリイミド等の耐熱性樹
脂により構成する。その厚さは、電気的絶縁性のみで定
まる。例えば、絶縁層をAl2 3 超微粒子の堆積によ
り形成したとき、Al2 3の絶縁耐圧は10KV/m
mであるから、トランスデューサを発振させるために印
加する数百Vp−pの電圧に関し、絶縁層の厚さは数十
μm程度で十分である。
【0027】本実施例によれば、圧電素子とダンピング
層の間の絶縁層を非常に薄くするかまたは省略すること
が可能になる。このため、ダンピング層の性能を最大限
に発揮させることができ、トランスデューサのパルス幅
を短くすることができる。このため、深さ方向の分解能
が向上する。保持部材として機能し得る基板とトランス
デューサとを一体に形成できる。基板と圧電素子との間
にダンピング層が設けられることから、この基板はトラ
ンスデューサの性能に影響を与えることがなく、形状・
厚さを任意に設定できる。このため、トランスデューサ
を実装するシャーシ等を基板とすることにより、実装の
位置精度が向上するとともに、実装工程を省略すること
ができ、装置全体としての性能向上と製造コストの低減
に効果がある。
【0028】尚、トランスデューサ単体を得たい場合
は、形成後に基板を除去することが可能であることは明
らかであろう。
【0029】
【実施例3】図11および図12は本実施例を示し、図
11は加工法を示す側面図、図12は構造を示す側面図
である。本実施例は、基本的には前記実施例1と同様で
あり、相違点について述べる。本実施例においては、超
音波トランスデューサを構成する各層の材料超微粒子に
ついて、それぞれ専用のノズルを使用する。各ノズル
は、その断面形状が形成する超音波トランスデューサよ
りも十分小さいものとし、これを図示したように積層の
順に従って下層から順に走査方向に向けて配置する。
【0030】まず、基板23の上方に、下部電極材料用
ノズル12・圧電体薄膜用ノズル13・上部電極用ノズ
ル14を順に配置する。上記各ノズルから、下部電極材
料超微粒子19・圧電体薄膜材料超微粒子20・上部電
極材料超微粒子21を吹きつけながら、基板23とノズ
ル群とを相対移動15させることにより、圧電素子部を
形成する。
【0031】本実施例では、超音波トランスデューサを
構成する各層が、ほぼ同時に加工される。各層のパター
ン・厚さ等の形状は、微粒子の搬送条件と、各々のノズ
ルの形状と移動速度とにより決定される。
【0032】本実施例によれば、相対移動の速度・移動
パターン等の条件と、各ノズルの噴射条件とを制御する
ことにより、任意の形状の超音波トランスデューサを、
同一の装置で加工することができる。このため、複雑な
形状の超音波トランスデューサの製造や、多種少量生産
への適用に優れている。また、層形成中に走査速度を変
化させることにより、各層の厚さを段階的・連続的に変
化させることにより、広帯域型の超音波トランスデュー
サを形成することができる。この超音波トランスデュー
サの形状を図12に示す。
【0033】尚、本実施例においては前記実施例1に基
づく場合について具体的に示したが、他の実施例につい
ても同様に適用できることは言うまでもない。
【0034】
【実施例4】図13は本実施例を示す側面図である。本
実施例は、基本的には前記実施例1と同様であり、相違
点について述べる。本実施例においては、音響整合層材
料超微粒子用ノズル33を、その断面形状がφ50μm
等の、超音波トランスデューサ平面形状に比較して十分
に小さいものとする。前述の実施例で示した手法によっ
て形成した超音波トランスデューサ11の音響整合層3
5の上面に、ノズル33から音響整合層材料超微粒子3
4を噴射する。この時、ノズル33と超音波トランスデ
ューサ11とを相対移動させる。相対移動のパターンは
NCにより制御され、堆積層を厚くする必要がある部分
については、走査回数を増やす・走査速度を落とす等に
より、より多量の超微粒子34を噴射する。
【0035】本実施例では、音響レンズ17が絶縁層を
介在せずに形成される。
【0036】本実施例によれば、音響レンズを絶縁層の
介在なしに、また切削等の機械加工を使用することなく
加工できる。これにより、絶縁層による反射・音響イン
ピーダンスの不整合や、機械加工によって印加される応
力によるマイクロクラック・破壊等が生じることがな
い。このため、高感度・高信頼性であり、音響レンズに
よる収束音場を持つ高分解能型の超音波トランスデュー
サを分留り良く得ることができる。
【0037】尚、本実施例においては、音響整合層と音
響レンズを兼用して1層の音響整合とした場合について
述べたが、音響レンズ材料用超微粒子には、樹脂・ガラ
ス・セラミック・金属等の任意の材質およびこれらの混
合物が使用可能であるため、多層の音響整合層・レンズ
構造として、音響インピーダンスの良好な整合を実現し
ようとする場合にも、容易に対応できることは明らかで
あろう。
【0038】
【実施例5】図14〜図18は本実施例を示し、図14
〜図17は加工プロセスを示しており、図14a,bは
平面図および側面図、図15a,bは平面図および側面
図、図16a,bは平面図および側面図、図17は側面
図、図18は変形例を示す平面図である。本実施例は、
基本的には前記実施例1と同様であり、相違点について
述べる。本実施例では、基板23上へストライプ状に複
数本の層形成を行い、1枚の基板23に一体に複数の超
音波トランスデューサ11が構成されたアレイ型の超音
波トランスデューサ39を形成する。
【0039】本実施例によれば、複数の超音波トランス
デューサを一体に形成したアレイ型の超音波トランスデ
ューサを、絶縁・裁断工程を全く必要とせずに得ること
ができる。このため、裁断加工によって印加される応力
によるマイクロクラック・破壊等やこれに伴う超音波ト
ランスデューサの散逸・不良が生じることがない。この
ため、高信頼性のアレイ型超音波トランスデューサを、
分留り良く得ることができる。
【0040】尚、加工を行うノズルは、層の平面形状と
同一の断面形状を持つもの、細径のノズルとしてこれら
を走査すること、1材料に関して複数のノズルを用いて
複数本の層形成を一度に行うこと等が可能である。この
時、形成される層の平面形状は、図示したような直線状
の他に、図18に示した様な同心円状とすることも可能
である。
【0041】
【実施例6】図19〜図21は本実施例の加工プロセス
を示す斜視図である。本実施例は、基本的には前記実施
例1と同様であり、相違点について述べる。本実施例
は、表面に白金を蒸着して導電性を持たせた基板23の
表面に、形成する超音波トランスデューサの平面形状と
同一の開口50を持つマスク49を密着させる。その
後、開口50の内部にノズル12から圧電体薄膜材料を
超微粒子の状態で噴射堆積し、圧電体薄膜を形成する。
同様に、上部電極・音響整合層(いずれも図示せず)を
噴射堆積法により開口50内に形成する。その後、マス
ク49を除去し、1枚の基板に一体に複数の超音波トラ
ンスデューサ11が構成されたアレイ型の超音波トラン
スデューサ39を形成する。
【0042】本実施例によれば、平面形状が精密に定め
られた超音波トランスデューサを作成できる。特に図示
したようなアレイ型の超音波トランスデューサの場合、
個々の超音波トランスデューサの形状を精密に定めるこ
とができるため、これらの間隔を狭くした場合にもクロ
ストーク等の障害を生じることがない。このため、小型
・高性能の超音波トランスデューサを得ることができ
る。
【0043】尚、形成される超音波トランスデューサの
平面形状は、図示したような直線状の他に、前記実施例
5で図18を用いて示したような同心円状やその他の形
状についても、マスク形状を変化させることにより対応
できるこは言うまでもない。またアレイ型ではなく1つ
の超音波トランスデューサを作成する場合についても同
様である。
【0044】
【実施例7】図22〜図24は本実施例を示し、図22
は側面図、図23および図24は変形例を示す斜視図で
ある。本実施例は、基板38を曲面板とした例である。
形状としては、球面・円筒面・放物面等の、任意の曲面
の凹凸面が可能である。本実施例では、球凹面とした場
合について具体的に示す。加熱された基板38の上面に
ノズル12から下部電極用超微粒子19を噴射する。こ
のノズル12と基板38とを相対移動させることにより
層形成を行い、堆積して下部電極24を形成する。相対
移動のパターンはNCにより制御され、層形成中におい
て常にノズル12および下部電極用超微粒子19の噴射
方向が基板38の被形成面と垂直になるように保たれ
る。他の層についても、同様に形成を行う。
【0045】本実施例では、基板の被形成面に対して、
垂直な超微粒子噴射を行うことにより、基板38の加工
面全体にわたって均一な層形成が行われる。
【0046】本実施例によれば、立体的な形状を持つ超
音波トランスデューサを得ることができる。これによ
り、音響レンズ無しで任意の形状の超音波ビームを発振
する超音波トランスデューサを得ることがでるため、超
音波トランスデューサの全体にわたって均一な厚さの音
響整合層とすることができ、厚さ方向の整合条件を厳密
に満たすことができる。従って高感度の超音波トランス
デューサを得ることができる。
【0047】尚、本実施例においては前記実施例1に基
づく場合について具体的に示したが、他の実施例につい
ても同様に適用できることは言うまでもない。例えば、
前記実施例5に示した様なアレイ型の超音波トランスデ
ューサを本実施例に示したような曲面上に形成した場
合、図23に示した様なコンベックスアレイ型や、図2
4に示した様なラジアルアレイ型の超音波トランスデュ
ーサを得ることができる。
【0048】
【実施例8】図25は本実施例を示す側面図である。本
発明は、基本的には前記実施例1と同様であり、相違点
について述べる。本実施例は圧電素子層を、下部電極1
6・下部圧電体薄膜41・中間電極43・上部圧電体薄
膜42・上部電極18の各層を基板状に噴射堆積し、積
層圧電素子40として形成した。積層方法は、前述の各
実施例において触れられているいずれの方法も使用でき
る。例えば、各層においてそれぞれ相当する断面形状を
持つノズルを使用すること、前記実施例3に示した様に
細径のノズルを走査することも可能である。
【0049】本実施例によれば、積層型圧電素子が接着
層を介さずに容易かつ高精度に作製することができる。
この積層型圧電素子は、同一形状を持つ単層型圧電素子
と比較して、電気的インピーダンスを低くすることがで
きる。このため、高周波化・小型化に関して問題とな
る、超音波トランスデューサの電気的インピーダンスの
上昇に伴う、信号伝達線・発振機・観測装置との電気的
インピーダンスの不整合をなくすことができる。因っ
て、装置全体の感度を高めることができる。
【0050】
【実施例9】図26は本実施例を示す側面図である。本
発明は、基本的には前記実施例1と同様であり、相違点
について述べる。本実施例は、前記の各実施例に基づい
て作製された超音波トランスデューサについて、その側
面および背面に噴射堆積法によってセラミックスからな
る被覆層44を形成した。
【0051】本実施例によれば、超音波トランスデュー
サを水分の侵入・傷・電磁ノイズの影響等の外部環境に
対して保護できる。ここで噴射堆積法を用いることによ
り、保護すべき面を厳密に選択できるため、超音波ビー
ムを送受するレンズ面や、実装において必要な電極端子
等を全く汚すことなく、被覆を行うことができる。被覆
層用超微粒子には、上記の他に樹脂・各種ガラス・各種
セラミックス・金属・カーボン等の任意の材質およびこ
れらの混合物が使用可能である。このため、例えばセラ
ミックスと金属の多層被覆として、電気的絶縁性・対ノ
イズ性の両者を目的とした被覆を形成することも可能で
ある。因って、対環境性に優れ、信頼性の高い超音波ト
ランスデューサを得ることができる。
【0052】
【実施例10】図27および図28は本実施例を示す斜
視図である。本発明は、基本的には前記実施例1と同様
であり、相違点について述べる。本実施例は、まず基板
23上に電気端子45,46を設ける。下部電極16を
噴射堆積する際に、該電極を延長する形で下部電極用電
気端子45と下部電極16とを結ぶ導体の配線パターン
47をノズル12を走査して形成する。同様に上部電極
18と上部電極用電気端子46の間についても、配線パ
ターン48を形成する。
【0053】本実施例では、配線パターン47,48に
より電極16,18と端子45,46とが電気的に結合
される。
【0054】本実施例によれば、超音波トランスデュー
サへの配線は、基板上の電気端子に対して行えばよい。
このため、配線時に超音波トランスデューサへ熱等によ
るダメージを与えることがなくなる。また、端子の形状
は超音波トランスデューサの特性に全く影響を与えるこ
とがないため、任意に設定できる。従って、装置への実
装を前提とした端子形状の設定が可能となり、実装工程
も含んだ全体としての効率向上が図れる。
【0055】尚、本実施例においては、電気端子は超音
波トランスデューサの加工以前に形成する場合について
述べたが、配線パターン形成時に、これを更に延長して
端子のパターンを形成することも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る超音波
トランスデューサとその製造方法によれば、絶縁層を一
切用いず、また裁断工程を必要とすることなく製造で
き、性能が向上し且つ高分留りによる大幅なコスト低減
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念図である。
【図2】本発明の概念図である。
【図3】本発明の概念図である。
【図4】実施例1を示す斜視図である。
【図5】実施例1を示す側面図である。
【図6】実施例1を示す側面図である。
【図7】実施例1を示す側面図である。
【図8】実施例1を示す側面図である。
【図9】実施例1を示す側面図である。
【図10】実施例2を示す側面図である。
【図11】実施例3を示す側面図である。
【図12】実施例3を示す側面図である。
【図13】実施例4を示す側面図である。
【図14】aおよびbは実施例5を示す平面図および側
面図である。
【図15】aおよびbは実施例5を示す平面図および側
面図である。
【図16】aおよびbは実施例5を示す平面図および側
面図である。
【図17】実施例5を示す側面図である。
【図18】実施例5を示す平面図である。
【図19】実施例6を示す斜視図である。
【図20】実施例6を示す斜視図である。
【図21】実施例6を示す斜視図である。
【図22】実施例7を示す側面図である。
【図23】実施例7を示す斜視図である。
【図24】実施例7を示す斜視図である。
【図25】実施例8を示す側面図である。
【図26】実施例9を示す側面図である。
【図27】実施例10を示す斜視図である。
【図28】実施例10を示す斜視図である。
【図29】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 超音波トランスデューサ 12,13,14,33 ノズル 16 下部電極 17 圧電体薄膜 18 上部電極 19,20,21,34 超微粒子 22 ダンピング層 23 絶縁基板 35 音響整合層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 勝裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 号 オリンパス光学工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子層,音響整合層およびダンピン
    グ層を基本構成要素とする超音波トランスデューサにお
    いて、前記基本構成要素の内の少なくとも1つの層が超
    微粒子を噴射堆積することにより形成したことを特徴と
    する超音波トランスデューサ。
  2. 【請求項2】 圧電素子層,音響整合層およびダンピン
    グ層を基本構成要素とする超音波トランスデューサにお
    いて、前記圧電素子層は複数の圧電素子と電極とを超微
    粒子を噴射堆積することにより積層した積層圧電素子と
    したことを特徴とする超音波トランスデューサ。
  3. 【請求項3】 基板上に下部電極および圧電素子を順次
    形成して熱処理を行った後、この上面へ上部電極材料お
    よび音響整合層材料の順に噴射堆積を行うことにより積
    層構造体を形成し、次いで該積層構造体の下面へダンピ
    ング層材料の噴射堆積を行うことにより、圧電素子,音
    響整合層およびダンピング層を基本構成要素とした超音
    波トランスデューサを得ることを特徴とする超音波トラ
    ンスデューサの製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上にダンピング層,絶縁層,下部電
    極および圧電素子を順次形成して熱処理を行った後、こ
    の上面へ上部電極材料および音響整合層材料の順に噴射
    堆積を行うことにより、圧電素子,音響整合層およびダ
    ンピング層を基本構成要素とした超音波トランスデュー
    サを得ることを特徴とする超音波トランスデューサの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 超音波トランスデューサの各層に対応す
    る専用のノズルを各層の積層順に配設するとともに、各
    ノズルと基板とを相対的に走査しながら超微粒子を噴射
    堆積することにより基板上に積層構造体を形成し、次い
    で該積層構造体の下面へダンピング層を形成することを
    特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  6. 【請求項6】 基板の表面に超音波トランスデューサの
    平面形状と同一な開口を有するマスクを密着させ、該開
    口の内部に圧電素子材料および音響整合材料をノズルか
    ら超微粒子の状態で順に噴射堆積させた後、前記マスク
    を除去することを特徴とする超音波トランスデューサの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 曲面形状を有する耐熱性絶縁基板を使用
    した超音波トランスデューサの製造方法において、超微
    粒子の噴射方向が耐熱性絶縁基板の表面に対して常に垂
    直となる様にノズルと耐熱性絶縁基板との位置を制御
    し、両者を相対的に走査することにより噴射堆積を行う
    ことを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  8. 【請求項8】 基板上に下部電極材料,圧電素子材料,
    中間電極材料,圧電素子材料および上部電極材料をノズ
    ルから超微粒子の状態で順に噴射堆積して積層圧電素子
    を形成した後、該積層圧電素子へ音響整合層を形成する
    ことを特徴とする超音波トランスデューサの製造方法。
  9. 【請求項9】 超音波トランスデューサの側面および背
    面に、絶縁材または金属の超微粒子を噴射堆積すること
    により保護層を形成することを特徴とする超音波トラン
    スデューサの製造方法。
  10. 【請求項10】 基板上に配線端子を形成し、この配線
    端子と超音波トランスデューサの上部電極および下部電
    極とを超微粒子の噴射堆積により形成した導体層により
    接続したことを特徴とする超音波トランスデューサの製
    造方法。
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