JPH06285032A - 医療用処置具 - Google Patents

医療用処置具

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JPH06285032A
JPH06285032A JP5080891A JP8089193A JPH06285032A JP H06285032 A JPH06285032 A JP H06285032A JP 5080891 A JP5080891 A JP 5080891A JP 8089193 A JP8089193 A JP 8089193A JP H06285032 A JPH06285032 A JP H06285032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction tube
magnetic field
magnetic sensor
nervous tissue
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5080891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Hitoshi Mizuno
均 水野
Sakae Takehata
栄 竹端
Yoshihiro Kosaka
芳広 小坂
Masahiro Kudo
正宏 工藤
Yasuhiro Ueda
康弘 植田
Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Kuniaki Kami
邦彰 上
Sumihiro Uchimura
澄洋 内村
Kenji Yoshino
謙二 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5080891A priority Critical patent/JPH06285032A/ja
Publication of JPH06285032A publication Critical patent/JPH06285032A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】神経組織の位置同定を確実に行なって安全かつ
正確に処置を行なうことができる医療用処置具の提供を
目的としている。 【構成】神経組織6内を流れる電気パルスによって発生
する磁界を検出することによって神経組織6の位置を同
定する検知手段2,3を医療用処置具1に設けたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】手術中、生体組織内に埋没した神経組織
を誤って切断したり傷付けたりしないように、神経組織
の位置や走行を同定しながら、手術を行なわなければな
らないが、従来、このような同定は、解剖学的な見地に
より術者の知識や経験に頼っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、経験の浅い
術者などは、組織内に埋没した神経組織の位置同定の判
断を誤まることがあり、そのような場合には、正確な治
療を行なうことができない虞があった。
【0004】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、神経組織の位置同定
を確実に行なって安全かつ正確に処置を行なうことがで
きる医療用処置具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、神経組織内を流れる電気パルスによって
発生する磁界を検出することによって神経組織の位置を
同定する検知手段を医療用処置具に設けたものである。
【0006】
【作用】この医療用処置具によれば、処置する生体組織
の内部に埋没している神経組織の位置を前記検知手段に
よって同定しながら処置することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。本実施例の医療用処置具は、脳実質5に生じた腫瘍
部9を吸引することにより除去する吸引管1であり、こ
の吸引管1は前記腫瘍部9を吸引する吸引管本体7を備
えている。そして、吸引管1は、吸引管本体7の先端に
設けられた吸引口8から前記腫瘍部9を吸引し、この腫
瘍部9を吸引管本体7の手元側に接続された吸引チュー
ブ10を通じて吸引除去できるようになっている。
【0008】また、吸引管本体7の先端部にはホール素
子からなる微小な磁気センサ2が取り付けられている。
そして、磁気センサ2からの信号は磁気センサ2と電気
的に接続する高精度ガウスメータ3に入力され、この高
精度ガウスメータ3によって磁気センサ2での磁界の強
さを計測できるようになっている。さらに、磁気センサ
2での磁界の強さが予め決められた大きさを越えたとき
には、高精度ガウスメータ3に接続された警告装置4が
動作し、自動的に警告音を発するようになっている。
【0009】ところで、神経組織6には電気パルスが流
れているため、神経組織6の周囲には電気パルスに励起
された磁界が生じている。したがって、上記構成の吸引
管1では、吸引管本体7によって脳実質5を処置してい
る際中、吸引管本体7の先端部に設けられた磁気センサ
2によって常に吸引管本体7の先端部付近の磁界を測定
することにより、吸引管本体7の先端部が神経組織6に
近付いたときに、磁気センサ2が神経組織6からの磁界
をとらえて、警告装置4が吸引管本体7の先端部が神経
組織6の近くにあることを警告する警告音を発する。
【0010】このように、本実施例の吸引管1では、吸
引管本体7の先端部が神経組織6に近付くと、磁気セン
サ2が神経組織6からの磁界をとらえて警告装置4が警
告音を発するため、術者は、脳実質5の内部に埋没して
いるために肉眼では視認することのできない神経組織6
の存在を警告装置4の警告音によって知ることができ
る。したがって、術中、術者は、神経組織6を誤って傷
付けることなく安全に手術を行なうことができる。
【0011】図2は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。本実施例の医療用処置具としての把持鉗子20
は、長尺な管状部材からなる挿入部21と、この挿入部
21の手元側に設けられた操作部22とから構成されて
おり、挿入部21の先端には生体内の臓器や血管等を把
持する開閉自在な1対の把持アーム24,24を有する
鉗子部23が設けられている。そして、操作部22に設
けられた操作ハンドル25,26を回動操作することに
よって挿入部21の先端に設けられた鉗子部23の把持
アーム24,24を遠隔的に開閉操作できるようになっ
ている。
【0012】また、挿入部21の先端部にはホール素子
あるいは超伝導量子干渉デバイス(SQUID)等から
なる磁気検出センサ27が取り付けられている。そし
て、磁気検出センサ27からの信号は磁気検出センサ2
7と電気的に接続する高精度ガウスメータ3に入力さ
れ、この高精度ガウスメータ3によって磁気検出センサ
27での磁界の強さを計測できるようになっている。さ
らに、磁気検出センサ27での磁界の強さが予め決めら
れた大きさを越えたときには、高精度ガウスメータ3に
接続された警告装置4が動作し、自動的に警告音を発す
るようになっている。
【0013】上記構成の把持鉗子20は、体壁30を通
じて挿入部21を腹腔内に挿入し、鉗子部23によって
体腔内の臓器28を処置するが、この処置中、挿入部2
1の先端部に設けられた磁気検出センサ27によって常
に鉗子部23付近の磁界の測定を行なっている。術者は
臓器28の内部に埋没している神経組織29を腹腔鏡を
もってしても見ることができないが、神経組織29には
電気パルスが流れるため、神経組織29の周囲には電気
パルスに励起された磁界が生じている。したがって、鉗
子部23が神経組織29に近付くと、磁気検出センサ2
7が神経組織29からの磁界をとらえ、警告装置4が警
告音を発するため、術者は鉗子部23が神経組織29に
近付いたことを知ることができる。
【0014】しかして、本実施例の把持鉗子でも警告装
置4の警告音によって術者は注意を喚起されるため、第
1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0015】図3では、生体組織41を切開するメス刃
46の背部に超音波振動子45が取り付けられている。
この超音波振動子45は超音波観察装置44に電気的に
接続されており、これによって、メス刃46が接触する
生体組織41の近傍の深部構造を画像として得ることが
できる。つまり、超音波振動子45で得られた画像信号
は超音波観察装置44で処理され、超音波観察装置44
と電気的に接続されたモニター43上で画像表示される
ようになっているものである。
【0016】この構成では、メス刃46直下の生体組織
41の内部を超音波画像によって観察することができ
る。例えば、生体組織41内に血管42が走行している
場合、生体組織41の表面からはその血管42を確認す
ることができないが、超音波観察装置44を作動させた
状態でメス刃46で生体組織41を切開していけば、メ
ス刃46直下の血管42の存在を確認することができ
る。
【0017】したがって、目視によって直接に確認でき
ないメス刃46直下の生体組織41の内部情報を切開を
行ないながら知ることができるため、血管42や神経な
どを不注意に傷付けることなく安全に切開を行なうこと
ができる。
【0018】図4は、図2の把持鉗子の把持アーム2
4,24の一方に超音波振動子45を取り付けたもので
ある。この構成の場合も、超音波振動子45は超音波観
察装置44に電気的に接続されており、これによって、
鉗子部23の先端が接触する臓器46の近傍の深部構造
を画像として得ることができる。つまり、超音波振動子
45で得られた画像信号は超音波観察装置44で処理さ
れ、超音波観察装置44と電気的に接続されたモニター
43上で画像表示されるようになっているものである。
【0019】この構成では、鉗子部23の先端部直下の
臓器46の内部の様子をリアルタイムに超音波画像とし
てモニタすることができる。例えば、臓器46内に血管
42が走行している場合、臓器46の表面からはその血
管42を確認することができないが、超音波観察装置4
4を作動させた状態で鉗子部23で処置を行なっていく
と、鉗子部23直下の血管42の存在を確認することが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の医療用処
置具は、処置する生体組織の内部に埋没している神経組
織の位置を同定しながら処置することができ、かつ、術
者の知識や経験によることなく神経組織の位置同定を確
実に行なうことができるため、処置中に神経組織を傷付
けることなく安全かつ正確に処置を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である吸引管とその使用
状態を示す概略図である。
【図2】本発明の第2の実施例である把持鉗子とその使
用状態を示す概略図である。
【図3】超音波振動子を設置したメス刃とその使用状態
を示す概略図である。
【図4】超音波振動子を設置した把持鉗子とその使用状
態を示す概略図である。
【符号の説明】
1…吸引管(医療用処置具)、2…磁気センサ(検知手
段)、3…ガウスメータ(検知手段)、20…把持鉗子
(医療用処置具)、27…磁気検出センサ(検知手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小坂 芳広 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 工藤 正宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 植田 康弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山口 達也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上 邦彰 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 内村 澄洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 神経組織内を流れる電気パルスによって
    発生する磁界を検出することによって神経組織の位置を
    同定する検知手段を有する医療用処置具。
JP5080891A 1993-04-07 1993-04-07 医療用処置具 Withdrawn JPH06285032A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5080891A JPH06285032A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 医療用処置具

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JP5080891A JPH06285032A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 医療用処置具

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JPH06285032A true JPH06285032A (ja) 1994-10-11

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ID=13730986

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JP5080891A Withdrawn JPH06285032A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 医療用処置具

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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