JP2005349022A - 手術用処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、簡便にして容易に生体組織の形状寸法の高精度な把握を実現し得るようにして、その取扱い操作性を含む使い勝手の向上を図ることにある。
【解決手段】生体組織を処置する開閉可能な一対の把持部111,112の近傍に、該把持部111,112の開き度を表示する表示部151及び指針152を設けて、一対の把持部111,112の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を表示するように構成したものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば外科手術等の手術において生体組織を凝固・切開等の処置を施すのに用いられる手術用処置具に関する。
従来より、内視鏡や顕微鏡を用いる手術においては、手術用処置具として、処置部を構成するジョーと称する一対の把持部にKHz 帯の高周波電流もしくはMHz帯のラジオ波電流を供給して把持した生体組織を焼灼あるいは凝固する方式のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この手術用処置具は、所謂バイポーラと称され、一対の把持部の間に閉回路を形成して、その閉回路中に高周波電流もしくはラジオ波電流を流すことにより、把持した生体組織を焼灼あるいは凝固しつつ、その把持力による剪断効果により、血管を凝固しながら生体組織を切開することができる。
また、手術用処置具には、一対の把持部の一方に超音波振動を伝達し、把持した生体組織に超音波振動を与えることにより、生体組織との摩擦熱により該生体組織を蛋白凝固しつつ、その把持力による剪断効果により同様に凝固切開するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、手術用処置具には、一対の把持部の一方に発熱体を設けて、発熱体からの熱を生体組織に加えることにより、生体組織を蛋白凝固しつつ、その把持力による剪断効果により同様に凝固切開するものもある(例えば、特許文献3参照。)。
ところが、上記手術用処置具では、いずれも一対の把持部で血管を含む生体組織を把持する形状寸法に制限があることや、凝固可能な組織の厚さに制限があるため、術者が処置が可能な形状寸法か否かをモニター等を見たり、直接的に目視して生体組織の形状寸法を判断しなければならないため、その取扱い操作に熟練を要することで、使い勝手の点で満足の行くものでない。
また、このような手術用処置具には、例えば腸管閉鎖切断のためのステープラーを使用するのに先立ち生体組織の厚さ寸法を測定し、その測定結果が手元側に配したゲージに表示する構成のものも提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
しかしながら、上記手術用処置具では、測定結果が手元側のゲージに表示されるために、確認するたびに、モニターや顕微鏡の接眼部等から一旦、目を離して術部から目を逸らさなければならないことで、生体組織の測定位置を誤判定したりする虞を有を有し、使い勝手が劣る。
特表平11−508462号公報 特開平9−98980号公報 特開平10−80581号公報 米国特許第5358506号明細書
しかしながら、上記手術用処置具では、生体組織の形状寸法を判断するのに、目視による経験や感に頼らなければならないことで、その操作に熟練を要したり、あるいは生体組織の形状寸法を計測可能なものでも、その計測値を確認するのに、術者が術部から目を離して確認しなければならないために、いずれも使い勝手の点で満足の行くものでないという不都合を有する、
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡便にして容易に生体組織の形状寸法の高精度な把握を実現し得るようにして、その取扱い操作性を含む使い勝手の向上を図った手術用処置具を提供することを目的とする。
この発明は、生体組織を処置する少なくとも一方が可動自在に配された開閉可能な一対の把持部と、前記一対の把持部の近傍に配され、前記一対の把持部の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を表示する表示手段とを備えて手術用処置具を構成した。
上記構成によれば、一対の把持部で生体組織を把持した状態で、該一対の把持部の所望の位置の開き度が表示手段に表示されることにより、術者は、生体組織から目を離すこと無く、生体組織を目視した状態で、その形状寸法が把握される。従って、生体組織の正確な形状寸法が確実に把握することができることで、生体組織の高精度な処置操作が可能となり、使い勝手の向上が図れる。
また、この発明は、生体組織を処置する少なくとも一方が可動自在に配された開閉可能な一対の把持部と、前記一対の把持部の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を検出する開き度検出部と、前記開き度検出部で検出した開き度情報を表示する表示手段とを備えて手術用処置具を構成した。
上記構成によれば、一対の把持部で生体組織を把持すると、この把持部の開き度が開き度検出部で検出され、この開き度情報が表示手段に表示されることにより、術者は、表示手段表示手段に表示される生体組織を確認しながら、その形状寸法が開き度情報に基づいて把握することができる。従って、内視鏡下及び顕微鏡下手術において、生体組織の正確な形状寸法が確実に把握することができることで、生体組織の高精度な処置操作が可能となり、使い勝手の向上が図れる。
この発明によれば、簡便にして容易に生体組織の形状寸法の高精度な把握を実現し得るようにして、その取扱い操作性を含む使い勝手の向上を図った手術用処置具を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の第1の実施の形態に係る手術用処置具を示すもので、挿入部10の先端には、ジョーと称する一対の把持部111,112が回動軸12を介して矢印方向に開閉自在に設けられる。この一対の把持部111,112は、上記挿入部10内に内装されるリンク機構、カム機構等で形成される図示しない駆動機構を介して矢印方向に開閉駆動される。
また、挿入部10の基端には、操作部13が設けられる。この操作部13には、固定ハンドル141に対して可動ハンドル142が回動軸143を介して矢印方向に回動自在に設けられ、この可動ハンドル142の固定ハンドル141に対する回動操作に連動して上記駆動機構(図示せず)を介して上記一対の把持部111,112を矢印方向に開閉させる。
さらに、上記挿入部10には、一対の把持部111,112の近傍の先端部等の判りやすい位置に表示手段を構成する窓部15が設けられる。そして、この窓部15の側部には、寸法表示用の表示部151が設けられると共に、その枠内に、指針152が矢印方向に移動自在に設けられる。
この指針152は、上記駆動機構(図示せず)に連動され、上記一対の把持部111,112の開き幅である開き度に応じて窓部15内を矢印方向に移動される。この場合、指針152は、予め、把持部111,112の先端から基端の間における所望の1ヶ所における開き度に対応するように設定される。これにより、窓部15に配した表示部151及び指針152は、術者が一対の把持部111,112で生体組織を把持した状態において、例えば直接的に術部を目視している時、あるいは図示しない内視鏡等を利用して観察したり、図示しないTVモニターなどで目視している時、又は図示しない顕微鏡にて観察し接眼を経由して目視している時等の状況において術部から眼を離すこと無く、その視認が可能となる。
なお、窓部15に配する指針152としては、一対の把持部111,112の先端から基端の間における複数ヶ所における開き度を表示可能に複数個を窓部15に配することも可能である。
上記構成において、術者が操作部13の固定ハンドル141及ぶ可動ハンドル142を持ち、処置する所望の生体組織に対向させ、この状態で、可動ハンドル142を固定ハンドル141に対して回動させると、これに連動して一対の把持部111,112が上記駆動機構(図示せず)を介して開閉され、相互間で生体組織を把持する。この際、窓部15の指針152は、上記駆動機構(図示せず)の駆動に連動して矢印方向に移動され、表示部151における一対の把持部111,112の所望の位置の開き度に対応した表示位置に停止される。
ここで、術者は、把持部111,112で把持する生体組織を視認しながら、指針152の位置する表示部151の表示を読み取ることで、生体組織の形状寸法を知ることができる。この結果、術者は、生体組織の形状寸法に応じた適切な切開処置等の処置を行うことが可能となる。
このように、上記手術用処置具は、生体組織を処置する開閉可能な一対の把持部111,112の近傍に、該把持部111,112の開き度を表示する表示部151及び指針152を設けて、一対の把持部111,112の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を表示するように構成した。
これによれば、一対の把持部111,112で生体組織を把持した状態で、該一対の把持部111,112の所望の位置の開き度が表示されることにより、術者は、生体組織から目を離すこと無く、生体組織を目視した状態で、その形状寸法が把握される。これにより、生体組織の正確な形状寸法を確実に把握することができることで、生体組織の高精度な処置操作が可能となり、使い勝手の向上が図れる。
なお、上記説明では、一対の把持部111,112の双方が対向して回動可能に構成した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、一対の把持部111,112の一方のみを他方に対して回動可能に配するように構成してもよい。
(第2の実施の形態)
図2は、この発明の第2の実施の形態に係る手術用処置具を示すもので、超音波凝固切開装置を構成する挿入部20には、その先端部にプローブ21が延出される。また、挿入部20の先端部には、可動ジョーと称する把持部22が、回動軸221を介してプローブ21に対向して矢印方向に開閉自在に設けられる(図3参照)。
また、挿入部20の基端には、図3に示すように操作部23が配される。この操作部23には、固定ハンドル241に対して可動ハンドル242が回動軸243を介して回動自在に設けられ、この可動ハンドル242の固定ハンドル241に対する回動操作に連動して上記把持部22を、挿入部20内に内装されるリンク機構、カム機構等で形成される図示しない駆動機構を介してプローブ21に対向して矢印方向に開閉させる。
そして、操作部23には、超音波振動子25が配される。この超音波振動子25は、ケーブル26を介して超音波駆動電源27に接続され、この超音波駆動電源27からの電力を超音波振動に変換して図示しないホーンで増幅して上記プローブ21に伝達する。
上記可動ハンドル242の回動軸243には、開き幅である開き度検出用のエンコーダ28が同軸的に設けられ、このエンコーダ28の出力端は、デコーダ29を介してコントローラ30に接続される。エンコーダ28は、可動ハンドル242の固定ハンドル241に対する回転角を検出してデコーダ29に出力する。デコーダ29は、入力した角度情報に基づいて、例えば把持部22の先端から基端の間における所望の1ヶ所におけるプローブ21に対する開き度を求めてコントローラ30に出力する。
コントローラ30には、手術用機器である画像取得装置を構成する内視鏡31の画像出力端が接続され、この内視鏡31で撮像した術部画像が選択的に入力される。内視鏡31には、光源32が接続され、この光源32からの光を術部に照射して術部の画像情報を取得する。また、上記コントローラ30の出力端には、TVモニター33が接続され、上記デコーダ29からの開き度情報及び内視鏡31からの術部画像情報をTVモニター33に出力して各情報を表示する。
また、上記TVモニター33に表示される把持部22のプローブ21に対する開き度情報は、例えば図示しない記録装置により記録される。この場合、上記術部画像情報と時間軸を統一して記録される。これにより、例えば記録情報に基づいた処置検討を行うことができる。
上記構成により、術者は、操作部23の可動ハンドル242を操作して術部の生体組織を把持部22とプローブ21とにより把持すると共に、内視鏡31により、術部の画像を撮像する。ここで、可動ハンドル242の回転角がエンコーダ28により検出され、この角度情報がデコーダ29に入力され、この角度情報に基づいて開き度が求められ、開き度情報としてコントローラ30に入力される。同時に、コントローラ30には、上記内視鏡31からの術部画像情報が入力され、この術部画像情報と上記把持部22の開き度情報をTVモニター33に出力して表示する。
ここで、術者は、把持部22とプローブ21との間で生体組織を把持しつつ、TVモニター33に表示される開き度情報及び術部画像を目視することにより、術部から目を離すこと無く、把持した生体組織の厚みや直径等の寸法形状が把握される。この状態で、術者は、フットスイッチ等の図示しないスイッチを操作して、超音波駆動電源27からの電力を超音波振動子25に供給して超音波振動を発生させ、上記ホーン(図示せず)を介して増幅させた超音波振動をプローブ21に伝達し、生体組織を蛋白凝固と把持力による剪断によって凝固切開する。
この第2の実施の形態によれば、TVモニター33を目視するだけで、術部から目を離すことなく、術部を目視しながら生体組織の形状寸法を確認することが可能となることで、さらに、生体組織の正確な形状寸法を確実に把握することが可能となる。従って、さらに、取扱い操作を含む使い勝手の向上が図れる。
(第3の実施の形態)
図4は、この発明の第3の実施の形態に係る手術用処置具を示すもので、上記第2の実施の形態と略同様の効果を期待することができる。但し、この第4の実施の形態では、処置具構造を除き上記第2の実施の形態と略同様に構成されることで、同一部分については、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
即ち、第3の実施の形態においては、挿入部40の先端には、一対の把持部411,412が回動軸413を介して矢印方向に開閉自在に設けられる。この一対の把持部411,412は、互いに絶縁され、上記挿入部40内に内装されるリンク機構、カム機構等で形成される図示しない駆動機構を介して開閉駆動される。
また、挿入部40の基端には、操作部42が配される。この操作部42には、固定ハンドル431に対して可動ハンドル432が回動軸433を介して回動自在に設けられ、この可動ハンドル432の固定ハンドル431に対する回動操作に連動して上記駆動機構(図示せず)を介して上記一対の把持部411,412を矢印方向に開閉させる。
上記操作部42には、双極の電極ピン44が設けられ、この電極ピン44は、上記一対の把持部411,412と電気的に接続される。そして、この電極ピン44には、電極コード45の一端が装着される。この電極コード45は、図示しない電気メス電源に接続され、この電気メス電源(図示せず)からのバイポーラ電流を上記電極ピン44に印加する。
また、上記可動ハンドル242の回動軸243には、開き幅である開き度検出用のエンコーダ46が同軸的に設けられ、このエンコーダ46の出力端は、同様に上記デコーダ29、上記コントローラ30を介してTVモニタ33ーに接続される(上記図2参照)。そして、このエンコーダ46は、可動ハンドル432の固定ハンドル431に対する回転角を検出してデコーダ29に出力する。デコーダ29は、入力した角度情報に基づいて、例えば把持部411、412の先端から基端の間における所望の1ヶ所における開き度を求めてコントローラ30に出力し、該コントローラ30を介して上記TVモニター33に開き度情報を表示する。この際、TVモニター33には、同様に上記内視鏡31で撮像した術部画像が上記開き度情報と共に表示される。
なお、TVモニター33に表示される把持部411,412の開き度情報は、同様に上記記録装置(図示せず)により記録される。この場合、上記術部画像情報と時間軸を統一して記録される。これにより、同様に記録情報に基づいた処置検討を行うことができる。
上記構成により、術者は、操作部42の可動ハンドル432を操作して術部の生体組織を把持部411,412とにより把持すると共に、上記内視鏡31により、術部の画像を撮像する。ここで、可動ハンドル432の回転角がエンコーダ46により検出され、この角度情報がデコーダ29に入力され、この角度情報に基づいて開き度が求められ、開き度情報としてコントローラ30に入力される。同時に、コントローラ30には、内視鏡31からの術部画像情報が入力され、この術部画像情報と上記把持部411,412の開き度情報をTVモニター33に出力して表示する。
ここで、術者は、把持部411,412との間で生体組織を把持しつつ、TVモニター33に表示される開き度情報及び術部画像を目視することにより、術部から目を離すこと無く、把持した生体組織の厚みや直径等の寸法形状が把握される。この状態で、術者は、フットスイッチ等の図示しないスイッチを操作して、上記電気メス電源(図示せず)からのバイポーラ電流を電極コード45を介して電極ピン44に供給して把持部411,412に印加し、生体組織を焼灼もしくは凝固しつつ把持力による剪断によって切断する。
(第4の実施の形態)
図5は、この発明の第4の実施の形態に係る手術用処置具を示すもので、上記第2の実施の形態と略同様の効果を期待することができる。但し、この第4の実施の形態では、処置具構造を除き上記第2の実施の形態と略同様に構成されることで、同一部分については、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
即ち、第4の実施の形態においては、挿入部50の先端には、固定把持部511に対して可動把持部512が回動軸513を介して回動自在に配される。可動把持部512は、上記挿入部50内に内装されるリンク機構、カム機構等で形成される図示しない駆動機構を介して矢印方向に開閉駆動される。
また、上記挿入部50の基端には、操作部52が配される。この操作部52には、固定ハンドル531に対して可動ハンドル532が回動軸533を介して回動自在に設けられ、この可動ハンドル532の固定ハンドル531に対する回動操作に連動して上記駆動機構(図示せず)を介して可動把持部512を固定把持部511に対向して矢印方向に開閉させる。
そして、固定把持部511には、発熱体であるヒーター54が可動把持部512に対向して設けられる。このヒーター54は、操作部52に接続された接続コード55を介して図示しない電源に接続される。これにより、ヒーター54は、上記電源(図示せず)からの電流が接続コード55を介して供給されて加熱制御される。
上記可動ハンドル532の回動軸533には、開き幅である開き度検出用のエンコーダ56が同軸的に設けられ、このエンコーダ56の出力端は、同様に上記デコーダ29、上記コントローラ30を介してTVモニター33に接続される(上記図2参照)。そして、このエンコーダ56は、可動ハンドル532の固定ハンドル531に対する回転角を検出してデコーダ29に出力する。デコーダ29は、入力した角度情報に基づいて、例えば可動把持部512の先端から基端の間における所望の1ヶ所における固定把持部511に対する開き度を求めてコントローラ30に出力し、該コントローラ30を介して上記TVモニター33に開き度情報を表示する。この際、TVモニター33には、同様に上記内視鏡31で撮像した術部画像が上記開き度情報と共に表示される。
なお、TVモニター33に表示される可動把持部512の固定把持部511に対する開き度情報は、同様に上記記録装置(図示せず)により記録される。この場合、上記術部画像情報と時間軸を統一して記録される。これにより、同様に記録情報に基づいた処置検討を行うことができる。
上記構成により、術者は、操作部52の可動ハンドル532を操作して可動把持部512を回動させて術部の生体組織を固定把持部511とにより把持すると共に、上記内視鏡31により、術部の画像を撮像する。ここで、可動ハンドル532の回転角がエンコーダ56により検出され、この角度情報がデコーダ29に入力され、この角度情報に基づいて開き度が求められ、開き度情報としてコントローラ30に入力される。同時に、コントローラ30には、内視鏡31からの術部画像情報が入力され、この術部画像情報と上記固定把持部511に対する可動把持部512の開き度情報をTVモニター33に出力して表示する。
ここで、術者は、可動把持部512と固定把持部511との間で生体組織を把持しつつ、TVモニター33に表示される開き度情報及び術部画像を目視することにより、術部から目を離すこと無く、把持した生体組織の厚みや直径等の寸法形状が把握される。この状態で、術者は、フットスイッチ等の図示しないスイッチを操作して、上記電源(図示せず)からの電流を接続コード55を介してヒーター54に印加し、生体組織を加熱して蛋白凝固させつつ把持力による剪断によって切断する。
なお、上記第2乃至第3の実施の形態では、開き度情報と術部画像を表示するように構成した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、上記開き度と共に、超音波振動あるいは、高周波電流(若しくはラジオ波電流)あるいは、ヒーター熱量の値を表示するように構成しても良い。
また、上記第1乃至第4の実施の形態では、手術用機器として内視鏡31を用いて構成した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、例えば顕微鏡を用いて構成することも可能で、同様の効果が期待される。
さらに、処置具構造としては、上記第1乃至第4の実施の形態で説明した処置具構造に限ることなく、その他、各種の処置具構造のものを用いて構成することが可能で、いずれの構造においても同様の効果が期待される。
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、この発明は、上記各実施の形態によれば、その他、次のような構成を得ることもできる。
(付記1)
少なくとも一方の把持部が可動する一対の把持部により生体組織を把持することができる処置具において、
前記把持部の配される挿入部の該把持部近傍に把持部の所定の位置における少なくとも1ヶ所の開き度を表示する表示手段を設けたことを特徴とする手術用処置具。
(付記2)
少なくとも一方の把持部が可動する一対の把持部により生体組織を把持することができる処置具において、
前記把持部の所定の少なくとも1ヶ所の開き度を計測する開き度検出部と、
前記開き度検出部で検出した開き幅情報を表示する表示手段と
を具備することを特徴とする手術用処置具。
(付記3)
付記2において、前記表示手段は、前記開き度検出部によって得られた開き度情報と共に、術部画像を表示することを特徴とする手術用処置具。
(付記4)
付記2又は3において、前記開き度検出部で検出した開度情報を記録する記録手段を具備することを特徴とする手術用処置具。
(付記5)
付記4において、前記記録手段は、前記開き度検出部で検出した開度情報と前記手術用機器の表示情報を時間軸を統一して記録することを特徴とする手術用処置具。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかにおいて、前記一対の把持部は、少なくとも一方に高周波電流あるいはラジオ波電流が選択的に供給されることを特徴とする手術用処置具。
(付記7)
付記6において、前記一対の把持部は、閉回路を形成することを特徴とする手術用処置具。
(付記8)
付記1乃至5のいずれかにおいて、前記一対の把持部は、少なくとも一方に超音波振動が選択的に伝達されることを特徴とする手術用処置具。
(付記9)
付記1乃至5のいずれかにおいて、前記一対の把持部は、少なくとも一方に発熱体が設けられることを特徴とする手術用処置具。
(付記10)
生体組織を処置する少なくとも一方が可動自在に配された少なくとも一方に高周波電流あるいはラジオ波電流が選択的に供給される開閉可能な一対の把持部と、
前記一対の把持部の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を検出する開き度検出部と、
前記開き度検出部で検出した開き度情報を表示する表示手段と、
前記開き度検出部で検出した開き度情報と、手術用機器の表示情報または前記一対の把持部の少なくとも一方に供給される高周波電流あるいはラジオ波電流の値の少なくともいずれか一方とを時間軸を統一して記録する記録手段と
を具備することを特徴とする手術用処置具。
(付記11)
生体組織を処置する少なくとも一方が可動自在に配された少なくとも一方に超音波振動が選択的に伝達される開閉可能な一対の把持部と、
前記一対の把持部の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を検出する開き度検出部と、
前記開き度検出部で検出した開き度情報を表示する表示手段と、
前記開き度検出部で検出した開き度情報と、手術用機器の表示情報または前記一対の把持部の少なくとも一方に伝達される超音波振動の値の少なくともいずれか一方とを時間軸を統一して記録する記録手段と
を具備することを特徴とする手術用処置具。
(付記12)
生体組織を処置する少なくとも一方が可動自在に配された少なくとも一方に発熱体が設けられる開閉可能な一対の把持部と、
前記一対の把持部の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を検出する開き度検出部と、
前記開き度検出部で検出した開き度情報を表示する表示手段と、
前記開き度検出部で検出した開き度情報と、手術用機器の表示情報または前記一対の把持部の少なくとも一方に設けられる発熱体の熱量の値の少なくともいずれか一方とを時間軸を統一して記録する記録手段と
を具備することを特徴とする手術用処置具。
この発明の第1の実施の形態に係る手術用処置具の構成を示した図である。 この発明の第2の実施の形態に係る手術用処置具の構成を示した図である。 図2の処置具を取り出して示した図である。 この発明の第3の実施の形態に係る手術用処置具の構成を示した図である。 この発明の第4の実施の形態に係る手術用処置具の構成を示した図である。
符号の説明
10…挿入部、111,112…把持部、12…回動軸、10…第1のアーム、13…操作部、141…固定ハンドル、142…可動ハンドル、143…回動軸、15…窓部、151…表示部、152…指針、15,151…発熱体、20…挿入部、21…プローブ、22…把持部、221…回動軸、23…操作部、241…固定ハンドル、242…可動ハンドル、243…回動軸、25…超音波振動子、26…ケーブル、27…超音波駆動電源、28…エンコーダ、29…デコーダ、30…コントローラ、31…内視鏡、32…光源、33…TVモニター、40…挿入部、411,412…把持部、413…回動軸、42…操作部、431…固定ハンドル、432…可動ハンドル、433…回動軸、44…電極ピン、45…電極コード、46…エンコーダ、50…挿入部、511…固定把持部、512…可動把持部、513…回動軸、52…操作部、531…固定ハンドル、532…可動ハンドル、533…回動軸、54…ヒーター、55…接続コード、56…エンコーダ。

Claims (2)

  1. 生体組織を処置する少なくとも一方が可動自在に配された開閉可能な一対の把持部と、
    前記一対の把持部の近傍に配され、前記一対の把持部の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を表示する表示手段と
    を具備することを特徴とする手術用処置具。
  2. 生体組織を処置する少なくとも一方が可動自在に配された開閉可能な一対の把持部と、
    前記一対の把持部の先端から基端の間における少なくとも1ヶ所の開き度を検出する開き度検出部と、
    前記開き度検出部で検出した開き度情報を表示する表示手段と
    を具備することを特徴とする手術用処置具。
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