JPH0628473B2 - 色信号復調器 - Google Patents

色信号復調器

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JPH0628473B2
JPH0628473B2 JP63324883A JP32488388A JPH0628473B2 JP H0628473 B2 JPH0628473 B2 JP H0628473B2 JP 63324883 A JP63324883 A JP 63324883A JP 32488388 A JP32488388 A JP 32488388A JP H0628473 B2 JPH0628473 B2 JP H0628473B2
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color
carrier wave
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眞次 西村
英夫 黒田
敏雄 土屋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は色信号復調器に関し、特に、2つの復調色信号
レベルを変換するための回路機能を有する色信号復調器
に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、NTSCカラーテレビジョン標準方式の複合映
像信号をEmとした場合、Emは次の式で表される。
Em=Ey+(Eb-Ey)sinωt/2.03+(Er-Ey)cosωt/1.14……
(1) ここで、Eyは輝度信号電圧、Eb−EyおよびEr−
Eyは色差信号電圧である。このNTSCカラーテレビ
ジョン標準方式の複合映像信号から色復調するものとし
て、色信号復調器が使用されている。
従来のディジタル処理による色信号復調器において、N
TSC信号の色搬送波の周波数が3.579545MHzであるこ
とから、1周期分のROMアドレス数は少なくとも13
2必要であり、色復調の位相精度を高めるためにはその
整数倍必要である。
ところで、Eyを0〜1に正規化した場合、Eb−Ey
の変動範囲は−0.89〜+0.89、Er−Eyの変
動範囲は−0.70〜+0.70である。上記(1)式
から明らかなように、Eb−EyとEr−Eyの色差信
号電圧に対応した映像信号上のレベルは、Emの変動範
囲が−0.33〜+1.33に入るように、異なった係
数により圧縮されている。
一方、スタジオ用ディジタルテレビジョンにおける符号
化パラメータとして国際規格化されたCCIR勧告60
1では、Eb−EyとEr−Eyの色差信号レベルを共
に225の量子化レベル、即ち変動範囲を−112〜+
112レベルとしている。従って、異なったレベルの2
つの色差信号により直角二相変調された色信号変調搬送
波を色復調する場合、2つの復調色差信号を同一変動範
囲で扱うために、それぞれ異なった係数を乗算して、レ
ベル変換を行なう必要がある。
第2図に従来例としてのディジタル色信号復調器の構成
を示す。この色信号復調器は、Eb−EyおよびEr−
Eyの復調色差信号レベルの変換機能を持っている。
第2図において、11は色信号変調搬送波(Em−E
y)の入力端子、13,13は第1および第2乗算
回路、15,15は第1および第2低域通過形フィ
ルタ(LPF)、17,17は第1および第2レベ
ル変換回路である。両レベル変換回路17,17
は、入力に固定係数を乗算する乗算回路あるいは入力
アドレス値に固定係数を乗算したデータを出力するRO
Mで構成されている。また、19,19は2つの復
調色差信号の出力端子である。更に、20は局部搬送波
発生回路であって、互いに直交関係にあり同一振幅レベ
ルを有する色信号搬送波を出力する第1および第2搬送
波発生回路21,21を有する。これら第1搬送波
発生回路21および第2搬送波発生回路21は、入
力アドレスの位相に対応した三角関数における正弦値お
よび余弦値のデータを出力するROMで構成されてい
る。
第2図に示す回路における動作をみる。
先ず、入力端子11から入力された色信号変調搬送波お
よび局部搬送波発生回路20で発生された直交関係にあ
る二相の色信号搬送波、即ち互いに直交関係にあり同一
振幅レベルを有する第1搬送波発生回路21および第
2搬送波発生回路21の出力が、第1乗算回路13
および第2乗算回路13に供給される。局部搬送波発
生回路20から発生される搬送波の振幅レベルは一般に
−1〜+1の範囲にある。
第1乗算回路13および第2乗算回路13におい
て、直交関係にある二相の色信号搬送波のそれぞれと入
力された色信号変調波搬送波とが互いに乗算される。第
1乗算回路13および第2乗算回路13の出力は第
1低域通過形フィルタ15および第2低域通過形フィ
ルタ15において、色信号として所望の帯域に周波数
制限され、2つの色信号に復調される。
2つの復調色信号は第1レベル変換回路17および第
2レベル変換回路17において定められたレベルに変
換され、出力端子19および出力端子19から出力
される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の回路構成は、レベル変換
のために乗算器やROMを個別に持っていたため回路規
模が大きくなるという問題点があった。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもので
あり、復調色信号に対するレベル変換係数を直接復調色
信号に対して乗算せずに、局部搬送波の振幅レベルをレ
ベル変換係数倍することにより個別のレベル変換回路を
不要とし、回路規模が小さくなるようにした色信号復調
器を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明にあっては、
所望の振幅比率に基づいており且つ互いに直交関係にあ
る第1および第2の搬送波を出力する搬送波発生回路を
具え、この搬送波発生回路から出力される第1および第
2の搬送波を第1および第2の乗算回路に供給する。こ
の第1および第2の乗算回路には直角二相変調された色
信号変調搬送波が共通に入力されており、第1および第
2の乗算回路において、第1および第2の搬送波と色信
号変調搬送波とが乗算される。これら第1および第2の
乗算回路の出力は、第1および第2の低域通過形フィル
タを通すことによって所望の帯域に周波数制限され、色
信号として出力されるようになっている。
〔作 用〕
搬送波発生回路から出力される第1および第2の搬送波
は、所望の振幅比率に基づいており且つ互いに直交関係
にある。第1搬送波が第1乗算回路に、第2搬送波が第
2乗算回路にそれぞれ供給される。
また、第1乗算回路および第2乗算回路には、直角二相
変調された色信号変調搬送波が共通に入力される。その
ため、第1乗算回路においては色信号変調搬送波と第1
搬送波とが乗算され、また、第2乗算回路では色信号変
調搬送波と第2搬送波とが乗算される。
第1および第2の乗算回路の出力は第1および第2の低
域通過形フィルタで所望の帯域に周波数制限されて色信
号として出力される。
本発明にあっては、搬送波発生回路からは所望の比率に
基づいており且つ互いに直交関係にある第1および第2
搬送波が出力されるので、レベル変換を行なう回路部分
が不必要である。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図は、本発明の一実施例における色信号復調器の構
成を示す。ここで、第2図と同じ符号は同一の回路部を
示すものである。異なるのは、第2図における第1レベ
ル変換回路17,第2レベル変換回路17の機能
を、第1図における局部搬送波発生回路30、即ち互い
に直交関係にありレベル変換用係数を乗じた振幅レベル
を有する第1搬送波発生回路31および第2搬送波発
生回路31に持たせたことであり、第2図に示す個別
のレベル変換回路が不要になっていることである。
このような回路構成における動作を以下に述べる。
第1図において、局部搬送波発生回路30に含まれる第
1搬送波発生回路31,第2搬送波発生回路31
共にROMで成っており、共通したアドレスに正弦値,
余弦値のデータがディジタル値として格納されている。
この格納値は、レベル変換用係数を重じた振幅レベルの
比率のディジタル値となっている。そのため、指定され
たアドレスに従った正弦値によって表される第1搬送波
が第1搬送波発生回路31から出力される。それと共
に、そのアドレスに従った余弦値によって表される第2
搬送波が第2搬送波発生回路31から出力される。
入力端子11に入力される色信号変調搬送波(Em−E
yに相当する)は、第1乗算回路13および第2乗算
回路13に共通に供給される。両搬送波発生回路31
および31において、局部搬送波発生回路30で発
生された直交関係にある二相の色信号搬送波とそれぞれ
乗算される。
第1搬送波発生回路31からは正弦値が、第2搬送波
発生回路31からは余弦値でそれぞれ示される色信号
搬送波が出力される。これら2つの色信号搬送波は互い
に直交関係にある。そのため、色信号変調搬送波と正弦
値の色信号搬送波との乗算結果として、第1乗算回路1
からEb−Eyの色差信号電圧成分が出力される。
また、色信号変調搬送波と余弦値の色信号搬送波との乗
算結果として、第2乗算回路13からEr−Eyの色
差信号電圧成分が出力される。
ところで、第1搬送波発生回路31および第2搬送波
発生回路31から出力される2つの色信号搬送波の振
幅はレベル変換用係数を乗じた振幅レベルの比率となっ
ており、第1乗算回路13から出力されるEb−Ey
および第2乗算回路13から出力されるEr−Eyの
両成分は、既にレベル変換用係数を乗じた振幅レベルと
なっている。
第1乗算回路13および第2乗算回路13の両出力
は第1低域通過形フィルタ15および第2低域通過形
フィルタ15において、色信号として所望の帯域に周
波数制限され、2つの色信号に復調される。従って、第
1低域通過形フィルタ15および第2低域通過形フィ
ルタ15の出力は、そのままレベル変換された復調色
信号として、それぞれ出力端子19および出力端子1
から出力される。
ところで、第2図の従来の色信号復調器に関連して述べ
たように、局部搬送波発生回路20の回路自体は、一般
に入力アドレスの位相に対応した三角関数における正弦
値および余弦値のデータを出力するROMにより構成さ
れている。このROMデータを2つの色信号に対するレ
ベル変換係数倍するだけで、回路規模を増加させること
なく、局部搬送波発生回路30にレベル変換機能を持た
せることができる。
このように、ディジタル色復調回路における局部搬送波
発生回路30をROMで構成し、そのROMデータをレ
ベル変換係数倍することにより、回路規模を増加させる
ことなく、局部搬送波発生回路30にレベル変換機能を
持たせることができる。そのため、個別のレベル変換回
路が不要となるので、回路規模を小さくできる利点があ
る。
なお、上述した本発明の実施例において、第1乗算回路
13および第2乗算回路13が、入力色信号のサン
プリングクロックの2倍の周波数で動作可能な場合は、
1つの回路を交互に切り替え使用できることから、2つ
ある必要がなくなることは明らかである。
また、説明の都合上、ディジタル処理による色復調回路
について述べたが、色信号に対するレベル変換をアナロ
グ処理により行なう色復調回路にも、適用できることは
明らかである。即ち、局部搬送波発生回路30において
アナログ的に発生する正弦波および余弦波の振幅をレベ
ル変換係数倍すれば、個別のレベル変換回路は不要であ
る。
更に、本発明は実施例に限られることはなく、各種の変
形態様があることは当業者であれば容易に推考できるで
あろう。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、復調色信号に対する
レベル変換係数を直接復調色信号に対して乗算せずに、
局部搬送波の振幅レベルをレベル変換係数倍することに
より個別のレベル変換回路を不要にできるので、回路規
模が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による色信号復調器の構成プ
ロック図、 第2図は従来例を示す構成ブロック図である。 図において、 11は入力端子、 13は乗算回路、 15は低域通過形フィルタ、 17はレベル変換回路、 19は出力端子、 20は局部搬送波発生回路、 21は搬送波発生回路、 30は局部搬送波発生回路、 31は搬送波発生回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の振幅比率に基づいており且つ互いに
    直交関係にある第1および第2の搬送波を出力する搬送
    波発生回路と、 直角二相変調された色信号変調搬送波が共通に入力さ
    れ、当該色信号変調搬送波と前記搬送波発生回路から出
    力される第1および第2の搬送波と乗算する第1および
    第2の乗算回路と、 前記第1および第2の乗算回路の出力を色信号として所
    望の帯域に周波数制限する第1および第2の低域通過形
    フィルタと、 を具えるように構成したことを特徴とする色信号復調
    器。
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