JPH06283348A - 変圧器 - Google Patents

変圧器

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Publication number
JPH06283348A
JPH06283348A JP6722593A JP6722593A JPH06283348A JP H06283348 A JPH06283348 A JP H06283348A JP 6722593 A JP6722593 A JP 6722593A JP 6722593 A JP6722593 A JP 6722593A JP H06283348 A JPH06283348 A JP H06283348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
gas duct
duct
lightning arrester
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP6722593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Inoue
保 井上
Shin Yamada
慎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6722593A priority Critical patent/JPH06283348A/ja
Publication of JPH06283348A publication Critical patent/JPH06283348A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変圧器への異常電圧の侵入を防止することが
できる、信頼性の高い変圧器を提供する。 【構成】 ガスダクト27の端部にはT字型ガスダクト
31が接続され、その一端はその下部に配設された避雷
器29に接続され、他の一端はガス絶縁機器に接続され
るガスダクト32に接続されている。そして、前記ガス
ダクト32は地上近くまで引き下ろされて、他のガス絶
縁機器に接続されている。なお、これらのブッシング、
避雷器、ガスダクトは、ほぼ直線状に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大容量、高電圧の変圧
器に係り、特に、1相の変圧器を少なくとも2分割し、
それぞれの変圧器から共通の電位を持つリード線を取り
出し、共通のダクト内部に収納する変圧器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、都市の地価上昇などから、発電所
など電力供給地は電力需要地から離れた部分に建設され
る場合が多い。そのような遠隔距離からの送電として、
最近UHV送電の検討がなされている。このUHV送電
においては、通常、変電所は山中に配置される。また、
かかる変電所に用いられる変圧器は、従来と同様、厳し
い輸送制限の範囲内で製作される。この様な変電所に用
いられる変圧器は、電圧が高く大容量であることから、
3相変圧器を6分割したものが検討されている。この様
な変圧器の1相分の例を図4に示した。
【0003】即ち、図4に示した様に、単相変圧器を構
成する各単位変圧器1A,1Bは、その長手方向のタン
ク23がお互いに対向するように並列に設置され、防音
壁4にて覆われている。また、前記各単位変圧器1A,
1Bは、おのおのタンク23とこのタンク23内に設置
された鉄心24、およびこの鉄心24の主脚に巻回され
た巻線25より構成されている。さらに、各単位変圧器
1A,1Bの高圧リード14は、各単位変圧器1A,1
Bのタンク23の対向する側面のほぼ同じ高さから、T
字状のダクトを介して高圧ブッシング16に接続されて
いる。
【0004】一方、中圧リード15は、単位変圧器1
A,1Bのタンク23の対向面の上部より引き出され、
ダクト内に収納されて、前記引き出し部とほぼ同じ高さ
で単位変圧器の外側に引き出されている。つまり、中圧
ダクトは、単位変圧器1A,1Bに付属する負荷時変圧
調整器3A,3Bの設置されている位置までは、単位変
圧器から引き出された高さに水平に取り付けられてい
る。
【0005】図5は、図4に示した単相変圧器を3台並
べて3相変圧器を構成した場合の一例を示したものであ
る。即ち、2台の単位変圧器1A,1Bから構成された
単相変圧器U、同様に、それぞれ2台の単位変圧器1
C,1D、1E,1Fから構成された単相変圧器V,W
が、それぞれタンク23の長手方向側面を対向させた状
態で並置されて3相変圧器が構成されている。なお、こ
の場合、高圧ブッシング16と中圧ブッシング17は互
いに反対向きに配置され、各相間ではそれぞれ同一方向
に揃えて並置されている。また、高圧線路あるいは中圧
線路と変圧器の接続は、ガスダクト26,27によって
行われ、高圧ブッシング16と高圧用ガスダクト26、
中圧ブッシング17と中圧用ガスダクト27がそれぞれ
接続されている。そして、これらのガスダクト26,2
7は、変圧器と反対の端部で他の変電機器と接続されて
いる。
【0006】次に、図6は、前述した中圧リード15を
単位変圧器の上部より引き出した時の従来の構成を示し
たものである。また、図7は、図6のX−X矢視断面図
である。なお、同図においては、変圧器内の巻線、鉄心
などは省略してある。
【0007】即ち、両図において、中圧リード15は、
変圧器タンク23の上部より引き出されてほぼ水平に配
置されている。そして、その水平部分にブッシング17
が取り付けられ、さらにガスダクト27に接続されてい
る。また、前記ガスダクト27及びブッシング17は支
持台28によって支持されている。さらに、前記ガスダ
クト27は、ブッシング17を取り付けた後、L型のダ
クトを使用して地上近くまで引き下げられる。そして、
そこでT字型のダクトを使用して、一方は避雷器29に
接続され、他方は他のガス絶縁機器に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様な従来の変圧器には、以下に述べる様な解決すべき
課題があった。即ち、ガスダクト27は、ブッシングに
接続された後、一旦地上近くまで引き下げられ、そこで
T字型のガスダクトに接続される。この場合、T字型の
ガスダクトの一端は、その高さで他のガス絶縁機器に接
続されるが、他端は避雷器29に接続するため、避雷器
29の上部の位置まで再びガスダクト30を立ち上げる
必要があり、構造が複雑となっていた。また、ブッシン
グ17などの重量物を上部に配設する必要があるため、
支持台28などを用いる必要があった。さらに、避雷器
29に接続されるガスダクト27は、一旦変圧器下部ま
で下げられ、その後再び避雷器高さまで立ち上げられる
ので、変圧器と避雷器間のガスダクトの長さが長くなっ
ていた。この様に、変圧器から避雷器29までのガスダ
クトの長さが長くなると、雷電圧などの異常電圧が送電
線に侵入したとき、変圧器への保護能力が低下すること
は良く知られていることである。
【0009】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ガスダクトの配置を改善するこ
とにより、変圧器への異常電圧の侵入を防止すると共
に、信頼性の高い変圧器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンク内部に
複数の巻線、鉄心を収納して変圧器を構成し、前記変圧
器の1相を少なくとも2つのタンクに分割して構成した
変圧器において、前記各タンクから引き出されたダクト
を共通のダクトに接続した後、変圧器の長手方向に水平
に引き出してブッシングを取り付け、さらに、T字形ガ
スダクトに接続し、このT字形ガスダクトの一端を、そ
の下方に配設された避雷器に接続すると共に、T字形ガ
スダクトの他端には他のガスダクトを接続し、このガス
ダクトを、変圧器の高さ方向の下部まで引き下げて構成
したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の変圧器においては、ブッシングを取り
付けた直後に避雷器を取り付けているため、変圧器と避
雷器とが最短の距離で接続されることになる。そのた
め、送電線に侵入した異常電圧からの保護能力が高く、
変圧器をかかる異常電圧から有効に保護できる。さら
に、避雷器自体がブッシングなどの支持台となるため、
従来必要であった支持台が不要となるばかりか、耐震上
の信頼性も大幅に向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて具
体的に説明する。なお、図4乃至図7に示した従来型と
同一の部材には同一の符号を付して、説明は省略する。
本実施例においては、図1に示した様に、ガスダクト2
7の端部にはT字型ガスダクト31が接続され、その一
端はその下部に配設された避雷器29に接続され、他の
一端はガス絶縁機器に接続されるガスダクト32に接続
されている。そして、前記ガスダクト32は地上近くま
で引き下ろされて、他のガス絶縁機器に接続されてい
る。なお、これらのブッシング、避雷器、ガスダクト
は、ほぼ直線状に配置されている。
【0013】この様な構成を有する本実施例の変圧器
は、以下の様に作用する。即ち、本実施例の変圧器にお
いては、避雷器29を縦型で使用し、ブッシング17を
取り付け後すぐにT字型ガスダクト31を介して避雷器
29を取り付けている。かかる構成により、避雷器29
自体が従来の支持台28と同様な役目を果たすため、従
来必要であった支持台28が不要となる。また、避雷器
29は通常断面が円形のタンクで製作され、内部に避雷
器要素などが内蔵されているため、重心が低く、耐震上
も安定した構造となっている。そのため、支持台として
の効果も大きく、信頼性の高い変圧器を提供することが
できる。
【0014】さらに、避雷器29が変圧器のブッシング
取り付け後、最短距離で取り付けられているため、ガス
ダクトの長さも短くてすみ、送電線等に侵入した異常電
圧に対しても変圧器への異常電圧の保護性能が上昇し、
変圧器を異常電圧から保護することができ、信頼性の高
い変圧器が提供できる。
【0015】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、図2及び図3に示す様に、T字型ガス
ダクト33の一端を水平方向に引き出し、さらにL字型
ダクト34を介して避雷器29を取り付けても良い。こ
の場合は、変圧器、避雷器などを現地で据え付ける場
合、避雷器が一直線上に配置されないため、ガスダクト
と避雷器を同時に据え付けることができ、据え付け時間
の短縮が図れる。さらに、避雷器が故障した場合におい
ても、避雷器の上部に構造物がないため、容易に故障し
た避雷器を取り除くことができ、事故時の復旧作業が容
易となる。
【0016】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、分割
型の変圧器の各タンクから引き出されたダクトを共通の
ダクトに接続した後、変圧器の長手方向に水平に引き出
してブッシングを取り付け、さらに、T字形ガスダクト
に接続し、このT字形ガスダクトの一端を、その下方に
配設された避雷器に接続すると共に、T字形ガスダクト
の他端に他のガスダクトを接続し、このガスダクトを変
圧器の高さ方向の下部まで引き下げて構成することによ
り、耐震性に優れ、変圧器への異常電圧の侵入を防止で
き、しかも、避雷器が故障した場合においても復旧が容
易である、信頼性の高い変圧器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変圧器の一実施例を示す側面図
【図2】本発明の他の実施例を示す側面図
【図3】図2に示した実施例の平面図
【図4】従来の分割型変圧器の構成を示す平面図
【図5】従来の3相変圧器の構成を示す平面図
【図6】従来の変圧器の側断面図
【図7】図6のX−X矢視断面図
【符号の説明】
23…タンク 24…鉄心 25…巻線 14,15…リード線 16,17…ブッシング 27,32…ガスダクト 33…T字型ガスダクト 29…避雷器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内部に複数の巻線、鉄心を収納し
    て変圧器を構成し、前記変圧器の1相を少なくとも2つ
    のタンクに分割して構成した変圧器において、 前記各タンクから引き出されたダクトを共通のダクトに
    接続した後、変圧器の長手方向に水平に引き出してブッ
    シングを取り付け、さらに、T字形ガスダクトに接続
    し、このT字形ガスダクトの一端を、その下方に配設さ
    れた避雷器に接続すると共に、T字形ガスダクトの他端
    には他のガスダクトを接続し、このガスダクトを、変圧
    器の高さ方向の下部まで引き下げて構成したことを特徴
    とする変圧器。
JP6722593A 1993-03-26 1993-03-26 変圧器 Pending JPH06283348A (ja)

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JP6722593A JPH06283348A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 変圧器

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JP6722593A JPH06283348A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 変圧器

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JPH06283348A true JPH06283348A (ja) 1994-10-07

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ID=13338762

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JP6722593A Pending JPH06283348A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 変圧器

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