JPH0628304Y2 - Icカ−ド - Google Patents

Icカ−ド

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JPH0628304Y2
JPH0628304Y2 JP1986075114U JP7511486U JPH0628304Y2 JP H0628304 Y2 JPH0628304 Y2 JP H0628304Y2 JP 1986075114 U JP1986075114 U JP 1986075114U JP 7511486 U JP7511486 U JP 7511486U JP H0628304 Y2 JPH0628304 Y2 JP H0628304Y2
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JP
Japan
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card
conductive
circuit pattern
external terminal
elastomer sheet
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JP1986075114U
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JPS62187782U (ja
Inventor
直史 安田
考吉 戸塚
正樹 永田
Original Assignee
日本合成ゴム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はICカードに関し、特にICチップと回路パタ
ーンの電気的接続、さらには外部端子電極と回路パター
ンの電気的接続に導電性エラストマーシートを用いたI
Cカードに関するものである。
(従来の技術) ICカードは、キャッシュカードやクレジットカードな
どと同じサイズ、典型的には外形寸法58.4×85.6mm、厚
み0.76mm(ISO規格カード)のプラスチック製カード
の中にIC(集積回路Integrated Circ
uitの略)チップ、回路パターンを有する基板(以
下、単に「基板」と称する)および外部端子電極よりな
るICモジュール部を内蔵してなる。
このようなICカードにおいて、ICチップと回路パタ
ーンまたは外部端子電極と回路パターンの電気的接続方
法としては、例えば電子材料9月号P.31〜35(1
985)に記載されているように、ICチップと回路パ
ターンの接続においてはワイヤボンディング法がおもに
用いられ、また、外部端子電極と回路パターンとの接続
には回路パターンを有する基板に金属電極パターンを形
成したものが用いられている。第1図は、従来のワイヤ
ボンディング法によるICモジュール部を示したもの
で、外部端子電極4に接続された回路パターン3とIC
チップ1はボンディングワイヤ7によって電気的に接続
されている。なお、2、2Aは樹脂、8は回路基板(プ
リント基板)である。
しかしながら、ICチップと回路パターンの接続にワイ
ヤボンディング法を用いた場合、得られるICカード
は、変形に弱く、さらにICがより高密度化した場合、
上記変形に対する強度がより弱くなる。また、実装技術
上もICの高密度化、ICカードの薄型化に限界があ
る。
一方、外部端子電極として回路パターンと直接つながる
金属電極を使用した場合には、ICカードが外部の静電
気を感知し、ICに異常をきたしやすいという問題を生
ずる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、従来のICカードが有する、変形強度
が弱いこと、ICの高密度化、薄型化が困難なこと、さ
らには静電気に対し弱いことなどの問題点を解決するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、外部端子電極に接続される基板上の回路パタ
ーンにICチップを接続したICモジュール部を有する
ICカードにおいて、前記ICチップと回路パターン間
の接続に厚み方向に導電路を形成する導電性エラストマ
ーシートを用いたことを特徴とするICカードを提供す
るものである。
以下、本考案を図面により詳細に説明する。
(実施例) 第2図は、本考案の一実施例を示すICカードのICモ
ジュール部の断面図である。
このICモジュール部は、外部端子電極4に接続された
回路パターン3が表面に形成された回路基板8と、該回
路パターン3の上部に厚み方向に導電路を形成する導電
性エラストマーシート(以下、「導電性エラストマーシ
ートA」と称する)5を介して載置された回路パターン
に平行なICチップ1と、該ICチップの隣接する部分
とを絶縁し、固定するための樹脂部2、2Aとからな
る。
ICチップ1と回路パターン3の間に可燒性に富む導電
性エラストマーシートA5を介在させることにより、I
Cチップと回路パターン間に短い導電路を形成し、フレ
キシブルな状態で電気的に接続することができる。これ
によりICカードの変形強度を高め、ICの多ピン化、
高密度化およびICカードの薄型化を達成することがで
きる。
本考案に用いる導電性エラストマーシートA5は、厚み
方向に導電路を形成し得るものであればよい。ここで導
電路を形成するとは、エラストマーシートの少なくとも
厚み方向に、加圧状態でまたは無加圧状態のままで導電
路を形成しうる機能をいい、例えばエラストマーシート
中に金属などの導電体の粒子あるいは繊維などを分散さ
せて構成される導電性エラストマーシートにおいて、厚
み方向に圧力を加えることによりあるいは加えないで導
電性を有することをいう。ここにおける導電体の形状は
特に限定するものではないが、導電路形成部の耐屈曲性
を考慮すると、導電体は粒子状のものが好ましい。
この種の導電性エラストマーシートAとしては、例え
ば、 (イ)特開昭51−93393号公報に開示されている
ような、金属粒子をエラストマーに均一に分散して得ら
れるタイプのもの、 (ロ)特公昭60−032285号公報、特開昭54−
146873号公報および特開昭55−159578号
公報に開示されているような、導電性磁性体粒子をエラ
ストマーに偏在させて成形した、厚み方向に複数の導電
路を形成する部分と、これら厚み方向に導電路を形成す
る部分の相互間を絶縁する絶縁部とを有するタイプのも
の、 本考案においては特に(ロ)のタイプで、導電材として
金属粒子を使用したものが好ましく、特性的には、0.2m
m以下の厚みで、導通抵抗が0.5Ω/mm2以下、3本/mm
以上の分解能を有し、かつ多少の圧縮や曲げに対しても
導電路の安定しているものが好ましい。このような導電
性エラストマーシートAの市販品としては、日本合成ゴ
ム(株)製、導電性ゴム、商品名 JSR PCR 3
05−02があげられる。
第3図は、本考案の他の実施例を示すもので、第2図の
装置と異なる点は外部端子電極4の下面に加圧状態で圧
み方向に導電路を形成する導電性エラストマーシート
(以下、「加圧導電性エラストマーシートB」と称す
る)6を設け、カードの使用時に該加圧導電性エラスト
マーシートB6が押圧されて外部端子電極が電気的に導
通するようにしたものである。このような構造にすれ
ば、第2図の実施例に示した効果に加え、カードの未使
用時には外部端子電極と内部回路との間が絶縁性を保
ち、使用時には導通状態となるので、ICを静電気から
保護することができる。
この目的に使用される加圧導電性エラストマーシートB
6は、一定値以上の加圧により導電性を有するものであ
ればよく、例えば特開昭53−43749号公報に開示
されているように、シリコンゴムおよび導電性金属粒子
を混合して成るものなどがあげられ、その特性としては
無加圧時の抵抗が10Ω以上であり、加圧時には1Ω
・cm以下であるものが好ましく、絶縁状態から導電状態
に変わる際の応答性のすぐれたものが望ましい。このよ
うな導電性エラストマーシートBの市販品としては例え
ば日本合成ゴム(株)製 加圧導電性エラストマー、商
品名 JSR PCR 101−05、同じく JSR
PCR 301−05などがあげられる。
第4図は、本考案のさらに他の実施例を示すもので、外
部端子電極4と回路パターン3の間に第3図の場合と同
様な加圧導電性エラストマーシートBを介在させたもの
である。このような構造としても第3図の実施例と同様
に静電気を防止することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、ICカードの回路パターンとICチッ
プ間を導電性エラストマーシートで電気的に接続するこ
とにより、従来のワイヤボンディング法を用いて回路パ
ターンとICチップを接続したICカードよりもICカ
ードの変形に対する抵抗力が増大し、ICの高密度化お
よびICカードの薄型化が可能になる。また外部端子電
極に加圧導電エラストマーBを用いることにより、IC
カードが未使用時に静電気を感知することがないので、
静電気によるICの異常発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のICカードのICモジュール部を示す
断面図、第2図、第3図、第4図は、それぞれ本考案の
実施例を示すICカードのICモジュール部の断面図で
ある。 1……ICチップ、2、2A……樹脂、3……回路パタ
ーン、4……外部端子電極、5……導電性エラストマー
シートA、6……加圧導電性エラストマーシートB、7
……ボンディングワイヤ、8……回路基板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部端子電極に接続される基板上の回路パ
    ターンにICチップを接続したICモジュール部を有す
    るICカードにおいて、前記ICチップと回路パターン
    間の接続に厚み方向に導電路を形成する導電性エラスト
    マーシートを用いたことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲(1)において、
    外部端子電極または外部端子電極と回路パターンとの接
    続部に加圧導電性エラストマーを用いることを特徴とす
    るICカード。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲(1)において、
    導電性エラストマーシートは導電性金属粒子を偏在させ
    て成形した、厚み方向に複数の導電路を形成する部分
    と、これら厚み方向に導電路を形成する部分の相互間を
    絶縁する絶縁部とを有するものであることを特徴とする
    ICカード。
JP1986075114U 1986-05-19 1986-05-19 Icカ−ド Expired - Lifetime JPH0628304Y2 (ja)

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JP1986075114U JPH0628304Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 Icカ−ド

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JPS62187782U JPS62187782U (ja) 1987-11-30
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JPS6133165U (ja) * 1984-07-31 1986-02-28 凸版印刷株式会社 集積回路内蔵カ−ド
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