JPH06282754A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

商品販売データ処理装置

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JPH06282754A
JPH06282754A JP6874793A JP6874793A JPH06282754A JP H06282754 A JPH06282754 A JP H06282754A JP 6874793 A JP6874793 A JP 6874793A JP 6874793 A JP6874793 A JP 6874793A JP H06282754 A JPH06282754 A JP H06282754A
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JP
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JP6874793A
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Takeshi Yagome
剛 矢込
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Toshiba TEC Corp
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドロワを具備したECR等の商品販売データ
処理装置において、会計業務の実行時に高額紙幣が不要
に露出するようなことを防止する。 【構成】 複数種類の金銭を分類して収納するドロワ2
3の所定の開口凹部29に金銭カバー30を開閉自在に
装着し、この金銭カバー30を通常は閉止状態に保持し
て所定条件で開放するカバー開閉手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子キャッシュレジス
タやPOS(Point Of Sales)端末等に利用される商品販
売データ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の販売業務を支援する商品販売デー
タ処理装置は、例えば、金銭を収納するドロワを装置本
体の底部にスライド移動で開閉自在に装着し、各種デー
タが操作入力されるキーボードと各種データを表示出力
するディスプレイとを前記装置本体の表面上に形成し、
各種データをレシートやジャーナルとして印字出力する
R/J(Receipt/Journal)プリンタを前記装置本体の上
部に内蔵した構造などとなっている。
【0003】そこで、このような構造の商品販売データ
処理装置の一従来例として、ここでは本出願人が特開平
3-84697 号公報等に開示した電子キャッシュレジスタを
図7及び図8に基づいて説明する。まず、この商品販売
データ処理装置である電子キャッシュレジスタ1は、図
7に例示するように、扁平なボックス状のドロワユニッ
ト2上に一体に設置したレジスタ本体3に、各種データ
がキー押下で操作入力されるキーボード4,5、各種デ
ータが光学読取で操作入力されるバーコードスキャナ
6、各種データを表示出力するディスプレイ7、各種デ
ータを印字出力するR/Jプリンタ8等を一体に設けた
構造となっている。
【0004】そして、この電子キャッシュレジスタ1の
ドロワユニット2は、上面が開口した扁平なボックス状
のドロワ9と、前面に矩形開口10が形成された扁平な
ボックス状の装置本体であるドロワ本体11とを設け、
このドロワ本体11の内部に前記矩形開口10から前記
ドロワ9をスライド自在に配置した構造となっている。
より詳細には、図8に例示するように、このドロワ本体
11の内側面と前記ドロワ9の外側面とには、ガイドレ
ール12,13とガイドローラ14,15とでスライド
機構が形成されており、このスライド機構によって前記
ドロワ9は前記ドロワ本体11内に前後方向にスライド
自在に支持されている。
【0005】そして、このドロワユニット2では、上述
のように前記ドロワ本体11の内部で前記ドロワ9を前
方に付勢するコイルスプリング16や、このコイルスプ
リング16で付勢されたドロワ9を前記ドロワ本体11
の内部に閉止状態に保持するドロワ開閉手段であるロッ
ク機構17等が、前記ドロワ本体11の内部後方に設け
られている。そこで、このドロワユニット2の前記ロッ
ク機構17は、電子キャッシュレジスタ1のレジスタ本
体3内のCPU(Central Processing Unit)等のデータ
制御手段(図示せず)に接続されており、このデータ制
御手段の所定の出力データに従って前記ドロワ本体11
に閉止した前記ドロワ9を開放するようになっている。
なお、このドロワユニット2では、金銭である貨幣や紙
幣(共に図示せず)の形態に対応した複数の開口凹部1
8,19が上面に連設されたマネーケース20が前記ド
ロワ9とは別体で設けられており、このドロワ9に前記
マネーケース20が一部として着脱自在に装着されてい
る。
【0006】このような構成において、この電子キャッ
シュレジスタ1で販売業務を支援する場合は、店員がキ
ーボード4,5の手動操作やバーコードスキャナ6の光
学走査で商品データや金額データ等を入力すると、これ
らの入力データに基づいてデータ制御手段がディスプレ
イ7の表示やR/Jプリンタ8の印刷で各種データを出
力するなどして登録処理を順次実行する。そこで、この
登録処理を完了した店員がキーボード4,5の手動操作
で締め処理を入力すると、この入力データに基づいてデ
ータ制御手段は締め処理を実行すると共にドロワユニッ
ト2にドロワ開放信号を出力することになる。
【0007】すると、このドロワ開放信号を受信したド
ロワユニット2のロック機構17は、コイルスプリング
16の弾発力に抗したドロワ9の閉止を解除するので、
このドロワ9はコイルスプリング16の弾発力でドロワ
本体11から外方に突出することになる。このようにす
ることで、このドロワ9の開口凹部18,19が露出し
て貨幣や紙幣が出し入れ自在となるので、これらの金銭
を店員と顧客とが授受することで会計作業を実行するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような電子キャ
ッシュレジスタ1では、ドロワユニット2のドロワ本体
11にドロワ9がスライド自在に格納されているので、
このドロワ9の開口凹部18,19に金銭を簡易に出し
入れすることができる。
【0009】ここで、上述のような電子キャッシュレジ
スタ1では、ドロワ9の後半部に連設された複数の開口
凹部19に複数種類の紙幣を分類して収納するようにな
っているが、これではドロワ本体11からドロワ9を開
放すると全部の開口凹部19が露出するので、利用頻度
が高い低額紙幣と共に利用頻度が低い高額紙幣も取出自
在となって防犯効果が低下している。
【0010】特に、上述のような電子キャッシュレジス
タ1では、キーボード4,5の簡易な手動操作でドロワ
9をドロワ本体11から開放することができるので、こ
れは専任の店員でなくともドロワ9を開放して金銭を強
奪することができる。そこで、深夜でも営業している店
舗(図示せず)などでは、犯罪が頻発する時間帯にはド
ロワ9から高額紙幣を取出して店舗の金庫(図示せず)
などに収納するなどしているが、これでは店員の作業が
煩雑であり、上述のような時間帯しか防犯効果がないの
で実際的でない。
【0011】
【課題を解決するための手段】キーボード等のデータ入
力手段から入力された商品データや金額データ等の各種
データに基づいて登録処理や装置制御などの各種の処理
作業を実行するデータ制御手段を設け、複数種類の金銭
を分類して収納する複数の開口凹部が内部に連設された
ドロワを装置本体に開閉自在に装着し、この装置本体に
前記ドロワを通常は閉止状態に保持すると共に前記デー
タ制御手段の所定の出力データに従って開放するドロワ
開閉手段を設けた商品販売データ処理装置において、所
定の前記開口凹部を開閉自在に遮蔽する金銭カバーを前
記ドロワに装着し、このドロワに前記金銭カバーを通常
は閉止状態に保持すると共に前記データ制御手段の所定
の出力データに従って開放するカバー開閉手段を設け
た。
【0012】
【作用】ドロワに通常は閉止状態に保持する金銭カバー
をカバー開閉手段がデータ制御手段の所定の出力データ
に従って開放することにより、例えば、高額紙幣の授受
を要しない会計業務の実行時などには高額紙幣を収納し
た開口凹部を金銭カバーで閉止した状態でドロワを開放
するようなことができる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図6に基づい
て説明する。なお、本実施例の商品販売データ処理装置
である電子キャッシュレジスタにおいて、一従来例とし
て前述した電子キャッシュレジスタ1と同一の部分に関
しては、同一の名称と符号とを流用して詳細な説明は省
略する。
【0014】まず、この商品販売データ処理装置である
電子キャッシュレジスタ21では、図1に例示するよう
に、扁平なボックス状のドロワユニット22上に装置本
体であるレジスタ本体3を一体に設置し、このレジスタ
本体3に、キーボード4,5、バーコードスキャナ6、
ディスプレイ7、R/Jプリンタ8等を一体に設けた構
造となっている。
【0015】そして、この電子キャッシュレジスタ21
のドロワユニット22は、同図及び図2に例示するよう
に、上面が開口した扁平なボックス状のドロワ23を、
前面に矩形開口24が形成された扁平なボックス状の装
置本体であるドロワ本体25の内部に、スライド自在に
配置した構造となっている。そこで、このドロワユニッ
ト22では、図3及び図4に例示するように、前記ドロ
ワ本体25の内部で前記ドロワ23を前方に付勢するコ
イルスプリング16と、このコイルスプリング16で付
勢されたドロワ23を前記ドロワ本体25の内部に閉止
状態に保持するドロワ開閉手段であるロック機構17と
が、前記ドロワ本体25の内部後方に設けられている。
【0016】また、このドロワユニット22のドロワ2
3は、図2ないし図4に例示したように、金銭である貨
幣(図示せず)用の六つの開口凹部26が連設された別
体のコインケース27が一部として前半部に着脱自在に
装着されており、その後半部には底面に一体に突設され
た隔壁28により、金銭である紙幣(図示せず)の形態
に対応した四つの開口凹部291 〜294 が連設されて
いる。
【0017】より詳細には、ここで例示するドロワユニ
ット22のドロワ23は、日本の金銭を収納することを
想定しているので、例えば、貨幣用の六つの前記開口凹
部26は、五百円玉と百円玉と五十円玉と十円玉とを個
々に収納するようになっており、紙幣用の四つの前記開
口凹部291 〜294 は、多量の一万円札を継続的に収
納する一つと、少量の一万円札を一時的に収納する一つ
と、全部の五千円札を収納する一つと、全部の千円札を
収納する一つとで形成されている。
【0018】そして、このドロワユニット22の前記ド
ロワ23では、最も高額で利用頻度が低い一万円札を収
納する前記開口凹部29のみに、これを開閉自在に遮蔽
する金銭カバー30が後部の支持軸31で開閉自在に装
着されている。さらに、このドロワユニット22では、
この金銭カバー30の後縁部から上方に係合爪32が突
設されており、前記ドロワ本体25の内部の上面前方に
装着されたソレノイド33のプランジャ34が前記係合
爪32に係脱自在に係合するようになっている。より詳
細には、前記金銭カバー30の係合爪32は前記支持軸
31より後方に立設されており、図3及び図4に例示し
たように、前記ソレノイド33のプランジャ34は後面
の下端部が傾斜している。
【0019】そこで、このドロワユニット22では、図
3に例示したように、前記ソレノイド33から前記プラ
ンジャ34が下方に突出した状態で、前記ドロワ本体2
5から前記ドロワ23が前方に突出すると、前記プラン
ジャ34の後面が前記金銭カバー30の係合爪32に係
合した状態で、前記プランジャ34の下面が前記金銭カ
バー30の上面に前記支持軸31より前方で当接するの
で、前記金銭カバー30は前記ドロワ23の開口凹部2
9上に閉止状態に保持されて開放不能となる。
【0020】さらに、このドロワユニット22では、図
4に例示したように、前記ソレノイド33に前記プラン
ジャ34が引込まれた状態で、前記ドロワ本体25から
前記ドロワ23が前方に突出すると、前記プランジャ3
4は傾斜した後面のみが前記金銭カバー30の係合爪3
2に係合するので、この係合爪32が相対的に後方に回
動することで前記金銭カバー30は前記ドロワ23の開
口凹部29から上方に開放されることになる。
【0021】そして、上述のような構造のドロワユニッ
ト22を一部とした電子キャッシュレジスタ21は、回
路的には図5に例示するように、OS(Operating Syste
m)等の各種データを固定的に予め記憶したROM(Read
Only Memory)35と、商品データ等の各種データを更新
自在に一時記憶するRAM(Random Access Memory)36
とを、各種のデータ処理を実行するCPU37にバス3
8で直結し、このCPU37に、キーボード4,5、バ
ーコードスキャナ6、ディスプレイ7、R/Jプリンタ
8、前記ドロワユニット22等を、I/F(Inter/Fac
e)39を介するなどしてバス40やコネクタケーブル
41で接続した構造となっている。
【0022】そこで、この電子キャッシュレジスタ21
は、キーボード4,5やバーコードスキャナ6入力され
た商品データや金額データ等の各種データに基づいて、
登録処理や装置制御などの各種の処理作業を実行するデ
ータ制御手段が前記CPU37等で形成されている。そ
して、この電子キャッシュレジスタ21では、通常は前
記ドロワ23を前記ドロワ本体25に閉止状態に保持す
るドロワ開閉手段がロック機構17等で形成されてお
り、このロック機構17等のドロワ開閉手段は、前記C
PU37等のデータ制御手段が締め処理や両替処理等を
実行する際に出力するドロワ開放信号に従って前記ドロ
ワ23を前記ドロワ本体25から開放するようになって
いる。
【0023】さらに、この電子キャッシュレジスタ21
では、前記キーボード4,5等の操作入力に対応して前
記CPU37等のデータ制御手段が実行する設定処理で
前記RAM36には“一万円”等の基準金額が予め設定
されており、前記CPU37等のデータ制御手段が商品
単価を登録処理して算定した販売金額をRAM36が一
時記憶するようになっている。そして、このCPU37
は、登録処理に連続して締め処理を実行する際に前記R
AM36内の合計金額と基準金額とを比較し、合計金額
が基準金額を超過していると前記ドロワユニット22に
カバー開放信号を出力してからドロワ開放実行を出力す
るようになっている。
【0024】そこで、この電子キャッシュレジスタ21
では、通常は前記金銭カバー30を前記ドロワ23に閉
止状態に保持するカバー開閉手段が前記ソレノイド33
等で形成されており、このソレノイド33等からなる前
記カバー開閉手段は、前記CPU37等のデータ制御手
段が一万円以上の合計金額で締め処理を実行する際に出
力するカバー開放信号に従って、前記金銭カバー30を
前記ドロワ23から開放するようになっている。
【0025】このような構成において、この電子キャッ
シュレジスタ21では、登録処理の合計金額に関与する
ことなくドロワ23の金銭カバー30を無条件に開閉さ
せる場合には、予め設定処理などでRAM36の基準金
額を初期化しておくようになっており、登録処理の合計
金額に対応してドロワ23の金銭カバー30を選択的に
開閉させる場合には、予め設定処理でRAM36に基準
金額を設定しておくようになっている。より具体的に
は、ここでは金銭カバー30で閉止するドロワ23の開
口凹部291 に“一万円札”を収納するようになってい
るので、RAM36に設定する基準金額も“一万円”な
どとなる。
【0026】そこで、上述のような設定処理を実行した
電子キャッシュレジスタ21で販売業務を支援する場合
のCPU37等の処理動作を、図6のフローチャートに
基づいて以下に詳述する。まず、この電子キャッシュレ
ジスタ21では、店員がキーボード4,5の手動操作や
バーコードスキャナ6の光学走査で商品データや金額デ
ータ等を入力すると、これらの入力データに基づいてC
PU37等のデータ制御手段がディスプレイ7の表示や
R/Jプリンタ8の印刷で各種データを出力するなどし
て登録処理を順次実行する。この時、この登録処理を実
行するCPU37等のデータ制御手段は、順次登録する
複数の商品の単価を累計して合計金額を算出し、この合
計金額をRAM36に更新するようになっている。
【0027】そこで、上述のような登録処理を完了した
店員がキーボード4,5の手動操作で締め処理を入力す
ると、この入力データに基づいてCPU37等のデータ
制御手段は締め処理を実行する。そして、この締め処理
を実行したCPU37等のデータ制御手段は、RAM3
6から基準金額を読出して合計金額と比較し、この合計
金額が基準金額を超過していない場合はドロワユニット
22にカバー開放信号を出力することなくドロワ開放信
号のみを出力することになる。より具体的には、この電
子キャッシュレジスタ21では、上述のようにRAM3
6には基準金額が“一万円”として設定されているの
で、登録処理の合計金額が“一万円”より少ないとCP
U37等のデータ制御手段はカバー開放信号を出力しな
いことになる。
【0028】すると、このドロワ開放信号を受信したド
ロワユニット22のロック機構17は、コイルスプリン
グ16の弾発力に抗したドロワ23の閉止を解除する
が、カバー開放信号を受信しないドロワユニット22の
ソレノイド33はプランジャ34が突出した初期状態を
維持することになる。そこで、この電子キャッシュレジ
スタ21では、図1(a)と図2(a)と図3と例示し
たように、金銭カバー30が継続的に閉止されてドロワ
23の開口凹部291 が強制的に遮蔽された状態で、ド
ロワ23がコイルスプリング16の弾発力でドロワ本体
25から外方に開放されることになる。
【0029】このようにすることで、この電子キャッシ
ュレジスタ21では、ドロワ23の開口凹部26,29
2 〜294 が露出して貨幣や紙幣が出し入れ自在となる
ので、これらの金銭を店員と顧客とが授受することで会
計作業を実行することができる。この時、この会計業務
の合計金額より高額の一万円札を多量に収納したドロワ
23の開口凹部291 は金銭カバー30で遮蔽されて露
出しないので、多量の一万円札が不要に露出することを
防止して防犯効果の向上に寄与することができる。
【0030】そして、この電子キャッシュレジスタ21
では、締め処理の実行時に合計金額が“一万円”等の基
準金額以上であることをCPU37等のデータ制御手段
が検知すると、このCPU37等のデータ制御手段はド
ロワユニット22にカバー開放信号とドロワ開放信号と
を順次出力することになる。
【0031】すると、これらカバー・ドロワ開放信号を
順次受信したドロワユニット22は、ソレノイド33を
駆動してプランジャ34を上方に引込んでから、ロック
機構17を駆動してドロワ23の閉止を解除するので、
このドロワ23はコイルスプリング16の弾発力でドロ
ワ本体25から外方に開放されることになる。この時、
この電子キャッシュレジスタ21では、図1(b)と図
2(b)と図4と例示したように、ドロワ23と共に前
方に移動する金銭カバー30の係合爪32のみが、ソレ
ノイド33のプランジャ34に当接することで、金銭カ
バー30が上方に開放されてドロワ23の開口凹部29
1 が露出することになる。
【0032】このようにすることで、この電子キャッシ
ュレジスタ21では、ドロワ23の開口凹部26,29
1 〜294 が露出して全部の貨幣や紙幣が出し入れ自在
となるので、これらの金銭を店員と顧客とが授受するこ
とで会計作業を実行することができる。この時、この会
計業務の合計金額は一万円札より高額であるので一万円
札を授受することになるが、この一万円札は金銭カバー
30が開放されたドロワ23の開口凹部291 に簡易に
収納することができる。
【0033】なお、この電子キャッシュレジスタ21で
は、締め処理の実行時にCPU37等のデータ制御手段
がRAM36から読出す基準金額が“0”であると、C
PU37等のデータ制御手段はドロワ23の金銭カバー
30の無条件な開閉が設定されていると判断してドロワ
ユニット22にカバー開放信号とドロワ開放信号とを順
次出力するようになっている。
【0034】また、本実施例の商品販売データ処理装置
である電子キャッシュレジスタ21では、ドロワ23が
開閉自在に装着される装置本体をレジスタ本体3とドロ
ワ本体25とで形成することを例示したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、キーボードやディ
スプレイ等を具備した一個の装置本体にドロワを直接的
に装着した電子キャッシュレジスタ等の商品販売データ
処理装置(図示せず)なども、本発明の商品販売データ
処理装置として実施可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように、開口凹部を開閉
自在に遮蔽する金銭カバーをドロワに装着し、このドロ
ワに金銭カバーを通常は閉止状態に保持すると共にデー
タ制御手段の所定の出力データに従って開放するカバー
開閉手段を設けたことにより、例えば、高額紙幣の授受
を要しない会計業務の実行時などには高額紙幣を収納し
た開口凹部を金銭カバーで閉止した状態でドロワを開放
するようなことができるので、高額紙幣が不要に露出す
るようなことを防止して防犯効果の向上に寄与すること
ができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品販売データ処理装置の一実施例で
ある電子キャッシュレジスタの外観を例示しており、
(a)は金銭カバーを閉止したままドロワを開放した状
態を例示する斜視図、(b)はドロワを開放すると共に
金銭カバーも開放した状態を例示する斜視図である。
【図2】ドロワユニットの外観を例示しており、(a)
は金銭カバーを閉止したままドロワを開放した状態を例
示する斜視図、(b)はドロワを開放すると共に金銭カ
バーも開放した状態を例示する斜視図である。
【図3】金銭カバーを閉止したままドロワを開放した状
態のドロワユニットの内部構造を例示する縦断側面図で
ある。
【図4】ドロワを開放すると共に金銭カバーも開放した
状態のドロワユニットの内部構造を例示する縦断側面図
である。
【図5】電子キャッシュレジスタの回路構造を例示する
ブロック図である。
【図6】電子キャッシュレジスタで実行する販売業務の
処理動作を例示するフローチャートである。
【図7】商品販売データ処理装置の一従来例である電子
キャッシュレジスタを例示しており、(a)はドロワを
開放した状態を例示する斜視図、(b)はドロワを開放
した状態を例示する斜視図である。
【図8】ドロワユニットの内部構造を例示する分解斜視
図である。
【符号の説明】
3,25 装置本体 4〜6 データ入力手段 16,17 ドロワ開閉手段 21 商品販売データ処理装置 23 ドロワ 26,29 開口凹部 30 金銭カバー 33 カバー開閉手段 37 データ制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボード等のデータ入力手段から入力
    された商品データや金額データ等の各種データに基づい
    て登録処理や装置制御などの各種の処理作業を実行する
    データ制御手段を設け、複数種類の金銭を分類して収納
    する複数の開口凹部が内部に連設されたドロワを装置本
    体に開閉自在に装着し、この装置本体に前記ドロワを通
    常は閉止状態に保持すると共に前記データ制御手段の所
    定の出力データに従って開放するドロワ開閉手段を設け
    た商品販売データ処理装置において、所定の前記開口凹
    部を開閉自在に遮蔽する金銭カバーを前記ドロワに装着
    し、このドロワに前記金銭カバーを通常は閉止状態に保
    持すると共に前記データ制御手段の所定の出力データに
    従って開放するカバー開閉手段を設けたことを特徴とす
    る商品販売データ処理装置。
JP6874793A 1993-03-26 1993-03-26 商品販売データ処理装置 Pending JPH06282754A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193224A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Glory Ltd 棒金収納庫
CN107784755A (zh) * 2016-08-24 2018-03-09 湖南长城计算机系统有限公司 自动弹出锁付装置及收银设备

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