JPH06281771A - Ｂｗｒ燃料集合体 - Google Patents
Ｂｗｒ燃料集合体Info
- Publication number
- JPH06281771A JPH06281771A JP5095371A JP9537193A JPH06281771A JP H06281771 A JPH06281771 A JP H06281771A JP 5095371 A JP5095371 A JP 5095371A JP 9537193 A JP9537193 A JP 9537193A JP H06281771 A JPH06281771 A JP H06281771A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- fuel
- tie plate
- water rod
- fuel assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 太径ウォーターロッドを有するＢＷＲ燃料集
合体において、燃料交換機による荷重負荷時に、燃料棒
の上部タイプレートへの圧接を回避し、燃料棒の座屈の
防止を図る。 【構成】 太径ウォーターロッド６を燃料棒１，１ａと
共に集束し、これらの上部端栓２を、上部タイプレート
４のボス４ａに、所定の吸収代Ｓ，Ｓ′を形成せしめて
嵌挿してなるＢＷＲ燃料集合体において、上記太径ウォ
ーターロッド６の吸収代Ｓを燃料棒１，１ａの吸収代
Ｓ′より所要短く形成する。
合体において、燃料交換機による荷重負荷時に、燃料棒
の上部タイプレートへの圧接を回避し、燃料棒の座屈の
防止を図る。 【構成】 太径ウォーターロッド６を燃料棒１，１ａと
共に集束し、これらの上部端栓２を、上部タイプレート
４のボス４ａに、所定の吸収代Ｓ，Ｓ′を形成せしめて
嵌挿してなるＢＷＲ燃料集合体において、上記太径ウォ
ーターロッド６の吸収代Ｓを燃料棒１，１ａの吸収代
Ｓ′より所要短く形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉用（以下
ＢＷＲという）の燃料集合体に係り、詳しくは、燃料交
換機による燃料体取扱時に、上部タイプレートにかけら
れる軸方向荷重により、燃料棒が座屈することを防止し
たＢＷＲ燃料集合体に関するものである。
ＢＷＲという）の燃料集合体に係り、詳しくは、燃料交
換機による燃料体取扱時に、上部タイプレートにかけら
れる軸方向荷重により、燃料棒が座屈することを防止し
たＢＷＲ燃料集合体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】沸騰水型原子炉用燃料集合体は、例えば
図１０に示す如く、８行８列や９行９列の格子状に、６
０本から８０本の燃料棒１…１を、中央に太径ウォータ
ーロッド６を混入せしめて、上下部タイプレート４，９
およびスペーサ１０で束ねた構造となっており、上下部
タイプレートは、上記燃料棒の内の、外周の所定位置に
存する数本のタイロッド燃料棒（図示せず）により連結
されている。
図１０に示す如く、８行８列や９行９列の格子状に、６
０本から８０本の燃料棒１…１を、中央に太径ウォータ
ーロッド６を混入せしめて、上下部タイプレート４，９
およびスペーサ１０で束ねた構造となっており、上下部
タイプレートは、上記燃料棒の内の、外周の所定位置に
存する数本のタイロッド燃料棒（図示せず）により連結
されている。
【０００３】また、これら燃料棒１…１とウォーターロ
ッド６の上部には、夫々上部端栓２…２が固定されてお
り、これら上部端栓２…２は夫々、上部タイプレート４
のボス４ａ…４ａに、ロッドスプリング３…３を介して
摺動自在に嵌挿されて、上記燃料棒１…１及びウォータ
ーロッド６と上部タイプレート４との間に、これら燃料
棒やウォーターロッドの照射成長を吸収する吸収代を形
成せしめている。
ッド６の上部には、夫々上部端栓２…２が固定されてお
り、これら上部端栓２…２は夫々、上部タイプレート４
のボス４ａ…４ａに、ロッドスプリング３…３を介して
摺動自在に嵌挿されて、上記燃料棒１…１及びウォータ
ーロッド６と上部タイプレート４との間に、これら燃料
棒やウォーターロッドの照射成長を吸収する吸収代を形
成せしめている。
【０００４】ところで、上記燃料集合体を原子炉の炉心
へ装荷する際には、グラップルを有する燃料交換機が用
いられる。この燃料交換機のグラップルは、上部タイプ
レート４の把手部１１をつかみ、燃料集合体を吊り上
げ、所定の位置まで水中を移動させる。そして、燃料集
合体を下部炉心板に置く際には、確実に炉心板に設置す
るために、上記グラップルで上部タイプレートの把手部
を下側に押し、約１００ｋｇｆの荷重がかかったか確認
した後に、燃料集合体を離すようにしている。
へ装荷する際には、グラップルを有する燃料交換機が用
いられる。この燃料交換機のグラップルは、上部タイプ
レート４の把手部１１をつかみ、燃料集合体を吊り上
げ、所定の位置まで水中を移動させる。そして、燃料集
合体を下部炉心板に置く際には、確実に炉心板に設置す
るために、上記グラップルで上部タイプレートの把手部
を下側に押し、約１００ｋｇｆの荷重がかかったか確認
した後に、燃料集合体を離すようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記上
部タイプレートは、前記したように、ロッドスプリング
と上部端栓を介して、燃料棒とウォーターロッドとに弾
支される構造であるため、上記燃料交換機による荷重
は、上部タイプレートのグリッドの下面からロッドスプ
リングを押圧するように作用する。即ち、この荷重によ
り、上部タイプレートのグリッド下面でロッドスプリン
グが密着するまで圧縮された場合には、燃料交換機によ
る荷重は燃料棒に直接作用することになる。
部タイプレートは、前記したように、ロッドスプリング
と上部端栓を介して、燃料棒とウォーターロッドとに弾
支される構造であるため、上記燃料交換機による荷重
は、上部タイプレートのグリッドの下面からロッドスプ
リングを押圧するように作用する。即ち、この荷重によ
り、上部タイプレートのグリッド下面でロッドスプリン
グが密着するまで圧縮された場合には、燃料交換機によ
る荷重は燃料棒に直接作用することになる。
【０００６】近年、燃料集合体は、燃料の高燃焼度化に
伴って図１０に示すように太径ウォーターロッドを採用
し、Ｈ／Ｕ比を改善するとともに、燃料棒配列を８行８
列から９行９列に変更している。そして、この配列の増
加に伴い、燃料棒の細径化や薄肉化が行なわれており、
上記の如く燃料棒に軸方向荷重が直接作用した場合は、
この燃料棒の座屈の危険性が高くなるとの問題を招来す
る。
伴って図１０に示すように太径ウォーターロッドを採用
し、Ｈ／Ｕ比を改善するとともに、燃料棒配列を８行８
列から９行９列に変更している。そして、この配列の増
加に伴い、燃料棒の細径化や薄肉化が行なわれており、
上記の如く燃料棒に軸方向荷重が直接作用した場合は、
この燃料棒の座屈の危険性が高くなるとの問題を招来す
る。
【０００７】本発明は叙上の如き実状に鑑みてなされた
ものであり、上記上部タイプレートにかかる荷重を上記
太径ウォーターロッドにて担持させることにより、前記
燃料交換機による荷重負荷時や高燃焼度による極度の照
射成長時にも、燃料棒の上部タイプレートへの圧接を回
避し、燃料棒の座屈防止を図ることを目的とするもので
ある。
ものであり、上記上部タイプレートにかかる荷重を上記
太径ウォーターロッドにて担持させることにより、前記
燃料交換機による荷重負荷時や高燃焼度による極度の照
射成長時にも、燃料棒の上部タイプレートへの圧接を回
避し、燃料棒の座屈防止を図ることを目的とするもので
ある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の燃料集合体の特徴は、多数の燃料棒とこれに
混入した太径ウォーターロッドとを複数のスペーサによ
って集束すると共に、これら燃料棒とウォーターロッド
の上部端栓を、上部タイプレートのボスに夫々摺動自在
に嵌挿し、上記燃料棒及びウォーターロッドと上部タイ
プレートとの間に、照射成長を吸収する吸収代を形成し
てなる燃料集合体において、上記太径ウォーターロッド
の吸収代を、上記燃料棒の吸収代より所要短く形成した
ところにある。なお、ここでいう太径ウォーターロッド
とは、中実と仮定した場合の軸直交断面積が約２０〜４
０cm2 程度の太さのものをいい、これには円筒状や角筒
状等の形態がある。また、上記ウォーターロッドの吸収
代を燃料棒より短くする具体的手段としては、
る本発明の燃料集合体の特徴は、多数の燃料棒とこれに
混入した太径ウォーターロッドとを複数のスペーサによ
って集束すると共に、これら燃料棒とウォーターロッド
の上部端栓を、上部タイプレートのボスに夫々摺動自在
に嵌挿し、上記燃料棒及びウォーターロッドと上部タイ
プレートとの間に、照射成長を吸収する吸収代を形成し
てなる燃料集合体において、上記太径ウォーターロッド
の吸収代を、上記燃料棒の吸収代より所要短く形成した
ところにある。なお、ここでいう太径ウォーターロッド
とは、中実と仮定した場合の軸直交断面積が約２０〜４
０cm2 程度の太さのものをいい、これには円筒状や角筒
状等の形態がある。また、上記ウォーターロッドの吸収
代を燃料棒より短くする具体的手段としては、
【０００９】１．ウォーターロッドのロッドスプリング
の密着長を大きくする。 ２．ウォーターロッドの上部端栓の中間部に上部タイプ
レートのボスで止まる係止部を形成する。 ３．ウォーターロッドの上部端栓に、上記ボスとの摺動
を制限するスリーブを嵌挿する。 ４．上部タイプレートのボスを、ウォーターロッドの上
部端栓の摺動を制限するよう、上部を閉塞する。 等が好適である。
の密着長を大きくする。 ２．ウォーターロッドの上部端栓の中間部に上部タイプ
レートのボスで止まる係止部を形成する。 ３．ウォーターロッドの上部端栓に、上記ボスとの摺動
を制限するスリーブを嵌挿する。 ４．上部タイプレートのボスを、ウォーターロッドの上
部端栓の摺動を制限するよう、上部を閉塞する。 等が好適である。
【００１０】
【作用】上記本発明の燃料集合体においては、太径ウォ
ーターロッドの吸収代を燃料棒の吸収代よりも短く形成
したことにより、燃料交換機による荷重が上部タイプレ
ートに作用したときには、この太径ウォーターロッドが
先にタイプレートに当接し、上記荷重を燃料棒に代わっ
て担持することができる。
ーターロッドの吸収代を燃料棒の吸収代よりも短く形成
したことにより、燃料交換機による荷重が上部タイプレ
ートに作用したときには、この太径ウォーターロッドが
先にタイプレートに当接し、上記荷重を燃料棒に代わっ
て担持することができる。
【００１１】
【実施例】以下、さらに添付図面に基づき、本発明の実
施例を説明する。図１は、本発明実施例のＢＷＲ燃料集
合体の上部を示す断面図であり、図において、１は燃料
棒、２は上部端栓、３，３′はロッドスプリング、４は
上部タイプレート、５はチャンネルボックス、６は太径
ウォーターロッドを夫々示している。即ち、この燃料集
合体は、正方行列に配列した燃料棒１…１とこれに混入
した１本の太径ウォーターロッド６とを、上部タイプレ
ート４と下部タイプレート、ならびに複数のスペーサ
（共に図示せず）によって集束すると共に、上記上部タ
イプレート４と下部タイプレートとをタイロッド燃料棒
１ａ，１ａのナットＮにて連結せしめている。
施例を説明する。図１は、本発明実施例のＢＷＲ燃料集
合体の上部を示す断面図であり、図において、１は燃料
棒、２は上部端栓、３，３′はロッドスプリング、４は
上部タイプレート、５はチャンネルボックス、６は太径
ウォーターロッドを夫々示している。即ち、この燃料集
合体は、正方行列に配列した燃料棒１…１とこれに混入
した１本の太径ウォーターロッド６とを、上部タイプレ
ート４と下部タイプレート、ならびに複数のスペーサ
（共に図示せず）によって集束すると共に、上記上部タ
イプレート４と下部タイプレートとをタイロッド燃料棒
１ａ，１ａのナットＮにて連結せしめている。
【００１２】そして、上記燃料棒１…１ａとウォーター
ロッド６の夫々の上部端栓２…２を、ロッドスプリング
３…３′を介して上部タイプレート４のボス４ａ…４ａ
に摺動自在に嵌挿させることにより、上記燃料棒１…１
ａ及びウォーターロッド６と上部タイプレート４との間
に、これら燃料棒１…１ａやウォーターロッド６の照射
成長を吸収する吸収代Ｓ，Ｓ′を設けた構成を有してい
る。
ロッド６の夫々の上部端栓２…２を、ロッドスプリング
３…３′を介して上部タイプレート４のボス４ａ…４ａ
に摺動自在に嵌挿させることにより、上記燃料棒１…１
ａ及びウォーターロッド６と上部タイプレート４との間
に、これら燃料棒１…１ａやウォーターロッド６の照射
成長を吸収する吸収代Ｓ，Ｓ′を設けた構成を有してい
る。
【００１３】一方、本発明は、上記の如き燃料集合体に
おいて、上記太径ウォーターロッド６の吸収代Ｓを、上
記各燃料棒１…１ａの吸収代Ｓ′より短く、好適には約
１０〜２０ｍｍ程度短く形成することを、その発明の要
旨としている。
おいて、上記太径ウォーターロッド６の吸収代Ｓを、上
記各燃料棒１…１ａの吸収代Ｓ′より短く、好適には約
１０〜２０ｍｍ程度短く形成することを、その発明の要
旨としている。
【００１４】即ち、本発明の第１の実施例では、図１及
び図２に示すように、ウォーターロッド６のロッドスプ
リング３′の巻き数を、燃料棒１…１ａのロッドスプリ
ング３…３の巻き数の約２倍とすることにより、ウォー
ターロッド６のロッドスプリング３′の密着長を大きく
し、ウォーターロッド６の吸収代Ｓが燃料棒の吸収代
Ｓ′より短くなるようにしている。なお、このロッドス
プリング３…３′の巻き数を調整する代わりに、スプリ
ングの線径を変えることによっても、その密着長を変え
ることができる。
び図２に示すように、ウォーターロッド６のロッドスプ
リング３′の巻き数を、燃料棒１…１ａのロッドスプリ
ング３…３の巻き数の約２倍とすることにより、ウォー
ターロッド６のロッドスプリング３′の密着長を大きく
し、ウォーターロッド６の吸収代Ｓが燃料棒の吸収代
Ｓ′より短くなるようにしている。なお、このロッドス
プリング３…３′の巻き数を調整する代わりに、スプリ
ングの線径を変えることによっても、その密着長を変え
ることができる。
【００１５】また、図３〜図５に示すものは、ウォータ
ーロッド６の上部端栓２の上部タイプレート４の下方
に、このタイプレート４のボス４ａで止まる係止部７を
形成することにより、ウォーターロッド６の吸収代Ｓが
燃料棒１の吸収代Ｓ′よりも短くなるようにしている。
即ち、図３に示すものは、上部端栓２の途中に形成され
る、ボス２ａを通過できない大径部７ａの高さを変える
ことにより、上記の如く吸収代Ｓ，Ｓ′を調節し、図
４，図５に示すものは、ウォーターロッド６の上部端栓
２の中間に、円盤状もしくは突起状の係止部７，７を夫
々形成することによって、ウォーターロッド６の吸収代
Ｓを短く設定している。
ーロッド６の上部端栓２の上部タイプレート４の下方
に、このタイプレート４のボス４ａで止まる係止部７を
形成することにより、ウォーターロッド６の吸収代Ｓが
燃料棒１の吸収代Ｓ′よりも短くなるようにしている。
即ち、図３に示すものは、上部端栓２の途中に形成され
る、ボス２ａを通過できない大径部７ａの高さを変える
ことにより、上記の如く吸収代Ｓ，Ｓ′を調節し、図
４，図５に示すものは、ウォーターロッド６の上部端栓
２の中間に、円盤状もしくは突起状の係止部７，７を夫
々形成することによって、ウォーターロッド６の吸収代
Ｓを短く設定している。
【００１６】そして、図６及び図７に示すものは、ウォ
ーターロッド６の上部端栓２に、上部タイプレート４の
下方にて、ボス４ａとの摺動を制限するスリーブ８を嵌
挿することによって、また、図８，図９に示すものは、
ウォーターロッド６の上部端栓２が嵌挿する上部タイプ
レート４のボス４ａを上記上部端栓２の摺動を制限する
よう上部を閉塞することによって、夫々ウォーターロッ
ド６の吸収代を短くしている。
ーターロッド６の上部端栓２に、上部タイプレート４の
下方にて、ボス４ａとの摺動を制限するスリーブ８を嵌
挿することによって、また、図８，図９に示すものは、
ウォーターロッド６の上部端栓２が嵌挿する上部タイプ
レート４のボス４ａを上記上部端栓２の摺動を制限する
よう上部を閉塞することによって、夫々ウォーターロッ
ド６の吸収代を短くしている。
【００１７】しかして、上述したように本発明において
軸方向荷重を担持させる太径ウォーターロッド６は、そ
の外径、内径及び肉厚が、燃料棒１…１ａを構成する被
覆管よりも大きいことから、断面２次モーメントはこの
太径ウォーターロッド６の方が大きい。一般的に、長柱
の座屈荷重は、下記の示すオイラーの公式、数１で求め
られる。
軸方向荷重を担持させる太径ウォーターロッド６は、そ
の外径、内径及び肉厚が、燃料棒１…１ａを構成する被
覆管よりも大きいことから、断面２次モーメントはこの
太径ウォーターロッド６の方が大きい。一般的に、長柱
の座屈荷重は、下記の示すオイラーの公式、数１で求め
られる。
【００１８】
【数１】
【００１９】これより、座屈荷重は、断面２次モーメン
トに比例することがわかる。即ち、断面２次モーメント
の大きい太径ウォーターロッド６に荷重が作用するよう
にすることにより、座屈が起こりにくくすることができ
る。また、万が一座屈が起こり、破損にまで至ったとし
ても、ウォーターロッドであるために、核分裂生成物が
もれることはない。
トに比例することがわかる。即ち、断面２次モーメント
の大きい太径ウォーターロッド６に荷重が作用するよう
にすることにより、座屈が起こりにくくすることができ
る。また、万が一座屈が起こり、破損にまで至ったとし
ても、ウォーターロッドであるために、核分裂生成物が
もれることはない。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料集合
体は、太径ウォーターロッドを燃料棒と共に集束し、こ
れらの上部端栓を上部タイプレートのボスに、所定の吸
収代を形成せしめて嵌挿してなるＢＷＲ燃料集合体にお
いて、上記太径ウォーターロッドの吸収代を燃料棒の吸
収代より所要短く形成したものであり、上記ウォーター
ロッドの吸収代を燃料棒の吸収代よりも短く形成したこ
とにより、燃料交換機による荷重が上部タイプレートに
作用したときには、この太径ウォーターロッドが先にタ
イプレートに当接し、上記荷重を燃料棒に代わって担持
することができ、上記燃料棒のタイプレートとの圧接に
よる座屈を防止しうるとの顕著な効果を奏するものであ
る。
体は、太径ウォーターロッドを燃料棒と共に集束し、こ
れらの上部端栓を上部タイプレートのボスに、所定の吸
収代を形成せしめて嵌挿してなるＢＷＲ燃料集合体にお
いて、上記太径ウォーターロッドの吸収代を燃料棒の吸
収代より所要短く形成したものであり、上記ウォーター
ロッドの吸収代を燃料棒の吸収代よりも短く形成したこ
とにより、燃料交換機による荷重が上部タイプレートに
作用したときには、この太径ウォーターロッドが先にタ
イプレートに当接し、上記荷重を燃料棒に代わって担持
することができ、上記燃料棒のタイプレートとの圧接に
よる座屈を防止しうるとの顕著な効果を奏するものであ
る。
【図１】本発明実施例のＢＷＲ燃料集合体の上部を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】図１の要部を示す断面図である。
【図３】本発明第２の実施例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図４】（Ａ）本発明第３の実施例の要部を示す断面図
である。 （Ｂ）同実施例のウォーターロッドの平面図である。
である。 （Ｂ）同実施例のウォーターロッドの平面図である。
【図５】（Ａ）本発明第４の実施例の要部を示す断面図
である。 （Ｂ）同実施例のウォーターロッドの平面図である。
である。 （Ｂ）同実施例のウォーターロッドの平面図である。
【図６】本発明第５の実施例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図７】本発明第６の実施例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図８】本発明第７の実施例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図９】本発明第８の実施例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図１０】太径ウォーターロッドを用いたＢＷＲ燃料集
合体の概要図である。
合体の概要図である。
１ 燃料棒 １ａ タイロッド ２ 上部端栓 ３，３′ロッドスプリング ４ 上部タイプレート ４ａ ボス ５ チャンネルボックス ６ 太径ウォーターロッド Ｓ，Ｓ′吸収代 ７ 係止部 ８ スリーブ
Claims (5)
- 【請求項１】 多数の燃料棒とこれに混入した太径ウォ
ーターロッドとを複数のスペーサによって集束すると共
に、これら燃料棒とウォーターロッドの上部端栓を、上
部タイプレートのボスに夫々摺動自在に嵌挿し、上記燃
料棒及びウォーターロッドと上部タイプレートとの間
に、照射成長を吸収する吸収代を形成してなる燃料集合
体において、上記太径ウォーターロッドの吸収代を、上
記燃料棒の吸収代より所要短く形成したことを特徴とす
るＢＷＲ燃料集合体。 - 【請求項２】 燃料棒の上部端栓に介装するロッドスプ
リングに比し、ウォーターロッドの上部端栓に改装する
ロッドスプリングの密着長を所要大きく形成せしめた請
求項１記載のＢＷＲ燃料集合体。 - 【請求項３】 ウォーターロッドの上部端栓の上部タイ
プレートの下方に、このタイプレートのボスで止まる係
止部を形成せしめた請求項１記載ＢＷＲ燃料集合体。 - 【請求項４】 ウォーターロッドの上部端栓に、上部タ
イプレートの下方にて、ボスとの摺動を制限するスリー
ブを嵌挿せしめた請求項記載のＢＷＲ燃料集合体。 - 【請求項５】 ウォーターロッドの上部端栓が嵌挿する
上部タイプレートのボスを、上記上部端栓の摺動を制限
するよう上部を閉塞せしめた請求項１記載のＢＷＲ燃料
集合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5095371A JPH06281771A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | Ｂｗｒ燃料集合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5095371A JPH06281771A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | Ｂｗｒ燃料集合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06281771A true JPH06281771A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=14135776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5095371A Withdrawn JPH06281771A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | Ｂｗｒ燃料集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06281771A (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP5095371A patent/JPH06281771A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |