JPH06281498A - センサーおよびこれに用いるスリットの製造方法 - Google Patents

センサーおよびこれに用いるスリットの製造方法

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JPH06281498A
JPH06281498A JP6643293A JP6643293A JPH06281498A JP H06281498 A JPH06281498 A JP H06281498A JP 6643293 A JP6643293 A JP 6643293A JP 6643293 A JP6643293 A JP 6643293A JP H06281498 A JPH06281498 A JP H06281498A
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接した位置に反射体が存在してもその影響
を受けることなく遮光物の検知が可能なセンサーを提供
すること。 【構成】 遮光物を検知するための発光素子と受光素子
を同一平面上に所定の間隔を設けて対向して配置したセ
ンサーにおいて、発光素子と受光素子の少なくとも一方
の前面にスリットを配設したこと、そして、スリットと
してハニカム状のものが最適であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮光物の有無を確認す
るためのセンサーおよびこれに用いるスリットの製造方
法に係り、特に、X線診断装置や核医学診断装置などに
用いられる非接触型センサーに好適なセンサーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、同一平面上に所定の間隔を設け
て、一方に発光センサーをN個並べ、それと対向した位
置に受光センサーをそれぞれ並べて、発光センサー側か
らの光を受光センサーでキャッチできた場合は両センサ
ー間に遮光物は無しと判断し、また、キャッチできなか
った場合は遮光物有りと判断する産業用センサーが一般
的に利用されている。その概略を図11に示す。図11
において、同一平面上に発光センサー(1、2、…N)
を配置し、これと所定の間隔を設けて受光センサー
(1、2、…N)を設置する。発光センサー1からの光
を受光センサー1で受光し、発光センサーMの光を受光
センサーMで受光し、発光センサーNの光を受光センサ
ーNで受光する。従って、光軸は破線で示すようにそれ
ぞれ平行になる。そして、このセンサー内に遮光物1が
存在するとその部分に対応する受光センサーMが発光セ
ンサーMの光を受光しないので、遮光物1の有無が判断
できる。発光センサーおよび受光センサーは制御器2に
よって動作し、得られた遮光物有無の信号は用途に応じ
てそれぞれの分野で利用される。発光センサーおよび受
光センサーの設置される平面は、鉛直方向の平面の場
合、水平方向面の場合のいずれも利用分野に応じて存在
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の産業用センサーでは、図12に示すように、発
光センサーおよび受光センサーの隣接した部所に光を反
射する平面体が存在すると、その平面体からの反射光や
散乱光により遮光物を正確に検知できない場合がある。
このような反射体に隣接した環境下では、危険予知や非
接触型センサーなどにこれらのセンサーを使用できない
という問題がある。図13は発光センサーおよび受光セ
ンサーの設置方向と垂直方向に床や壁などの反射体が存
在する場合を示すものであり、床や壁などに反射・散乱
した光によって主に反射体に近接するセンサーが異常を
きたす。これに対し、医療用のガンマカメラなどのよう
に、ガンマカメラの両端に発光センサーおよび受光セン
サーを取り付け、患者(遮光物)を検知するものにあっ
ては、センサーの設置方向と平行にガンマカメラ(反射
体)が存在するので、反射光や散乱光による影響は全セ
ンサーに及び、誤動作により患者に突き当たってしまっ
たり、装置が停止してしまったりする問題点がある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、隣接した位置に反射体が存在しても
その影響を受けることなく遮光物の検知が可能なセンサ
ーを提供することにある。本発明の別の目的は、このセ
ンサーに用いられ簡便かつ有効に反射光や散乱光の影響
を除去し得るスリットの製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、その構成を以下のようにした。即ち、遮
光物を検知するための発光素子と受光素子を同一平面上
に所定の間隔を設けて対向して配置したセンサーにおい
て、発光素子と受光素子の少なくとも一方の前面にスリ
ットを配設したことを特徴とする。このセンサーにおい
て、スリットとしてハニカム状のものを用いたことを特
徴とする。
【0006】複数の発光素子と複数の受光素子を同一平
面上に所定の間隔を設けて対向して配置したセンサーに
おいて、1つの発光素子の光を複数の受光素子により受
光し、これを発光素子の数の整数倍だけ繰り返すことに
よって遮光物を検知するようにしたことを特徴とする。
複数の発光素子と複数の受光素子を同一平面上に所定の
間隔を設けて対向して配置したセンサーにおいて、対向
する発光素子群の少なくとも両端に受光素子を配置し、
複数の発光素子が順次発光する光を対向する少なくとも
両端の受光素子により受光し、これを複数回繰り返すこ
とによって遮光物を検知するようにしたことを特徴とす
る。これらのセンサーにおいて、各発光素子および受光
素子の前面にハニカム状のスリットを配設したことを特
徴とする。
【0007】ハニカム状の薄板を用意し、このハニカム
状の薄板の内面を光の反射散乱を防止するため艶消し暗
黒色に塗装し、つぎに、ハニカム状の薄板の両端を引っ
張りながら平板で押し付けて圧縮し、さらに、任意の段
数にするために適宜ハニカム状の薄板をはがして後、両
端を引っ張りながらスリット固定用の棒の間にハニカム
状の薄板を嵌め込み、引っ張り力を弛めてハニカム状の
薄板自身のばね力により固定用棒に押し付けられ固定
し、必要な長さにするため両端を切断することを特徴と
する、これらセンサーに用いられるスリットの製造方
法。
【0008】n個の発光素子(L1〜Ln)とこれと同
数の受光素子(D1〜Dn)を同一平面上に所定の間隔
を設けてそれぞれ対向して配置したセンサーにおいて、
L1が発光すると、D1、D2で受光して遮光物の有無
を確認し、L2が発光すると、D1、D2、D3で受光
して遮光物の有無を確認し、Lmが発光すると、D(m
−1)、Dm、D(m+1)で受光して遮光物の有無を
確認し、Lnが発光すると、D(n−1)、Dnで受光
して遮光物の有無を確認する、これを複数回繰り返し、
各受発光素子の出力を記憶して実際の受発光素子の位置
と照らし合わせることによって遮光物の所在位置を検知
できるようにしたことを特徴とする。
【0009】n個の発光素子(L1〜Ln)とこれと同
数の受光素子(D1〜Dn)を同一平面上に所定の間隔
を設けてそれぞれ対向して配置したセンサーにおいて、
L1が発光すると、D1、D2で受光し、L2が発光す
ると、D1、D2、D3で受光し、Lmが発光すると、
D(m−1)、Dm、D(m+1)で受光し、Lnが発
光すると、D(n−1)、Dnで受光するようにしてお
いて、遮光物が存在しない状態で発光素子(L1〜L
n)を特定のタイミングで1スキャン分発光させた場合
と1スキャン分発光させない場合を組み合わせることに
よって各受発光素子の故障を検出できるようにしたこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、発光素子と受光素子の少な
くとも一方の前面にスリットを配設したので、隣接した
位置に反射体が存在してもその影響を受けることがなく
なる。スリットとしてハニカム状のものを用いると特に
優れている。
【0011】複数の発光素子と複数の受光素子を同一平
面上に所定の間隔を設けて対向して配置したセンサーに
おいて、1つの発光素子の光を複数の受光素子により受
光し、これを発光素子の数の整数倍だけ繰り返すか、ま
たは、対向する発光素子群の少なくとも両端に受光素子
を配置し、複数の発光素子が順次発光する光を対向する
少なくとも両端の受光素子により受光し、これを複数回
繰り返すことによって遮光物を検知するようにしたの
で、単に対で存在する発光素子と受光素子の間の平行光
によるのみでなく、傾斜光をも利用して遮光物を検知で
きその精度がよくなる。この場合もハニカム状のスリッ
トを用いるとさらに優れる。
【0012】上記構成のスリットの製造方法によれば、
特定の方向について指向角度を絞るこができ、スリット
の寸法(長さ、高さ、および幅方向の)を任意に設計し
製造することができる。
【0013】n個の発光素子(L1〜Ln)とこれと同
数の受光素子(D1〜Dn)を同一平面上に所定の間隔
を設けてそれぞれ対向して配置し、上記構成のように動
作させることによって、遮光物の所在位置を検知でき、
また、各受発光素子の故障を検出できるようになる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。なお各実施例において、同一の部材には同一符
号を付してある。図1は、本発明のセンサーの第一実施
例である。図1において、符号3は発光素子であり、こ
の発光素子3は発光制御回路基板4に設置されている。
また、符号5は受光素子であり、この受光素子5は受光
制御回路基板6に設置されている。これら発光素子3お
よび受光素子5は、同一平面上に所定の間隔を設けて対
向して一対または多対配置され、この間に存在する光を
さえぎる物体(遮光物)の有無を検知する。そして、こ
れら発光素子3および受光素子5の前面には、外乱光お
よびセンサーに隣接する平面体(反射体)からの反射光
や散乱光を除去する目的でスリット7がスリット固定部
材8に支持されて配設されている。このスリット7は発
光素子3および受光素子5の少なくとも一方の前面にあ
ればよいが、両方の前面に設けるとより有効である。ま
た、スリットとしては板状のものに多数の穴を開けたも
の、スペーサを介して複数の薄板を重ね合わせたもの、
いずれも用いることができるが、種々検討した結果、図
2に示すようなハニカム状の薄板を用いるのが最適であ
る。なお、図2に示すハニカム状の薄板は、アルミ箔製
でその箔厚は0.04mm、対向する面間距離は約5mm、スリ
ット幅方向の長さは15mmである。箔厚および面間距離
は必要に応じて適宜決め得るが、スリット幅方向の長さ
は5mmから30mm程度、好ましくは10mmから20mmに
するのがよい。このスリット幅方向の長さが短すぎると
上記目的が達成されず、長すぎると装置が大型化して不
適当である。
【0015】ここで、ハニカム状の薄板を用いたスリッ
トの製造方法を説明する。図3は、これを説明するため
のもので、まず第一に図2に示すハニカム状のアルミ箔
を用意する。この実施例では図3(a)に示すように、
長さ700mm、高さ(段数)方向の長さ100mm、そし
て、幅方向の長さは15mmのものを用いる。そして、内
部での光の反射や散乱を抑えるために艶消し暗黒色など
に塗装する。次に、図3(b)に示すように、ハニカム
状のアルミ箔の両端を引っ張りながら平板で押し付けて
圧縮する。この時、両端を引っ張りながら圧縮しないと
内部のハニカムが均等に圧縮されないことがあるので注
意を要する。圧縮した結果を図3(c)に示す。この時
点で、図3(d)に示すように、スリットの高さ(段
数)方向の長さを任意の段数にするため必要に応じて適
宜ハニカム状のアルミ箔をはがす。更に、両端を引っ張
りながらスリット固定用の2本の棒板の間にこのハニカ
ム状のアルミ箔を嵌め込む。そして、引っ張りを弛める
とハニカム状のアルミ箔自身のばね力により固定用棒板
に押し付けられて固定する。この状態を図3(e)に示
す。最後に、必要な長さにするために両端を切断してハ
ニカム状のスリットができ上がる。このようなハニカム
状のスリットの製造方法によれば、図4に示す(X2+
X3)とH1およびスリット幅方向の長さX1やX4か
ら発光素子のスリット径Y1や受光素子のスリット径Y
2即ちハニカムの面間距離を決めるが、スリット幅方向
の長さX1やX4およびスリット径Y1やY2は任意に
設計可能である。また、艶消し塗装もやりやすくハニカ
ム状のスリットの段数も任意に決め得る。
【0016】図5は、本発明のセンサーの第二実施例で
ある。図5(a)はその概略断面図であり、図5(b)
はその概略斜視図である。図5(a)において、この実
施例では自然光による影響を少なくするために940nm
の近赤外線用の発光素子3および受光素子5を800mm
離して10mm間隔にn対紙面と垂直方向に直線的に配置
する。発光素子3および受光素子5は、それぞれ発光制
御回路基板4および受光制御回路基板6に設置されてい
る。各素子列の前面にハニカム状のスリット7を配設す
ることによって各素子列と平行に存在する反射体10か
らの反射光や散乱光を除去するようにしている。なお、
符号9は光軸である。これを斜視図で見ると図5(b)
のようになっている。X−Y−Zの座標系でみると、X
−Y平面上に発光素子列11がX軸方向にn対設置さ
れ、これと対向して受光素子列12が設置されている。
それぞれの前面にハニカム状のスリット7とその押さえ
棒板8からなるスリット部13が配設されている。する
と光軸9は、X−Y平面上でY軸方向にn本できること
になる。この場合、反射体10は−Z方向のX−Y平面
に存在し、発光素子3および受光素子5は、X−Y平面
上にあるか、またはX−Y平面上に入ってくる遮光物を
検知することになる。なお、この実施例では上記ハニカ
ム状のスリット製造方法によれば、各受発光素子のスリ
ットを図中のスリット部13のように一体加工が可能で
あり製造が容易であるというメリットがある。
【0017】図6は、本発明のセンサーの第三実施例で
ある。この実施例では自然光による影響を少なくするた
めに940nmの近赤外線用の発光素子3および受光素子
5を800mm離して15mm間隔にn対紙面と平行な方向
に直線的に配置する。発光素子3および受光素子5は、
それぞれ発光制御回路基板4および受光制御回路基板6
に設置されている。各素子列の前面にハニカム状のスリ
ット7を短く切断したものを重ねて配設することによっ
て紙面と平行な方向に存在する反射体10からの反射光
や散乱光を除去するようにしている。なお、符号8はス
リット押さえ棒板であり、符号9は光軸である。第二お
よび第三実施例を組み合わせることによってあらゆる方
向からの反射光や散乱光を除去することができる。
【0018】図7は、本発明のセンサーの第四実施例で
ある。この実施例では各受発光素子の前面に必ずしもス
リット7を配設しなくても反射体10からの反射光や散
乱光に影響されることなく遮光物を検知することができ
る。第二実施例を示す図5(b)と同様、図7に示すよ
うに、X−Y平面上に発光素子(L1、L2、…Ln)
列11が設置され、これと対向して受光素子(D1、D
2、…Dn)列12が設置されている。そして、 a)L1が発光すると、破線14で示すようにD1、D2
で受光し、遮光物の有無を検知する。 b)L2が発光すると、実線15で示すようにD1、D
2、D3で受光し、遮光物の有無を検知する。 c)Lmが発光すると、D(m−1)、Dm、D(m+
1)で受光し、遮光物の有無を検知する。 d)L(n−1)が発光すると、D(n−2)、D(n−
1)、Dnで受光し、遮光物の有無を検知する。 e)Lnが発光すると、D(n−1)、Dnで受光し、遮
光物の有無を検知する。 f) a) にもどる。 このa)からf)の動作を高速に繰り返すことで隣り合う受
発光素子の光軸が交差する形で遮光物の検出が可能とな
る。この場合、各発光素子の間隔以下の遮光物の検出も
可能となる。また、第二実施例のように、ハニカム状ス
リット7を併用して反射光や散乱光を除去するようにし
てもよい。
【0019】この第四実施例において、上記a)からf)の
動作を繰り返し、各受発光素子の出力を記憶して、実際
の受発光素子の位置と照らし合わせることによって各発
光素子の間隔の精度で遮光物の所在位置を検知すること
ができる。
【0020】また、この第四実施例において、上記a)か
らe)の動作をするようにしておいて、遮光物が存在しな
い状態で発光素子(L1〜Ln)を特定のタイミングで
1スキャン分発光させた場合と1スキャン分発光させな
い場合を組み合わせることによって、各受発光素子の故
障を検出することができる。例えば、何も受発光素子間
に遮光物がない状態で上記a)からe)の動作を実行して各
受発光素子の遮光物の有無の出力(Pon1〜Ponn)を
記憶する。次に、 g)L1を発光させないで、D1、D2で受光し遮光物の
有無(Poff 1)を検知する。 h)L2を発光させないで、D1、D2、D3で受光し遮
光物の有無(Poff 2) を検知する。 i)Lmを発光させないで、D(m−1)、Dm、D(m
+1)で受光し遮光物の有無(Poff m)を検知する。 j)L(n−1)を発光させないで、D(n−2)、D
(n−1)、Dnで受光し遮光物の有無(Poff n−
1)を検知する。 k)Lnを発光させないで、D(n−1)、Dnで受光し
遮光物の有無(Poffn)を検知する。 同様に、何も受発光素子間に遮光物がない状態で上記g)
からk)の動作を実行して各受発光素子の遮光物の有無の
出力(Poff 1〜Poff n)を記憶する。ここで、Pon
1〜Ponnがすべて遮光物無し出力で、Poff 1〜Pof
f nも遮光物無し出力であれば、各素子はすべて正常と
判断できる。Pon1〜Ponnがすべて遮光物無し出力
で、Poff mだけが遮光物有り出力であれば、m番目の
受光素子の出力不良と判断できる。Ponmだけが遮光物
有り出力で、Poff 1〜Poff nが遮光物無し出力であ
れば、m番目の発光素子の発光不良と判断できる。Pon
m−1・Ponm・Ponm+1だけが遮光物有り出力で、
Poff 1〜Poffnが遮光物無し出力であれば、m番目
の受光素子の出力不良と判断できる。
【0021】図8は、本発明のセンサーの第五実施例で
ある。この実施例でも各受発光素子の前面に必ずしもス
リット7を配設しなくても反射体10からの反射光や散
乱光に影響されることなく遮光物を検知することができ
る。図7と同様、図8に示すように、X−Y平面上に素
子列16が設置され、これと対向して素子列17が設置
されている。そして、素子列16の両端に発光素子L1
およびL2が配置されその間に受光素子D1〜Dmが配
置されいる。また、対向する素子列17の両端に発光素
子L3およびL4が配置されその間に受光素子d1〜d
mが配置されいる。これらの各素子は次のように動作す
る。 a)L1が発光すると、破線18で示すようにd1〜dm
で同時に受光し遮光物の有無を検知する。 b)L2が発光すると、破線19で示すようにd1〜dm
で同時に受光し遮光物の有無を検知する。 c)L3が発光すると、実線20で示すようにD1〜Dm
で同時に受光し遮光物の有無を検知する。 d)L4が発光すると、実線21で示すようにD1〜Dm
で同時に受光し遮光物の有無を検知する。 e) a) にもどる。 この a) からe)の動作を高速に繰り返すことで遮光物の
検出が可能となる。この場合、各素子の間隔以下の遮光
物の検出も可能となる。また、第二実施例のように、ハ
ニカム状スリット7を併用して反射光や散乱光を除去す
るようにしてもよい。この実施例では第二実施例のよう
なハニカム状スリット7は、素子列方向の光の指向角度
が広くなるので好都合である。なお、この実施例では発
光素子の数が4個の例で説明したが、4つに限らずに実
施可能である。
【0022】図9は、本発明のセンサーの第六実施例で
ある。この実施例でも各受発光素子の前面に必ずしもス
リット7を配設しなくても反射体10からの反射光や散
乱光に影響されることなく遮光物を検知することができ
る。この実施例は第五実施例の逆のケースである。図7
と同様、図9に示すように、X−Y平面上に素子列22
が設置され、これと対向して素子列23が設置されてい
る。そして、素子列22の両端に受光素子D1およびD
2が配置されその間に発光素子L1〜Lmが配置されい
る。また、対向する素子列23の両端に受光素子D3お
よびD4が配置されその間に発光素子l1〜lmが配置
されいる。これらの各素子は次のように動作する。 a)L1〜Lmが順次発光し、これを実線24で示すよう
にD3、D4で同時に受光し遮光物の有無を検知する。 b)l1〜lmが順次発光し、これを破線25で示すよう
にD1、D2で同時に受光し遮光物の有無を検知する。 c) a) にもどる。 この a) からc)の動作を高速に繰り返すことで遮光物の
検出が可能となる。この場合、各素子の間隔以下の遮光
物の検出も可能となる。また、第二実施例のように、ハ
ニカム状スリット7を併用して反射光や散乱光を除去す
るようにしてもよい。この実施例でも第二実施例のよう
なハニカム状スリット7は、素子列方向の光の指向角度
が広くなるので好都合である。なお、この実施例では受
光素子の数が4個の例で説明したが、4つに限らずに実
施可能である。
【0023】図10は、本発明のセンサーの応用例を示
す図である。この応用例では、図5に示す第二実施例
を、図10に示すように、核医学診断装置で用いられる
ガンマカメラに応用した例で説明する。図10におい
て、反射体10であるガンマカメラ26の検出器面27
の両端に発光素子列11が装着され、これと対向して受
光素子列12が装着されている。また、図10には図示
されてないが、それぞれの前面にハニカム状のスリット
7とその押さえ棒板8からなるスリット部13が配設さ
れている。そして、各受発光素子3および5の光軸9が
検出器面27から20mmの高さになるように装着する。
すると光軸9は、検出器面27上でこの面と平行方向に
n本できることになる。よって、検出器面27からの反
射光や散乱光に影響されることなく検出器面27に対し
20mm以内に近づいた物体(患者の体表)の検出ができ
るようになる。この応用によってSPECT(Single P
h0tonEmission C T)の収集時に、前もって軌道を記憶
させておくことなく、患者の体表からガンマカメラ26
を一定の距離に保ちながら画像の収集をすることができ
る。また、全身画像(Whole Body)の収集時にも前もっ
て軌道を記憶させておくことなく、患者の体表に沿うよ
うにガンマカメラ26を移動させながら画像収集をする
ことができる。このように本発明のセンサーを非接触型
センサーとして用いると、前もって軌道を記憶させてお
く必要がなく画像収集動作の中断が減るので、患者一人
当たりの画像収集時間が短くなり、スループットの速度
が早くなり、オペレータの負担を軽減し、装置の信頼性
が向上するメリットがある。また、患者の体表に合わせ
てガンマカメラ26が接近したり離れたりして所定の距
離を保って画像収集できるようになるので、画像の分解
能や解像度が向上するメリットがある。さらに、SPE
CTの収集時に、この非接触型センサーを患者を挟んで
2個設置することにより、患者の体軸の抽出が可能とな
り、良い断層像が得られるというメリットもある。この
応用例では、核医学診断装置で用いられるガンマカメラ
の例で説明したが、これに限らずX線診断装置の非接触
型センサーとしても使用できる。
【0024】以上、本発明の実施例、応用例について説
明したが本発明は上記実施例、応用例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内で適宜変形実施可能で
あることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
光素子と受光素子の少なくとも一方の前面にスリットを
配設したので、隣接した位置に反射体が存在しても対向
する受発光素子により遮光物を検知することができる。
また、このセンサーに用いられるスリットの製造方法に
よれば、反射体や受発光素子の位置に応じた任意の寸法
のスリットの製造が容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサーの第一実施例である。
【図2】ハニカム状の薄板の例を示す図である。
【図3】ハニカム状の薄板を用いたスリットの製造方法
を説明するための図である。
【図4】ハニカム状スリットの製造方法による効果を説
明するための図である。
【図5】本発明のセンサーの第二実施例である。
【図6】本発明のセンサーの第三実施例である。
【図7】本発明のセンサーの第四実施例である。
【図8】本発明のセンサーの第五実施例である。
【図9】本発明のセンサーの第六実施例である。
【図10】本発明のセンサーの応用例を示す図である。
【図11】従来技術を説明するための図である。
【図12】従来技術の欠点を説明するための図である。
【図13】従来技術の欠点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 遮光物 2 制御器 3 発光素子 4 発光制御回路基板 5 受光素子 6 受光制御回路基板 7 スリット 8 固定部材 9 光軸 10反射体 11 発光素子列11 12 受光素子列 13 スリット部 14、15、18、19、20、21、24、25 光
軸 16、17、22、23 素子列 26 ガンマカメラ 27 ガンマカメラの検出器面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光物を検知するための発光素子と受光
    素子を同一平面上に所定の間隔を設けて対向して配置し
    たセンサーにおいて、発光素子と受光素子の少なくとも
    一方の前面にスリットを配設したことを特徴とするセン
    サー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、スリットとしてハニ
    カム状のものを用いたことを特徴とするセンサー。
  3. 【請求項3】 複数の発光素子と複数の受光素子を同一
    平面上に所定の間隔を設けて対向して配置したセンサー
    において、1つの発光素子の光を複数の受光素子により
    受光し、これを発光素子の数の整数倍だけ繰り返すこと
    によって遮光物を検知するようにしたことを特徴とする
    センサー。
  4. 【請求項4】 複数の発光素子と複数の受光素子を同一
    平面上に所定の間隔を設けて対向して配置したセンサー
    において、対向する発光素子群の少なくとも両端に受光
    素子を配置し、複数の発光素子が順次発光する光を対向
    する少なくとも両端の受光素子により受光し、これを複
    数回繰り返すことによって遮光物を検知するようにした
    ことを特徴とするセンサー。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、各発光素子
    および受光素子の前面にハニカム状のスリットを配設し
    たことを特徴とするセンサー。
  6. 【請求項6】 ハニカム状の薄板を用意し、このハニカ
    ム状の薄板の内面を光の反射散乱を防止するため艶消し
    暗色に塗装し、つぎに、ハニカム状の薄板の両端を引っ
    張りながら平板で押し付けて圧縮し、さらに、任意の段
    数にするために適宜ハニカム状の薄板をはがして後、両
    端を引っ張りながらスリット固定用の棒の間にハニカム
    状の薄板を嵌め込み、引っ張り力を弛めてハニカム状の
    薄板自身のばね力により固定用棒に押し付けられ固定
    し、必要な長さにするため両端を切断することを特徴と
    する、上記請求項2または5に用いられるスリットの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 n個の発光素子(L1〜Ln)とこれと
    同数の受光素子(D1〜Dn)を同一平面上に所定の間
    隔を設けてそれぞれ対向して配置したセンサーにおい
    て、L1が発光すると、D1、D2で受光して遮光物の
    有無を確認し、L2が発光すると、D1、D2、D3で
    受光して遮光物の有無を確認し、Lmが発光すると、D
    (m−1)、Dm、D(m+1)で受光して遮光物の有
    無を確認し、Lnが発光すると、D(n−1)、Dnで
    受光して遮光物の有無を確認する、これを複数回繰り返
    し、各受発光素子の出力を記憶して実際の受発光素子の
    位置と照らし合わせることによって遮光物の所在位置を
    検知できるようにしたことを特徴とするセンサー。
  8. 【請求項8】 n個の発光素子(L1〜Ln)とこれと
    同数の受光素子(D1〜Dn)を同一平面上に所定の間
    隔を設けてそれぞれ対向して配置したセンサーにおい
    て、L1が発光すると、D1、D2で受光し、L2が発
    光すると、D1、D2、D3で受光し、Lmが発光する
    と、D(m−1)、Dm、D(m+1)で受光し、Ln
    が発光すると、D(n−1)、Dnで受光するようにし
    ておいて、遮光物が存在しない状態で発光素子(L1〜
    Ln)を特定のタイミングで1スキャン分発光させた場
    合と1スキャン分発光させない場合を組み合わせること
    によって各受発光素子の故障を検出できるようにしたこ
    とを特徴とするセンサー。
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