JPH06281324A - 乾燥対象物の回収、移動、及び再セット方法 - Google Patents

乾燥対象物の回収、移動、及び再セット方法

Info

Publication number
JPH06281324A
JPH06281324A JP7135193A JP7135193A JPH06281324A JP H06281324 A JPH06281324 A JP H06281324A JP 7135193 A JP7135193 A JP 7135193A JP 7135193 A JP7135193 A JP 7135193A JP H06281324 A JPH06281324 A JP H06281324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
dried
winding
spread
dryer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7135193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Uchikawa
靖夫 内川
Ryuzo Nakamura
隆三 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP7135193A priority Critical patent/JPH06281324A/ja
Publication of JPH06281324A publication Critical patent/JPH06281324A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 天日乾燥用の床1の上にシート状に広げられ
た千切り大根等の乾燥対象物7を回収して運搬し、乾燥
機の棚に再び広げるための乾燥対象物の移動方法であっ
て、シート状の乾燥対象物7に巻取用シート状体6を被
せて、その巻取用シート状体6を一辺側からシート状の
乾燥対象物7と共に巻いて行き、ロール状にしたものを
乾燥機まで運搬し、その乾燥機の棚上でロール状にした
ものを再び広げ、最後に巻取用シート状体6を取り外す
手順からなる。 【効果】 シート状に広げた乾燥対象物を一旦掻き集
め、乾燥機の棚に再び広げるといった無駄で難しい作業
を回避して、合理的に乾燥対象物を天日乾燥用の床から
回収して移動し、乾燥機の各棚に再セットできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天日乾燥用の床の上に
シート状に広げられた千切り大根等の乾燥対象物を回収
して運搬し、乾燥機の棚に再び広げるための乾燥対象物
の回収、移動、及び再セット方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、千切り大根を乾燥させて切り干
し大根を製造するには、天日で乾燥させる方法と、ヒー
トポンプ式の空調装置等を用いた乾燥機で乾燥させる方
法がある。乾燥機による乾燥は、天候にあまり左右され
ずに所定の温度及び湿度に制御された乾燥用空気で乾燥
させることができるが、設備コスト及び電力等のエネル
ギーコストが高くつく。一方、天日乾燥は、例えば木枠
や金属枠に竹すのこを架設して構成した天日乾燥用の床
の上に千切り大根を広げて自然の風と太陽の熱とで乾燥
するものであり、特別な装置や電力等が不要なので製造
コストが少なくて済むが、天候に左右されやすい。
【0003】又、天日乾燥の途中、例えば、含水率が3
0〜70%の状態において、天候が急変した場合は、速
やかに回収して乾燥機による乾燥を行う必要がある。例
えば、風が止まったときにそのままにしておくのは、変
色等の品質劣化が発生するので良くない。雨が降ってき
たときに、ビニールシートを被せてそのままにしておく
のも同様に品質劣化の要因となり好ましくない。
【0004】そこで、上記のように天日乾燥中に天候が
急変した場合に、乾燥対象物を天日乾燥用の床から回収
して乾燥機の棚に移動して乾燥機による乾燥に切り換え
る必要がある。かかる乾燥対象物の移動のために、従来
は、シート状に広げられた千切り大根等の乾燥対象物を
一旦かご等に掻き集めて乾燥機まで運搬し、乾燥機の各
棚に順次広げていく作業を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の作業
は、せっかくシート状に広げた乾燥対象物を一旦掻き集
め、乾燥機の各棚に再び広げるといった無駄があり、手
間がかかる。しかも、再び広げる際に、均一に広げるこ
とが難しく、不均一な再セットにより乾燥仕上がり品質
にムラが生じる。そこで、本発明は、かかる無駄で難し
い作業を回避して合理的に乾燥対象物を回収し、移動
し、再セットする方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による乾燥対象物
の回収、移動、及び再セット方法の特徴構成は、シート
状に広げられた乾燥対象物に巻取用シート状体を被せ
て、その巻取用シート状体を一辺側から前記シート状の
乾燥対象物と共に巻いて行き、ロール状にしたものを乾
燥機まで運搬し、その乾燥機の棚上で前記ロール状にし
たものを再び広げ、最後に前記巻取用シート状体を取り
外す手順からなる点にある。
【0007】好ましくは、前記床が部分的に折り返し可
能に構成され、前記手順の前に、シート状に広げられた
前記乾燥対象物を部分的に折り返して(最適には半折り
にして)二重に重ね、その上に前記巻取用シート状体を
被せるようにするとよい。これにより、一重のままで巻
き取る場合に比べて、シート状に広げられた乾燥対象物
をカットする回数を低減できるので、一層作業の効率化
を図れる。
【0008】又、前記巻取用シート状体を前記シート状
の乾燥対象物に被せる際に、巻き終わり側において、前
記巻取用シート状体の端が前記乾燥対象物の端よりほぼ
1ターン分長く出るように被せることが望ましい。これ
により、巻取用シート状体が内側になる状態で乾燥対象
物と共に巻き取ったときに、巻き終わりにおいて乾燥対
象物のさらに外側に巻取用シートをほぼ1ターン巻い
て、乾燥対象物を包み込むことができる。
【0009】
【作用】本発明の方法によれば、シート状に広げられた
千切り大根等の乾燥対象物を掻き集めるのではなく、そ
のままロール状に巻き取る。この際、巻取用シート状体
を被せて巻き取るので、乾燥対象物がばらばらにならず
にきれいに巻き取れる。次に、このロール状にしたもの
を乾燥機まで運搬する。この際、巻取用シート状体が補
強材の働きをするので、運搬中のロール崩れが発生しに
くい。最後に乾燥機の棚上でロール状にしたものを再び
広げる。この際、巻取用シート状体がセパレータの働き
をするので、容易に元のシート状に展開することができ
る。尚、ここでいう「巻取用シート状体」は、紙や樹脂
製シート等に限らず、適当な網目のネットを含む。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明の方法によれば、シート
状に広げた乾燥対象物を一旦掻き集め、乾燥機の棚に再
び広げるといった無駄で難しい作業を回避して、合理的
に乾燥対象物を天日乾燥用の床から回収して移動し、乾
燥機の各棚に再セットできるようになった。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、金属や木材等でできた枠台1
に竹簀(すのこ)2を載置して、千切り大根を天日乾燥
させるための床が構成されている。枠台1は、約2m間
隔で平行に設けられた一対の長手部材1aと、それらの
間に約2m間隔で架設された梁部材1bと、脚部材1c
とからなり、竹簀2が載置される約2m四方のブロック
に区画されている。竹簀2は、隣接する二つの梁部材1
bに架けられるように載置され、隣接する竹簀2は、1
つの梁部材1b上に端部同士が重ねられるように置かれ
ることになる。そして、この竹簀2の上に千切り大根が
適当な厚さで広げられて、自然の風と太陽の熱とで乾燥
される。
【0012】一方、乾燥機の棚は図2に示すように構成
されている。即ち、複数の棚板3を上下方向に所定の間
隔で載置するフレーム4の底部に車輪5が設けられて棚
台車が構成され、これが乾燥機の乾燥室に出し入れされ
る。各棚板3は、金属製の網でできており、その大きさ
は約2×1mである。
【0013】竹簀2の上に広げられた半乾燥状態の千切
り大根を回収して乾燥機まで運び、乾燥機の棚板3に広
げる作業は以下のように行われる。竹簀2の上に広げら
れた千切り大根は、いわば不織布のように絡み合ってシ
ート状になっている。そこで、これを、乾燥機の棚板3
の大きさに合わせて約2×1mの大きさにカットしたも
のを巻いてロール状にして乾燥機まで運び、棚板3上で
再び広げるのである。
【0014】先ず、竹簀2の上に一面に広げられたシー
ト状の千切り大根を約2×1mの大きさに分離する作業
は次のように行われる。枠台1の区画された各ブロック
の大きさ、即ち竹簀2の大きさは約2m四方であるの
で、シート状の千切り大根を図3に示すように、隣接す
る竹簀の境目A−A’でカットし、さらに1区画を半分
に分けるべく竹簀2の目に沿ってB−B’でカットすれ
ばよい。A−A’でのカットは、その両側の竹簀2の重
なり合った端部を山状に持ち上げることにより、絡み合
った千切り大根が分離されて達成される。B−B’での
カットは、へらを竹簀2の目に沿って移動させることに
より行われる。
【0015】次に、図3(イ)に示すように、巻取用シ
ート状体としての約3×1mの大きさのナイロンネット
6を、上記のシート状に広げられた千切り大根のうちの
約2×1mの大きさに分離された一つに被せる。このと
き、巻き始め側において、ナイロンネット6の端をシー
ト状の千切り大根の端にほぼ揃えるか、又は千切り大根
の端が少し出るように重ねる。従って、巻き終わり側に
おいて、ナイロンネット6の端はシート状の千切り大根
の端より約1m長く出る。これは、ロールのほぼ1ター
ン分に相当する。即ち、シート状の千切り大根7の上に
ナイロンネット6を重ねたものを、図3(ロ)及び図4
に示すように、ナイロンネット6が内側になるように一
辺側(巻き始め側)から巻いて行く。すると、巻き終わ
り側において、ナイロンネット6が約1m強の長さだけ
余るが、この部分をさらに外側のシート状の千切り大根
7の上から重ねて巻いてロールが完成する。
【0016】竹簀2の上にシート状に広げられた千切り
大根の、約2×1mの大きさにカットされた各部分が、
上記のようにして複数のロールとして回収され、トラッ
クの荷台等に積載されて乾燥機まで運ばれる。そして、
棚台車の各棚板3上で元のシート状に広げられ、シート
状の千切り大根7の上のナイロンネット6が取り外され
る。実際には、棚台車のフレーム4から取り外された棚
板3上で上記作業が行われた後に、千切り大根7が広げ
られた棚板3がフレーム4に載置される手順となる。
尚、各棚板3には、2〜3個のロールが広げられる。つ
まり、約2×1mの大きさのシート状の千切り大根7が
2〜3層分重ねられる。
【0017】〔別実施例〕上記のように、1層分ずつロ
ール状にしたものを棚上で重ねて広げる代わりに、予め
2層分重ねたものをロール状に巻いて運搬し、棚台車の
各棚板3上で広げてもよい。即ち、図3において、シー
ト状に広げられた千切り大根をA−A’でカットした
後、B−B’でカットする代わりに、竹簀2の半部を下
から起こす手法等によりB−B’で折り重ねるように一
方側を他方側に重ね、その上に前述のナイロンネット6
を被せてロール状に巻いて行けばよい。
【0018】又、枠台1の長手部材1a間に竹簀6の代
わりに網目構造のシート8が常時張られ、この上に千切
り大根7が広げられて乾燥される場合は、以下のような
構造により、上記竹簀の場合と同様にB−B’で折り重
ねるように一方側を他方側に重ねることが可能となる。
つまり、図5に示すように、シート8の半分の大きさの
重ね部分8aの端部がシート8の中央線B−B’にて縫
い付けられ、この重ね部分8aを図に示すように、反対
側に折り返し自在な構造とすればよい。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る天日乾燥用の床の概略構
造を示す斜視図
【図2】乾燥機の棚の概略構造を示す斜視図
【図3】乾燥対象物と巻き取り用シート状体との関係を
示す斜視図
【図4】乾燥対象物の巻き取りの様子を示す側面図
【図5】別実施例に係る天日乾燥用の床の概略構造を示
す斜視図
【符号の説明】
1,2 天日乾燥用の台 3 乾燥機の棚 6 巻取用シート状体 7 乾燥対象物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天日乾燥用の床(1,2)の上にシート
    状に広げられた千切り大根等の乾燥対象物(7)を回収
    して運搬し、乾燥機の棚(3)に再び広げるための乾燥
    対象物の回収、移動、及び再セット方法であって、 前記シート状の乾燥対象物(7)に巻取用シート状体
    (6)を被せて、その巻取用シート状体(6)を一辺側
    から前記シート状の乾燥対象物(7)と共に巻いて行
    き、ロール状にしたものを乾燥機まで運搬し、その乾燥
    機の棚(3)上で前記ロール状にしたものを再び広げ、
    最後に前記巻取用シート状体(6)を取り外す手順から
    なる乾燥作物の回収、移動、及び再セット方法。
  2. 【請求項2】 前記床(1,2)が部分的に折り返し可
    能に構成され、前記手順の前に、シート状に広げられた
    前記乾燥対象物(7)を部分的に折り返して二重に重
    ね、その上に前記巻取用シート状体(6)を被せる請求
    項1記載の乾燥作物の回収、移動、及び再セット方法。
  3. 【請求項3】 前記巻取用シート状体(6)を前記シー
    ト状の乾燥対象物(7)に被せる際に、巻き終わり側に
    おいて、前記巻取用シート状体(6)の端が前記乾燥対
    象物(7)の端よりほぼ1ターン分長く出るように被せ
    る請求項1記載の乾燥作物の回収、移動、及び再セット
    方法。
JP7135193A 1993-03-30 1993-03-30 乾燥対象物の回収、移動、及び再セット方法 Pending JPH06281324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7135193A JPH06281324A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 乾燥対象物の回収、移動、及び再セット方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7135193A JPH06281324A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 乾燥対象物の回収、移動、及び再セット方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06281324A true JPH06281324A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13457994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7135193A Pending JPH06281324A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 乾燥対象物の回収、移動、及び再セット方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06281324A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103960753A (zh) * 2014-04-22 2014-08-06 李理 一种可升降与旋转的海苔晒板
CN107373713A (zh) * 2017-08-02 2017-11-24 王祥樟 一种多状态葡萄干晾干装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103960753A (zh) * 2014-04-22 2014-08-06 李理 一种可升降与旋转的海苔晒板
CN107373713A (zh) * 2017-08-02 2017-11-24 王祥樟 一种多状态葡萄干晾干装置
CN107373713B (zh) * 2017-08-02 2019-07-09 王祥樟 一种多状态葡萄干晾干装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0565131B1 (en) Process and apparatus for fabricating honeycomb material
US3655478A (en) Cellular structural products
JPH06281324A (ja) 乾燥対象物の回収、移動、及び再セット方法
US2733482A (en) Knockdown building
EP0004455A2 (en) Selectively collapsible and expandable curtain and its method of manufacture
JPH03125781A (ja) セル構造を有する伸縮自在なブラインド
JPH07147893A (ja) 乾燥対象物の回収方法、及び、乾燥用床
US4287674A (en) Drying installation
CN114960095B (zh) 一种基于窗帘布生产的熨烫设备
WO2021121212A1 (zh) 一种纸蜂窝热处理设备
US3097077A (en) Fruit drying tray
KR20090126398A (ko) 우레탄 발포용 허니콤
CN212778452U (zh) 一种沥青防水卷材的胎体展开装置
JPH03232649A (ja) 織生地の放反方法と放反用コア
US10149438B2 (en) Sheeting for covered an object
CN216887669U (zh) 一种竹制装烟筐
CN213229315U (zh) 一种便于收卷的膜布的包装装置
SU1310464A1 (ru) Способ реставрации бумаги
JPH03103159A (ja) 海苔製造装置の脱水装置
JPH02189111A (ja) プリーツ状シートの製造方法
JPH0657681A (ja) カンバス替え方法
JP3004281U (ja) 組立式食料品乾燥器
JPH0724901U (ja) 押花乾燥マット
JPS6112206Y2 (ja)
DE2243218A1 (de) Verfahren und vorrichtung zur trocknung von schnittholz