JPH06281313A - 保冷庫付き化粧台 - Google Patents

保冷庫付き化粧台

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Publication number
JPH06281313A
JPH06281313A JP7451793A JP7451793A JPH06281313A JP H06281313 A JPH06281313 A JP H06281313A JP 7451793 A JP7451793 A JP 7451793A JP 7451793 A JP7451793 A JP 7451793A JP H06281313 A JPH06281313 A JP H06281313A
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JP
Japan
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heat exchange
duct
heat
exchange surface
cold
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Application number
JP7451793A
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English (en)
Inventor
Hisanobu Takeda
田 久 信 武
Masami Inada
田 雅 巳 稲
Tomio Oguma
熊 富 雄 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、収容室内を冷却してより衛生
的な空間を有する化粧台を提供することである。 【構成】化粧台の鏡に隣接して配設されるキャビネット
に、上下に延在して形成され両端が外気に連通するダク
ト14を設け、ダクト14の前面側に保冷庫10を設け
た。ダクト14と保冷庫10の間に熱電変換素子20を
配設し、熱電変換素子の冷却面として作用する第1熱交
換面21の冷熱を、L字型の吸熱板24を介して保冷庫
10に伝わるようにした。また、ダクト14に配設した
ファン18を使ってダクト14内に空気流を起こし、第
2熱交換面22より発生する熱をフィン23aを介して
ダクト14内の空気流と順次熱交換させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保冷庫を備えた化粧台に
関するものであり、例えば洗面化粧台等にも適用できる
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧品や歯ブラシを載置する
ための棚を配設した化粧台が市場に出ている。例えば、
実公昭61−22556号公報に開示される化粧台で
は、化粧台の中央部一面に鏡が設けられ、鏡の側部に歯
ブラシを立てるための前面開口の歯ブラシ収容室が設け
られているものである。また、市場には、この歯ブラシ
収容室に開閉可能な扉を配設したものも出ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、歯ブラシ収容
室内は外気と同じ温度になるため、特に、夏季には温度
が上昇し衛生上好ましくない。
【0004】本発明は上記不具合を解決するものであ
り、請求項1記載の発明の目的は、収容室内を冷却して
より衛生的な空間を有する化粧台を提供することであ
る。
【0005】請求項2記載の発明の目的は、請求項1記
載の発明において、より効率よく収容室内を冷却できる
ようにすることである。
【0006】請求項3記載の発明の目的は、上端のみが
開口するダクトを有し、このダクト内の空気流と熱交換
する熱電変換素子を用いて収容室内を冷却するものにお
いて、熱電変換素子の発熱面を、空気を送風するファン
が故障した場合でも冷却させられるようにすることであ
る。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
化粧台本体と、該化粧台本体に延在して形成され両端が
外気に連通するダクトと、該ダクトに配設されるファン
と、前記ダクトの前面側に形成される保冷空間と、前記
ダクトと前記保冷空間との間に配設され第1熱交換面と
第2熱交換面を有する熱電変換素子と、前記保冷空間と
前記第1熱交換面との熱交換を行う第1熱交換手段と、
前記ダクト内の空気流と前記第2熱交換面との熱交換を
行う第2熱交換手段と、前記保冷空間の前面に開閉可能
に配設される扉部材を備えたことを特徴とする保冷庫付
き化粧台である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1熱交換手段を、前記第1熱交換面
と熱的に接触する垂直壁と、該垂直壁の上端より屈曲し
て前記保冷空間の上端に位置する天井壁より構成される
L字型の吸熱板とすることである。
【0010】請求項3記載の発明は、化粧台本体と、該
化粧台本体に上下に延在して形成され上端が外気に連通
するダクトと、該ダクトの前面側に形成される保冷空間
と、前記ダクト内で上下に延在して配設され前記ダクト
を吸気路と排気路に区画するとともに該吸気路と該排気
路の上端部を別々に外気に連通させ該吸気路と該排気路
を下端部で連通させる仕切手段と、前記排気路と前記保
冷空間との間に配設され第1熱交換面と第2熱交換面を
有する熱電変換素子と、前記保冷空間と前記第1熱交換
面との熱交換を行う第1熱交換手段と、前記排気路内の
空気流と前記第2熱交換面との熱交換を行う第2熱交換
手段と、前記保冷空間の前面に開閉可能に配設される扉
部材を備えたことを特徴とする保冷庫付き化粧台であ
る。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、熱電変換素子に
通電が行われることによって、熱電変換素子の第1熱交
換面が冷却し、第2熱交換面が発熱する。第1熱交換面
の冷熱は第1熱交換手段を介して保冷空間を冷やす。ま
たダクト内はファンによって空気流が起こされており、
第2熱交換面はダクト内の空気流と第2熱交換手段によ
って熱交換を行い、ダクト内の空気流に熱を排出する。
こうして、保冷空間内が冷却される。
【0012】請求項2記載の発明によれば、第1熱交換
面の冷熱は第1熱交換手段である吸熱板に伝導され、吸
熱板が冷却される。さらに吸熱板は保冷空間内の空気と
熱交換を行うが、吸熱板が垂直壁と天井壁から構成され
ているため、上方から下方へと流れる冷却された空気の
流れによって、保冷空間全体を冷やすことが可能とな
る。
【0013】請求項3記載の発明によれば、熱電変換素
子へ通電されることによって、第1熱交換面が吸熱し、
第2熱交換面が発熱する。第2熱交換面の発熱により、
ダクト内で仕切手段によって区切られた排気路内の大気
が第2熱交換手段を介して温められて上昇する。そし
て、排気路の上端より外気に送り出される。また、この
排気路内を上昇する空気流の流れによって、排気路の下
端より吸気路内の空気流が流れこむため、吸気路の上端
の開口部からは大気が吸引される。こうして、外気が上
端より吸気路へ、吸気路の下端から排気路の下端へ、さ
らに排気路を通って外空間へと流れて空気流が起こり、
第2熱交換面が冷却される。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例について図1乃至図4に
基づいて説明する。図1は、洗面化粧台1の正面図を示
す。本実施例の洗面化粧台1は、中央部に配設される鏡
2と、鏡の側方に配設され保冷庫10、収納ケース1
1、12の形成されたキャビネット3と、鏡2の上部に
設置される照明装置4と、鏡2の下部に配設される洗面
槽5を備えている。また、本実施例では洗面槽5に隣接
して、歯の洗浄のためのデンタルジェット装置6、蒸気
を発生するスチーム発生装置7等の衛生装置が配設され
ているが、本発明の要旨から離れるため、説明を省略す
る。
【0015】次に、本発明の特徴である保冷庫10の配
設されたキャビネット3の構成について説明する。図2
にキャビネット3の断面図を示す。このように、キャビ
ネット3には、保冷庫10と収納ケース11、12より
なる3つの収納部を備えており、これらの収納部の後方
側には、収納部の上方から下方に向かって延在するダク
ト14が形成されている。ダクト14の断面はコ字状を
なし、ダクト14の下端は収納ケース12の下方の前面
に吸気口15として開口し、ダクト14の下端は保冷庫
10の上方の前面に排気口16として開口している。ま
た、吸気口15及び排気口16には、それぞれ風向き調
節用のルーバー15a、16aが配設され、ルーバー1
5a、16aよりも内側には、ダクト14内に埃やゴミ
が入り込むのを防ぐためのフィルター15b、16bが
配設されている。さらに、ダクト14内にはモータ17
によって回転されるファン18が配設されており、モー
タ17の駆動によってダクト14内に上方に向かう空気
流を起こすようになっている。
【0016】ダクト14の前面側は、枠部材19によっ
て上下に並ぶ3つの空間X、Y、Zが形成され、この3
つの空間X、Y、Zに、扉13(図1)が枢支された保
冷庫10と、保冷庫10の下方に配設されスライド式の
引き出しを有する収納ケース11、12の3つの収納部
が、それぞれ形成されるようになっている。枠部材19
の保冷庫10に連通する部分には穴部27が形成され、
この穴部27には断熱部材26が挿設されている。断熱
部材26は、穴部27に挿設される筒部26aと、筒部
26aよりダクト14に沿って延在するプレート部26
bより構成されている。また、筒部26aには、第1熱
交換面21と第2熱交換面22を有する熱電変換素子2
0が、周面を接触させて配設されている。熱電変換素子
20は、電流が流れると一方面が発熱面として作用し、
他方面は吸熱面として作用するようになっており、通電
される電流の向きによって作用する面が逆転するように
なっているが、本実施例では第1熱交換面21が吸熱面
として作用し、第2熱交換面22が発熱体として作用す
るようになっている。第2熱交換面22はダクト14側
に露出しており、ダクト14の上下に延在する複数本の
フィン23aが形成された熱伝導部材23が熱的に接触
して配設されている。熱伝導部材23は、第2熱交換面
22の熱によって加熱され、ダクト14内の空気流と熱
交換するようになっている。尚、熱伝導部材23は、断
熱部材26のプレート部26bとも接触し、熱伝導部材
23の熱が保冷庫10側に伝わらないようになってい
る。
【0017】また、保冷庫10を区画する空間Xには、
前面開口の箱型の断熱材25が配設されており、断熱部
材26の筒部26aは断熱材25を貫通して保冷庫10
側に突出している。断熱材25の内面には、第1熱交換
面21に接触する基部24aと、基部24aの他端に固
定され保冷庫10の後面を覆う垂直部24bと、垂直部
24bの上端より屈曲して形成され保冷庫10の上面を
覆う天井部24cより構成される吸熱部材24が配設さ
れている。吸熱部材24は、例えばアルミ等の熱伝導率
の高い物質より構成することができ、基部24aと第1
熱交換面21とは熱的に接触することによって、保冷庫
10全体が冷却されるようになっている。
【0018】次に、第1実施例の作用について説明す
る。図示しない操作スイッチ部より保冷庫10の冷却開
始を指示するスイッチがオンされると、熱電変換素子2
0への通電と同時に、モータ17への通電が行われる。
熱電変換素子20への通電によって、第1熱交換面21
は冷却を始め、吸熱部材24と熱交換を行うため、吸熱
部材24が冷却される。吸熱部材24は、さらに保冷庫
10内の空気と熱交換を行うため、保冷庫10内の空気
が冷却される。このとき、図4にて破線矢印で示すよう
に、吸熱部材24の垂直部24bと天井部24cに接す
る空気が冷却されて下方に移動していく。こうして、保
冷庫10の全体が冷却されていく。
【0019】また、第2熱交換面22により発生した熱
は、熱伝導部材23と熱交換を行い、熱伝導部材23の
フィン23aはダクト14内の空気と熱交換を行う。ダ
クト14内では、モータ17の駆動によりファン18が
回転して、吸気口15より空気が吸入され、ダクト14
を通って排気口16より排出されている。従って、熱伝
導部材23のフィン23aは、この空気流によって効率
よく熱交換が行われる。
【0020】このように、第1実施例によれば、熱電変
換素子20の第1熱交換面21にとて保冷庫10内が冷
却されるため、細菌等の繁殖しにくい清潔な空間を提供
することができる。この空間には、図2に示すように例
えば化粧品を置くことができ、夏季にはひんやりとした
使い心地を味わうことができる。また、化粧品に限ら
ず、歯ブラシ等を立てたりすることもできる。この場合
には、細菌等が繁殖しにくく、清潔な空間を提供するこ
とが可能となる。
【0021】また、本実施例ではダクト14が上下に延
在しており、フィン23aと熱交換したダクト14内の
空気は温まって上昇する。このため、ファン18が作動
しなかった場合でも、ダクト14内の空気は上端の排気
口16より排出され、同時に下端の吸気口15からはダ
クト14へ外気が吸入され、効率のよい熱交換を行うこ
とができる。
【0022】さらに、本実施例では、第1熱交換面20
と熱交換する吸熱部材24が保冷庫10内の空間の上面
にも位置しているため、保冷庫10内の空気全体を冷却
することが可能である。冷却部材24は、図5に示すよ
うに天井部24cを取り除いた形にすることも可能であ
るが、この場合には、保冷庫10の上方の角部に冷えた
空気が行き渡らず、保冷庫10全体を冷却することは困
難である。
【0023】次に、本発明の第2実施例について図6乃
至図10に基づいて説明する。第2実施例の洗面化粧台
30は、第1実施例と同様にミラー32、照明装置34
と、洗面槽35、デンタルジェット装置36及びスチー
ム発生装置37等が配設されているが、第1実施例と異
なり、ミラー32の両側にキャビネット33A、33B
が設けられている。そして、本発明の要旨である保冷庫
はミラー32の向かって左側のキャビネット33Bに設
けられている。
【0024】キャビネット33Bは、最上段に位置する
ヘアードライヤー47と、ヘアードライヤー47の下段
で図6にて左側に位置する縦長のボディドライヤー39
と、ボディドライヤー39の図6にて右側の上段に位置
する保冷庫40と、保冷庫40の下段に位置する収納棚
41、42、43より構成されている。保冷庫40は棚
40a、40bによって3段に分かれている。また、保
冷庫40及び収納棚41、42、43には、それぞれ各
空間を閉じる開閉可能な扉43a、43b、43c、4
3d(図7)が配設されている(図1では省略)。
【0025】次に、保冷庫40の後方側に形成されるダ
クト44の構成について図7〜図11に沿って説明す
る。図7は図6のC−C線に沿う断面図、図8は図7の
D−D線に沿う断面図、図9は図6のE−E線に沿う断
面図、そして図10は図9のF−F線に沿う断面図、図
11はヘアードライヤー37及びダクト44が連通する
開口部46の構成の模式図をそれぞれ示す。
【0026】このように、保冷庫40及び収納棚41、
42の後方側には、保冷庫40の上面から収納棚42の
後方に向かって屈曲して延在する逆L字型のダクト44
(図7)が形成されている。ダクト44の上端はキャビ
ネット33Bの前面に開口する開口部46と連通してい
る。尚、後述するが、ダクト44は保冷庫40の後方面
に配設された仕切板49によって、吸気路44aと排気
路44bに分けられており、吸気路44a及び排気路4
4bは開口部46にそれぞれ独立して連通している。図
11に示すように、開口部46は、大きく分けて3つの
空間に分かれている。1つは向かって右側に位置する吸
気口46aで、吸気口46aはダクト44及びヘアード
ライヤー47に共通する吸気口である。そして、残りの
2つは、プレート48によって吸気口46aと区切ら
れ、図11で向かって左側に位置するヘアードライヤー
47の排気口46bと、ダクト44の排気口46cであ
る。
【0027】ヘアードライヤー47はダクト44のさら
に上方に位置しており、シロッコファン47aの作動に
よって吸気口46aから空気を吸引し、伝熱線47bに
よって空気を加熱して排気口46bより吐出させるよう
になっている。
【0028】ダクト44に配設される仕切板49はダク
ト44の下方まで延在しており、仕切板49にはシロッ
コファン50が配設されている。シロッコファン50の
作動によって、吸気口46aより吸引された空気は吸気
路44aを下降し、シロッコファン50を経て排気路4
4bを通って上昇する。排気路44bは、上方まで延び
た後、排気口46c側に向けて横方向に屈曲し(図1
0)、排気口46cに導かれるようになっている。尚、
排気口46b、46cの前面には、風向き調節用のルー
バー51、52(図9、10)が配設され、風向きを左
右、上下に調節できるようになっている。
【0029】図7に示すように、保冷庫40は、ダクト
44と枠部材53によって区画されており、枠部材53
には、第1熱交換面と第2熱交換面を有する熱電変換素
子54が上下に2枚配設されている。第1実施例と同様
に、第1熱交換面は吸熱面として作用し、第2熱交換面
は発熱面として作用する。また、熱電変換素子54の第
2熱変換面には、ダクト44の上下に延在する複数本の
フィン55aが形成された熱伝導部材55が熱的に接触
して配設され、ダクト44の排気路44b内の空気流と
熱交換するようになっている。さらに、第1熱交換面に
は吸熱部材56の基部56aが熱的に接触し、基部56
aには吸熱部材56の垂直部56bが熱的に接触して接
続されている。垂直部56bの上端からは保冷庫40の
上面を覆う吸熱部材56の天井部56aが延在してい
る。さらに、保冷庫40の扉43aにも断熱材57が配
設され、保冷庫40内を保温するようになっている。
【0030】次に、第2実施例の作用について説明す
る。図示しない操作スイッチ部より保冷庫40の冷却開
始を指示するスイッチがオンされると、熱電変換素子5
4への通電と同時に、シロッコファン50への通電が行
われる。熱電変換素子54への通電によって、第1熱交
換面が冷却を始め、吸熱部材56と熱交換を行うため、
吸熱部材56が冷却される。吸熱部材56は、さらに保
冷庫40内の空気と熱交換を行うため、保冷庫40内の
空気が冷却される。また、第2熱交換面により発生した
熱は、フィン55aを有する熱伝導部材55と熱交換を
行い、熱伝導部材55はダクト44の排気路44b内の
空気と熱交換を行う。ダクト44内では、シロッコファ
ン50の回転により吸気口46aより空気が吸入され、
吸気路44a、排気路44bを通って排気口46cより
排出されている。従って、熱伝導部材55のフィン55
aは、この空気流によって効率よく熱交換が行われる。
【0031】第2実施例では、仮にシロッコファン50
が故障により作用しない場合でも、フィン55aと熱交
換を行った排気路44b内の空気は、温度が上がるため
に排気路44b内を上昇していく。そして、排気路44
b内の空気の上昇により吸気路44a内の空気は下方に
引っ張られ、下端部より排気路44b内に入り込む。
【0032】こうして、温度上昇に伴う排気路44b内
の空気の上昇によって自然な空気の対流が起こって、熱
伝導部材55は排気路44b内を流れる空気と順次熱交
換を行うようになっている。
【0033】このように、第2実施例によれば、上端部
に吸気口及び排気口が形成されたダクトを有する装置に
おいて、シロッコファンで空気流を作らなくても、上下
に延在する仕切板49で吸気路44aと排気路44びを
分けたために自然に空気流が発生し、効率よく第2熱交
換面と大気との熱交換を行うことができ、万が一故障等
によってシロッコファンが作動しなくても保冷庫40内
を冷却することが可能である。また、シロッコファンが
作動しなくても保冷庫40内を冷却することが可能であ
るため、経済的である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載に発明によれば、化粧台に
設けられた保冷庫内を冷却することが可能であるため、
保冷庫内に置かれるものを冷やすことができるほか、特
に夏季には細菌等の繁殖を防ぎ、より衛生的な空間を有
する化粧台を提供することができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、熱電変換素
子の第1熱交換面と熱交換を行う吸熱板が垂直壁と天井
壁から構成されているため、上方から下方へと流れる冷
却された空気の流れによって、保冷庫全体を冷やすこと
が可能となる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、上下に延在
するダクト内を仕切手段によって吸気路と排気路に分け
たため、ファン等の空気流を発生させる手段がなくて
も、自然に発生する空気流によって第2熱交換面が冷却
することが可能となる。特に本発明では、上端のみに開
口部を有する場合に有効である。また、ファンがなくて
も第2熱交換面との熱交換を行うことが可能であるた
め、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の洗面化粧台の正面図を示
す。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図を示す。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図を示す。
【図4】第1実施例において保冷庫内の冷気の流れを模
式的に示したものである。
【図5】第1実施例の比較例である保冷庫において、保
冷庫内の冷気の流れを模式的に示したものである。
【図6】本発明の第2実施例の洗面化粧台の正面図を示
す。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図を示す。
【図8】図7のD−D線に沿う断面図を示す。
【図9】図6のE−E線に沿う断面図を示す。
【図10】図9のF−F線に沿う断面図を示す。
【図11】第2実施例において、ヘアードライヤー及び
ダクトが連通する開口部の構成を模式的に示す。
【符号の説明】
1、30 洗面化粧台 14、44 ダクト 10、40 保冷空間(保冷庫) 20、54 熱電変換素子 24、57 吸熱部材(第1熱交換手段) 24a 基部 24b 垂直部(垂直壁) 24c 天井部(天井壁) 23、55 熱伝導部材(第2熱交換手段) 13、43a 扉(扉部材) 44a 吸気路 44b 排気路 49 仕切板(仕切手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧台本体と、該化粧台本体に延在して
    形成され両端が外気に連通するダクトと、該ダクトに配
    設されるファンと、前記ダクトの前面側に形成される保
    冷空間と、前記ダクトと前記保冷空間との間に配設され
    第1熱交換面と第2熱交換面を有する熱電変換素子と、
    前記保冷空間と前記第1熱交換面との熱交換を行う第1
    熱交換手段と、前記ダクト内の空気流と前記第2熱交換
    面との熱交換を行う第2熱交換手段と、前記保冷空間の
    前面に開閉可能に配設される扉部材を備えたことを特徴
    とする保冷庫付き化粧台。
  2. 【請求項2】 前記第1熱交換手段は、前記第1熱交換
    面と熱的に接触する垂直壁と、該垂直壁の上端より屈曲
    して前記保冷空間の上端に位置する天井壁より構成され
    るL字型の吸熱板であることを特徴とする請求項1記載
    の保冷庫付き化粧台。
  3. 【請求項3】 化粧台本体と、該化粧台本体に上下に延
    在して形成され上端が外気に連通するダクトと、該ダク
    トの前面側に形成される保冷空間と、前記ダクト内で上
    下に延在して配設され前記ダクトを吸気路と排気路に区
    画するとともに該吸気路と該排気路の上端部を別々に外
    気に連通させ該吸気路と該排気路を下端部で連通させる
    仕切手段と、前記排気路と前記保冷空間との間に配設さ
    れ第1熱交換面と第2熱交換面を有する熱電変換素子
    と、前記保冷空間と前記第1熱交換面との熱交換を行う
    第1熱交換手段と、前記排気路内の空気流と前記第2熱
    交換面との熱交換を行う第2熱交換手段と、前記保冷空
    間の前面に開閉可能に配設される扉部材を備えたことを
    特徴とする保冷庫付き化粧台。
JP7451793A 1993-03-31 1993-03-31 保冷庫付き化粧台 Pending JPH06281313A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251765A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Lg Electronics Inc 冷蔵庫
KR102517069B1 (ko) * 2022-06-15 2023-04-03 주식회사 킹스틸 스마트 냉온열 벤치
KR102517068B1 (ko) * 2022-05-26 2023-04-03 주식회사 킹스틸 스마트 냉온열 벤치

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