JPH06281205A - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

空気調和機の室外ユニット

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JPH06281205A
JPH06281205A JP6842393A JP6842393A JPH06281205A JP H06281205 A JPH06281205 A JP H06281205A JP 6842393 A JP6842393 A JP 6842393A JP 6842393 A JP6842393 A JP 6842393A JP H06281205 A JPH06281205 A JP H06281205A
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JP
Japan
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unit
heat exchanger
compressor
air conditioner
outdoor unit
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JP6842393A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Horiike
保宏 堀池
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室外ユニットを小形、軽量化でき、最小限の
人数で運搬、搬入ができるとともに、美観を損ねること
なく据付けができる空気調和機の室外ユニットを提供す
る。 【構成】 圧縮機1及びアキュムレータ5を設けた圧縮
機室15を、熱交換器3を配設した熱交換器室14の下
方に配設した室外ユニットAにおいては、熱交換器室1
4の下方に位置する圧縮機室15内に横置形の圧縮機1
を配設するとともに、アキュムレータ5を円筒形状に
し、その円筒軸中心が床面に対して水平方向になるよう
に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外ユニ
ットに関するものであり、特に、分離形空気調和機の室
外ユニットの全体構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図32は、例えば、実公昭60−133
77号公報に掲載された第一の従来の空気調和機、特
に、分離形空気調和機に広く採用されている冷媒配管を
示す配管図である。図において、1は冷媒を圧縮する圧
縮機、2は冷媒の流れを切換える四方弁、3は冷媒の気
化または凝縮により変化する熱エネルギーの発生または
吸収により熱交換を行なう熱交換器、4は冷媒の圧力を
減圧する減圧器、5は圧縮機1の吸入側に接続されたア
キュムレータであり、これらの各機器は室外ユニットA
内に納められている。また、6は室内ユニットB内に収
納された室内熱交換器であり、室外ユニットAと室内ユ
ニットBとは延長配管7により接続され、一つの冷媒回
路を構成している。
【0003】室外ユニットAの構成に関する従来技術と
しては、例えば、実開昭62−105432号公報、実
公昭60−32539号公報に記載の技術があるが、図
33は、前記実公昭60−32539号公報に示された
従来の空気調和機の室外ユニットの外観を示す斜視図、
図34は図33の空気調和機の室外ユニットを示す平面
で切断した断面図である。図において、Aは室外ユニッ
ト、9は送風機、11は各種の電装品が収納されている
電装品箱、13は室外ユニットA内を区劃する仕切板、
14は熱交換器3等が配設されている熱交換器室、15
は圧縮機1等が配設されている圧縮機室である。この室
外ユニットAは、内部を仕切板13により左右を熱交換
器室14と圧縮機室15とに区劃し、左側の熱交換器室
14には送風機9と略L字形状の熱交換器3が配設され
ている。そして、右側の圧縮機室15には、圧縮機1と
冷媒配管(図示せず)並びに電装品箱11とが上下に配
設されている。
【0004】また、図35は特開平1−277148号
公報に示された第二の従来の空気調和機の室外ユニット
の内部を示す正面図である。図において、8は延長配管
を接続するための延長配管接続用バルブである。この室
外ユニットAは、内部を仕切板13により上下を熱交換
器室14と圧縮機室15とに区劃し、上部の熱交換器室
14には送風機9と熱交換器3が配設されている。そし
て、下部の圧縮機室15には、横置形の圧縮機1と横置
形のアキュムレータ5と冷媒配管(図示せず)並びに電
装品箱11とが配設されている。
【0005】更に、図36は特開平4−158136号
公報に示された第三の従来の空気調和機の室外ユニット
を示す平面で切断した断面図であり、図37は前記公報
に示された第四の従来の従来技術である空気調和機の室
外ユニットを示す平面で切断した断面図である。図にお
いて、12は電装品箱11の放熱を行なう放熱器であ
り、この放熱器12は仕切板13に装着されている。
【0006】次に、従来の空気調和機の室外ユニットの
動作について説明する。冷房運転時に冷媒は、圧縮機
1、四方弁2、熱交換器3、減圧器4、室内熱交換器
6、四方弁2、アキュムレータ5の順に流れる。このと
き、熱交換器3は凝縮器として、室内熱交換器6は蒸発
器として各々作用し、冷媒との蒸発熱を利用して所定の
冷房を行なう。一方、暖房運転時に冷媒は、圧縮機1、
四方弁2、室内熱交換器6、減圧器4、熱交換器3、四
方弁2、アキュムレータ5の順に流れる。このとき、室
内熱交換器6は凝縮器として、熱交換器3は蒸発器とし
て各々作用し、冷媒の凝縮熱を利用して所定の暖房を行
なう。なお、アキュムレータ5は冷媒配管内の余剰冷媒
を溜込むためのものである。
【0007】そして、従来の空気調和機の室外ユニット
では、熱交換器室14と圧縮機室15とが室外ユニット
Aとして一体に形成された構造となっており、空気調和
機の能力が大きくなる程、熱交換器3が大形となり質量
が増す。更に、圧縮機1も大容量となり、質量が増し、
室外ユニットAの外形寸法が大形化するとともに、大質
量となる。また、能力毎に異なった室外ユニットAを生
産して、それらを構成する必要がある。更に、熱交換器
室14の下部に圧縮機室15が配設された構造において
は、圧縮機1、アキュムレータ5が縦形なので、圧縮機
1及びアキュムレータ5の縦寸法以下には、圧縮機室1
5を小形化できない。
【0008】また、熱交換器室14と圧縮機室15は室
外ユニットAとして一体に形成された構造となっている
ために、既設の水熱交換器用の水配管設備があっても利
用できず、熱源の多様化に適応できない。しかも、電装
品箱11には、製品の信頼性と寿命を高めるために、電
装機器の温度上昇を抑制する目的で、仕切板13を介し
て熱交換器室14内に放熱器12が配設されており、図
37では、熱交換器3を略コの字形状に成形し、熱交換
器3の一次側の空気により冷却し、図36では、熱交換
器3で熱交換後の廃熱空気により冷却している。
【0009】即ち、電装品箱11の放熱器12を仕切板
13に装着する必要があるために、仕切板13の構造が
複雑になるとともに、熱交換器3の一次側の空気の通風
効果を得るためには、熱交換器3の形状が複雑になる等
の問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和機の室外ユニットAでは、空気調和機の性能が大
容量機種ほど熱交換器3、圧縮機1等が大形化し、室外
ユニットAの箱体寸法が大きくなり、一人で抱え切れな
くなり、運搬が困難であった。また、質量が著しく大き
くなり、一人や二人では運搬できないばかりか、屋上に
設置する場合には、クレーン等の特殊な搬入装置を必要
としていた。更に、室外ユニットA全体が一体構造とな
っているので、熱源の多様化に適応できず、また、製品
を廃棄する際には、解体に時間を要し、リサイクル部品
の分別にも多くの時間を必要としていた。
【0011】そこで、本発明は、室外ユニットを小形、
軽量化でき、最小限の人数で運搬、搬入ができるととも
に、美観を損ねることなく据付けが可能で、熱源の多様
化にも適応でき、更には、製品の標準化が促進でき、生
産性が向上し、信頼性の高い空気調和機の室外ユニット
の提供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
空気調和機の室外ユニットは、圧縮機室を熱交換器室の
下方に設けたものにおいて、圧縮機及び円筒形のアキュ
ムレータを横置形として配設したものである。
【0013】請求項2の発明にかかる空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機、アキュムレータをハウジング内に
収容する圧縮機ユニットと、その圧縮機ユニットと分離
自在に互いに独立させ、熱交換器、送風機を別のハウジ
ング内に収容してなる熱交換器ユニットとを、隣接して
接続したものである。
【0014】請求項3の発明にかかる空気調和機の室外
ユニットは、四方弁、減圧器、延長配管接続用バルブ
を、請求項2の前記圧縮機ユニットまたは前記熱交換器
ユニットのいずれか一方のユニット内に収容したもので
ある。
【0015】請求項4の発明にかかる空気調和機の室外
ユニットは、請求項2の圧縮機ユニットを、前記熱交換
器ユニットが収容する前記熱交換器の熱源とし、少なく
とも1台の空気熱交換器と水熱交換器とを選択的に使用
可能としたものである。
【0016】請求項5の発明にかかる空気調和機の室外
ユニットは、請求項2記載の熱交換器ユニットと、その
熱交換器ユニットとは分離自在とし、かつ、前記熱交換
器ユニットの上面、下面、右側面、左側面の1以上の面
と同一形状としたものである。
【0017】請求項6の発明にかかる空気調和機の室外
ユニットは、請求項2記載の前記熱交換器ユニットのハ
ウジングの内部に、前記熱交換器ユニットの下面または
右側面または左側面に配設される圧縮機ユニットを想定
して、前記圧縮機ユニットの冷媒配管と接続可能とした
共通する冷媒配管接続部を配設したものである。
【0018】請求項7の発明にかかる空気調和機の室外
ユニットは、請求項2に記載の熱交換器のユニットの、
その熱交換器の一次側に電装品箱を配設されたものであ
る。
【0019】請求項8の発明にかかる空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機ユニットと分離自在に互いに独立さ
せ、熱交換器を別のハウジング内に収容する熱交換器ユ
ニットと、更に、送風機を両者と異なるハウジング内に
収容し、熱交換器ユニットに送風する送風ユニットとを
設けたものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明の空気調和機の室外ユニットに
おいては、熱交換器室の下方に位置する圧縮機室に配設
された圧縮機及び円筒形のアキュムレータを横置形とし
たものであるから、圧縮機室を小形化できる。
【0021】請求項2の発明の空気調和機の室外ユニッ
トにおいては、圧縮機、アキュムレータを収容する圧縮
機ユニットと、熱交換器を収容する熱交換器ユニットと
に分離したものであるから、各ユニットの製品寸法を小
形化及び軽量化できる。
【0022】請求項3の発明の空気調和機の室外ユニッ
トにおいては、四方弁、減圧器、延長配管接続用バルブ
を圧縮機ユニットまたは熱交換器ユニットの何れかに収
納させ、両者を分離したものであるから、各ユニットの
製品寸法を小形化及び軽量化できる。
【0023】請求項4の発明の空気調和機の室外ユニッ
トにおいては、同一の圧縮機ユニットに対して熱交換器
ユニットに配設された熱交換器の熱源を空気熱交換器ま
たは水熱交換器のいずれか一方と任意に接続可能なもの
であるから、既設の水熱交換器用の水配管設備を利用で
きるとともに、空気熱交換器も利用できる。
【0024】請求項5の発明の空気調和機の室外ユニッ
トにおいては、圧縮機ユニットを熱交換器ユニットの上
面、下面或いは右側面、左側面のいずれかと同一形状で
面接したものであるから、圧縮機ユニットと熱交換器ユ
ニットをモジュール的に配設できる。
【0025】請求項6の発明の空気調和機の室外ユニッ
トにおいては、熱交換器ユニットの冷媒配管接続部を共
通するように配設し、前記熱交換器ユニットの下面に配
設される圧縮機ユニット及び熱交換器ユニットの右側面
に配設される圧縮機ユニット及び熱交換器ユニットの左
側面に配設される圧縮機ユニットとを前記熱交換器ユニ
ットの内部で接続可能としたものであるから、同一の熱
交換器ユニットで熱交換器ユニットの左右または下方向
に配設される圧縮機との冷媒配管接続ができる。
【0026】請求項7の発明の空気調和機の室外ユニッ
トにおいては、電装品箱を熱交換器の一次側に収容する
ものであるから、熱交換器との熱交換前の空気によって
電装品箱を冷却できる。
【0027】請求項8の発明の空気調和機の室外ユニッ
トにおいては、送風装置を収容する送風ユニットを圧縮
機ユニット、熱交換器ユニットと各々分離したものであ
るから、熱交換器ユニットの製品寸法を小形化及び軽量
化できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明する。
なお、図中、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来
例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもの
である。
【0029】〈実施例1〉図1は本発明の第一実施例で
ある空気調和機の室外ユニットの内部を示す正面図、図
2は本発明の第一実施例である空気調和機の室外ユニッ
トの内部を示す左側面図(a)及び右側面図(b)であ
る。また、図3は本発明の第一実施例である空気調和機
の室外ユニットに内蔵されたアキュムレータの断面図
(a)、左側面図(b)及び配管の関係を説明する説明
図(c)である。図1及び図2において、Aは空気調和
機の室外ユニット、1は冷媒を圧縮する圧縮機、3は冷
媒の気化または凝縮による熱交換を行なう熱交換器、5
は圧縮機1の吸入側に接続されたアキュムレータ、9は
送風機、11は各種の電装品が収納されている電装品
箱、13は室外ユニットA内を区劃する仕切板、14は
熱交換器3等が配設されている熱交換器室、15は圧縮
機1等が配設されている圧縮機室である。
【0030】更に、圧縮機1及びアキュムレータ5の構
成について詳述する。室外ユニットAは、内部を仕切板
13により上下を熱交換器室14と圧縮機室15とに区
劃し、上部の熱交換器室14には送風機9と熱交換器3
が配設されている。下部の圧縮機室15には横置形の圧
縮機1と形状が円筒形で円筒軸中心が床面に対して水平
方向にアキュムレータ5が配設されている。そして、圧
縮機1の軸方向の長さ、即ち、圧縮機1の横寸法a1 は
圧縮機1の円筒直径r1 に対してa1 >r1 であり、ま
た、アキュムレータ5の長さ、即ち、アキュムレータ5
の横寸法a2 はアキュムレータ5の円筒直径r2 に対し
てa2 >r2 である。この実施例においては、図2
(a)及び(b)に示すように、室外ユニットAの厚み
は、圧縮機1の円筒直径r1 によって、その厚みMが制
限されるものであるから、その厚みMを圧縮機1の円筒
直径r1 に近付けることができる。
【0031】本実施例では、図1に示すように、圧縮機
1及びアキュムレータ5を正面からみて並列に配置した
ものであるが、圧縮機1とアキュムレータ5を正面から
みて直列に配置することもできる。このとき、室外ユニ
ットAの正面からみた幅Wを狭めることができる。一
方、圧縮機1及びアキュムレータ5を正面からみて並列
に配置したものでは、それだけ熱交換器3の幅Wが大き
くでき、熱変換器3の正面からみた面積を大きく設定で
きるから、それだけ風速を小さくでき、低圧損の熱交換
器3とすることができる。
【0032】また、圧縮機室15の縦寸法Lは、前記横
置形の圧縮機1の円筒直径r1 及びアキュムレータ5の
円筒直径r2 に依存する。このため、圧縮機1を横置形
の圧縮機1とし、円筒軸中心が床面に対して水平方向に
アキュムレータ5を配設することにより圧縮機室15の
縦寸法Lを最小寸法に形成することができ、圧縮機室を
コンパクトに形成することができる。
【0033】次に、アキュムレータ5の構成について説
明する。本実施例のアキュムレータ5は、図3(a)に
示すように、その左側面の入口側配管5aからアキュム
レータ5内に突出する配管長b2 、アキュムレータ5の
下部から内部に突出し、出口側配管5bに繋がる配管の
中心までの距離b1 との関係は、b1<b2 とすること
により、入口側配管5aから入った冷媒の一部が内部に
溜らず、直接にアキュムレータ5の出口側配管5bに排
出され、圧縮機1の液バックが防止できる。なお、アキ
ュムレータ5の入口側配管5aは上部に配設し、そこか
ら下方に突出させてもよい。
【0034】また、出口側配管5bは、図3(b)に示
すように、アキュムレータ5の中心軸からの垂線に対し
て左右に±15〜30度程度の傾度以内とし、油戻孔5
cから圧縮機1に油が戻るようにしている。しかし、ア
キュムレータ5の中心軸からの垂線に対して左右に±3
0度以上の傾度となると、油及び冷媒が直接圧縮機1に
戻る液バックが防止できなくなる可能性がある。出口側
配管5bは前記±15〜30度程度の傾度以内に配設す
るのが好適であり、更に厳格には、前記±15度程度の
傾度以内に配設すべきである。
【0035】そして、図3(c)に示すように、アキュ
ムレータ5の水平に挿着された入口側配管5aからアキ
ュムレータ5内に突出する高さd2 、アキュムレータ5
の下部から内部に突出する高さd1 との関係は、d1 >
d2 とすることにより、入口側配管5aから入った冷媒
の一部が内部に溜らず、直接、アキュムレータ5の出口
側配管5bに排出されたことによる圧縮機1の液バック
が防止できる。
【0036】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットAは、熱交換器3等が配設された熱交換器室1
4と、前記熱交換器室14の下方に位置し、横置形の圧
縮機1が配設されるとともに、円筒形状のアキュムレー
タ5が円筒軸中心を床面に対して水平方向となるように
配設された圧縮機室15とを備えている。これを請求項
1の発明の実施例とすることができる。
【0037】即ち、本実施例の空気調和機の室外ユニッ
トは、圧縮機室15を熱交換器室14の下方に設けたも
のにおいては、圧縮機1及び円筒形のアキュムレータ5
を横置形としたものである。したがって、熱交換器室1
4の下方に位置する圧縮機室15に配設された圧縮機1
及び円筒形のアキュムレータ5を横置形としたことによ
り、圧縮機室15を小形化できるので、室外ユニットA
の寸法を小形化でき、運搬、搬入が容易になる。なお、
本実施例では、室外ユニットAを単一のハウジングHと
しているが、本発明を実施する場合には、熱交換器室1
4と圧縮機室15を各々独立したハウジングとすること
ができる。
【0038】〈実施例2〉図4は本発明の第二実施例で
ある空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管
図、図8は本発明の第二実施例である空気調和機の室外
ユニットの外観を示す分解斜視概念図である。図4にお
いて、CはハウジングHC を外郭とした圧縮機ユニット
で、圧縮機1、四方弁2、減圧器4、アキュムレータ
5、延長配管接続用バルブ8が配設されており、Dはハ
ウジングHD を外郭とした熱交換器ユニットで、熱交換
器3、送風機9が配設され、圧縮機ユニットCと熱交換
器ユニットDは冷媒配管16により接続され、冷媒回路
を構成している。なお、冷媒配管16は冷媒配管接続部
16aで接続されている。
【0039】次に、本実施例の動作について説明する。
冷房運転時に冷媒は、圧縮機ユニットC内の圧縮機1、
四方弁2、熱交換器ユニットD内の熱交換器3、圧縮機
ユニットC内の減圧器4、そして、室内ユニット(図示
せず)、更に、圧縮機ユニットC内の四方弁2、アキュ
ムラータ5の順に流れる。このとき、熱交換器ユニット
D内の熱交換器3は凝縮器として作用し、室内ユニット
において、所定の冷房作用を行なう。また、暖房運転時
に冷媒は、圧縮機ユニットC内の圧縮機1、四方弁2、
そして、室内ユニット、圧縮機ユニットC内の減圧器
4、熱交換器ユニットD内の熱交換器3、更に、圧縮機
ユニットC内の四方弁2、アキュムレータ5の順に流れ
る。このとき、熱交換器ユニットD内の熱交換器3は蒸
発器として作用し、室内ユニットにおいて、所定の暖房
作用を行なう。なお、図8に示すように、Cは圧縮機ユ
ニット、Dは熱交換器ユニットであり、室外ユニットを
左右に分離できるように、ハウジングHC とハウジング
HD が各独立した分割構造となっている。
【0040】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1、アキュムレータ5をハウジング
内に収容する圧縮機ユニットCと、前記圧縮機ユニット
Cと分離自在に互いに独立させ、熱交換器3、送風機9
及び/またはその速度制御手段からなる送風装置をハウ
ジングHC とハウジングHD で独立させたハウジング内
に収容する少なくとも1台の熱交換器ユニットCとを具
備し、前記圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDとを
隣接して接続可能としたものである。これを請求項2の
発明の実施例とすることができる。したがって、圧縮機
ユニットC及び熱交換器ユニットDが軽量になるととも
に、コンパクトになり、搬入及び据付作業が大幅に改善
される。更に、廃棄の際も、圧縮機ユニットCと熱交換
器ユニットDの単位で選択廃棄が可能となり、また容易
に分解でき、リサイクル部品の分別も容易にできる。
【0041】〈実施例3〉図9は本発明の第三実施例で
ある空気調和機の室外ユニットの外観を示す分解斜視概
念図である。上記第二実施例では、ハウジングHC を外
郭とした圧縮機ユニットCとハウジングHD を外郭とし
た熱交換器ユニットDを左右に分離可能な構造としたも
のであるが、図9の様に上下に分離自在なように、夫々
を独立な構造とすることができ、この場合にも、第二実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0042】〈実施例4〉図5は本発明の第四実施例で
ある空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管
図、図8は本発明の第四実施例である空気調和機の室外
ユニットの外観を示す分解斜視図である。図5におい
て、CはハウジングHC を外郭とした圧縮機ユニット
で、圧縮機1、アキュムレータ5が配設されており、D
はハウジングHD を外郭とした熱交換器ユニットで、熱
交換器3、四方弁2、減圧器4、延長配管接続用バルブ
8、送風機9が配設され、圧縮機ユニットCと熱交換ユ
ニットDは冷媒配管16により接続され、冷媒回路を構
成している。なお、冷媒配管16は冷媒配管接続部16
aで接続されている。
【0043】次に、本実施例の動作について説明する。
冷房運転時に冷媒は、圧縮機ユニットC内の圧縮機1、
熱交換器ユニットD内の四方弁2、熱交換器3、減圧器
4、そして、室内ユニット(図示せず)、次に、熱交換
器ユニットD内の四方弁2、更に、圧縮機ユニットC内
のアキュムレータ5の順に流れる。このとき、熱交換器
ユニットD内の熱交換器3は凝縮器として作用し、室内
ユニットにおいて、所定の冷房作用を行なう。また、暖
房運転時に冷媒は、圧縮機ユニットC内の圧縮機1、熱
交換器ユニットD内の四方弁2、そして、室内ユニッ
ト、次に、熱交換器ユニットD内の減圧器4、熱交換器
3、四方弁2、更に、圧縮機ユニットCのアキュムレー
タ5の順に流れる。このとき、熱交換器ユニットD内の
熱交換器3は蒸発器として作用し、室内ユニットにて所
定の暖房作用を行なう。なお、図8に示す第二実施例の
ように、Cは圧縮機ユニット、Dは熱交換器ユニットで
あり、室外ユニットをハウジングHC とハウジングHD
でその外郭を構成し、左右に分離できるように、各独立
した分割構造となっている。
【0044】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1及びアキュムレータ5をハウジン
グHC に収容した圧縮機ユニットCと、熱交換器3、四
方弁2、減圧器4、延長配管接続用バルブ8をハウジン
グHD に収容した熱交換器ユニットDとを備え、圧縮機
ユニットCと熱交換器ユニットDとに分離自在に互いに
ハウジングHC とハウジングHD を独立させた構造とし
たものである。これを請求項3の発明の実施例とするこ
とができる。したがって、圧縮機ユニットC及び熱交換
器ユニットDが軽量となるとともにコンパクトになり、
搬入及び据付作業が大幅に改善される。更に、廃棄の際
も、圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDの単位で選
択廃棄が可能となり、また容易に分解でき、リサイクル
部品の分別も容易にできる。
【0045】〈実施例5〉上記第四実施例では、圧縮機
ユニットCと熱交換器ユニットDを左右に分離したが、
図9のように、上下に分離しても同様の効果を得ること
ができる。即ち、図9の本発明の第四実施例である空気
調和機の室外ユニットの外観を示す分解斜視概念図のよ
うにすることができる。上部のハウジングHC は圧縮機
ユニットCの外郭となり、下部のハウジングHD は圧縮
機ユニットDの外郭となる。
【0046】〈実施例6〉図6は本発明の第六実施例で
ある空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図
である。図6においては、圧縮機ユニットCの構成は図
4に示した構成と同様であり、熱交換器ユニットDの構
成は、図4においては熱交換器3が空気熱交換器である
が、図6においては熱交換器が水熱交換器3aである。
即ち、圧縮機ユニットCは熱源が空気熱交換器であって
も、水熱交換器3aであっても上記第二実施例と同様の
効果が得られる。なお、図4と同一の構成は、既に上記
第二実施例において説明した通りであるので、ここでは
その説明を省略する。圧縮機ユニットCと熱交換器ユニ
ットDは、図8に示す第二実施例のように、室外ユニッ
トをハウジングHC とハウジングHD でその外郭を構成
し、左右に分離できるように各独立した構造となってい
る。
【0047】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1及びアキュムレータ5等をハウジ
ングHC に収容する圧縮機ユニットCと、熱交換器3及
び送風機9等をハウジングHD に収容し、前記圧縮機ユ
ニットCとは分離自在に互いに独立させた熱交換器ユニ
ットDと、前記同一の圧縮機ユニットCに対して熱交換
器ユニットDに配設された熱交換器3の熱源として接続
可能な空気熱交換器または水熱交換器3aとを備えてい
る。これを請求項4の発明の実施例とすることができ
る。即ち、本実施例の空気調和機の室外ユニットは、同
一の圧縮機ユニットCに対して熱交換器ユニットDに配
設された熱交換器3の熱源を空気熱交換器または水熱交
換器3aのいずれか一方と任意に接続可能なものであ
る。したがって、圧縮機ユニットCを共通とし、熱交換
器ユニットDに既設の水熱交換器用の水配管設備等を利
用できるとともに、空気熱交換器も利用できるので、熱
源の多様化に適応でき、既設熱源の有効利用ができる。
【0048】〈実施例7〉上記第六実施例では、圧縮機
ユニットCと熱交換器ユニットDをハウジングHC とハ
ウジングHD でその外郭を構成し、左右に分割するもの
であるが、図9のように、上下に分離しても同様の効果
を得ることができる。ここで、図9は本発明の第七実施
例である空気調和機の室外ユニットの外観を示す分解斜
視概念図とすることができる。
【0049】〈実施例8〉図7は本発明の第八実施例で
ある空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図
である。図7においては、圧縮機ユニットCの構成は図
5に示した構成と同じであり、熱交換器Dの構成は、図
5においては熱交換器3が空気熱交換器であるが、本実
施例においては水熱交換器3aとなっている。即ち、圧
縮機ユニットCを共通とし、熱交換器ユニットDに熱源
が空気熱交換器であっても、水熱交換器3aであって
も、上記第四実施例と同様の効果が得られるとともに、
熱源の多様化を図ることができる効果がある。なお、図
5と同一構成は、既に上記第四実施例において説明した
通りであるので、ここではその説明を省略する。
【0050】〈実施例9〉図10は本発明の第九実施例
である空気調和機の室外ユニットの熱交換器ユニットの
冷媒配管を示す配管図、図11は本発明の第九実施例で
ある空気調和機の室外ユニットの送風機出力調整手段の
出力と熱交換器能力の対応関係を示す対応表である。ま
た、図12は本発明の第九実施例である空気調和機の室
外ユニットの熱交換器の能力線を示す特性図である。図
において、Dは熱交換器ユニット、3は熱交換器、9は
送風機、10は送風機出力調整手段である。一般に、熱
交換器3の能力は図12に示すように送風機出力(風
量)に比例する。したがって、この送風機出力を変化さ
せることにより、同一の熱交換器3において異なった熱
交換器能力を得ることができる。
【0051】例えば、図11に示すように、送風機出力
調整手段10の出力NO.1を選択することにより、熱
交換器ユニットDの送風機出力は80%、熱交換器能力
は4500Kcal/h相当になり、4500Kcal
/hの能力に相当する圧縮機ユニットCと接続できる。
また、送風機出力調整手段10の出力NO.2を選択す
ることにより、熱交換器ユニットDの送風機出力は90
%、能力は5000Kcal/h相当になり、5000
Kcal/hの能力に相当する圧縮機ユニットCと接続
できる。更に、送風機出力調整手段10の出力NO.3
を選択することにより、熱交換器ユニットDの送風機出
力は100%、能力は5600Kcal/h相当にな
り、5600Kcal/hの能力に相当する圧縮機ユニ
ットCと接続できる。つまり、1台の熱交換器ユニット
Dで、異なった能力の圧縮機ユニットCと接続ができ、
利便性が高くなるとともに、熱交換器ユニットDの標準
化が図れ、生産性の向上が図れる。
【0052】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、熱交換器ユニットDに配設された送風装置
として送風機9にその送風機9の出力を調整する送風機
出力調整手段10を設けたものである。したがって、送
風機9の出力を任意に選択して、任意の容量の圧縮機ユ
ニットCと接続できるので、製品の能力選択の幅が拡大
するとともに、熱交換器ユニットDを標準化でき、生産
性が向上する。
【0053】〈実施例10〉図13は本発明の第十実施
例である空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配
管図である。上記第九実施例では、第二実施例に基づい
た熱交換器ユニットの構成例を示したが、図13におい
ては、熱交換器ユニットDのハウジングHD 内に熱交換
器3、四方弁2、減圧器4(図示せず)、延長配管接続
用バルブ8、送風機9、送風装置出力調整手段10が配
設されており、このような構成でも第九実施例と同様の
作用、効果を得ることができる。
【0054】〈実施例11〉図14は本発明の第十一実
施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正面
図、図15は本発明の第十一実施例である空気調和機の
室外ユニットの外観を示す分解斜視概念図である。図1
4において、CはハウジングHC で外郭を形成した圧縮
機ユニットで、圧縮機1、四方弁2(図示せず)、減圧
器4(図示せず)、アキュムレータ5、延長配管接続用
バルブ8(図示せず)、電装品箱11が配設されてお
り、DはハウジングHD で外郭を形成した熱交換器ユニ
ットで、熱交換器3が配設され、EはハウジングHE で
外郭を形成した送風ユニットで、送風機9が配設され、
圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDは、冷媒配管1
6(図示せず)で接続され、冷媒回路を構成している。
また、圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDは、分離
線X1 −X1 で分離することができ、更に、熱交換器ユ
ニットDと送風ユニットEは、分離線X2 −X2 で分離
することができる。即ち、図14に示すように、圧縮機
ユニットC、熱交換器ユニットD、送風ユニットEは、
室外ユニットをハウジングHC とハウジングHD とハウ
ジングHE で構成し、それらを上下に分離できるように
なっている。
【0055】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1及びアキュムレータ5等をハウジ
ングHC に収容する圧縮機ユニットCと、熱交換器3等
をハウジングHD に収容する熱交換器ユニットDと、送
風機9等の送風装置をハウジングHE に収容する送風ユ
ニットEとを備え、圧縮機ユニットCと熱交換器ユニッ
トDと送風ユニットEとに各々ハウジングHC とハウジ
ングHD とハウジングHE で分離可能としたものであ
る。これを請求項8の発明の実施例とすることができ
る。したがって、圧縮機ユニットC及び熱交換器ユニッ
トD及び送風ユニットEが独立して単体で持運びが可能
となり、それぞれが軽量となるとともにコンパクトにな
り、搬入及び据付作業が大幅に改善される。更に、廃棄
の際も圧縮機ユニットC、熱交換器ユニットD、送風ユ
ニットEが独立して選択でき、その選択廃棄が容易とな
り、かつ、その分解も容易となり、リサイクル部品の分
別も容易にできる。
【0056】〈実施例12〉上記第十一実施例では、圧
縮機ユニットCに圧縮機1、四方弁2、減圧器4、アキ
ュムレータ5、延長配管接続用バルブ8が配設され、熱
交換器ユニットDに熱交換器3が配設され、送風ユニッ
トEに送風機9が配設された場合を示したが、圧縮機ユ
ニットCに圧縮機1、アキュムレータ5が配設され、熱
交換器ユニットDに四方弁2、熱交換器3、減圧器4、
延長配管接続用バルブ8が配設され、送風ユニットEに
送風機9が配設された場合でも、上記第十一実施例と同
様の作用、効果を得ることができる。
【0057】〈実施例13〉図16乃至図18は本発明
の第十三実施例である空気調和機の室外ユニットの内部
を示す正面図である。図16に示す実施態様において、
C2 はハウジングHC で外郭を形成する圧縮機ユニット
で、1は圧縮機、5はアキュムレータ、11は電装品
箱、DはハウジングHD で外郭を形成する熱交換器ユニ
ットで、3は熱交換器、9は送風機であり、圧縮機ユニ
ットC2 と熱交換器ユニットDは冷媒配管16(図示せ
ず)により接続され、冷媒回路を構成している。更に、
圧縮機ユニットC2 は熱交換器ユニットDの右側面に配
設され、分離線X3 −X3 で同一形状で互いの面が当接
しており、圧縮機ユニットC2 と熱交換器ユニットDを
モジュール的に配設し、製品のデザイン性を維持してい
る。また、図17に示す実施態様において、C3はハウ
ジングHC で外郭を形成する圧縮機ユニット、Dはハウ
ジングHD で外郭を形成する熱交換器ユニットであり、
圧縮機ユニットC3は熱交換器ユニットDの左側面に配
設され、分離線X4−X4 によって同一形状で互いの面
が当接しており、圧縮機ユニットC3と熱交換器ユニッ
トDをモジュール的に配設し、製品のデザイン性を維持
している。そして、図18に示す実施態様において、C
1は圧縮機ユニット、Dは熱交換器ユニットであり、圧
縮機ユニットC1は熱交換器ユニットDの下方に配設さ
れ、分離線X5 −X5 で同一形状で互いの面が当接して
おり、圧縮機ユニットC1と熱交換器ユニットDをモジ
ュール的に配設し、製品のデザイン性を維持している。
【0058】更に、同一の熱交換器ユニットDに対し
て、右側面或いは左側面に圧縮機ユニットC2,C3を
同一形状で当接できるとともに、下方に配設した圧縮機
ユニットC1に対しても同一形状で当接できるので、圧
縮機ユニットC1〜C3と熱交換器ユニットDをモジュ
ール的に配設し、製品のデザイン性を維持している。
【0059】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、熱交換器3及び送風機9等をハウジングH
D に収容する熱交換器ユニットDと、前記熱交換器ユニ
ットDとは分離可能で、圧縮機1及びアキュムレータ5
等からなり、前記熱交換器ユニットDの上面、下面、右
側面、左側面のいずれか1つの面と同一面積の同一形状
とし、それらと密接または並設するハウジングHC で外
郭を形成した圧縮機ユニットC1〜C3とを備えてい
る。これを請求項5の発明の実施例とすることができ
る。即ち、本実施例の空気調和機の室外ユニットは、ハ
ウジングHC で外郭を形成する圧縮機ユニットC1〜C
3をハウジングHD で外郭を形成する熱交換器ユニット
Dの上面、下面、右側面、左側面のいずれか1つと同一
形状に形成したものである。したがって、圧縮機ユニッ
トC1〜C3と熱交換器ユニットDをモジュール的に配
設できるので、製品のデザイン性を維持できるととも
に、熱交換器ユニットDの標準化が図れ、生産性が向上
する。
【0060】〈実施例14〉図19は本発明の第十四実
施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正面
図である。上記第十三実施例では、送風機が水平吹出し
の場合を示したが、図19に示す実施例のように、送風
機が上吹出しの場合でも第十三実施例と同様の作用、効
果を得ることができる。この実施例においても、圧縮機
ユニットC1は熱交換器ユニットDの下方に配設され、
分離線X6 −X6 で同一形状で互いの面が当接してお
り、圧縮機ユニットC1と熱交換器ユニットDをモジュ
ール的に配設し、製品のデザイン性を向上することがで
きる。
【0061】〈実施例15〉図20は本発明の第十五実
施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正面
図である。図において、C1〜C3は圧縮機ユニット、
Dは熱交換器ユニットで、3aは水熱交換器である。熱
交換器が水熱交換器3aであっても、上記第十三実施例
及び第十四実施例と同様の作用、効果を得ることができ
る。なお、他の構成機器は省略している。
【0062】〈実施例16〉図21は本発明の第十六実
施例である空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す
配管図である。図において、CはハウジングHC で外郭
を形成した圧縮機ユニットで、圧縮機1、四方弁2、減
圧器4、アキュムレータ5、延長配管接続用バルブ8が
配設されており、DはハウジングHD で外郭を形成した
熱交換器ユニットで、熱交換器3、送風機9が配設さ
れ、圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDは、冷媒配
管16により圧縮機ユニットC内の冷媒配管接続部16
aで接続され、冷媒回路を構成している。なお、この構
成の空気調和機の室外ユニットの動作は、上記第二実施
例と同様であるので、ここでは説明を省略する
【0063】次に、本実施例の作用について説明する。
圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDは、冷媒配管1
6によってハウジングHC で外郭を形成した圧縮機ユニ
ットC内の冷媒配管接続部16aで接続されているの
で、圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDを接続する
ための延長配管が不要となる。また、圧縮機ユニットC
と熱交換器ユニットDを隣接して接続できるので、圧縮
機ユニットCと熱交換器ユニットDをモジュール的に配
設し、製品のデザイン性を維持している。また、図22
は本発明の第十六実施例である空気調和機の室外ユニッ
トの他の実施態様における冷媒配管を示す配管図であ
る。図22においては、圧縮機ユニットCと熱交換器ユ
ニットDは、冷媒配管16により熱交換器ユニットD内
の冷媒配管接続部16aで接続され、冷媒回路を構成し
ている。この場合も同様にして、圧縮機ユニットCと熱
交換器ユニットDを接続する延長配管が不要となり、圧
縮機ユニットCと熱交換器ユニットDを当接して接続、
配設できるので、ハウジングHC で外郭を形成した圧縮
機ユニットCとハウジングHD で外郭を形成した熱交換
器ユニットDをモジュール的に配設し、製品のデザイン
性を維持している。
【0064】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1及びアキュムレータ5等をハウジ
ングHC に収容する圧縮機ユニットCと、前記圧縮機ユ
ニットCとは分離され、熱交換器3及び送風機9等をハ
ウジングHD に収容する熱交換器ユニットDと、前記圧
縮機ユニットCまたは熱交換器ユニットDの内部におい
て、前記圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDとの冷
媒配管を接続する冷媒配管接続部16aとを備えてい
る。即ち、本実施例の空気調和機の室外ユニットは、圧
縮機ユニットCと熱交換器ユニットDとの冷媒配管接続
部16aを、前記圧縮機ユニットCまたは熱交換器ユニ
ットDのいずれかに配設すれば、その冷媒配管接続部1
6aによって前記圧縮機ユニットCのハウジングHC 内
部または熱交換器ユニットDのハウジングHD 内部で接
続できる。したがって、圧縮機ユニットCと熱交換器ユ
ニットDをモジュール的に配設できるので、製品のデザ
イン性を維持できる。
【0065】〈実施例17〉図23は本発明の第十七実
施例である空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す
配管図である。上記第十六実施例では、圧縮機ユニット
Cに圧縮機1、四方弁2、減圧器4、アキュムレータ
5、延長配管接続用バルブ8が配設され、熱交換器ユニ
ットDに熱交換器3、送風機9が配設された事例を示し
たが、図23に示すように、圧縮機ユニットCに圧縮機
1、アキュムレータ5が配設され、熱交換器ユニットD
に四方弁2、熱交換器3、減圧器4、延長配管接続用バ
ルブ8、送風機9が配設された場合でも、上記第十六実
施例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0066】〈実施例18〉図24は本発明の第十八実
施例である空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す
配管図である。上記第十六実施例では、熱交換器ユニッ
トDに配設された熱交換器3が空気熱交換器の事例を示
したが、図24に示すように、熱交換器が水熱交換器3
aであっても、上記第十六実施例及び第十七実施例と同
様の作用、効果を得ることができる。
【0067】〈実施例19〉図25は本発明の第十九実
施例である空気調和機の室外ユニットを示す構成図であ
る。図において、Dは熱交換器ユニットで、3は熱交換
器、9は送風機、16aは冷媒配管接続部、C1は熱交
換器ユニットDの下方に配設された圧縮機ユニットで、
1は圧縮機、5はアキュムレータであり、C2は熱交換
器ユニットDの右側面に配置される圧縮機ユニットであ
り、C3は熱交換器ユニットDの左側面に配設される圧
縮機ユニットである。熱交換器ユニットD内に配設され
た冷媒配管接続部16aは、鉛直下向きにその接続部が
配設されているので、熱交換器ユニットDの下方に配設
された圧縮機ユニットC1と接続する場合には、冷媒配
管16を垂直下方向、即ち、a方向に接続でき、また、
熱交換器ユニットDの右側面に配設された圧縮機ユニッ
トC2と接続する場合には、冷媒配管16を水平横方
向、即ち、b方向に接続でき、更に、熱交換器ユニット
Dの左側面に配設された圧縮機ユニットC3と接続する
場合には、冷媒配管16を水平横方向、即ち、c方向に
接続できる。結果的に、一つの熱交換器ユニットDによ
って、容易に熱交換器ユニットDの下方または右側面ま
たは左側面に配設した圧縮機ユニットC1〜C3と接続
できる。
【0068】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1及びアキュムレータ5等をハウジ
ングHC に収容する圧縮機ユニットC1〜C3と、前記
圧縮機ユニットC1〜C3とは分離可能で、熱交換器3
及び送風機9等をハウジングHD に収容する熱交換器ユ
ニットDと、前記熱交換器ユニットDの内部において、
配置が想定される前記熱交換器ユニットDの下方に配設
される圧縮機ユニットC1〜C3及び熱交換器ユニット
Dの右側面に配設される圧縮機ユニットC1〜C3及び
熱交換器ユニットDの左側面に配設される圧縮機ユニッ
トC1〜C3との冷媒配管を接続する鉛直下向に配設さ
れた冷媒配管接続部16aとを備えている。これを請求
項6の発明の実施例とすることができる。即ち、本実施
例の空気調和機の室外ユニットは、熱交換器ユニットD
の冷媒配管接続部16aを鉛直下向に配設し、前記熱交
換器ユニットDの下方に配設される圧縮機ユニットC1
〜C3及び熱交換器ユニットDの右側面に配設される圧
縮機ユニットC1〜C3及び熱交換器ユニットDの左側
面に配設される圧縮機ユニットC1〜C3とを前記熱交
換器ユニットDの内部で接続可能としたものである。し
たがって、同一の熱交換器ユニットDで熱交換器ユニッ
トDの左右または上下方向に配設される圧縮機1との冷
媒配管接続ができるので、製品の能力選択の幅が拡大す
るとともに、熱交換器ユニットDを標準化でき、据付作
業が容易になり、生産性が向上する。
【0069】〈実施例20〉上記十九実施例では、送風
機9が上吹出しの事例を示したが、図18に示すように
送風機9が水平吹出しの場合でも、上記第十九実施例と
同様の作用、効果を得ることができる。即ち、図18は
本発明の第二十実施例である空気調和機の室外ユニット
の内部を示す正面図とすることもできる。
【0070】〈実施例21〉図26は本発明の第二十一
実施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正
面図、図27は本発明の第二十一実施例である空気調和
機の室外ユニットの内部を示す側面図である。図26、
図27において、DはハウジングHD に収容する熱交換
器ユニットで、3は熱交換器、9は送風機、11は電装
品箱、12は放熱器、CはハウジングHC に収容する熱
交換器ユニットDの下方に配設された圧縮機ユニット
で、1は圧縮機、5はアキュムレータであり、圧縮機ユ
ニットCと熱交換器ユニットDは分離線X7 −X7 で分
離できる。
【0071】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1及びアキュムレータ5等をハウジ
ングHC に収容する圧縮機ユニットCと、前記圧縮機ユ
ニットCとは分離可能で、熱交換器3及び送風機9等を
ハウジングHD に収容する熱交換器ユニットDと、前記
熱交換器ユニットDの内部に配設された電装品箱11と
を備えている。これを請求項7の発明の実施例とするこ
とができる。
【0072】即ち、本実施例の空気調和機の室外ユニッ
トは、電装品箱11をハウジングHD に収容する熱交換
器ユニットDの空きスペースに配設したものである。し
たがって、圧縮機ユニットCのハウジングHC 内のスペ
ースをコンパクトにできるとともに、軽量化ができ、更
に、熱交換器ユニットDのハウジングHD のスペースを
有効に利用できる。しかも、圧縮機ユニットCを小形、
軽量化できるだけでなく、熱交換器ユニットDの送風作
用により電装品箱11を通風冷却できるので、電装品箱
11の温度上昇を抑制でき、冷却効果が高まり、信頼性
の高い空気調和機となる。
【0073】〈実施例22〉上記第二十一実施例では、
圧縮機ユニットCが熱交換器ユニットDの下方に配設さ
れた事例を示したが、図16,図17に示すように、圧
縮機ユニットCが熱交換器ユニットDの右側面或いは左
側面に配設された場合でも、上記第二十一実施例と同様
の作用、効果を得ることができる。ここに、図16及び
図17は本発明の第二十二実施例である空気調和機の室
外ユニットの内部を示す正面図とすることができる。
【0074】〈実施例23〉第二十一実施例である空気
調和機の室外ユニットにおいて、図26及び図27に示
すように、電装品箱11は熱交換器3の空気の一次側に
配設し、また、電装品箱11の放熱を促進するために放
熱器12を設けた実施例とすることができる。このこと
から、図26は本発明の第二十三実施例である空気調和
機の室外ユニットの内部を示す正面図、図27は本発明
の第二十三実施例である空気調和機の室外ユニットの内
部を示す側面図とすることができる。この構成の空気調
和機の室外ユニットでは、空気調和機が運転を開始し、
送風機9が動作すると、空気が熱交換器3の正面から吸
込まれ、電装品箱11及び放熱器12を通過後、熱交換
器3を通過し熱交換を行なった後、再び、外部へ放出さ
れる。
【0075】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1及びアキュムレータ5等をハウジ
ングHC に収容する圧縮機ユニットCと、前記圧縮機ユ
ニットCとは分離可能とし、熱交換器3及び送風機9等
をハウジングHD に収容する熱交換器ユニットDと、前
記熱交換器3の一次側に配設された電装品箱11とを備
えている。即ち、本実施例の空気調和機の室外ユニット
は、電装品箱11を熱交換器3の一次側に配設したもの
である。したがって、熱交換器3との熱交換前の空気に
よって電装品箱11を通風冷却できるので、電装品箱1
1の温度上昇を抑制でき、冷却効果が高まり、信頼性の
高い空気調和機となる。特に、電装品箱11の放熱を促
進するために設けた放熱器12は、熱交換器3と熱交換
を行なう前の空気と熱交換を行なうので、通風による冷
却効果が高く、信頼性の高い空気調和機を構成すること
ができる。
【0076】〈実施例24〉図28は本発明の第二十四
実施例である空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示
す配管図、また、図31は本発明の第二十四実施例であ
る空気調和機の室外ユニットにおける圧縮機ユニットと
熱交換器ユニットとの組合わせ例を示す図表である。図
において、Cは圧縮機ユニットで、圧縮機1、四方弁
2、減圧器4、アキュムレータ5、延長配管接続用バル
ブ8が配設されており、D1,D2及びD3は熱交換器
ユニットで熱交換器3、送風機9が配設され、圧縮機ユ
ニットCと各熱交換器ユニットD1〜D3は冷媒配管1
6により接続され、冷媒回路を構成している。つまり、
本実施例の空気調和機の室外ユニットは、室外ユニット
Aを1台の圧縮機ユニットCと複数台(例えば、3台)
の熱交換器ユニットD1〜D3により構成したものであ
る。
【0077】次に、上記構成の本実施例の動作について
説明する。冷房運転時に冷媒は、圧縮機ユニットC内の
圧縮機1、四方弁2、熱交換器ユニットD1〜D3内の
熱交換器3、また、圧縮機ユニットC内の減圧器4、そ
して、室内ユニット(図示せず)、更に、圧縮機ユニッ
トC内の四方弁2、アキュムレータ5の順に流れる。こ
のとき、熱交換器ユニットD1〜D3内の熱交換器3は
凝縮器として作用し、室内ユニットにおいて所定の冷房
作用を行なう。また、暖房運転時に冷媒は、圧縮機ユニ
ットC内の圧縮機1、四方弁2、そして、室内ユニッ
ト、また、圧縮機ユニットC内の減圧器4、熱交換器ユ
ニットD1〜D3内の熱交換器3、更に、圧縮機ユニッ
トC内の四方弁2、アキュムレータ5の順に流れる。こ
のとき、熱交換器ユニットD1〜D3内の熱交換器3は
蒸発器として作用し、室内ユニットにおいて所定の暖房
作用を行なう。
【0078】図31のように、例えば、冷房能力が14
000Kcal/hの空気調和機の場合には、1400
0Kcal/hの圧縮機ユニットCと5000Kcal
/hの熱交換器ユニットDを3台組合せることにより、
所定の冷房能力を得ることができる。このように、本実
施例の空気調和機の室外ユニットは、圧縮機1及びアキ
ュムレータ5等をハウジングHC に収容する1台の圧縮
機ユニットCと、熱交換器3及び送風機9等をハウジン
グHD に収容する3台の熱交換器ユニットD1〜D3と
を、各々分離して接続したものである。
【0079】したがって、室外ユニットAを1台の圧縮
機ユニットCと3台の熱交換器ユニットD1〜D3に分
離でき、圧縮機ユニットC及び熱交換器ユニットD1〜
D3が軽量となるとともにコンパクトになり、搬入及び
据付作業が大幅に改善される。更に、廃棄の際も容易に
分解でき、リサイクル部品の分別も容易にできる。この
結果、任意の熱交換器ユニットDと圧縮機ユニットCと
の組合わせによる空気調和機を構成できるので、製品の
容量が大形化にも容易に対応でき、大形の製品を小形及
び軽量のユニットに分解でき、製品の運搬、搬入が容易
になる。
【0080】〈実施例25〉図29は本発明の第二十五
実施例である空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示
す配管図である。図において、Cは圧縮機ユニットで、
圧縮機1、四方弁2、減圧器4、アキュムレータ5、延
長配管接続用バルブ8が配設されており、D1〜D3は
熱交換器ユニットで水熱交換器3aが配設され、圧縮機
ユニットCと各熱交換器ユニットD1〜D3は冷媒配管
16により接続され、冷媒回路を構成している。このよ
うに、熱交換器ユニットD1〜D3の熱交換器は水熱交
換器3aであってもよく、上記第二十四実施例と同様の
作用、効果を得ることができる。
【0081】〈実施例26〉図30は本発明の第二十六
実施例である空気調和機の室外ユニットの冷媒配管を示
す配管図である。図において、Cは圧縮機ユニットで、
圧縮機1、四方弁2、減圧器4、アキュムレータ5、延
長配管接続用バルブ8が配設されており、D1及びD2
は熱交換器ユニットで、空気熱交換器3、送風機9が配
設され、D3も熱交換器ユニットで、水熱交換器3aが
配設され、圧縮機ユニットCと各熱交換器ユニットD1
〜D3は冷媒配管16により接続され、冷媒回路を構成
している。このように、熱交換器ユニットD1〜D3の
熱交換器が空気熱交換器3と水熱交換器3aで構成され
ていてもよく、この場合に、上記第二十四実施例及び第
二十五実施例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0082】ところで、上記各実施例の空気調和機の室
外ユニットの各ハウジングは、その形態は機能に従うも
のであるから、その6面が特定の形態に拘束されるもの
ではない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
空気調和機の室外ユニットは、熱交換器室の下方に位置
する圧縮機室に配設された圧縮機及び円筒形のアキュム
レータを横置形としたことにより、圧縮機室を小形化で
きるので、室外ユニットの寸法を小形化、軽量化でき、
最小限の人数で運搬、搬入ができるとともに、美観を損
ねることなく据付けが可能となる。
【0084】請求項2の発明の空気調和機の室外ユニッ
トは、圧縮機、アキュムレータをハウジングに収容した
圧縮機ユニットと、熱交換器を別のハウジングに収容し
た熱交換器ユニットとに分離したことにより、各ユニッ
トの製品寸法を小形化及び軽量化できるので、運搬、搬
入が容易になるとともに、美観を損ねることなく据付け
が可能となる。更には、製品の標準化が促進でき、生産
性が向上し、しかも、信頼性が高くなる。廃棄の際も、
圧縮機ユニットと熱交換器ユニットの単位で選択廃棄が
可能となり、また容易に分解でき、リサイクル部品の分
別も容易にできる。
【0085】請求項3の発明の空気調和機の室外ユニッ
トは、四方弁、減圧器、延長配管接続用バルブを圧縮機
ユニットまたは熱交換器ユニットとにか収容したもので
あるから、請求項2の効果に加えて、製品のデザイン性
を向上することができる。
【0086】請求項4の発明の空気調和機の室外ユニッ
トは、同一の圧縮機ユニットに対して熱交換器ユニット
に配設された熱交換器の熱源を空気熱交換器または水熱
交換器のいずれか一方と任意に接続可能となる。したが
って、請求項2の効果に加えて、既設の水熱交換器用の
水配管設備等を利用できるとともに、空気熱交換器も利
用できるので、熱源の多様化に適応でき、既設熱源の有
効利用ができる。また、製品の標準化が促進でき、生産
性が向上し、しかも、信頼性が高くなる。
【0087】請求項5の発明の空気調和機の室外ユニッ
トは、請求項2の効果に加えて、圧縮機ユニットを熱交
換器ユニットの下面、上面或いは右側面、左側面のいず
れかと同一形状で面相互間が当接することにより、圧縮
機ユニットと熱交換器ユニットをモジュール的に配設で
きるので、製品のデザイン自由度が大となりデザイン性
が向上できる。
【0088】請求項6の発明の空気調和機の室外ユニッ
トは、請求項2の効果に加えて、熱交換器ユニットのハ
ウジングの内部に配設され、前記熱交換器ユニットの下
面または右側面または左側面に配設される圧縮機ユニッ
トを想定して前記圧縮機ユニットの冷媒配管と接続可能
とした共通する冷媒配管接続部を具備するものであり、
同一の熱交換器ユニットで熱交換器ユニットの左右また
は上方向に配設される圧縮機との冷媒配管接続ができる
ので、製品の能力選択の幅が拡大するとともに、熱交換
器ユニットを標準化でき、生産性が向上する。
【0089】請求項7の発明の空気調和機の室外ユニッ
トは、請求項2の効果に加えて、電装品箱を熱交換器ユ
ニットのハウジングに収容したことにより、熱交換器ユ
ニットの送風作用により電装品箱を通風冷却できるの
で、電装品箱の温度上昇を抑制でき、冷却効果が高ま
り、信頼性の高い空気調和機となる。
【0090】請求項8の発明の空気調和機の室外ユニッ
トは、請求項2の効果に加えて、室外ユニットを送風ユ
ニット、圧縮機ユニット、熱交換器ユニットとに各々分
離したことにより、室外ユニットを小形、軽量化でき、
最小限の人数で運搬、搬入ができるとともに、美観を損
ねることなく据付けが可能で、更には、製品の標準化が
促進でき、生産性が向上し、信頼性も高くなる。そし
て、廃棄の際も、圧縮機ユニット、熱交換器ユニット、
送風ユニットの単位で選択廃棄が可能となり、また容易
に分解でき、リサイクル部品の分別も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例である空気調和機の
室外ユニットの内部を示す正面図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例である空気調和機の
室外ユニットの内部を示す左側面図(a)及び右側面図
(b)である。
【図3】図3は本発明の第一実施例である空気調和機の
室外ユニットに内蔵されたアキュムレータの断面図
(a)、左側面図(b)及び配管の関係を説明する説明
図(c)である。
【図4】図4は本発明の第二実施例である空気調和機の
室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図5】図5は本発明の第四実施例である空気調和機の
室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図6】図6は本発明の第六実施例である空気調和機の
室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図7】図7は本発明の第八実施例である空気調和機の
室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図8】図8は本発明の第二実施例、第四実施例、第六
実施例である空気調和機の室外ユニットの外観を示す分
解斜視概念図である。
【図9】図9は本発明の第三実施例、第五実施例、第七
実施例である空気調和機の室外ユニットの外観を示す分
解斜視概念図である。
【図10】図10は本発明の第九実施例である空気調和
機の室外ユニットの熱交換器ユニットの冷媒配管を示す
配管図である。
【図11】図11は本発明の第九実施例である空気調和
機の室外ユニットの送風機出力調整手段の出力と熱交換
器能力の対応関係を示す対応表である。
【図12】図12は本発明の第九実施例である空気調和
機の室外ユニットの熱交換器の能力線を示す特性図であ
る。
【図13】図13は本発明の第十実施例である空気調和
機の室外ユニットの熱交換器ユニットの冷媒配管を示す
配管図である。
【図14】図14は本発明の第十一実施例である空気調
和機の室外ユニットの内部を示す正面図である。
【図15】図15は本発明の第十一実施例である空気調
和機の室外ユニットの外観を示す分解斜視概念図であ
る。
【図16】図16は本発明の第十三実施例、第二十二実
施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正面
図である。
【図17】図17は本発明の第十三実施例、第二十二実
施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正面
図である。
【図18】図18は本発明の第十三実施例、第二十実施
例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正面図
である。
【図19】図19は本発明の第十四実施例である空気調
和機の室外ユニットの内部を示す正面図である。
【図20】図20は本発明の第十五実施例である空気調
和機の室外ユニットの内部を示す正面図である。
【図21】図21は本発明の第十六実施例である空気調
和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図22】図22は本発明の第十六実施例である空気調
和機の室外ユニットの他の実施態様の冷媒配管を示す配
管図である。
【図23】図23は本発明の第十七実施例である空気調
和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図24】図24は本発明の第十八実施例である空気調
和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図25】図25は本発明の第十九実施例である空気調
和機の室外ユニットを示す構成図である。
【図26】図26は本発明の第二十一実施例、第二十三
実施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す正
面図である。
【図27】図27は本発明の第二十一実施例、第二十三
実施例である空気調和機の室外ユニットの内部を示す側
面図である。
【図28】図28は本発明の第二十四実施例である空気
調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図29】図29は本発明の第二十五実施例である空気
調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図30】図30は本発明の第二十六実施例である空気
調和機の室外ユニットの冷媒配管を示す配管図である。
【図31】図31は本発明の第二十四実施例である空気
調和機の室外ユニットにおける圧縮機ユニットと熱交換
器ユニットとの組合わせ例を示す図表である。
【図32】図32は従来の第一の空気調和機の冷媒配管
を示す配管図である。
【図33】図33は従来の第一の空気調和機の室外ユニ
ットの外観を示す斜視図である。
【図34】図34は図33の空気調和機の室外ユニット
を平面で切断した断面図である。
【図35】図35は従来の第二の空気調和機の室外ユニ
ットの内部を示す正面図である。
【図36】図36は従来の第三の空気調和機の室外ユニ
ットを平面で切断した断面図である。
【図37】図37は従来の第四の空気調和機の室外ユニ
ットを平面で切断した断面図である。
【符号の説明】
A 室外ユニット B 室内ユニット C,C1〜C3 圧縮機ユニット D,D1〜D3 熱交換器ユニット E 送風ユニット HC ,HD ハウジング 1 圧縮機 2 四方弁 3 熱交換器 3a 水熱交換器 4 減圧器 5 アキュムレータ 6 室内熱交換器 7 延長配管 8 延長配管接続用バルブ 9 送風機 10 送風機出力調整手段 11 電装品箱 12 放熱器 13 仕切板 14 熱交換器室 15 圧縮機室 16 冷媒配管 16a 冷媒配管接続部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】次に、アキュムレータ5の構成について説
明する。本実施例のアキュムレータ5は、図3(a)に
示すように、その左側面の入口側配管5aからアキュム
レータ5内に突出する配管長b2 、アキュムレータ5の
下部から内部に突出し、出口側配管5bに繋がる配管の
中心までの距離b1 との関係は、b1<b2 とすること
により、入口側配管5aから入った液冷媒は内部に溜
り、ガス冷媒はアキュムレータ5の出口側配管5bに排
出され、圧縮機1への液バックが防止できる。なお、ア
キュムレータ5の入口側配管5aは上部に配設し、そこ
から下方に突出させてもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、出口側配管5bは、図3(b)に示
すように、アキュムレータ5の中心軸からの垂線に対し
て左右に±15〜30度程度の傾度以内とし、油戻孔5
cから圧縮機1に油が戻るようにしている。しかし、ア
キュムレータ5の中心軸からの垂線に対して左右に±3
0度以上の傾度となると、油がアキュムレータに溜った
り、液冷媒が直接圧縮機1に戻る液バックが防止できな
くなる可能性がある。出口側配管5bは前記±15〜3
0度程度の傾度以内に配設するのが好適であり、更に厳
格には、前記±15度程度の傾度以内に配設すべきであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】そして、図3(c)に示すように、アキュ
ムレータ5の水平に挿着された入口側配管5aからアキ
ュムレータ5内に突出する高さd2 、アキュムレータ5
の下部から内部に突出する高さd1 との関係は、d1 >
d2 とすることにより、入口側配管5aから入った液冷
媒は内部に溜り、ガス冷媒はアキュムレータ5の出口側
配管5bに排出され、圧縮機1の液バックが防止でき
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】このように、本実施例の空気調和機の室外
ユニットは、圧縮機1、アキュムレータ5をハウジング
内に収容する圧縮機ユニットCと、前記圧縮機ユニット
Cと分離自在に互いに独立させ、熱交換器3、送風機9
及び/またはその速度制御手段からなる送風装置をハウ
ジングHC とハウジングHD で独立させたハウジング内
に収容する少なくとも1台の熱交換器ユニットDとを具
備し、前記圧縮機ユニットCと熱交換器ユニットDとを
隣接して接続可能としたものである。これを請求項2の
発明の実施例とすることができる。したがって、圧縮機
ユニットC及び熱交換器ユニットDが軽量になるととも
に、コンパクトになり、搬入及び据付作業が大幅に改善
される。更に、廃棄の際も、圧縮機ユニットCと熱交換
器ユニットDの単位で選択廃棄が可能となり、また容易
に分解でき、リサイクル部品の分別も容易にできる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器が配設された熱交換器室と、 前記熱交換器室の下方に位置し、横置形の圧縮機が配設
    されるとともに、円筒形状のアキュムレータがその円筒
    の軸心を床面に対して水平方向となるように配設された
    圧縮機室とを具備することを特徴とする空気調和機の室
    外ユニット。
  2. 【請求項2】 圧縮機、アキュムレータをハウジング内
    に収容する圧縮機ユニットと、前記圧縮機ユニットと分
    離自在に互いに独立させ、熱交換器、送風装置を別のハ
    ウジング内に収容する少なくとも1台の熱交換器ユニッ
    トとを具備し、前記圧縮機ユニットと熱交換器ユニット
    とを隣接して接続可能としたことを特徴とする空気調和
    機の室外ユニット。
  3. 【請求項3】 四方弁、減圧器、延長配管接続用バルブ
    を前記圧縮機ユニットまたは前記熱交換器ユニットのい
    ずれか一方に具備することを特徴とする請求項2記載の
    空気調和機の室外ユニット。
  4. 【請求項4】 前記圧縮機ユニットは、前記熱交換器ユ
    ニットが収容する前記熱交換器の熱源として少なくとも
    1台以上の空気熱交換器と水熱交換器とから1種以上を
    選択的に使用可能としたことを特徴とする請求項2記載
    の空気調和機の室外ユニット。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器ユニットと、前記熱交換器
    ユニットとは分離自在とし、前記熱交換器ユニットの上
    面、下面、右側面、左側面の1以上の面と同一形状とし
    た前記圧縮機ユニットとを具備することを特徴とする請
    求項2記載の空気調和機の室外ユニット。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器ユニットのハウジングの内
    部に配設され、前記熱交換器ユニットの下面または右側
    面または左側面に配設される圧縮機ユニットを想定して
    前記圧縮機ユニットの冷媒配管と接続可能とした共通す
    る冷媒配管接続部を具備することを特徴とする請求項2
    記載の空気調和機の室外ユニット。
  7. 【請求項7】 前記熱交換器ユニットの前記熱交換器の
    一次側に配設された電装品箱を具備することを特徴とす
    る請求項2記載の空気調和機の室外ユニット。
  8. 【請求項8】 圧縮機、アキュムレータをハウジング内
    に収容する圧縮機ユニットと、 前記圧縮機ユニットと分離自在に互いに独立させ、熱交
    換器を別のハウジング内に収容する熱交換器ユニット
    と、 前記熱交換器ユニットと分離自在に互いに独立させ、送
    風装置を両者と異なるハウジング内に収容し、熱交換器
    ユニットに送風する送風ユニットとを具備することを特
    徴とする空気調和機の室外ユニット。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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