JPH06281178A - 給湯器等における逆流防止装置 - Google Patents

給湯器等における逆流防止装置

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JPH06281178A
JPH06281178A JP5096829A JP9682993A JPH06281178A JP H06281178 A JPH06281178 A JP H06281178A JP 5096829 A JP5096829 A JP 5096829A JP 9682993 A JP9682993 A JP 9682993A JP H06281178 A JPH06281178 A JP H06281178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
cylindrical body
reverse flow
ring body
short
Prior art date
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Pending
Application number
JP5096829A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Ikeda
卓也 池田
Makoto Hamada
誠 濱田
Akira Yoshida
晶 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP5096829A priority Critical patent/JPH06281178A/ja
Publication of JPH06281178A publication Critical patent/JPH06281178A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体がコンパクトで、非注水時における上流
側給湯路への逆流の防止はもとより、注水中、特に大量
落とし込み中におけるオーバフロー水の発生も確実に防
止することができる給湯器等における逆流防止装置の提
供を目的とする。 【構成】 ホッパー状の外側筒体10と、その内側に配置
される内側筒体20とが天井部周囲で結合されており、外
側筒体10の側部にオーバフロー口11を開口し、天井部で
内側筒体20に上流側給湯路Uを接続し、外側筒体10の下
端部に下流側給湯路Lを接続するようにした装置であっ
て、内側筒体20よりも少し長くした外側筒体10の下端部
開口内に短筒状リング体40を上下動自在に嵌合し、短筒
状リング体40の下端側に逆流圧に対する受圧面41を設
け、短筒状リング体40の上部をテーパ状壁部42とし、短
筒状リング体40が上動したときにテーパ状壁部42が内側
筒体20と外側筒体10との隙間S1に一部侵入して隙間S
1を閉塞するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯器等において、下流
側から雑水が逆流することを防止するための逆流防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の逆流防止装置として、例えば実
開平4-74212 号公報に記載の装置が提供されている。こ
の装置は図3に示すように、浴槽Bに給湯路1からの水
をホッパー2を介して注水するようにすると共に、該ホ
ッパー2に隣接して連通するオーバフロー室3を設け、
注水時には前記給湯路1から分岐する管4から流れてく
る水によって弁5を押して排水口6を閉止するようにし
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の逆
流防止装置では、管4を通って弁5を押圧する水圧が弱
いため、注水中においても弁5が確実に排水口6を閉止
することができず、注水中に水がオーバフロー室3から
漏れやすい問題があった。またホッパー2とは別に設け
るため、体積が全体として大きくなる問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記従来装置の欠点を解
消し、全体がコンパクトで、非注水時における上流側給
湯路への逆流の防止はもとより、注水中、特に大量落と
し込み中におけるオーバフロー水の発生も確実に防止す
ることができる給湯器等における逆流防止装置の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の給湯器等における逆流防止装置は、下方に
向かって細くなったホッパー状の外側筒体と、該外側筒
体の内側に適当な隙間を介して配置される内側筒体とが
天井部周囲で結合されており、前記外側筒体の側部にオ
ーバフロー口を開口し、前記天井部で前記内側筒体に上
流側給湯路を接続し、前記外側筒体の下端部に下流側給
湯路を接続するようにした給湯器等における逆流防止装
置であって、前記内側筒体よりも少し長くした前記外側
筒体の下端部開口内に短筒状リング体を上下動自在に嵌
合し、且つ該短筒状リング体の下端側に逆流圧に対する
受圧面を設けると共に、短筒状リング体の上部を、その
内径が上端に向かって増加するテーパ状壁部とし、短筒
状リング体が上動したときに前記テーパ状壁部が内側筒
体と外側筒体との隙間に一部侵入して該隙間を閉塞する
よう構成したことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の特徴によれば、通常の注水時にお
いては、上流側給湯路から水は装置の天井部から内側筒
体内に導入され、下方に流れて、内側筒体下端部から下
方に流出し、さらに外側筒体の下端部から下流側給湯路
に流出する。非注水時等において下流側給湯路側から雑
水等が逆流して、水位が上昇してきた場合には、その上
昇してきた水は外側筒体と内側筒体の隙間を通ってオー
バフロー口から排出される。上流側給湯路は前記オーバ
フロー口よりも高位にある装置天井部と接続されている
ので、雑水等が上流側給湯路へ侵入することが防止され
る。そして、大流量の急激な注水が行われることによっ
て下流側給湯路での流量が注水量に対応できなくなるよ
うな場合、下流側給湯路から逆流防止装置側へ急激な高
圧の逆流圧が加わるが、この場合には、外側筒体の下端
開口部内に嵌合された短筒状リング体がその受圧面で急
激な高圧逆流圧を受けることによって、短筒状リング体
が上動し、短筒状リング体上部のテーパ状壁部が内側筒
体と外側筒体との隙間に一部侵入し、隙間を閉塞する。
よって注水された水がこの隙間から前記オーバフロー口
を通って、一気に外部へ吹き出すといった問題が解消さ
れる。前記短筒状リング体の重さや受圧面による受圧程
度を調整しておくことで、対象とする逆圧の程度を選択
することができる。逆流を防止するための機構、部材が
装置本体の内空間にまとめて構成されているので、装置
全体がコンパクトになる。
【0007】
【実施例】図1は本発明実施装置の縦断面図、図2は本
発明実施装置の要部の拡大断面図である。
【0008】外側筒体10は下方に向かって細くなったホ
ッパー状に構成され、上部側壁にオーバフロー口11が開
口されている。また下端部は下流側給湯路Lを構成する
ホース7等に接続する一定径の接続筒部12となってい
る。前記外側筒体10内に適当な隙間Sを介して同芯状に
内側筒体20が配置される。この内側筒体20と前記外側筒
体10とは、装置の天井部の周囲で結合され、一体となっ
ている。装置天井部には、パッキン30を介して上流側給
湯路Uの管8等が前記内側筒体20に接続するようになさ
れている。内側筒体20の下部は外側筒体10の下半部の傾
斜に沿った傾斜で下方に向けて先窄まりとなっており、
その下端部は前記外側筒体10の接続筒部12内上部まで達
する一定径の下端筒部21となっている。即ち内側筒体20
の下端筒部21は外側筒体10の接続筒部12の下端開口内の
奥まった位置で終端となると共に、下端筒部21と接続筒
部12との間に同芯円状の比較的狭い隙間S1が形成され
る。
【0009】前記外側筒体10の接続筒部12の下端開口内
に短筒状リング体40を上下動自在に嵌合する。この短筒
状リング体40はその外径が接続筒部12の内径より若干小
さくしており、これによって上下動が可能であると共に
短筒状リング体40と接続筒部12との間には水があまり浸
入できないようにしている。短筒状リング体40の下端側
には段部を構成することで、逆流圧に対する受圧面41を
設けている。また短筒状リング体40の上部は、その内径
が上端に向かって増加するテーパ状壁部42としている。
これによって、短筒状リング体40が上動したときにテー
パ状壁部42が内側筒体20の下端筒部21と外側筒体10の接
続筒部12との隙間S1に一部侵入して該隙間S1を閉塞
するように構成している。短筒状リング体40は適当な重
さを有しており、比較的大きな圧力が前記受圧面41に加
わった場合にのみ前記短筒状リング体40が上動するよう
にされている。前記比較的大きな圧力とは、具体的には
大流量注水が行われた際に、注水量がホース7内の流量
を大きく越えて、急激な水位上昇(ホース側からの逆
流)を起こす際の圧力を対象として、実験的に適当な重
さが採用される。前記大流量注水によってホース内の水
位が急激に上昇して逆流するときには、前記短筒状リン
グ体40がないと、水が隙間S1、Sを通ってオーバフロ
ー口11から吹き出す。50は止め輪で、短筒状リング体40
を接続筒部12の下端開口から抜け落ちないようにする。
【0010】以上の構成において、通常時の注水におい
ては、上流側給湯路Uから装置に入った水は内側筒体20
を通り、さらに外側筒体10の接続筒部12の下端から下流
側給湯路Lに流出する。そして非注水時等において、下
流側給湯路L側から雑水が逆流してきた場合、その逆流
は通常は前記筒状リング体40を押し上げる程の逆圧を持
たないので、筒状リング体40を押し上げることはなく、
よって逆流してきた雑水は徐々に水位を上げるも、オー
バフロー口11の水位に達すると該オーバフロー口11から
排出され、更に上位の上流側給湯路Uへは達しない。一
方、注水が大流量で行われる場合においては、注水流量
が下流側給湯路Lの通水能力を大きく上回る結果、下流
側給湯路Lの水位が急激に上昇して急激な逆流が装置に
向かって生じるが、この場合には短筒状リング体40がそ
の受圧面41に大きな逆流圧を受ける結果、上動し、内側
筒体20と外側筒体10との隙間S1を閉塞する。よって大
流量注水時における水のオーバフロー口11からの吹き出
しを防止できる。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の給湯器等における逆流防止装置によれ
ば、外側筒体の下端部開口内に短筒状リング体を上下動
自在に嵌合し、短筒状リング体が上動したときに外側筒
体と内側筒体との隙間を閉塞するようにしているので、
大量注水時においても、注水がオーバフロー口から吹き
出したりすることを防止することができる。即ち、装置
全体の容積を小さくしても、注水をオーバフロー口から
溢れさせることなく大流量を注水することができる。勿
論、通常における注水及び逆流の防止を確実に行うこと
ができる。逆流を防止するための機構、部材が装置本体
の内空間にまとめて構成されているので、装置全体をコ
ンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施装置の縦断面図である。
【図2】本発明実施装置の要部の拡大断面図である。
【図3】従来装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10 外側筒体 11 オーバフロー口 12 接続筒部 20 内側筒体 21 下端筒部 30 パッキン 40 短筒状リング体 41 受圧面 42 テーパ状壁部 50 止め輪 S 隙間 S1 隙間 U 上流側給湯路 L 下流側給湯路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に向かって細くなったホッパー状の
    外側筒体と、該外側筒体の内側に適当な隙間を介して配
    置される内側筒体とが天井部周囲で結合されており、前
    記外側筒体の側部にオーバフロー口を開口し、前記天井
    部で前記内側筒体に上流側給湯路を接続し、前記外側筒
    体の下端部に下流側給湯路を接続するようにした給湯器
    等における逆流防止装置であって、前記内側筒体よりも
    少し長くした前記外側筒体の下端部開口内に短筒状リン
    グ体を上下動自在に嵌合し、且つ該短筒状リング体の下
    端側に逆流圧に対する受圧面を設けると共に、短筒状リ
    ング体の上部を、その内径が上端に向かって増加するテ
    ーパ状壁部とし、短筒状リング体が上動したときに前記
    テーパ状壁部が内側筒体と外側筒体との隙間に一部侵入
    して該隙間を閉塞するよう構成したことを特徴とする給
    湯器等における逆流防止装置。
JP5096829A 1993-03-30 1993-03-30 給湯器等における逆流防止装置 Pending JPH06281178A (ja)

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