JPH0628100A - データ処理装置 - Google Patents
データ処理装置Info
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- JPH0628100A JPH0628100A JP18127392A JP18127392A JPH0628100A JP H0628100 A JPH0628100 A JP H0628100A JP 18127392 A JP18127392 A JP 18127392A JP 18127392 A JP18127392 A JP 18127392A JP H0628100 A JPH0628100 A JP H0628100A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワードプロセッサの使用性を向上する。
【構成】 表示入力装置10上をペン11で指示するこ
とによって、表示入力装置10を構成しているタッチパ
ネル13を介してペン11に指示されている座標が読取
られる。この際、表示入力装置10上にはX軸と平行な
カーソル線30a,31aと、Y軸に平行なカーソル線
30b,31bから成るペンカーソル30,31を表示
することが可能であり、ペンカーソル30,31のいず
れを表示するかを選択することができる。
とによって、表示入力装置10を構成しているタッチパ
ネル13を介してペン11に指示されている座標が読取
られる。この際、表示入力装置10上にはX軸と平行な
カーソル線30a,31aと、Y軸に平行なカーソル線
30b,31bから成るペンカーソル30,31を表示
することが可能であり、ペンカーソル30,31のいず
れを表示するかを選択することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータなどのデータ処理装置に関する。
ーソナルコンピュータなどのデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサ、パーソナルコンピュ
ータなどの表示画面上にタッチパネルを設置し、表示画
面を付属のペンで指示することによって命令の実行など
が行われている。
ータなどの表示画面上にタッチパネルを設置し、表示画
面を付属のペンで指示することによって命令の実行など
が行われている。
【0003】図8は本発明の前提となる構成を示す図で
あって、従来技術および実施例で共に用いる。図8に示
されるように、透明なタッチパネルが設置されている表
示入力装置10上の点Cをペン11で指示すれば、点C
を通り、X軸に平行なカーソル線30aと、点Cを通
り、Y軸に平行なカーソル線30bとから成るペンカー
ソル30が表示される。したがってペンカーソル30の
交点が、ペン11が指示している点Cであることが、操
作者に分かるようになっている。
あって、従来技術および実施例で共に用いる。図8に示
されるように、透明なタッチパネルが設置されている表
示入力装置10上の点Cをペン11で指示すれば、点C
を通り、X軸に平行なカーソル線30aと、点Cを通
り、Y軸に平行なカーソル線30bとから成るペンカー
ソル30が表示される。したがってペンカーソル30の
交点が、ペン11が指示している点Cであることが、操
作者に分かるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ペン1
1が指示している点Cは、ペンカーソル30の交点であ
るけれども、交点上はペン11で覆われているため、表
示入力装置10上でペン11が操作者の指示したい点を
指示しているか否かを確認することはできない。表示入
力装置10に表示された矩形のキーなど、ある範囲を有
する箇所を指示する際には問題は生じないけれども、精
密さが要求される図形作成処理などの細かい位置指定を
行うことができないという問題がある。
1が指示している点Cは、ペンカーソル30の交点であ
るけれども、交点上はペン11で覆われているため、表
示入力装置10上でペン11が操作者の指示したい点を
指示しているか否かを確認することはできない。表示入
力装置10に表示された矩形のキーなど、ある範囲を有
する箇所を指示する際には問題は生じないけれども、精
密さが要求される図形作成処理などの細かい位置指定を
行うことができないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、前述の問題を解決し、精
度が要求される指示を可能とし、使用性の向上するデー
タ処理装置を提供することである。
度が要求される指示を可能とし、使用性の向上するデー
タ処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示走査によ
って表示を行う表示手段と、表示手段に関連して設けら
れ、与えられる物理作用の作用位置を検知して、当該作
用位置の座標信号を出力する位置検知手段と、位置検知
手段に前記物理作用を及ぼして作用位置を指定する位置
指定手段と、位置検知手段から出力される座標信号を補
正するための補正データを記憶する記憶手段と、位置検
知手段から出力される座標信号を、記憶手段に記憶され
ている補正データを用いて補正する補正手段と、補正手
段に基づく表示手段の表示位置にカーソルを表示するカ
ーソル表示制御手段とを含むことを特徴とするデータ処
理装置である。
って表示を行う表示手段と、表示手段に関連して設けら
れ、与えられる物理作用の作用位置を検知して、当該作
用位置の座標信号を出力する位置検知手段と、位置検知
手段に前記物理作用を及ぼして作用位置を指定する位置
指定手段と、位置検知手段から出力される座標信号を補
正するための補正データを記憶する記憶手段と、位置検
知手段から出力される座標信号を、記憶手段に記憶され
ている補正データを用いて補正する補正手段と、補正手
段に基づく表示手段の表示位置にカーソルを表示するカ
ーソル表示制御手段とを含むことを特徴とするデータ処
理装置である。
【0007】また本発明は、補正手段により補正された
座標信号あるいは位置検知手段からの座標信号のいずれ
か一方を選択してカーソル表示制御手段に出力する補正
選択手段を含むことを特徴とする。
座標信号あるいは位置検知手段からの座標信号のいずれ
か一方を選択してカーソル表示制御手段に出力する補正
選択手段を含むことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に従えば、表示手段は表示走査によって
表示を行い、位置検知手段は表示手段に関連して設けら
れ、与えられる物理作用の作用位置を検知して当該作用
位置の座標信号を出力し、位置指定手段は位置検知手段
に前記物理作用を及ぼして作用位置を指定し、記憶手段
は位置検知手段から出力される座標信号を補正するため
の補正データを記憶し、補正手段は位置検知手段から出
力される座標信号を記憶手段に記憶されている補正デー
タを用いて補正し、カーソル表示制御手段は補正手段に
基づく表示手段の表示位置にカーソルを表示する。この
ため、位置指定手段によって指定された座標を補正手段
が補正データを用いて補正し、補正された座標位置を、
位置指定手段が指定する位置とする。このため補正され
た座標位置にカーソルが表示される。したがってカーソ
ルを位置指定手段が指定する位置から離して表示するこ
とができ、位置指定手段によってカーソル位置が覆われ
ることがなくなり、操作者はカーソル位置を確認するこ
とができる。
表示を行い、位置検知手段は表示手段に関連して設けら
れ、与えられる物理作用の作用位置を検知して当該作用
位置の座標信号を出力し、位置指定手段は位置検知手段
に前記物理作用を及ぼして作用位置を指定し、記憶手段
は位置検知手段から出力される座標信号を補正するため
の補正データを記憶し、補正手段は位置検知手段から出
力される座標信号を記憶手段に記憶されている補正デー
タを用いて補正し、カーソル表示制御手段は補正手段に
基づく表示手段の表示位置にカーソルを表示する。この
ため、位置指定手段によって指定された座標を補正手段
が補正データを用いて補正し、補正された座標位置を、
位置指定手段が指定する位置とする。このため補正され
た座標位置にカーソルが表示される。したがってカーソ
ルを位置指定手段が指定する位置から離して表示するこ
とができ、位置指定手段によってカーソル位置が覆われ
ることがなくなり、操作者はカーソル位置を確認するこ
とができる。
【0009】また本発明に従えば、補正選択手段は補正
手段によって補正された座標信号あるいは位置検知手段
からの座標信号のいずれか一方を選択してカーソル表示
制御手段に出力する。このため、位置指定手段が指定す
る位置を指定位置とするか、位置指定手段が指定してい
る位置を補正データを用いて補正した位置を指定位置と
するかを選択することができる。
手段によって補正された座標信号あるいは位置検知手段
からの座標信号のいずれか一方を選択してカーソル表示
制御手段に出力する。このため、位置指定手段が指定す
る位置を指定位置とするか、位置指定手段が指定してい
る位置を補正データを用いて補正した位置を指定位置と
するかを選択することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるワードプロセ
ッサ1の電気的構成を示すブロック図であり、図2は図
1の示される表示入力装置10の断面図であり、図3は
図1に示される表示制御部3の電気的構成を示すブロッ
ク図である。図1に示されるように、中央処理装置(以
下、CPUと記す)2に、表示制御部3、ペン制御部
4、図形作成部5、メモリ6、入出力制御回路7を介し
て外部メモリ8およびキーボード9が接続されている。
表示制御部3には表示入力装置10が、ペン制御部4に
はタッチパネル13およびペン11が接続されている。
ッサ1の電気的構成を示すブロック図であり、図2は図
1の示される表示入力装置10の断面図であり、図3は
図1に示される表示制御部3の電気的構成を示すブロッ
ク図である。図1に示されるように、中央処理装置(以
下、CPUと記す)2に、表示制御部3、ペン制御部
4、図形作成部5、メモリ6、入出力制御回路7を介し
て外部メモリ8およびキーボード9が接続されている。
表示制御部3には表示入力装置10が、ペン制御部4に
はタッチパネル13およびペン11が接続されている。
【0011】CPU2は、メモリ6内部に記憶されてい
るプログラムに従って、ワードプロセッサ1内部の制御
を行う。メモリ6内の記憶内容は、入出力制御部7を介
してフロッピーディスクなどの外部メモリに記憶させる
ことができる。またキーボード9から入力される命令
は、入出力制御部7を介してCPU2に出力される。C
PU2は、キーボード9から入力された命令や、後述す
るタッチパネル13を用いた命令に基づいてワードプロ
セッサ1内部の制御を行う。
るプログラムに従って、ワードプロセッサ1内部の制御
を行う。メモリ6内の記憶内容は、入出力制御部7を介
してフロッピーディスクなどの外部メモリに記憶させる
ことができる。またキーボード9から入力される命令
は、入出力制御部7を介してCPU2に出力される。C
PU2は、キーボード9から入力された命令や、後述す
るタッチパネル13を用いた命令に基づいてワードプロ
セッサ1内部の制御を行う。
【0012】図2に示されるように、表示入力装置10
は、液晶液晶表示装置12上にタッチパネル13が設置
された構成を有している。液晶液晶表示装置12は、帯
状の複数の透明電極16,17が互いに平行するように
形成された基板14,15が、電極16,17が相互に
直交するように対向され、液晶18を介して接着剤19
によって貼合わされている。
は、液晶液晶表示装置12上にタッチパネル13が設置
された構成を有している。液晶液晶表示装置12は、帯
状の複数の透明電極16,17が互いに平行するように
形成された基板14,15が、電極16,17が相互に
直交するように対向され、液晶18を介して接着剤19
によって貼合わされている。
【0013】タッチパネル13は、帯状の複数の透明電
極22,23が互いに平行に形成されている透明な基板
20,21が、電極22,23が相互に直交するように
対向され、電極22,23が接触しないように接着剤2
4によって貼合わされている。ペン11は、矢符D方向
にタッチパネル13上を指示する。
極22,23が互いに平行に形成されている透明な基板
20,21が、電極22,23が相互に直交するように
対向され、電極22,23が接触しないように接着剤2
4によって貼合わされている。ペン11は、矢符D方向
にタッチパネル13上を指示する。
【0014】図3に示されるように、表示制御部3は、
表示合成部25、画面表示制御部26、ペンカーソル制
御部27、座標変換部28および誤差座標バッファ29
を含んで構成されている。液晶表示装置12に表示合成
部25が接続されており、表示合成部25に画面表示制
御部26が接続されており、画面表示制御部26はCP
U2に接続されている。また表示合成部25にはペンカ
ーソル表示制御部27が接続されており、ペンカーソル
表示制御部27にはペンカーソル制御部4に接続されて
いる座標変換部28が接続され、座標変換部28はCP
U2に接続されるとともに、CPU2に接続されている
誤差座標バッファ29にもまた接続されている。
表示合成部25、画面表示制御部26、ペンカーソル制
御部27、座標変換部28および誤差座標バッファ29
を含んで構成されている。液晶表示装置12に表示合成
部25が接続されており、表示合成部25に画面表示制
御部26が接続されており、画面表示制御部26はCP
U2に接続されている。また表示合成部25にはペンカ
ーソル表示制御部27が接続されており、ペンカーソル
表示制御部27にはペンカーソル制御部4に接続されて
いる座標変換部28が接続され、座標変換部28はCP
U2に接続されるとともに、CPU2に接続されている
誤差座標バッファ29にもまた接続されている。
【0015】図2に示されるタッチパネル13には、た
とえばある電極22に対して電圧が印加されている際
に、電極23に対して電圧が順次印加され、次に他の電
極22に対して電圧が印加された後、電極23に対して
電圧が順次印加されるという操作が、電極22に対して
順次行われる。ペン11が表示入力装置10を指示すれ
ば、ペン11が指示している座標の電極22,23に電
圧が印加されたときに、ペン11の先端に設けられてい
る電極が電荷を帯びることが知られている。ペン11の
先端の電荷はペン制御部4が検知しており、ペン制御部
4は、ペン11の先端が電荷を帯びたときにタブレット
13のどの電極22,23に電圧が印加されていたかを
検知し、ペン11が指示している表示入力装置10上の
位置を検知する。
とえばある電極22に対して電圧が印加されている際
に、電極23に対して電圧が順次印加され、次に他の電
極22に対して電圧が印加された後、電極23に対して
電圧が順次印加されるという操作が、電極22に対して
順次行われる。ペン11が表示入力装置10を指示すれ
ば、ペン11が指示している座標の電極22,23に電
圧が印加されたときに、ペン11の先端に設けられてい
る電極が電荷を帯びることが知られている。ペン11の
先端の電荷はペン制御部4が検知しており、ペン制御部
4は、ペン11の先端が電荷を帯びたときにタブレット
13のどの電極22,23に電圧が印加されていたかを
検知し、ペン11が指示している表示入力装置10上の
位置を検知する。
【0016】前述のようにペン制御部4は座標変換部2
8に接続されており、座標変換部28は誤差座標バッフ
ァ29に接続されている。誤差座標バッファ29には、
ペン11によって指定された位置から変換を行うための
表示入力装置10のX軸方向の補正値△Xと、Y軸方向
の補正値△Yとが記憶されている。座標変換部28は、
ペン制御部4から出力されているペン11が指示する座
標を補正値△X,△Yを用いて変換し、ペンカーソル表
示制御部27に出力する。ペンカーソル表示制御部27
は、座標変換部28から出力された変換された座標が、
X軸に平行なカーソル線31aとY軸に平行なカーソル
線31bとによって形成されるペンカーソル31の交点
となるように、ペンカーソル31の表示指示を表示合成
部25に出力する。表示合成部25は、CPU2の指示
によって画面表示制御部26が出力するデータと前述の
ペンカーソル31との表示を合成し、液晶表示装置12
に対して表示が行われる。
8に接続されており、座標変換部28は誤差座標バッフ
ァ29に接続されている。誤差座標バッファ29には、
ペン11によって指定された位置から変換を行うための
表示入力装置10のX軸方向の補正値△Xと、Y軸方向
の補正値△Yとが記憶されている。座標変換部28は、
ペン制御部4から出力されているペン11が指示する座
標を補正値△X,△Yを用いて変換し、ペンカーソル表
示制御部27に出力する。ペンカーソル表示制御部27
は、座標変換部28から出力された変換された座標が、
X軸に平行なカーソル線31aとY軸に平行なカーソル
線31bとによって形成されるペンカーソル31の交点
となるように、ペンカーソル31の表示指示を表示合成
部25に出力する。表示合成部25は、CPU2の指示
によって画面表示制御部26が出力するデータと前述の
ペンカーソル31との表示を合成し、液晶表示装置12
に対して表示が行われる。
【0017】図形作成を行う場合には、前述の方法で認
識された変換座標が図形作成部5に出力され、図形作成
部5が図面表示制御部26に図形作成のための指示を出
力し、画面表示制御部26が図形作成部5の指示に従
い、表示合成部25に表示データを出力し、液晶表示装
置12に対して図形の作成が行われる。
識された変換座標が図形作成部5に出力され、図形作成
部5が図面表示制御部26に図形作成のための指示を出
力し、画面表示制御部26が図形作成部5の指示に従
い、表示合成部25に表示データを出力し、液晶表示装
置12に対して図形の作成が行われる。
【0018】図4は、本発明の一実施例の操作を説明す
るフローチャートの一例である。ステップs1では、ペ
ン11を用いて表示入力装置10上を指示するペン入力
が行われ、ステップs2ではペン11が指示している座
標(X,Y)がペン制御部4によって検出される。
るフローチャートの一例である。ステップs1では、ペ
ン11を用いて表示入力装置10上を指示するペン入力
が行われ、ステップs2ではペン11が指示している座
標(X,Y)がペン制御部4によって検出される。
【0019】ステップs3では、ペン制御部4が表示制
御部3内の座標変換部28に、ステップs2で検出され
た座標(X,Y)を出力し、座標変換部28は、誤差座
標バッファ29内に記憶されている補正値△X,△Yを
用いて座標(X,Y)の変換を行い、変換座標(X1,
Y1)を求める。変換座標値X1,Y1の求め方として
は、座標値X,Yに、対応する補正値△X,△Yを加え
たり、減じたりすることによって行われる。
御部3内の座標変換部28に、ステップs2で検出され
た座標(X,Y)を出力し、座標変換部28は、誤差座
標バッファ29内に記憶されている補正値△X,△Yを
用いて座標(X,Y)の変換を行い、変換座標(X1,
Y1)を求める。変換座標値X1,Y1の求め方として
は、座標値X,Yに、対応する補正値△X,△Yを加え
たり、減じたりすることによって行われる。
【0020】ステップs4では、座標変換部28から変
換が行われた座標(X1,Y1)がペンカーソル表示制
御部27に出力され、それに基づいてペンカーソル表示
制御部27はペンカーソル31を表示する座標などを算
出し、表示合成部25に出力する。ステップs5では、
表示合成部25において画面表示制御部26と前述のペ
ンカーソル表示制御部27から出力された表示が合成さ
れる。ステップs6では表示合成部25の指示に従い、
表示入力装置10に表示が行われる。
換が行われた座標(X1,Y1)がペンカーソル表示制
御部27に出力され、それに基づいてペンカーソル表示
制御部27はペンカーソル31を表示する座標などを算
出し、表示合成部25に出力する。ステップs5では、
表示合成部25において画面表示制御部26と前述のペ
ンカーソル表示制御部27から出力された表示が合成さ
れる。ステップs6では表示合成部25の指示に従い、
表示入力装置10に表示が行われる。
【0021】図5は、表示入力装置10を示す図であ
る。ペン11が表示入力装置10上の点Aを指示してい
る。従来では2点鎖線で示すように、X軸に平行なカー
ソル線30aとY軸に平行なカーソル線30bとによっ
て点Aを通るペンカーソル30が表示されている。しか
しながら本実施例に従えば、点Aの座標は、誤差座標バ
ッファ29に記憶されている補正値△X,△Yによって
変換されるため、点AがX軸方向に補正値△X、Y軸方
向に補正値ΔY移動した点Bを通る、X軸に平行なカー
ソル線31aとY軸に平行なカーソル線31bとによっ
て形成されるペンカーソル31が表示される。このた
め、ペンカーソル31の交点である点Bは、ペン11が
指示している点Aとは異なり、点Bはペン11に隠れる
ことなく、正確に点Bが示す位置を確認することができ
る。このため精度が要求される図形作成などの処理を高
精度で行うことができ、ワードプロセッサ1の使用性が
向上する。
る。ペン11が表示入力装置10上の点Aを指示してい
る。従来では2点鎖線で示すように、X軸に平行なカー
ソル線30aとY軸に平行なカーソル線30bとによっ
て点Aを通るペンカーソル30が表示されている。しか
しながら本実施例に従えば、点Aの座標は、誤差座標バ
ッファ29に記憶されている補正値△X,△Yによって
変換されるため、点AがX軸方向に補正値△X、Y軸方
向に補正値ΔY移動した点Bを通る、X軸に平行なカー
ソル線31aとY軸に平行なカーソル線31bとによっ
て形成されるペンカーソル31が表示される。このた
め、ペンカーソル31の交点である点Bは、ペン11が
指示している点Aとは異なり、点Bはペン11に隠れる
ことなく、正確に点Bが示す位置を確認することができ
る。このため精度が要求される図形作成などの処理を高
精度で行うことができ、ワードプロセッサ1の使用性が
向上する。
【0022】図6は、本発明の他の実施例であるワード
プロセッサ1aの電気的構成を示すブロック図であり、
図7は図6に示される表示制御部3aの電気的構成を示
すブロック図である。ワードプロセッサ1aは、前述の
ワードプロセッサ1と手書き入力部32が加えられたと
ころが異なっており、それに伴い表示制御部3とキーボ
ード9との構成が異なり、表示制御部3aとキーボード
9aとを有している。表示制御部3と表示制御部3aと
が異なる点は、表示制御部3aにはペンカーソル表示制
御部27と座標変換部28との間に座標切換部33が設
置されている点であり、キーボード9とキーボード9a
との異なる点は、キーボード9aには切換スイッチ9b
が設置されている点である。座標切換部33はペン制御
部4およびCPU2にもまた接続されている。
プロセッサ1aの電気的構成を示すブロック図であり、
図7は図6に示される表示制御部3aの電気的構成を示
すブロック図である。ワードプロセッサ1aは、前述の
ワードプロセッサ1と手書き入力部32が加えられたと
ころが異なっており、それに伴い表示制御部3とキーボ
ード9との構成が異なり、表示制御部3aとキーボード
9aとを有している。表示制御部3と表示制御部3aと
が異なる点は、表示制御部3aにはペンカーソル表示制
御部27と座標変換部28との間に座標切換部33が設
置されている点であり、キーボード9とキーボード9a
との異なる点は、キーボード9aには切換スイッチ9b
が設置されている点である。座標切換部33はペン制御
部4およびCPU2にもまた接続されている。
【0023】ワードプロセッサ1aには、前述のように
手書き入力部32が構成されており、手書き入力部32
を用いれば、表示入力装置10上をペン11でなぞるこ
とによってペン11の軌跡を液晶表示装置12上に表示
することが可能となる。この場合には前述のように座標
変換部28を用いて座標の変換を行えば、ペン11から
X軸方向に△X、Y軸方向に△Yだけ離れた位置にペン
11の軌跡が表示され、操作者は手書き入力に違和感を
感じる。このため手書き入力部32を用いて入力を行う
場合には、ペン11が指示する位置にペン11の軌跡を
表示することが好ましい。
手書き入力部32が構成されており、手書き入力部32
を用いれば、表示入力装置10上をペン11でなぞるこ
とによってペン11の軌跡を液晶表示装置12上に表示
することが可能となる。この場合には前述のように座標
変換部28を用いて座標の変換を行えば、ペン11から
X軸方向に△X、Y軸方向に△Yだけ離れた位置にペン
11の軌跡が表示され、操作者は手書き入力に違和感を
感じる。このため手書き入力部32を用いて入力を行う
場合には、ペン11が指示する位置にペン11の軌跡を
表示することが好ましい。
【0024】したがって本実施例においては、座標切換
部33を含み、キーボード9aの切換キー9bを用い
て、CPU2を介して座標切換部33を切換えることに
よって、座標変換部28において変換された座標(X
1,Y1)をペンカーソル表示制御部27に出力する
か、ペン制御部4から出力された座標(X,Y)を変換
することなく座標切換部33からペンカーソル表示制御
部27に出力するかを切換えることができる。このため
手書き入力を行う際にはペン11が指示している位置に
表示を行うことができ、手書き入力が違和感なく容易に
行え、使用性が向上する。
部33を含み、キーボード9aの切換キー9bを用い
て、CPU2を介して座標切換部33を切換えることに
よって、座標変換部28において変換された座標(X
1,Y1)をペンカーソル表示制御部27に出力する
か、ペン制御部4から出力された座標(X,Y)を変換
することなく座標切換部33からペンカーソル表示制御
部27に出力するかを切換えることができる。このため
手書き入力を行う際にはペン11が指示している位置に
表示を行うことができ、手書き入力が違和感なく容易に
行え、使用性が向上する。
【0025】図8は前述したように本発明の前提となる
構成を示す図であって、従来技術および実施例で共に用
いる。図8は、図6に示されるワードプロセッサ1aの
表示例を示している。座標切換部33で変換が行われて
いないペン11が指示している点C位置に、カーソル3
0を表示するように切換スイッチ9bを用いて選択を行
えば、図4に示されるカーソル31ではなく、ペン11
が指示している点Cを通るカーソル30が表示される。
構成を示す図であって、従来技術および実施例で共に用
いる。図8は、図6に示されるワードプロセッサ1aの
表示例を示している。座標切換部33で変換が行われて
いないペン11が指示している点C位置に、カーソル3
0を表示するように切換スイッチ9bを用いて選択を行
えば、図4に示されるカーソル31ではなく、ペン11
が指示している点Cを通るカーソル30が表示される。
【0026】以上のように本実施例によれば、ペン11
で指示した点Aから補正を行った点B位置にペンカーソ
ル31が表示されるため、繊細な指示が要求される図形
作成などの操作の精度が向上し、ワードプロセッサ1,
1aの使用性が向上する。また、表示制御部3a内に座
標切換部33を設けることによって、ペン制御部4から
出力される座標をそのまま用いることもでき、手書き入
力などの操作が行いやすく、ワードプロセッサ1aの使
用性が向上する。
で指示した点Aから補正を行った点B位置にペンカーソ
ル31が表示されるため、繊細な指示が要求される図形
作成などの操作の精度が向上し、ワードプロセッサ1,
1aの使用性が向上する。また、表示制御部3a内に座
標切換部33を設けることによって、ペン制御部4から
出力される座標をそのまま用いることもでき、手書き入
力などの操作が行いやすく、ワードプロセッサ1aの使
用性が向上する。
【0027】以上の実施例においては、図形の作成や手
書き入力を行う場合について説明したけれども、ペン1
1を用いて指示する操作はこれには限られず、表示入力
装置10上に表示される矩形のキーを指示して、それぞ
れの命令を実行させることも可能である。前述の矩形の
キーをは、たとえば表示入力装置10の上部に複数個容
易されており、それぞれの領域をペン11で指示するこ
とによって、さらに細かいメニュが液晶表示装置12の
下方に向かって複数個表示される、いわゆるプルダウン
メニュのようなものであってもよい。座標切換部33の
切換えはキーボード9aの切換キー9bを用いて行った
けれどもこれには限られず、手書き入力を行うことを示
す命令を入力すれば、自動的に切換えるようにしてもよ
く、また前述の表示されたキーやプルダウンメニュを用
いて切換えを行ってもよい。またペン11で指示する表
示入力装置10上の表示内容としては、写真などドット
で表される表示に対しても以上の操作は可能である。ま
た図2にタッチパネル13の構成を示したけれどもこれ
は一例であり、他の構成を用いても同様な効果を得るこ
とができる。表示は液晶表示装置12を用いたけれど
も、これには限らない。また、本実施例ではワードプロ
セッサ1,1aについて説明したけれども、パーソナル
コンピュータなど、広い範囲に用いることができる。
書き入力を行う場合について説明したけれども、ペン1
1を用いて指示する操作はこれには限られず、表示入力
装置10上に表示される矩形のキーを指示して、それぞ
れの命令を実行させることも可能である。前述の矩形の
キーをは、たとえば表示入力装置10の上部に複数個容
易されており、それぞれの領域をペン11で指示するこ
とによって、さらに細かいメニュが液晶表示装置12の
下方に向かって複数個表示される、いわゆるプルダウン
メニュのようなものであってもよい。座標切換部33の
切換えはキーボード9aの切換キー9bを用いて行った
けれどもこれには限られず、手書き入力を行うことを示
す命令を入力すれば、自動的に切換えるようにしてもよ
く、また前述の表示されたキーやプルダウンメニュを用
いて切換えを行ってもよい。またペン11で指示する表
示入力装置10上の表示内容としては、写真などドット
で表される表示に対しても以上の操作は可能である。ま
た図2にタッチパネル13の構成を示したけれどもこれ
は一例であり、他の構成を用いても同様な効果を得るこ
とができる。表示は液晶表示装置12を用いたけれど
も、これには限らない。また、本実施例ではワードプロ
セッサ1,1aについて説明したけれども、パーソナル
コンピュータなど、広い範囲に用いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、位置指定
手段によって指定された座標を補正手段が補正データを
用いて補正し、補正された座標位置を、位置指定手段が
指定する位置とする。このため補正された座標位置にカ
ーソルが表示される。したがってカーソルを位置指定手
段が指定する位置から離して表示することができ、位置
指定手段によってカーソル位置が覆われることがなくな
り、データ処理装置の使用性が向上する。
手段によって指定された座標を補正手段が補正データを
用いて補正し、補正された座標位置を、位置指定手段が
指定する位置とする。このため補正された座標位置にカ
ーソルが表示される。したがってカーソルを位置指定手
段が指定する位置から離して表示することができ、位置
指定手段によってカーソル位置が覆われることがなくな
り、データ処理装置の使用性が向上する。
【0029】また本発明によれば、位置指定手段が指定
する位置を指定位置とするか、位置指定手段が指定して
いる位置を補正データを用いて補正した位置を指定位置
とするかを選択することができ、データ処理装置の使用
性が向上する。
する位置を指定位置とするか、位置指定手段が指定して
いる位置を補正データを用いて補正した位置を指定位置
とするかを選択することができ、データ処理装置の使用
性が向上する。
【図1】本発明の一実施例であるワードプロセッサ1の
電気的構成を示すブロック図である。
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】表示装置10に設けられる表示入力装置10の
断面図である。
断面図である。
【図3】図1に示される表示制御部3の電気的構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の操作を説明するフローチャ
ートの一例である。
ートの一例である。
【図5】表示入力装置10を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例であるワードプロセッサ1
aの電気的構成を示すブロック図である。
aの電気的構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示される表示制御部3aの電気的構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】本発明の前提となる構成を示す図である。
1,1a ワードプロセッサ 2 中央処理装置 3,3a 表示制御部 4 ペン制御部 10 表示入力装置 11 ペン 12 液晶表示装置 13 タッチパネル 27 ペンカーソル表示制御部 28 座標変換部 29 誤差座標バッファ 30,31 ペンカーソル 33 座標切換部
Claims (2)
- 【請求項1】 表示走査によって表示を行う表示手段
と、 表示手段に関連して設けられ、与えられる物理作用の作
用位置を検知して、当該作用位置の座標信号を出力する
位置検知手段と、 位置検知手段に前記物理作用を及ぼして作用位置を指定
する位置指定手段と、 位置検知手段から出力される座標信号を補正するための
補正データを記憶する記憶手段と、 位置検知手段から出力される座標信号を、記憶手段に記
憶されている補正データを用いて補正する補正手段と、 補正手段に基づく表示手段の表示位置にカーソルを表示
するカーソル表示制御手段とを含むことを特徴とするデ
ータ処理装置。 - 【請求項2】 補正手段により補正された座標信号ある
いは位置検知手段からの座標信号のいずれか一方を選択
してカーソル表示制御手段に出力する補正選択手段を含
むことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18127392A JPH0628100A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18127392A JPH0628100A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628100A true JPH0628100A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16097818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18127392A Pending JPH0628100A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628100A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007536666A (ja) * | 2004-05-03 | 2007-12-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ユーザと対話するためのグラフィック・ユーザ・インタフェース、システム、方法及びコンピュータプログラム |
JP5713180B2 (ja) * | 2008-10-24 | 2015-05-07 | 日本電気株式会社 | 検知領域がディスプレイの表示領域よりも小さくても同等時のように動作するタッチパネル装置 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP18127392A patent/JPH0628100A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007536666A (ja) * | 2004-05-03 | 2007-12-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ユーザと対話するためのグラフィック・ユーザ・インタフェース、システム、方法及びコンピュータプログラム |
JP5713180B2 (ja) * | 2008-10-24 | 2015-05-07 | 日本電気株式会社 | 検知領域がディスプレイの表示領域よりも小さくても同等時のように動作するタッチパネル装置 |
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