JPH0628097A - 座標入力装置 - Google Patents
座標入力装置Info
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- JPH0628097A JPH0628097A JP4182325A JP18232592A JPH0628097A JP H0628097 A JPH0628097 A JP H0628097A JP 4182325 A JP4182325 A JP 4182325A JP 18232592 A JP18232592 A JP 18232592A JP H0628097 A JPH0628097 A JP H0628097A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- movement
- input device
- rotation amount
- coordinate input
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソフトウェアに頼らずに正確に水平方向、垂
直方向の直線を引けるようにする。キャラクタカーソル
並みの精度の高い座標移動を可能にする。線幅の指定を
容易化する。 【構成】 X方向回転量ロックスイッチ9またはY方向
回転量ロックスイッチ10を押し操作するとパルス抑制
回路16はX方向移動量検出用エンコーダ4またはY方
向移動量検出用エンコーダ5からのX方向またはY方向
の回転量信号値の増減を禁止して操作時の信号値にロッ
クする。静止状態でカーソル移動スイッチ15を操作す
ると1キャラクタ分を単位とするX方向回転量信号、Y
方向移動信号が出力される。Z方向スイッチボタン13
の操作によりZ方向移動量検出用エンコーダ11を回転
させてその回転量に応じて線幅を微調整する。
直方向の直線を引けるようにする。キャラクタカーソル
並みの精度の高い座標移動を可能にする。線幅の指定を
容易化する。 【構成】 X方向回転量ロックスイッチ9またはY方向
回転量ロックスイッチ10を押し操作するとパルス抑制
回路16はX方向移動量検出用エンコーダ4またはY方
向移動量検出用エンコーダ5からのX方向またはY方向
の回転量信号値の増減を禁止して操作時の信号値にロッ
クする。静止状態でカーソル移動スイッチ15を操作す
ると1キャラクタ分を単位とするX方向回転量信号、Y
方向移動信号が出力される。Z方向スイッチボタン13
の操作によりZ方向移動量検出用エンコーダ11を回転
させてその回転量に応じて線幅を微調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CAD,CAM,D
TPなどのコンピュータ応用システムにおいて用いられ
る座標入力装置に関するものである。
TPなどのコンピュータ応用システムにおいて用いられ
る座標入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の座標入力装置を示す。図の
(a)は側面図、(b)は概略的底面図である。この座
標入力装置は一般的にマウスと称されているものであ
る。図において、1は座標入力装置本体、2,3はトリ
ガ用のスイッチボタン、4はX方向への移動量を検出す
るロータリエンコーダ、5はY方向への移動量を検出す
るロータリエンコーダ、6は机上など接触面との摩擦に
より回転して各ロータリエンコーダ4,5を回転させる
回転ユニット(ボール)、7は回転ユニット支え、8は
信号用ケーブルである。
(a)は側面図、(b)は概略的底面図である。この座
標入力装置は一般的にマウスと称されているものであ
る。図において、1は座標入力装置本体、2,3はトリ
ガ用のスイッチボタン、4はX方向への移動量を検出す
るロータリエンコーダ、5はY方向への移動量を検出す
るロータリエンコーダ、6は机上など接触面との摩擦に
より回転して各ロータリエンコーダ4,5を回転させる
回転ユニット(ボール)、7は回転ユニット支え、8は
信号用ケーブルである。
【0003】座標入力装置本体1を手に持って机上でX
方向(左右方向)またはY方向(上下方向)あるいは斜
め方向に動かすと、摩擦によって回転ユニット6が回転
し、それに伴ってX方向移動量検出用エンコーダ4とY
方向移動量検出用エンコーダ5とが互いに独立して回転
し、各々所定角度回転ごとにパルス信号を出力する。
方向(左右方向)またはY方向(上下方向)あるいは斜
め方向に動かすと、摩擦によって回転ユニット6が回転
し、それに伴ってX方向移動量検出用エンコーダ4とY
方向移動量検出用エンコーダ5とが互いに独立して回転
し、各々所定角度回転ごとにパルス信号を出力する。
【0004】そのパルス信号は信号用ケーブル8を介し
てコンピュータ本体に伝えられる。コンピュータ本体
は、座標入力装置本体1の移動方向と移動速度とを判定
し、マウスカーソルをその移動方向と移動速度に基づい
てディスプレイ上で同期して動かす。移動速度は単位時
間当たりに発生するパルス数に基づいて演算される。
てコンピュータ本体に伝えられる。コンピュータ本体
は、座標入力装置本体1の移動方向と移動速度とを判定
し、マウスカーソルをその移動方向と移動速度に基づい
てディスプレイ上で同期して動かす。移動速度は単位時
間当たりに発生するパルス数に基づいて演算される。
【0005】図4にトラックボールと称される別のタイ
プの座標入力装置を示す。図の(a)は概略的正面図、
(b)は平面図である。図において、11は座標入力装
置本体、12,13はトリガ用のスイッチボタン、14
はX方向への移動量を検出するロータリエンコーダ、1
5はY方向への移動量を検出するロータリエンコーダ、
16はオペレータが指先で触れて回すことにより各ロー
タリエンコーダ14,15を回転させる回転ユニット
(ボール)である。このタイプの場合は、座標入力装置
本体11は位置固定であって、その操作上、机上で動か
す必要がないので、スペース的に有利である。動作的に
は図3のマウスと同様である。
プの座標入力装置を示す。図の(a)は概略的正面図、
(b)は平面図である。図において、11は座標入力装
置本体、12,13はトリガ用のスイッチボタン、14
はX方向への移動量を検出するロータリエンコーダ、1
5はY方向への移動量を検出するロータリエンコーダ、
16はオペレータが指先で触れて回すことにより各ロー
タリエンコーダ14,15を回転させる回転ユニット
(ボール)である。このタイプの場合は、座標入力装置
本体11は位置固定であって、その操作上、机上で動か
す必要がないので、スペース的に有利である。動作的に
は図3のマウスと同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の座標入力装置は
以上のように構成されており、マウスカーソルの移動操
作はオペレータの勘に頼ったアナログ的なものであっ
た。そのため、例えばX方向にのみ沿ってマウスカーソ
ルを移動させたりY方向にのみ沿ってマウスカーソルを
移動させることにより、表示画面上で正確に水平方向に
沿った直線を引いたり正確に垂直方向に沿った直線を引
いたりすることは困難であった。
以上のように構成されており、マウスカーソルの移動操
作はオペレータの勘に頼ったアナログ的なものであっ
た。そのため、例えばX方向にのみ沿ってマウスカーソ
ルを移動させたりY方向にのみ沿ってマウスカーソルを
移動させることにより、表示画面上で正確に水平方向に
沿った直線を引いたり正確に垂直方向に沿った直線を引
いたりすることは困難であった。
【0007】このような場合には、ソフトウェアにおい
て、正確に水平方向または垂直方向で直線を引くための
プログラミングとしてY方向移動量検出用エンコーダ5
またはX方向移動量検出用エンコーダ4から入力したパ
ルス信号を無視するという処理を行うようにしている。
しかし、そのようなプログラミングをしていないソフト
ウェアも多く、その場合には水平方向または垂直方向に
正確に直線を引くことができなかった。
て、正確に水平方向または垂直方向で直線を引くための
プログラミングとしてY方向移動量検出用エンコーダ5
またはX方向移動量検出用エンコーダ4から入力したパ
ルス信号を無視するという処理を行うようにしている。
しかし、そのようなプログラミングをしていないソフト
ウェアも多く、その場合には水平方向または垂直方向に
正確に直線を引くことができなかった。
【0008】また、毛筆の文字や3D(三次元)の線画
の奥行き方向の線のように一つの線において線幅が無段
階的に変化するような文字や線を描く場合に、スイッチ
ボタンを押す時間で線幅を指定するようになっていた
が、時間を感覚的に把握するのは非常に困難なものであ
り、思い通りに線幅を変化させる状態で文字や線を描く
ことはむずかしいものであった。
の奥行き方向の線のように一つの線において線幅が無段
階的に変化するような文字や線を描く場合に、スイッチ
ボタンを押す時間で線幅を指定するようになっていた
が、時間を感覚的に把握するのは非常に困難なものであ
り、思い通りに線幅を変化させる状態で文字や線を描く
ことはむずかしいものであった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために創案されたものであって、ソフトウェアに頼る
ことなく正確に水平方向、垂直方向に直線を引くことが
できる座標入力装置を得ることを第一の目的とする。ま
た、カーソル移動キーと同様にキャラクタカーソル並み
の精度の高い座標移動を可能にすることを第二の目的と
する。さらに、線幅を容易に指定することができる座標
入力装置を得ることを第三の目的とする。
るために創案されたものであって、ソフトウェアに頼る
ことなく正確に水平方向、垂直方向に直線を引くことが
できる座標入力装置を得ることを第一の目的とする。ま
た、カーソル移動キーと同様にキャラクタカーソル並み
の精度の高い座標移動を可能にすることを第二の目的と
する。さらに、線幅を容易に指定することができる座標
入力装置を得ることを第三の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第一の座
標入力装置は、回転ユニットのX方向およびY方向の回
転量を示す信号を互いに独立して出力する座標入力装置
であって、マニュアル操作によりX方向回転量信号値の
増減を禁止して操作時点の信号値にロックする手段と、
マニュアル操作によりY方向回転量信号値の増減を禁止
して操作時点の信号値にロックする手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
標入力装置は、回転ユニットのX方向およびY方向の回
転量を示す信号を互いに独立して出力する座標入力装置
であって、マニュアル操作によりX方向回転量信号値の
増減を禁止して操作時点の信号値にロックする手段と、
マニュアル操作によりY方向回転量信号値の増減を禁止
して操作時点の信号値にロックする手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0011】また、この発明に係る第二の座標入力装置
は、回転ユニットのX方向およびY方向の回転量を示す
信号を互いに独立して出力する座標入力装置であって、
前記回転ユニットの静止状態でのマニュアル操作により
X方向移動信号を出力する手段と、同じ状態でのマニュ
アル操作によりY方向移動信号を出力する手段とを備え
たことを特徴とするものである。
は、回転ユニットのX方向およびY方向の回転量を示す
信号を互いに独立して出力する座標入力装置であって、
前記回転ユニットの静止状態でのマニュアル操作により
X方向移動信号を出力する手段と、同じ状態でのマニュ
アル操作によりY方向移動信号を出力する手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0012】さらに、本発明に係る第三の座標入力装置
は、回転ユニットのX方向およびY方向の回転量を示す
信号を互いに独立して出力する座標入力装置であって、
マニュアル操作によりZ方向移動信号を出力する手段を
備えたことを特徴とするものである。
は、回転ユニットのX方向およびY方向の回転量を示す
信号を互いに独立して出力する座標入力装置であって、
マニュアル操作によりZ方向移動信号を出力する手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】第一の座標入力装置によれば、X方向回転量の
信号値をロックしたときは回転ユニットがX方向に回転
したとしてもY方向回転量信号しか出力しないので正確
に垂直方向に沿った直線を引くことができる。逆に、Y
方向回転量の信号値をロックしたときは回転ユニットが
Y方向に回転してもX方向回転量信号しか出力せず正確
に水平方向に沿って直線を引くことができる。
信号値をロックしたときは回転ユニットがX方向に回転
したとしてもY方向回転量信号しか出力しないので正確
に垂直方向に沿った直線を引くことができる。逆に、Y
方向回転量の信号値をロックしたときは回転ユニットが
Y方向に回転してもX方向回転量信号しか出力せず正確
に水平方向に沿って直線を引くことができる。
【0014】第二の座標入力装置によれば、回転ユニッ
トを静止させた状態で、X方向移動信号を出力させると
1キャラクタ分を単位としてカーソルをX方向に移動さ
せることができ、Y方向回転量信号を出力させると同様
に1キャラクタ分を単位としてカーソルをY方向に移動
させることができる。
トを静止させた状態で、X方向移動信号を出力させると
1キャラクタ分を単位としてカーソルをX方向に移動さ
せることができ、Y方向回転量信号を出力させると同様
に1キャラクタ分を単位としてカーソルをY方向に移動
させることができる。
【0015】第三の座標入力装置はマニュアル操作によ
りZ方向移動信号を出力させるものであるが、Z方向で
の正方向操作と負方向操作との別により線幅を太い側に
シフトさせたり細い側にシフトさせたりすることが可能
になるとともに、Z方向での移動量に応じて線幅の大小
を微調整することができる。
りZ方向移動信号を出力させるものであるが、Z方向で
の正方向操作と負方向操作との別により線幅を太い側に
シフトさせたり細い側にシフトさせたりすることが可能
になるとともに、Z方向での移動量に応じて線幅の大小
を微調整することができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0017】図1の(a)はこの発明の一実施例に係る
座標入力装置(マウス)の概略的側面図、(b)は概略
的底面図、(c)は概略的平面図である。図において、
1は座標入力装置本体、2,3はトリガ用のスイッチボ
タン、4はX方向への移動量を検出するロータリエンコ
ーダ、5はY方向への移動量を検出するロータリエンコ
ーダ、6は机上など接触面との摩擦により回転して各ロ
ータリエンコーダ4,5を回転させる回転ユニット(ボ
ール)、7は回転ユニット支え、8は信号用ケーブルで
ある。机上で座標入力装置本体1をX方向またはY方向
あるいは斜め方向に移動させると摩擦により回転ユニッ
ト6が回転する。X方向移動量検出用エンコーダ4は回
転ユニット6のX方向回転量信号を出力し、Y方向移動
量検出用エンコーダ5は回転ユニット6のY方向回転量
信号を出力する。これらX方向回転量信号とY方向回転
量信号とは互いに独立した状態で信号用ケーブル8を介
してコンピュータ本体に送出される。いずれも回転ユニ
ット6の所定角度回転ごとにパルス信号を出力する。
座標入力装置(マウス)の概略的側面図、(b)は概略
的底面図、(c)は概略的平面図である。図において、
1は座標入力装置本体、2,3はトリガ用のスイッチボ
タン、4はX方向への移動量を検出するロータリエンコ
ーダ、5はY方向への移動量を検出するロータリエンコ
ーダ、6は机上など接触面との摩擦により回転して各ロ
ータリエンコーダ4,5を回転させる回転ユニット(ボ
ール)、7は回転ユニット支え、8は信号用ケーブルで
ある。机上で座標入力装置本体1をX方向またはY方向
あるいは斜め方向に移動させると摩擦により回転ユニッ
ト6が回転する。X方向移動量検出用エンコーダ4は回
転ユニット6のX方向回転量信号を出力し、Y方向移動
量検出用エンコーダ5は回転ユニット6のY方向回転量
信号を出力する。これらX方向回転量信号とY方向回転
量信号とは互いに独立した状態で信号用ケーブル8を介
してコンピュータ本体に送出される。いずれも回転ユニ
ット6の所定角度回転ごとにパルス信号を出力する。
【0018】9はこれを押し操作したときに回転ユニッ
ト6がX方向に回転していてもX方向回転量の増減を禁
止して操作時点の信号値にロックするX方向回転量ロッ
クスイッチ、10はこれを押し操作したときに回転ユニ
ット6がY方向に回転していてもY方向回転量の増減を
禁止して操作時点の信号値にロックするY方向回転量ロ
ックスイッチ、11はZ方向への移動量を検出するロー
タリエンコーダ、12は上下動によりZ方向移動量検出
用エンコーダ11を正逆回転させる操作ロッド、13は
操作ロッド12を押し下げるZ方向スイッチボタン、1
4は操作ロッド12を上方へ付勢する原点復帰スプリン
グである。15は回転ユニット6の静止状態での押し操
作によりキーボード(図示せず)におけるカーソル移動
キーと同様にX方向移動信号、Y方向移動信号を出力す
るカーソル移動スイッチであり、15a1 はX正方向移
動、15a2 はX負方向移動、15b1 はY正方向移
動、15b2 はY負方向移動、15c1 はX正Y正方向
移動、15c2 はX負Y正方向移動、15c3 はX負Y
負方向移動、15c4 はX正Y負方向移動をそれぞれ司
るカーソル移動スイッチである。
ト6がX方向に回転していてもX方向回転量の増減を禁
止して操作時点の信号値にロックするX方向回転量ロッ
クスイッチ、10はこれを押し操作したときに回転ユニ
ット6がY方向に回転していてもY方向回転量の増減を
禁止して操作時点の信号値にロックするY方向回転量ロ
ックスイッチ、11はZ方向への移動量を検出するロー
タリエンコーダ、12は上下動によりZ方向移動量検出
用エンコーダ11を正逆回転させる操作ロッド、13は
操作ロッド12を押し下げるZ方向スイッチボタン、1
4は操作ロッド12を上方へ付勢する原点復帰スプリン
グである。15は回転ユニット6の静止状態での押し操
作によりキーボード(図示せず)におけるカーソル移動
キーと同様にX方向移動信号、Y方向移動信号を出力す
るカーソル移動スイッチであり、15a1 はX正方向移
動、15a2 はX負方向移動、15b1 はY正方向移
動、15b2 はY負方向移動、15c1 はX正Y正方向
移動、15c2 はX負Y正方向移動、15c3 はX負Y
負方向移動、15c4 はX正Y負方向移動をそれぞれ司
るカーソル移動スイッチである。
【0019】図2は上記実施例の座標入力装置の電気的
構成を示すブロック線図である。図において、16はパ
ルス抑制回路、17は8方向移動信号発生回路、18は
通信回路である。パルス抑制回路16は、X方向回転量
ロックスイッチ9の押し下げによるX方向ロック信号S
X を入力したときはX方向移動量検出用エンコーダ4か
らの回転量信号値の増減を禁止して押し下げ時の信号値
をロックして出力するとともに、Y方向回転量ロックス
イッチ10の押し下げによるY方向ロック信号SY を入
力したときはY方向移動量検出用エンコーダ5からの回
転量信号値の増減を禁止して押し下げ時の信号値をロッ
クして出力するものである。X方向回転量ロックスイッ
チ9が操作されていないとき、X方向移動量検出用エン
コーダ4からの回転量信号はパルス抑制回路16をその
まま通過する。同様に、Y方向回転量ロックスイッチ1
0が操作されていないとき、Y方向移動量検出用エンコ
ーダ5からの回転量信号はパルス抑制回路16をそのま
ま通過する。通信回路18は、パルス抑制回路16から
の回転量信号、Z方向移動量検出用エンコーダ11から
の回転量信号、8方向移動信号発生回路17からのパル
ス信号、トリガ用スイッチボタン2,3からのトリガ信
号を信号用ケーブル8を介してコンピュータ本体に送出
するものである。
構成を示すブロック線図である。図において、16はパ
ルス抑制回路、17は8方向移動信号発生回路、18は
通信回路である。パルス抑制回路16は、X方向回転量
ロックスイッチ9の押し下げによるX方向ロック信号S
X を入力したときはX方向移動量検出用エンコーダ4か
らの回転量信号値の増減を禁止して押し下げ時の信号値
をロックして出力するとともに、Y方向回転量ロックス
イッチ10の押し下げによるY方向ロック信号SY を入
力したときはY方向移動量検出用エンコーダ5からの回
転量信号値の増減を禁止して押し下げ時の信号値をロッ
クして出力するものである。X方向回転量ロックスイッ
チ9が操作されていないとき、X方向移動量検出用エン
コーダ4からの回転量信号はパルス抑制回路16をその
まま通過する。同様に、Y方向回転量ロックスイッチ1
0が操作されていないとき、Y方向移動量検出用エンコ
ーダ5からの回転量信号はパルス抑制回路16をそのま
ま通過する。通信回路18は、パルス抑制回路16から
の回転量信号、Z方向移動量検出用エンコーダ11から
の回転量信号、8方向移動信号発生回路17からのパル
ス信号、トリガ用スイッチボタン2,3からのトリガ信
号を信号用ケーブル8を介してコンピュータ本体に送出
するものである。
【0020】座標入力装置本体1を手に持って机上でX
方向(左右方向)またはY方向(上下方向)あるいは斜
め方向に動かすと、摩擦によって回転ユニット6が回転
し、それに伴ってX方向移動量検出用エンコーダ4とY
方向移動量検出用エンコーダ5とが互いに独立して回転
し、各々所定角度回転ごとにパルス信号を出力する。
方向(左右方向)またはY方向(上下方向)あるいは斜
め方向に動かすと、摩擦によって回転ユニット6が回転
し、それに伴ってX方向移動量検出用エンコーダ4とY
方向移動量検出用エンコーダ5とが互いに独立して回転
し、各々所定角度回転ごとにパルス信号を出力する。
【0021】そのパルス信号である回転量信号は、X方
向回転量ロックスイッチ9やY方向回転量ロックスイッ
チ10が押し操作されていない状態ではパルス抑制回路
16をスルーし、通信回路18から信号用ケーブル8を
介してコンピュータ本体に伝えられる。コンピュータ本
体は、座標入力装置本体1の移動方向と移動速度とを判
定し、マウスカーソルをその移動方向と移動速度に基づ
いてディスプレイ上で同期して動かす。移動速度は単位
時間当たりに発生するパルス数に基づいて演算される。
向回転量ロックスイッチ9やY方向回転量ロックスイッ
チ10が押し操作されていない状態ではパルス抑制回路
16をスルーし、通信回路18から信号用ケーブル8を
介してコンピュータ本体に伝えられる。コンピュータ本
体は、座標入力装置本体1の移動方向と移動速度とを判
定し、マウスカーソルをその移動方向と移動速度に基づ
いてディスプレイ上で同期して動かす。移動速度は単位
時間当たりに発生するパルス数に基づいて演算される。
【0022】ディスプレイ上でマウスカーソルを正確に
垂直方向に移動させようとするときは、X方向回転量ロ
ックスイッチ9を押し操作する。すると、X方向ロック
信号SX がパルス抑制回路16に入力され、X方向移動
量検出用エンコーダ4からの回転量信号値が操作時の信
号値にロックされるため、手振れなどで回転ユニット6
が実際にはX方向で回転したとしても、X方向回転量信
号値の増減がなくなり、パルス抑制回路16からはY方
向移動量検出用エンコーダ5の回転量に応じたパルス信
号が出力されるようになるため、マウスカーソルを垂直
方向にのみ移動させることができる。また、マウスカー
ソルを正確に水平方向に移動させようとするときは、Y
方向回転量ロックスイッチ10を押し操作する。する
と、Y方向ロック信号SY がパルス抑制回路16に入力
され、Y方向移動量検出用エンコーダ5からの回転量信
号値が操作時の信号値にロックされるため、手振れなど
で回転ユニット6が実際にはY方向で回転したとして
も、Y方向回転量信号値の増減がなくなり、パルス抑制
回路16からはX方向移動量検出用エンコーダ4の回転
量に応じたパルス信号が出力されるようになるため、マ
ウスカーソルを水平方向にのみ移動させることができ
る。
垂直方向に移動させようとするときは、X方向回転量ロ
ックスイッチ9を押し操作する。すると、X方向ロック
信号SX がパルス抑制回路16に入力され、X方向移動
量検出用エンコーダ4からの回転量信号値が操作時の信
号値にロックされるため、手振れなどで回転ユニット6
が実際にはX方向で回転したとしても、X方向回転量信
号値の増減がなくなり、パルス抑制回路16からはY方
向移動量検出用エンコーダ5の回転量に応じたパルス信
号が出力されるようになるため、マウスカーソルを垂直
方向にのみ移動させることができる。また、マウスカー
ソルを正確に水平方向に移動させようとするときは、Y
方向回転量ロックスイッチ10を押し操作する。する
と、Y方向ロック信号SY がパルス抑制回路16に入力
され、Y方向移動量検出用エンコーダ5からの回転量信
号値が操作時の信号値にロックされるため、手振れなど
で回転ユニット6が実際にはY方向で回転したとして
も、Y方向回転量信号値の増減がなくなり、パルス抑制
回路16からはX方向移動量検出用エンコーダ4の回転
量に応じたパルス信号が出力されるようになるため、マ
ウスカーソルを水平方向にのみ移動させることができ
る。
【0023】このように、座標入力装置(マウス)自体
においてX方向回転量信号値またはY方向回転量信号値
をロックしてしまうように構成したので、CAD,CA
M,DTPなどのコンピュータ応用システムにおいてソ
フトウェアに頼ることなく、正確な水平方向、垂直方向
の直線を引くことができるようになる。なお、X方向回
転量ロックスイッチ9とY方向回転量ロックスイッチ1
0とを同時に操作したときに、X方向回転量値もY方向
回転量信号値もともにロックするように構成すれば、座
標入力装置本体1を持ち上げずに机上ですべらせてもマ
ウスカーソルの移動を禁止することができて便利であ
る。
においてX方向回転量信号値またはY方向回転量信号値
をロックしてしまうように構成したので、CAD,CA
M,DTPなどのコンピュータ応用システムにおいてソ
フトウェアに頼ることなく、正確な水平方向、垂直方向
の直線を引くことができるようになる。なお、X方向回
転量ロックスイッチ9とY方向回転量ロックスイッチ1
0とを同時に操作したときに、X方向回転量値もY方向
回転量信号値もともにロックするように構成すれば、座
標入力装置本体1を持ち上げずに机上ですべらせてもマ
ウスカーソルの移動を禁止することができて便利であ
る。
【0024】次に、カーソル移動スイッチ15の使い方
について説明する。座標入力装置本体1つまり回転ユニ
ット6の静止状態において、カーソル移動スイッチ15
のいずれかを押し操作すると、それに対応した方向のパ
ルス信号が8方向移動信号発生回路17から出力され
る。X方向移動スイッチ15a1 ,15a2 またはY方
向移動スイッチ15b1 ,15b2 を操作したときは、
ディスプレイ上でマウスカーソルを1キャラクタ分を単
位としてX方向またはY方向に移動させることができ
る。斜め方向移動スイッチ15c1 〜15c4 を操作し
たときは、ディスプレイ上で対応する方向にマウスカー
ソルをX方向に1キャラクタ分、Y方向に1キャラクタ
分ずつ移動させることができる。いずれにしても、その
移動量は1キャラクタ分が単位となり、キャラクタカー
ソル並みに精度の高い座標移動が可能となる。なお、い
ずれのカーソル移動スイッチ15も押し続けるときはマ
ウスカーソルを連続移動させることができる。
について説明する。座標入力装置本体1つまり回転ユニ
ット6の静止状態において、カーソル移動スイッチ15
のいずれかを押し操作すると、それに対応した方向のパ
ルス信号が8方向移動信号発生回路17から出力され
る。X方向移動スイッチ15a1 ,15a2 またはY方
向移動スイッチ15b1 ,15b2 を操作したときは、
ディスプレイ上でマウスカーソルを1キャラクタ分を単
位としてX方向またはY方向に移動させることができ
る。斜め方向移動スイッチ15c1 〜15c4 を操作し
たときは、ディスプレイ上で対応する方向にマウスカー
ソルをX方向に1キャラクタ分、Y方向に1キャラクタ
分ずつ移動させることができる。いずれにしても、その
移動量は1キャラクタ分が単位となり、キャラクタカー
ソル並みに精度の高い座標移動が可能となる。なお、い
ずれのカーソル移動スイッチ15も押し続けるときはマ
ウスカーソルを連続移動させることができる。
【0025】毛筆の文字や3Dの線画の奥行き方向の線
のように一つの線において線幅が無段階的に変化する文
字や線を描く場合には、Z方向スイッチボタン13を押
し操作する。Z方向スイッチボタン13の押し下げによ
り操作ロッド12を介してZ方向移動量検出用エンコー
ダ11が回転する。Z方向スイッチボタン13の押し下
げ量に比例してZ方向移動量検出用エンコーダ11の回
転量信号値が増大する。Z方向スイッチボタン13に対
する押し下げ力を減少すると原点復帰スプリング14が
操作ロッド12を押し上げるため、Z方向移動量検出用
エンコーダ11が逆方向に回転し、回転量信号値が減少
する。コンピュータ本体はこのように増減するZ方向移
動信号値に応じて線幅を無段階的に太くしたり細くした
りする。
のように一つの線において線幅が無段階的に変化する文
字や線を描く場合には、Z方向スイッチボタン13を押
し操作する。Z方向スイッチボタン13の押し下げによ
り操作ロッド12を介してZ方向移動量検出用エンコー
ダ11が回転する。Z方向スイッチボタン13の押し下
げ量に比例してZ方向移動量検出用エンコーダ11の回
転量信号値が増大する。Z方向スイッチボタン13に対
する押し下げ力を減少すると原点復帰スプリング14が
操作ロッド12を押し上げるため、Z方向移動量検出用
エンコーダ11が逆方向に回転し、回転量信号値が減少
する。コンピュータ本体はこのように増減するZ方向移
動信号値に応じて線幅を無段階的に太くしたり細くした
りする。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る第一の座
標入力装置によれば、X方向回転量信号値とY方向回転
量信号値とを個別的にロックするようにしたので、CA
D,CAM,DTPなどのコンピュータ応用システムに
おいてソフトウェアに頼ることなく、正確な水平方向、
垂直方向の直線を引くことができるようになる。
標入力装置によれば、X方向回転量信号値とY方向回転
量信号値とを個別的にロックするようにしたので、CA
D,CAM,DTPなどのコンピュータ応用システムに
おいてソフトウェアに頼ることなく、正確な水平方向、
垂直方向の直線を引くことができるようになる。
【0027】また、第二の座標入力装置によれば、カー
ソル移動キーと同様の手段を設けたので、X方向とY方
向とで独立して、キャラクタカーソル並みに精度の高い
座標移動を行わせることができるようになる。
ソル移動キーと同様の手段を設けたので、X方向とY方
向とで独立して、キャラクタカーソル並みに精度の高い
座標移動を行わせることができるようになる。
【0028】さらに、第三の座標入力装置によれば、回
転ユニットによるX方向,Y方向回転量信号とは独立し
てZ方向移動信号を出力させるようにしたので、このZ
方向移動信号を例えば線幅の無段階的な微調整に利用す
ることができる。
転ユニットによるX方向,Y方向回転量信号とは独立し
てZ方向移動信号を出力させるようにしたので、このZ
方向移動信号を例えば線幅の無段階的な微調整に利用す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る座標入力装置(マウ
ス)の概略的構造を示す側面図、底面図および平面図で
ある。
ス)の概略的構造を示す側面図、底面図および平面図で
ある。
【図2】実施例の座標入力装置の電気的構成を示すブロ
ック線図である。
ック線図である。
【図3】従来例に係る座標入力装置(マウス)の概略的
構造を示す側面図および底面図である。
構造を示す側面図および底面図である。
【図4】別の従来例に係る座標入力装置(トラックボー
ル)の概略的構造を示す正面図および平面図である。
ル)の概略的構造を示す正面図および平面図である。
1 座標入力装置本体 2,3 トリガ用スイッチボタン 4 X方向移動量検出用エンコーダ 5 Y方向移動量検出用エンコーダ 6 回転ユニット(ボール) 7 回転ユニット支え 8 信号用ケーブル 9 X方向回転量ロックスイッチ 10 Y方向回転量ロックスイッチ 11 Z方向移動量検出用エンコーダ 12 操作ロッド 13 Z方向スイッチボタン 14 原点復帰スプリング 15 カーソル移動スイッチ 16 パルス抑制回路 17 8方向移動信号発生回路 18 通信回路 SX X方向ロック信号 SY Y方向ロック信号
Claims (3)
- 【請求項1】 回転ユニットのX方向およびY方向の回
転量を示す信号を互いに独立して出力する座標入力装置
であって、マニュアル操作によりX方向回転量信号値の
増減を禁止して操作時点の信号値にロックする手段と、
マニュアル操作によりY方向回転量信号値の増減を禁止
して操作時点の信号値にロックする手段とを備えたこと
を特徴とする座標入力装置。 - 【請求項2】 回転ユニットのX方向およびY方向の回
転量を示す信号を互いに独立して出力する座標入力装置
であって、前記回転ユニットの静止状態でのマニュアル
操作によりX方向移動信号を出力する手段と、同じ状態
でのマニュアル操作によりY方向移動信号を出力する手
段とを備えたことを特徴とする座標入力装置。 - 【請求項3】 回転ユニットのX方向およびY方向の回
転量を示す信号を互いに独立して出力する座標入力装置
であって、マニュアル操作によりZ方向移動信号を出力
する手段を備えたことを特徴とする座標入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182325A JPH0628097A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 座標入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4182325A JPH0628097A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 座標入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628097A true JPH0628097A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16116338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4182325A Pending JPH0628097A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 座標入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628097A (ja) |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP4182325A patent/JPH0628097A/ja active Pending
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