JPH0628065Y2 - 洗面化粧台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （技術分野） 本考案は、洗面化粧台に関するものである。

（背景技術） 従来より、第３図に示すように、洗面ボール２を基台３
に対し上下昇降させて身障者や子供の使い勝手向上をは
かった洗面化粧台１が提案されている。

しかしながら、この洗面化粧台にあっては、洗面化粧台
１とミラーキャビネット９との間に隙間を形成すること
により洗面化粧台２を上下昇降できるようにしている
が、この隙間から水が滴下するのであり、これを防止す
るために洗面化粧台１の後壁面に滴下水を受ける樋７を
設けているが、滴下水を確実に受けるには洗面化粧台１
と樋７との隙間を小さくしなければならず、樋７の寸法
管理や組立精度を必要とするという問題点があった。

（考案の目的） 本考案は、上記問題点を解消するためになされたもので
あり、樋の寸法管理や組立精度を必要とすることなく滴
下水を確実に受けることができる洗面化粧台を提供する
ことにある。

（考案の開示） 本考案は、洗面ボールを基台に対し上下昇降させる昇降
装置を備えた洗面化粧台において、洗面化粧台の後壁面
に摺接する水受具を滴下水受け用の樋に設けることによ
り従来の問題点を解消したものであって、以下、本考案
の一実施例について、第１図及び第２図を参照して説明
する。洗面化粧台１は、洗面ボール２と、洗面ボール２
を取り付けた基台３と、洗面ボール２を基台３に対して
上下昇降させる昇降装置４とよりなっている。昇降装置
４は、図示しないがラックとピンオンとを活用して手動
で洗面ボール２を昇降させたり、水素等の気体の圧力を
活用して洗面ボール２を昇降させており、ケース５によ
り覆われている。洗面化粧台１の後壁面に位置するケー
ス５には水受具６が摺接している。水受具６は、ゴムで
できて先端に膨大部が形成されており、滴下水受け用の
樋７の上端部にねじ８により取り付けられている。樋７
は、ミラーキャビネット９にねじ10により取り付けられ
ている。

（考案の効果） このように、本考案に係る洗面化粧台は、洗面ボールを
基台に対し上下昇降させる昇降装置を備えた洗面化粧台
において、洗面化粧台の後壁面に摺接する水受具を滴下
水受け用の樋に設けたことを特徴とするものであるか
ら、樋の寸法管理や組立精度を必要とすることなく滴下
水を水受具を介して滴下水受け用の樋に確実に受けるこ
とができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の洗面化粧台の要部拡大図、第２図は同
上の洗面化粧台の樋の拡大斜視図、第３図は従来例図で
ある。 １……洗面化粧台、２……洗面ボール、３……基台、４
……昇降装置、６……水受具、７……樋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】洗面ボールを基台に対し上下昇降させる昇
   降装置を備えた洗面化粧台において、洗面化粧台の後壁
   面に摺接する水受具を滴下水受け用の樋に設けたことを
   特徴とする洗面化粧台。