JPH0628056Y2 - 徳利又はその類似物に用いる袴の構造 - Google Patents

徳利又はその類似物に用いる袴の構造

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JPH0628056Y2
JPH0628056Y2 JP1989025491U JP2549189U JPH0628056Y2 JP H0628056 Y2 JPH0628056 Y2 JP H0628056Y2 JP 1989025491 U JP1989025491 U JP 1989025491U JP 2549189 U JP2549189 U JP 2549189U JP H0628056 Y2 JPH0628056 Y2 JP H0628056Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、酒徳利又はその類似物をその下部を挿入して
食卓等に載置しておく短筒状の容器である袴(はかま)
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の袴としては、例えば第7図に示すよう
な、筒壁1と該筒壁1と一体の底壁2とからなる有底短
筒体として構成され、底壁2の中央部に凹所3が形成さ
れているものがよく知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕 従来公知のこの種の袴にあっては、例えば、燗をした酒
をいれた徳利、すなわち、やかんの湯等で適当の温度に
温めた酒をいれた徳利に使用する場合、該徳利の周壁の
外周面等に附着した湯水や酒等の水分が流下して袴の底
にたまり、該徳利の下底部が水びたしになり、酒を注ぐ
ために該徳利を持ち上げると、該袴が該徳利の下底部に
附着した状態でこれと一緒に持ち上げられたり、持ち上
げられる途中で不意に落下したりして、その底にたまっ
た水又は酒又はその両者の混合液体がこぼれ落ち、食卓
や衣服等を汚してしまうことが少なくない。このこと
は、酒類をたしなむ人には経験的事実としてよく知られ
ているところである。
徳利の下底部に袴が附着するのは、その使用中にその口
からこぼれ出る酒にかなりの粘性があることや、徳利の
下底部が、一般に、第7図に示すように、環状突起部4
を具備し、その環状底面4′が袴の底壁2の上面に着座
するようになっているので、該底壁2の上面2′に液が
少しでもたまると、前記環状底面4′と該底壁上面2′
との間に液膜が形成され、該液膜が両者を互いに吸引す
るように作用したり、両者の当接によって画成される空
所5の内圧がその内部の空気の逸出等に起因して負圧と
なり、吸盤の場合と同様の作用をしたりすることが、そ
の原因と考えられる。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その主たる目的は、前記の如き不
都合の生じる余地の無い、徳利又はその類似物に用いる
袴の構造を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案における袴は、上下両
端を全面的に開口させた短筒体と、その下部筒壁部分に
着脱自在に嵌挿入した底壁とからなり、前記底壁の外周
面適所には複数個の係合突起が突設されている一方、前
記下部筒壁部分の内周面には、前記底壁外周面の係合突
起を通すための垂直凹所と、この垂直凹所から円周方向
に連絡する円弧状係合凹所とが形成されており、前記底
壁上面には徳利又はその類似物の底面を所定の高さに保
持するための複数個の持受突起が突設され、また、底壁
下面には該底壁を前記下部筒壁部分に着脱する場合に使
用する回動摘みが突設されていることを特徴とするもの
である。
また、本考案に係る袴は、上記の如き構成において、筒
壁の外周面及び底壁の下面に断熱層を形成することもで
きる。
そしてまた、上記目的を簡単な構成で有効に達成するた
めに、底壁上面の各突起を断面ほぼ長方形の横長の棒状
体で構成することが好ましい。
なお、この明細書において、「その類似物」なる用語
は、ビールびんその他酒類を容納した容器を意味するも
のとして使用する。
〔作用〕 徳利等の底面は袴の底壁上面に突設された複数個の持受
突起により所定の高さに保持され、袴の底壁上面と接触
しない。そして、底壁は、その下面に突設した回動摘み
を操作することによって、短筒体の下部筒壁部分に簡単
に着脱することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について添付図面を参照持するた
めの複数個の持受突起6が突設されている。図示の例で
は、これらの突起6は、それぞれ断面ほぼ長方形の横長
の棒状体からなり、そ上端面6′に徳利Bの底面4′が
安定的に着座できるようになっている。
図3〜5図からわかるように底壁2は筒壁1の下部筒壁
部分1Aに着脱自在に嵌挿されるようになっている。す
なわち、図示の例にあっては、前記底壁2の外周面2″
の適所に3個の係合突起7が突設備されている一方、前
記下部筒壁部分1Aの内周面1A′には、前記底壁2の
外周面における係合突起7を通すための垂直凹所8と、
この垂直凹所8から円周方向に連絡する円弧状係合凹所
9とが形成されており、前記係合突起7を前記垂直凹所
8に通して底壁2を筒壁1の円周方向(第4図において
時計方向)に回してやると、該係合突起7は垂直凹所8
からこれに連通する円弧状の係合凹所9に摺動変位し、
その移動位置に係止され、底壁2は、その位置で、下部
筒壁部分1Aから抜け落ちない状態に保持されるように
なっている。
前記底壁2を筒壁1から取外す場合には、前記した取付
けの場合とは逆の円周方向(第4図において反時計方
向)に底壁2を回して係合突起7と係合凹所との係合を
解除してやればよろしい。底壁2の着脱に当たって、該
底壁2を誰でも簡単に回動操作することができるように
するため底壁2の下面に回動摘み2Aが突設されてい
る。
この例にあっては、回動摘み2Aを回動操作することによ
って、底壁2を筒壁1から簡単に取り外すことができる
ため、これを取り外すことによって、袴の内側についた
汚れをすみずみまできれいに洗い落としてやることがで
きるので、極めて衛生的である。
第6図は、本考案の別の実施例を示したものであり、こ
の例が前記した例と異なる点は、筒壁1の内周面及び底
壁2の下面に断熱層10を形成した点にある。
すなわち、この例にあっては、たとえば、コルク粒を圧
着形成してなるもの、ポリスチレンフオーム又はポリウ
レタンフオーム等の断熱材を筒壁1の内周面及び底壁2
の下面にそれぞれ接着して断熱層10が形成されてお
り、これにより筒壁1及び底壁2を通して熱の拡散及び
侵入を抑制することができるようになっている。そし
て、この例にあっては、上記の如く構成したことによ
り、癇をした酒をいれた徳利を使用する場合には、酒の
保温効果が得られ、また、冷やしたビールの瓶に使用す
る場合には、ビールの保冷効果が得られるので、酒等を
おいしく飲み続けることができる。
なお、上記各実施例において、袴は木材又は耐熱性剛性
樹脂材で製出することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上記の如く構成されているので、次ぎに記載
される如き効果を奏する。
請求項(1)の袴の構造においては、袴の底壁上面に徳
利等の底面を所要の高さに保持するための複数個の持受
突起を突設したことにより、徳利等の底面は、それら持
受突起により所定の高さに保持され、袴の底壁上面と接
触することがないから、酒等の液が該底壁上面にたまっ
た場合でも、それに袴が附着ないし吸着することを確実
に防止 することができるばかりでなく、底壁が筒体の下部筒壁
部分に着脱自在に嵌挿されていて、その着脱を底壁下面
に突設された回動摘みの回動操作によって行えるように
したものであるから、袴の組立、解体、再組立等が極め
て容易であるばかりでなく、底壁を取り外してやること
によって、袴の内側、特に汚れ易い底壁上面についた汚
れを容易にすみずみまで綺麗に洗い落としてやることが
できるので、常に清潔に保つことができ、衛生的観点か
らする飲食物関連容器に対する社会的要請に応えること
ができるものである。
請求項(2)の袴の構造においては、筒壁の内周面及び
底壁の下面に断熱層を形成したことにより、袴を通して
の熱の拡散及び侵入を抑制することができるので、癇酒
の保温効果や冷やしたビールの保冷効果が得られる。
請求項(3)の袴の構造においては、徳利等の底面を安
定的に着座させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜5図は、本考案の一実施例を示したもので、第
1図はその平面図、第2図はそれを酒徳利に使用した状
態を示す第1図のA−A′線による断面図である。第3
図は第1図の拡大平面図、第4図はその底面図、第5図
は第4図のB−B′線による断面図である。第6図は本
考案の他の実施例の中央縦断面図であり、第7図は従来
の袴を酒徳利に使用した状態を示す中央縦断面図であ
る。 図中、Aは袴、Bは徳利、1は筒壁、1Aは下部筒壁部
分、1A′はその内周面、2は底壁、2Aは回動摘み、
2′は底壁上面、2″は底壁外周面、4は徳利の環状突
起、4′はその底面、6は持受突起、6′はその上端
面、7は係合突起、8は垂直凹所、9は円弧状の係合凹
所、10は、断熱層である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下両端を全面的に開口させた短筒体と、
    その下部筒壁部分に着脱自在に嵌挿した底壁とからな
    り、前記底壁の外周面適所には複数個の係合突起が突設
    されている一方、前記下部筒壁部分の内周面には、前記
    底壁の外周面の係合突起を通すための垂直凹所と、この
    垂直凹所から円周方向に連絡する円弧状係合凹所とが形
    成されており、前記底壁上面には徳利又はその類似物底
    面を所定の高さに保持するための複数個の持受突起が突
    設され、また、前記底壁下面には該底壁を前記下部筒壁
    部分に着脱する場合に使用する回動摘みが突設されてい
    ることを特徴とする徳利又はその類似物に用いる袴の構
    造。
  2. 【請求項2】筒壁の内周面及び底壁の下面に断熱層を形
    成したことを特徴とする請求項(1)に記載の徳利又は
    その類似物に用いる袴の構造。
  3. 【請求項3】底壁上面の各持受突起が断面ほぼ長方形の
    横長の棒状体からなっていることを特徴とする請求項
    (1)又は(2)に記載の徳利又はその類似物に用いる
    袴の構造。
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JPS51114283U (ja) * 1975-03-11 1976-09-16
JPS54130947U (ja) * 1978-03-03 1979-09-11

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