JPH06280159A - 多孔質繊維及びこの製造方法 - Google Patents

多孔質繊維及びこの製造方法

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JPH06280159A
JPH06280159A JP8938193A JP8938193A JPH06280159A JP H06280159 A JPH06280159 A JP H06280159A JP 8938193 A JP8938193 A JP 8938193A JP 8938193 A JP8938193 A JP 8938193A JP H06280159 A JPH06280159 A JP H06280159A
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Yorio Iwasaki
自男 岩崎
Tomoyuki Kimura
智之 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種物質の吸着性や保持性に優れた多孔質繊
維、及びその製造方法を提供すること。 【構成】 繊維表面に通じる空隙を有し、この空隙の表
面が凹凸状の多孔質繊維である。また、疎水性樹脂成分
中に親水性樹脂成分が分散した混合樹脂成分と、繊維表
面に通じ、この混合樹脂成分と接する、親水性樹脂成分
と同等以上の親水性を有する抽出樹脂成分とからなる複
合繊維の、少なくとも抽出樹脂成分を抽出し、除去する
多孔質繊維の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願発明は多孔質繊維及びこ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質繊維はその多孔性により、各種物
質の吸着性や保持性に優れているばかりでなく、軽量で
あるため、様々な用途に使用することができる。しかし
ながら、従来の多孔質繊維よりも、各種物質の吸着性や
保持性に、より優れた多孔質繊維が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来よりも、各種物質
の吸着性や保持性に、より優れた多孔質繊維及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願発明の多孔質繊
維は、繊維表面に通じる空隙を有し、この空隙の表面が
凹凸状である。なお、この多孔質繊維が疎水性樹脂成分
中に、この疎水性樹脂成分よりも親水性の高い樹脂成分
が分散したものであれば、各種物質の保持性や吸着性に
優れている。
【0005】この出願発明の多孔質繊維の製造方法は、
骨格樹脂成分中に、この骨格樹脂成分よりも抽出溶媒と
の親和性の高い親和性樹脂成分が分散した混合樹脂成分
と、繊維表面に通じ、この混合樹脂成分と接する、抽出
溶媒との親和性が親和性樹脂成分と同等以上の抽出樹脂
成分とを主体とする複合繊維から、少なくとも抽出樹脂
成分を抽出し、除去する方法である。なお、骨格樹脂成
分が疎水性樹脂であり、抽出溶媒が水系の溶媒である
と、製造上、問題が少ない。
【0006】
【作用】この出願発明の多孔質繊維は繊維表面に通じる
空隙を有し、この空隙の表面が凹凸状であるため、表面
積がより広く、各種物質の吸着性や保持性に優れてい
る。
【0007】この多孔質繊維の空隙は、繊維表面に通じ
ているため、各種物質を繊維全体で吸着し、保持するこ
とができる。この空隙は繊維の長さ方向に連続していて
も良いし、部分的に連続していても良く、繊維表面に通
じていれば良い。
【0008】この出願発明における多孔繊維の空隙表面
の凹凸状とは、空隙の表面から繊維内部に微孔を形成し
ているために、空隙の表面が凸部で、微孔が凹部を形成
する場合や、空隙の表面に樹脂が付着しているために、
空隙の表面が凹部で、付着した樹脂が凸部を形成した状
態をいう。
【0009】この多孔繊維が、例えば、疎水性樹脂成分
中に、この疎水性樹脂成分よりも親水性の高い樹脂が分
散したものであると、より各種物質を吸着や保持しやす
い。つまり、各種物質が疎水性樹脂成分との親和性が良
かったり、親水性の高い樹脂との親和性が良いために、
吸着や保持しやすくなるのである。このように、性質の
異なる樹脂が混在することにより、各種物質を吸着や保
持しやすくなる。そのため、各種の樹脂成分の組み合わ
せが考えられるが、例示したように、疎水性樹脂成分を
主体としていると、水中での強度や耐酸性、耐アルカリ
性に優れているという特長がある。
【0010】以下、多孔質繊維について、疎水性樹脂成
分中に、この疎水性樹脂成分4よりも親水性の高い樹脂
成分(親水性樹脂成分5と表記)が分散した状態の多孔
質繊維の断面図である、図1〜図5を参照しながら説明
する。なお、図面上は疎水性樹脂成分と親水性の高い樹
脂成分とを分離して表現しているが、互いに相溶した状
態であっても構わない。
【0011】図1(a)のように、空隙が繊維の長さ方
向に連続していても良いし、図2(a)のように、部分
的に連続であっても良く、繊維表面に通じていれば良
い。また、図4や図5に示すように、繊維内部に繊維の
長さ方向に連続した中空部分3を有しており、この中空
部分3と繊維表面とが通じる空隙2を有するものであっ
ても良い。図4は繊維表面に通じる空隙2が繊維の長さ
方向に連続している場合であり、図5は部分的に連続の
場合である。
【0012】この空隙が繊維の長さ方向に連続している
場合には、図1(a)のように、略U字状であっても、
図3のように、略V字状であっても良く、特に限定する
ものではない。また、この空隙は1つ以上あれば良い。
【0013】この出願発明の多孔質繊維の製造方法は、
骨格樹脂成分中に、この骨格樹脂成分よりも抽出溶媒と
の親和性の高い親和性樹脂成分が分散した混合樹脂成分
と、繊維表面に通じ、この混合樹脂成分と接する、抽出
溶媒との親和性が親和性樹脂成分と同等以上の抽出樹脂
成分とを主体とする複合繊維から、少なくとも抽出樹脂
成分を抽出し、除去する方法である。このように、複合
繊維は抽出溶媒との親和性のある親和性樹脂成分及び抽
出樹脂成分を含んでいるため、骨格樹脂成分が抽出溶媒
と親和性がなくても、複合繊維は抽出溶媒との親和性に
優れているため、抽出樹脂成分及び親和性樹脂成分を容
易に抽出できる。なお、この出願発明における親和性は
樹脂成分と抽出溶媒とのぬれ角によって判断する。
【0014】以下、骨格樹脂成分が疎水性樹脂で、抽出
溶媒が水系の溶媒である、つまり、疎水性樹脂成分と親
水性樹脂成分とを主体とする多孔質繊維の製造方法をも
とに説明する。
【0015】例えば、図1(a)のような多孔質繊維1
を得る場合、まず断面形状が図1(b)のような複合繊
維を作成する。この複合繊維は図6に示すような横断面
をもつ内部オリフィスを用いて、小孔7から疎水性樹脂
とこの疎水性樹脂よりも親水性の高い親水性樹脂とを混
合した混合樹脂を押し出すと共に、溝8から親水性樹脂
と親水性が同等以上の抽出樹脂を押し出して、複合した
後に、断面形状が円形の紡糸オリフィスを通して紡出す
ることにより、得ることができる。なお、抽出樹脂中に
も親水性樹脂を混合しても良い。
【0016】また、図2(a)のような多孔質繊維1を
得る場合、まず断面形状が図2(b)のような複合繊維
を作成する。この複合繊維は疎水性樹脂と親水性樹脂と
抽出樹脂とを混合紡糸することにより得られる。この場
合、抽出樹脂同士は部分的に接しており、繊維表面とも
通じている。なお、この場合には、親水性樹脂と抽出樹
脂とは同じ樹脂は使用せず、相溶性の違いを利用して、
親水性樹脂を分散させる。
【0017】このようにして得られる複合繊維は疎水性
樹脂成分中に、親水性樹脂成分5が分散した混合樹脂成
分と、繊維表面に通じ、この混合樹脂成分と接する抽出
樹脂成分6とを主体とする繊維である。
【0018】この出願発明においては、抽出樹脂は親水
性樹脂と同等以上の親水性を有している必要がある。こ
れは、少なくとも抽出樹脂を抽出し、除去して、空隙2
を形成し、多孔質繊維1を得るためである。
【0019】この疎水性樹脂と親水性樹脂とを混合した
混合樹脂を押し出す場合、疎水性樹脂は25〜99重量
%であるのが好ましい。25重量%未満であると、疎水
性樹脂成分が少なすぎるため、疎水性が失われると共
に、強度のない多孔質繊維になるためであり、99重量
%を越えると、親水性樹脂が少なすぎて、空隙に凹凸を
ほとんど形成できないためである。より好ましくは40
〜99重量%である。
【0020】一方、親水性樹脂は1〜75重量%である
のが好ましい。1重量%未満であると、親水性樹脂が少
なすぎて、空隙に凹凸をほとんど形成できないためであ
り、75重量%を越えると、疎水性樹脂成分が少なすぎ
るため、疎水性が失われると共に、強度のない多孔質繊
維になるためである。より好ましくは1〜60重量%で
ある。
【0021】また、複合繊維中、抽出樹脂は5〜80重
量%であるのが好ましい。この抽出樹脂は抽出されて、
空隙を形成するため、5重量%未満であると、空隙部分
が少な過ぎて、各種物質の吸着性や保持性に劣るためで
あり、80重量%を越えると、多孔質繊維の強度が低下
するためである。より好ましくは20〜60重量%であ
る。
【0022】この疎水性樹脂としては、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、6ーナ
イロン、66ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリエチ
レンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂、ポリ
スチレン樹脂などがある。これらの中でも、オレフィン
系樹脂は耐アルカリ性や耐酸性に優れているので、好適
に使用することができる。
【0023】親水性樹脂や抽出樹脂としては、例えば、
アルカリ水溶液で抽出できるスルホキシイソフタル酸と
エチレングリコールとの共重合体のようなカチオンダイ
アブルポリエステルや、蟻酸で抽出できる6ーナイロ
ン、66ーナイロン等のポリアミド系樹脂、或いは水で
抽出できるポリエチレングリコール等がある。この抽出
樹脂は親水性樹脂と同じ樹脂であっても、より親水性に
優れた樹脂であっても良い。
【0024】このような複合繊維は抽出樹脂成分6の
み、又は抽出樹脂成分6と親水性樹脂成分5とが水酸化
ナトリウムなどのアルカリ水溶液、水、蟻酸水溶液など
の水系の溶媒により抽出され、除去されることにより、
多孔質繊維1となる。前述のように、繊維表面に通じた
抽出樹脂成分6は親水性樹脂成分5と同等以上の親水性
を有し、親水性樹脂成分5が分散して複合繊維全体の親
水性を良くしているため、複合繊維が疎水性樹脂成分4
を含んでいるにもかかわらず、水系の抽出溶媒とのなじ
みが良く、繊維表面から容易に抽出でき、抽出速度が速
いという特長がある。
【0025】このようにして得られる多孔質繊維1は凹
凸状の空隙2の表面を有している。親水性樹脂を抽出樹
脂にも混合して得た複合繊維の、抽出樹脂成分6のみを
抽出し、除去した場合には、付着した親水性樹脂成分5
が凸部を形成した空隙2の表面を有し、親水性樹脂成分
5も除去すると、疎水性樹脂成分4に形成した微孔の凹
部を有する空隙2の表面を有している。他方、疎水性樹
脂のみに親水性樹脂を混合して得られる複合繊維を使用
する場合には、抽出樹脂成分6と親水性樹脂成分5とを
抽出し、除去することにより、疎水性樹脂成分4に形成
した微孔の凹部を有する空隙2の表面を有する多孔質繊
維1が得られる。
【0026】以上のようにして得られた多孔質繊維は各
種物質の吸着性や保持性に優れているため、織物、編
物、不織布などの繊維シートに加工して、中入綿、電池
用セパレータ、各種フィルタ、各種マスク、内装材な
ど、様々な用途に使用できるものである。
【0027】以下に、この出願発明の多孔質繊維の実施
例を記載するが、以下の実施例に限定されるものではな
い。なお、樹脂の溶融粘度はフローテスタ(島津製作所
製、CFT−500C)で、直径1.0mm、長さ10.0
mmのノズルを用いて測定した。
【0028】
【実施例】
(実施例)抽出樹脂として、280℃、シェアレート
1,000S-1における溶融粘度が1,100ポイズのカ
チオンダイアブル変性ポリエステル樹脂(変性ポリエス
テル樹脂という)と、疎水性樹脂として、280℃、シ
ェアレート1,000S-1における溶融粘度が240ポ
イズのポリプロピレン樹脂90重量%と、親水性樹脂と
して、抽出樹脂と同じ変性ポリエステル樹脂10重量%
との混合樹脂を、31:69の重量比率で別々に溶融さ
せた後、図6に示すような横断面をもつ内部オリフィス
の小孔7から混合樹脂、溝8から抽出樹脂をそれぞれ押
し出し、複合した後、1,000m/minで巻き取り、常
温で3倍延伸して、図1(b)のような断面形状をも
つ、繊度2デニールの複合繊維を得た。この複合繊維を
80℃、3規定の水酸化ナトリウム水溶液で変性ポリエ
ステル樹脂を抽出し、除去して、図1(a)のような断
面形状をもつ多孔質繊維1を得た。
【0029】(比較例)実施例と同じ変性ポリエステル
樹脂とポリプロピレン樹脂とを、32:68の重量比率
で別々に溶融させた後、図6に示すような横断面をもつ
内部オリフィスの小孔7からポリプロピレン樹脂、溝8
から変性ポリエステル樹脂をそれぞれ押し出した後、実
施例と同様にして、図7(b)のような断面形状をも
つ、繊度2デニールの複合繊維を得た。この複合繊維を
80℃、3規定の水酸化ナトリウム水溶液で変性ポリエ
ステル樹脂を抽出し、除去して、図7(a)のような断
面形状をもつ多孔質繊維1を得た。
【0030】(空隙量の測定)実施例及び比較例の多孔
質繊維の空隙量をポロシメーター(アムコ社製、POROSI
METER 2000)で測定した。その結果、実施例の空隙量は
0.32cc/gで、比較例の空隙量は0.28cc/gであっ
た。
【0031】(抽出速度測定)実施例及び比較例の複合
繊維を80℃、3規定の水酸化ナトリウム水溶液中に浸
漬する前の質量と、1、5、10、20、30、60、
120分間浸漬後の質量とを測定した。この結果から、
次の式により、抽出率を算出し、抽出率の時間依存性を
調べた。この結果は図8に示す。
【0032】
【発明の効果】この出願発明の多孔質繊維は繊維表面に
通じる空隙を有し、この空隙の表面が凹凸状であるた
め、各種物質の吸着性や保持性に優れている。なお、こ
の多孔質繊維が疎水性樹脂成分中に、この疎水性樹脂成
分よりも親水性の高い樹脂成分が分散したものである
と、より各種物質の保持性や吸着性に優れている。
【0033】この出願発明の多孔質繊維は骨格樹脂成分
中に、この骨格樹脂成分よりも抽出溶媒との親和性の高
い親和性樹脂成分が分散した混合樹脂成分と、繊維表面
に通じ、この混合樹脂成分と接する、抽出溶媒との親和
性が親和性樹脂成分と同等以上の抽出樹脂成分とを主体
とする複合繊維から、少なくとも抽出樹脂成分を抽出
し、除去するため、抽出樹脂成分の抽出速度が速くな
る。なお、骨格樹脂成分が疎水性樹脂で、抽出溶媒が水
系の溶媒であれば、製造上、取り扱いやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 多孔質繊維の断面図の一例 (b) 図1(a)の多孔質繊維のもととなる複合繊維
の断面図
【図2】(a) 多孔質繊維の断面図の他例 (b) 図2(a)の多孔質繊維のもととなる複合繊維
の断面図
【図3】 多孔質繊維の断面図の他例
【図4】 多孔質繊維の断面図の他例
【図5】 多孔質繊維の断面図の他例
【図6】 複合繊維を紡糸する内部オリフィス横断面図
の例
【図7】(a) 従来の多孔質繊維の断面図 (b) 従来の多孔質繊維のもととなる複合繊維の断面
【図8】 抽出率の時間依存性を表すグラフ
【符号の説明】
1 多孔質繊維 2 空隙 3 中空部分 4 疎水性樹脂成分 5 親水性樹脂成分 6 抽出樹脂成分 7 小孔 8 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:20 101:32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維表面に通じる空隙を有し、該空隙の
    表面が凹凸状であることを特徴とする多孔質繊維。
  2. 【請求項2】 疎水性樹脂成分中に、該疎水性樹脂成分
    よりも親水性の高い樹脂成分が分散していることを特徴
    とする請求項1記載の多孔質繊維。
  3. 【請求項3】 骨格樹脂成分中に、該骨格樹脂成分より
    も抽出溶媒との親和性の高い親和性樹脂成分が分散した
    混合樹脂成分と、繊維表面に通じ、該混合樹脂成分と接
    する、抽出溶媒との親和性が親和性樹脂成分と同等以上
    の抽出樹脂成分とを主体とする複合繊維から、少なくと
    も抽出樹脂成分を抽出し、除去することを特徴とする多
    孔質繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 骨格樹脂成分が疎水性樹脂であり、抽出
    溶媒が水系の溶媒であることを特徴とする請求項3記載
    の多孔質繊維の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990011593A (ko) * 1997-07-24 1999-02-18 구광시 추출형 복합 섬유
JP2006161263A (ja) * 2004-11-11 2006-06-22 Toray Ind Inc ポリエステル芯鞘複合繊維およびその布帛
WO2014077359A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 東レ株式会社 複合口金および複合繊維、複合繊維の製造方法

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