JPH06279262A - 乳化組成物 - Google Patents
乳化組成物Info
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- JPH06279262A JPH06279262A JP9516293A JP9516293A JPH06279262A JP H06279262 A JPH06279262 A JP H06279262A JP 9516293 A JP9516293 A JP 9516293A JP 9516293 A JP9516293 A JP 9516293A JP H06279262 A JPH06279262 A JP H06279262A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共
重合体を配合した高級脂肪酸石けんによる乳化タイプの
乳化組成物の安定性と使用感を高める。 【構成】 ＨＬＢが８以上の非イオン界面活性剤と油分
とを必須成分として配合し、油分の配合量をポリビニル
ピロリドンとα−オレフィンの共重合体に対して５〜５
０倍量とする。
重合体を配合した高級脂肪酸石けんによる乳化タイプの
乳化組成物の安定性と使用感を高める。 【構成】 ＨＬＢが８以上の非イオン界面活性剤と油分
とを必須成分として配合し、油分の配合量をポリビニル
ピロリドンとα−オレフィンの共重合体に対して５〜５
０倍量とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は乳化組成物に関し、さら
に詳しくは、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの
共重合体を配合した乳化組成物であって、安定性および
使用感に優れた乳化組成物に関する。
に詳しくは、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの
共重合体を配合した乳化組成物であって、安定性および
使用感に優れた乳化組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合
体を皮膚外用剤に配合することにより、耐水性や皮膚の
保護性が向上することが知られており、乳化タイプのウ
ォータープルーフサンスクリーン製品やハンドケア製品
への使用が試みられている（米国特許第4,810,489号参
照）。しかしながら、高級脂肪酸石けんによる乳化タイ
プの組成物にポリビニルピロリドンとα−オレフィンの
共重合体を配合した場合には、経時において結晶化が起
こったり、基剤の粘度上昇が顕著である等の欠点があっ
た。また、皮膚に塗布したとき、なめらかさがなく、塗
布しにくい違和感を有しており、使用性の点でも問題が
あった。本発明者らは、このようなポリビニルピロリド
ンとα−オレフィンの共重合体を配合した高級脂肪酸石
けんによる乳化タイプの乳化組成物に安定性や使用感を
満足させる基剤の開発が出来ないものかと鋭意検討した
結果、ＨＬＢが８以上の非イオン界面活性剤と油分とを
配合することにより、安定性および使用感の優れた乳化
組成物が得られることを見い出し、本発明を完成させ
た。
より、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合
体を皮膚外用剤に配合することにより、耐水性や皮膚の
保護性が向上することが知られており、乳化タイプのウ
ォータープルーフサンスクリーン製品やハンドケア製品
への使用が試みられている（米国特許第4,810,489号参
照）。しかしながら、高級脂肪酸石けんによる乳化タイ
プの組成物にポリビニルピロリドンとα−オレフィンの
共重合体を配合した場合には、経時において結晶化が起
こったり、基剤の粘度上昇が顕著である等の欠点があっ
た。また、皮膚に塗布したとき、なめらかさがなく、塗
布しにくい違和感を有しており、使用性の点でも問題が
あった。本発明者らは、このようなポリビニルピロリド
ンとα−オレフィンの共重合体を配合した高級脂肪酸石
けんによる乳化タイプの乳化組成物に安定性や使用感を
満足させる基剤の開発が出来ないものかと鋭意検討した
結果、ＨＬＢが８以上の非イオン界面活性剤と油分とを
配合することにより、安定性および使用感の優れた乳化
組成物が得られることを見い出し、本発明を完成させ
た。
【０００３】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ポ
リビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体と、Ｈ
ＬＢが８以上の非イオン界面活性剤と、高級脂肪酸石け
んと、油分とを配合し、油分の配合量がポリビニルピロ
リドンとα−オレフィンの共重合体に対して５〜５０倍
量であることを特徴とする乳化組成物である。
リビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体と、Ｈ
ＬＢが８以上の非イオン界面活性剤と、高級脂肪酸石け
んと、油分とを配合し、油分の配合量がポリビニルピロ
リドンとα−オレフィンの共重合体に対して５〜５０倍
量であることを特徴とする乳化組成物である。
【０００４】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で用いられるポリビニルピロリドンとα−オレフィ
ンの共重合体の配合量は、乳化組成物全量中の０．１〜
１０重量％、好ましくは０．５〜５重量％、さらに好ま
しくは１〜３重量％である。０．１重量％未満では、ポ
リビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体の配合
効果、即ち耐水性や皮膚の保護性があまり顕著ではな
く、配合メリットがない。１０重量％を超えるとＨＬＢ
が８以上の非イオン界面活性剤と油分を配合しても安定
性、使用性の向上が期待できなくなる。本発明で用いる
ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体とし
ては、ポリビニルピロリドン（ＰＶＰ）／エイコセン共
重合体、ＰＶＰ／ヘキサデセン共重合体などが挙げら
れ、商品名アンタロンＶ−２２０、アンタロンＶ−２１
６等としてＧＡＦ社より発売されている。
発明で用いられるポリビニルピロリドンとα−オレフィ
ンの共重合体の配合量は、乳化組成物全量中の０．１〜
１０重量％、好ましくは０．５〜５重量％、さらに好ま
しくは１〜３重量％である。０．１重量％未満では、ポ
リビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体の配合
効果、即ち耐水性や皮膚の保護性があまり顕著ではな
く、配合メリットがない。１０重量％を超えるとＨＬＢ
が８以上の非イオン界面活性剤と油分を配合しても安定
性、使用性の向上が期待できなくなる。本発明で用いる
ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体とし
ては、ポリビニルピロリドン（ＰＶＰ）／エイコセン共
重合体、ＰＶＰ／ヘキサデセン共重合体などが挙げら
れ、商品名アンタロンＶ−２２０、アンタロンＶ−２１
６等としてＧＡＦ社より発売されている。
【０００５】本発明に用いられる非イオン界面活性剤は
ＨＬＢが８以上であり、好ましくはＨＬＢが１２以上で
あり、さらに好ましくは１５以上である。その配合量
は、乳化組成物全量中の０．１〜５重量％、好ましくは
０．５〜３重量％である。０．１重量％未満ではポリビ
ニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体の配合量が
多い場合、安定性や使用感の向上に影響を及ぼさない。
５重量％を越えるとポリビニルピロリドンとα−オレフ
ィンの共重合体を配合したことによる耐水性向上の効果
が損なわれる。本発明に使用されるＨＬＢが８以上の非
イオン界面活性剤は、例えば、ＰＯＥ（３０）セチルエ
ーテル、ＰＯＥ（５０）オレイルエーテル、ＰＯＥ（４
０）ステアリルエーテル、ＰＯＥ（３０）ノニルフェニ
ルエーテル、ＰＯＥ（５０）オクチルフェニルエーテ
ル、ＰＯＥ（５０）ラウリルエーテル、ＰＯＥ（２５）
ヘキシデシルエーテル、ＰＯＥ（２５）イソステアリル
エーテル、ＰＯＥ（２５）オクチルデシルエーテル、Ｐ
ＯＥ（２５）デシルペンタデシルエーテル、ＰＯＥ（３
０）ベヘニルエーテル、ＰＯＥ（２５）デシルテトラデ
シルエーテル、ＰＯＥ（３０）コレステリルエーテル、
ＰＯＥ（１５）ラウリルエーテルステアレート、ＰＯＥ
（２０）ジラウレート、ＰＯＥ（１５０）モノステアレ
ート、ＰＯＥ（１５０）ジステアレート、ＰＯＥ（２
０）モノステアレート、ＰＯＥ（１０）モノオレエー
ト、ＰＯＥ（６０）グリセリルモノイソステアレート、
ＰＯＥ（６０）グリセリルトリイソステアレート、ＰＯ
Ｅ（４０）ソルビタンモノオレート、ＰＯＥ（６０）グ
リセリルトリオレート、ＰＯＥ（６０）グリセリルモノ
ステアレート、ＰＯＥ（３０）トリメチロールプロパン
ミリステート、ＰＯＥ（５０）トリメチロールプロパン
イソステアレート、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油，ＰＯ
Ｅ（５０）ヒマシ油、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油モノ
ラウレート、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油モノイソステ
アレート、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油トリイソステア
レート、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、ＰＯ
Ｅ（２５）グリセリルピログルタミン酸イソステアリン
酸ジエステルなどがある。そのうち特に好ましいのは、
ＰＯＥ（６０）グリセリルモノイソステアレート（ＥＭ
ＡＬＥＸＧＷＩＳ−１６０Ｎ、日本エマルジョン社製）
である。
ＨＬＢが８以上であり、好ましくはＨＬＢが１２以上で
あり、さらに好ましくは１５以上である。その配合量
は、乳化組成物全量中の０．１〜５重量％、好ましくは
０．５〜３重量％である。０．１重量％未満ではポリビ
ニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体の配合量が
多い場合、安定性や使用感の向上に影響を及ぼさない。
５重量％を越えるとポリビニルピロリドンとα−オレフ
ィンの共重合体を配合したことによる耐水性向上の効果
が損なわれる。本発明に使用されるＨＬＢが８以上の非
イオン界面活性剤は、例えば、ＰＯＥ（３０）セチルエ
ーテル、ＰＯＥ（５０）オレイルエーテル、ＰＯＥ（４
０）ステアリルエーテル、ＰＯＥ（３０）ノニルフェニ
ルエーテル、ＰＯＥ（５０）オクチルフェニルエーテ
ル、ＰＯＥ（５０）ラウリルエーテル、ＰＯＥ（２５）
ヘキシデシルエーテル、ＰＯＥ（２５）イソステアリル
エーテル、ＰＯＥ（２５）オクチルデシルエーテル、Ｐ
ＯＥ（２５）デシルペンタデシルエーテル、ＰＯＥ（３
０）ベヘニルエーテル、ＰＯＥ（２５）デシルテトラデ
シルエーテル、ＰＯＥ（３０）コレステリルエーテル、
ＰＯＥ（１５）ラウリルエーテルステアレート、ＰＯＥ
（２０）ジラウレート、ＰＯＥ（１５０）モノステアレ
ート、ＰＯＥ（１５０）ジステアレート、ＰＯＥ（２
０）モノステアレート、ＰＯＥ（１０）モノオレエー
ト、ＰＯＥ（６０）グリセリルモノイソステアレート、
ＰＯＥ（６０）グリセリルトリイソステアレート、ＰＯ
Ｅ（４０）ソルビタンモノオレート、ＰＯＥ（６０）グ
リセリルトリオレート、ＰＯＥ（６０）グリセリルモノ
ステアレート、ＰＯＥ（３０）トリメチロールプロパン
ミリステート、ＰＯＥ（５０）トリメチロールプロパン
イソステアレート、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油，ＰＯ
Ｅ（５０）ヒマシ油、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油モノ
ラウレート、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油モノイソステ
アレート、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油トリイソステア
レート、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、ＰＯ
Ｅ（２５）グリセリルピログルタミン酸イソステアリン
酸ジエステルなどがある。そのうち特に好ましいのは、
ＰＯＥ（６０）グリセリルモノイソステアレート（ＥＭ
ＡＬＥＸＧＷＩＳ−１６０Ｎ、日本エマルジョン社製）
である。
【０００６】本発明の高級脂肪酸石けんは、通常乳化剤
として用いられるものであればよく、特に限定されな
い。また、高級脂肪酸石けんは、そのものとして配合す
ることを要せず、高級脂肪酸とその中和剤として配合し
てもよい。高級脂肪酸石けんの高級脂肪酸部分として
は、イソステアリン酸等の液状脂肪酸、ステアリン酸、
パルミチン酸、ベヘニン酸等の固形脂肪酸が挙げられ
る。このうち固形脂肪酸を用いた場合には結晶化しやす
くなるので好ましくなく、液状脂肪酸を用いるほうがよ
い。アルカリ部分としては、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、トリエタノールアミン等が挙げられる。高級
脂肪酸石けんの配合量は０．１〜１０重量％、好ましく
は０．５〜５重量％である。
として用いられるものであればよく、特に限定されな
い。また、高級脂肪酸石けんは、そのものとして配合す
ることを要せず、高級脂肪酸とその中和剤として配合し
てもよい。高級脂肪酸石けんの高級脂肪酸部分として
は、イソステアリン酸等の液状脂肪酸、ステアリン酸、
パルミチン酸、ベヘニン酸等の固形脂肪酸が挙げられ
る。このうち固形脂肪酸を用いた場合には結晶化しやす
くなるので好ましくなく、液状脂肪酸を用いるほうがよ
い。アルカリ部分としては、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、トリエタノールアミン等が挙げられる。高級
脂肪酸石けんの配合量は０．１〜１０重量％、好ましく
は０．５〜５重量％である。
【０００７】本発明で用いられる油分の配合量は、ポリ
ビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体の配合量
に対して５倍量〜５０倍量、好ましくは７〜２０倍量、
さらに好ましくは９〜１５倍量である。５倍量未満で
は、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体
配合によって皮膚に塗布したとき、なめらかさがなく塗
布しにくい違和感を解消するには至らない。５０倍量を
越えるとオイルのあぶらっぽさやべたつきが生じてしま
う。本発明に使用される油分は、流動パラフィン，スク
ワラン等の炭化水素系オイル、イソプロピルミリステー
ト，グリセリルトリオクタノエート，ジエチレングリコ
ールモノプロピレンペンタエリスリトールエーテル，ペ
ンタエリスリチルテトラオクタノエート等のエステルオ
イル、マカデミアナッツオイル，月見草油，オリーブ
油，ミンク油，ホホバ油，ラノリン，スクワレン等の天
然動植物油脂類、オクチルメトキシシンナメート，２−
ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン等の油溶性紫
外線吸収剤などがあり、１種または２種以上の配合が可
能である。
ビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体の配合量
に対して５倍量〜５０倍量、好ましくは７〜２０倍量、
さらに好ましくは９〜１５倍量である。５倍量未満で
は、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体
配合によって皮膚に塗布したとき、なめらかさがなく塗
布しにくい違和感を解消するには至らない。５０倍量を
越えるとオイルのあぶらっぽさやべたつきが生じてしま
う。本発明に使用される油分は、流動パラフィン，スク
ワラン等の炭化水素系オイル、イソプロピルミリステー
ト，グリセリルトリオクタノエート，ジエチレングリコ
ールモノプロピレンペンタエリスリトールエーテル，ペ
ンタエリスリチルテトラオクタノエート等のエステルオ
イル、マカデミアナッツオイル，月見草油，オリーブ
油，ミンク油，ホホバ油，ラノリン，スクワレン等の天
然動植物油脂類、オクチルメトキシシンナメート，２−
ヒドロキシ−４−メトキシベンゾフェノン等の油溶性紫
外線吸収剤などがあり、１種または２種以上の配合が可
能である。
【０００８】本発明の乳化組成物は、広く皮膚外用の化
粧料や医薬品等への応用が可能であるが、それらの中で
も特に日焼け止め化粧料やハンドクリーム等の耐水性を
要する基剤への適用が好適である。
粧料や医薬品等への応用が可能であるが、それらの中で
も特に日焼け止め化粧料やハンドクリーム等の耐水性を
要する基剤への適用が好適である。
【０００９】日焼け止め化粧料として用いたときの紫外
線吸収剤の配合量は、１〜２５重量％である。１重量％
未満では、日焼け止め効果に乏しく、２５重量％を越え
る配合量の紫外線防止効果は現実的に必要なく不経済で
ある。また、紫外線吸収剤としては、オクチルメトキシ
シンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、２−ヒドロキ
シ−４−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系
紫外線吸収剤、オクチルジメチルＰＡＢＡ等のＰＡＢＡ
系紫外線吸収剤、オクチルサリシレート等のサリチル酸
系紫外線吸収剤、メチルベンジリデンカンファー等のカ
ンファー系紫外線吸収剤、ジベンゾイルメタン系紫外線
吸収剤、ベンズイミダゾール系紫外線吸収剤、ベンズト
リアゾール系紫外線吸収剤等がある。
線吸収剤の配合量は、１〜２５重量％である。１重量％
未満では、日焼け止め効果に乏しく、２５重量％を越え
る配合量の紫外線防止効果は現実的に必要なく不経済で
ある。また、紫外線吸収剤としては、オクチルメトキシ
シンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、２−ヒドロキ
シ−４−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系
紫外線吸収剤、オクチルジメチルＰＡＢＡ等のＰＡＢＡ
系紫外線吸収剤、オクチルサリシレート等のサリチル酸
系紫外線吸収剤、メチルベンジリデンカンファー等のカ
ンファー系紫外線吸収剤、ジベンゾイルメタン系紫外線
吸収剤、ベンズイミダゾール系紫外線吸収剤、ベンズト
リアゾール系紫外線吸収剤等がある。
【００１０】本発明の乳化組成物には本発明の効果を損
なわない量的、質的範囲内で必要に応じて多価アルコー
ル，多糖類，ムコ多糖類，ピロリドンカルボン酸（ＰＣ
Ａ）ソーダ，アミノ酸等の保湿剤、水溶性高分子化合物
や粘土鉱物等の増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、金属イオ
ン封鎖剤、無機あるいは有機粉末、顔料、薬効成分、色
素、香料などを配合できる。
なわない量的、質的範囲内で必要に応じて多価アルコー
ル，多糖類，ムコ多糖類，ピロリドンカルボン酸（ＰＣ
Ａ）ソーダ，アミノ酸等の保湿剤、水溶性高分子化合物
や粘土鉱物等の増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、金属イオ
ン封鎖剤、無機あるいは有機粉末、顔料、薬効成分、色
素、香料などを配合できる。
【００１１】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。なお、本発明は、これによって限定されるも
のではない。 実施例１（日焼け止め乳液） Ａ．ポリビニルピロリドン−エイコセン共重合体 ２重量％ （アンタロンＶ−２２０，ＧＡＦ社製） ＰＯＥ（６０）グリセリルイソステアレート １ グリセリルモノステアレート ２ セタノール １ イソステアリン酸 ２ スクワラン １５ オクチルメトキシシンナメート ７．５ ２−ヒドロキシ４−メトキシベンゾフェノン ２ 香料 ０．１ 防腐剤 適量 Ｂ．１，３−ブチレングリコール ５ モンモリロナイト ０．８ 水酸化カリウム ０．１５ 精製水 残余
説明する。なお、本発明は、これによって限定されるも
のではない。 実施例１（日焼け止め乳液） Ａ．ポリビニルピロリドン−エイコセン共重合体 ２重量％ （アンタロンＶ−２２０，ＧＡＦ社製） ＰＯＥ（６０）グリセリルイソステアレート １ グリセリルモノステアレート ２ セタノール １ イソステアリン酸 ２ スクワラン １５ オクチルメトキシシンナメート ７．５ ２−ヒドロキシ４−メトキシベンゾフェノン ２ 香料 ０．１ 防腐剤 適量 Ｂ．１，３−ブチレングリコール ５ モンモリロナイト ０．８ 水酸化カリウム ０．１５ 精製水 残余
【００１２】製法 Ａ（油相）とＢ（水相）をそれぞれ７０℃に加熱し、完
全溶解する。ＡにＢを加えて、乳化機で乳化する。乳化
物を熱交換機を用いて冷却し、クリームを得た。
全溶解する。ＡにＢを加えて、乳化機で乳化する。乳化
物を熱交換機を用いて冷却し、クリームを得た。
【００１３】比較例１〜３ 実施例１と同様にして表１記載の処方で日焼け止め乳液
を製造した。
を製造した。
【００１４】実施例１および比較例１〜３の乳液につい
て、以下の方法および基準で安定性および使用感を評価
した。その結果を併せて表１に示す。
て、以下の方法および基準で安定性および使用感を評価
した。その結果を併せて表１に示す。
【００１５】安定性の評価評価方法 試料を５０℃、室温、０℃に１ヵ月間保存し、安定性を
観察した。評価基準 結晶化、粘度上昇のないもの ：Ａ やや結晶化、粘度上昇がみられるもの：Ｂ 結晶化、粘度上昇をおこすもの ：Ｃ
観察した。評価基準 結晶化、粘度上昇のないもの ：Ａ やや結晶化、粘度上昇がみられるもの：Ｂ 結晶化、粘度上昇をおこすもの ：Ｃ
【００１６】使用感の評価評価方法 評価専門パネル１０名により、使用性の評価を行った。評価基準 なめらかで良く皮膚になじむ ：ａ ややなめらかさがなく、なじみにくい：ｂ なめらかさがなく、なじまない ：ｃ
【００１７】
【表１】
【００１８】なお、表中、はポリビニルピロリドンと
α−オレフィンの共重合体、はＨＬＢが８以上の非イ
オン界面活性剤、は以外の界面活性剤、は高級脂
肪酸石けん成分、は油分、はその他の配合成分であ
る。表１より、本発明の乳化組成物は安定性および使用
感のいずれもが向上していることがわかる。
α−オレフィンの共重合体、はＨＬＢが８以上の非イ
オン界面活性剤、は以外の界面活性剤、は高級脂
肪酸石けん成分、は油分、はその他の配合成分であ
る。表１より、本発明の乳化組成物は安定性および使用
感のいずれもが向上していることがわかる。
【００１９】実施例２（日焼け止め乳液） ポリビニルピロリドン−エイコセン共重合体 ２重量％ （アンタロンＶ−２２０，ＧＡＦ社製） ＰＯＥ（６０）グリセリルイソステアレート １ グリセリルモノステアレート ２ トリエタノールアミン １ イソステアリン酸 １．５ ステアリン酸 ０．５ セタノール １ スクワラン １５ １，３−ブチレングリコール ５ モンモリロナイト ０．８ オクチルメトキシシンナメート ７．５ ２−ヒドロキシ４−メトキシベンゾフェノン ２ 香料 ０．１ 防腐剤 適量 精製水 残余
【００２０】実施例３（日焼け止め乳液） ポリビニルピロリドン−エイコセン共重合体 １重量％ （アンタロンＶ−２２０，ＧＡＦ社製） ＰＯＥ（４０）ソルビタンモノオレート １ グリセリルモノステアレート ２ トリエタノールアミン １ イソステアリン酸 １ パルミチン酸 １ セタノール １ スクワラン ８ １，３−ブチレングリコール ５ モンモリロナイト ０．８ オクチルメトキシシンナメート ５ ２−ヒドロキシ４−メトキシベンゾフェノン ０．５ エデト酸三ナトリウム塩 ０．０２ 香料 ０．１ 防腐剤 適量 精製水 残余
【００２１】 実施例４（ハンドクリーム） Ａ．ポリビニルピロリドン−エイコセン共重合体 ２重量％ （アンタロンＶ−２２０，ＧＡＦ社製） ＰＯＥ（６０）グリセリルイソステアレート １ グリセリルモノステアレート ３ セタノール ２ イソステアリン酸 ３ 流動パラフィン １５ ワセリン ５ Ｂ．１，３−ブチレングリコール ３ グリセリン １５ 水酸化カリウム ０．２５ 精製水 残余
【００２２】製法 Ａ（油相）とＢ（水相）をそれぞれ７０℃に加熱し、完
全溶解する。ＡにＢを加えて、乳化機で乳化する。乳化
物を熱交換機を用いて冷却し、クリームを得た。
全溶解する。ＡにＢを加えて、乳化機で乳化する。乳化
物を熱交換機を用いて冷却し、クリームを得た。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の乳化組成
物は、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合
体の配合による耐水性や皮膚の保護性に影響を与えるこ
となく、基剤の経時での結晶化や粘度上昇が抑制され、
優れた安定性と使用感を有するものである。
物は、ポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合
体の配合による耐水性や皮膚の保護性に影響を与えるこ
となく、基剤の経時での結晶化や粘度上昇が抑制され、
優れた安定性と使用感を有するものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリビニルピロリドンとα−オレフィン
の共重合体と、ＨＬＢが８以上の非イオン界面活性剤
と、高級脂肪酸石けんと、油分とを配合し、油分の配合
量がポリビニルピロリドンとα−オレフィンの共重合体
に対して５〜５０倍量であることを特徴とする乳化組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09516293A JP3666511B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 乳化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09516293A JP3666511B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 乳化組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06279262A true JPH06279262A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3666511B2 JP3666511B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=14130085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09516293A Expired - Lifetime JP3666511B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 乳化組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3666511B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09235219A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Shiseido Co Ltd | 乳化化粧料 |
| JP2005089752A (ja) * | 2003-09-15 | 2005-04-07 | Clariant Gmbh | オキシアルキル化ポリグリセロールエステル含有液状組成物 |
| JP2009523718A (ja) * | 2006-01-16 | 2009-06-25 | レキット ベンキサー （ユーケイ） リミテッド | 組成物、調製方法及び使用方法 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP09516293A patent/JP3666511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09235219A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Shiseido Co Ltd | 乳化化粧料 |
| JP2005089752A (ja) * | 2003-09-15 | 2005-04-07 | Clariant Gmbh | オキシアルキル化ポリグリセロールエステル含有液状組成物 |
| JP2009523718A (ja) * | 2006-01-16 | 2009-06-25 | レキット ベンキサー （ユーケイ） リミテッド | 組成物、調製方法及び使用方法 |
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| JP3666511B2 (ja) | 2005-06-29 |
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