JPH06278802A - ごみ収集車のためのごみ収集制御装置 - Google Patents

ごみ収集車のためのごみ収集制御装置

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JPH06278802A
JPH06278802A JP6857193A JP6857193A JPH06278802A JP H06278802 A JPH06278802 A JP H06278802A JP 6857193 A JP6857193 A JP 6857193A JP 6857193 A JP6857193 A JP 6857193A JP H06278802 A JPH06278802 A JP H06278802A
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JP
Japan
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container
garbage
circuit
waste
signal
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Pending
Application number
JP6857193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Shigekusa
久志 重草
Naoki Tokitsu
直樹 時津
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06278802A publication Critical patent/JPH06278802A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65FGATHERING OR REMOVAL OF DOMESTIC OR LIKE REFUSE
    • B65F2210/00Equipment of refuse receptacles
    • B65F2210/152Material detecting means
    • B65F2210/1525Material detecting means for metal

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  • Refuse-Collection Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空き缶などの金属物を排除して、ごみ容器内
の金属物を含まないごみのみを確実に収集する。 【構成】 ごみ容器20内に空き缶などの金属物が混入
していないときには、データ処理装置40内のマイクロ
コンピュータが回動機構30を制御して、同回動機構3
0が受承部32a,32aに受承されたごみ容器20を
回動させて同容器20内のごみをごみ収集車10のごみ
収納部11に移す。ごみ容器20内に金属物が混入して
いる場合には、センサユニットにより金属物を検出し
て、マイクロコンピュータがこの検出に応答して回動機
構30によるごみ容器20の回動動作を禁止して、金属
物を含むごみの収集を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ集積場に集積され
るごみ容器内のごみを収集するごみ収集車に適用され、
ごみ容器から車体のごみ収納部へのごみの移し換えを制
御するごみ収集車のためのごみ収集制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両は、ごみ容器を受承
する受承部及び同受承部を回動させるアクチュエータを
有し、同アクチュエータの作動によりごみ容器を回動さ
せてごみ容器内のごみを車体に設けたごみ収納部に移す
回動機構を車体後部に備えている。そして、乗務員がご
み容器を受承部に受承させるとともアクチュエータを作
動させることにより、回動機構がごみ容器を回動させて
同容器内のごみを車体のごみ収納部に自動的に移し換え
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スプレー容器
やガス容器が内容物を残したままごみ容器内に捨てられ
ていた場合には、これらがその焼却処理時に小爆発する
という問題がある。また、資源の有効な活用の面からみ
ても、種々の金属製の空き缶は他のごみと分けて回収
し、金属物の再利用の対象とすることが好ましい。本発
明は、前記問題に対処するためになされたもので、その
目的は金属物のごみ容器内への混入を検出することによ
り、金属製の空き缶などを排除してごみを収集できるよ
うにしたごみ収集車のためのごみ収集制御装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、ごみ容器を受承する受承
部及び同受承部を回動させるアクチュエータを有し同ア
クチュエータの作動によりごみ容器を回動させてごみ容
器内のごみを車体に設けたごみ収納部に移す回動機構を
車体後部に組み付けてなるごみ収集車に適用され、アク
チュエータの作動を指示する指示手段と、指示手段によ
る作動指示に応答してアクチュエータを作動させる作動
制御手段と、回動機構に組み付けられてなりごみ容器を
受承部に受承させた状態にてごみ容器内への金属物の混
入を検出する金属物検出手段と、金属物検出手段が金属
物の混入を検出したとき作動制御手段を制御してアクチ
ュエータの作動を禁止する禁止手段とを備えたことにあ
る。
【0005】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、乗務員がごみ容器を受承部に受承させた後に指
示手段によってアクチュエータの作動が指示されると、
作動制御手段がこの指示に応答してアクチュエータを作
動させ、回動機構がごみ容器を回動させてごみ容器内の
ごみを車体に設けたごみ収納部に移し換える。この場
合、ごみ容器内に空き缶などの金属物が混入している
と、金属物検出手段がこの金属物を検出し、禁止手段が
この検出に応答してアクチュエータの作動を禁止する。
これにより、金属物が混入してないごみ容器内のごみの
みがごみ収集車に移し換えられ、金属物が混入している
容器内のごみはごみ収集車に移し換えられないので、金
属製の空き缶などを排除してごみを収集できるようにな
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1は、ごみ収集車10が合成樹脂等の非磁性か
つ非導電性の材料で箱型に形成したごみ容器20の置か
れたごみ集積場に停車している状態を概略的に示してい
る。ごみ収集車10は、ごみ容器20を受承するととも
に回動させて同容器20内のごみを車体に設けたごみ収
納部11に移し換えるための回動機構30を車体後部に
備えている。
【0007】回動機構30は、図1及び図4に示すよう
に、車体の後方下部に左右方向に所定の間隔をおいて各
基端部にて固定された左右一対の支持部材31、31を
有している。支持部材31、31は後方に延設され、各
先端部内側に設けた円柱状の支持部31a,31aにて
左右一対の回動アーム32、32の上端部を回動可能に
支持している。両回動アーム32,32は、それらの下
部及び中央部に各両端を接続した支持ロッド33及び支
持板34により、所定間隔をおいて連結されている。各
回動アーム32,32の上部後端面には、後方に延設さ
れて先端にて上方に突出した略L字状の受承部32a、
32aが一体的に形成されている。一方、ごみ容器20
の左右側壁上部には、それらの一端部にて左右一対の取
っ手21、21が設けられているとともにそれらの他端
部にて左右一対の取っ手22、22が設けられており、
同容器20は各取っ手21,21又は22,22にて受
承部32a,32aに受承されるようになっている。
【0008】また、回動機構30は、回動アーム32,
32を回動させるアクチュエータとしての油圧シリンダ
35を有している。油圧シリンダ35は基端部にて車体
の後方下部に傾動可能に支持されるとともに後方に延設
され、そのピストンロッド35aの先端部を左側の回動
アーム32に回動可能に接続させている。この油圧シリ
ンダ35は、ごみ収集車10のエンジンにより駆動され
る油圧ポンプからの吐出油によってそのピストンロッド
35aを後方へ延出させ、また前記油圧ポンプからの吐
出油の停止時にはその内部に組み込んだ圧縮コイルスプ
リングによりピストンロッド35aを後退させる。油圧
シリンダ35の外周壁には指示スイッチ36が付設され
ており、同スイッチ36はその操作毎に反転されて回動
アーム32,32の基準位置から上方への回動及び同上
方から基準位置への復帰を指示する回動及び復帰指示信
号を出力する。
【0009】次に、この回動機構30を電気的に制御す
る制御装置について説明する。この制御装置は、ごみ収
集車10の運転席近傍に設けたデータ処理装置40と、
回動機構30に取り付けたアンテナユニット50及びセ
ンサユニット60と、各ごみ容器20にそれぞれ装備し
た応答装置70とにより構成されている。
【0010】データ処理装置40は、図5に示すよう
に、図示しないバッテリからイグニッションスイッチを
介して給電される電源回路41を備えており、同電源回
路41はイグニッションスイッチの投入によりマイクロ
コンピュータ42、記憶回路43、表示回路44、ブザ
ー回路45、アンテナユニット50及びセンサユニット
60に所定の電圧を供給する。マイクロコンピュータ4
2は、電源回路41からの電圧供給により同コンピュー
タ42に内蔵したROMに記憶されていて図7及び図8
に示すフローチャートに対応したプログラムの実行を開
始し、このプログラムの実行により、記憶回路43、回
動機構30、アンテナユニット50及びセンサユニット
60からの各種信号に応答して記憶回路43、表示回路
44、ブザー回路45、回動機構30及びアンテナユニ
ット50をそれぞれ制御する。このマイクロコンピュー
タ42と前記回動機構30との関係においては、同コン
ピュータ42は指示スイッチ36からの指示信号を入力
するとともに、油圧シリンダ35の作動を回動機構30
内に組み込まれた図示しない制御回路を介して制御す
る。記憶回路43はRAM、不揮発性RAMなどにより
構成されていて各種データを記憶し、表示回路44は各
種データを文字表示し、ブザー回路45はブザー音を発
音するものである。
【0011】アンテナユニット50は、図1及び図4に
示すように、回動機構30の右側回動アーム32の中央
部から後方へL字状に延出する支持ロッド51の先端部
に固定されており、同ユニット50は、ごみ容器20が
受承部32a,32aに受承された状態にてごみ容器2
0の右(又は左)側壁24のほぼ中央部に対向するよう
に位置する。次に、アンテナユニット50の電気回路構
成について説明する。アンテナユニット50は、図5に
示すように、データ処理装置40の電源回路41から給
電される電圧調整回路51を有し、同回路51は電源回
路41からの電圧を調整して出力することによって搬送
波発振器52、変調回路53及び検波増幅回路56を作
動させる。変調回路53は、マイクロコンピュータ42
により制御されて、搬送波発振器52からの搬送波信号
をそのまま変調されてない信号として送信アンテナ54
に出力したり、同コンピュータ42からの信号で搬送波
発振器52からの搬送波信号を変調して変調された信号
として送信アンテナ54に出力する。送信アンテナ54
は前記変調されてない信号又は変調された信号を応答装
置70に送信する。検波増幅回路56は、応答装置70
から送信されて受信アンテナ55にて受信した受信信号
を検波増幅してマイクロコンピュータ42に出力する。
【0012】センサユニット60は、図4に示すよう
に、回動機構30の支持板34の中央部に固定されてお
り、同ユニット60は、ごみ容器20が受承部32a,
32aに受承された状態にてごみ容器20の前(又は
後)面24のほぼ中央部に対向するように位置する。次
に、センサユニット60の電気回路構成について説明す
る。センサユニット60は、図5に示すように、データ
処理装置40の電源回路41から給電される電圧調整回
路61を有し、同回路61は電源回路41からの電圧を
調整して出力することによって発振器62、検波回路6
4、比較回路65及び基準信号発生器65aを作動させ
る。発振器62は所定周波数の発振信号を検出コイル6
3及び検波回路64に出力する。検出コイル63は発振
器62からの発振信号に基づいてその周囲に前記発振周
波数の交番磁界を発生し、検波回路64は発振器62か
らの発振信号を検波して同発振信号の振幅を表すアナロ
グ電圧信号を出力する。この場合、ごみ容器20内に空
き缶等の金属物が混入していると、同金属物内に前記交
番磁界に起因した渦電流が流れて発振器62の出力損失
が大きくなるため、発振器62からの発振信号の振幅値
が減少して、検波回路64から出力されるアナログ電圧
信号のレベルが低下する。比較回路65は検波回路64
からの前記アナログ電圧信号と基準信号発生器65aか
らの基準電圧とを比較して、同比較結果に応じてごみ容
器20内の金属物の有無を表す検出信号をマイクロコン
ピュータ42に出力する。
【0013】各応答装置70は、図1及び図4に示すよ
うに、各ごみ容器20の右側側壁24のほぼ中央部にそ
れぞれ固定されていて、ごみ容器20が受承部32a,
32aに受承された状態にてアンテナユニット50に対
向するようになっている。次に、各応答装置70の電気
回路構成について説明する。応答装置70は、図6に示
すように、受信アンテナ71を有する。受信アンテナ7
1はアンテナユニット50の送信アンテナ54からの信
号(変調されてない信号及び変調された信号)を受信し
て、同受信した信号に対応した電気信号を検波増幅回路
72に供給する。検波増幅回路72は前記変調されてな
い信号及び変調された信号を検波増幅して電源回路73
及び制御回路74に出力する。電源回路73はバッテリ
を内蔵しており、前記変調されてない信号を検波した信
号によりトリガーされて、所定の動作電圧を制御回路7
4、記憶回路75、搬送波発振器76及び変調回路77
に供給する。制御回路74は前記変調された信号を検波
した信号により制御されて、変調された信号により表さ
れたデータ(例えば、ごみの収集日、同収集時刻、金属
物の有無の判定結果を表すデータ)を不揮発性RAMに
より構成された記憶回路75に書き込んだり、同記憶回
路75に予め記憶されているデータ(例えば、ごみ容器
20の集積場、同容器20の番号などを表すデータ)を
読み出して同データを表す信号を変調回路77に出力す
る。変調回路77は制御回路74から出力された信号で
搬送波発振器76から出力される搬送波信号を変調して
送信アンテナ78に供給し、同アンテナ78は同供給さ
れた信号をアンテナユニット50に送信する。
【0014】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。ごみ収集車10がごみ収集場に向けて発進
したものとする。この発進に伴うイグニションスイッチ
の操作により、データ処理装置40の電源回路41がバ
ッテリからの電圧を調整するとともに出力し、マイクロ
コンピュータ42、記憶回路43、表示回路44及びブ
ザー回路45を動作状態にする。また、これと同時に、
アンテナユニット50の電圧調整回路51が搬送波発振
器52、変調回路53及び検波増幅回路56を動作状態
にし、かつセンサユニット60の電圧調整回路61が発
振器62、検波回路64、比較回路65及び基準信号発
生器65aを動作状態にする。このような状態下で、マ
イクロコンピュータ42は図7のステップ100にてプ
ログラムの実行を開始し、ステップ110にて回動機構
30の指示スイッチ36から回動アーム32,32の復
帰を表す復帰指示信号が出力されているか否かを判定す
る。ごみ収集車10がごみ集積場に到着するまでは指示
スイッチ36が操作されることはないので、ステップ1
10にて「NO」と繰り返し判定し続ける。そして、ご
み収集車10がごみ集積場に到着すると、運転者(又は
乗務員)はエンジンを作動させたまま同車10をその場
に停車させる(図1参照)。なお、この状態では、回動
機構30の回動アーム32,32は上方に回動されて車
体後部に格納されている。
【0015】そして、乗務員はごみ収集車10から降り
て指示スイッチ36を操作すると、同スイッチ36は復
帰指示信号を出力する。これにより、マイクロコンピュ
ータ42はステップ110にて「YES」と判定して、
ステップ111にて回動機構30に油圧シリンダ35の
ピストンロッド35aを後退させるための制御信号を同
機構30に設けた制御回路に出力し、回動アーム32,
32を上方に回動させるための回動指示信号が指示スイ
ッチ36から出力されるまでステップ120の判定処理
を繰り返し実行し続ける。制御回路は前記制御信号に応
答して、油圧ポンプから油圧シリンダ35に対する吐出
油の供給を停止する。これにより、ピストンロッド35
aは油圧シリンダ35内に後退するので、回動アーム3
2、32は下方へ向け回動して、回動機構30は図1に
て示す状態に維持される。
【0016】乗務員が、ごみ集積場にある複数のごみ容
器20の一つを取り上げて、同容器20の取っ手21、
21(又は取っ手22,22)を両回動アーム32、3
2の各受承部32a、32a上に置くと、同容器20は
図2に示す状態になる。この状態では、アンテナユニッ
ト50は応答装置70に対向し、センサユニット60は
ごみ容器20の前面(又は後面)23に対向して位置す
る。この後、乗務員が指示スイッチ36をふたたび操作
すると、同スイッチ36は回動アーム32,32を上方
へ回動されることを指示する回動指示信号を出力する。
これにより、マイクロコンピュータ42はステップ12
0にて「YES」と判定して、ステップ121にて油圧
ポンプからの吐出油を油圧シリンダ35に供給するため
の制御信号を回動機構30内の制御回路に出力する。制
御回路は油圧シリンダ35に前記吐出油を供給するの
で、同シリンダ35はそのピストンロッド35aを斜め
上方に延出させる。これにより、回動アーム32、32
は上方へ回動し始め、ごみ容器20が持ち上げられ始め
る。
【0017】前記ステップ121の処理後、マイクロコ
ンピュータ42がステップ122にてアンテナユニット
50の変調回路53に非変調作動指令を出力するととも
に、同ユニット50の検波増幅回路56からの信号を入
力する。変調回路53は搬送波発振器52からの搬送波
信号をそのまま変調されてない信号として出力し、送信
アンテナ54が同信号を送信する。この送信された変調
されてない信号は応答装置70の受信アンテナ71によ
って受信され、同受信された信号は検波増幅回路72に
よって検波されて電源回路73をトリガする。これによ
り、電源回路73は制御回路74、記憶回路75、搬送
波発振器76及び変調回路77を動作させ、制御回路7
4は検波増幅回路72からの信号に応答してごみ容器2
0の集積場、同容器20の番号などを表すデータを記憶
回路75から読み出して変調回路77に供給する。変調
回路77は搬送波発振器76からの搬送波信号を制御回
路74からの前記データを表す信号で変調して送信アン
テナ78に供給し、同アンテナ78が前記供給された信
号を送信する。この送信された信号はアンテナユニット
50の受信アンテナ55により受信され、同受信された
信号は検波増幅回路56により検波増幅されてマイクロ
コンピュータ42に供給されるので、同コンピュータ4
2は前記ステップ122にて同応答装置70の記憶回路
75から読み出されたデータを入力することになる。そ
して、ステップ123にて前記入力したデータを表示回
路44に出力して、同データに応じてごみ容器20の集
積場、同容器20の番号などを文字表示する。
【0018】次に、マイクロコンピュータ42は図8の
ステップ130にてセンサユニット60の比較回路65
からの検出信号を入力してごみ容器20内に空き缶など
の金属物が混入しているか否かを判定する。ごみ容器2
0内に空き缶などの金属物が入っていなければ、比較回
路65は金属物がないことを表す検出信号を出力してい
るので、マイクロコンピュータ42はステップ130に
て「NO」と判定してプログラムをステップ133に進
める。ステップ133においては、前記したごみ容器2
0の集積場、同容器20の番号などを表すデータと共
に、同データに対応させて金属物がないことを表すデー
タを記憶回路43に書き込む。次に、ステップ140に
て、前述したステップ110の処理と同様に、指示スイ
ッチ36から復帰指示信号が出力されているか否かを判
定する。この場合、乗務員が指示スイッチ36を操作す
るまで、ステップ140にて「NO」と判定され続けて
プログラムは先へ進まない。この間に、回動アーム3
2,32はごみ容器20を受承したまま上方に回動する
ので、図3に示すように、ごみ容器20は最終的には反
転されて同容器20内のごみがごみ収集車10の収納部
11に移し換えられる。このようなごみの移し換え後、
乗務員が指示スイッチ36が操作すると、マイクロコン
ピュータ42はステップ140にて「YES」と判定し
て、ステップ141にて前述したステップ111の処理
と同様な処理により油圧シリンダ35のピストンロッド
35aを後退させて回動アーム32,32を基準位置に
復帰させる。
【0019】前記ステップ141の処理後、マイクロコ
ンピュータ42は、ステップ150にて、停車している
ごみ集積場に置かれた全てのごみ容器20内のごみがご
み収集車10へ移し換えられたか否かを判定する。この
場合、マイクロコンピュータ42は記憶回路43に前記
書き込んだごみ容器20の集積場、同容器20の番号を
表すデータと予め記憶されていてごみ集積場に置かれた
ごみ容器の数を表すデータを比較することにより、前記
判定を行う。また、これに代え又はこれに加えて図示し
ない完了スイッチを乗務員が操作したか否かを検出する
ことにより、前記判定を行うこともできる。全てのごみ
容器20内のごみがごみ収集車10へ移し換えられてい
なければ、マイクロコンピュータ42はステップ150
にて「NO」と判定してプログラムを図7のステップ1
20に戻し、ごみ容器20に金属物が入ってないことを
条件に、ステップ120〜123,130,133,1
40〜150からなる循環処理により、ごみ容器20内
のごみがごみ収集車10へ移し換えられていく。
【0020】一方、ごみ容器20内に金属物が混入して
いた場合には、マイクロコンピュータ42は、前記ステ
ップ130にて、センサユニット60の比較回路65か
らの検出信号に基づいて「YES」と判定して、ステッ
プ131,132の処理後にプログラムをステップ13
3に進める。ステップ131においては、回動機構30
内の制御回路が制御されて、油圧シリンダ35によるピ
ストンロッド35aの延出を停止させる。したがって、
この場合には、回動アーム32、32の上方への回動は
停止される。また、ステップ132においては、金属物
が検出されたことを表示回路44に表示させ、かつブザ
ー回路45を短時間だけ作動させてブザー音を発音させ
る。前記ステップ131,132の処理後、マイクロコ
ンピュータ42は、ステップ133にて、前記と同様
に、ごみ容器20の集積場、同容器20の番号などを表
すデータと共に、同データに対応させて金属物がごみ容
器20内にあったことを表すデータを記憶回路43に書
き込み、プログラムをステップ140に進める。
【0021】一方、このような場合には、乗務員は、前
記表示又はブザー音により、受承部32a、32aに受
承させたごみ容器20内に金属物が混入していることを
認識するので、指示スイッチ36を操作する。この指示
スイッチ36の操作に応答して、前述したステップ14
0,141の処理により油圧シリンダ35のピストンロ
ッド35aを後退させて、回動アーム32、32を基準
位置に復帰させる。したがって、これにより、乗務員
は、金属物の混入したごみをごみ収集車10内に収集す
ることなく、ごみ容器20を回動機構30から降ろすこ
とができる。このようにして、金属物の混入したごみ容
器20を回動機構から降ろした後には、前述したステッ
プ120〜150からなる循環処理により、金属物が混
入してないごみ容器20内のごみがごみ収集車10に移
し換えられ、また金属物が混入したごみ容器20は当該
ごみ集積場にごみが入ったまま取り残される。なお、こ
の場合、乗務員がごみ容器20内の金属物を除去し又は
金属物のみを分けて別途収集した後、再度ごみ容器20
を受承部32a,32aに受承させて同容器20内の金
属物の混入してないごみをごみ収集車10に移し換える
ようにしてもよい。
【0022】このようにして、全てのごみ容器20に関
する処理が終了すると、マイクロコンピュータ42はス
テップ150にて前述した判定条件の基に「YES」と
判定して、プログラムをステップ151に進める。ステ
ップ151においては、前記ステップ121と同様な処
理により、油圧シリンダ35のピストンロッド35aを
延出させて回動アーム32、32を上方へ回動させる。
これにより、回動アーム32,32は車体後部に格納さ
れる。前記ステップ151の処理後、マイクロコンピュ
ータ42はプログラムを図7のステップ110に戻し
て、ごみ収集車10を最初に発進させたときと同様な状
態にする。この後、乗務員はふたたびごみ収集車10に
乗って、次のごみ集積場に向かう。
【0023】以上説明したように、上記実施例において
は、ごみ容器20内に空き缶などの金属物が混入してい
ないときには、マイクロコンピュータ42が回動機構3
0を制御して、同回動機構30が受承部32a,32a
に受承されたごみ容器20を回動させて同容器20内の
ごみをごみ収集車10に移す。一方、ごみ容器20内に
金属物が混入している場合には、センサユニット60が
同金属物を検出して、マイクロコンピュータ42がこの
検出に応答して前記回動機構30によるごみ容器20の
回動動作を禁止するので、ごみ容器20内のごみはごみ
収集車10に移されない。したがって、本実施例のごみ
収集制御装置によれば、金属物が混入したごみをごみ収
集車10に収集することなく、当該ごみ容器20を回動
機構30から降ろすことができるので、金属物を排除し
て各ごみ容器20内のごみのみを確実に収集できる。こ
の場合、センサユニット60は回動機構30の支持板3
4に支持されているので、ごみ容器20が受承部32
a,32aに受承された状態では、同ユニット60はご
み容器20に近接し、ごみ容器20内の混入金属物の検
出が確実になされ得る。
【0024】また、前記実施例において、ごみ容器20
内への金属物の混入の有無を表すデータが、ごみ集積場
及びごみ容器20を表すデータと共に記憶回路43内に
書き込まれるようにしたので、ごみ収集作業後に前記デ
ータを読み出せば、金属物を混入させたごみ集積場を特
定でき、ごみ容器20の管理者、ごみ集積場の近隣の住
民に対して警告や改善を促したり、金属物の再利用のた
めの回収ルートへの提供を促す等の対策も採り得る。
【0025】なお、本発明の実施にあたっては、前記実
施例にて述べたデータ処理装置40において、図9に示
すように、ICカード47へのデータの書き込み及び同
カード47からデータの読み出しを行うICカードリー
ド・ライタ46をマイクロコンピュータ42に付加的に
接続して、ICカードリード・ライタ46を介して記憶
回路43内のデータをICカード47内に写しとるよう
にしたり、逆にICカード47内のデータを記憶回路4
3に書き込むようにしてもよい。
【0026】また、本発明の実施にあたっては、図10
に示すように、ごみ収集車10に一対の回動機構30、
30を設けて実施してもよい。かかる場合には、各回動
機構30、30にそれぞれ対応して各アンテナユニット
50及び各センサユニット60を設ければよい。さら
に、本発明の実施にあたっては、油圧シリンダ35に代
えて、電気的なリニアアクチュエータのような種々のア
クチュエータを利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すごみ収集車の概略側
面図である。
【図2】 同ごみ収集車の回動機構の作動状態を示す概
略側面図である。
【図3】 同ごみ収集車の回動機構の作動状態を示す概
略側面図である。
【図4】 同回動機構の分解拡大斜視図である。
【図5】 図1のデータ処理装置、アンテナユニット及
び図4のセンサユニットの詳細ブロック図である。
【図6】 図1の応答装置の詳細ブロック図である。
【図7】 図5のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムの前半部分に対応したフローチャートであ
る。
【図8】 同プログラムの後半部分に対応したフローチ
ャートである。
【図9】 前記実施例のデータ処理装置の変形例を示す
ブロック図である。
【図10】前記実施例のごみ収集車の変形例を示す平面
図である。
【符号の説明】
10…ごみ収集車、11…ごみ収納部、20…ごみ容
器、30…回動機構、32…回動アーム、32a…受承
部、35…油圧シリンダ、36…指示スイッチ、40…
データ処理装置、42…マイクロコンピュータ、50…
アンテナユニット、60…センサユニット、63…検出
コイル、70…応答装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみ容器を受承する受承部及び同受承部
    を回動させるアクチュエータを有し同アクチュエータの
    作動によりごみ容器を回動させてごみ容器内のごみを車
    体に設けたごみ収納部に移す回動機構を車体後部に組み
    付けてなるごみ収集車に適用され、 前記アクチュエータの作動を指示する指示手段と、 前記指示手段による作動指示に応答して前記アクチュエ
    ータを作動させる作動制御手段と、 前記回動機構に組み付けられてなりごみ容器を前記受承
    部に受承させた状態にてごみ容器内への金属物の混入を
    検出する金属物検出手段と、 前記金属物検出手段が金属物の混入を検出したとき前記
    作動制御手段を制御して前記アクチュエータの作動を禁
    止する禁止手段とを備えたことを特徴とするごみ収集車
    のためのごみ収集制御装置。
JP6857193A 1993-03-26 1993-03-26 ごみ収集車のためのごみ収集制御装置 Pending JPH06278802A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106483919A (zh) * 2016-11-28 2017-03-08 湖北精功科技有限公司 一种生活垃圾收运压缩控制方法及控制系统
WO2021132731A1 (ja) * 2019-12-26 2021-07-01 ユニ・チャーム株式会社 管理装置、管理方法、及び管理プログラム

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