JPH06278266A - 真空固定用台 - Google Patents
真空固定用台Info
- Publication number
- JPH06278266A JPH06278266A JP9198893A JP9198893A JPH06278266A JP H06278266 A JPH06278266 A JP H06278266A JP 9198893 A JP9198893 A JP 9198893A JP 9198893 A JP9198893 A JP 9198893A JP H06278266 A JPH06278266 A JP H06278266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- printed
- vacuum
- carbon material
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Screen Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 炭素材料の通気特性の易制御性を利用し、印
刷の高精度化及び段取り変えなど工程の省略が可能とな
る。 【構成】 スクリーン印刷などで用いられる被印刷物を
固定するための真空固定用台において、その材質を炭素
材質で、且つ通気性材質の気孔率が10〜80%及び平
均気孔径が0.5〜50μmであることを特徴としてい
る。 【効果】 本発明材を使用することにより、従来使用さ
れている金属板への置換が可能であり、かつ精密な印刷
を行うことができる。また従来被印刷物の変更に付随し
ていた固定板の取変えが不要となり、実作業の効率化が
可能である。
刷の高精度化及び段取り変えなど工程の省略が可能とな
る。 【構成】 スクリーン印刷などで用いられる被印刷物を
固定するための真空固定用台において、その材質を炭素
材質で、且つ通気性材質の気孔率が10〜80%及び平
均気孔径が0.5〜50μmであることを特徴としてい
る。 【効果】 本発明材を使用することにより、従来使用さ
れている金属板への置換が可能であり、かつ精密な印刷
を行うことができる。また従来被印刷物の変更に付随し
ていた固定板の取変えが不要となり、実作業の効率化が
可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン印刷などに
用いられる印刷物の真空固定用台の材料に関するもので
ある。
用いられる印刷物の真空固定用台の材料に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリーン印刷は、紙,陶器,各
プラスチック製品への印刷,又セラミックIC基板への
導体印刷など巾広い分野にて利用されいてる。そしてそ
の印刷方法においては被印刷物を固定するために、鋳鉄
や銅合金などの金属板に直径1m/m程度の穴を無数に設
け、その穴を介して背面より真空引きし、いわゆる真空
吸着によって行われている。
プラスチック製品への印刷,又セラミックIC基板への
導体印刷など巾広い分野にて利用されいてる。そしてそ
の印刷方法においては被印刷物を固定するために、鋳鉄
や銅合金などの金属板に直径1m/m程度の穴を無数に設
け、その穴を介して背面より真空引きし、いわゆる真空
吸着によって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述す
る金属製固定板には以下に示す欠点を有している。先
ず、金属自体には通気性がないため貫通穴を設けること
が必要となるが、この穴を開ける手法として機械的な加
工が用いられ穴径は最小でも0.5m/m程度が限度であ
る。そのため固定板として使用する場合、上部に置かれ
る被印刷物が柔軟性を有する材料であると穴の部分に歪
みが生じ、被印刷物の平面性が損なわれてしまう。その
ため正確な印刷が不可能となる。また、貫通穴径が大き
いために、固定板全面に穴を無数に設けると莫大な量の
空気を吸引する必要があるため現状では被印刷物の大き
さに合わせた穴数及び穴位置を決め、固定板として使用
されている。しかしこの場合被印刷物が変わるとそれに
合わせた固定板に変える必要があり、この作業は工程の
長時間化として問題となっている。
る金属製固定板には以下に示す欠点を有している。先
ず、金属自体には通気性がないため貫通穴を設けること
が必要となるが、この穴を開ける手法として機械的な加
工が用いられ穴径は最小でも0.5m/m程度が限度であ
る。そのため固定板として使用する場合、上部に置かれ
る被印刷物が柔軟性を有する材料であると穴の部分に歪
みが生じ、被印刷物の平面性が損なわれてしまう。その
ため正確な印刷が不可能となる。また、貫通穴径が大き
いために、固定板全面に穴を無数に設けると莫大な量の
空気を吸引する必要があるため現状では被印刷物の大き
さに合わせた穴数及び穴位置を決め、固定板として使用
されている。しかしこの場合被印刷物が変わるとそれに
合わせた固定板に変える必要があり、この作業は工程の
長時間化として問題となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、スクリーン印
刷時の被印刷物固定板に、気孔率10%以上、平均気孔
径が0.5〜50μmである炭素材料を用いたことを特
徴とするものである。
刷時の被印刷物固定板に、気孔率10%以上、平均気孔
径が0.5〜50μmである炭素材料を用いたことを特
徴とするものである。
【0005】すなわち気孔率が10%以下であると材料
自体の通気特性が急激に低下し真空引きする媒体として
使用不可能となる。吹き出し用媒体として用いる場合
は、吹き出し圧を任意に上昇することができるが、真空
引きの場合は、1atmの圧力しか加えられないこととな
り、材料の気孔率は10%以上が必要となる。気孔率が
80%以上であると材料としての強度が極端に低くな
り、取り扱いが困難となる。平均気孔径については0.
5〜50μm望ましくは1〜10μmの材料が適当であ
る。平均気孔径が0.5μm以下の材料を使用した場
合、気孔率を10%以上とすることは非常に困難であ
る。平均気孔径が50μm以上の材料を使用した場合材
料の表面に凹凸が顕著に現れ、真空引き固定すると被印
刷物に歪みが生じてしまう。又、炭素材料は易加工性材
料であり、複雑形状であっても容易に作成可能であると
同じに、気孔率の高い材料であっても、比較的高い物理
強度を保持するため、取り扱いが容易である。セラミッ
クス系ポーラス材の検討もされているが、材料強度面に
問題があり、かつ、平均気孔径が大きくなる問題を持っ
ている。
自体の通気特性が急激に低下し真空引きする媒体として
使用不可能となる。吹き出し用媒体として用いる場合
は、吹き出し圧を任意に上昇することができるが、真空
引きの場合は、1atmの圧力しか加えられないこととな
り、材料の気孔率は10%以上が必要となる。気孔率が
80%以上であると材料としての強度が極端に低くな
り、取り扱いが困難となる。平均気孔径については0.
5〜50μm望ましくは1〜10μmの材料が適当であ
る。平均気孔径が0.5μm以下の材料を使用した場
合、気孔率を10%以上とすることは非常に困難であ
る。平均気孔径が50μm以上の材料を使用した場合材
料の表面に凹凸が顕著に現れ、真空引き固定すると被印
刷物に歪みが生じてしまう。又、炭素材料は易加工性材
料であり、複雑形状であっても容易に作成可能であると
同じに、気孔率の高い材料であっても、比較的高い物理
強度を保持するため、取り扱いが容易である。セラミッ
クス系ポーラス材の検討もされているが、材料強度面に
問題があり、かつ、平均気孔径が大きくなる問題を持っ
ている。
【0006】
【作用】本発明に係る材料は、炭素材料の通気特性の易
制御性を利用し印刷の高精度化及び段取り変えなど工程
の省略が可能となる。
制御性を利用し印刷の高精度化及び段取り変えなど工程
の省略が可能となる。
【0007】
【実施例】石油コークスの粉末にバインダーとしてコー
ルタールピッチを使用して製造された特性値の異なる炭
素材料を用いて厚み10m/m、1辺100m/mの板を作成
した。使用した材料の特性を表1に示す。作成した板上
に厚さ0.1m/mのプラスチックフィルムを乗せ板下面
より真空引きしフィルムの平面性及び板への接着強度を
調査した。比較として同形状の鋳鉄板に10m/mピッチ
で0.5m/mの貫通穴を設けたものとセラミック系ポー
ラス材にて同様の試験を実施した。
ルタールピッチを使用して製造された特性値の異なる炭
素材料を用いて厚み10m/m、1辺100m/mの板を作成
した。使用した材料の特性を表1に示す。作成した板上
に厚さ0.1m/mのプラスチックフィルムを乗せ板下面
より真空引きしフィルムの平面性及び板への接着強度を
調査した。比較として同形状の鋳鉄板に10m/mピッチ
で0.5m/mの貫通穴を設けたものとセラミック系ポー
ラス材にて同様の試験を実施した。
【0008】
【表1】
【0009】
【発明の効果】本発明材を使用することにより、従来使
用されている金属板への置換が可能であり、かつ精密な
印刷を行うことができる。又、従来被印刷物の変更に付
随していた固定板の取変えが不要となり、実作業の効率
化が可能である。
用されている金属板への置換が可能であり、かつ精密な
印刷を行うことができる。又、従来被印刷物の変更に付
随していた固定板の取変えが不要となり、実作業の効率
化が可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 スクリーン印刷などで用いられる被印刷
物を固定するための真空固定用台において、その材質を
炭素材質で且つ通気性材質にしたことを特徴とする真空
固定用台。 - 【請求項2】 炭素材質で、且つ通気性材質の気孔率が
10〜80%及び平均気孔径が0.5〜50μmである
ことを特徴とする請求項1記載の真空固定用台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9198893A JPH06278266A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 真空固定用台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9198893A JPH06278266A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 真空固定用台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278266A true JPH06278266A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14041850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9198893A Pending JPH06278266A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 真空固定用台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06278266A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56127456A (en) * | 1980-03-12 | 1981-10-06 | Hitachi Ltd | Stage for screen process printing |
JPS6053559B2 (ja) * | 1981-05-07 | 1985-11-26 | チ−ズブロ−−ポンズ・インコ−ポレイテツド | Ac誘導モ−タのための自己較正型力率制御装置 |
JPS61144898A (ja) * | 1984-12-18 | 1986-07-02 | シャープ株式会社 | 印刷配線基板の製造装置 |
JPS61237667A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-22 | Tokyo Electric Co Ltd | 印刷装置 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9198893A patent/JPH06278266A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56127456A (en) * | 1980-03-12 | 1981-10-06 | Hitachi Ltd | Stage for screen process printing |
JPS6053559B2 (ja) * | 1981-05-07 | 1985-11-26 | チ−ズブロ−−ポンズ・インコ−ポレイテツド | Ac誘導モ−タのための自己較正型力率制御装置 |
JPS61144898A (ja) * | 1984-12-18 | 1986-07-02 | シャープ株式会社 | 印刷配線基板の製造装置 |
JPS61237667A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-22 | Tokyo Electric Co Ltd | 印刷装置 |
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