JPH062772A - テレスコープ弁 - Google Patents

テレスコープ弁

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Publication number
JPH062772A
JPH062772A JP16090692A JP16090692A JPH062772A JP H062772 A JPH062772 A JP H062772A JP 16090692 A JP16090692 A JP 16090692A JP 16090692 A JP16090692 A JP 16090692A JP H062772 A JPH062772 A JP H062772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve rod
exposed part
valve
water level
movable cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16090692A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Kanda
知己 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP16090692A priority Critical patent/JPH062772A/ja
Publication of JPH062772A publication Critical patent/JPH062772A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレスコープ弁2における弁棒6の腐食を防
止して、昇降機構9の操作性をよくするとともに、弁棒
6の寿命を長くする。 【構成】 テレスコープ弁2の弁棒6における露出部分
が、軸方向に伸縮可能なゴム製のベローズ11Aを主体
とする弁棒カバー11によって気密に覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば下水処理場の
汚水分配槽に設置して、汚水分配槽の水位を調整するテ
レスコープ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、下水処理場の汚水分配槽1の
水位WLを調整するために設置されるテレスコープ弁2
は、図2および図3に示すように、汚水分配槽1の底部
1Aに固定筒3が固定され、この固定筒3に水位調整用
排水口4Aを設けた可動筒4が昇降自在に嵌合されると
ともに、上下方向の連結棒5Aと水平方向のアーム5B
によってなる接続機構5によって弁棒6の下端部と可動
筒4の上端部を一体に接続した構造になっている。弁棒
6は、ベース7およびベース7上に立設されたスタンド
8を貫通して、スタンド8の上部に配置された昇降機構
9に連結され、昇降機構9の作動によって所定のストロ
ーク量で昇降する。昇降機構9は、弁棒6の雄ねじ6a
に螺合する雌ねじこま9Aと、雌ねじこま9Aを正逆方
向に回転させる操作ハンドル9Bを備えている。また、
スタンド8の下端開口に取付けられた環状板10Aと、
この環状板10Aの内周部に形成したキー溝10B、弁
棒6の外周部に形成したキー溝10Cおよびキー溝10
B,10Cに相対移動可能に嵌合したキー10Dによっ
て構成される回り止め機構10により、弁棒6の軸まわ
りの回転を不能にしている。したがって、操作ハンドル
9Aの正逆回転によって弁棒6および可動筒4を昇降さ
せることで、水位調整用排水口4Aの位置を変動させ、
汚水分配槽1の水位WLを調整する。
【0003】ところで、汚水分配槽1の汚泥から硫化ガ
スのような有害ガスが発生する。そのために、弁棒6は
ステンレス鋼等の耐食性にすぐれた金属によって形成さ
れている。しかし、耐食性にすぐれた金属であっても、
実際上は、経時的な腐食による錆が弁棒6に発生して、
回り止め機構10にかみ込んだり、雄ねじ6aと雌ねじ
こま9Aの螺動を損ねて、昇降機構9による昇降操作を
困難にし、ひいては弁棒6の損傷度が大きくなって弁棒
6を交換しなければならない場合も生じる。つまり、従
来のテレスコープ弁2では、高価な弁棒6を使用してい
るのにもかかわらず、昇降機構9の操作性が比較的短期
間で悪くなるとともに、弁棒6の寿命が短い欠点を有し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、高価な弁棒を使用しているのにもかかわらず、昇
降機構の操作性が比較的短期間で悪くなることと、弁棒
が短命であるなどの点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定筒と、こ
の固定筒に昇降自在に嵌合され水位調整用排水口を設け
た可動筒と、この可動筒に接続された弁棒を備え、この
弁棒が昇降機構によって所定のストローク量で昇降され
るテレスコープ弁において、前記弁棒が弁棒カバーによ
って覆われていることを特徴とし、弁棒の腐食を防止し
て、昇降機構の操作性を向上させるとともに、弁棒の延
命化を図る目的を達成した。
【0006】
【作用】本発明によれば、弁棒カバーの保護作用によっ
て弁棒と有害ガスとの接触を避けることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す縦断正面図であ
り、従来例と同一もしくは相当部分には同一符号を付し
て説明する。これらの図において、テレスコープ弁2
は、汚水分配槽1の底部1Aに固定立設した固定筒3に
水位調整用排水口4Aを設けた可動筒4が昇降自在に嵌
合され、上下方向の連結棒5Aと水平方向のアーム5B
によってなる接続機構5によって弁棒6の下端部と可動
筒4の上端部を一体に接続した構造になっている。弁棒
6は、ベース7およびベース7上に立設されたスタンド
8を貫通して、スタンド8の上部に配置された昇降機構
9に連結され、昇降機構9の作動によって所定のストロ
ーク量で昇降する。昇降機構9は、弁棒6の雄ねじ6a
に螺合する雌ねじこま9Aと、雌ねじこま9Aを正逆方
向に回転させる操作ハンドル9Bを備えている。したが
って、操作ハンドル9Aの正逆回転によって弁棒6およ
び可動筒4を昇降させることで、水位調整用排水口4A
の位置を変動させ、これによって汚水分配槽1の水位W
Lを調整する。なお、弁棒6は、回り止め機構10によ
り軸まわりの回転が不能になっている。
【0008】一方、弁棒6の露出部分は弁棒カバー11
によって気密に覆われている。この弁棒カバー11は、
軸方向に伸縮可能なゴム製のベローズ11Aと、ベロー
ズ11Aの軸方向両端部に設けられたフランジ11B,
11Cによって構成され、上部フランジ11Bがスタン
ド8の下面に気密に取付けられ、下部フランジ11Cが
取付板12を介してアーム5Bの上面に気密に取付けら
れている。
【0009】このような構成であれば、従来のテレスコ
ープ弁2と同様に、操作ハンドル9Aの正逆回転によっ
て弁棒6および可動筒4を昇降させることで、水位調整
用排水口4Aの位置を変動させ、汚水分配槽1の水位W
Lを調整することができる。このような水位WLの調整
時において、弁棒6および可動筒4が上昇して弁棒6の
露出部分が短くなっても、また弁棒6および可動筒4が
下降して弁棒6の露出部分が長くなっても、弁棒カバー
11によって露出部分が常時覆われることになる。つま
り、弁棒カバー11の保護作用によって弁棒6と汚水分
配槽1の汚泥から発生する硫化ガスのような有害ガスと
の接触を確実に避けることができる。したがって、ステ
ンレス鋼等の耐食性にすぐれた高価な金属によって弁棒
6を形成しなくても、錆が弁棒6に発生して、回り止め
機構10にかみ込んだり、雄ねじ6aと雌ねじこま9A
の螺動を損ねて、昇降機構9による昇降操作を困難にす
ることはない。そのために、昇降機構9の昇降操作が容
易になるとともに、弁棒6の延命化を達成することがで
きる。
【0010】なお、前記実施例では、弁棒カバー11の
主体部をゴム製のベローズ11Aによって形成した構成
で説明しているが、ゴム製のベローズ11Aにのみ限定
されるものではなく、樹脂製もしくは金属製のベローズ
を主体部とした弁棒カバー11を使用してもよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、弁棒カ
バーの保護作用によって弁棒と有害ガスとの接触を避け
ることができるので、経時的な腐食が弁棒に発生するこ
とはない。そのために、昇降機構の操作が容易になると
ともに、弁棒の延命化を達成することができる。しか
も、高価な耐熱鋼の使用を避けて炭素鋼あるいは低合金
鋼によって弁棒を形成できるので、経済的にも有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】従来例の縦断正面図である。
【図3】図2におけるアーア線断面図である。
【符号の説明】
2 テレスコープ弁 3 固定筒 4 可動筒 4A 可動筒の水位調整用排水口 6 弁棒 9 昇降機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定筒と、この固定筒に昇降自在に嵌合
    され水位調整用排水口を設けた可動筒と、この可動筒に
    接続された弁棒を備え、この弁棒が昇降機構によって所
    定のストローク量で昇降されるテレスコープ弁におい
    て、前記弁棒が弁棒カバーによって覆われていることを
    特徴とするテレスコープ弁。
JP16090692A 1992-06-19 1992-06-19 テレスコープ弁 Pending JPH062772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16090692A JPH062772A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 テレスコープ弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP16090692A JPH062772A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 テレスコープ弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062772A true JPH062772A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15724899

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16090692A Pending JPH062772A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 テレスコープ弁

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0608114A3 (en) * 1993-01-19 1995-06-28 Sumitomo Wiring Systems Lock lever connector.
CN102691792A (zh) * 2011-03-25 2012-09-26 江苏天雨环保集团有限公司 一种套筒阀
DE102016010798A1 (de) 2016-09-09 2018-03-15 Markus Bäumler Ventilbetätigungselement zum Steuern und Betätigen eines Ventils einer Pfeifenorgel
CN112032402A (zh) * 2020-09-15 2020-12-04 国网山东省电力公司平阴县供电公司 一种闸阀阀杆保护套

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DE102016010798B4 (de) * 2016-09-09 2019-03-21 Markus Bäumler Ventilbetätigungselement zum Steuern und Betätigen eines Ventils einer Pfeifenorgel
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