JP2844041B2 - 内ねじ式ゲート弁の弁棒保護装置 - Google Patents

内ねじ式ゲート弁の弁棒保護装置

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JP2844041B2
JP2844041B2 JP16780093A JP16780093A JP2844041B2 JP 2844041 B2 JP2844041 B2 JP 2844041B2 JP 16780093 A JP16780093 A JP 16780093A JP 16780093 A JP16780093 A JP 16780093A JP 2844041 B2 JP2844041 B2 JP 2844041B2
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内ねじ式ゲート弁の弁
棒保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】汚水処理場の貯水池と貯水池とを結ぶ水
路に介装されたり、貯水池と放水路との境界に配置され
るゲート弁において、内ねじ式ゲートは、一般に、図3
および図4に示すように構成されている。すなわち、弁
体1の幅方向両端部が昇降可能にガイド2に組込まれ、
弁体1の中央上部に固定した雌ねじコマ3の雌ねじ3a
が弁棒4に形成した雄ねじに4aに螺合しているととも
に、弁棒4の上端部がベース5およびベース5に設置し
たスタンド6を貫通して、スタンド6の上部に設置され
ている弁棒回転機構7に連結されている。したがって、
弁棒回転機構7の操作ハンドル7Aを正逆方向に回転さ
せることで、弁棒4は正逆方向に回転して雌ねじコマ3
とともに弁体1を所定のストローク量で昇降させ、これ
によつてゲート8を開閉する。
【0003】ゲート8を開閉するためになされる弁体1
の昇降により、弁棒と雌ねじコマは摺動を繰り返す。詳
しくは、弁棒4の雄ねじ4aと雌ねじコマ3の雌ねじ3
aの間に螺動が繰り返される。一般的に、弁棒4は硬度
の高い金属材料(たとえばステンレス鋼)によって形成
され、雌ねじコマ3は硬度の低い金属材料(たとえば銅
合金)によって形成されている。したがって、前記螺動
の反復により雌ねじコマ3の雌ねじ3aに摩耗を生じ
て、弁体1のスムーズな昇降が妨げられることになる。
【0004】そこで、弁棒4の雄ねじ4aと雌ねじコマ
3の雌ねじ3aの間にグリースなどの潤滑材を介在させ
て、両者3a,4aの摩耗を抑制することにより、弁体
1のスムーズな昇降を確保するようにしている。しか
し、内ねじ式ゲートでは、雌ねじコマ3が常時水没して
いるため、グリースなどの潤滑材が比較的短時間で流出
してしまう。そのために、潤滑材による潤滑機能が早期
に消失して摩耗を早めることになる。また、水に混入し
ているゴミなどの固形異物が螺合部にかみ込まれること
によっても、摩耗が早められる。しかも、螺合部に対す
る定期的な潤滑材の補給が不可能であるため、潤滑機能
を回復させることは期待できない。したがって、内ねじ
式ゲートの雌ねじコマ3は、外ねじ式ゲートの雌ねじコ
マと比較して著しく短命である欠点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、潤滑材の流出により潤滑機能が早期消失し、固形
異物が螺合部にかみ込むことによって摩耗が早められる
とともに、定期的な潤滑材の補給によって潤滑機能を回
復させることも期待できないため、雌ねじコマが短命な
点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁体が昇降可
能にガイドに組込まれ、弁体に固定した雌ねじコマが弁
棒に形成した雄ねじに螺合しているとともに、弁棒の上
端部が弁棒回転機構に連結され、弁棒の正逆回転により
所定のストローク量で弁体が昇降してゲートを開閉する
内ねじ式ゲート弁において、弁体の上昇時に雌ねじコマ
から下方に突出する弁棒の突出部と雌ねじコマの雌ねじ
を水密に覆う第1保護筒が雌ねじコマの下部に設けら
れ、弁体の昇降時に該弁体とともに昇降し、かつ弁棒と
雌ねじコマの雌ねじを水密に覆う第2保護筒が雌ねじコ
マの上部に設けられ、この第2保護筒が上端部を固定側
に取付けられた第3保護筒の下端部開口に昇降可能かつ
水密に挿入されていることを特徴とし、弁棒の雄ねじと
雌ねじコマの雌ねじの摩耗、特に硬度の低い金属によっ
て形成されている雌ねじコマの雌ねじの摩耗を抑制し
て、延命を図る目的を達成した。
【0007】
【作用】本発明によれば、第1保護筒、第2保護筒およ
び第3保護筒によって弁棒と雌ねじコマの雌ねじが覆わ
れるので、組立時において螺合部に介在させた潤滑材が
流出することはない。また、第1保護筒と第2保護筒に
よって、螺合部への固形異物の侵入、つまり螺合部への
固形異物のかみ込みを防止できる。さらに、第1保護
筒、第2保護筒および第3保護筒などの空間部に潤滑材
を充填しておくことによって、長期間すぐれた潤滑機能
を発揮することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例構成を一部断面にして
示す正面図であり、図3および図4の従来例と同一もし
くは相当部分には同一符号を付して説明する。図1にお
いて、弁体1の幅方向両端部が昇降可能にガイド2に組
込まれ、弁体1の中央上部に固定した雌ねじコマ3の雌
ねじ3aが弁棒4に形成した雄ねじに4aに螺合してい
るとともに、弁棒4の上端部がベース5およびベース5
に設置したスタンド6を貫通して、スタンド6の上部に
設置されている弁棒回転機構7に連結されている。した
がって、弁棒回転機構7の操作ハンドル7Aを正逆方向
に回転させることで、弁棒4は正逆方向に回転して雌ね
じコマ3とともに弁体1を所定のストローク量で昇降さ
せ、これによつてゲート8が開閉される。
【0009】雌ねじコマ3の下面には、有底の第1保護
筒9がの上端がパッキン10を介してボルト11によっ
て取付けられている。これによって、図2に示すよう
に、雌ねじコマ3の雌ねじ3aと、弁体1の上昇時に雌
ねじコマ3から下方に突出する弁棒4の突出部4Aが水
密に覆われる。また、雌ねじコマ3の上端には、両端開
口の第2保護筒12がパッキン13を介しボルト14に
よって取付けられ、これによって、雌ねじコマ3の雌ね
じ3aと、該雌ねじコマ3の上側に位置する弁棒4が水
密に覆われるとともに、弁体1の昇降時に該弁体1とと
もに第2保護筒12は昇降する。
【0010】図1および図2において、スタンド6の下
面に第2保護筒12よりも大径の第3保護筒15の上端
がボルト16によって取付けられている。この第3保護
筒15の下端部開口15Aに第2保護筒12の上端部が
昇降可能かつ水密に挿入されている。すなわち、第3保
護筒15の下端部開口15Aには、第2保護筒12の摺
動を許容して密封するシール部材(Oリング)17が介
設されている。
【0011】このような構成であれば、弁棒回転機構7
の操作ハンドル7Aを正逆方向に回転させることで、弁
棒4は正逆方向に回転して雌ねじコマ3とともに弁体1
を所定のストローク量で昇降させ、ゲート8の開閉がな
される。この場合、第1保護筒9と第2保護筒11は、
弁体1および雌ねじコマ3とともに昇降し、第2保護筒
11は第3保護筒15内に出入りする。
【0012】このように、弁棒1は、第1保護筒9、第
2保護筒12および第3保護筒15によって水密に覆わ
れ、雌ねじコマ3の雌ねじ3aの上端は第2保護筒12
内に臨み、かつ雌ねじ3aの下端は第3保護筒15内に
臨んでいるので、組立時において螺合部、つまり弁棒4
の雄ねじ4aと雌ねじコマ3の雌ねじ3aに塗布したグ
リースなどの潤滑材が流出することはない。また、第1
保護筒9と第2保護筒12によって、螺合部への固形異
物の侵入によるかみ込みを防止できる。さらに、第1保
護筒9、第2保護筒12および第3保護筒15などの空
間部18に潤滑材を充填しておくことによって、長期間
すぐれた潤滑機能を発揮することができる。すなわち、
弁棒4の雄ねじ4aと雌ねじコマ3の雌ねじ3aの摩
耗、特に硬度の低い金属によって形成されている雌ねじ
コマ3の雌ねじ3aの摩耗を抑制して、延命を図ること
ができるとともに、定期的に潤滑材を補給して潤滑機能
を回復させる煩雑な作業を省略することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、弁棒の
雄ねじと雌ねじコマの雌ねじに塗布した潤滑材の流出が
防止される上、雄ねじと雌ねじの螺合部への固形異物の
侵入によるかみ込みを防止することもできるので、特に
硬度の低い金属によって形成されている雌ねじコマの雌
ねじの摩耗を抑制して、延命を図ることができる。しか
も、定期的に潤滑材を補給して潤滑機能を回復させる煩
雑な作業を省略することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成を一部断面にして示す正
面図である。
【図2】弁体上昇時の状態を示す縦断正面図である。
【図3】従来例を一部断面にして示す正面図である。
【図4】従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 弁体 2 ガイド 3 雌ねじコマ 3a 雌ねじコマの雌ねじ 4 弁棒 4A 弁棒の突出部 4a 弁棒の雄ねじ 6 スタンド(固定側) 7 弁棒回転機構 8 ゲート 9 第1保護筒 12 第2保護筒 15 第3保護筒 15A 第3保護筒の下端部開口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体が昇降可能にガイドに組込まれ、弁
    体に固定した雌ねじコマが弁棒に形成した雄ねじに螺合
    しているとともに、弁棒の上端部が弁棒回転機構に連結
    され、弁棒の正逆回転により所定のストローク量で弁体
    が昇降してゲートを開閉する内ねじ式ゲート弁におい
    て、弁体の上昇時に雌ねじコマから下方に突出する弁棒
    の突出部と雌ねじコマの雌ねじを水密に覆う第1保護筒
    が雌ねじコマの下部に設けられ、弁体の昇降時に該弁体
    とともに昇降し、かつ弁棒と雌ねじコマの雌ねじを水密
    に覆う第2保護筒が雌ねじコマの上部に設けられ、この
    第2保護筒が上端部を固定側に取付けられた第3保護筒
    の下端部開口に昇降可能かつ水密に挿入されていること
    を特徴とする内ねじ式ゲート弁の弁棒保護装置。
JP16780093A 1993-07-07 1993-07-07 内ねじ式ゲート弁の弁棒保護装置 Expired - Fee Related JP2844041B2 (ja)

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