JPH06277277A - ローラポンプ - Google Patents

ローラポンプ

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JPH06277277A
JPH06277277A JP5067959A JP6795993A JPH06277277A JP H06277277 A JPH06277277 A JP H06277277A JP 5067959 A JP5067959 A JP 5067959A JP 6795993 A JP6795993 A JP 6795993A JP H06277277 A JPH06277277 A JP H06277277A
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JP
Japan
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blood
rotor
pump
rotation
feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP5067959A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yamada
智 山田
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Fenwal Controls of Japan Ltd
Original Assignee
Fenwal Controls of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Fenwal Controls of Japan Ltd filed Critical Fenwal Controls of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血液の送出停止を確実に検出し血液送出停止
時間を最小限に抑える。 【構成】 ケーシング本体21内に回転可能に装着され
たロータ16が回転しながら血液を送り出すポンプ部1
3と、ロータ16を回転駆動する駆動モータ部11とか
らなる血液ポンプにおいて、ポンプ部13のロータ16
の回転を検出する回転検出センサ31を設けた。回転検
出センサ31は、ロータ16側に設けられたマグネット
32と、ケーシング本体21側に設けられたホール素子
33とから構成する。回転検出センサ31で、血液を送
り出すポンプ部13のロータ16の回転を検出し、血液
送出状態を直接にかつ確実に監視する。これにより、駆
動モータ部11は正常に作動しているのに、血液が送り
出されないという異常状態の発生を解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液等の液体を定量的に
連続して送り出すローラポンプに関し、特にモータ部が
作動しポンプ部が停止しているような異常状態を確実に
検出し得るローラポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ローラポンプの用途は多岐に渡り、特に
液体を定量的に連続して送り出す用途に多用されてい
る。
【0003】医療の分野においてもローラポンプの用途
は多く、特に近年の医療技術の進歩に伴う人工透析装置
等に血液ポンプとして多く用いられている。
【0004】血液ポンプとして人工透析装置等に用いる
場合においては、この血液ポンプが停止してしまうと血
液回路内で血液が固まって流れなくなる危険がある。こ
のため、血液ポンプが停止することはあってはならない
が、故障を完全に解消することは不可能であるので、停
止した場合には短時間のうちに処置を施して再始動させ
なければならない。
【0005】このため、従来から血液ポンプの停止を監
視する手段が設けられている。この従来の監視手段とし
ては、ポンプ部を駆動する駆動モータ部の回転を検出し
て血液ポンプの動作を監視するのが一般的である。
【0006】この監視手段により駆動モータ部が停止し
たときのみ、血液ポンプが停止したものと判断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、血液ポンプ
の駆動モータ部は通常、モータ本体と、このモータ本体
の回転を減速してポンプ部に伝える減速機とから構成さ
れている。
【0008】このような構成の駆動モータ部において
は、モータ本体が故障してポンプ部が作動しなくなるこ
とがあると共に、減速機が故障した場合にもポンプ部が
作動しなくなることがある。即ち、モータ本体は正常に
作動しているが、ポンプ部は停止し、血液が送り出され
ない場合がある。
【0009】この場合、前述の監視手段では血液ポンプ
は正常と判断してしまい、結果的に血液が長時間送り出
されないで停止してしまうという問題点がある。
【0010】本発明は以上述べたような問題点に鑑みて
なされたもので、直接ポンプ部の回転を監視して血液等
の液体の送出停止を確実に検出して、液体送出停止時間
を最小限に抑えることができるローラポンプを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために本発明は、本体内に回転可能に装着されたロータ
が回転しながら液体を送り出すポンプ部と、前記ロータ
を回転駆動するモータ部とからなるローラポンプにおい
て、前記ポンプ部のロータの回転を検出する検出手段を
設けたことを特徴とする。
【0012】前記検出手段は、前記ロータ側に設けられ
たマグネットと、本体側に設けられたホール素子とから
構成することが望ましい。
【0013】
【作用】検出手段で、液体を送り出すポンプ部のロータ
の回転を検出する。これにより、液体送出状態を直接に
かつ確実に監視する。この結果、モータ部は正常に作動
しているのに、液体が送り出されないという異常状態の
発生を解消する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。なお、ここでは、ローラポンプを前述
の従来技術と同様に血液ポンプとして人工透析装置に使
用した場合を例に説明する。
【0015】図4は人工透析装置を示す概略構成図であ
る。この人工透析装置は、主に人体内から血液を吸い出
し装置内を循環させて再び人体内に戻すための弾性チュ
ーブ1と、この弾性チューブ1の途中に介装され人体内
から血液を吸い引して装置内へ圧送する血液ポンプ2
と、この血液ポンプ2によって圧送された血液を一旦溜
めておく第1チャンバー3と、透析濾過が行なわれる人
工透析器4と、透析濾過後の血液を一旦溜めて人体内に
戻す第2チャンバー5とから概略構成されている。
【0016】人工透析器4では弾性チューブ1と共に透
析液供給ライン6が通されており、この透析液供給ライ
ン6との間で透析濾過が行なわれ、血液中の有害物質や
過剰水分等が除去される。
【0017】次に血液ポンプ2の構成を図1から図3に
基づいて説明する。
【0018】図中の11は駆動モータ部である。この駆
動モータ部11は図示しないコントローラによって回転
が制御されている。駆動モータ部11内には図示しない
タコジェネレータ(TG)が設けられ、このTGも前記
コントローラに接続されている。コントローラはTGか
らの信号によって駆動モータ部11の回転状態を監視
し、設定回転速度に制御している。12は駆動モータ部
11からの回転を減速させる減速機である。この減速機
12は複数のギア(図示せず)の組合わせによって所望
の減速比に設定されている。
【0019】13は減速機12によって減速されて伝達
する駆動モータ部11からの回転力によって回転駆動さ
れるポンプ部である。このポンプ部13は、前記駆動モ
ータ部11及び減速機12と共に一体的に形成されポン
プ部13の外殻となるケーシング15と、このケーシン
グ15内に回転可能に装着されたロータ16とから概略
形成されている。ケーシング15は、ケーシング本体2
1と、この本体21を施蓋するカバー22とから構成さ
れている。本体21にはロータ16をその回転を許容し
ながら収容するための円形のロータ収容部24と、前記
弾性チューブ1を外部から導入してロータ収容部24内
に装着した状態で支持する2つのクランプ25とを備え
ている。そして、弾性チューブ1はロータ収容部24の
内側壁とロータ16との間に装着され、2つのクランプ
25で支持される。
【0020】ロータ16は減速機12の出力軸26に直
接に取り付けられて回転駆動される基体27と、この基
体27の両側に取り付けられた一対のローラ支持部28
と、各ローラ支持部28にそれぞれ回転可能に取り付け
られたローラ29とから構成されている。各ローラ支持
部28はその一側を基体27に軸支され、他側はスプリ
ング30によって弾性支持されている。これにより、ロ
ータ収容部24の内側壁とロータ16との間に装着され
た弾性チューブ1は一定の圧力で弾性的に押圧する。
【0021】固定側であるケーシング15と回転側であ
るロータ16との間には、このロータ16の回転を検出
する検出手段としての回転検出センサ31が設けられて
いる。この回転検出センサ31は、各ローラ支持部28
の内側面(図1中の下側面)にそれぞれ埋設された2つ
のマグネット32と、ケーシング15側であって前記マ
グネット32に対応する位置に設けられた1つのホール
素子33とから構成されている。これにより、ホール素
子33はロータ16が1回転すると2回の信号を出す。
このホール素子33はコントローラに接続されている。
【0022】次に以上のように構成された血液ポンプの
作用について説明する。
【0023】まず、人工透析装置全体の作用としては、
血液ポンプ2の作動により、人体内から血液が吸い出さ
れ、装置内へ圧送される。この血液ポンプ2によって圧
送された血液は一旦第1チャンバー3に溜められて人工
透析器4に送られる。人工透析器4では透析液供給ライ
ン6との間で透析濾過が行なわれ、血液中の有害物質や
過剰水分等が除去される。透析濾過後の血液は第2人工
透析器5に一旦溜められて人体内に戻される。
【0024】血液ポンプ2では、駆動モータ部11の駆
動によってロータ16が回転され、各ローラ29が弾性
チューブ1をしごいて人体内から血液を吸い出し、人工
透析器4側へ圧送する。
【0025】血液ポンプ2内ではコントローラによって
駆動モータ部11の回転が一定速度に制御されている。
この駆動モータ部11からの回転力は減速機12を介し
てポンプ部13に伝達され、ロータ16を回転する。こ
のロータ16の回転により弾性チューブ1がしごかれて
血液が圧送される。
【0026】このとき、ロータ16の回転によって各ロ
ーラ支持部28に埋設された2つのマグネット32がホ
ール素子33の近傍を横切り、このホール素子33に起
電力を発生させる。即ち、ロータ16が1回転すると、
2つのマグネット32が1回ずつホール素子33に近接
して2つのパルスを発生させる。このパルスはコントロ
ーラに送られ、パルス数に基づいてロータ16の回転と
その回転速度が検出される。また、駆動モータ部11で
はTGからの信号に基づいてその回転が検出されると共
に回転速度が制御される。
【0027】そして、仮に減速機12が故障して駆動モ
ータ部11からの回転力がポンプ部13に伝達できずに
ロータ16が停止したときは、TGからの信号は正常で
あるが、回転検出センサ31からの信号は異常となる。
即ち、ホール素子33からのパルス信号がなくなり、コ
ントローラはロータ16が停止したと判断して対応措置
を講ずる。
【0028】以上のように、回転検出センサ31によっ
てロータ16の回転を監視しているので、駆動モータ部
11は正常に作動しているがロータ16は停止していて
血液が送り出されないという異常な状態を確実に解消す
ることができる。これにより、血液の送出が停止して血
液回路内で血液が固まる等の問題が解消する。
【0029】なお、前記実施例では血液ポンプ2を人工
透析装置に用いた場合を例に説明したが、この血液ポン
プ2を血液を処理する他の装置に用いた場合でも前記実
施例同様の作用、効果を奏することができる。
【0030】さらに、前記実施例では、ローラポンプを
血液ポンプとして用いた場合を例に説明したが、このロ
ーラポンプは血液ポンプに限らず、液体の送出停止を極
力避けなければならない装置に用いることができる。こ
れによっても前記実施例同様の作用、効果を奏すること
ができる。
【0031】また、前記実施例では回転検出センサ31
のマグネット32は各ローラ支持部28の下側面に埋設
したが、本発明はこれに限らず、ロータ16の回転を検
出できる部分であれば他の部分でもよい。即ち、マグネ
ット32をローラ支持部28の上側面に埋設しホール素
子33をカバー22側に埋設する等の他の構成でも前記
同様の作用、効果を奏することができる。
【0032】前記実施例では血液ポンプの作動状態を検
出する手段としてTGと回転検出センサ31を設けた
が、TGを用いて駆動モータ部11の回転を正確に制御
する必要のない装置に血液ポンプを用いる場合には回転
検出センサ31のみを設けるだけでもよい。これによっ
ても前記同様の作用、効果をすることができる。
【0033】また、前記実施例では回転検出センサ31
としてマグネット32とホール素子33を用いたが、こ
の回転検出センサ31はロータ16の回転を検出できる
ものであればよいため、近接センサ、光センサ、超音波
センサ等の他のセンサを用いてロータ16の回転を検出
するようにしてもよい。これらの各センサを用いた場合
の具体的な構成は公知であり、その説明は省略する。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、検出手段によってロータの回転状態を直接監視する
ようにしたので、モータ部は正常に作動しているがロー
タは停止しているという異常な状態を確実に解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血液ポンプを示す一部破断正面図であ
る。
【図2】本発明の血液ポンプを示す一部破断側面図であ
る。
【図3】本発明の血液ポンプを示す一部破断平面図であ
る。
【図4】人工透析装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
11…駆動モータ部、12…減速機、13…ポンプ部、
16…ロータ、21…ケーシング本体、22…カバー、
24…ロータ収容部、31…回転検出センサ、32…マ
グネット、33…ホール素子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に回転可能に装着されたロータが
    回転しながら液体を送り出すポンプ部と、前記ロータを
    回転駆動するモータ部とからなるローラポンプにおい
    て、 前記ポンプ部のロータの回転を検出する検出手段を設け
    たことを特徴とするローラポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のローラポンプにおいて、 前記検出手段が、前記ロータ側に設けられたマグネット
    と、本体側に設けられたホール素子とから構成されたこ
    とを特徴とするローラポンプ。
JP5067959A 1993-03-26 1993-03-26 ローラポンプ Pending JPH06277277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5067959A JPH06277277A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 ローラポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5067959A JPH06277277A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 ローラポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH06277277A true JPH06277277A (ja) 1994-10-04

Family

ID=13360018

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5067959A Pending JPH06277277A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 ローラポンプ

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JP (1) JPH06277277A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006271769A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Jms Co Ltd 医療用ローラポンプおよび血液体外処理装置
JP2016059817A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム 医用ペリスタポンプ
CN113244097A (zh) * 2020-02-13 2021-08-13 厦门松霖科技股份有限公司 自动出溶液美容仪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016059817A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム 医用ペリスタポンプ
CN113244097A (zh) * 2020-02-13 2021-08-13 厦门松霖科技股份有限公司 自动出溶液美容仪

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