JPH0627699B2 - 管球用拡散被膜の被着強度試験方法 - Google Patents

管球用拡散被膜の被着強度試験方法

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JPH0627699B2
JPH0627699B2 JP22000684A JP22000684A JPH0627699B2 JP H0627699 B2 JPH0627699 B2 JP H0627699B2 JP 22000684 A JP22000684 A JP 22000684A JP 22000684 A JP22000684 A JP 22000684A JP H0627699 B2 JPH0627699 B2 JP H0627699B2
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pressure
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徹夫 松葉
薫 八木
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は管球用拡散被膜の被着強度試験方法に関するも
のである。
従来例の構成とその問題点 一般に、拡散被膜を有する電球等の管球は、バルブ内面
にシリカ粉末等からなる拡散被膜が静電塗装により被着
されている。そして、この被着強度は被着条件により変
化するため、電球の製造途中で測定され管理されてい
る。
従来の測定方法は、バルブ内にエアーノズルを挿入し、
このエアーノズルから高圧エアーをバルブ内面に被着さ
れた拡散被膜に当てて、拡散被膜のはく離状態を目視で
観察し、はく離した時のエアー圧力を圧力計で測定する
ことにより、拡散被膜の被着強度を測定するというもの
であった。しかし、この場合は拡散被覆のはく離を目測
で観察するため、測定する人の個人差により測定値のバ
ラツキが大きくなるという欠点があった。
また、物理的に測定する方法として、発明者はまず、次
のような方法を考えた。すなわち、第3図に示すよう
に、バルブ1の内面に被着された拡散被膜2に、圧力計
3の指示を見ながらエアー開閉器4を徐々にあけていく
ことにより、エアーノズル5から高圧エアーを吹付け、
かつバルブ1の中央部に配置した小形光源6を点灯し、
この光をバルブ1の外部に設置した受光素子7で受光
し、その出力を光電流増幅器8で増幅して出力指示計9
で測定することにより、拡散被膜2のはく離を検出する
方法もある。しかし、この方法は一般に使用されている
シリカ粉末等の拡散被膜2の透過率が高く、しかもバル
ブ1の内部が一様に照明され、かつ光が相互反射するた
め、拡散被膜2が一様に輝き、拡散被膜2が正常なとき
とはく離したときとの間の光電出力の差が小さく、測定
精度が低いという欠点があった。なお、この測定方法で
測定した高圧エアーの吹出し圧力と受光素子の光電出力
との関係を第2図に曲線Aで示す。
発明の目的 本発明は測定精度が高く、拡散被膜のはく離状態を確実
に検出し得る管球用拡散被膜の被着強度試験方法を提供
するものである。
発明の構成 本発明はバルブ内面に被着された拡散被膜の被着強度
を、前記拡散被膜に高圧エアーをその圧力を徐々に上昇
させながら吹付けて試験する方法であって、前記バルブ
の外側にあって前記吹付け個所の近傍に光検出器を配設
し、前記バルブ外に設けた光源からの平行光を前記バル
ブ内を通じて前記吹付け個所に照射し、前記拡散被膜へ
の高圧エアーの吹付け圧力を徐々に上昇させていくこと
により前記拡散被膜をはく離し、このはく離個所からの
透過光の変化を前記光検出器で検出することにより前記
拡散被膜の被着強度を試験する管球用拡散被膜の被着強
度試験方法を特徴とするものである。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図に示すように、ガラス製のバルブ1の内面にシリ
カ粉末等からなる拡散被膜2が静電塗装により被着され
ている。バルブ1内には、高圧エアーを放出して拡散被
膜2に吹付けるためのエアーノズル5が挿入されてお
り、エアーノズル5にはエアー開閉器5が設けられてい
る。バルブ1の外側には例えばレーザ光等の平行光10
を放射する光源11が設けられており、この平行光10
は平面鏡12で直角方向に屈折された後、バルブ1内に
設けられた平面鏡13でさらに屈折されて、エアーノズ
ル5からの高圧エアーの拡散被膜2への吹付け個所に照
射される。
バルブ1の外側にあって高圧エアー吹付け個所の近傍に
は受光素子7等の光検出器が配置されており、この受光
素子7の光電出力は光電流増幅器8で増幅され、その出
力指示計9で表示されるとともに制御器14に入力され
る。また、高圧エアーのエアー圧力を圧力計15で計測
し、測定値を制御器14に入力する。制御器14は光電
出力があるしきい値に達したときのエアー圧力値を自動
的に読み取り表示する。測定が完了すると、表示灯16
が点灯し測定完了を知らせる。
いま、エアー開閉器4をあけてエアーノズル5から高圧
エアーを放出し拡散被膜2の一部分に吹付ける。同時
に、光源11からの平行光10をバルブ1内を通じて拡
散被膜2の高圧エアー吹付け個所に照射する。そして、
拡散被膜2に吹付ける高圧エアーの圧力を徐々に上昇さ
せてゆくと、拡散被膜2が徐々にはく離してゆく、拡散
被膜2がはく離してくると、平行光10は拡散被膜2で
の散乱が少なくなり、受光素子7には入射する直進成分
の光量が増加し、その出力は光電増幅器8で増幅されて
制御器14に入力される。なお、拡散被膜2がはく離し
ていないときには、平行光は一部反射し、大部分は透過
し、同時に拡散してバルブ1の外部へ放射されている。
以後は上述のとおりの動作を経て表示灯16が点灯し測
定完了を知らせる。
高圧エアーの吹出し圧力と受光素子7の光電出力との関
係は、第2図の曲線Bに示すようになっており、拡散被
膜2がある程度はく離するまでは受光素子7の光電出力
はほとんど増加しないが、吹付け個所の拡散被膜2がほ
ぼ完全にはく離した時、受光素子7の光電出力が急激に
増加する。
したがって、受光素子7の光電出力のしきい値を適当に
設定することにより、高圧エアーの吹出し圧力を再現性
よく、高精度に管理することができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、バルブ内面に被着され
た拡散被膜に高圧エアーをその圧力を徐々に上昇させな
がら吹付け、バルブ外に設けた光源から平行光をバルブ
内を通じて前記吹付け個所に照射し、前記高圧エアーに
より拡散被膜をはく離し、このはく離個所からの透過光
の変化をバルブ外の前記吹付け個所の近傍に配設した光
検出器で検出することにより拡散被膜の被着強度を試験
するので、拡散被膜がはく離した時を正確に検出するこ
とができ、拡散被膜の被着強度を高精度に検出すること
のできる管球用拡散被膜の被着強度試験方法を提供する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である管球用拡散被膜の被着
強度試験方法を説明するための図、第2図は高圧エアー
の吹出し圧力と受光素子の光電出力との関係を示す図、
第3図は従来の管球用拡散被膜の被着強度試験方法を説
明するための図である。 1……バルブ、2……拡散被膜、4……エアー開閉器、
5……エアーノズル、7……受光素子、10……平行
光、11……光源、12,13……平面鏡。
フロントページの続き (56)参考文献 田幸 敏治 外2名編「光学的測定ハン ドブック」(昭57−10−1)朝倉書店 P.51−56,617−619

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブ内面に被着された拡散被膜の被着強
    度を、前記拡散被膜に高圧エアーをその圧力を徐々に上
    昇させながら吹付けて試験する方法であって、前記バル
    ブの外側にあって前記吹付け個所の近傍に光検出器を配
    設し、前記バルブ外に設けた光源からの平行光を前記バ
    ルブ内を通じて前記吹付け個所に照射し、前記拡散被膜
    への高圧エアーの吹付け圧力を徐々に上昇させていくこ
    とにより前記拡散被膜をはく離し、このはく離個所から
    の透過光の変化を前記光検出器で検出することにより前
    記拡散被膜の被着強度を試験することを特徴とする管球
    用拡散被膜の被着強度試験方法。
JP22000684A 1984-10-18 1984-10-18 管球用拡散被膜の被着強度試験方法 Expired - Lifetime JPH0627699B2 (ja)

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JPS6197551A JPS6197551A (ja) 1986-05-16
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田幸敏治外2名編「光学的測定ハンドブック」(昭57−10−1)朝倉書店P.51−56,617−619

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