JPH06276243A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH06276243A
JPH06276243A JP6207393A JP6207393A JPH06276243A JP H06276243 A JPH06276243 A JP H06276243A JP 6207393 A JP6207393 A JP 6207393A JP 6207393 A JP6207393 A JP 6207393A JP H06276243 A JPH06276243 A JP H06276243A
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JP
Japan
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signal
reception
detection
filter
reception level
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JP6207393A
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English (en)
Inventor
Toru Mizumoto
徹 水本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大受信信号入力時にも比較的簡単な制御構成に
より誤り率の少ない良好な伝送特性を得る。 【構成】AGC増幅器10に入力する受信レベルを受信
レベル検出回路13により検出し、この検出レベルを所
定の電圧に変換しコンパレータ14で基準電圧と比較・
判定し、検出電圧が基準電圧以下の場合には、ルートナ
イキストフィルタ23,24を通し、検出電圧が基準電
圧を越えた場合には、ルートナイキストフィルタ23,
24を通さず、そのまま受信信号を通過させ、遅延検波
回路27により復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、QPSK、π/4QP
SK方式等の線形変調を用いてディジタル通信を行う無
線機器の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、QPSK、π/4QPSK方式等
の線形変調を用いてディジタル通信を行う無線機器の受
信装置において、伝送特性を最適化する目的で送信側、
受信側にそれぞれルートナイキストフィルタを入れ、送
受合わせてナイキスト特性が実現される構成をとってい
る。
【0003】このような構成においては、受信装置の受
信回路内の各増幅器、ミキサ等に飽和が生じないような
低信号電力に対しては良好な特性を示すが、大電力信号
入力のときのように、構成要素の各段において飽和が生
じるような場合は、符号間干渉が発生し、これによる位
相誤差が蓄積され、伝送特性を劣化させるため、雑音が
小さいにもかかわらず、データ誤りが生起するという問
題点があった。
【0004】図5は、従来の受信装置の構成ブロック図
である。
【0005】図5において、アンテナ101により受信
した高周波信号は、送受切替スイッチ102を介して受
信回路に分岐される。分岐された高周波信号は、RFフ
ィルタ103により所望の帯域にカットされ、低雑音増
幅器104により増幅され、再びRFフィルタ105に
より増幅により生成された雑音をカットする。このRF
フィルタ105から出力される受信信号は、1stミキ
サ106において1st局部発信周波数と混合され、中
間周波数を生成し、1stIFフィルタ107により中
間周波数を取り出す。取り出された中間周波数は2nd
ミキサ108において、2nd局部発信周波数と混合さ
れ、さらに低い周波数の中間周波数を生成し、2ndI
Fフィルタ109により中間周波数を出力する。この中
間周波数は、AGC増幅器(自動利得制御増幅器)11
0により受信信号の利得を調整する。そして、AGC増
幅器110から出力された中間周波数の受信信号は、直
交復調器111に入力され、直交するI信号とQ信号に
分離され、それぞれデータ再生回路120に入力され
る。I信号およびQ信号はそれぞれ、データ再生回路1
20の波形整形フィルタ123および波形整形フィルタ
124に入力されて波形整形され、遅延検波回路127
により遅延検波され、復調されたデータを出力端子11
5に出力し、再生された受信クロックを出力端子116
に出力する。このようにして、復調されたデータおよび
再生された受信クロックは、その後復号されることにな
る。
【0006】ここで、大受信信号入力時に、低雑音増幅
器4、1stミキサ6、2ndミキサ8およびAGC増
幅器10は飽和することがあり、飽和すると線形変調信
号の振幅変調が失われ、AM−PM変換により位相歪が
生じることになる。これにより、伝送特性すなわち、符
号間干渉が生じることによる誤り率特性が劣化すること
になる。さらに、飽和した受信信号をルートナイキスト
フィルタという狭帯域フィルタに通すと、位相誤差が増
大し、雑音がない状態においても符号誤りが生じること
になる。
【0007】ところで、上述した伝送特性の劣化の対策
として、受信信号レベルを検出し、飽和が生じるような
大受信信号入力のときは、飽和が生じる増幅器、あるい
はミキサの前に可変減衰器を挿入し、飽和が生じないよ
うに制御するという方法がある。
【0008】しかし、この減衰器の挿入による制御の方
法は、減衰器により受信信号レベルの検出も影響を受け
るため、その分の補正をする必要がある。
【0009】また、バースト通信を行う場合、最初のバ
ースト信号捕捉のため制御動作を高速にするという問題
があるため、制御回路構成が複雑になるという欠点があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、QPSK、π/4QPSK方式等の線形変調を用い
てディジタル通信を行う無線機器の受信装置において、
受信装置の受信回路内の各増幅器、ミキサ等に飽和が生
じないような低信号電力に対しては良好な特性を示す
が、大電力信号入力のとき、各段において、飽和が生じ
るような場合は、符号間干渉が発生し、これによる位相
誤差が蓄積され、伝送特性を劣化させるため、雑音が小
さいにもかかわらず、データ誤りが生起するという問題
点があった。
【0011】また、上述した伝送特性の劣化の対策とし
て、受信信号レベルを検出し、飽和が生じるような大受
信信号入力のときは、飽和が生じる増幅器、あるいはミ
キサの前に可変減衰器を挿入し、飽和が生じないように
制御するという方法もあるが、この減衰器の挿入による
制御の方法は、減衰器により受信信号レベルの検出も影
響を受けるため、その分の補正をする必要があり、さら
に、バースト通信を行う場合、最初のバースト信号捕捉
のため制御動作を高速にするという問題があるため、制
御回路構成が複雑になるという問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、大受信信号入力時にも比較的簡単な制御構成により
誤り率の少ない良好な伝送特性を得ることができる受信
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、線形変調
された高周波信号を受信してベースバンド信号の生成・
復調を行う受信装置において、前記受信ベースバンド信
号の波形整形を行うナイキストフィルタと、受信信号レ
ベルを検出する受信レベル検出手段と、前記受信レベル
検出手段から出力される検出値と所定の基準値とを比較
し、該所定の基準値を越えたか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段の判定により前記検出値が前記基準値
を越えた場合は前記ナイキストフィルタを切り離す切替
手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】第2の発明は、前記判定手段により検出値
が基準値以下と判定された場合は前記ナイキストフィル
タを接続し、前記判定手段により検出値が基準値を越え
たと判定された場合は前記ナイキストフィルタの帯域よ
りも広いローパスフィルタを接続することを特徴とす
る。
【0015】第3の発明は、前記判定手段が、ヒステリ
シス特性を有して前記検出値の判定を行うことを特徴と
する。
【0016】
【作用】第1の発明は、線形変調された高周波信号を受
信してベースバンド信号の生成・復調を行う受信装置に
おいて、前記受信ベースバンド信号の波形整形を行うナ
イキストフィルタと、受信信号レベルを検出する受信レ
ベル検出手段と、前記受信レベル検出手段から出力され
る検出値と所定の基準値とを比較し、該所定の基準値を
越えたか否かを判定する判定手段とを設け、前記判定手
段により検出値が基準値以下と判定された場合は、前記
ナイキストフィルタに接続し、前記判定手段により検出
値が基準値を越えたと判定した場合は前記ナイキストフ
ィルタを切り離して、大受信信号入力時に生じる誤り率
の劣化を防止する。
【0017】第2の発明は、第1の発明において、前記
判定手段により検出値が基準値以下と判定された場合は
前記ナイキストフィルタを接続し、前記判定手段により
検出値が基準値を越えたと判定された場合は前記ナイキ
ストフィルタの帯域よりも広いローパスフィルタを接続
することにより、大受信信号入力時に生じる誤り率の劣
化を防止する。
【0018】第3の発明は、第1の発明または第2の発
明において、前記判定手段が、ヒステリシス特性を有し
て前記受信レベル検出手段から出力された検出値の判定
を行うようにして、前記基準値近傍の検出値のふらつき
による前記判定手段からの判定出力による切替のチャタ
リングを防止する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例である受信装置
の構成ブロック図である。
【0021】図1において、アンテナ1により受信した
高周波信号は、送受切替スイッチ2を介して受信回路に
分岐される。分岐された高周波信号は、RFフィルタ3
により所望の帯域にカットされ、低雑音増幅器4により
増幅され、再びRFフィルタ5により増幅により生成さ
れた雑音をカットする。このRFフィルタ5から出力さ
れる受信信号は、1stミキサ6において1st局部発
信周波数と混合され、中間周波数を生成し、1stIF
フィルタ7により中間周波数を取り出す。取り出された
中間周波数は2ndミキサ8において、2nd局部発信
周波数と混合され、さらに低い周波数の中間周波数を生
成し、2ndIFフィルタ9により中間周波数を出力す
る。この中間周波数は、AGC増幅器(自動利得制御増
幅器)10により受信信号の利得を調整する。そして、
AGC増幅器110から出力された中間周波数の受信信
号は、直交復調器11に入力され、直交するI信号とQ
信号に分離され、それぞれデータ再生回路120に入力
される。
【0022】一方、2ndIFフィルタ9を通過した中
間周波数信号は受信レベル検出回路13に入力され中間
周波数の受信レベルが検出される。受信レベル検出回路
13により検出された受信レベルは、受信レベルに応じ
た電圧に変換され、コンパレータ14に入力される。コ
ンパレータ14の非反転端子には所定の基準電圧が印加
されており、コンパレータ14は、受信レベル検出回路
13から入力された検出電圧と基準電圧を比較し、デー
タ再生回路20に切替制御信号CONTを出力する。こ
の切替制御信号CONTは、検出電圧が基準電圧以下で
ある場合は”1”をデータ再生回路20に出力し、検出
電圧が基準電圧を越えた場合は”0”をデータ再生回路
20に出力する。
【0023】ここで、データ再生回路20内のスイッチ
21とスイッチ25の間において、端子T1と端子TT
1の間はルートナイキストフィルタ23が接続され、端
子T0と端子TT0の間は直接接続されている。また、
スイッチ22とスイッチ26の間において、端子T11
と端子TT11との間はルートナイキストフィルタ24
が接続され、端子T00と端子TT00との間は直接接
続されている。なお、コンパレータ14から出力された
切替制御信号CONTは、スイッチ21,22,25,
26に入力され、スイッチの切替を制御する。
【0024】このため、切替制御信号CONTが”1”
である場合は、スイッチ21,22,25,26の端子
T1,T11,TT1,TT11側に接続され、ルート
ナイキストフィルタ23,24が接続されることにな
る。一方、切替制御信号CONTが”0”である場合
は、スイッチ21,22,25,26の端子T0,T0
0,TT0,TT00側に接続され、何も介さずにスイ
ッチ21とスイッチ25間および、スイッチ22とスイ
ッチ26間が直接接続されることになる。
【0025】したがって、データ再生回路20に入力さ
れたI信号およびQ信号は、それぞれスイッチ21およ
びスイッチ22に入力され、切替制御信号CONTが”
1”である場合は、ルートナイキストフィルタ23,2
4を通って、遅延検波回路27に入力され、復調された
データはデータ端子15に出力され、再生されたクロッ
クはクロック端子16に出力される。一方、切替制御信
号CONTが”0”である場合は、そのまま遅延検波回
路27に入力され、復調されたデータはデータ端子15
に出力され、再生されたクロックはクロック端子16に
出力される。そして、その後、復号されることになる。
【0026】これにより、受信レベル検出回路13で検
出した受信レベルの検出電圧がが基準電圧以下の場合
は、ルートナイキストフィルタ23,24と通し、検出
電圧が基準値を越えた場合は、ルートナイキストフィル
タ23,24を通さずに直接遅延検波されることにな
り、検出電圧が基準値を越えるような大受信信号入力時
に生じる伝送特性の劣化を防止することができる。
【0027】図2は、第2の実施例であるデータ再生回
路の構成ブロック図である。
【0028】なお、便宜上、同一の構成については、図
1のデータ再生回路20と同一の符号を使用している。
【0029】図2において、データ再生回路30内のス
イッチ21とスイッチ25の間において、端子T1と端
子TT1の間はルートナイキストフィルタ23が接続さ
れ、端子T0と端子TT0の間はルートナイキストフィ
ルタ23よりも帯域の広いローパスフィルタ28が接続
されている。また、スイッチ22とスイッチ26の間に
おいて、端子T11と端子TT11との間はルートナイ
キストフィルタ24が接続され、端子T00と端子TT
00との間はルートナイキストフィルタ24よりも帯域
の広いローパスフィルタ29が接続されている。なお、
図1と同様にコンパレータ14から出力された切替制御
信号CONTは、スイッチ21,22,25,26に入
力され、スイッチの切替を制御する。
【0030】このため、切替制御信号CONTが”1”
である場合は、スイッチ21,22,25,26の端子
T1,T11,TT1,TT11側に接続され、ルート
ナイキストフィルタ23,24が接続されることにな
る。一方、切替制御信号CONTが”0”である場合
は、スイッチ21,22,25,26の端子T0,T0
0,TT0,TT00側に接続され、ルートナイキスト
フィルタよりも帯域の広いローパスフィルタ28,29
が接続されることになる。
【0031】したがって、データ再生回路30に入力さ
れたI信号およびQ信号は、それぞれスイッチ21およ
びスイッチ22に入力され、切替制御信号CONTが”
1”である場合は、ルートナイキストフィルタ23,2
4を通って、遅延検波回路27に入力され、復調された
データはデータ端子15に出力され、再生されたクロッ
クはクロック端子16に出力される。一方、切替制御信
号CONTが”0”である場合は、ルートナイキストフ
ィルタよりも帯域の広いローパスフィルタ28,29を
通って、遅延検波回路27に入力され、復調されたデー
タはデータ端子15に出力され、再生されたクロックは
クロック端子16に出力される。そして、その後、復号
されることになる。ここで、ルートナイキストフィルタ
よりも帯域の広いローパスフィルタとしたのは、例えば
位相誤差をカバーすることができる程度の帯域に広げる
ことにより、ルートナイキストフィルタを通さない場合
よりも雑音の混入を減少することができる。
【0032】これにより、受信レベル検出回路13で検
出した受信レベルの検出電圧がが基準電圧以下の場合
は、ルートナイキストフィルタ23,24を通し、検出
電圧が基準値を越えた場合は、ルートナイキストフィル
タよりも帯域の広いローパスフィルタ28,29を通り
遅延検波されることになり、検出電圧が基準値を越える
ような大受信信号入力時に生じる伝送特性の劣化を防止
することができる。
【0033】図3は、コンパレータのヒステリシス特性
を示す図である。
【0034】ここで、コンパレータにヒステリシス特性
を持たせるとは、具体的にシュミット回路とすることで
あり、コンパレータの出力を非反転端子に帰還させ、所
定の分圧比に応じたヒステリシス特性を持たせることが
できる。
【0035】図3において、横軸は入力される検出電圧
であり、縦軸はコンパレータからの出力電圧である。基
準電圧VREF を中心として所定のヒステリシス幅VH を
有して、検出電圧が増大する場合は、ヒステリシス特性
のP1、P2、P4を通り、検出電圧が減少する場合
は、ヒステリシス特性のP4、P3、P1を通ることに
なる。
【0036】図4は、ヒステリシス特性を有したコンパ
レータの入力検出電圧と出力電圧との関係の一例を示す
図である。
【0037】図4(a)は入力される検出電圧の変化を
示し、図4(b)は図4(a)に対する出力電圧を様子
を示している。図4(a)のような検出電圧が入力され
た場合、検出電圧が増大してV1 、VREF となっても出
力電圧は、ヒステリシス特性のためにVONを維持し、点
P10において検出電圧がV2 となってはじめて出力電
圧はVOFF となる(PP10)。また、検出電圧が減少
する場合、検出電圧がV2 、VREF となっても出力電圧
はVOFF を維持し、検出電圧がV1 となってはじめて出
力電圧はVONとなる(PP11)。したがって、所定の
ヒステリシス幅を有したコンパレータとすることによ
り、フィルタの切替によるチャタリングを防止すること
ができる。
【0038】なお、上記実施例において、ルートナイキ
ストフィルタよりも帯域の広いローパスフィルタと切替
をする構成を示したが、切替制御信号CONTによりル
ートナイキストフィルタの帯域をディジタル信号処理に
より切り替えてもよい。
【0039】さらに、スイッチ21,22,25,26
を設けてルートナイキストフィルタの通過の切替を行っ
たが、スイッチ21,22またはスイッチ25,26を
削除した構成としてもよい。
【0040】また、上記実施例では遅延検波の例につい
て述べたが、これに限定するものではない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、線形変
調された高周波信号を受信してベースバンド信号の生成
・復調を行う受信装置において、前記受信ベースバンド
信号の波形整形を行うナイキストフィルタと、受信信号
レベルを検出する受信レベル検出手段と、前記受信レベ
ル検出手段から出力される検出値と所定の基準値とを比
較し、該所定の基準値を越えたか否かを判定する判定手
段とを設け、前記判定手段により検出値が基準値以下と
判定された場合は、前記ナイキストフィルタに接続し、
前記判定手段により検出値が基準値を越えたと判定した
場合は前記ナイキストフィルタに接続しないようにして
いる。また、前記判定手段により検出値が基準値以下と
判定された場合は前記ナイキストフィルタを接続し、前
記判定手段により検出値が基準値を越えたと判定された
場合は前記ナイキストフィルタの帯域よりも広いローパ
スフィルタを接続するようにしている。さらに、前記判
定手段が、ヒステリシス特性を有して前記受信レベル検
出手段から出力された検出値の判定を行うようにしてい
る。
【0042】したがって、大受信信号入力時に生じる伝
送特性の劣化を簡易な切替により防止することができる
利点を有する。
【0043】また、大受信信号入力時の切替をナイキス
トフィルタよりも帯域の広いローパスフィルタとするこ
とにより、そのまま通過させるものよりも雑音成分の少
なくし、伝送特性の劣化をさらに防止することができ
る。
【0044】、さらに、判定手段の出力に、入力に対す
るヒステリシス特性を持たせることによりナイキストフ
ィルタの切替によるチャタリングを防止するという利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である受信装置の構成ブロッ
ク図。
【図2】第2の実施例であるデータ再生回路の構成ブロ
ック図。
【図3】コンパレータのヒステリシス特性を示す図。
【図4】ヒステリシス特性を有したコンパレータの入力
検出電圧と出力電圧との関係の一例を示す図。
【図5】従来の受信装置の構成ブロック図。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送受切替スイッチ 3,5 RFフィルタ 4 低雑音増幅器 6,8 ミキサ 7,9 IFフィルタ 10 AGC増幅器 11 直交復調器 13 受信レベル検出回路 14 コンパレータ 20,30 データ再生回路 21,22,25,26 スイッチ 23,24 ルートナイキストフィルタ 27 遅延検波回路 28,29 ローパスフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線形変調された高周波信号を受信してベー
    スバンド信号の生成・復調を行う受信装置において、 前記受信ベースバンド信号の波形整形を行うナイキスト
    フィルタと、 受信信号レベルを検出する受信レベル検出手段と、 前記受信レベル検出手段から出力される検出値と所定の
    基準値とを比較し、該所定の基準値を越えたか否かを判
    定する判定手段と、 前記判定手段の判定により前記検出値が前記基準値を越
    えた場合は前記ナイキストフィルタを切り離す切替手段
    とを具備したことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段により検出値が基準値以下と
    判定された場合は前記ナイキストフィルタを接続し、前
    記判定手段により検出値が基準値を越えたと判定された
    場合は前記ナイキストフィルタの帯域よりも広いローパ
    スフィルタを接続することを特徴とする前記請求項1記
    載の受信装置。
  3. 【請求項3】前記判定手段は、 ヒステリシス特性を有して前記検出値の判定を行うこと
    を特徴とする前記請求項1または前記請求項2記載の受
    信装置。
JP6207393A 1993-03-22 1993-03-22 受信装置 Pending JPH06276243A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10536311B2 (en) 2017-11-15 2020-01-14 Asahi Kasei Microdevices Corporation Direct conversion receiver

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10536311B2 (en) 2017-11-15 2020-01-14 Asahi Kasei Microdevices Corporation Direct conversion receiver

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