JPH06276205A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JPH06276205A
JPH06276205A JP5903193A JP5903193A JPH06276205A JP H06276205 A JPH06276205 A JP H06276205A JP 5903193 A JP5903193 A JP 5903193A JP 5903193 A JP5903193 A JP 5903193A JP H06276205 A JPH06276205 A JP H06276205A
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packet
transmission
flow control
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JP5903193A
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English (en)
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Takeshi Aimoto
毅 相本
Hidenori Inai
秀則 井内
Hideki Murayama
秀樹 村山
Shoichi Murase
彰一 村瀬
Takehisa Hayashi
林  剛久
Hideaki Genma
英明 源馬
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コネクションレス型の通信路で結合したネット
ワークシステムにおいて、受信バッファメモリのオ−バ
−フロ−を未然に防ぐ。 【構成】各データ処理装置100、200..毎に、リ
ング状の信号路を巡回するROOMパケットを設ける。
データ処理装置100の転送制御回路130は、自装置
に対応するROOMパケットを受信すると、ROOMパ
ケット中に設けた受信FIFOメモリ131の残容量デ
ータを更新して次の装置に送信する。送信要求のあるデ
ータ処理装置の転送制御回路は、宛先の装置に対応する
ROOMパケットを受信すると、送信するデータ量と宛
先装置の受信FIFOメモリ131の残容量を比較し、
残容量の方が大きい場合に送信を行うと共に、ROOM
パケットの残容量データを、送信データ量を差し引いた
値に更新して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2以上のデータ処理装
置を通信路を介して接続したネットワークシステムにお
けるフロー制御の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信技術、実装技術の急速な発展
により、通信速度はますます高速化している。また、こ
れを受けて、並列・分散データ処理システムの分野で
は、複数のデータ処理装置間を接続する高スループッ
ト、低レーテンシー(遅延時間)の超高速通信路が提案
されている。
【0003】すなわち、たとえば、ANSI X3T
9.3で標準化作業が進んでいるHIPPI(High
Performance Parallel Int
erface)チャネルや、IEEEより提案されてい
るSCI(ScalableCoherent Int
erface)等の超高速な通信路が提案されている。
【0004】さて、このような超高速通信路では、通信
路の転送速度として100〜200MB/s程度の速度
が想定されている。このため、このような超高速通信路
で複数のデータ処理装置を結合した並列・分散データ処
理システムでは、通信路の転送速度とデータ処理装置内
部のシステムバスの速度(通常50〜200MB/s)
が同程度の速度となる。
【0005】ところで、ネットワーク・インタフェース
とシステムバスを非同期に動作させるために、ネットワ
ークシステムに接続する各データ処理装置は、送信/受
信用のバッファ・メモリを備える必要がある。通常、高
速なネトワークシステムにおいては、このようなバッフ
ァ・メモリは物理的には高速な2ポートRAM(Ran
dum Access Memory)や高速な2ポー
トFIFOメモリで実現する。しかし、ネットワークが
超高速(100MB/s程度)となり、システムバスの
最大スループットと同等またはそれ以上になると、ハー
ドウエア上のバッファ・メモリの容量は有限であるの
で、受信用のバッファ・メモリに格納したデータを吸い
上げ、次の転送データを格納する空き領域を確保する前
に、つぎの転送データが到着してしまう確率が高まる。
そして、このようなバッファメモリのオーバーフローが
生じた場合、データは受信できず廃棄される。
【0006】しかし、ネットワークは超高速の通信を続
けているので、このようなオーバーフローに対して、通
信手順を制御するプロトコルソフトウェアが受信データ
の歯抜けの有無のチェックや廃棄したデータの再送処理
を行うことにより、対処しようとすると、通信のスルー
プットは大幅に低下し、高速転送の利点が失われてしま
う。
【0007】そこで、前述したHIPPIチャネルやS
CIでは、ハードウェアレベルでのフロー制御を提案し
ている。すなわち、HIPPIチャネルは、バッファ・
メモリの残り容量/空をハードウェア的に検出し、受信
可能信号を送受信装置間でハンドシェイクし、送信容量
分のバッファが確保できない場合には送信を抑止する機
構(ハードレベルのフロー制御機構)を備えている。ま
た、SCIでは、受信側装置の受信バッファメモリで転
送すされたデータを受信できなかった場合(ビジー)、
受信側装置は再送(リトライ)指示を送信側装置に返送
する。これを受けた送信側装置はデータを再送する(ビ
ジーリトライ)。また、SCIでは、このビジーリトラ
イが頻発しないように受信キューのキュー・アロケーシ
ョン制御やネットワークのバンドウィドゥス・アロケー
ション制御等で送信量の制限やを行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記HIPPIチャネ
ルは、ハードウエアレベルのフロー制御機構を導入して
いる。しかし、基本的にコネクション型の通信方式であ
り、コネクションを確率するための信号を送受信装置間
でハンドシェイクするためのオーバーヘッドが生じてし
まう。このため、一旦、コネクションを確率した後、大
量のデータをソースノード(スーパコンピュータ等)か
らディスティネーションノード(ディスクアレイ等)へ
高速に転送する様な用途には適しているが、並列処理マ
シンのプロセッサ間の転送のように小量のデータを異な
る宛先に切り換えつつ送信する様な用途には適していな
い。前記オーバヘッドが無視できなくなるからである。
【0009】一方、前記SCIは、コネクションレスの
通信方式でハードウエアレベルのフロー制御機構を備え
ている。しかし、前記ビジーリトライが発生する確率は
残るので、これに対しては再送動作を行う必要がある。
ここで、SCIは、その用途として、複数のプロセッサ
で主記憶装置を共有する密結合マルチプロセッサシステ
ムにおける主記憶装置とキャッシュメモリ間のデータ転
送を想定しているので、このようなハードウエアレベル
で再送データの再構築が比較的容易に行える。
【0010】しかし、たとえば、主記憶装置を共有しな
い疎結合マルチプロセッサシステムにおけるプロセッサ
間のの通信は、メッセージ転送が基本であり、このよう
なメッセージ転送には、メッセージの管理(メッセージ
バッファの管理、ヘッダーの組立、解読等)が必要とな
る。したがい、このようなシステムにSCIを適用する
と、再送を行う度に再送データの再構築のために大きな
オーバヘッドが生じる。したがい、SCIは、このよう
な疎結合マルチプロセッサシステム等には適していな
い。
【0011】そこで、本発明は、複数のデータ処理装置
間をコネクションレス型の通信路で結合したネットワー
クシステムであって、受信バッファメモリのオーバーフ
ローを未然に防ぐことのできるネットワークシステムを
提供することを目的とする。
【0012】また、併せて、本発明は、このようなネッ
トワークシステムにおいて、各データ処理装置の送信機
会の公平さを保つことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、受信バッファを備えた複数のデータ処理装置
間をリング状にパケットを伝送する通信路で、前記複数
のデータ処理装置を接続したリング型ネットワークシス
テムであって、各データ処理装置は、パケットの送受信
を制御する転送制御部と、受信したパケットのデータを
一旦格納する受信バッファと、前記受信バッファに格納
されたデータを取り込んで処理し、自装置を発信元とす
るデータパケットを前記転送制御部に送る処理装置とを
有し、前記転送制御部は、各データ処理装置によって順
次中継されることにより前記リング上を巡回する、残容
量値フィールドを有する自装置に対応づけたフロー制御
用パケットを生成して送信する手段と、自装置に対応す
るフロー制御用パケットの前記残容量値フィールドの値
を、自装置の前記受信バッファの現在の空き容量値を示
すように更新して中継する手段と、データ転送用のデー
タパケットの自装置を発信元とする送信を、当該データ
パケットの宛先に対応するフロー制御パケットの前記残
容量値フィールドの値が、データパケットによって送信
するデータ量以上であった場合にのみ行う手段と、デー
タ転送用のデータパケットの自装置を発信元とする送信
を行う場合に、併せて、当該データパケットの宛先に対
応するフロー制御パケットの前記残容量値フィールドの
値を、当該値からデータパケットによって送信するデー
タ量を差し引いた値に変更して中継する手段とを有する
ことを特徴とするネットワークシステムを提供する。
【0014】
【作用】本発明に係るネットワークシステムによれば、
各データ処理装置の転送制御部は、自装置に対応するフ
ロー制御用パケットの前記残容量値フィールドの値を、
自装置の前記受信バッファの現在の空き容量値を示すよ
うに更新して中継すると共に、データ転送用のデータパ
ケットの自装置を発信元とする送信を、当該データパケ
ットの宛先に対応するフロー制御パケットの前記残容量
値フィールドの値が、データパケットによって送信する
データ量以上であった場合にのみ行う。したがい、送信
したデータパケットの受信バッファへの受領は保証され
る。よって、コネクションレス型の通信路において、受
信バッファのオーバーフローを未然に防ぐことができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るネットワ−クシステムの
実施例を説明する。
【0016】図1に、本実施例に係るネットワ−クシス
テムの構成を示す。
【0017】図示するように、このネットワ−クシステ
ムは、複数のデ−タ処理装置と装置間でデータを転送す
る信号線から構成され、全体として1つのデータ処理シ
ステムを構成している。図1には、一例として4つのデ
−タ処理装置(100、200、300、400)から
構成されるデ−タ処理システムを示した。
【0018】各デ−タ処理装置100、200、30
0、400は、単方向の信号線500、501、50
2、520、521、522、540、541、54
2、560、561、562でリング状に接続されてい
る。信号線500、520、540、560はデータを
伝送する2B(バイト)幅のデータ信号線、信号線50
1、521、541、561は前記データ信号線上にパ
ケットが転送中か否かを示すフラグ信号を伝送するフラ
グ信号線、信号線502、522、542、562はデ
ータ信号やフラグ信号の伝送に用いるクロックを伝送す
るクロック信号線である。
【0019】それぞれのデ−タ処理装置100、20
0、300、400は、1つ以上の命令プロセッサ(I
P)102と1つ以上の入出力装置(IOP)104、
105と1つ以上の主記憶装置(MS)103と転送制
御装置120を備えている。IP101とMS103は
プロセッサバス106で接続され、MS103とIOP
104、105と転送制御装置I/Oバス107で接続
されている。
【0020】また、転送制御装置120はI/Oバス1
07とデータの受渡の制御を行なうバス制御回路12
1、信号線へのデータ転送や信号線からのデータ受信を
制御する転送制御回路130、バス制御回路121と転
送制御回路130の間のデータバッファである受信FI
FOメモリ124と送信FIFOメモリ123、バイパ
スFIFOメモリ125を備えている。受信FIFOメ
モリ124の容量は、本実施例で用いるパケットの最大
長よりも大きな容量とする。
【0021】次に、転送制御装置120の転送制御回路
130の構成を図2に示す。
【0022】図示するように、転送制御回路130は、
受信FIFO制御回路131、送信FIFO制御回路1
32、バイパスFIFO制御回路135、受信CNT値
制御回路133、送信CNT値制御回路134、受信制
御回路136、送信制御回路137を備えている。
【0023】ここで、図3に、本実施例でデータ処理装
置100、200、300、400間で転送するパケッ
トの構成を示す。
【0024】本実施例では、データパケット600とR
OOMパケット610の2種類のパケットを用いる。
【0025】データパケット600は、データ転送を行
うためのパケットである。データパケット600のフィ
−ルドのうち、タイプ601はこのパケットがデータパ
ケットであることを示す。また、宛先ノード番号602
と発信ノード番号604は、それぞれ、データパケット
600の宛先のデータ処理装置を示すデスティネーショ
ンノード番号と発信元のデータ処理装置を示すソースノ
ード番号を示す。データ部605は転送データ自身であ
り、データ長603はデータ部605のバイト数を示
す。また、シリアル番号606はデータパケット600
の送信順序番号を示す。
【0026】一方、ROOMパケット610は、データ
の送信を要求するデータ処理装置の転送制御装置120
が、送信先のデータ処理装置の受信FIFOメモリ12
4の空き容量を確認するために用いるパケットである。
ROOMパケット610のフィ−ルドのうち、タイプ6
11はこのパケットがROOMパケットであることを示
す。宛先ノード番号612はROOMパケット610を
発行した転送制御装置のノード番号を示す。すなわち、
ROOMパケットを610では、通常のデータパケット
600の宛先ノード番号602とは異なり、宛先ノード
番号612として発行元のデータ処理装置を示すノード
番号を用いる。CNT614は、ROOMパケット61
0を発行した転送制御装置の受信FIFOメモリ124
の空き容量の保証値を示す。発信ノード番号615と予
約bit613は送信機会の公平さを保証するためのフ
ィールドであり、この用い方については後述する。フィ
−ルド616には、データパケット600と形式を統一
するために設けたフィ−ルドであり、実際には使用しな
い。なお、このようなROOMパケット610は、各デ
ータ処理装置100、200、300、400毎に一つ
存在し、リング状の信号路を常時巡回している。
【0027】以下、本実施例に係るデータ処理システム
の転送動作を説明する。
【0028】まず、任意のデータ処理装置の転送制御装
置120が、データパケット600を受け取った場合の
動作を説明する。
【0029】転送制御装置120の受信制御回路136
はクロック信号線562上のクロック信号をトリガとし
て、データ信号線560上のデータ信号、フラグ信号線
561上のフラグ信号を受信し、これを転送制御回路1
30内部のクロックと同期化する。そして、フラグ信号
561が’1’となったならば、データ信号をパケット
と認識して取り込み、取り込んだパケットの宛先ノ−ド
番号602とタイプ601をデコードする。
【0030】そして、このデコードの結果、このパケッ
トがデータパケット600であり、自ノード宛のパケッ
トであった場合には、受信FIFO制御回路131に対
して、受信したデータパケットのデータであるパケット
データをデータ信号線153を介して出力する。もし、
他ノード宛のパケットであった場合には、バイパスFI
FO制御回路135に対して、受信したパケットデータ
をデータ信号線153を介して出力する。なお、タイプ
601のデコードの結果、受信したパケットがROOM
パケットであると判定された場合の動作については後述
する。
【0031】受信FIFO制御回路131は、パケット
データを受信すると、パケットデータのデータ部605
を受信FIFOメモリ124にバッファリングすると共
に、信号線151でバス転送回路121に転送を依頼す
る。転送を依頼されたバス転送回路121は、I/Oバ
ス107の送信権を確保し、受信FIFOメモリ124
中のデータを主メモリ103にDMA転送により転送す
る。
【0032】一方、バイパスFIFO制御回路135
は、パケットデータを受信すると、これをバイパスFI
FOメモリ125にバッファリングする。送信制御回路
137は、送信FIFO制御回路132が送信中でなけ
れば、バイパスFIFOメモリ125より信号線154
にパケットデータを送出させる。送信FIFO制御回路
132が送信中であれば、現在行っているパケットの送
信の終了を待って、バイパスFIFOメモリ125より
信号線154にパケットデータを送出させる。そして、
送信制御回路137は、バイパスFIFOメモリ125
より受け取ったパケットデータをデータ信号線500に
出力すると共に、フラグ信号線501のフラグを”1”
にセットし、これらと同期してクロック信号線502に
クロック信号を送出することにより、データパケットを
次のデータ処理装置に転送する。
【0033】次に、任意のデータ処理装置の転送制御装
置120が、ROOMパケット610を受け取った場合
の動作を、転送制御装置120のデータパケットの送信
動作と併せて説明する。
【0034】図4に、この場合の転送制御装置120の
動作手順を示す。
【0035】また、図5には、受信CNT値制御回路1
33の内部構成を、図6には、送信CNT値制御回路1
34の内部構成を示す。
【0036】図5に示すように、受信CNT値制御回路
133は、ROOMパケットレジスタ810、自ノ−ド
番号レジスタ833、比較器832、制御回路831を
有している。また、図6に示すように、送信CNT値制
御回路134は、自装置より発信するデータパケットの
ヘッダ部を格納するヘッダレジスタ700、ROOMパ
ケットレジスタ710、演算器720、自ノ−ド番号レ
ジスタ733、比較器732、制御回路731を有して
いる。
【0037】さて、受信制御回路136はクロック信号
線562上のクロック信号をトリガとして、データ信号
線560上のデータ信号、フラグ信号線561上のフラ
グ信号を受信し、これを転送制御回路130内部のクロ
ックと同期化する。そして、フラグ信号561が’1’
となったならば、データ信号をパケットと認識して取り
込み、取り込んだパケットのタイプ601をデコードす
る。そして、このデコードの結果、このパケットがRO
OMパケット610であれば受信CNT値制御回路13
3に対して、受信したROOMパケットのデータである
パケットデータをデータ信号線153を介して出力す
る。
【0038】受信CNT値制御回路133は、受け取っ
たROOMパケットのパケットデータをROOMパケッ
トレジスタ810に格納し、比較器832で予め自ノ−
ド番号レジスタ833に格納しておいた、自データ処理
装置に割り当てられたノ−ド番号とROOMパケットの
宛先ノ−ド番号612を比較し(ステップ900)、制
御回路831に報告する。そして、比較の結果が一致で
あった場合には、制御回路831は、書き換え指示信号
851を用いて、ROOMパケットレジスタ810内の
パケットデータのCNT614を現在の受信FIFO1
24の空き容量値に書き換える(ステップ901)。ま
た、制御回路831は、CNT614を書き換えたRO
OMパケットのパケットデータをバイパスFIFO制御
回路135に送る。これにより、ノ−ド毎に最新の受信
容量が、各ノ−ドに対応するROOMパケットに反映さ
れる。
【0039】一方、比較の結果が不一致であった場合に
は、制御回路831は、ROOMパケットレジスタ81
0内のパケットデータのCNT614の書き換えを行わ
ずに、ROOMパケットのパケットデータをバイパスF
IFO制御回路135に送る。
【0040】なお、受信CNT値制御回路133は、現
在の受信FIFO124の空き容量値がデータパケット
600の最大容量(MTU)よりも小さい場合には、受
信FIFO124の空き容量値がMTU以上になるま
で、ROOMパケット610を受信CNT値制御回路1
33内に保留し、MTU以上になったときバイパスFI
FO制御回路135に送り、バイパスFIFO制御回路
135は、受け取ったROOMパケットを、空きを見
て、送信制御回路137に送るようにしてもよい。さ
て、受信CNT値制御回路133からバイパスFIFO
制御回路135に送られたROOMパケットデータは、
送信CNT値制御回路134に送られる。
【0041】送信CNT値制御回路134は、受け取っ
たROOMパケットデータを、ROOMパケットレジス
タ710に格納する。そして、比較器832で予め自ノ
−ド番号レジスタ733に格納しておいた、自データ処
理装置に割り当てられたノ−ド番号と宛先ノ−ド番号6
12を比較し(ステップ902)、制御回路731に報
告する。そして、比較の結果が一致であった場合には、
制御回路731は、このROOMパケットを適宜、送信
制御回路137に送り、次のデータ処理装置に転送する
(ステップ909)。一方、比較の結果が不一致の場合
には、ヘッダレジスタ700の内容とROOMパケット
レジスタ710の内容を比較する。
【0042】ヘッダレジスタ700には、送信要求があ
る場合に、発信するデータパケットのヘッダ部が格納さ
れる。すなわち、送信FIFOメモリ123に、バス制
御回路121によりデータパケットが格納されると、送
信FIFO制御回路137は、送信制御回路134と送
信CNT値制御回路134にデータパケットのヘッダ部
(フィ−ルド601〜604)を送る。送信CNT値制
御回路134は、受け取ったデータパケットのヘッダ部
をヘッダレジスタ700に格納する。
【0043】自ノ−ド番号とROOMパケットの宛先ノ
−ド番号612が不一致である場合、ROOMパケット
レジスタ710宛先ノ−ド番号と、ヘッダレジスタ70
0に格納されたヘッダ部の宛先ノ−ド番号602とが比
較器732で比較され、結果が制御回路731に報告さ
れる。この際、ヘッダレジスタ700にヘッダ部が格納
されていない場合、すなわち送信要求が無い場合には、
比較結果は不一致となる。制御回路731は、報告が不
一致であった場合には、ROOMパケットレジスタ71
0に格納したROOMパケットを適宜、送信制御回路1
37に次のデータ処理装置に転送させ、次のROOMパ
ケットを待つ(ステップ903、709)。
【0044】一方、ROOMパケットレジスタ710の
宛先ノ−ド番号612とヘッダレジスタ700に格納さ
れたヘッダ部の宛先ノ−ド番号602とが一致した場合
には、制御回路931は、ROOMパケットレジスタ7
10の予約ビット613の値をチェックし(ステップ9
04)、これが”1”である場合には、制御回路731
は、さらに、自ノ−ド番号(ヘッダレジスタ700の発
信ノ−ド番号604)とROOMパケットレジスタ71
0の発信ノ−ド番号615を比較器732で比較した結
果を判定し(ステップ905)、これが不一致であれ
ば、ROOMパケットレジスタ710に格納したROO
Mパケットを適宜、送信制御回路137によって次のデ
ータ処理装置に転送させ、次のROOMパケットを待つ
(ステップ909)。
【0045】一方、予約ビット613が”0”である場
合、および、予約ビット613が”1”であって自ノ−
ド番号とのROOMパケットレジスタ710の発信ノ−
ド番号615が一致した場合には、次のように処理を行
う。
【0046】まず、比較器732でROOMパケットレ
ジスタ710のCNT614の値ヘッダレジスタ700
のデータ長603の値の大小を比較する(ステップ90
6)と共に、演算器720でROOMパケットレジスタ
710のCNT614の値から、ヘッダレジスタ700
のデータ長603の値を減算し、減算結果を信号線74
1に出力する。そして、データ長の方が大きい場合に
は、制御回路731は、ROOMパケットレジスタ71
0の予約ビット613を”1”に、発信ノ−ド番号61
5を自ノ−ド番号とし(ステップ907)、ROOMパ
ケットを適宜、送信制御回路137に次のデータ処理装
置に転送させる(ステップ909)。
【0047】データ長の方が小さい場合には、制御回路
731は、ROOMパケットレジスタ710の予約ビッ
ト613を”0”に、CNT614を信号線741で通
知された減算値にセットし、送信指示信号750に送信
指示を出力する(ステップ908)。これを受けた送信
制御回路137は、受信制御回路136が受信中でな
く、かつ、バイパスFIFO125が空になった時点
で、送信FIFO制御回路132を介して送信FIFO
メモリ123からデータパケットを受け取って次のデー
タ処理装置に転送し、その後、ROOMパケットレジス
タ710よりROOMパケットを受けとり送信する(ス
テップ909)。すなわち、送信FIFOメモリよりの
送信、すなわち自装置から発信するパケットの送信より
もパケットの受信、および、他装置へのパケットの中継
を優先するようにする。
【0048】ところで、データパケット600の最大長
が例えば4kBと大きい場合には、1つのパケットが、
たとえば2Bの転送路を2000サイクル程度の長時間
占有してしまう。そこで、送信FIFOメモリ123に
格納された1ヶのデータパケット600を例えば128
B程度のデータパケット600に転送制御回路130で
分解し、シリアル番号606のフィールドにその分解し
た順番を書き込み、送信するようにし、受信側の転送制
御回路130は、これを用いてデータパケット600を
組み立てるようにするようにしてもよい。これにより、
1つのパケットが転送路を占有する時間を短縮でき、他
のパケットを並行して転送することができ、複数のデー
タ処理装置をもつ、データ処理システムの処理の並列度
が向上することができる。
【0049】次に、データパケットを分解して送信する
ことのできる送信CNT値制御回路134について説明
する。この場合の送信CNT値制御回路134の構成を
図7に示す。
【0050】図示するように、この送信CNT値制御回
路134は、先に図6に示した送信CNT値制御回路1
34に、加算器910と減算器920を追加した構成と
なっている。
【0051】さて、図7に示した送信CNT値制御回路
134は、図4に示したステップ908の処理を次のよ
うに行う。他のステップの処理は、図6に示した送信C
NT値制御回路134と同様に行う。さて、ステップ9
08において、送信CNT値制御回路134は、まず、
前述したようにROOMパケットレジスタの内容をセッ
トする。次に、減算器920はヘッダレジスタ700に
格納されたデータ長603が128Bより大きい場合に
は128Bを出力すると共に、ヘッダレジスタ700に
格納されたデータ長603の初期値より128Bを減算
した値を保持する。ヘッダレジスタ700に格納された
データ長603が128Bより小さい場合にはそのまま
データ長を出力すると共に、制御回路731に転送の終
了を通知する。減算器920より出力された値は、セレ
クタ922を介して、ヘッダレジスタ700のデータ長
603にセットされる。一方、加算器910は、ヘッダ
レジスタ700のシリアル番号606の初期値(”
0”)1を加え、これを保持すると共に、ヘッダレジス
タ700のシリアル番号606にセットする。次に、制
御回路731は、送信指示信号750にデータパケット
の送信指示を出力し、また、転送の終了を通知されてい
る場合には、加えて、ROOMパケットの転送を指示し
処理を終了する。これを受けた送信制御回路137は、
受信制御回路136が受信中でなく、かつ、バイパスF
IFO125が空になった時点で、送信FIFO制御回
路132を介して送信FIFOメモリ123のデータパ
ケットのデータ部605のデータを、ヘッダレジスタ7
00のデータ長分読み出し、これと、ヘッダレジスタ7
00のヘッダの情報によりデータパケットを構築し、次
のデータ処理装置に転送する。また、ROOMパケット
の転送を指示されている場合には、データパケットの送
信後に、これをROOMパケットレジスタ710より受
け取り送信する。
【0052】ヘッダレジスタ700に格納されたデータ
長603の初期値が128Bより大きい場合には、RO
OMパケットを転送するまで、以下の処理を繰り返す。
【0053】減算器920は、保持した値が、128B
より大きい場合には128Bを出力すると共に、この値
より再度128Bを減算しその値を保持する。保持した
値が、128Bより小さい場合には保持した値を出力す
る共に、制御回路731に、転送の終了を知らせる。減
算器920より出力された値は、セレクタ922を介し
て、ヘッダレジスタ700のデータ長603にセットさ
れる。一方、加算器910は、保持した値に1を加え、
これを保持すると共に、ヘッダレジスタ700のシリア
ル番号606にセットする。制御回路731は、送信指
示信号750に送信指示を出力する。また、転送の終了
を通知されている場合には、加えて、ROOMパケット
の転送を指示する。これを受けた送信制御回路137
は、送信FIFO制御回路132を介して送信FIFO
メモリ123のデータパケットのデータ部605のデー
タを、ヘッダレジスタ700のデータ長分読み出し、こ
れと、ヘッダレジスタ700のヘッダの情報によりデー
タパケットを構築し、次のデータ処理装置に転送する。
また、ROOMパケットの転送を指示されている場合に
は、データパケットの送信後に、これをROOMパケッ
トレジスタ710より受け取り送信する。
【0054】以上の転送動作を各データ処理装置におい
て行うことにより、データ処理装置間の転送は、図8に
示すように行われることになる。
【0055】図8aは、データ処理装置100が、RO
OMパケット600aを送信した時点のようすを示して
いる。このデータ処理装置100が送信したROOMパ
ケット600の宛先ノ−ド番号612はデータ処理装置
100に割り当てられたノ−ド番号#0、発信ノ−ド番
号615も宛先ノ−ド番号612と同じ#0とすること
により値論理的に無意味な値とし、CNT614は8k
B、予約ビット613は0となっている。
【0056】図8bは、このROOMパケット600a
を受け取ったデータ処理装置が、2kBのデータ605
を格納したデータパケットをデータ処理装置100に送
信した後に、ROOMパケット600aを送信した時点
のようすを示している。この時点で、ROOMパケット
600の宛先ノ−ド番号612、発信ノ−ド番号61
5、予約ビット613に変化は無いが、CNT614は
2kBのデータをデータ処理装置に送信したので6kB
となっている。
【0057】図8cは、同様に、このROOMパケット
600aを受け取ったデータ処理装置300が、4kB
のデータ605を格納したデータパケットをデータ処理
装置100に送信した後に、ROOMパケット600a
を送信した時点のようすを示している。この時点で、R
OOMパケット600の宛先ノ−ド番号612、発信ノ
−ド番号615、予約ビット613に変化は無いが、C
NT614はさらに4kBのデータをデータ処理装置1
00に送信したので2kBとなっている。
【0058】図8dは、データ処理装置100に対して
4kBのデータ送信要求を持っていたデータ処理装置4
00が、図8cに示したROOMパケット600aを受
け取った後、ROOMパケット600aの内容を変更し
て送信した時点のようすを示している。データ処理装置
400は、CNT614の値はデータ処理装置400が
送信を要求するデータの容量より小さいので、データパ
ケットの転送を行わずに、次回の優先的な送信を予約す
るために、発信ノ−ド番号615、予約ビット613を
セットしてROOMパケット600aを送信する。した
がい、この時点において、ROOMパケット600の宛
先ノ−ド番号612、CNT614に変化はないが、発
信ノ−ド番号615はデータ処理装置400を示す#
3、予約ビット613は”1”となっている。
【0059】この後、データ処理装置100の受信FI
FOメモリ124に空きが生じると、データ処理装置
は、ROOMパケット600aのCNT614の値を大
きくして送信する。しかし、発信ノ−ド番号615はデ
ータ処理装置400を示す#3、予約ビット613は”
1”にセットされているので、データ処理装置400を
除くデータ処理装置はデータをデータ処理装置100に
送信するこはできない。よって、次回、データ処理装置
にデータを転送するのはデータ処理装置400となる。
さて、データ処理装置400は、データの転送と共に、
ROOMパケット600aの予約ビットを初期化し、送
信する。これで、CNT614の許す化ぎりにおいて、
任意のデータ処理装置がデータ処理装置100にデータ
を転送することのできる図8aの状態に復帰する。
【0060】以上説明してきたように本第1実施例によ
れば、バイパスFIFOメモリ125の大きさがパケッ
トの最大長よりも大きく、かつ、パケットの受信が送信
よりも優先されているため、バイパスFIFOメモリ1
25の溢れによりパケットデータが失われることはな
い。また、受信FIFOのオ−バフロ−によるパケット
の喪失を防ぐことができる。よって、受信可能常状態確
認のためのハンドシェイクによるオ−バ−ヘッドを生じ
ることがなく、また、パケットの喪失に起因するパケッ
トの再送処理も発生しない。すなわち、複数のデ−タ処
理装置間をコネクションレス型の通信路で結合した高速
ネットワークにおいて、ハードウエアレベルでのパケッ
ト廃棄の頻発によるソフトレベルの再送処理のためスル
ープットの大幅低下を防ぐことができる。
【0061】また、さらに、前述したように、予約bi
t613に’1’がセットされており、かつ、発信ノ−
ド番号が自ノ−ド番号と一致しないているROOMパケ
ット610を受信した転送制御回路130は、送信要求
があり、データパケット600の宛先ノード番号と一致
している場合でも、CNT614がデータパケット60
0のデータ長603より大きい場合でも(CNT614
がMTUより大きいか小さいかにかかわりなく)、RO
OMパケット610をそのまま転送し、データパケット
600の転送は行なわない。これにより、最後にROO
Mパケット610を利用できなかったノードが次回に必
ず送信することができる。
【0062】なお、受信側データ処理装置の転送制御回
路において、データパケット600を受信したときに、
現在の受信FIFO124の空き容量値とデータパケッ
ト600のデータ長603を比較し、データパケット6
00のデータ長603を比較し、データパケット600
のデータ長603の方が大きい場合は、エラーが発生し
ていることを示しているので、バス制御回路121を介
して、プロセッサ102に対し障害通知の割り込みを発
生するようにしてもよい。
【0063】また、以上の実施例では、送信CNT値制
御回路134と受信CNT値制御回路133を別個に設
けた例を示したが、送信CNT値制御回路134と受信
CNT値制御回路133の制御回路やROOMパケット
レジスタや比較器等を両者で共用することにより、これ
らを統合するようにしてもよい。
【0064】また、本実施例では、各データ処理装置を
結ぶクロック信号線とフラグ信号線とデータ信号線を別
個に設ける場合について示したが、これらは、たとえば
光フィバや同軸ケ−ブル等を用いたシリアル伝送路につ
いても同様に適用することができる。また、一般のネッ
トワ−クシステムについて同様に適用することができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
デ−タ処理装置間をコネクションレス型の通信路で結合
したネットワークシステムであって、受信バッファメモ
リのオ−バ−フロ−を未然に防ぐことのできるネットワ
−クシステムを提供することができる。
【0066】また、このようなネットワ−クシステムに
おいて、各装置の送信機会の公平さを保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデータ処理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る転送制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施例で用いるパケットの構成を示す
説明図である。
【図4】本発明の実施例に係る転送制御装置の動作手順
を示すフロ−チャ−トである。
【図5】本発明の実施例に係る受信CNT値制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例に係る送信CNT値制御回路の
第1の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例に係る送信CNT値制御回路の
第2の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に実施例に係るデータ処理システムの転
送動作を示す説明図である。
【符号の説明】
100、200、300、400 デ−タ処理装置 102 命令プロセッサ(IP) 104、105 入出力装置(IOP) 103 主記憶装置(MS) 106 プロセッサバス 107 I/Oバス 121 バス制御回路 120 転送制御装置 123 送信FIFOメモリ 124 受信FIFOメモリ 130 転送制御回路 131 受信FIFO制御回路 132 送信FIFO制御回路 135 バイパスFIFO制御回路 133 受信CNT値制御回路 134 送信CNT値制御回路 136 受信制御回路136 137 送信制御回路137
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 彰一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 林 剛久 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 源馬 英明 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータ処理装置間をリング状にパケ
    ットを伝送する通信路で、前記複数のデータ処理装置を
    接続したリング型ネットワークシステムであって、 各データ処理装置は、パケットの送受信を制御する転送
    制御部と、受信したパケットのデータを一旦格納する受
    信バッファと、前記受信バッファに格納されたデータを
    取り込んで処理し、自装置を発信元とするデータパケッ
    トを前記転送制御部に送る処理装置とを有し、 前記転送制御部は、各データ処理装置によって順次中継
    されることにより前記リング上を巡回する、残容量値フ
    ィールドを有する自装置に対応づけたフロー制御用パケ
    ットを生成して送信する手段と、 自装置に対応するフロー制御用パケットの前記残容量値
    フィールドの値を、自装置の前記受信バッファの現在の
    空き容量値を示すように更新して中継する手段と、 データ転送用のデータパケットの自装置を発信元とする
    送信を、当該データパケットの宛先に対応するフロー制
    御パケットの前記残容量値フィールドの値が、データパ
    ケットによって送信するデータ量以上であった場合にの
    み行う手段と、 データ転送用のデータパケットの自装置を発信元とする
    送信を行う場合に、併せて、当該データパケットの宛先
    に対応するフロー制御パケットの前記残容量値フィール
    ドの値を、当該値からデータパケットによって送信する
    データ量を差し引いた値に変更して中継する手段とを有
    することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のネットワークシステムであ
    って、 各データ処理装置の前記転送制御部は、データ転送用の
    データパケットの自装置を発信元とする送信が、当該デ
    ータパケットの宛先に対応するフロー制御パケットの前
    記残容量値フィールドの値が、データパケットによって
    送信するデータ量以上でないために行えなかったとき
    に、当該データパケットの宛先に対応するフロー制御パ
    ケットに送信を予約する旨の情報を格納して中継する手
    段と、 フロー制御パケットに他装置の送信の予約の旨の情報が
    格納されている場合に、当該フロー制御パケットに対応
    する装置を宛先とする、自装置を発信元とするデータパ
    ケットの送信を抑止する手段と、 データ転送用のデータパケットの自装置を発信元とする
    送信を行う場合に併せて、当該データパケットの宛先に
    対応するフロー制御パケットの前記残容量値フィールド
    の値を、当該値からデータパケットによって送信するデ
    ータ量を差し引いた値に変更すると共に、当該フロー制
    御パケットに自装置の送信の予約の旨の情報が格納され
    ている場合には、これを削除して中継する手段とを有す
    ることを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のネットワークシステムであ
    って、 前記転送制御部は、データ転送用のデータパケットの自
    装置を発信元とする送信を行う場合に、データパケット
    のデータ量が、所定値より大きい場合には、当該データ
    パケットを、前記所定量以下のデータ量の複数のデータ
    パケットに分解して送信する手段を有することを特徴と
    するネットワ−クシステム。
  4. 【請求項4】受信バッファを備えた複数のデータ処理装
    置間をリング状にパケットを伝送する通信路で、前記複
    数のデータ処理装置を接続したリング型ネットワークシ
    ステムにおいて、データを転送するためのデータパケッ
    トのフローを制御する方法であって、 各データ処理装置毎に、各データ処理装置によって順次
    中継されることにより前記リング上を巡回する、残容量
    値フィールドを有するフロー制御用パケットを設け、 各データ処理装置に、ハードウェアレベルでのパケット
    の送受信を制御する転送制御部と、受信したパケットの
    データを一旦格納する受信バッファと、前記受信バッフ
    ァに格納されたデータを取り込んで処理し、自装置を発
    信元とするデータパケットを前記転送制御部に送る処理
    装置とを設け、 各データ処理装置の転送制御部に、自装置に対応するフ
    ロー制御用パケットの前記残容量値フィールドの値を、
    自装置の前記受信バッファの現在の空き容量値を示すよ
    うに更新して中継させ、 各データ処理装置の転送制御部に、データ転送用のデー
    タパケットの自装置を発信元とする送信を、当該データ
    パケットの宛先に対応するフロー制御パケットの前記残
    容量値フィールドの値が、データパケットによって送信
    するデータ量以上であった場合にのみ行わせることを特
    徴とするネットワークシステムのフロー制御方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載のフロー制御方法であって、 各データ処理装置の前記転送制御部に、データ転送用の
    データパケットの自装置を発信元とする送信が、当該デ
    ータパケットの宛先に対応するフロー制御パケットの前
    記残容量値フィールドの値が、データパケットによって
    送信するデータ量以上でないために行えなかったとき
    に、当該データパケットの宛先に対応するフロー制御パ
    ケットに送信を予約する旨の情報を格納して中継させ、 フロー制御パケットに他装置の送信の予約の旨の情報が
    格納されている場合に、当該予約の旨を格納したデータ
    処理装置以外の、データ処理装置の転送制御部に、当該
    フロー制御パケットに対応する装置を宛先とする、自装
    置を発信元とするデータパケットの送信を抑止させるこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  6. 【請求項6】複数のデータ処理装置間をリング状にパケ
    ットを伝送する通信路で、前記複数のデータ処理装置を
    接続したリング型ネットワークシステムであって、 各データ処理装置は、前記転送通信路を用いた他データ
    処理装置との間のデータ転送用パケットであるデータパ
    ケットと、各データ処理装置毎に対応して個々に設けら
    れたフロー制御用のフロー制御用パケットの通信を制御
    する転送制御部と、受信したパケットのデータを一旦格
    納する受信バッファと、自装置から発信するデータパケ
    ットのデータを格納する送信バッファと、前記受信バッ
    ファに格納されたデータを取り込んで処理し、他装置に
    転送するデータパケットを前記送信バッファに格納する
    処理装置とを有し、 前記フロー制御用パケットは対応するデータ処理装置の
    前記受信バッファの空き容量の値を記述する残容量値フ
    ィールドを有し、 前記転送制御部は、パケットを前記リング上の上流側に
    隣接する装置より受信し、受信したパケットが自装置宛
    のデータパケットであった場合に、当該データパケット
    のデータを前記受信バッファに格納する受信制御手段
    と、パケットを前記リング上の下流側に隣接する装置へ
    送信する送信制御手段と、前記受信制御手段が受信した
    パケットが他装置宛のデータパケットであった場合に、
    当該データパケットの前記送信制御手段よりの送信を制
    御する手段と、前記受信制御手段が受信したパケットが
    自装置に対応するフロー制御用パケットであった場合
    に、当該フロー制御用パケットの前記残容量値フィール
    ドの値を、自装置の前記受信バッファの現在の空き容量
    値を示すように更新し、更新したフロー制御用パケット
    ノ前記送信制御手段よりの送信を制御する受信側フロー
    制御手段と、前記受信制御手段が受信したパケットが前
    記送信バッファに格納されたデータパケットの宛先の装
    置に対応するフロー制御用パケットであった場合に、前
    記送信バッファに格納されたデータパケットによって転
    送するデータの量と受信したフロー制御用パケットに記
    述された前記残容量値フィールドの値を比較し、前記デ
    ータの量が前記残容量値以下であった場合に、前記送信
    バッファに格納されたデータパケットの前記送信制御手
    段よりの送信を制御する共に、受信したフロー制御用パ
    ケットの前記残容量値フィールドの値を、受信時の前記
    残容量値フィールドの値から前記データの量を差し引い
    た値に変更し、変更したフロー制御用パケットの前記送
    信制御手段よりの送信を制御し、前記受信制御手段が受
    信したパケットが前記送信バッファに格納されたデータ
    パケットの宛先の装置に対応するフロー制御用パケット
    でない場合に、当該フロー制御用パケットの送信制御手
    段よりの送信を制御する送信側フロー制御手段とを有す
    ることを特徴とするネットワークシステム。
  7. 【請求項7】請求項6記載のネットワークシステムであ
    って、 前記フロー制御用パケットは、予約用フィールドを有
    し、 前記受信制御手段が受信したパケットが前記送信バッフ
    ァに格納されたデータパケットの宛先の装置に対応する
    フロー制御用パケットであって、前記データの量が前記
    残容量値以下であった場合にも、受信した前記フロー制
    御用パケットの予約用フィールドに送信予約の旨と他の
    装置の識別が記述されている場合には、受信したフロー
    制御用パケットの前記送信制御手段よりの送信のみを制
    御し、 前記受信制御手段が受信したパケットが前記送信バッフ
    ァに格納されたデータパケットの宛先の装置に対応する
    フロー制御用パケットであって、前記データの量が前記
    残容量値より大きい場合には、受信した前記フロー制御
    用パケットの予約用フィールドに送信予約の旨と自装置
    の識別をセットし、セットしたフロー制御用パケットの
    前記送信制御手段よりの送信を制御し、 前記受信制御手段が受信したパケットが前記送信バッフ
    ァに格納されたデータパケットの宛先の装置に対応する
    フロー制御用パケットであって、前記データの量が前記
    残容量値以下である場合であって、受信した前記フロー
    制御用パケットの予約用フィールドに送信予約の旨と自
    装置の識別がセットされている場合には、前記送信バッ
    ファに格納されたデータパケットの前記送信制御手段よ
    りの送信を制御し、受信したフロー制御用パケットの前
    記残容量値フィールドの値を、受信時の前記残容量値フ
    ィールドの値から前記データの量を差し引いた値に変更
    すると共に前記予約用フィールドを所定の初期値に変更
    し、変更したフロー制御用パケットの前記送信制御手段
    よりの送信を制御することを特徴とするネットワークシ
    ステム。
  8. 【請求項8】パケットの送受信を制御する転送制御部
    と、受信したパケットのデータを一旦格納する受信バッ
    ファとを有する転送制御装置であって、 残容量値フィールドを有する自装置に対応づけたフロー
    制御用パケットを生成して送信する手段と、 自装置に対応するフロー制御用パケットを受信した場合
    に、当該フロ−制御用パケットの前記残容量値フィール
    ドの値を、自装置の前記受信バッファの現在の空き容量
    値を示すように更新して中継する手段と、 データ転送用のデータパケットの自装置を発信元とする
    送信を、当該データパケットの宛先に対応するフロー制
    御パケットを受信し、かつ、当該フロ−制御用パケット
    の前記残容量値フィールドの値が、データパケットによ
    って送信するデータ量以上であった場合にのみ行う手段
    とを有することを特徴とする転送制御装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の転送制御装置であって、 前記転送制御装置は、データ転送用のデータパケットの
    自装置を発信元とする送信を行う場合に、データパケッ
    トのデータ量が、所定値より大きい場合には、当該デー
    タパケットを、前記所定量以下のデータ量の複数のデー
    タパケットに分解して送信する手段を有することを特徴
    とするネットワ−クシステム。
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