JPH0627616Y2 - 横型含浸槽 - Google Patents

横型含浸槽

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JPH0627616Y2
JPH0627616Y2 JP9657088U JP9657088U JPH0627616Y2 JP H0627616 Y2 JPH0627616 Y2 JP H0627616Y2 JP 9657088 U JP9657088 U JP 9657088U JP 9657088 U JP9657088 U JP 9657088U JP H0627616 Y2 JPH0627616 Y2 JP H0627616Y2
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JP
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impregnation tank
horizontal
impregnation
tank
opening
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JPH02140930U (ja
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亨 安田
昇司 青野
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YOUTHENGINEERING CO.,LTD.
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YOUTHENGINEERING CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は焼結金属物品又は鋳造品のような有孔性物体の
封孔処理を行なう場合に好適に用いることのできる横型
含浸槽に関する。
〈従来の技術〉 焼結金属物品、鋳造物品等の有孔性物品に、例えば有機
モノマー系の含浸液を含浸させ、その細孔部に含浸液を
充填固着させることによって有孔性物品を均質化させる
含浸操作は、通常次のように行なわれる。
すなわち、焼結金属物品や鋳造物品等の被含浸物を耐圧
槽内に置いた後、この耐圧槽を真空にして被含浸物の細
孔から空気を排除する。この脱気操作に次いで真空下の
耐圧槽内に含浸液を供給して被含浸物を浸漬させ、その
細孔中へ含浸液を充填させる。この細孔中への含浸液の
含浸充填をより完全にするために、被含浸物を含浸液に
浸漬した後に、耐圧槽内の圧力を常圧に戻した後、更
に、例えば2〜3気圧程度の圧力まで加圧する。この後
に、含浸液を耐圧槽から排出し、被含浸物の表面に付着
残存している含浸液を自然流下、あるいは回転方式の液
回収機によって除去回収する。
このような含浸操作には、被含浸物体の含浸槽への搬出
入を自動機械化するのに好適であるとして、横型含浸槽
が用いられている。横型含浸槽を具備する含浸装置とし
ては、例えば次のようなものが例示される。すなわち、
被含浸物体を収容する横型含浸槽が設置され、この横型
含浸槽は両端部に密閉扉が開閉自在に装着され、上部に
真空ポンプおよび空気圧縮機が開閉弁を介して接続され
ると共に、下部に有機モノマー系含浸液の貯溜槽が開閉
弁を介して連結されている。更に横型含浸槽下部に被含
浸物体を胴長方向に移行せしめるローラー等の移送手段
が具備されている。また、この横型含浸槽の両外側方に
コンベア等の搬送手段が移動可能に設けられ、この搬送
手段が前記密閉扉の開放時に前記の移送手段の両端に接
続させるよう設けられた含浸装置等が好適に用いられて
いる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述のような横型含浸槽は、竪型含浸槽に比し各種の利
点を有し、含浸操作に好んで用いられているが、横型含
浸槽には竪型含浸槽使用時には遭遇しない不可避的な解
決されねばならない課題、すなわち含浸操作後の開扉時
の含浸液の液だれ現象が不可避的であり、含浸液の損失
を招くばかりでなく、含浸装置およびその周辺の床部を
汚染するという問題点がある。
したがって、このような課題を解決する好適な横型含浸
槽の出現が待望されていた。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は含浸槽の両端開口部の下端部を前記槽の水平胴
部の下端位置より上方に位置するよう設けた含浸槽を提
供して上記課題を解決しようとするものである。
本考案の横型含浸槽は、密閉扉(11)(12)が両端に開閉自
在に装着された実質的に左右対称形状の横型含浸槽であ
って、その含浸槽(1)の両端開口部のフランジ面(16)(1
7)はそれぞれ垂直線に対して下方に開き角(α)を有して
設けられ、しかも前記開口部の最下部(a)が前記含浸槽
の水平銅部の最下部(b)より上方位置に設けられてなる
両端開口部(22)(23)を具備することを特徴としている。
〈作用〉 上記のような構成からなる本考案の横型含浸槽は、この
含浸槽の両端開口部がやや上向きであるから、開閉角度
が小さくてすみ開閉し易く、密閉扉の自重により密閉性
も高まる。また内部も覗きやすい。更に、両端開口部の
下端部が前記含浸槽の最下部位置より上方に位置するよ
うに形成されているから、含浸液は水平胴部の底部のみ
にとどまって両端開口部(22)(23)方向へ移動するのが規
制されて含浸操作後の開扉時に生じていた液だれ現象が
防止される。
〈実施例〉 以下、図面に基づいて本考案の横型含浸槽の実施例をよ
り具体的に説明する。但し、本考案は以下の実施例に限
定されるものではない。
第1図は本考案に係る横型含浸槽を具備した含浸装置を
示す正面図であり、第2図は同装置の開扉時における胴
部縦断面図である。図にみられるように本考案に係る横
型含浸槽(1)は、含浸槽貯槽(2)の上方に位置している。
本考案に係る横型含浸槽(1)は、水平胴部(15)、両端開
口部(22)(23)、開閉自在に設けられた密閉扉(11)(12)等
からなっている。密閉扉(11)(12)には頭部にアーム(13)
(14)が付設されており、このアームはそれぞれ開閉手段
(20)(21)に連結されてその開閉手段により密閉扉(11)(1
2)の開閉を自在に操作する。含浸槽(1)の両端開口部の
フランジ(16)(17)の各面はそれぞれ垂直線に対して下方
に15°の開き角(α)を有して設けられている。また、含
浸槽(1)の両端開口部(22)(23)の最下部(a)が水平胴部(1
5)の最下部(b)より上方位置に設けられている。したが
って、両端開口部(22)(23)の最下部(a)は、水平胴部(1
5)の最下部(b)より上方向へ持ち上げられた形となるの
で、前記扉の開放時における液だれが防止できる。上記
開き角(α)の大きさはあまりに大きすぎると横型含浸
槽底部に被含浸物体を胴長方向に移行させるローラー等
の移送手段を設ける際の有効開口面積が減少し、その移
送手段の設置に支障を来たすことになり好ましくない。
また、前記開き角(α)が小さすぎると実質的に前記液
だれの防止が不完全なものとなり好ましくない。通常15
°近傍の角度に前記開き角(α)を選定することが好適
である。15°近傍の角度に前記開き角(α)が選定され
る場合においてさえ密閉扉が開放状態から閉塞状態に至
った時、その扉の自重が密閉力の一部として有効に作用
し得る効果が得られる。
図に示す含浸槽の水平胴部(15)は円筒状であり、非水平
胴部に属する両端開口部(22)(23)は水平胴部(15)の円形
断面形状と同一形状の開口部となっており、この含浸槽
は全体として円筒構造で構成されている。含浸操作は含
浸前における有孔性物体の細孔内の排気、更に要すれ
ば、加圧含浸操作がなされるので含浸槽は耐圧性の良好
な円筒構造にしているのである。
このような装置を用いた含浸操作は、通常たとえば次の
ように行なわれる。すなわち、含浸に先だち被含浸物が
内外通液可能なバスケット等の容器に収容されて、横型
含浸槽下部に胴方向への前記容器の移行のために設けた
ローラー等の移送手段(図示せず)により含浸槽(1)内
に搬入される。次いで、真空ポンプ(図示せず)に連結
され、含浸槽(1)上部に接続されているパイプを経て、
含浸槽(1)内の空気が排気されて、真空に近い低圧にさ
れる。続いて、含浸槽(1)の底部に接続されたパイプに
設けたバルブ(21)が調整開放され、含浸液貯槽(2)内の
含浸液がパイプから含浸槽(1)内へ圧力差により送液さ
れる。この送液終了後に含浸槽(1)内に空気が供給され
て常圧に復され、更に圧縮空気が供給され、この含浸槽
(1)内は、約3気圧程度の加圧状態に保持される。この
ようにして、被含浸物の細孔中への含浸液に浸透をより
完全なものにする。そして、含浸操作に続いて前記槽内
の含浸液は開閉手段(12)のバルブ全開により含浸液貯槽
(2)内へ排出される。
本考案の含浸槽(1)は、実質的に左右対称形状であるこ
とを先に述べた。これは横型含浸槽(1)において、水平
胴部(15)の最下部(b)に比し、両端開口部(22)(23)の最
下部(a)(a)がより上方位置に配される構成となっている
ために、前記のように横型含浸槽(1)の底部に被含浸物
を胴長方向に移行させるローラーまたは板状物等の搬送
部材を設ける場合、前記両開口部の最下部(a)(a)が水平
位置に配されて、前記搬送部材の設置が可能となる。
〈考案の効果〉 以上の詳細な説明から明らかなように、本考案に係る横
型含浸槽は含浸操作後の開扉時の液だれを防止した有益
なものであり、含浸液の損失の減少、装置および環境の
汚染防止等の優れた効果を奏するものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の横型含浸槽の側面図であり、第2図は
同装置の開扉時における胴部縦断面図である。 (1)……横型含浸槽、(2)……含浸液貯槽 (11)(12)……密閉扉、(13)(14)……アーム (15)……含浸槽の水平胴部、(16)(17)……フランジ面 (20)(21)……開閉手段、(22)(23)……両端開口部 (a)……開口部の最下部、(b)……水平胴部の最下部 (α)……開き角

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉扉(11)(12)が両端に開閉自在に装着さ
    れた実質的に左右対称形状の横型含浸槽であって、該含
    浸槽(1)の両端開口部のフランジ面(16)(17)はそれぞれ
    垂直線に対して下方に開き角(α)を有して設けられ、し
    かも前記開口部の最下部(a)が前記含浸槽の水平胴部の
    最下部(b)より上方位置に設けられてなる両端開口部(2
    2)(23)を具備することを特徴とする横型含浸槽。
JP9657088U 1988-07-20 1988-07-20 横型含浸槽 Expired - Lifetime JPH0627616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9657088U JPH0627616Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 横型含浸槽

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JP9657088U JPH0627616Y2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 横型含浸槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02140930U JPH02140930U (ja) 1990-11-26
JPH0627616Y2 true JPH0627616Y2 (ja) 1994-07-27

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ID=31645766

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